JP2000281480A - 結晶体の製造装置 - Google Patents
結晶体の製造装置Info
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- JP2000281480A JP2000281480A JP11086349A JP8634999A JP2000281480A JP 2000281480 A JP2000281480 A JP 2000281480A JP 11086349 A JP11086349 A JP 11086349A JP 8634999 A JP8634999 A JP 8634999A JP 2000281480 A JP2000281480 A JP 2000281480A
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Abstract
具備する結晶体の製造装置を提供する。 【解決手段】目標液位に基づく液位移動量MC(MP)
<mm/min>と、液位変動量(ΔMP)に基づく液
位移動量MC(ΔMP)<mm/min>をシード側と
ルツボ側の双方に加算して、シード上昇速度(SL)お
よびルツボ上昇速度(CL)を決定する。
Description
に関し、特に、結晶体の制御性維持に有効なメルト移動
手段を具備する結晶体の製造装置に関する。
という)は、ルツボに収容されたメルトにシードを浸漬
し、該シードを上昇させて結晶体を成長させる技術であ
る。このCZ法では、一般に、メルトの液位を一定に制
御しながら結晶体の引き上げが行われる。これは、メル
トと結晶体の界面固定や結晶体の酸素濃度制御および結
晶熱履歴制御を目的としたものである。
を容易かつ好適に行うことができるため、現在この液位
一定制御は、結晶体製造の基幹技術となっている。
度および結晶熱履歴の多様化により、上記液位一定制御
のみでは、この多様化に対応できなくなりつつある。ま
た、上記液位一定制御は、熱によるルツボの変形や結晶
体の直径変化等の影響を受けるため、この影響を補正し
て、より厳密な制御を達成したい場合がある。
の解決を目的とした技術を開示している。この従来技術
は、液位の変動分だけルツボを上昇させて、液位の変動
を補正する技術である。
載された方法に従って、結晶体の成長中にルツボを上昇
させると、結晶体の直径制御が不安定になるという問題
が発生する。この問題は、ルツボの上昇時だけでなく、
ルツボの上昇を停止したときにも同様に発生する。即
ち、ルツボの上昇が結晶成長の外乱として作用し、結晶
直径の制御性に影響するのである。このような制御性へ
の影響は、所望の結晶体が得られず歩留まりが低下する
といった問題を引き起こす原因となる。
体の制御性に配慮する必要がある。しかし、今までに、
結晶体の制御性を維持しつつ、液位を移動させる技術は
知られておらず、結晶体の製造分野では、このような技
術が強く求められていた。
有効なメルト移動手段を具備する結晶体の製造装置を提
供することを目的とする。
め、請求項1記載の発明は、ルツボ(14)に収容され
たメルト(12)にシード(18)を浸漬し、該シード
を上昇させて結晶体(10)を成長させる結晶体の製造
装置において、前記メルトの液位移動は、前記シードお
よびルツボを等量上昇させて行うことを特徴とする。請
求項2記載の発明は、結晶成長速度(GR)を決定する
結晶成長速度決定部(100)と、結晶体(10)の成
長長さの増加量とメルト(12)の液位の降下量との比
率を前記結晶成長速度(GR)に乗じる比率演算部(1
02)と、液位移動速度(ML)を前記比率演算部の乗
算結果と前記結晶成長速度(GR)の双方に加算する液
位移動速度加算部(104)とを具備する。請求項3記
載の発明は、請求項2記載の発明において、前記メルト
の液位変動量(ΔMP)を検出する液位変動量検出部
(106)と、前記液位変動量(ΔMP)を速度量に変
換して、前記液位移動速度(ML)を算出する速度変換
部(108)とをさらに具備する。
は、シードおよびルツボを等量上昇させて、メルトの液
位移動を行うことにある。液位移動とは、結晶体とメル
トとの界面位置(以下、「液位」という)を積極的に移
