JP2000281606A - 2,2’−ジヒドロキシビフェニル類の製法 - Google Patents

2,2’−ジヒドロキシビフェニル類の製法

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JP2000281606A
JP2000281606A JP11082417A JP8241799A JP2000281606A JP 2000281606 A JP2000281606 A JP 2000281606A JP 11082417 A JP11082417 A JP 11082417A JP 8241799 A JP8241799 A JP 8241799A JP 2000281606 A JP2000281606 A JP 2000281606A
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alkyl group
component
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Chikara Ota
智加良 太田
Kazunari Okamoto
一成 岡本
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェノール類と過酸化水素と
から効率良く2,2'-ジヒドロキシビフェニル類を製造す
る方法を提供する。 【解決手段】 金属触媒および塩基の共
存下に、式(I) で示されるフェノール類と過酸化水素とを反応させるこ
とを特徴とする式(II)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2,2'-ジヒドロキシ
ビフェニル類の製造方法に関し、詳しくは、金属触媒お
よび塩基の共存下に、フェノール類と過酸化水素とを反
応せしめることを特徴とする2,2'-ジヒドロキシビフェ
ニル類の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】2,2'-ジ
ヒドロキシビフェニル類は、光学活性金属錯体触媒の配
位子、有機材料の安定剤の中間体等に用いられる有用な
化合物であり、対応するフェノール類と過酸化水素とを
反応せしめることにより製造することも良く知られてい
る。例えば、塩基の共存下で実施する方法等が提案され
ている(特開昭56-135432号公報)。しかしながら、上記
の方法は、反応速度等の点で充分満足できるものではな
く、この点の改善が望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、より優れ
た2,2'-ジヒドロキシビフェニル類の製法を見出すべく
鋭意検討を重ねた結果、塩基の他に金属触媒を共存させ
ることにより、反応速度が著しく向上し、効率良く目的
物が得られることを見出し本発明を完成した。
【0004】すなわち本発明は、金属触媒および塩基の
共存下、式(I) (式中、R1は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭
素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキ
ルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基又は
炭素数1〜8のアルキル基が置換していることもあるフ
ェニル基を表し、R2は炭素数1〜8のアルキル基、炭
素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキ
ルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基又は
炭素数1〜8のアルキル基が置換していることもあるフ
ェニル基を表し、R3は水素原子又は炭素数1〜8のア
ルキル基を表す。)
【0005】で示されるフェノール類と過酸化水素とを
反応させることを特徴とする式(II) (式中、R1、R2及びR3はそれぞれ上記と同じ意味を
表す)で示される工業的に優れた2,2'-ジヒドロキシビ
フェニル類の製造方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明におけるR1は、水素原子、炭素数1〜8
のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素
数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12の
アラルキル基又は炭素数1〜8のアルキル基が置換して
いることもあるフェニル基を表し、R2は炭素数1〜8
のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素
数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12の
アラルキル基又は炭素数1〜8のアルキル基が置換して
いることもあるフェニル基を表し、R3は水素原子又は
炭素数1〜8のアルキル基を表す。
【0007】ここで、炭素数1〜8のアルキル基として
は、例えばメチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、
