JP2000281176A - 地下タンクの電蝕防止構造 - Google Patents

地下タンクの電蝕防止構造

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JP2000281176A
JP2000281176A JP11083825A JP8382599A JP2000281176A JP 2000281176 A JP2000281176 A JP 2000281176A JP 11083825 A JP11083825 A JP 11083825A JP 8382599 A JP8382599 A JP 8382599A JP 2000281176 A JP2000281176 A JP 2000281176A
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underground tank
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
    • C23F2213/00Aspects of inhibiting corrosion of metals by anodic or cathodic protection
    • C23F2213/10Controlling or regulating parameters
    • C23F2213/11Controlling or regulating parameters for structures subject to stray currents
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use

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  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地下に漏洩する迷走電流を遮断して地下タン
クの電蝕を防止することができると共に、製造及び施工
作業を容易に行うことができる地下タンクの電蝕防止構
造を提供する。 【解決手段】 コンクリート製の支持板11の上面にア
スファルト製の絶縁支持層12を設ける。この絶縁支持
層12の上面に地下タンク13を設置する。この地下タ
ンク13を構成するタンク本体14は、鉄製の底板15
と円筒状の筒体16とにより構成され、その筒体17の
外周面には耐蝕層20を形成する。又、タンク本体14
の外周面から所定距離離れた位置に同心状にシールド部
材としての金網25を配設する。この金網25によって
地下に流れる迷走電流を捕捉し、タンク本体14の迷走
電流による電蝕を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下タンクの電蝕
防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、飲料水あるいは消火用の水を蓄
えるために、地下タンクが用いられる。この地下タンク
は、有底円筒状に形成されたタンク本体と、該本体の上
端開口部を閉鎖する蓋板とにより構成されている。又、
前記タンク本体は、機械的強度を担う例えばSS400
等の鉄材よりなるタンク本体と、該本体の外周面に塗布
された絶縁性の樹脂やタールよりなる絶縁層と、さら
に、タンク本体の内周面に接合された例えばステンレス
スチール(SUS304)等の耐蝕性金属材よりなるラ
イニング層とにより構成されている。
【0003】前記絶縁層により、地下に埋設されたタン
ク本体に侵入しようとする地下迷走電流を遮断し、タン
ク本体の腐蝕を防止するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の地
下タンクの迷走電流による腐蝕防止構造は、タンク本体
の外周面に絶縁層を形成するため、絶縁層が地中に含ま
れる各種の成分によって劣化し、絶縁層に亀裂が入る
と、その亀裂から迷走電流がタンク本体に侵入するの
で、タンク本体の電蝕を防ぐことが難しいという問題が
あった。
【0005】又、タンク本体の外周全体に絶縁層を塗布
する作業は、一回の塗布作業で終わることはなく、数回
繰り返し行われるので、非常に作業が面倒でコストの増
大を招くという問題があった。例えば、タールやエポキ
シ樹脂等の塗装作業は、一平方メートル当たりコストが
一万円程度となるので、全表面を絶縁層の塗装により電
蝕防止を図ろうとすると、一基の地下タンクで数十万〜
百万を越えるような高価なものとなる。
【0006】ところで、地下タンクを埋設した土中の土
壌は腐蝕するが、この原因としては、土質、土中の塩
素、鉄道沿線沿いで変電所付近の漏洩電流、地下水、建
築されたコンクリートからの電流、土中の酸素等が考え
れる。土壌の腐蝕の程度は前述した土質や塩素、酸素の
濃度や漏洩電流値等により進行度合いが異なる。いずれ
にしても不安定な土質の中に埋設された地下タンクにお
いて、前述した迷走電流によるタンクの電蝕を低コスト
で防止するのは非常に難しいという問題がある。
【0007】この発明の目的は上記従来の技術に存する
問題を解消して、地下タンクの外周面に侵入しようとす
