JP2000281085A - 脱気シール用袋体と脱気シール用加工シートと脱気シール方法 - Google Patents

脱気シール用袋体と脱気シール用加工シートと脱気シール方法

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JP2000281085A
JP2000281085A JP11094801A JP9480199A JP2000281085A JP 2000281085 A JP2000281085 A JP 2000281085A JP 11094801 A JP11094801 A JP 11094801A JP 9480199 A JP9480199 A JP 9480199A JP 2000281085 A JP2000281085 A JP 2000281085A
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deaeration
sealing
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Ichiro Maruyama
一郎 丸山
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Fuji Impulse Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋体内部の空気を確実に脱気することがで
き、しかも加工コストを低くして安価に製造できる脱気
シール用袋体と脱気シール用加工シートと脱気シール方
法を提供する。 【解決手段】 開口部3を有すると共に、この開口部3
を残して他の辺縁4が密封されている。密封された辺縁
4に囲まれた内部に配置されていると共に表面に溝状の
凹部5aが形成された加工シート5を有していて、この
加工シート5の平面積が袋体内部の平面積の70%以上
を占める脱気シール用袋体とこれに用いる脱気シール用
加工シートと脱気シール方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は脱気シール用袋体と
脱気シール用加工シートと脱気シール方法に関し、詳し
くは、内容物を収納した袋体の内部を脱気すると共に袋
体開口部をシール可能になっている脱気シール用袋体と
脱気シール用加工シートとこれを用いた脱気シール方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスバリアー性の高い樹脂フィルムから
なる袋体に内容物を充填し、袋体内部を脱気しつつ、あ
るいは不活性ガスを充填しつつ、袋体開口部を熱融着な
どの手法により封緘する真空(脱気)包装機は、内容物
に悪影響を与えることなく内容物を長く保存できるた
め、食品包装、薬品包装、精密部品包装などの分野で用
いられている。これには、樹脂製の袋体の内部に内容物
を充填した後、袋体の開口部に真空包装機のノズルを挿
入して吸引脱気シールするノズル方式と、真空槽内で脱
気シールするチャンバー方式とがあり、夫々用途に応じ
て使用されている。前者の方式は、構造上高真空度は得
られないが、袋体内部だけの脱気なので脱気速度が速く
て、作業能率が高く、又脱気すると共に内部に不活性ガ
ス等を充填してシールすることもできて、特に多用され
ている。
【0003】ところが、袋体を構成するのが薄い樹脂製
のシートあるいはフィルムであるため、脱気した際に、
内容物の形状によっては、隅などの周辺部の樹脂どうし
が空気層を部分的に残したまま密着することがあり、必
ずしも袋体内部の空気全てを確実に脱気することができ
ない場合がある。内部に空気が残ると、内容物に酸化が
生じたりして変質するおそれがあったり、搬送する場合
にも嵩張るために搬送効率が悪くなるといった不都合が
あった。
【0004】そこで、エンボス加工などにより樹脂表面
に凹凸部を設けた樹脂シートを、袋体の内表面に配置す
るように積層した樹脂製の管状容器が開発された(特開
平1−294027号公報)。この管状容器は、格子縞
状に配置された均一厚さを有する多数の隆起部を、少な
くとも片面の管状容器の内表面に位置するようにしたも
ので、四辺形をしている一辺を開口部として残し、他の
辺縁を接合・閉鎖して管状にすると共に、開口部に、真
空ポンプに接続されたノズルを挿入して、内容物を収納
した管状容器内部を脱気するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この管
状容器を構成する樹脂シートは少なくとも片面にエンボ
ス加工が施されているため、この面と他の面とを接合し
て管状容器を形成する接合方法が面倒であり、加圧、加
熱などの融着条件の選択幅が狭いため、融着不良を起こ