n-ブチル、i-ブチル、sec-ブチル、t-ブチル、t-ペンチ
ル、i-オクチル、t-オクチル、2-エチルヘキシル等が挙
げられる。また炭素数5〜8のシクロアルキル基として
は、例えばシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘ
プチル、シクロオクチル等が挙げられる。
【0008】炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基
としては、例えば1-メチルシクロペンチル、1-メチルシ
クロヘキシル、1-メチル-4-i- プロピルシクロヘキシル
等が挙げられる。また炭素数7〜12のアラルキル基とし
ては、例えばベンジル、フェニルエチル、α- メチルベ
ンジル、α,α−ジメチルベンジル等が挙げられる。炭
素数1〜8のアルキル基が置換していることもあるフェ
ニル基としては、フェニルの他に、前記と同様な炭素数
1〜8のアルキル基が置換したフェニルが挙げられる。
具体的には、例えばメチルフェニル、エチルフェニル、
n-プロピルフェニル、i-プロピルフェニル、n-ブチルフ
ェニル、i-ブチルフェニル、sec-ブチルフェニル、t-ブ
チルフェニル、t-ペンチルフェニル、i-オクチルフェニ
ル、t-オクチルフェニル、2-エチルヘキシルフェニル等
が挙げられる。
【0009】R1は、 t-ブチル、t-ペンチル、t-オクチ
ル等のt-アルキル基であることが好ましい。R2は、メ
チル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-
ブチル、sec-ブチル、t-ブチル、t-ペンチル等の炭素数
1〜5のアルキル基等であることが好ましく、とりわけ
メチル、t-ブチル、t-ペンチル等であることが好まし
い。R3は好ましくは水素原子又は炭素数1〜5のアル
キル基であり、とりわけ水素原子又はメチル基等である
ことが好ましい。
【0010】フェノール類(I)の代表例としては、例え
ばp-クレゾール、p-エチルフェノール、p-プロピルフェ
ノール、p-イソプロピルフェノール、p-n-ブチルフェノ
ール、p-s-ブチルフェノール、p-t-ブチルフェノール、
p-t-アミルフェノール、p-t-オクチルフェノール、p-ノ
ニルフェノール、p-フェニルフェノール、2,4-ジメチル
フェノール、2,4-ジエチルフェノール、2-t-ブチル-4-
メチルフェノール、4-t-ブチル-2-メチルフェノール、2
-t-ブチル-4-エチルフェノール、2-t-ブチル-4-イソプ
ロピルフェノール、2,4-ジ-t-ブチルフェノール、2、4-
ジ-t-アミルフェノール、2、4-ジ-t-オクチルフェノー
ル、2-(1-メチルシクロヘキシル)-4-メチルフェノー
ル、2-シクロヘキシル-4-メチルフェノール、4-t-ブチ
ル-2-フェニルフェノール、2,4,5-トリメチルフェノー
ル、2-t-ブチル-3-エチル-4-メチルフェノール、2,4-ジ
-t-ブチル-5-メチルフェノール等が挙げられる。なかで
も2,4-ジ-t-ブチルフェノール、2、4-ジ-t-アミルフェノ
ール、2、4-ジ-t-オクチルフェノール等が好ましく使用
される。
【0011】本発明は、金属触媒および塩基の存在させ
ることを特徴とするものであるが、金属触媒としては、
例えば鉄粉、酸化鉄、塩化鉄等の鉄化合物、銅粉、塩化
銅等の銅化合物、塩化クロム等のクロム化合物、塩化マ
ンガン、酸化マンガン等のマンガン化合物、塩化ニッケ
ル等のニッケル化合物、塩化錫等の錫化合物、塩化チタ
ン、酸化チタン等のチタン化合物などが挙げられる。な
かでも鉄化合物が好ましく使用される。金属触媒の使用
量は、フェノール類(I)に対して、通常0.01ミリモル%
〜10モル%程度使用される。好ましくは0.1ミリモル%
〜1モル%である。
【0012】また塩基としては、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、炭酸セシウム等のア
ルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、水酸化カルシウム、水
酸化バリウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、
炭酸バリウム、炭酸マグネシウム等のアルカリ土類金属
の水酸化物、炭酸塩などが挙げられる。水酸化ナトリウ
ムが好ましく使用される。塩基は、フェノール類(I)
に対して通常0.5〜4モル倍程度、好ましくは1〜2モル
倍程度使用される。
【0013】過酸化水素は、通常0.5〜65重量%程度の
水溶液が用いられる。その使用量は、フェノール類
(I)に対して通常0.3〜2モル倍程度、好ましくは0.5
〜1モル倍程度である。本発明は、溶媒中で実施するこ
とが好ましく、かかる溶媒としては、例えば、水、メタ
ノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、ブタノール等の低級アルコール類、ヘキサン、ベン
ゼン、トルエン等の炭化水系溶媒、これら2種以上の混
合物等が挙げられる。なかでも水、水と他の溶媒との混
合物が好ましく使用される。 溶媒は、フェノール類
