JP2000281009A - 鋼帯コイル結束バンドの結束方法 - Google Patents

鋼帯コイル結束バンドの結束方法

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JP2000281009A
JP2000281009A JP11087842A JP8784299A JP2000281009A JP 2000281009 A JP2000281009 A JP 2000281009A JP 11087842 A JP11087842 A JP 11087842A JP 8784299 A JP8784299 A JP 8784299A JP 2000281009 A JP2000281009 A JP 2000281009A
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binding
binding band
band
coil
face gate
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JP11087842A
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Takayuki Takeuchi
隆行 竹内
Shingo Fujii
慎吾 藤井
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼帯コイルを結束バンドで結束する場合、結
束バンドを溶接ヘッド部に案内するフェースゲートのセ
ット位置がずれていると正常な結束ができない。 【解決手段】 フェースゲートのセット位置を検出する
センサを溶接ヘッド部に設け、その検出により結束バン
ドが通る経路を所定の寸法以内に調整し、正常な自動バ
ンド結束を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイル状に巻いた
鋼帯の外周を鋼製バンドを用いて、自動結束装置により
結束する鋼帯コイル結束バンドの結束方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コイル状に巻いた鋼帯を鋼製の結束バン
ドで結束する装置は、例えば、特公昭60−1204号
公報にも示されている。
【0003】図4は鋼帯コイル結束バンドの結束方法の
一例を示す説明図で、結束バンド結束装置の全体正面図
である。図2はその溶接ヘッド部分近傍の拡大図、図3
は図2のA−A矢視図である。結束バンド結束装置1
は、結束バンド3をコイル100の周囲に誘導するシュ
ート2、結束バンド3を引き込んでコイル外周に締め付
けるタイトナ20、結束バンド3を締結する溶接ヘッド
5を備えている。コイル100が、結束バンド結束装置
1の位置に到達したら、コイル搬送装置をインターロッ
クしてコイル100を結束位置に停止させる。ライン側
方に待機している結束バンド結束装置1をコイルに向か
ってコイル100の外周にバンド掛けする位置まで前進
させる。次いで、結束バンド結束装置1はコイル100
の周囲に結束バンド3を送るためのシュート2をコイル
100の下方に前進させ、左右のシュート2をコイル1
00の下方で接続し、シュート2内に結束バンド3を供
給できるように準備する。一方、シュート内を通ってき
た結束バンド3の先端4を溶接ヘッド内まで案内するた
めのフェイスゲート10を溶接ヘッド5内にセットす
る。このフェースゲート10は図3に示すように、通常
は外方に待機しており、作動時にピン11を中心に矢印
12で示すように回動させて溶接ヘッド5内にセットす
る。フェースゲート10は結束バンド3の先端を溶接部
に按内する案内路6を溶接ヘッド内に形成するものであ
る。
【0004】フェースゲートのセットを確認すると、タ
イトナ20に設けられたフィードホイール21は結束バ
ンド3を結束バンドシュート内2に送り込む。結束バン
ド3の先端4が溶接ヘッド5の溶接可能な位置に到達し
たら、フィードホイール21を停止し、結束バンド3の
送りを停止する。次いでクランプ31を閉止し、結束バ
ンド3の先端側をクランプ31とステーショナリーカッ
タ32の間に固定する。同時に下部電極41を結束バン
ド3の下側に挿入する。結束バンドの先端部がクランプ
されたら、フェースゲート10を回動し、図3に10a
で示すようにライン外に待避させる。次に、図示しない
パッドを結束バンド3の下に挿入する。
【0005】次いで溶接ヘッド5全体を、溶接ヘッド5
がコイル100の上面に当接するまで、下方に移動させ
る。パッドがコイル上に当接したら溶接ヘッド5の下降
を停止させる。次に、フィードホイール21を高速で逆
転させ、結束バンド3がコイル100の外周に沿うまで
結束バンドを引き戻す。次にフィードホイール21を低
速で所定の張力で引っ張って結束バンド3をコイル10
0の外周に引き締める。この張力は、結束バンドの溶
接、切断が完了するまで保持する。この状態で上部電極
