JP2000281263A - 用紙後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

用紙後処理装置及び画像形成装置

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JP2000281263A
JP2000281263A JP11085871A JP8587199A JP2000281263A JP 2000281263 A JP2000281263 A JP 2000281263A JP 11085871 A JP11085871 A JP 11085871A JP 8587199 A JP8587199 A JP 8587199A JP 2000281263 A JP2000281263 A JP 2000281263A
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JP11085871A
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Minoru Kawano
実 川野
Takeshi Tsuchiya
毅 土屋
Toshitaka Matsumoto
敏高 松本
Hirohiko Okabe
宏彦 岡部
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙の角部にステイプル針を斜め打ちすると
き、用紙の角部がステイプラの下処理部に穿設された針
穴部に引っかかって生じる用紙束の整合不良を防止す
る。 【解決手段】 搬送手段により搬送された用紙Pを積載
する中間スタッカ33と、積載された用紙束を綴じ処理
する綴じ手段50と、から成る用紙後処理装置FSにお
いて、綴じ手段50は、綴じ針SPを突出する針穴部5
1Aを有する下綴じ処理部51と、搬送される用紙Pの
下面を保持して下綴じ処理部51に案内する下案内部材
52と、下綴じ処理部51に積載された用紙束の上面を
押圧して綴じ処理する昇降可能な上綴じ処理部53と、
下案内部材52の用紙搬入方向上流部側に固定され、搬
入する用紙Pの下面を押圧する可撓性シート部材59と
を有する用紙後処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
プリンタ、ファクシミリ、印刷機等の画像形成装置にお
いて、画像を形成された用紙を受け入れ、綴じ手段によ
り後処理する用紙後処理装置及び用紙後処理装置を備え
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置本体より排紙される画像形
成済の複数枚の用紙を、コピー部数ごとに整合して綴じ
手段等の後処理手段により綴じ処理等の後処理を施す用
紙後処理装置が利用されている。
【0003】この種の用紙後処理装置は、複写機、プリ
ンタ、ファクシミリ等の画像形成装置本体と機能が接続
されていて、コピーまたはプリントプロセスのシーケン
ス作動に対応して駆動される。
【0004】従って画像形成プロセスを高速で処理する
ことの可能な画像形成装置本体に対しては、その処理速
度に追従して機能を果すことの出来る高速処理の可能な
用紙後処理装置が必要とされる。
【0005】このような高速処理が可能な用紙後処理装
置に関しては、すでに特開昭60−142359号、同
60−158463号、同62−239169号さらに
特開昭62−288002号、同63−267667
号、特開平2−276691号、特公平5−41991
号の各公報に開示されている。
【0006】特開平3−277591号公報に開示され
た後処理装置を備えた画像形成装置は、用紙の一辺のコ
ーナ部近傍に一箇所綴じする第1ステイプルモードと、
用紙の一辺の中央位置を挟み所定間隔距離に二箇所綴じ
する第2にステイプルモードとを有するものである。
【0007】前記用紙後処理装置においては、画像形成
装置本体から搬出された画像形成済みの用紙は、中間ス
タッカ内に整合されながら順次積載されて1部分の用紙
束として収納後に、綴じ処理等の用紙後処理が行われ、
綴じ処理された用紙束は、前記中間スタッカの底部に設
けられた排出ベルトに載せて搬送され、さらに上下一対
の排紙ローラによって挟持されて排紙皿上に排出され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図10は、用紙Pのコ
ーナ部に綴じ処理を行う綴じ手段の配置を示す平面図で
