JP2000281805A - イオン架橋フィルム及びその製造方法 - Google Patents

イオン架橋フィルム及びその製造方法

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JP2000281805A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生分解性及びリサイクル性に優れ、かつフィ
ルム強度に優れたイオン架橋フィルムを得る。 【解決手段】 カルボキシル基を有する多糖類と、前記
カルボキシル基を架橋する多価金属イオンとで生分解性
のイオン架橋フィルムを構成する。前記カルボキシル基
に対する前記多価金属イオンの当量比は、0.061/
1〜0.11/1である。前記多糖類は、水溶性多糖類
などであってもよく、多価金属イオンは2価の金属イオ
ンなどであってもよい。このようなイオン架橋フィルム
は、カルボキシル基を有する多糖類と、水解離性金属化
合物と、水との混合物をキャスティングし、乾燥させる
ことにより製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性で、かつ
リサイクル可能なイオン架橋フィルム及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】合成高分子は、その化学的安定性のた
め、多方面(例えば、フィルム加工など)で利用されて
いる。これらの合成高分子の多くは、自然界において分
解されないため、その廃棄物は環境問題を引き起こす原
因となっている。このような背景から、近年、自然との
調和を考慮して、自然界において分解するプラスチック
(生分解性プラスチック)の開発が注目されつつある。
【0003】生分解性プラスチックとして、天然高分子
やその類似構造を有する合成高分子(多糖類など)など
を用いた製品(例えば、プラスチックフィルムなど)が
開発されている。しかし、このような高分子を、フィル
ム成形する場合には、強度(破断強度など)などの性質
を付与するのが困難であるとともに、成形性も低い。
【0004】一方、強度を増加させたフィルムには、高
分子架橋フィルムなどがある。しかし、架橋フィルム
は、共有結合により架橋した高分子で構成されているた
め、生分解性が低い。また、再成形が困難であり、リサ
イクル性も低い。
【0005】イオン架橋により高分子を架橋させる方法
が報告されている(Carbohydrate Polymers, Vol.29, N
o.1, p.p.11-16, 1996)。この文献では、ゲランゲルを
1又は2価カチオン(カルシウムカチオンなど)でイオ
ン架橋し、ゲルの強度を改善しており、カチオンとゲラ
ンゲルが有するカルボキシル基との比([カチオン]/
[COO- ])が0.5〜1付近でゲルの強度が最大と
なることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、生分解性及びリサイクル性に優れたイオン架橋フィ
ルム及びその製造方法を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、カルボキシル基含有
多糖類に対する金属イオンの割合が少量であってもフィ
ルム強度に優れたイオン架橋フィルム及びその製造方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意検討の結果、カルボキシル基含有
多糖類に微量の金属化合物を添加するとフィルムの強度
を大きく向上できることを見いだし、本発明を完成し
た。
【0009】すなわち、本発明のイオン架橋フィルム
は、カルボキシル基を有する多糖類で構成され、前記カ
ルボキシル基が多価金属イオンにより架橋されており、
前記カルボキシル基に対する前記多価金属イオンの当量
比は、0.061/1〜0.11/1である。また、前
記イオン架橋フィルムは生分解性である。前記多糖類
は、水溶性多糖類などであってもよく、多価金属イオン
は2価の金属イオンなどであってもよい。
【0010】本発明には、カルボキシル基を有する多糖
類と、水解離性又はイオン解離性多価金属化合物と、水
との混合物をキャスティングし、乾燥させるイオン架橋
フィルムの製造方法も含まれる。
【0011】なお、本明細書中、「水解離性金属化合
物」とは、水又は水を含む水性溶媒に溶解して金属イオ
ンを生じる化合物「イオン解離性金属化合物」を意味す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のイオン架橋フィルムは、
