JP2000281637A - シアノ安息香酸ハライドの製造方法 - Google Patents

シアノ安息香酸ハライドの製造方法

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JP2000281637A JP11086058A JP8605899A JP2000281637A JP 2000281637 A JP2000281637 A JP 2000281637A JP 11086058 A JP11086058 A JP 11086058A JP 8605899 A JP8605899 A JP 8605899A JP 2000281637 A JP2000281637 A JP 2000281637A
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浩 安田
Kimitaka Oshiro
公孝 大城
Kaneo Nozawa
金男 野沢
Kohei Morikawa
宏平 森川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シアノ安息香酸ハライド化合物を工業的に有
利な方法により高収率、高純度に製造すること。 【解決手段】 シアノベンズアルデヒド化合物を出発原
料としてハロゲン化剤を用いてアルデヒド基を酸ハライ
ド基に変換させることによりシアノ安息香酸ハライド化
合物を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シアノ安息香酸ハ
ライド化合物の製造方法に関する。シアノ安息香酸ハラ
イド化合物は医薬、農薬、液晶、機能性高分子モノマー
などの重要な中間体である。
【0002】
【従来の技術】従来、シアノ安息香酸ハライド化合物
は、対応するシアノ安息香酸化合物を酸ハライド化剤と
反応させて得る方法が提案されている。ここでは代表例
として、p−シアノ安息香酸化合物を酸クロライド化剤
と反応させてシアノ安息香酸クロライド化合物を得る方
法をあげる。酸クロライド化剤としてチオニルクロライ
ド(特公平1−31501号公報)を用いる方法、オキ
ザリルクロライド(Robert J.Weiker
t,et al.、J.Med.Chem.34(19
91)1630)を用いる方法や五塩化リン(Raff
aello Fusco,et al.、Ann.Ch
im(Rome),42(1952)94)を用いる方
法が提案されている。
【0003】これらの方法には、下記に示す問題点があ
り、工業的に実施する際には、必ずしも有利な方法とは
いえない。すなわち、チオニルクロライドを用いる方法
は、大気汚染の原因となる二酸化硫黄を副生するので、
この二酸化硫黄の分離無毒化処理にコストがかかるとい
う問題点を持っている。オキザリルクロライドを用いる
方法もまた大気汚染の原因となる一酸化炭素を副生する
のでこれの無毒化処理にコストがかかるという問題点を
持っている。また五塩化リンを用いる方法は、リンを含
む副生物を生成し、このリンを含む副生物は、湖沼河川
などの富栄養化源となり環境汚染の原因となるので適切
な処理をした後に廃棄する必要がある。このように、従
来知られているシアノ安息香酸ハライド化合物の製造方
法は、副生物の分離無毒化の処理に困難を伴ったり、ま
た反応後に副生物を廃棄するにあたり環境負荷を減ずる
ための処理にコストがかかるという問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる状況
に鑑みてなされたものであり、従来の問題点を解決した
シアノ安息香酸ハライド化合物の改善された製造方法を
提供することを目的とする。すなわち、本発明の目的
は、環境に対する負荷が小さく、副生物の無毒化が容易
であり、工業的に高収率且つ高純度にシアノ安息香酸ハ
ライド化合物を製造できるシアノ安息香酸ハライド化合
物の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、シアノベ
ンズアルデヒド化合物を出発原料として、ベンゼン環上
のシアノ基を損なうことなくアルデヒド基(−CHO)
を酸ハライド基(−COY:Yは塩素原子または臭素原
子を表す)に変換することにより、上記目的を達成する
ことができた。本発明のシアノベンズアルデヒド化合物
を出発原料として、シアノ安息香酸ハライド化合物を製
造方法する方法はこれまで全く知られていない方法であ
る。すなわち、本発明は以下の発明に関する。 [1]シアノベンズアルデヒド化合物のベンゼン環上の
シアノ基を損なうことなく、アルデヒド基を酸ハライド
基に変換させることを特徴とするシアノ安息香酸ハライ
ド化合物の製造方法。 [2]アルデヒド基をハロゲン化剤を用いて酸ハライド
基に変換させる[1]に記載のシアノ安息香酸ハライド
化合物の製造方法。 [3]反応をラジカル開始剤の存在下で行わせる[2]