る迷走電流を遮断して、地下タンクの迷走電流による電
蝕を未然に防止することができる地下タンクの電蝕防止
構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、地下に埋設されたタ
ンクの外周面を所定間隔をおいて覆うようにシールド部
材を配置している。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記シールド部材は多孔性のものである。請求項
3に記載の発明では、請求項2において、前記多孔性の
シールド部材は金網である。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項3にお
いて、前記金網は垂直線材と水平線材により碁盤目状に
形成されている。請求項5に記載の発明では、請求項4
において、前記金網の一マスの大きさは縦・横120m
m×120mm以下に形成され、金網と地下タンクの外
周面との間隔は金網の一マスの大きさより遥かに大きく
設定されている。
【0011】請求項6に記載の発明では、請求項1〜5
のいずれかにおいて、多孔性のシールド部材はタンク本
体の外周面からほぼ等距離をおいて配設されている。請
求項7に記載の発明では、請求項1〜5のいずれかにお
いて多孔性のシールド部材は、その下端周辺が地下タン
ク側に変向するように折り曲げ形成されている。
【0012】請求項8に記載の発明では、請求項1〜5
のいずれかにおいて、多孔性のシールド部材は、地下タ
ンクの外周面から所定間隔をおいて、上下方向に埋設さ
れる多数のシールドロッドにより構成されている。
【0013】請求項9に記載の発明では、請求項1〜5
のいずれかにおいて、シールド部材とタンク本体の外周
面との間に充填された土の性質はほぼ均一である。請求
項10に記載の発明では、請求項1において、前記シー
ルド部材は、金属薄膜により形成されている。
【0014】請求項11に記載の発明では、請求項1〜
5のいずれかにおいて、前記シールド部材には集電電極
が接続されている。請求項12に記載の発明では、請求
項11において、前記集電電極の材質として土中の腐蝕
電位が炭素鋼よりなるシールド部材の腐蝕電位よりも低
い導電性を有する金属あるいは合金で、マグネシウム、
マグネシウム合金、亜鉛、亜鉛合金、アルミニウム及び
アルミニウム合金等からなる群から選択される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施形態を図1及び図2に基づいて説明する。地面Eから
所定深さに形成されたタンク埋設用の有底円筒状の穴H
の底部にはコンクリート製の支持板11が設けられ、そ
の上面にはアスファルト製の絶縁支持層12が形成され
ている。この絶縁支持層12の上面には地下タンク13
が載置されている。この地下タンク13は有底円筒状の
タンク本体14と、該タンク本体14の上端開口部を覆
う蓋板15とにより構成されている。
【0016】前記タンク本体14は例えば鉄材(SS4
00)等の高強度金属材よりなる水平円板状の底板16
と、該底板16の外周上縁に溶接された円筒状の同じく
高強度金属材よりなる筒体17とにより構成されてい
る。前記底板16の上面及び筒体17の内周面には例え
ばステンレススチール(SUS304)等の耐腐蝕性金
属材よりなるライニング層18,19が接合固定されて
いる。又、前記筒体17の外周面には樹脂あるいはター
ル等の絶縁剤が塗布され、電蝕以外の腐蝕に耐えるよう
に比較的薄い耐腐蝕層20が形成されている。
【0017】前記蓋板15は高強度金属材よりなる水平
の円盤状を成す本体21と、該本体21の上下両面に接
合された耐腐蝕金属材よりなるライニング層22,23
とにより構成されている。
【0018】前記タンク本体14の外側方には該タンク
本体14の外周面から所定間隔をおいて同心状に多孔性
のシールド部材としての金網25が配設されている。金
網25は前記地面に形成した穴Hの内周面に接するよう
に収容されている。前記タンク本体14の外周面と金網
25との間には、均一土質の土E1が充填されている。
この均一土壌E1としては、例えば保水性の低い砂等を
用いるのが望ましい。
【0019】前記金網25は導電性を有する例えば炭素
鋼等の金属線材を縦横に組み合わせて碁盤目状に溶接し
たものを用いており、それらの各マスメは正方形状とな
っている。この一マスの大きさは縦・横100mm×1
00mm程度でよいが、50mm〜120mm四角の範
囲に設定される。金網25と地下タンク13の外周面と
の間隔は金網25の一マスの大きさより遥かに大きく、
例えば数倍から十数倍に設定されている。
【0020】前記金網25の下側近傍には導電性を有す
る犠牲防蝕的な材料、例えば亜鉛、亜鉛合金等よりなる
集電電極26が埋設され、リード線27により金網25
と電気的に接続されている。
【0021】次に、前記のように構成した地下タンクの
電蝕防止構造について、その作用を説明する。例えば変
電所等の近くに埋設された地下タンク13は、変電所か
ら漏洩する地下の迷走電流の影響を受けやすい。この迷
走電流は地面Eから所定深さの土を媒体として横方向に