ある。
【0009】画像形成装置本体から搬出された用紙P
は、用紙後処理装置に導入され、装置内で搬送されて、
中間スタッカ上に整合処理され積載載置され、ステイプ
ラ50により綴じ処理される。
【0010】ステイプラ50の下綴じ処理部は、ステイ
プル針収容部を有し、用紙載置面にはステイプル針SP
を突出させる針穴部が穿設されている。
【0011】用紙束のコーナ部にステイプル針SPを斜
め打ちするときには、ステイプラ50を旋回させた後、
用紙Pをステイプラ50の下綴じ処理部の用紙載置面上
を通過させ、ストッパSTに突き当てる。この用紙Pの
搬送時に、用紙Pが搬送方向と直交する幅方向にずれて
ステイプラ50に進入したり、斜め送りされたりする
と、用紙Pの角部Paが、ステイプラ50の窪んだ針穴
部に引っかかり、耳折れ、用紙束の整合不良、綴じ処理
不良等を発生する。
【0012】本発明は、上記の問題点を解消し、用紙P
をステイプラ50の所定位置に確実に搬送して綴じ処理
する用紙後処理装置及び画像形成装置を提供することを
目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、用紙を搬送
する搬送手段と、搬送された用紙を積載する中間スタッ
カと、積載された用紙束を綴じ処理する綴じ手段と、か
ら成る用紙後処理装置において、前記綴じ手段は、綴じ
針を突出する針穴部を有する下綴じ処理部と、搬送され
る用紙の下面を保持して前記下綴じ処理部に案内する下
案内部材と、前記下綴じ処理部に積載された用紙束の上
面を押圧して綴じ処理する昇降可能な上綴じ処理部と、
前記下案内部材の用紙搬入方向上流部側に固定され、搬
入する用紙の下面を押圧する可撓性シート部材とを有す
ることを特徴とする用紙後処理装置によって達成され
る。
【0014】また、上記目的は、上記の用紙後処理装置
を備えた画像形成装置によって達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の用紙後処理装置の
実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0016】図1は用紙後処理装置FSの構成を示す断
面図である。
【0017】用紙後処理装置FSは、用紙Pの受け入れ
部が画像形成装置本体(複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等)Aの本体排紙手段1と合致するよう位置と高さを
調節して設置される。また、用紙後処理装置FSの搬送
手段は、画像形成装置本体Aの作動に対応して駆動され
るよう制御手段により制御される。
【0018】画像形成装置本体A内の画像形成部で用紙
Pの片面又は両面に画像形成された用紙Pは、定着装置
2により画像が定着され、本体排紙手段1から装置本体
外に排出された後、用紙後処理装置FSの受け入れ部1
1に搬入される。
【0019】受け入れ部11の入口部ローラ12の用紙
搬送下流に接続する用紙Pの搬送路は、上段の第1搬送
路10と中段の第2搬送路20および下段の第3搬送路
30の3系統に分岐されていて、切り替えゲートD1、
D2、D3の角度の選択により用紙Pが下記の何れかの
搬送路に給送されるようになっている。
【0020】(1)ノンステイプル、及びノンソート時
に用紙後処理上部の固定排紙皿に排出する場合に使用さ
れる搬送路 用紙Pは、受け入れ部11、入口部ローラ12を通過
し、第1搬送路10に搬送される。第1搬送路10にお
いては、第1の切り替えゲートD1の側方の通路aを通
過し、さらに上方の通路bを通過して、排出ローラ13
に挟持されて用紙後処理装置上部の固定排紙皿14上に
排出され、積載される(ストレート排紙)。
【0021】この固定排紙皿14には、最大約50枚の
用紙Pを収容可能であり、用紙後処理装置FSの上部か
ら容易に取り出すことができる。
【0022】(2)ノンソート、ノンステイプル、及び
オフセット時に昇降排紙皿に排出する場合に使用される
搬送路 画像形成装置の操作部からの入力により前記条件が設定
されると、切り替えゲートD1はソレノイドSD1の駆
動により揺動され、通路aを閉止し、通路cを開放状態
にする。
【0023】用紙Pは、受け入れ部11、入口部ローラ
12を通過し、切り替えゲートD1の下方に開放状態に
形成された通路cを通過して、搬送ローラ21に挟持さ
れて、第2搬送路20に搬送される。第2搬送路20で
は、斜め下方の第2の切り替えゲートD2の上方の通路