カルボキシル基を有する多糖類で構成されており、前記
カルボキシル基は多価金属イオンにより架橋されてい
る。そのため、前記イオン架橋フィルムは、高い生分解
性を有する。また、イオン架橋しているため、加熱によ
りイオン結合を解除でき、加熱成形により容易にリサイ
クルできる。
【0013】前記多糖類としては、カルボキシル基を有
する限り特に制限されず、種々のベース多糖類(ホモグ
リカン、ヘテログリカンなど)が使用できる。前記ホモ
グリカンとしては、グルカン(セルロース、デンプン、
グリコーゲン、カロニン、ラミナラン、デキストランな
ど)、フルクタン(イヌリン、レバンなど)、マンナン
(ゾウゲヤシマンナンなど)、キシラン(イネワラのキ
シランなど)、ガラクツロナン(ペクチン酸など)、マ
ンヌロナン(アルギン酸など)、N−アセチルグルコサ
ミン重合体(キチンなど)、及びこれらの誘導体などが
例示できる。前記ヘテログリカンとしては、ジヘテログ
リカン(グアラン、コンニャクのマンナン、ヘパリン、
コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸など)、トリヘテロ
グリカン(ゲランガム、メスキットガム、ガッチガムな
どの植物粘質物、ゴム質、細菌多糖類など)、テトラヘ
テログリカン(アラビアゴムなどの粘質物、ゴム質、細
菌多糖類など)、及びこれらの誘導体などが例示でき
る。
【0014】多糖類は、カルボキシル基の他に、例え
ば、−SO3 H,−OSO3 H,−H 2 PO4 などのア
ニオン性基を有していてもよく、さらに、−NH2 ,−
CN,−OH,−NHCONH2 ,−(OCH2
2 )−、−NR3 X(ここで、Rはアルキル基、Xは
ハロゲン原子を示す),SO3 NH2 CO−,−N(S
3H)−などの親水性基を有していてもよい。
【0015】前記カルボキシル基含有多糖類は、多くの
場合、水溶性であり、水溶性多糖類が好ましい。前記多
糖類の具体例としては、ゲランガム、カルボキシル基含
有セルロース[カルボキシメチル基含有セルロース(例
えば、カルボキシメチルセルロース(CMC)、カルボ
キシメチルメチルセルロース、カルボキシメチルエチル
セルロース、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロ
ース、カルボキシメチルヒドロキシプロピルセルロース
など)など]、カルボキシル基含有デンプン(カルボキ
シメチルデンプン(CMS)など)、ペクチン酸及びそ
の誘導体(ペクチン酸ナトリウムなど)、アルギン酸及
びその誘導体(アルギン酸ナトリウムなど)などが挙げ
られる。これらの多糖類は、一種又は二種以上組み合わ
せて使用できる。これらの多糖類のうち、ゲランガムが
好ましい。ゲランガムは、例えば、下記式(1) で表わさ
れるユニットを有している。
【0016】
【化1】
【0017】このようなゲランガムは、優れたゲル化剤
であるとともに、食品添加物として使用されており、安
全性も高い。そのため、ゲランガムを含むフィルムは、
特に有害な金属イオンにより架橋しない限り、生分解さ
れても無害である。
【0018】前記カルボキシル基含有多糖類において、
カルボキシル基の含有量は特に制限されず、例えば、無
水グルコース基1単位当たり0.05〜3(例えば、
0.1〜3)、好ましくは0.1〜2程度の範囲から選
択できる。
【0019】多糖類の平均重合度nは、10〜20,0
00(例えば、50〜20,000)、好ましくは10
0〜20,000(例えば、100〜15,000)、
さらに好ましくは400〜10,000程度である。
【0020】多価金属イオンとしては、前記多糖類が有
するカルボキシル基を架橋可能である限り特に制限され
ず、2〜4価(特に、2〜3価)程度、好ましくは2価
の金属イオンが使用できる。前記金属イオンとしては、
アルカリ土類金属(マグネシウムMg,カルシウムC
a、ストロンチウムSr,バリウムBaなど)、周期表
8族金属(鉄Fe,ルテニウムRuなど)、周期表11
族金属(銅Cuなど)、周期表12族金属(亜鉛Znな
ど)、周期表13族金属(アルミニウムAlなど)など
が例示できる。2価金属イオンとしては、Mg2+,Ca
2+,Sr2+,Ba 2+,Cu2+,Zn2+などが例示でき、
3価金属イオンとしては、Al3+,Fe3+などのイオン
が例示できる。前記金属イオンは一種又は二種以上組み
合わせて使用できる。特に好ましい金属イオンは、Mg
2+,Ca2+などのアルカリ土類金属のカチオンであり、