流れるので、金網25によってその迷走電流が捕捉さ
れ、この迷走電流はリード線27から集電電極26に流
れる。このため、タンク本体14あるいは蓋体15に流
れることはなくタンク本体14の迷走電流による腐蝕を
防止することができる。
【0022】前記実施形態の地下タンクの電蝕防止構造
の効果を構成と共に列記する。 (1)多孔性のシール部材として金網25を用いている
ので、製造を容易に行うことができると共に、地下タン
ク13の埋設箇所への配設作業を容易に行うことができ
る。
【0023】(2)金網25は地下タンク13の全周を
覆うように同心状に埋設されているので、いかなる方向
から侵入してきた迷走電流も確実に捕捉することができ
る。 (3)均一の網目を有する金網25を用いたので、迷走
電流の捕捉をどの部位においても安定して行うことがで
きる。
【0024】(4)前記金網25はタンク本体14から
所定間隔をおいて同心状に設けられているため、迷走電
流の遮断効果を均一に発揮することができる。 (5)前記支持板11の上面に絶縁支持層12を設け、
この支持層12にタンク本体14を支持するようにした
ので、下方から侵入しようとする迷走電流を遮断するこ
とができる。
【0025】なお、前記実施形態は以下のように変更し
て具体化することもできる。 ・図3に示すように金網25に代えて縦格子状のシール
ド部材30を用いてもよい。このシールド部材30は上
下一対の導電性を有する金属リング31,32の間に多
数の導電性を有するシールド線33〜33を等ピッチで
連結して構成されている。
【0026】この別例においては、金網よりなるシール
ド部材と比較してシールド部材30の製造を容易に行う
ことができる。 ・図4に示すように金網25の網目25aの形状を六角
形状にしたり、図示しないが三角形状、五角形状あるい
は七角形以上の多角形状にしたりしてもよい。
【0027】・図5に示すように金網25の下端周縁に
対し横方向に湾曲する部分25bを設けてもよい。この
別例においては、タンク本体14と金網25との間の下
端部間から侵入しようとする迷走電流を確実に遮断する
ことができる。
【0028】・図5に示すように既設の地下埋設タンク
13あるいは新設の地下埋設タンクにおいて、そのタン
ク本体14の近傍に対しシールド部材40を構成するシ
ールドロッド41を土中に挿入し、全体としてタンク本
体14を囲むように多数のシールドロッド41〜41を
埋設し、各ロッド41〜41の上端部をリード線42に
より接続するようにしてもよい。
【0029】この別例の場合には、既設の地下タンク1
3の周囲に容易に電蝕防止用のシールド部材を配設する
ことができる。 ・多孔性のシールド部材として、導電性を有する金属板
材をプレス成形して金網状に打ち抜き形成したシールド
プレートを用いることもできる。
【0030】この別例の場合には、シールド部材の製造
を容易に行うことができる。 ・前記シールド部材を、金属薄膜により形成してもよ
い。この金属として例えば炭素鋼があり、その厚みは数
μm〜数mmの範囲で選択される。
【0031】・集電電極26の材質として土中の腐蝕電
位が炭素鋼よりなるシールド部材の腐蝕電位よりも低い
導電性を有する金属あるいは合金として、前述した亜
鉛、亜鉛合金以外に、例えばマグネシウム、マグネシウ
ム合金、アルミニウム又はアルミニウム合金等がある。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は以下の
ような効果を奏する。請求項1記載の発明では、地下タ
ンクに侵入しようとする迷走電流をシールド部材により
捕捉して地下タンクの電蝕を防止することができると共
に、絶縁層を塗布する構造と比較して製造及び施工作業
を容易に行いコストを低減することができる。
【0033】請求項2記載の発明では、前記シールド部
材が多孔性であるため、軽量化を図ることができる。請
求項3記載の発明では、多孔性のシールド部材が金網で
あるので、製造及び施工作業を更に容易に行うことがで
きる。
【0034】請求項4記載の発明では、金網が碁盤目状
に形成されているので、迷走電流の捕捉を全周に渡って
ほぼ均一安定して行うことができる。請求項5記載の発
明では、金網の一マスの大きさが縦・横120mmの正
方形以下に形成されているので、迷走電流の捕捉を地下
タンク本体の外周面と金網との間隔を所定値以上に設定
することにより確実に行うことができる。
【0035】請求項6記載の発明では、地下タンクの外
周面に対しシールド部材がほぼ同心状に配設されている
ので、迷走電流の捕捉作用を安定化することができる。
請求項7記載の発明では、シールド部材の下端周縁に更
に横方向内方に向くシールド部が形成されているので、
より確実に迷走電流を遮断することができる。
【0036】請求項8記載の発明では、既設の地下タン
クの周囲に容易に施工することができる。請求項9記載
の発明では、シールド部材とタンク本体の外周面との間
に充填された土の性質がほぼ均一であるので、地下タン
クの外周面の腐蝕を抑制することができる。
【0037】請求項10記載の発明では、シールド部材
が金属薄膜により形成されているので、より確実に電蝕
を防止することができる。請求項11記載の発明では、