し易くて歩留りが悪く、生産性の高いものではない。そ
の結果、管状容器のコストは高くなり、安価な容器の開
発が強く要請されている。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の
有する問題点に鑑みて、袋体内部の空気を確実に脱気す
ることができ、しかも加工コストを低くして安価に製造
できる脱気シール用袋体とこれを用いた脱気シール方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は各請求項記載
の発明により達成される。すなわち、本発明に係る脱気
シール用袋体の特徴構成は、開口部を有すると共に、こ
の開口部を残して他の辺縁が密封されている樹脂製の脱
気シール用袋体であって、密封された前記辺縁に囲まれ
た内部に配置されていると共に表面に溝状の凹部が形成
された加工シートを有していて、この加工シートの平面
積が袋体内部の平面積の70%以上を占めることにあ
る。
【0008】このように構成されていると、内容物を収
納した袋体内部を脱気する際、袋体内部に配置されてい
る加工シート表面の凹部を通して内部空気の効果的な排
除が実現できるので、袋体を構成する樹脂どうしが袋体
内部で部分的に密着するといった事態が生じない。更
に、凹部が形成されている加工シートが、袋体とは別体
に存在し、袋体の辺縁と共に密封する必要がないので、
辺縁での密着不良を起こすことがなく、従って製造歩留
りが高く、生産性を著しく向上できるものとなる。しか
も、加工シートの平面積が袋体内部の平面積の70%以
上を占めることから、確実に内部空気の排除ができ、袋
体どうしの部分密着が生じない。尚、加工シートの平面
積は、袋体内部の平面積の70〜95%であると一層好
ましい。この場合の加工シートの平面積が袋体内部の平
面積の95%というのは、袋体内部と加工シートとの間
に僅かな隙間が開いていればよいことを意味する。
【0009】その結果、袋体内部の空気を確実に脱気す
ることができ、しかも加工コストを低くして安価に製造
できる脱気シール用袋体を提供することができた。
【0010】尚、本明細書で「シート」とは、全体の大
きさからみて厚みの薄い形状を総称するものとし、本来
のシートのみならずフィルムをも含む概念として用い
る。
【0011】脱気シール用袋体を、密封された前記辺縁
が略同じ幅を有していて、前記加工シートの形状が袋体
の外形と略相似形をなすと共に、前記加工シートが袋体
とは非接着に配置されているものであってもよい。
【0012】このように構成されていると、融着装置を
用いた融着法などによる袋体辺縁の密封作業が容易であ
ると共に、加工シートを袋体内部に配置することが容易
となって都合がよい。しかも、加工シートが袋体とは非
接着に配置されているので、袋体内部で内容物を加工シ
ート上に載置して脱気する際に、脱気と同時に開口部方
向への移動動作を生じ(内容物の存在のため加工シート
自体が袋体外に移動することはない)、これが脱気に際
して袋体内部の空気の排出を誘導する方向に作用するた
め、脱気が無理なく行える。
【0013】袋体がガスバリアー性の高い、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリエステル、フッ素樹脂のいずれか又はこ
れらの複合体又はこれらと他の透明性樹脂との複合体か
ら形成されていることが好ましい。
【0014】このように構成されていると、脱気された
袋体内部に収納され内容物を長期保存できるものとなっ
て都合がよい。この場合、ガスバリアー性の高い樹脂を
用いながら、複数の樹脂をラミネートすると一層ガスバ
リアー性が向上して都合がよい。
【0015】又、本発明に係る脱気シール用加工シート
の特徴構成は、請求項1又は2記載の脱気シール用袋体
に使用されるものであって、表面に溝状の凹部が形成さ
れていることにある。
【0016】このように構成されていると、開口部を残
して他の辺縁が密封されている樹脂製の脱気シール用袋
体に内容物を収納して脱気シールする際、脱気シール装
置の吸引口を袋体内部に挿入しての脱気が、加工シート
表面の凹部を通して効果的に実現できて都合がよい。し
かも、凹部が形成されている加工シートが、前記袋体と
は別体に存在し、袋体の辺縁と共に密封する必要がない
ので、辺縁での密着不良を起こすことがなく、従って、
袋体を製造するにあたり製造歩留りを高く、生産性を著
しく向上できることに寄与し得る。
【0017】尚、脱気シール用加工シートの材質は、袋
体を構成する樹脂のようにガスバリアー性の高いもので
ある必要は必ずしもなく、脱気可能な各種樹脂を用いる
ことができ、又紙であってもよいし、不織布等の布製で
もよく、これらの複合体でもよい。
【0018】更に、本発明に係る脱気シール方法の特徴