このような金属イオンを用いることにより、生分解性及
び安全性の高いイオン架橋性フィルムを得ることができ
る。
【0021】前記多価金属イオンのイオン源である水解
離性金属化合物としては、前記金属イオンを構成する金
属の塩、例えば、ハロゲン化物(例えば、塩化マグネシ
ウム、塩化カルシウムなどの塩化物);無機酸塩、例え
ば、過ハロゲン酸塩(例えば、過塩素酸マグネシウム、
過塩素酸カルシウムなどの過塩素酸塩など)、硫酸塩
(例えば、マグネシウムスルホネート、カルシウムスル
ホネートなど)、硝酸塩(例えば、硝酸マグネシウム、
硝酸カルシウムなど)、リン酸塩(例えば、リン酸マグ
ネシウム、リン酸カルシウムなど);有機酸塩、例え
ば、カルボン酸塩(例えば、酢酸マグネシウム、酢酸カ
ルシウムなどの酢酸塩など)などが挙げられる。これら
の金属化合物は、単独又は二種以上組み合わせて使用で
きる。これらの化合物のうち、前記金属の塩化物、硫酸
塩、硝酸塩、酢酸塩などが好ましい。
【0022】なお、必要であれば、アルカリ金属イオン
(リチウムイオン Li+ ,ナトリウムイオン N
+ ,カリウムイオン K+ ,セシウムイオン Cs+
など)などの一価金属イオンを併用してもよい。
【0023】本発明のイオン架橋フィルムでは、多糖類
が有するカルボキシル基に対する金属イオンの割合が微
量であっても、フィルムの強度が高い。前記カルボキシ
ル基に対する前記多価金属イオンの当量比は、0.00
5/1〜0.5/1、好ましくは0.01/1〜0.1
5/1程度である。
【0024】ゲランガムは、通常、カルシウムイオンな
どの金属イオンを微量ながら含んでいる。この予め含有
されている金属イオン及び添加した前記金属イオンの総
量のカルボキシル基に対する当量比は、0.061/1
〜0.11/1、好ましくは0.062/1〜0.1/
1程度である。さらに、前記当量比が0.063/1〜
0.09/1程度であっても、フィルムの引張り強度を
大きく向上できる。なお、金属イオンの割合が多くなる
とフィルム強度が低下し易くなる。なお、多糖類が予め
金属成分を含んでいる場合、前記当量比となるように多
価金属イオンを添加すればよい。
【0025】前記イオン架橋フィルムの膜厚は、例え
ば、1〜1000μm、好ましくは10〜500μm程
度である。本発明のイオン架橋フィルムでは、多糖類の
カルボキシル基が金属イオンにより架橋されているた
め、フィルムに強度を付与できると共に、加熱により軟
化するため、成形や再成形が容易であり、リサイクル性
に優れている。
【0026】前記イオン架橋フィルムには、生分解性及
びリサイクル性を阻害しない範囲で、種々の添加剤(可
塑剤、滑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、充填剤、帯電
防止剤、着色剤など)などを添加してもよい。特に、生
分解性を向上させるためには、脂肪族ポリエステルなど
の生分解性高分子を付加してもよく、アナターゼ型酸化
チタンなどの光分解触媒などを添加してもよい。また、
前記イオン架橋フィルムは、他のフィルムとの積層フィ
ルムなどとして使用してもよい。
【0027】本発明の製造方法は、多糖類のカルボキシ
ル基を前記金属イオンにより架橋し、フィルム状に成形
できる限り、特に制限されず、慣用の方法、例えば、前
記カルボキシル基を有する多糖類と、前記水解離性金属
化合物と、水との混合物をキャスティングし、乾燥させ
る方法などにより行ってもよい。また、例えば、剥離性
を有する基材などに、前記カルボキシル基含有多糖類及
び金属イオンを含む水性混合液を、慣用の方法、例え
ば、ロールコーター、エヤナイフコーター、ブレードコ
ーター、ロッドコーター、バーコーター、コンマコータ
ー、グラビアコーターなどにより塗布又は流延し、乾燥
させて基材から剥離させることにより得てもよい。これ
らのフィルム成形法のうち、特に、キャスティング法
[溶液流延法(ドラム式、バンド式など)]によりフィ
ルム成形するのが好ましい。
【0028】キャスティングに用いるドープの溶媒とし
ては、水単独で用いてもよく、多価金属イオンによるカ
ルボキシル基の架橋を阻害しない範囲で、水に水混和性
の有機溶媒を添加して用いてもよい。このような水混和
性有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノールなどのアルコール類、ア
セトンなどのケトン類、セロソルブ類などが挙げられ
る。
【0029】ドープの濃度は、特に制限されず、例え
ば、多糖類濃度が0.05〜20重量%、好ましくは