チップ42を重なり合っている結束バンド3の上に押し
つけ、電流を流して溶接する。
【0006】次いで、上部カッタ33を下降させステー
ショナリーカッタ32とともに余剰の結束バンド3を切
断する。その後、上部カッタ33を復帰させ、下部電極
41、クランプ31を元の位置に復帰させ、溶接ヘッド
5全体を上昇させる。次に、結束バンド3をコイル10
0の周囲に供給するシュート2を後退させ、結束バンド
結束装置1を待機位置に後退させる。コイル100のイ
ンターロックを解除し、コイル100を次の工程に搬送
する。
【0007】以上の工程の中で、フェースゲート10は
図3に示すように、待避姿勢10aの位置からピン11
を中心として回動型アクチュエータ13により矢印12
で示すように回動され溶接ヘッド内の所定の位置にセッ
トされる。この場合、回動型アクチュエータ13のギヤ
の摩耗、固定ボルトの緩みなどにより、フェースゲート
10が溶接ヘッド5内の所定の位置に正確に位置しない
状態が発生する。
【0008】フェースゲート10が正しい所定の位置に
セットされていないと、結束バンド3が正しく誘導され
ない。例えばフェースゲート10が下がっていると、下
部電極41を結束バンド下に挿入するとき、結束バンド
3を横に押し出すトラブルが発生する。フェースゲート
10が所定の位置より高いと結束バンド3の通る経路が
狭くなり結束バンド3の先端4が突っかかり、正常に案
内されない。
【0009】このような場合、いずれにしても、結束バ
ンドの正しい溶接が維持できないこととなり、自動結束
成功率が低下する。その結果、結束されたコイルの輸送
中に結束バンド切れなどのトラブルが発生し、コイルが
巻き解けるなどの災害の発生を余儀なくされる場合が生
ずる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】問題は、自動結束成功
率が100%にならないこと、および溶接不良が原因で
溶接強度が低下しコイル輸送中にバンドの溶接部分が外
れコイルが巻き解けるトラブルが発生することである。
この要因を調査した結果、フェースゲートが所定のセッ
ト位置に正確に位置していないことが原因であることを
発見した。すなわち、所定のセット位置より下がってい
ると下部電極がバンドを横に押し出すトラブルが発生
し、所定のセット位置より高いとバンドの通る経路が狭
くなり突っかかりが発生することを発見した。またこの
時に溶接強度不足(溶接不良)が発生することがあるの
がわかった。
【0011】フェースゲートは回動型アクチュエータに
より所定の位置にセットされる。回動部のギヤの摩耗、
回動部の固定ボルトの緩みなどにより、フェースゲート
が溶接ヘッド内の正確な所定のセット位置からずれてい
る状態が発生する。つまりフェースゲートと溶接ヘッド
との間の隙間寸法が許容範囲を外れてしまう事態が発生
し、溶接トラブルを起していた。
【0012】本発明はこのようなトラブルの解消を図る
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するためになされたもので、フェースゲートのセッ
ト位置が許容範囲内であるかどうかを検出し、許容範囲
を外れていたらバンド結束を中止し、位置の調整をする
ようにした。すなわち、本発明は、コイル状に巻いた鋼
帯を結束バンドを用いて結束するに当たり、フェースゲ
ートのセット位置を検出し、結束バンドが通る経路の寸
法を一定範囲内に調整し、正常な自動バンド結束を確保
することを特徴とする鋼帯コイル結束バンドの結束方法
である。
【0014】フェースゲートのセット位置を検出する手
段としては、光学センサ、電磁センサ、接触センサ、近
接感知センサ、距離計測センサ、その他公知のセンサを
用いることができる。
【0015】本発明ではフェースゲートのセット位置が
正しいことを位置検出センサで検出し、正常であること
を確認した後、溶接を行う自動シーケンスを採ることと
した。
【0016】
【発明の実施の形態】図1(a)、(b)は結束バンド
結束装置の溶接ヘッド5内に位置するフェースゲート1
0のセット位置の許容範囲の上限に光源52と受光装置
53とからなる上センサ51を配設し、許容範囲の下限
に光源55と受光装置56とからなる下センサ54を設
置した実施例を示すものである。溶接ヘッドを左右に貫
通する透孔61、62を設け、透孔61、62を通って
光源52、55からの光を受光装置53、56がそれぞ
れ感知するようにした。このような装置として例えば小
型の光電管などが適しているがセンサの方式は限定しな
い。上センサ51がONで、下センサ54がOFFであ
ればフェースゲート10は正常なセット位置に位置して
いることを確認することができる。
【0017】このセット位置検出はフェースゲート10
の長手方向に2位置以上で行うとさらに有効である。2
位置以上で検出することによってフェースゲート10の
傾きによるセット位置不良も検出することができる。
【0018】自動シーケンスの動作フローは次の通りで
ある。
【0019】(1)フェースゲート閉止;フェースゲー