構成は、内容物を収納した請求項1〜3のいずれか1の
脱気シール用袋体の開口部に、脱気装置に接続された吸
引口を挿入し、前記袋体内部を吸引して後、前記袋体開
口部を熱融着してシールすることにある。
【0019】このように構成されていると、内容物を収
納した袋体内部を脱気する際、袋体を構成する樹脂どう
しが袋体内部で部分的に密着するといった事態が生じ
ず、従って製造歩留りが高く、高い生産性を確保でき
る。しかも、凹部が形成されている加工シートが、袋体
とは別体に存在し、袋体の辺縁と共に密封する必要がな
いので、辺縁での密着不良を起こすことがなく、袋体自
体の製造コストも安価となる。
【0020】その結果、袋体内部の空気を確実に脱気す
ることができ、しかも加工コストを低くして安価に製造
できる袋体を用いるので、製造コストの低い脱気シール
方法を提供することができた。
【0021】更に又、本発明に係る脱気シール方法の特
徴構成として、内容物を収納した請求項1〜3のいずれ
か1の脱気シール用袋体の開口部に、脱気装置に接続さ
れた吸引口を挿入し、前記袋体内部を吸引して後、前記
袋体にガスを充填し、次いで前記袋体開口部を熱融着し
てシールするものであってもよい。
【0022】このように構成されていると、袋体内部に
ガス充填する脱気シール方法に対して、ガス充填する前
に袋体内部の空気を確実に排除できるので、ガス充填工
程が短時間で済むと共に、内容物の品質維持に優れたも
のとなり、内容物を長期保存するに適した状態に包装で
きて都合がよい。この場合、充填するガスは、目的に応
じて種々のガスを選択できる。酸化を防止したいとき
は、窒素、アルゴン、その他の不活性ガスあるいは還元
ガスを充填することが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る脱気
シール用袋体Aの概略全体構造を示す。この袋体Aは全
体が平面視で長方形をしていて、ガスバリアー性の優れ
たポリ塩化ビニリデン製の薄い透明シート1,2を重
ね、開口部3以外の残りの三辺の辺縁4を融着すると共
に、全体にわたって溝5aが形成された薄いポリエチレ
ン製の加工シート5が袋体内部に挿入され、収納されて
構成されている。尚、袋体Aは透明樹脂製であれば内容
物を視認できて便利であるが、内容物を視認する必要の
ない物を収納包装する場合には、透明樹脂で構成する必
要は必ずしもない。
【0024】加工シート5は袋体Aと略相似な長方形を
しており、その平面積は袋体A内部の平面積の70%程
度を占める大きさとなっている。従って、袋体Aの内部
に収納した内容物Bは加工シート5の上面に配置され、
袋体Aの開口部3付近を脱気シール装置Cによって融着
してシールする際に、加工シート5の表面に形成されて
いる溝5aを通して内部空気の排出が効果的に行われる
ことになる。その場合、加工シート5の周辺部分では、
袋体Aを構成する上下シート1,2に密着が生じるが、
加工シート5の存在により袋体内部の空気が残留する現
象は起こらないのである。つまり、加工シート5が袋体
内部で大きな平面積を占めるため、加工シート5周辺の
上下シート1,2に密着現象の生じる余地がなく、しか
も加工シート5が袋体を構成する上下シートと別体であ
るため、脱気と同時に開口部方向への移動動作を生じ
(内容物の存在のため加工シート5自体がノズル内に吸
引・移動することはない)、これが脱気に際して袋体内
部の空気の排出を誘導する方向に作用するため、脱気が
無理なく行えることになる。更に、加工シート5の開口
部3に面した端部5bは、袋体Aの開口部3より幾分内
側にあるので、開口部における加圧・融着時のシールが
容易・確実に行える。
【0025】尚、加工シート5の表面に形成されている
溝5aは、図1では加工シートの表面を斜めに走る一方
向のものに形成されているが、溝の形状としてはこれに
限定されるものではなく、双方向に形成されていてもよ
く、又格子状になっていてもよいし、不規則な形状であ
ってもよい。その凹形状も、エンボスロールによって加
工されたように、表裏で互い違いに凹凸を形成している
ようなものでもよい。
【0026】次に、前記脱気シール用袋体Aを用いて脱
気シールする方法を、図2(a)〜(d)を参照して説
明する。まず、図2(a)は、内容物Bを計量・収納し
た袋体Aを、脱気シール装置Cの近傍に配置したテーブ
ル6上に載置し、この袋体Aの開口部3に脱気シール装
置Cの吸引口であるノズル7を挿入する。ノズル7は、
脱気シール装置Cの本体内部に備えられている真空ポン
プ等の脱気装置(図示略)と接続されていて、所定時
間、所定脱気量を脱気可能になっている。
【0027】次に、図2(b)に示すように、脱気シー
ル装置Cのレバー8を降下させる。このレバー8を降下