dを通過して、搬送ローラ22に挟持され、通路eを経
て、搬送ローラ(シフトローラ)23に挟持され、通路
fを経て、排紙ローラ24(下ローラ24A、上ローラ
24B)により装置外の昇降排紙皿60上に画像面上向
きで排出、載置される。25は上ローラ24Bを揺動す
る揺動手段である。
【0024】この昇降排紙皿60は昇降可能であり、最
大約2000枚の用紙Pを積載することができる。
【0025】(3)片面記録用紙のステイプルモードに
おいて、用紙反転搬送後に昇降排紙皿に排紙する搬送路 図2(a)は、片面画像形成済みの用紙P1の搬送経路
を示す断面図である。
【0026】第1搬送過程において、切り替えゲートD
1は、ソレノイドSD1により図示の状態に保持され通
路aを開放する。用紙P1の先端部は、正転駆動される
入口部ローラ12に挟持、搬送されて、上方の第1の切
り替えゲートD1の右側方の通路aを通過し、さらに上
方の通路bを通過して、正転駆動されている排出ローラ
13に挟持されて装置外上部の固定排紙皿14上に排出
され、一旦停止する。この停止時には、用紙P1の後端
部は排出ローラ13に挟持され、通路b内に位置してい
る。
【0027】第2搬送過程において、第1の切り替えゲ
ートD1は、ソレノイドSD1により揺動されて、通路
iを開放状態に保持する。用紙P1の後端部は、逆回転
駆動に切り替えられた排出ローラ13に挟持されて通路
b内を往路と逆方向に搬送されて、第4搬送路40に設
けたカール矯正手段である搬送ベルト41と押圧ローラ
42との圧接、挟持位置に進入する。搬送ベルト41は
駆動ローラ43と従動ローラ44間に巻回されて回動さ
れる。
【0028】用紙P1は、この搬送ベルト41と押圧ロ
ーラ42との圧接、挟持位置を通過するとき、画像形成
装置本体Aにより用紙Pに形成されたカールと逆方向の
カールが加えられることにより、カール矯正が行われ
る。
【0029】カール矯正手段の圧接、挟持位置において
カール矯正された用紙P1の先端部は、通路iを通過
し、搬送ローラ21に挟持、搬送されて、ソレノイドS
D2により開放された通路gに搬入される。
【0030】用紙P1は、搬送ローラ31に挟持、搬送
されて通路hを通過し、さらに図1に示す搬送ローラ3
2により傾斜配置された中間スタッカ33上に搬出され
る。中間スタッカ33上には、第1の画像面を下向きに
して図示のように頁揃えされる。
【0031】中間スタッカ33上に位置決めされた用紙
P1は、綴じ手段(ステイプラ)50により綴じ処理が
行われ、用紙束が綴じ合わされる。
【0032】(4)両面記録用紙のステイプルモードに
おいて昇降排紙皿に排紙する搬送路 図2(b)は、両面画像形成済みの用紙P2の搬送経路
を示す断面図である。
【0033】用紙P2は、入口部ローラ12により搬送
されて、第1の切り替えゲートD1の下方の通路cを通
過して、搬送ローラ21に挟持されて、第3搬送路30
である第3の切り替えゲートD3の下方の通路gを通過
して、搬送ローラ31により挟持、搬送され、通路hを
通過する。
【0034】図1に示す通路hの下流の搬送ローラ32
(駆動ローラ32A、従動ローラ32B)に挟持されて
搬送された用紙P2は、傾斜配置された中間スタッカ3
3の上方空間に放出され、中間スタッカ33または中間
スタッカ33上に積載された用紙P2の上面に接し、さ
らに滑走上昇したのち、搬送ローラ32から用紙後端が
排出されたのちには、用紙P2の自重により下降に転
じ、中間スタッカ33の傾斜面上を滑落し、ステイプラ
50近傍の用紙突き当て部材(ストッパ部材)35に用
紙P2の後端部が当接して停止する。
【0035】中間スタッカ33の両側面に移動可能に設
けた一対の整合部材36は用紙搬送方向と直交する方向
に移動可能であり、用紙P2が中間スタッカ33上に放
出される用紙受け入れ時には、用紙幅より広く開放さ
れ、中間スタッカ33上を滑落してストッパ部材35に
当接して停止するときには、用紙P2の幅方向の側縁を
軽打して用紙束の幅揃え(整合)を行う。この停止位置
において、中間スタッカ33上に所定枚数の用紙P2が
積載、整合されると、ステイプラ50から打ち出された
ステイプル針SPにより綴じ処理(ステイプル処理)が
行われ、用紙束が綴じ合わされる。
【0036】前記中間スタッカ33の用紙載置面の一部
には切り欠き部が形成されていて、駆動プーリ37Aと
従動プーリ37Bに巻回された複数の排出ベルト38が
回動可能に駆動される。排出ベルト38の一部には、排