に記載のシアノ安息香酸ハライド化合物の製造方法。 [4]ハロゲン化剤が塩素であり酸ハライド基が酸クロ
ライドである[2]または[3]に記載のシアノ安息香
酸ハライド化合物の製造方法。 [5]シアノベンズアルデヒド化合物が下記一般式
(I)
【化3】 (式中、−CHOと−Xはベンゼン環上の置換基を表わ
し、−CHOは−CNのメタ位あるいはパラ位であり、
Xは塩素原子またはフッ素原子を表わし、nは0ないし
4の整数を表わす。ただしnが2以上の場合、Xは同一
であっても異なっていても良い。)で表される化合物で
あり、シアノ安息香酸ハライド化合物が、下記一般式
(II)
【化4】 (式中、−COYと−Xはベンゼン環上の置換基を表わ
し、−COYは−CNのメタ位あるいはパラ位であり、
Xは塩素原子またはフッ素原子を表わし、nは0ないし
4の整数を表わす。ただし、nが2以上の場合、Xは同
一であっても異なっていても良い。Yは塩素原子または
臭素原子を表す。)で表される[1]〜[4]のいずれ
かに記載のシアノ安息香酸ハライド化合物の製造方法。 [6]一般式(I)のシアノベンズアルデヒド化合物が
m−シアノベンズアルデヒドまたはp−シアノベンズア
ルデヒドであり、一般式(II)のシアノ安息香酸ハラ
イド化合物が対応するm−シアノ安息香酸クロライドま
たはp−シアノ安息香酸クロライドである[5]に記載
のシアノ安息香酸ハライド化合物の製造方法。
【0006】
【発明の実施の形態】本反応で用いられるシアノベンズ
アルデヒド化合物について説明する。例えば無置換のシ
アノベンズアルデヒド化合物は、それぞれ対応するベン
ゼンジニトリルの一つのニトリル基の還元反応(特開昭
49−85041号公報)で得られるシアノベンジルア
ミンのソムレ(Sommelet)反応などの酸化的脱
アミノ化反応で合成できる。
【0007】次にハロゲンで置換されたハロゲン化シア
ノベンズアルデヒド化合物について説明する。3−シア
ノ−2,4,5,6−テトラクロロベンズアルデヒド、
4−シアノ−2,3,5,6−テトラクロロベンズアル
デヒドなどの塩素化シアノベンズアルデヒド化合物は、
イソフタロニトリルまたはテレフタロニトリルを塩素化
しテトラクロロイソフタロニトリルまたはテトラクロロ
テレフタロニトリルを合成し、次いで該テトラクロロイ
ソフタロニトリルまたはテトラクロロテレフタロニトリ
ルの、一つのニトリル基を還元し、該還元反応で得られ
る3−シアノ−2,4,5,6−テトラクロロベンジル
アミンまたは4−シアノ−2,3,5,6−テトラクロ
ロベンジルアミンの酸化的脱アミノ化反応で合成でき
る。
【0008】フッ素化シアノベンズアルデヒド化合物
は、前記テトラクロロイソフタロニトリルまたはテトラ
クロロテレフタロニトリルなどの塩素化フタロニトリル
化合物のフッ素化反応で得られるテトラフルオロイソフ
タロニトリルまたはテトラフルオロテレフタロニトリル
などのフッ素化フタロニトリル化合物のニトリル基のう
ち、その一つのニトリル基の還元反応で得られる3−シ
アノ−2,4,5,6−テトラフルオロベンジルアミン
または4−シアノ−2,3,5,6−テトラフルオロベ
ンジルアミンなどのシアノフルオロベンジルアミン化合
物の酸化的脱アミノ化反応で合成できる。
【0009】本反応におけるハロゲン化剤とは、シアノ
ベンズアルデヒド化合物のアルデヒド基にハロゲン原子
を導入し、酸ハライド基へ変換できうる試薬の総称であ
る。当該反応をここでは、以降酸ハライド化と称する。
本発明のシアノ安息香酸ハライド化合物製造方法におい
ては、アルデヒド基の酸ハライド化においてハロゲン化
剤を使用する。本反応で用いるハロゲン化剤は、塩素、
臭素などのハロゲン分子類、塩化臭素(BrCl)等の
混合ハロゲン分子類、N−クロロスクシンイミド、N−
ブロモスクシンイミド、N−ブロモアセトアミドなどの
ハロイミド、ハロアミド類、カルシウムハイポクロライ
ト(Ca( ClO)2)、t−ブチルハイポクロライト等
の次亜ハロゲン酸塩、次亜ハロゲン酸エステル類、スル
フリルクロリド、スルフリルブロマイド等の塩化物、臭
化物が用いられるが、本発明に適用できるハロゲン化剤
は上記ハロゲン化剤に限定されるわけではなく、有機合
成一般に用いられるハロゲン化剤が使用できる。
【0010】ハロゲン化剤は、シアノベンズアルデヒド
化合物1mol当量に対して、好適には0.8mol当
量〜3mol当量使用される。また、反応温度は50〜
150℃程度、好ましくは40〜100℃が望ましい。
反応時間としては0.5〜8時間が好ましい。
【0011】シアノベンズアルデヒド化合物とハロゲン
化剤の反応においては、必ずしもラジカル開始剤を用い
る必要はないが、ラジカル開始剤の存在によって反応が
有効に促進される。ラジカル開始剤としては、例えば、
アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾビス類、ベンゾ
イルパーオキサイドなどのジアシルパーオキサイド類、
ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイ
ドなどのジアルキルパーオキサイド類、t−ブチルハイ
ドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイドな
どのハイドロパーオキサイド類、t−ブチルパーアセテ
ート、t−ブチルパーベンゾエートなどのアルキルパー
エステル類などを好適に使用することができる。本反応
は反応の進行につれてハロゲン由来のラジカルが遊離し
反応を促進するので、初めに加えるラジカル開始剤は触
媒量でもよい。
【0012】本発明の方法は、溶媒を使用せずにシアノ
ベンズアルデヒド化合物を融点まで昇温し溶融状態で反
応をおこなうことができる。また、反応原料のシアノベ
ンズアルデヒド化合物に対応する反応生成物のシアノ安
息香酸ハライド化合物を原料のシアノベンズアルデヒド
化合物に加えて融点を降下させてシアノベンズアルデヒ
ド化合物単独より低い温度で反応をおこなうことができ
る。添加するシアノ安息香酸ハライド化合物は、シアノ
ベンズアルデヒド化合物に対して、好適にはモル比で
0.05〜10使用される。
【0013】本反応では溶媒を用いることができる。用
いることができる溶媒は、ハロゲン化剤およびシアノ安
息香酸ハライド化合物が分解せず、本反応に悪影響を及
ぼさない溶媒なら何でも使用することができる。例え
ば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,
2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼ
ンなどのハロゲン系、1,2−ジメトキシエタン、ジオ
キサン、ジグライムなどのエーテル系、ベンゼンなどの
芳香族炭化水素系、アセトニトリル、プロピオニトリル
などのニトリル系、t−ブタノールなどの三級アルコー
ル系などがある。これらの有機溶媒は単独で用いてもよ
く、2種以上を混合して使用してもよい。本発明におけ
る溶媒量は、シアノベンズアルデヒド化合物の重量の1
〜50倍が好適である。
【0014】
【実施例】以下に実施例を用いてさらに詳しく本発明を
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。得られたシアノ安息香酸クロライドの分析はガ
スクロマトグラフによりおこなった。 [ガスクロマトブラフ分析条件] カラム CBP1−W12−300 キャリアー He流量 22.5ml/min 分析条件 Initial temp. 100℃ 5℃/min Final temp. 250℃ スプリットレス 検出 FID
【0015】実施例1 p−シアノベンズアルデヒド52.2gと2,2−アゾ
ビスイソブチロニトリル2.0gを混合し110℃で激
しく攪拌しながら、塩素41.5gを2時間30分かけ
て吹き込んだ。乾燥窒素ガスを1時間反応混合物に導入
後、減圧下蒸留しp−シアノ安息香酸クロライド54.
7g(p−シアノベンズアルデヒド基準で収率83%)
が得られた(bp.110℃/2mmHg)。ガスクロ
マトグラフの分析により得られたp−シアノ安息香酸ク
ロライドの純度は99%以上であった。
【0016】実施例2 p一シアノベンズアルデヒド26.2g、2,2−アゾ
ビスイソブチロニトリル2.0g、およびクロロベンゼ
ン50ml を混合し80℃で激しく攪拌しながら、塩
素36.0gを2時間かけて吹き込んだ。乾燥窒素ガス
を1時間反応混合物に導入した。ガスクロマトグラフの
分析によりp−シアノ安息香酸クロライドの収率は91
%(p−シアノベンズアルデヒド基準)であった。
【0017】実施例3 p−シアノベンズアルデヒド26.2g、p−シアノ安
息香酸クロライド33.1g、および2,2−アゾビス
イソブチロニトリル2.0gを混合し80℃で激しく攪
拌しながら、塩素36.0gを2時間かけて吹き込ん
だ。乾燥窒素ガスを1時間反応混合物に導入した。ガス
クロマトグラフの分析によりp−シアノ安息香酸クロラ
ィドの収率は93%(p−シアノベンズアルデヒド基
準)であった。
【0018】実施例4 m−シアノベンズアルデヒド13.1g、m−シアノ安
息香酸クロライド16.5g、および2,2−アゾビス
イソブチロニトリル1.0gを混合し80℃で激しく攪
拌しながら、塩素18.0gを1時間かけて吹き込ん
だ。乾燥窒素ガスを1時間反応混合物に導入した。ガス
クロマトグラフの分析によりm−シアノ安息香酸クロラ
イドの収率は90%(m−シアノベンズアルデヒド基
準)であった。
【0019】実施例5 p−シアノベンズアルデヒド13.1g、および2,2
−アゾビスイソブチロニトリル0.5g、t−ブタノー
ル120ml を混合し80℃で激しく攪拌ながらt−
ブチルハイポクロライト21.6gを1時間かけて添加
し、同温でさらに2時間攪拌した。乾燥窒素ガスを1 時
間反応混合物に導入した。減圧下蒸留しp−シアノ安息