0.1〜10重量%(例えば、0.5〜5重量%)程度
の範囲から選択できる。
【0030】
【発明の効果】本発明では、多糖類のカルボキシル基を
金属イオンで架橋しているので、イオン架橋フィルムに
高い生分解性及びリサイクル性を付与できる。また、カ
ルボキシル基に対する金属イオンの割合(当量比)が小
さくとも、フィルム強度(引張り破断強度)を大きく向
上できる。
【0031】
【実施例】以下に実施例に基づいて本発明をより詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0032】なお、実施例及び比較例で得られたフィル
ムの各種特性の評価法は次の通りである。 [引張り破断強度]実施例及び比較例で得られたフィル
ムから試験片(縦80mm×横20mm×厚さ60μ
m)を切り出し、インストロン材料試験機(インストロ
ン社製)により下記の条件で、引張り試験を行い、引張
り破断強度を測定した。
【0033】 チャック間距離:35mm 引張り速度 :1mm/分 温度 :23±1℃ 湿度 :50±5% 実施例 多糖類として、ゲランガム(大日本製薬(株)製,ケル
コゲル(登録商標)(ジェランガム),Ca含量:58
00μg/g,Mg含量:1000μg/g)を用い
た。前記ゲランガム中に含まれるカルシウム及びマグネ
シウムは、前記Ca含量及びMg含量から換算して、1
つのカルボキシル基を有するゲランガムユニット1mo
lに対して、それぞれ0.0937/1(モル比)
[0.0469/1(当量比)]、0.0266/1
(モル比)[0.0133/1(当量比)]であった。
【0034】前記ゲランガムの1重量%水溶液100重
量部に、酢酸カルシウムの0.1重量%水溶液5重量部
を添加してドープを調製した。ドープをキャスティング
マシーンに供給し、支持体上に乾燥後の厚みが60μm
になるようにキャスティングして、25℃で2日間乾燥
させ、支持体から剥離して、さらに乾燥(50℃,2時
間)を行い、イオン架橋フィルムを得た。得られたフィ
ルムについて、前記評価方法に従い、引張り破断強度を
測定した。
【0035】フィルム中のカルボキシル基に対するカル
シウムイオンの当量比を変化させて、上記と同様に評価
を行った。フィルム中のカルボキシル基に対する二価金
属イオン(カルシウムイオン及びマグネシウムイオン)
の当量比と引張り破断強度との関係を図1に示す。
【0036】図1から明らかなように、実施例のフィル
ムは、フィルム中のカルボキシル基に対する二価金属イ
オンの当量比が0.064付近で引張り破断強度が最大
値を示した。また、二価金属イオンの当量比が0.06
4付近では、前記二価金属イオンの当量比が0.060
及び0.12付近のときに比べ、引張り破断強度が大幅
に向上している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例で得られたフィルムにおける二価
金属イオン(カルシウムイオン及びマグネシウムイオ
ン)とカルボキシル基との当量比と引張り破断強度との
関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 5:06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボキシル基を有する多糖類で構成さ
    れたフィルムであって、前記カルボキシル基が多価金属
    イオンにより架橋されており、前記カルボキシル基に対
    する前記多価金属イオンの当量比が、0.061/1〜
    0.11/1であるイオン架橋フィルム。
  2. 【請求項2】 イオン架橋フィルムが生分解性である請
    求項1記載のイオン架橋フィルム。
  3. 【請求項3】 多糖類が、水溶性多糖類である請求項1
    記載のイオン架橋フィルム。
  4. 【請求項4】 多糖類が、ゲランガム、カルボキシル基
    含有セルロース、カルボキシル基含有デンプン、ペクチ
    ン酸、アルギン酸及びこれらの誘導体から選択された少
    なくとも一種である請求項1記載のイオン架橋フィル
    ム。
  5. 【請求項5】 多価金属イオンが2価の金属イオンであ
    る請求項1記載のイオン架橋フィルム。
  6. 【請求項6】 カルボキシル基を有する多糖類と、水解
    離性多価金属化合物と、水との混合物をキャスティング
    し、乾燥させるイオン架橋フィルムの製造方法。
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