出爪38aが一体に形成されていて、その先端部は、図
示一点鎖線のように長円軌跡を描く。綴じ処理された用
紙束Pは、排出ベルト38の排出爪38aにより用紙P
の後端を保持されて、排出ベルト38上に載せられ、中
間スタッカ33の載置面上を滑走して斜め上方に押し上
げられ、排紙ローラ24のニップ位置に進行する。回転
する排紙ローラ24に挟持された用紙束Pは、画像面上
向きで昇降排紙皿60上に排出、積載される。
【0037】図3はステイプラ50の側面図である。
【0038】ステイプラ50は、綴じ針(ステイプル
針)SPを突出させる針穴部51Aを有する下綴じ処理
部51と、搬送される用紙Pの下面を保持して下綴じ処
理部51に案内する下案内部材52と、下綴じ処理部5
1に積載された用紙束Pの上面を押圧して綴じ処理する
昇降可能な上綴じ処理部53と、上綴じ処理部53を昇
降駆動する駆動手段と、図示しないステイプル針供給手
段、とから構成されている。
【0039】下綴じ処理部51は、ステイプラ50の筺
体に固定され、ステイプル針供給手段から送り出された
ステイプル針SPを保持して打ち込むステイプル針打ち
込み部である。上綴じ処理部53は、駆動手段により昇
降し、ステイプル針SPの先端部を押圧して折り曲げ係
止するクリンチ側のステイプル針受け部である。
【0040】駆動モータM1はステイプラ50の筺体に
固定されている。駆動モータM1の駆動軸に固定された
ピニオン歯車G1は、中間軸に回転可能に支持された大
歯車G2に噛合する。この大歯車G2と同軸に固定され
た小歯車G3は大歯車G4に噛合する。この大歯車G4
と同軸に半月形のカム54が固定されている。このカム
54の周面には、レバー55の一方の端部に植設された
軸55aに回転可能に支持された円板状のカムフォロワ
56が弾性部材57により付勢されて圧接している。レ
バー55は固定軸58を中心にして揺動可能に支持され
ている。レバー55の他方の先端部は上綴じ処理部53
を昇降駆動させる。
【0041】レバー55の他方の先端部付近に穿設され
た長溝部55bは、上綴じ処理部53の昇降部材53A
に固定されたピン53Bに摺動する。昇降部材53Aに
は、ステイプル針受け部材53Cが固定されている。
【0042】駆動モータM1の駆動開始により、減速歯
車列を構成する歯車G1〜G4は、カム54を回転させ
る。カム54の矢視方向回転により、カム54のカム面
はカムフォロワ56を押し上げ、レバー55を弾性部材
57の付勢に抗して図示の反時計方向に揺動させる。レ
バー55の揺動により、長溝部55bはピン53Bを押
圧して、昇降部材53Aを図示しない案内手段に沿って
下降させる。昇降部材53Aの下降により、ステイプル
針受け部材53Cが一体になって矢視方向に下降し、下
綴じ処理部51上に載置された用紙束Pの上面側を強く
押圧する。
【0043】さらにステイプル針受け部材53Cが下降
すると、下綴じ処理部51に設けられたステイプル針押
し出し手段が、ステイプル針SPを上方に押し出す。ス
テイプル針押し出し手段とステイプル針受け部材53C
とに圧接、挟持されたステイプル針SPは、用紙束Pを
貫通してステイプル針受け部材53Cに突き当たって、
ステイプル針SPの先端部は折り曲げられて用紙束Pの
綴じ処理が終了する。綴じ処理終了後、駆動モータM1
の逆回転駆動により、レバー55が揺動され、昇降部材
53Aは上昇して初期の位置に復帰する。
【0044】図4は、ステイプラ50と用紙積載手段の
断面図である。
【0045】ステイプラ50によりステイプル針SPを
用紙後端部に下から上に打ち込まれた用紙束Pは、回動
を開始した排出ベルト38の排出爪38aにより搬送さ
れて、中間スタッカ33上を斜め上方に滑走し、排紙ロ
ーラ24(図1参照)に送り込まれる。
【0046】図5は、中間スタッカ33、整合部材3
6、ステイプラ50A,50Bを含む用紙積載手段の平
面図である。
【0047】図において、2個の整合部材36は中心線
CLに対して左右対称に配置され、用紙Pの搬送方向と
直交する方向に同時に移動可能である。左右の整合部材
36はそれぞれタイミングベルトTBに固定され、ガイ
ドバー34に摺動して移動する。タイミングベルトTB
は、駆動モータ(ステッピングモータが好ましい)M2
から中間ギア列を介して回動する。図示の整合部材36
は、ホームポジション位置にある状態を示す。このホー
ムポジション位置は、整合部材36に設けた突起部(被