動させることである。液位移動は、公知の液位一定制御
とは別の制御である。
の増加量と液位の降下量との比率に従って、ルツボを上
昇させる制御である。この制御により、メルトの量が減
少しても液位は一定の高さに維持される。これに対し、
液位移動は、液位一定制御の結果成立した液位を故意に
移動させて、酸素蒸発量の制御や酸素溶解量の制御や結
晶温度勾配の制御や液位ズレの補正を行う制御である。
ドおよびルツボを等量上昇させる。シードおよびルツボ
を等量上昇させる技術的意義は、結晶体の成長長さの増
加量と液位の降下量との比率を維持した状態で、液位移
動を行うことにある。即ち、液位一定制御の下で、シー
ドとルツボを同じ量だけ上昇させると、上記比率を維持
したまま液位のみがシフトする。その結果、液位一定制
御は、液位の移動中だけでなく液位の移動後も継続して
実行される。
題を解決すべく、以下に示す過程を経て本発明を完成さ
せるに至った。まず、本発明者は、ルツボの上昇が結晶
体の成長に影響を与える原因を次のように考えた。即
ち、液位一定制御が成り立つ状態では、たとえルツボが
上昇していても結晶体は、所定の制御アルゴリズムに従
って成長する。しかし、液位一定制御とは別の要因に従
ってルツボを上昇させると、一定であった液位が上昇す
る。その結果、液位が上昇した分だけ結晶体の成長速度
が遅くなり、結晶体の直径が大きくなる。
として捉えることができる。換言すると、液位一定制御
を外れたところでのルツボの上昇は、結晶体の成長長さ
の増加量と液位の降下量との比率を故意に変化させる要
因と考えることができる。従って、結晶体の制御性を維
持するためには、液位一定制御が成り立つ条件下で液位
を移動させる必要がある。液位一定制御を常に成立させ
るためには、結晶体の成長長さの増加量と液位の降下量
との比率を常に維持させておく必要がある。
けでなくシード側も上昇させるという発想を見出した。
ルツボと同時にシード側も上昇させれば、上記比率を維
持したまま液位を上昇させることができる。従って、こ
の発想は、液位移動を組み込んだ結晶体の製造分野に有
用である。
装置に適用し、従来にない新規な構成を完成させた。以
下、この特徴ある新規な構成を詳細に説明する。
体の製造装置の構成を示す概念ブロック図である。以
下、同図に基づいて、本発明の一実施形態を説明する。
尚、同図中の結晶体10、メルト12、ルツボ14、シ
ード18、シードチャック20およびワイヤー22は、
CZ法において周知の構成要素であるため、説明を省略
する。
を成長させる速度(以下、「結晶成長速度GR」とい
う)を決定し、該決定した結晶成長速度GRを液位移動
速度加算部104と比率演算部102に出力する。液位
移動速度加算部104に出力された結晶成長速度GR
は、シード18を上昇させる速度(以下、「シード上昇
速度SL」という)の基本量となる。
その他の品質を決定する重要な制御パラメータである。
結晶成長速度GRの決定は、結晶体10が成長した長さ
に基づいて行うのが一般的である。この詳細は、後述の
実施例にて説明する。
さの増加量とメルト12の液位の降下量との比率を結晶
成長速度GRに乗じ、その結果を液位移動速度加算部1
04に出力する。比率演算部102は、前述した液位一
定制御を達成する公知の技術であり、その一実施例を後
述の実施例で説明する。この比率演算部102の出力
は、ルツボ14を上昇させる速度(以下、「ルツボ上昇
速度CL」という)の基本量となる。
させる速度(以下、「液位移動速度ML」という)を比
率演算部102の乗算結果と結晶成長速度GRの双方に
それぞれ加算する。同図に示すように、結晶成長速度G
Rに液位移動速度MLが加算されたものがシード上昇速
度SLとなり、比率演算部102の乗算結果に液位移動
速度MLが加算されたものがルツボ上昇速度CLとな
る。尚、実際の結晶体製造装置では、液位移動速度ML
以外の操作量、例えば、重量偏差を収束させるための操
作量も加算される。この周辺の詳細については後述の実
施例で説明する。
よびルツボ上昇速度CLの両者に加算する理由は、前述
した通り液位一定制御を実質的に維持した状態での液位
移動を達成するためである。液位移動速度MLは、同図
に示した液位ズレに基づくものの他、酸素蒸発量の制御