(I)に対して通常0.5〜10重量倍程度使用される。ま
た本発明においては、界面活性剤を共存させることも好
ましく、かかる界面活性剤としては、例えば、浅原照三
編「新しい化学8 新しい界面活性剤」(発行所:共立出版
株式会社 発行日:昭和40年4月1日)に記載のアニオ
ン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性
剤、非イオン界面活性剤等が挙げられる。これらの中で
は、アニオン系界面活性剤が好ましく、これを共存させ
ることにより、収率の向上をはかることができる。また
アニオン系界面活性剤の中でもとりわけカルボン酸また
はその塩(以下これらをカルボン酸類と略称する)を用い
ることが好ましく、これにより、目的物を有機溶媒の溶
液として取得する場合において、水との接触時の乳化を
防止し得、容易に溶媒溶液を製造することができる。
【0014】ここで、カルボン酸類としては、例えば式
(III) R4COOM (III) (式中、R4は炭素数6〜17のアルキル基、炭素数6〜
17のアルケニル基、炭素数5〜8のシクロアルキル
基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数
7〜12のアラルキル基またはフェニル基を表し、Mは水
素原子、アルカリ金属またはアルカリ土類金属を表
す。)で示される化合物が好ましく使用される。
【0015】カルボン酸類(III)における炭素数6〜1
7のアルキル基としては、例えばn-ヘキシル、 n-ヘプ
チル、 n-オクチル、t-オクチル、n-ノニル、n-デシ
ル、n-ドデシル、n-トリデシル、n-テトラデシル、n-ペ
ンタデシル、n-ヘキサデシル、n-ヘプタデシル等が、炭
素数6〜17のアルケニル基としては、例えばヘプタデ
セニル等が挙げられる。 炭素数5〜8のシクロアルキ
ル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素
数7〜12のアラルキル基としては、例えば前記と同様な
シクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、アラル
キル基等が挙げられる。またアルカリ金属としては、例
えばナトリウム、カリウム、リチウム、セシウム等が、
アルカリ土類金属としては、例えばカルシウム、マグネ
シウム、バリウム等が挙げられる。
【0016】カルボン酸類(III)の代表例としては、例
えばn-デカン酸ナトリウム、 n-デカン酸カリウム、 n-
デカン酸、ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウ
ム、ラウリン酸、ミリスチン酸ナトリウム、ミリスチン
酸カリウム、ミリスチン酸、パルミチン酸ナトリウム、
パルミチン酸カリウム、パルミチン酸、ステアリン酸ナ
トリウム、ステアリン酸カリウム、ステアリン酸、オレ
イン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム、オレイン酸等
があげられる。好ましくは、ラウリン酸ナトリウム、ラ
ウリン酸等である。界面活性剤を使用する場合は、フェ
ノール類(I)に対して通常0.1〜10モル%程度、好ま
しくは1から5モル%程度使用される。
【0017】反応は、金属触媒、塩基、フェノール類
(I)、必要に応じて用いられる界面活性剤、溶媒等の
混合物に過酸化水素を加えることにより通常実施され
る。反応温度は、通常20〜100℃程度である。反応の進
行は、液体クロマトグラム法により追跡し得る。
【0018】かくして、目的物2,2'-ジヒドロキシビフ
ェニル類(II)が生成するが、反応マスから目的物を取出
すにあったては、例えば、亜硫酸ナトリウム等の還元剤
で処理した後に、濾過、洗浄、乾燥することによる固体
として取出す方法、酸で中和後、有機溶媒で目的物を抽
出し、水洗した後有機層を分離することによる目的物の
有機溶媒として取出す方法等が挙げられる。
【0019】ここで、酸としては、例えば硫酸、塩酸、
硝酸、リン酸等の鉱酸が好ましく使用される。また有機
溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、
エチルベンゼン等の芳香族炭化水素溶媒、 n−ヘキサ
ン、n−ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素
溶媒、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル溶
媒、酢酸エチル等のエステル溶媒、ジイソブチルケト
ン、ジイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン等
のケトン溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム等のハロ
ゲン化脂肪族炭化水素溶媒、モノクロロベンゼン、ジク
ロロベンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水素溶媒などが
挙げられる。有機溶媒は、フェノール類(I)に対して
通常0.5〜10重量倍程度使用される。得られた目的物の
