JP2000283216A - 上下振動制振装置 - Google Patents

上下振動制振装置

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JP2000283216A
JP2000283216A JP11092170A JP9217099A JP2000283216A JP 2000283216 A JP2000283216 A JP 2000283216A JP 11092170 A JP11092170 A JP 11092170A JP 9217099 A JP9217099 A JP 9217099A JP 2000283216 A JP2000283216 A JP 2000283216A
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JP
Japan
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base frame
weight
fixed
elastic body
vertical vibration
Prior art date
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Pending
Application number
JP11092170A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Komi
俊夫 小見
Minoru Taikai
実 大開
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd filed Critical Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
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  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下に余りスペースのない場所において
も設置できるようにした上下振動制震装置を提供する。 【解決手段】 ベースフレーム12と、該ベースフレー
ム12上方に平行して配置された重錘とを湾曲した帯状
弾性体13で連結し、装置の高さを低くして、僅かな高
さのスペースで上下方向の振動を緩和することができる
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風や交通による橋
梁の上下振動や、柱と柱とのスパンが長い広いフロアー
で人の歩行による上下振動等を低減する上下振動制振装
置に関し、中でも上下方向にスペースの取れない場所に
設置するための比較的扁平形状の制振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されている上下振動制振装
置は、建造物の固有振動数と一致するように調節した、
重錘とばねとダンパーとが上下方向に作用するように構
成されている。
【0003】その一例として特開平6−17875号公
報に開示されているものは、図3に示すように、水平基
台1と直立柱2とから成るフレーム3を有しており、直
立柱2には水平基台1から間隔をおいてピボットピン4
を介して旋回自在であるアーム5をほぼ水平に配置し、
アーム5の上には重錘6を固定自在に配置すると共に、
アーム5と水平基台1との間にほぼ垂直なばね7を配置
し、直立柱2には、アーム5から間隔をおいて水平梁8
を配置し、この水平梁8とアーム5との間にほぼ垂直な
追加のばね9を配置し、更にアーム5と水平基台1との
間にダンパ10を配置したものである。
【0004】そしてばね7,9に予め撓みを与えておく
ことにより、動変位の方向には無関係に荷重−撓み曲線
が線形になる上下振動制振装置として作用するようにし
たものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示したような従来の上下振動制振装置は高さが高くなる
ため、上下に余りスペースのない場所に設置できない問
題があった。
【0006】本発明は、このような問題を解決し、上下
に余りスペースのない場所においても設置できるように
した上下振動制振装置を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ベー
スフレームと、該ベースフレーム上方に平行して設置さ
れた重錘とを、湾曲した帯状弾性体で連結してなること
を特徴とする上下振動制振装置に係るもので、帯状弾性
体をもって平たいベースフレームとその上方に平行に配
置した重錘とを固定しているため、僅かな高さのスペー
スで上下方向の振動を緩和することができるようにな
る。
【0008】請求項2の発明は、ベースフレームと重錘
とに結合された減衰手段を備えたことを特徴とする請求
項1の上下振動制振装置に係るもので、狭い空間で振動
を減衰させることが可能になる。
【0009】請求項3の発明は、ベースフレームと重錘
との間に設けられた弾性調節機構を備えたことを特徴と
する請求項2の上下振動制振装置に係るもので、固有振
動数を調節して最適の制震状態にすることが可能にな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
に基づいて説明する。
【0011】図1は、本発明の実施形態の一例を示す正
面図、図2は、図1の平面図であって、建造物等の躯体
11には、平たい長方形のベースフレーム12が図示し
ないアンカーボルトで固定されており、ベースフレーム
12の上方には、薄板のばね鋼より成る複数の帯状弾性
体13が、次に説明するように配置されている。
【0012】帯状弾性体13は中間部が水平方向に平ら
になっていて、ベースフレーム12の表面と平行で、し
かもベースフレーム12の左右方向および奥行き方向に
対して対称的な位置になるように配置されており、帯状
弾性体13の両端部は下方へ直角に屈曲されて、ベース