させると、脱気シール装置Cの上下スポンジパッキン
9,10が袋体Aの開口部3に挿入されたノズル7を挟
持するようになる。上部スポンジパッキン9は、レバー
8の先端部8aに設けられている貫通孔を通して貫通さ
れているボルト11下端のスポンジパッキンケース12
内に配置されていると共に、このスポンジパッキンケー
ス12の上面はコイルスプリング13によって付勢され
ている。このコイルスプリング13の付勢力の抗してレ
バー8を降下させることにより、上部スポンジパッキン
9が降下してノズル7を挟持する。この場合、レバー8
の降下はノズル6の存在を考慮して中間位置に保持す
る。この状態で脱気を開始すると、袋体A内部の空気が
脱気され、袋体Aを構成する上下シート1,2が内容物
Bの周囲に密着する。脱気時間は、タイマーを用いて制
御するようにしてもよい。
【0028】脱気が終了すると、図2(c)に示すよう
に、ノズル7を後退させてレバー8を最終位置に降下さ
せ、袋体Aの開口部3を加圧し、所定時間加熱して融着
し、シールする。加熱時間についても、脱気時間と同様
にタイマーを用いて制御してもよい。
【0029】シールが終了すると、図2(d)に示すよ
うに、レバー8を上昇させ、シールの完了した袋体Aを
取り出す。そして、次のシール作業の準備に入る。
【0030】このようなシール作業することにより、袋
体内部の空気を確実に排除でき、内部に空気の残存によ
る膨らみを生じることはなかった。
【0031】〔別実施の形態〕 (1) 上記実施形態では、内容物を収納した袋体を脱
気するのみでシールした例を示したが、脱気すると共に
袋体内部に窒素やアルゴン等の不活性ガスを充填してシ
ールする方法に本発明を適用してもよい。その方法を図
3(a)〜(e)に示す。
【0032】ここで、テーブル6上に載置された袋体A
の開口部3に脱気シール装置Cの吸引口であるノズル7
を挿入する工程(図3(a))、レバー8を降下させて
袋体A内部を脱気する工程(図3(b))は、上記実施
形態における脱気シール方法と同様であるが、以下の工
程が異なる。すなわち、袋体A内部の脱気を終了後、図
3(c)に示すように、脱気シール装置Cに設けられて
いるバルブ(図示略)により、真空回路をガス充填回路
に切り換えて所定のガス、例えば窒素を前記ノズル7を
通して袋体A内部に送り込む。このガス封入について
も、タイマーを通して所定時間行うようにしてもよい。
【0033】次に、図3(d)に示すように、ガスの充
填を確認後、ガス充填回路を閉じて、ノズル7を後退さ
せる。中間位置に保持したレバー8を最終位置に降下さ
せ、袋体Aの開口部3を加圧し、所定時間加熱・融着し
てシールする。シールが終了すると、図3(e)に示す
ように、レバー8を上昇させ、シールの完了した袋体A
を取り出す。そして、次のシール作業の準備に入る。
【0034】このようなシール作業することにより、図
3(b)に示す袋体A内部の脱気工程が袋体内部の空気
を確実に排除するので、ガス充填工程が短時間で済むと
共に、内容物の品質維持に優れたものとなり、内容物を
長期保存するに適した状態に包装できる。
【0035】(2) 上記実施形態では、加工シートを
袋体内部に収納する内容物の下方に位置するように1枚
配置したが、内容物を上下から挟むように加工シートを
袋体内に2枚配置してもよい。
【0036】(3) 上記実施形態では、加工シートを
袋体内部に挿入してあるだけで、袋体を構成する上下シ
ートとは別々の構成としたが、袋体内部に挿入した加工
シートを下部シートに部分的あるいは全面的に接着ある
いは融着していてもよい。
【0037】(4) 脱酸素剤を袋体内部に配置して、
シール後の酸化防止機能を高めるようにしてもよい。
【0038】(5) 本発明を、脱気し、次いでガス充
填すると共に、再度脱気するようにしてもよい。このよ
うにすると、袋体内部の微量空気を一層排除できて好ま
しい。
【0039】(6) 本発明を、脱気とガス充填操作を
繰り返し行う方法に適用してもよい。つまり、袋体内部
を脱気した後不活性ガスを充填する操作を複数回繰り返
す。このようにすることにより、一層確実に袋体内部の
微量空気を排除できて好ましい。
【0040】(7) 袋体を構成する上下シートの全部
あるいは一部に、静電気シールドシートを用いてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る脱気シール用袋体の
概略斜視図
【図2】本発明の脱気シール方法を説明する工程図
【図3】本発明の別実施形態に係る脱気シール方法を説
明する工程図
【符号の説明】
3 開口部 4 辺縁 5 加工シート 5a 凹部 7 吸引口 A 袋体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月21日(2000.2.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は各請求項記載