や酸素溶解量の制御、結晶温度勾配の制御等においても
発生する。以下に説明する構成要素は、液位ズレの補正
を行う場合に組み込まれる要素である。
液位が変動した量、即ち、目標液位と検出液位との差
(以下、「液位変動量ΔMP」という)を検出し、該検
出した液位変動量ΔMPを速度変換部108に出力す
る。液位変動量ΔMPの検出は、光学的手法によって行
うことができる。この部分の詳細例は、後述の実施例で
示す。
速度量に変換して、液位移動速度MLを算出する。位置
情報である液位変動量ΔMPの速度量への変換は、該液
位変動量ΔMPが発生した時間を用いて行うことができ
る。即ち、距離÷時間=速度の基本定理を適用して速度
量を求める。後述の実施例では、サンプリング区間とい
う概念を利用して上記速度変換を行う。
行う場合には、該パターンを液位移動速度加算部104
に出力する手段を設ければよい。このような手段は、上
記液位変動量検出部106および速度変換部108と併
用することもできる。後述の実施例では、この併用した
場合の例を説明する。
れば、シードおよびルツボに対して等量の操作が行われ
るため、液位一定制御が維持された状態で液位移動を行
うことができる。その結果、より厳格な液位一定制御や
酸素蒸発量の制御や酸素溶解量の制御や結晶温度勾配の
制御が期待できる。
(MP)<mm/min>と、液位変動量ΔMPに基づ
く液位移動量MC(ΔMP)<mm/min>をシード
側とルツボ側の双方に加算して、シード上昇速度SLお
よびルツボ上昇速度CLを決定する(図7参照)。
昇させるという前記技術思想は、結晶製造の分野におい
て、非常に有用な考え方である。ここでは、この特徴あ
る技術思想を産業上好ましいと思われる態様で具現化し
た例を示す。尚、以下に示す実施例は、本発明の一具現
化例であり、本発明を限定するものではない。
体の製造装置の構成を示す一部断面図である。以下、同
図に基づいて、該結晶体製造装置の構成を説明する。
尚、以下の説明において、信号名の後ろに付加した<>
は、物理量の単位を示すものとする。
ツボ制御部48と、ヒーター制御部34とを駆使して、
結晶成長直径GDとシード上昇速度SLの2値制御を実
行する。この主制御部30は、該2値制御を達成するた
めに、シード上昇速度SLと、ルツボの上昇速度と、ヒ
ーターの温度を決定し、該決定した値をシード制御部3
2と、ルツボ制御部48と、ヒーター制御部34にそれ
ぞれ出力する。さらに、この主制御部30は、メルト1
2の液位を一定にするために、結晶体10の成長に伴っ
て、ルツボ14を所定の比率で上昇させる液位一定制御
を行う。この液位一定制御により、シード18の上昇高
さと結晶成長長さGLが等しいものとして扱うことがで
きる。尚、目標液位が一定でない場合には、シード18
の上昇高さから目標液位の変化量ΔMP(GL)を減算
して、これを結晶成長長さGLとする。
よび回転に関する制御機構と結晶成長重量GWを測定す
る重量センサ26を有し(図3参照)、主制御部30が
決定したシード上昇速度SLでシード18を上昇させ
る。
よび回転に関する制御機構を有し(図3参照)、主制御
部30が決定した速度でルツボ14を上昇させる。
力HPWR<volt>信号に基づいて、HCNT<W
/h>信号を生成し、該生成した信号をヒーター16に
出力する。その結果、ヒーター16は、HCNT<W/
h>に応じて発熱し、ルツボ14に熱量が供給される。
設され、液位MPを光学的に検出する。そして、該検出
した値をMP<volt>信号として主制御部30に出
力する。
され、ヒーター16から放出された熱をその内側に保持
し、ルツボ14への供熱効率を向上させる。
設され、保温筒40周辺温度を検出する。そして、該検
出した温度をTMP<volt>信号として主制御部3
0に出力する。尚、この温度センサ42に代えて、保温
筒40の周辺に放射温度計を配設し、保温筒40の内側
を構成するシールド材の温度を測定してもよい。
14やヒーター16等のホットゾーン部品をその内部に
気密収容する。このチャンバー38内には、アルゴンガ
スが供給される。
の下面に固定され、ルツボ制御部48から供給された動
力によって、昇降および回転する。ルツボ支持台44