検出部)36aと、中間スタッカ33に設けたホームポ
ジション検出用センサPS1とにより検出、制御され
る。整合部材36の排紙ローラ24に近接する側の先端
部には、可撓性薄板39が貼着されている。なお、図5
に示す一点鎖線は各種サイズの用紙Pを示す。
【0048】ステイプラ50A,50Bは、前記中心線
CLに対して左右対称に配置され、用紙サイズに応じて
用紙幅方向に移動可能であり、かつステイプル針S
A,SPBの打ち込み角度を選択可能にするように揺動
可能に支持されている。
【0049】図6(a)は各種サイズの用紙Pの進行方
向先端部Peに1箇所打ちされたステイプル針SPの位
置を示す平面図である。図6(b)は各種サイズの用紙
Pの進行方向先端部Peにステイプル針SPを打ち込む
ステイプラ50A,50Bの移動過程を示す平面図であ
る。
【0050】ステイプラ50A,50Bは、45°に傾
斜配置された状態で、用紙Pの進行方向先端部Peの平
行方向に直線移動して、所定距離A1,A2,A3のステ
イプル位置においてステイプル針SPA,SPBを打つ。
【0051】図7はステイプラ50の斜視図、図8
(a)はステイプラ50の平面図、 図8(b)はステ
イプラ50の側面図である。
【0052】ステイプラ50に進入する用紙Pの先端部
に当接して、用紙Pを位置決め規制するストッパ部材3
5の設置位置より、用紙進入方向上流部側には、可撓性
シート部材59が下案内部材52の上面に弾性変形可能
に固定されている。
【0053】即ち、可撓性シート部材59の一端は、下
案内部材52の上面の用紙進入方向上流部側の傾斜面部
52aに接着剤又は両面粘着テープ等により固定されて
いる。可撓性シート部材59は傾斜面部52aに片持ち
支持されている。可撓性シート部材59の他端の先端部
は自由端になっていて、ステイプラ50の奥側に向けて
斜め上方に傾斜している。
【0054】前記可撓性シート部材59は、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)等から成る厚さ約0.1m
mのフィルム状の樹脂部材から成る薄板で、弾性変形可
能であることが好ましい。
【0055】1枚目の用紙Pの進行方向先端部Peがス
テイプラ50のステイプル処理部に進入するとき、傾斜
配置された可撓性シート部材59の上面部が、用紙Pの
進行方向先端部Peの角部(コーナ部)Paを持ち上げ
た状態で通過させる。
【0056】このように可撓性シート部材59を配置す
ることにより、1枚目の用紙Pの角部Paが垂れ下がっ
た状態で下綴じ処理部51を通過しても、仰角状に配置
された可撓性シート部材59により、用紙Pの角部Pa
近傍が載置面部51Bの上面より持ち上げられるから、
用紙Pの角部Paが針穴部51Aに引っかかって整合不
良を発生することが防止される。
【0057】また、可撓性シート部材59は、上綴じ処
理部53のステイプル針受け部材53Cが下降して、用
紙束Pを綴じ処理するとき、ステイプル針受け部材53
Cと用紙束Pに押圧されて、載置面部51Bに圧接され
るが、厚さ約0.1mmのフィルム状の薄板であるか
ら、綴じ処理には支障は生じない。
【0058】図9は、用紙Pの角部Paに斜め綴じ処理
を行うステイプラ50A,50Bの配置を示す平面図で
ある。
【0059】奥側のステイプラ50Aには、可撓性シー
ト部材59Aが接着され、手前側の50Bには、可撓性
シート部材59Bが図示のように接着されている。各可
撓性シート部材59A,59Bは、それぞれ、下綴じ処
理部51の針穴部51Aの用紙搬入方向上流部側に弾性
変形可能に固定され、ステイプラ50A,50Bが旋回
して、用紙束Pのコーナ部近傍に綴じ針SPを打つと
き、下綴じ処理部51に搬入する用紙Pのコーナ部近傍
を押し上げて、用紙Pのコーナ部が針穴部51Aに進入
することを防止する位置に配置されている。
【0060】本発明の用紙後処理装置を備えた画像形成
装置により、用紙の片面、又は両面に画像が形成される
際に、用紙のコーナ部近傍に変形を生じた場合にも、用
紙を用紙後処理装置に導入して、用紙を整合して綴じ処
理する事ができる。
【0061】なお、本発明の用紙後処理装置は、複写
機、プリンタ、ファクシミリ、軽印刷機等の画像形成装
置本体と接続して使用する用紙後処理装置に適用可能で
ある。
【0062】
【発明の効果】本発明の用紙後処理装置により、用紙の
角部にステイプル針を斜め打ちするとき、用紙の角部が
ステイプラの下処理部に穿設された針穴部に引っかかっ