の発明により達成される。すなわち、本発明に係る脱気
シール用袋体の特徴構成は、開口部を有すると共に、こ
の開口部を残して他の辺縁が密封されている樹脂製の脱
気シール用袋体であって、密封された前記辺縁に囲まれ
た内部に配置されていると共に表面に溝状の凹部が形成
された加工シートを前記袋体とは別体に有していて、こ
の加工シートは密封された前記辺縁と離間可能に配置さ
れて、その平面積が袋体内部の平面積の70〜95%
占めることにある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】このように構成されていると、内容物を収
納した袋体内部を脱気する際、袋体内部に配置されてい
る加工シート表面の凹部を通して内部空気の効果的な排
除が実現できるので、袋体を構成する樹脂どうしが袋体
内部で部分的に密着するといった事態が生じない。更
に、凹部が形成されている加工シートが、袋体とは別体
に存在し、袋体の辺縁と共に密封する必要がないので、
辺縁での密着不良を起こすことがなく、従って製造歩留
りが高く、生産性を著しく向上できるものとなる。しか
も、加工シートが密封された前記辺縁と離間可能に配置
されて、その平面積が袋体内部の平面積の70%〜95
を占めることから、確実に内部空気の排除ができ、袋
体どうしの部分密着が生じない。この場合の加工シート
の平面積が袋体内部の平面積の95%というのは、袋体
内部と加工シートとの間に僅かな隙間が開いていればよ
いことを意味する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】更に、本発明に係る脱気シール方法の特徴
構成は、内容物を収納した請求項1又は2記載の脱気シ
ール用袋体の開口部に、脱気装置に接続された吸引口を
挿入し、前記袋体内部を吸引して後、前記袋体開口部を
熱融着してシールすることにある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】更に又、本発明に係る脱気シール方法の特
徴構成として、内容物を収納した請求項1又は2記載
脱気シール用袋体の開口部に、脱気装置に接続された吸
引口を挿入し、前記袋体内部を吸引して後、前記袋体に
ガスを充填し、次いで前記袋体開口部を熱融着してシー
ルするものであってもよい。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有すると共に、この開口部を残
    して他の辺縁が密封されている樹脂製の脱気シール用袋
    体であって、密封された前記辺縁に囲まれた内部に配置
    されていると共に表面に溝状の凹部が形成された加工シ
    ートを有していて、この加工シートの平面積が袋体内部
    の平面積の70%以上を占めることを特徴とする脱気シ
    ール用袋体。
  2. 【請求項2】 密封された前記辺縁が略同じ幅を有して
    いて、前記加工シートの形状が袋体の外形と略相似形を
    なすと共に、前記加工シートが袋体とは非接着に配置さ
    れている請求項1の脱気シール用袋体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の脱気シール用袋体
    に使用される脱気シール用シートであって、表面に溝状
    の凹部が形成されていることを特徴とする脱気シール用
    加工シート。
  4. 【請求項4】 内容物を収納した請求項1〜3のいずれ
    か1の脱気シール用袋体の開口部に、脱気装置に接続さ
    れた吸引口を挿入し、前記袋体内部を吸引して後、前記
    袋体開口部を熱融着してシールする脱気シール方法。
  5. 【請求項5】 内容物を収納した請求項1〜3のいずれ
    か1の脱気シール用袋体の開口部に、脱気装置に接続さ
    れた吸引口を挿入し、前記袋体内部を吸引して後、前記
    袋体にガスを充填し、次いで前記袋体開口部を熱融着し
    てシールする脱気シール方法。
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WO2003062089A2 (en) * 2002-01-23 2003-07-31 ZEPTER, Philip c/o Corpo S.A.M. A tubular element for the formation of bags for the vacuum packaging of products
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