シールド部材には集電電極が接続されているので、シー
ルド部材の電位を低くして迷走電流の捕捉を円滑に行う
ことができる。
【0038】請求項12記載の発明では、集電電極の材
質として土中の腐蝕電位がシールド部材の腐蝕電位より
も低い材質としたので、シールド部材に流れた迷走電流
を集電電極へ円滑に導くことができ、シールド部材の腐
蝕を抑制し、耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した地下タンクの電蝕防止
構造を示す縦断面図。
【図2】 図1の地下タンクの水平断面図。
【図3】 この発明の別の実施形態を示すシールド部材
のみの斜視図。
【図4】 別の実施形態のシールド部材の網目を示す正
面図。
【図5】 別の実施形態の電蝕防止構造を示す略体図。
【図6】 別の実施形態の電蝕防止構造を示す略体斜視
図。
【符号の説明】
11…支持板、12…絶縁支持層、13…地下タンク、
14…タンク本体、25…シールド部材としての金網、
26…集電電極、30…シールド部材、31,32…導
電性の円環状リング、33…シールド線、40…シール
ド部材、41…シールドロッド、42…リード線。
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月2日(1999.4.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】・図に示すように既設の地下埋設タンク
13あるいは新設の地下埋設タンクにおいて、そのタン
ク本体14の近傍に対しシールド部材40を構成するシ
ールドロッド41を土中に挿入し、全体としてタンク本
体14を囲むように多数のシールドロッド41〜41を
埋設し、各ロッド41〜41の上端部をリード線42に
より接続するようにしてもよい。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月17日(2000.1.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、地下に埋設されたタ
ンクは、その外周面に絶縁剤が塗布されることによって
耐腐蝕層を形成し、該耐腐蝕層を通過してタンクへ侵入
しようとする迷走電流を遮断すべく、タンクの外周面を
所定間隔をおいて覆うようにシールド部材配置され
いる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項に記載の発明では、請求項にお
いて、前記シールド部材は、垂直線材と水平線材により
碁盤目状に形成される金網よりなり、前記金網の一マス
の大きさは縦・横120mm×120mm以下に形成さ
れ、金網と地下タンクの外周面との間隔は金網の一マス
の大きさより遥かに大きく設定されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項に記載の発明では、請求項1又は
において、多孔性のシールド部材はタンク本体の外周
面からほぼ等距離をおいて配設されている。請求項
記載の発明では、請求項1又は2において多孔性のシ
ールド部材は、その下端周辺が地下タンク側に変向する
ように折り曲げ形成されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】請求項に記載の発明では、請求項1又は
において、シールド部材とタンク本体の外周面との間
に充填された土の性質はほぼ均一である。請求項に記
載の発明では、請求項1において、前記シールド部材
は、金属薄膜により形成されている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項に記載の発明では、請求項1又は
において、前記シールド部材には集電電極が接続され
ている。請求項に記載の発明では、請求項におい
て、前記集電電極の材質として土中の腐蝕電位が炭素鋼
よりなるシールド部材の腐蝕電位よりも低い導電性を有
する金属あるいは合金で、マグネシウム、マグネシウム
合金、亜鉛、亜鉛合金、アルミニウム及びアルミニウム
合金等からなる群から選択される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は以下の
ような効果を奏する。請求項1記載の発明では、地下タ
ンクに侵入しようとする迷走電流をシールド部材により
捕捉して地下タンクの電蝕を防止することができると共
に、絶縁層を塗布することで電蝕を防止しようとする従
来技術の構造と比較して製造及び施工作業を容易に行い
コストを低減することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】請求項記載の発明では、前記シールド部
材が碁盤目状の金網で形成されているので、軽量化と製
造及び施工作業の容易化を図ることができるとともに、
迷走電流の捕捉を全周に渡ってほぼ均一安定して行うこ
とができる。また、金網の一マスの大きさが縦・横12
0mmの正方形以下に形成されているので、迷走電流の
捕捉を地下タンク本体の外周面と金網との間隔を所定値