は、ルツボ14をその上面に載置し、ルツボシャフト4
6の上下動および回転に追従して移動する。その結果、
ルツボ14が昇降および回転する。
ルツボ制御部48の構成を示すブロック図である。以
下、同図に基づいて、シード制御部32とルツボ制御部
48の構成を説明する。
30の出力SL<volt>信号を設定信号として受け
取り、第1ギア52−1の回転速度を参照しながらモー
ター駆動電力SCNT<volt>を生成する。そし
て、該生成した信号を第1モーター50−1に出力す
る。
ンプ54−1の出力SCNTに応じて第1ギア52−1
を回転させる。その結果、ワイヤードラム24が回転し
て、ワイヤー22が巻き取られ、シード18が上昇す
る。尚、シード18を下降させる場合には、第1モータ
ー50−1を逆回転させる。
1ギア52−1の回転速度をパルス信号に変換して、第
1パルスカウンタ58−1に出力する。第1パルスカウ
ンタ58−1は、第1ロータリーエンコーダ56−1か
ら受信したパルス信号を計数し、この計数した結果をS
LH信号(シード上昇高さ)として主制御部30に出力
する。尚、シード18が下降しているときは、第1パル
スカウンタ58−1の計数値がデクリメントされる。
成の他、シード18を回転させる構成が設けられる。こ
の構成は、上述したシード18を上昇させる構成に準ず
るものであり、ここでは説明を省略する。
30の出力CL<volt>信号を設定信号として受け
取り、第2ギア52−2の回転速度を参照しながらモー
ター駆動電力CCNT<volt>を生成する。そし
て、該生成した信号を第2モーター50−2に出力す
る。
ンプ54−2の出力CCNTに応じて第2ギア52−2
を回転させる。その結果、ルツボシャフト46が上方向
に移動して、ルツボ14が上昇する。尚、ルツボ14を
下降させる場合には、第2モーター50−2を逆回転さ
せる。
成の他、ルツボ14を回転させる構成が設けられる。こ
の構成は、上述したルツボ14を上昇させる構成に準ず
るものであり、ここでは説明を省略する。
の構成を示すブロック図である。同図に示すように、ヒ
ーター制御部34は、サイリスタと電力センサを用いた
フィードバック制御系で構成される。このような構成
は、周知の技術であるため、詳細な説明は省略する。
ブロックの構成を示すブロック図である。以下、同図を
用いて、該第1ブロックの構成を説明する。尚、以下の
説明では、伝達関数に含まれるパラメータを次のように
統一して使用する。
数、TDV=速度制御系微分時間、T DT=温度制御系
微分時間、TIV=速度制御系積分時間、TIT=温度
制御系積分時間、αV=速度制御系微分係数、αT=温
度制御系微分係数、PV=速度制御系比例ゲイン、PT
=温度制御系比例ゲイン。
SLHをSLH<mm>に変換し、第1減算器70−1
は、該SLH<mm>から目標液位の変化量ΔMP(G
L)を減算して、結晶成長長さGL<mm>を生成し、
該生成した値を第1演算実行部68−1と、目標直径決
定部78と、図6に示す目標液位決定部81と、図7に
示す目標速度決定部80に出力する。尚、上記第1アン
プ66−1の後段は、ソフトウェアで構成する。
に対応する目標直径をプログラムパターンとして予め記
憶し、GL<mm>を該プログラムパターンに当てはめ
て、該当する目標直径を決定する。そして、該決定した
値をGD(GL)<mm>として第1演算実行部68−
1と、図7に示す第4演算実行部68−4に出力する。
周率;GL=結晶成長長さ;GD(GL)=目標直径; 上記演算を実行して、前記目標直径に対応する目標重量
を予測する。そして、該予測した重量GPW<g>を第
2減算器70−2に出力する。
GW<volt>をGW<g>に変換し、該GW<g>
を第2減算器70−2および図7に示すルツボ直径決定
部82に出力する。この第3アンプ66−3の後段は、
ソフトウェアで構成する。
W<g>の差をとって、重量偏差GWD<g>を生成
し、該生成した値をD型速度操作アンプ72と、PID
型温度操作アンプ74に出力する。
度操作量SLC<mm/min>を生成する。そして、
該生成した値を図7に示す第4減算器70−4に出力す
る。
C<℃>を生成する。そして、該生成した値を図8に示