て生じる用紙束の整合不良が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】用紙後処理装置の構成を示す断面図。
【図2】片面画像形成済みの用紙の搬送経路を示す断面
図及び両面画像形成済みの用紙の搬送経路を示す断面
図。
【図3】ステイプラの側面図。
【図4】ステイプラと用紙積載手段の断面図。
【図5】中間スタッカ、整合部材、ステイプラを含む用
紙積載手段の平面図。
【図6】各種サイズの用紙とステイプル針の位置を示す
平面図、及び各種サイズの用紙にステイプル針を打つス
テイプラの移動過程を示す平面図。
【図7】ステイプラの斜視図。
【図8】ステイプラの平面図、及び側面図。
【図9】用紙の角部に斜め綴じ処理を行うステイプラの
配置を示す平面図。
【図10】用紙のコーナ部に綴じ処理を行う従来の綴じ
手段の配置を示す平面図。
【符号の説明】
21,22,23,31,32 搬送ローラ 24 排紙ローラ 33 中間スタッカ 35 用紙突き当て部材(ストッパ部材) 38 排出ベルト 50,50A,50B 綴じ手段(ステイプラ) 51 下綴じ処理部 51A 針穴部 51B 載置面部 52 下案内部材 52a 傾斜面部 53 上綴じ処理部 53C ステイプル針受け部材 55 レバー 59,59A,59B 可撓性シート部材 60 昇降排紙皿 A 画像形成装置本体 D1,D2,D3 切り替えゲート(切り替え手段) FS 用紙後処理装置 M1,M2 駆動モータ P,P1,P2 用紙、用紙束 Pa 角部 SP,SPA,SPB 綴じ針(ステイプル針)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H072 CA01 CA05 CB01 GA08 3F108 GA02 GA03 GA04 GA05 GB01 HA02 HA36 HA39

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を搬送する搬送手段と、搬送された
    用紙を積載する中間スタッカと、積載された用紙束を綴
    じ処理する綴じ手段と、から成る用紙後処理装置におい
    て、前記綴じ手段は、綴じ針を突出する針穴部を有する
    下綴じ処理部と、搬送される用紙の下面を保持して前記
    下綴じ処理部に案内する下案内部材と、前記下綴じ処理
    部に積載された用紙束の上面を押圧して綴じ処理する昇
    降可能な上綴じ処理部と、前記下案内部材の用紙搬入方
    向上流部側に固定され、搬入する用紙の下面を押圧する
    可撓性シート部材とを有することを特徴とする用紙後処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記可撓性シート部材は、前記下綴じ処
    理部の針穴部の用紙搬入方向上流部側に弾性変形可能に
    固定されていることを特徴とする請求項1に記載の用紙
    後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記可撓性シート部材は、前記綴じ手段
    が旋回して、用紙束のコーナ部に綴じ針を打つとき、前
    記下綴じ処理部に搬入する用紙のコーナ部近傍を押し上
    げて、用紙のコーナ部が前記針穴部に進入することを防
    止する位置に配置されていることを特徴とする請求項1
    に記載の用紙後処理装置。
  4. 【請求項4】 前記可撓性シート部材は、フィルム状の
    樹脂部材であることを特徴とする請求項1〜3の何れか
    1項に記載の用紙後処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか1項に記載の用紙
    後処理装置を備えてなることを特徴とする画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018043885A (ja) * 2012-04-16 2018-03-22 株式会社リコー シート処理装置及び画像形成システム

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JP2018043885A (ja) * 2012-04-16 2018-03-22 株式会社リコー シート処理装置及び画像形成システム

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