フレーム12の外周部に固定されている。
【0013】帯状弾性体13のベースフレーム12の表
面と平行している中間部の下面には、偏平な形状の重錘
14が固定されており、この重錘14の下面にも、偏平
な形状の重錘15が固定されている。重錘14の図にお
ける左右方向の寸法は、ベースフレーム12の左右方向
の寸法とほぼ同じになっており、重錘14の図における
奥行き方向の寸法は、ベースフレーム12の奥行き方向
の寸法よりも小さくなっている。また重錘15の図にお
ける左右方向および奥行き方向の寸法は、いずれも重錘
14の左右方向および奥行き方向の寸法よりも小さくな
っている。
【0014】図2に示すように、ベースフレーム12の
左右両側に取り付けたブラケット16と、重錘14の左
右両側に取り付けたブラケット17との間には、上下方
向の振動を減衰させるオイルダンパ等の減衰手段18が
結合されており、ベースフレーム12の表面と重錘14
の下面との間には、ベースフレーム12の左右方向およ
び奥行き方向に対して対称的な位置になるように複数の
コイルばね19が介在されており、さらにベースフレー
ム12の表面と重錘14の下面との間には、着脱できる
コイルばねより成る複数の弾性調節機構20が設けられ
ている。この着脱できる弾性調節機構20は、必要に応
じて設置個数を変えることができるものである。
【0015】またベースフレーム12の表面には、重錘
15の図における左右の側面および奥行き方向の側面か
ら若干の間隔をあけるようにして、複数のストッパ21
が固定されている。
【0016】次に、上述した図1、図2に示す装置の作
用を説明する。
【0017】躯体11(図1参照)が上下に振動する
と、ベースフレーム12も躯体11と共に上下に振動
し、これに伴って帯状弾性体13の中間部は上下に撓
み、コイルばね19、弾性調節機構20は伸縮を繰り返
しながら振動のエネルギーを重錘14,15に伝達す
る。
【0018】重錘14は、対称的な位置でベースフレー
ム12との間に介在されているコイルばね19により、
ローリング、ピッチング、ヨーイング等が生じないよう
にされながら上下に振動し、重錘14に伝達された振動
エネルギーはオイルダンパ等の減衰手段18によって減
衰されるようになる。
【0019】また、重錘15も重錘14と一体になって
振動するが、大きな横振動が起きる傾向が生じると、重
錘15の側面がストッパ21に当接するため、重錘15
と共に重錘14の大きな横振動は抑制されるようにな
る。
【0020】弾性調節機構20は、ベースフレーム12
が固定される躯体11の種類によってその設置個数を変
え、重錘14,15が躯体11の持つ固有振動数と一致
する振動をして、躯体11の振動を効果的に減衰させる
ように予め調節しておく。
【0021】なお、上記実施例における帯状弾性体13
は、それぞれが一つの帯状体となっているが、中央部分
をカットして両端の湾曲部だけでベースフレーム12と
重錘14とを連結した状態でもよい。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明は、帯状弾性体の中間部
を平たいベースフレームに平行にして重錘を固定してい
るため、周縁のあいたところに弾性体、ダンパー等を直
立して設置することで装置の高さが低くてすみ、僅かな
高さのスペースで上下方向の振動を緩和することがで
き、上下に余りスペースのない場所に設置できる効果が
ある。又、湾曲した複数の板ばねは、扁平形状の重錘を
ガイドレールを使用せず躯体側からの微弱な振動に対し
ても効率のよい共振を得られる。
【0023】請求項2の発明は、上下に余りスペースの
ない場所で上下振動を減衰させることができる効果があ
る。
【0024】請求項3の発明は、ベースフレームと重錘
との間に設けられた弾性調節機構により、上下振動制震
装置が取り付けてある建造物等の躯体の固有振動とマッ
チさせて、効率的な制震が行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】従来の上下振動制震装置の一例を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
12 ベースフレーム 13 帯状弾性体 14 重錘 18 減衰手段 20 弾性調節機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフレームと、該ベースフレーム上
    方に平行して配置された重錘とを、湾曲した帯状弾性体
    で連結してなることを特徴とする上下振動制振装置。
  2. 【請求項2】 ベースフレームと重錘とに結合された減
    衰手段を備えたことを特徴とする請求項1の上下振動制
    振装置。
  3. 【請求項3】 ベースフレームと重錘との間に設けられ
    た弾性調節機構を備えたことを特徴とする請求項2の上
    下振動制振装置。
JP11092170A 1999-03-31 1999-03-31 上下振動制振装置 Pending JP2000283216A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003106370A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Tokai Rubber Ind Ltd 制振装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003106370A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Tokai Rubber Ind Ltd 制振装置
US6991077B2 (en) 2001-09-28 2006-01-31 Tokai Rubber Industries, Ltd. Vibration damping device

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Effective date: 20001107