以上に設定することにより確実に行うことができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】請求項記載の発明では、地下タンクの外
周面に対しシールド部材がほぼ同心状に配設されている
ので、迷走電流の捕捉作用を安定化することができる。
請求項記載の発明では、シールド部材の下端周縁に更
に横方向内方に向くシールド部が形成されているので、
より確実に迷走電流を遮断することができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】 請求項載の発明では、シールド部材とタ
ンク本体の外周面との間に充填された土の性質がほぼ均
一であるので、地下タンクの外周面の腐蝕を抑制するこ
とができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】請求項記載の発明では、シールド部材が
金属薄膜により形成されているので、より確実に電蝕を
防止することができる。請求項記載の発明では、シー
ルド部材には集電電極が接続されているので、シールド
部材の電位を低くして迷走電流の捕捉を円滑に行うこと
ができる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】請求項記載の発明では、集電電極の材質
として土中の腐蝕電位がシールド部材の腐蝕電位よりも
低い材質としたので、シールド部材に流れた迷走電流を
集電電極へ円滑に導くことができ、シールド部材の腐蝕
を抑制し、耐久性を向上することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E070 AA03 AA13 BA06 BB10 DA01 DA03 4K060 AA02 AA04 AA09 AA10 BA13 BA14 BA41 DA05 EA06 EB01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下に埋設されたタンクの外周面を所定
    間隔をおいて覆うようにシールド部材を配置したことを
    特徴とする地下タンクの電蝕防止構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記シールド部材は
    多孔性のものである地下タンクの電蝕防止構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記多孔性のシール
    ド部材は金網である地下タンクの電蝕防止構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記金網は垂直線材
    と水平線材により碁盤目状に形成されている地下タンク
    の電蝕防止構造。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記金網の一マスの
    大きさは縦・横120mm×120mm以下に形成さ
    れ、金網と地下タンクの外周面との間隔は金網の一マス
    の大きさより遥かに大きく設定されている地下タンクの
    電蝕防止構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、多孔
    性のシールド部材はタンク本体の外周面からほぼ等距離
    をおいて配設されている地下タンクの電蝕防止構造。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかにおいて多孔性
    のシールド部材は、その下端周辺が地下タンク側に変向
    するように折り曲げ形成されている地下タンクの電蝕防
    止構造。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5のいずれかにおいて、多孔
    性のシールド部材は、地下タンクの外周面から所定間隔
    をおいて、上下方向に埋設される多数のシールドロッド
    により構成されている地下タンクの電蝕防止構造。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5のいずれかにおいて、シー
    ルド部材とタンク本体の外周面との間に充填された土の
    性質はほぼ均一である地下タンクの電蝕防止構造。
  10. 【請求項10】 請求項1において、前記シールド部材
    は、金属薄膜により形成されている地下タンクの電蝕防
    止構造。
  11. 【請求項11】 請求項1〜5のいずれかにおいて、前
    記シールド部材には集電電極が接続されている地下タン
    クの電蝕防止構造。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記集電電極の
    材質として土中の腐蝕電位が炭素鋼よりなるシールド部
    材の腐蝕電位よりも低い導電性を有する金属あるいは合
    金で、マグネシウム、マグネシウム合金、亜鉛、亜鉛合
    金、アルミニウム及びアルミニウム合金等からなる群か
    ら選択される地下タンクの電蝕防止構造。
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