す第5減算器70−5に出力する。
ブロックの構成を示すブロック図である。以下、同図を
用いて、該第2ブロックの構成を説明する。
に対応する目標液位をプログラムパターンとして予め記
憶し、GL<mm>を該プログラムパターンに当てはめ
て、該当する目標液位を決定する。そして、該決定した
値をMP(GL)<mm>として第2演算実行部68−
2と第3減算器70−3に出力する。また、結晶成長開
始後の目標液位の変化量を算出し、これを目標液位の変
化量ΔMP(GL)<mm>として第1減算器70−1
に出力する。
(GL)[n]=サンプリング区間Tの終点におけるM
P(GL);MP(GL)[n−1]=サンプリング区
間Tの始点におけるMP(GL);T=サンプリング間
隔; 上式を実行して得られたMC(MP)<mm/min>
を図7に示す第1加算器71−1および第3加算器71
−3に出力する。上記サンプリング間隔Tは、各演算処
理が行われる間隔であり、本実施例では1分とする。
センサ28のアナログ出力MP<volt>をMP<m
m>に変換し、該MP<mm>を第3減算器70−3に
出力する。この第7アンプ66−7の後段は、ソフトウ
ェアで構成する。
m>とMP<mm>との差をとって、液位変動量ΔMP
<mm>を生成する。そして、該生成した値を第3演算
実行部68−3に出力する。
ΔMP=液位変動量;T=サンプリング間隔; 上式を実行して得られたMC(ΔMP)<mm/min
>を図7に示す第2加算器71−2および第4加算器7
1−4に出力する。
ブロックの構成を示すブロック図である。以下、同図を
用いて、該第3ブロックの構成を説明する。
に対応する目標速度をプログラムパターンとして予め記
憶し、GL<mm>を該プログラムパターンに当てはめ
て、該当する目標速度を決定する。そして、該決定した
値をSL(GL)<mm>として第4減算器70−4に
出力する。このSL(GL)<mm/min>が結晶成
長速度GRの目標値となる。
m/min>とSLC<mm/min>との差をとっ
て、その結果を第1加算器71−1と第4演算実行部6
8−4に出力する。
4の出力にMC(MP)<mm/min>を加えて、そ
の結果を第2加算器71−2に出力し、第2加算器71
−2は、第1加算器71−1の出力にMC(ΔMP)<
mm/min>を加えて、その結果を第4アンプ66−
4に出力する。
0−2の出力をアナログ信号SL<volt>に変換
し、図3に示す第1モーターアンプ54−1に出力す
る。この第4アンプ66−4の後段は、ハードウェアで
構成する。また、公知の結晶把持装置を併用して結晶引
き上げを行う場合には、第2加算器71−2の出力SL
<mm/min>を結晶把持装置の基本移動操作量とし
て用いればよい。
さと該深さにおけるルツボ14の直径とを対応させて予
め記憶し、該記憶内容に基づいて、メルト12の液面と
接する部分のルツボ直径を決定する。具体的には、第3
アンプ66−3の出力GW<g>を前記記憶したルツボ
14の深さに対応させて、該当するルツボ14の直径を
割り出す。そして、該決定した直径CI(GL)<mm
>を第4演算実行部68−4に出力する。
(GL)=目標直径;Dmelt=メルト12の比重;
CI(GL)=メルト12の液面が接触した部分のルツ
ボ14の直径;SL(GL)=目標速度決定部80が出
力した結晶成長速度;SLC=重量偏差に基づく操作
量; 上記比率演算を実行して、その結果を第3加算器71−
3に出力する。
8−4の出力にMC(MP)<mm/min>を加え
て、その結果を第4加算器71−4に出力し、第4加算
器71−4は、第3加算器71−3の出力にMC(ΔM
P)<mm/min>を加えて、その結果を第5アンプ
66−5に出力する。この第4加算器71−4の出力が
液位を目標値に合わせるために必要なルツボ上昇速度C
L<mm/min>となる。
n>をアナログ信号CL<volt>に変換し、図3に
示す第2モーターアンプ54−2に出力する。この第5
アンプ66−5の後段は、ハードウェアで構成する。
ブロックの構成を示すブロック図である。以下、同図を
用いて、この第4ブロックの構成を説明する。
定温度Tset<℃>とTC<℃>との差をとって、ヒ