香酸クロライド14.2g(p−シアノベンズアルデヒ
ド基準で86%)が得られた(bp.110℃/2mm
Hg)。ガスクロマトグラフの分析により得られたp−
シアノ安息香酸クロライドの純度は99%以上であっ
た。
【0020】実施例6 m−シアノベンズアルデヒド13.1g、および2,2
−アゾビスイソブチロニトリル0.5g、N−クロロス
クシンイミド24.0g、クロロベンゼン150mlを
混合し90℃で5時間激しく攪拌した。ガスクロマトグ
ラフの分析により、m−シアノ安息香酸クロライドの収
率は88%(m−シアノベンズアルデヒド基準)であっ
た。
【0021】実施例7 p−シアノベンズアルデヒド13.1g、および2,2
−アゾビスイソブチロニトリル0.5g、N−ブロモス
クシンイミド26.7g、クロロベンゼン150mlを
混合し90℃で4時間激しく攪拌した。反応溶液を一部
サンプリングし、水/炭酸ナトリウムに加え高速液体ク
ロマトグラフでp−シアノ安息香酸として分析したとこ
ろp−シアノベンズアルデヒド基準でp−シアノ安息香
酸ブロマイドの収率は82%であった。
【0022】
【発明の効果】本発明により、シアノベンズアルデヒド
化合物を出発原料として、簡便な反応条件で、従来法よ
り格段に環境への負荷を削減して、シアノ安息香酸ハラ
イド化合物を高純度かつ高収率で工業的に製造すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野沢 金男 福島県河沼郡河東町大字東長原字長谷地 111 昭和電工株式会社東長原工場内 (72)発明者 森川 宏平 神奈川県川崎市川崎区扇町5−1 昭和電 工株式会社総合研究所川崎研究室内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC47 BA50 BA51 BA93 BB12 BB14 BB15 BB21 BB25 BC10 BC19 BC31 BE05 BE51 BE53 BS90 QN30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シアノベンズアルデヒド化合物のベンゼ
    ン環上のシアノ基を損なうことなく、アルデヒド基を酸
    ハライド基に変換させることを特徴とするシアノ安息香
    酸ハライド化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 アルデヒド基をハロゲン化剤を用いて酸
    ハライド基に変換させる請求項1に記載のシアノ安息香
    酸ハライド化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 反応をラジカル開始剤の存在下で行わせ
    る請求項2に記載のシアノ安息香酸ハライド化合物の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 ハロゲン化剤が塩素であり酸ハライド基
    が酸クロライドである請求項2または3に記載のシアノ
    安息香酸ハライド化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】 シアノベンズアルデヒド化合物が下記一
    般式(I) 【化1】 (式中、−CHOと−Xはベンゼン環上の置換基を表わ
    し、−CHOは−CNのメタ位あるいはパラ位であり、
    Xは塩素原子またはフッ素原子を表わし、nは0ないし
    4の整数を表わす。ただしnが2以上の場合、Xは同一
    であっても異なっていても良い。)で表される化合物で
    あり、シアノ安息香酸ハライド化合物が、下記一般式
    (II) 【化2】 (式中、−COYと−Xはベンゼン環上の置換基を表わ
    し、−COYは−CNのメタ位あるいはパラ位であり、
    Xは塩素原子またはフッ素原子を表わし、nは0ないし
    4の整数を表わす。ただし、nが2以上の場合、Xは同
    一であっても異なっていても良い。Yは塩素原子または
    臭素原子を表す。)で表される化合物である請求項1乃
    至4のいずれかに記載のシアノ安息香酸ハライド化合物
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 一般式(I)のシアノベンズアルデヒド
    化合物がm−シアノベンズアルデヒドまたはp−シアノ
    ベンズアルデヒドであり、一般式(II)のシアノ安息
    香酸ハライド化合物が対応するm−シアノ安息香酸クロ
    ライドまたはp−シアノ安息香酸クロライドである請求
    項5に記載のシアノ安息香酸ハライド化合物の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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