有機溶媒溶液は、これを水洗することにより、無機物等
の含量を低減せしめることができるし、活性炭処理等の
精製処理を施すことにより、さらに精製することもでき
る。また目的物を固体として得た場合も、再結晶処理、
活性炭処理等の精製処理を施すことにより、さらに精製
することもできる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、塩基の他に金属触媒を
共存させることにより、反応速度を著しく向上し得、効
率良く2,2'-ジヒドロキシビフェニル類(II)を製造する
ことができる。加えて過酸化水素の使用量も削減し得、
これにより、過剰分の過酸化水素の分解による酸素ガス
の発生に起因する液面上昇等も改善し得る。
【0021】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらによって限定されるもの
ではない。
【0022】実施例1 窒素気流下、フラスコに25%水酸化ナトリウム水溶液115
g、ラウリン酸1.5g、水151g、鉄粉100mgを加え撹拌しな
がら85℃に昇温した。この溶液に2,4-ジ-t-ブチルフェ
ノール150gを加え、次いで35%過酸化水素水38.9gを4時
間かけて滴下することによりスラリー液を得た。次い
で、10%亜硫酸ナトリウム水溶液18.3gを加えた後、濾
過、水洗、乾燥を行い2,2'-ジヒドロキシ-3,3',5,5'-テ
トラ-t-ブチルビフェニル149.3gを得た。得られた結晶
の純度を液体クロマトグラム法により測定したところ純
度は97.0%であった。収率97%
【0023】比較例1 実施例1において金属触媒を用いずに実施する以外は実
施例1に準拠して実施した。2,2'-ジヒドロキシ-3,3',
5,5'-テトラ-t-ブチルビフェニルの結晶107gを得た。純
度95%、収率68%であった。
フロントページの続き Fターム(参考) 4H006 AA02 AC23 BA05 BA10 BA11 BA14 BA16 BA19 BA21 BB11 BB14 BB31 BC10 BC31 BC34 BC37 BE10 BE11 BE12 BE13 BE32 FC22 FC52 FE13 4H039 CA41 CD10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属触媒および塩基の共存下に、式(I) (式中、R1は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭
    素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキ
    ルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基又は
    炭素数1〜8のアルキル基が置換していることもあるフ
    ェニル基を表し、R2は炭素数1〜8のアルキル基、炭
    素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキ
    ルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基又は
    炭素数1〜8のアルキル基が置換していることもあるフ
    ェニル基を表し、R3は水素原子又は炭素数1〜8のア
    ルキル基を表す。)で示されるフェノール類と過酸化水
    素とを反応させることを特徴とする式(II) (式中、R1、R2及びR3はそれぞれ上記と同じ意味を
    表す)で示される2,2'-ジヒドロキシビフェニル類の製
    法。
  2. 【請求項2】金属触媒が鉄化合物、銅化合物、クロム化
    合物、マンガン化合物、ニッケル化合物、錫化合物、チ
    タン化合物から選ばれる少なくとも1種である請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】金属触媒をフェノール類(I)に対して、0.
    01ミリモル%〜10モル%使用する請求項1〜2いずれか
    に記載の製法。
  4. 【請求項4】過酸化水素をフェノール類(I)に対して
    0.5〜2モル倍使用する請求項1〜3いずれかに記載の製
    法。
  5. 【請求項5】塩基がアルカリ金属の水酸化物もしくは炭
    酸塩またはアルカリ土類金属の水酸化物もしくは炭酸塩
    である請求項1〜4いずれかに記載の製法。
  6. 【請求項6】塩基をフェノール類(I)に対して0.5〜4
    モル倍使用する請求項1〜5いずれかに記載の製法。
  7. 【請求項7】反応を25℃〜100℃の温度範囲で行う請求
    項1〜6いずれかに記載の製法。
  8. 【請求項8】反応を水、低級アルコール類、炭化水系溶
    媒から選ばれる少なくとも1種の溶媒中で実施する請求
    項1〜7いずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】反応を界面活性剤の存在下で行う請求項1
    〜8いずれかに記載の製法。
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