ーター温度HT<℃>を生成する。そして、該生成した
値を第6アンプ66−6に出力する。
ログ信号HT<volt>に変換し、第6減算器70−
6に出力する。この第6アンプ66−6の後段は、ハー
ドウェアで構成する。
信号と温度センサ42の出力TMP<volt>との差
をとって、温度偏差HTD<volt>を生成する。そ
して、該生成した信号をPID型温度制御アンプ84に
出力する。
号HPWR<volt>を生成する。そして、該生成し
た値を図2に示すヒーター制御部34に出力する。
た状態で液位の移動が行われる。
結晶体の制御性維持に有効なメルト移動手段を具備する
結晶体の製造装置を提供することができる。
ボに対して等量の操作が行われるため、液位一定制御が
維持された状態で液位移動を行うことができる。その結
果、より厳格な液位一定制御や酸素蒸発量の制御や酸素
溶解量の制御や結晶温度勾配の制御が期待できる。
念ブロック図である。
の構成を示す一部断面図である。
48の構成を示すブロック図である。
ブロック図である。
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
ーター、18…シード、20…シードチャック、22…
ワイヤー、24…ワイヤードラム、26…重量センサ、
28…液位センサ、30…主制御部、32…シード制御
部、34…ヒーター制御部、38…チャンバー、40…
保温筒、42…温度センサ、44…ルツボ支持台、46
…ルツボシャフト、48…ルツボ制御部、50−1…第
1モーター、50−2…第2モーター、52−1…第1
ギア、52−2…第2ギア、54−1…第1モーターア
ンプ、54−2…第2モーターアンプ、56−1…第1
ロータリーエンコーダ、58−1…第1パルスカウン
タ、60…サイリスタコントローラ、62…交流直流変
換器、64…電力センサ、66−1…第1アンプ、66
−3…第3アンプ、66−4…第4アンプ、66−5…
第5アンプ、66−6…第6アンプ、66−7…第7ア
ンプ、68−1…第1演算実行部、68−2…第2演算
実行部、68−3…第3演算実行部、68−4…第4演
算実行部、70−1…第1減算器、70−2…第2減算
器、70−3…第3減算器、70−4…第4減算器、7
0−5…第5減算器、70−6…第6減算器、71−1
…第1加算器、71−2…第2加算器、71−3…第3
加算器、71−4…第4加算器、72…D型速度操作ア
ンプ、74…PID型温度操作アンプ、78…目標直径
決定部、80…目標速度決定部、81…目標液位決定
部、82…ルツボ直径決定部、84…PID型温度制御
アンプ、86…PD型速度操作アンプ、88…I型温度
操作アンプ、100…結晶成長速度決定部、102…比
率演算部、104…液位移動速度加算部、106…液位
変動量検出部、108…速度変換部、CL…ルツボ上昇
速度、GD…結晶成長直径、GL…結晶成長長さ、GR
…結晶成長速度、GW…結晶成長重量、GWD…重量偏
差、ML…液位移動速度、MP…液位、ΔMP…液位変
動量、SL…シード上昇速度、
Claims (3)
- 【請求項1】 ルツボ(14)に収容されたメルト(1
2)にシード(18)を浸漬し、該シードを上昇させて
結晶体(10)を成長させる結晶体の製造装置におい
て、 前記メルトの液位移動は、 前記シードおよびルツボを等量上昇させて行うことを特
徴とする結晶体の製造装置。 - 【請求項2】 結晶成長速度(GR)を決定する結晶成
長速度決定部(100)と、 結晶体(10)の成長長さの増加量とメルト(12)の
液位の降下量との比率を前記結晶成長速度(GR)に乗
じる比率演算部(102)と、 液位移動速度(ML)を前記比率演算部の乗算結果と前
記結晶成長速度(GR)の双方に加算する液位移動速度
加算部(104)とを具備する結晶体の製造装置。 - 【請求項3】 前記メルトの液位変動量(ΔMP)を検
出する液位変動量検出部(106)と、 前記液位変動量(ΔMP)を速度量に変換して、前記液
位移動速度(ML)を算出する速度変換部(108)と
をさらに具備する請求項2記載の結晶体の製造装置。
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