トを溶接ヘッド内にセットする。
【0020】(2)結束バンド送り;結束バンドの先端
が上部カッタの位置からスタートし、コイルを取り囲ん
でいるシュート内を通って、溶接ヘッド部に戻り、溶接
ヘッド通過後、タイマにより停止する。
【0021】(3)クランプ閉止;結束バンドをクラン
プとステーショナリカッタとの間に挟んで固定する。同
時に下部電極を結束バンドの下に挿入する。
【0022】(4)フェースゲート開放;フェースゲー
トを回動して溶接ヘッドから離隔させ待機位置に待避さ
せる。
【0023】(5)パッド挿入;パッドを結束バンドの
下面に挿入する。
【0024】(6)溶接ヘッド下降;溶接ヘッド全体を
コイルに当接するまで下降させる。
【0025】(7)結束バンド引き戻し;結束バンドを
引き戻し、結束バンドをコイル外周に引き締める。
【0026】(8)溶接締結;上下電極間に通電して上
下の結束バンドを溶接し締結する。
【0027】(9)切断;結束バンドを切断する。
【0028】以上のシーケンスにおいて、フェースゲー
ト閉止のタイミングで上述のフェースゲートのセット位
置検出を行い、フェースゲートが正しいセット位置に位
置していることを確認したら次の動作(結束バンド送
り)に移る。フェースゲートが正確なセット位置の範囲
内にないときは、警報が発せられる。警報に基づき、フ
ェースゲートの位置を調整する作業を行った後、再びセ
ット位置検出を行い、確認後、結束バンド送り工程に進
む。
【0029】本発明によれば、フェースゲートのセット
位置が許容範囲以内に入っていることが自動シーケンス
続行の条件となるため、フェースゲートのセット位置不
良による自動溶接不良率を著しく低減することができ
た。
【0030】実施例ではセンサは小型の光電管を用い
た。上センサ51の位置は、フェースゲートの正規のセ
ット位置の上方2mmの位置とし、下センサ54の位置
は、フェースゲートの正規のセット位置の下方1mmの
位置とした。セット位置検出はフェースゲートの長手方
向2位置で行い、フェースゲートの傾きによるセット位
置不良も検出できるようにした。セット位置不良を検出
したときは自動シーケンスを停止し、異常警報を発する
こととした。
【0031】なお、以上の説明では結束バンドの締結方
式は溶接方式として説明したが、本発明はこれに限るも
のではなく、シール方式にも適用されるものである。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、フェースゲートのセッ
ト位置不良による自動溶接不良率が低減し、コイル結束
バンド溶接の信頼性が向上し、コイル運搬中に溶接強度
不足によって結束バンドの溶接部が外れるというトラブ
ルが皆無になった。すなわち、年間30000コイル結
束する自動結束バンド結束装置で、3年に5〜10コイ
ルの異常が発生していたが、本発明によりこのような異
常は皆無となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の(a)側面図、(b)正面図である。
【図2】溶接ヘッド部近傍の側面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】本発明の適用される鋼帯コイルのバンド結束装
置の全体側面図である。
【符号の説明】
1 鋼帯コイルのバンド結束装置 2 シュート 3 結束バンド 4 先端 5 溶接ヘッド 6 隙間 10 フェースゲート 11 ピン 12 矢印 13 回動型アクチュエータ 20 タイトナ 21 フィードホイール 31 クランプ 32 ステーショナリカッタ 33 上部カッタ 41 下部電極 42 上部電極 51 上センサ 52、55 光源 53、56 受光装置 61、62 透孔 100 コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル状に巻いた鋼帯を結束バンドを用
    いて結束するに当たり、フェースゲートのセット位置を
    検出し、結束バンドが通る経路の寸法を一定範囲内に調
    整し、正常な自動バンド結束を確保することを特徴とす
    る鋼帯コイル結束バンドの結束方法。
JP11087842A 1999-03-30 1999-03-30 鋼帯コイル結束バンドの結束方法 Withdrawn JP2000281009A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7428866B2 (en) * 2004-03-15 2008-09-30 Cyklop Gmbh Device for tensioning and closing strapping bands
CN107165417A (zh) * 2017-05-23 2017-09-15 成都智诚利合科技有限公司 一种混凝土中预埋钢筋捆扎设备的控制系统

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060606