JP4966807B2 - 自動結束機 - Google Patents

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この発明は、複数の被結束材をワイヤで結束する自動結束機に関するものである。
鋼材等の長尺な資材(被結束材)を工場から出荷する際には、運搬時の荷崩れを防止すると共に運搬を容易にするため、自動結束機によって運搬に適した所定単位数の被結束材をワイヤで結束して荷造りが行なわれる(例えば、特許文献1参照)。自動結束機では、環状のガイドフレームに被結束材を挿通し、このガイドフレームに沿わせてワイヤを供給手段で送り込むことで、被結束材の外周にワイヤをループ状に巻き掛けている。そして、自動結束機では、被結束材の外周に巻き掛けたワイヤの先端を位置決め手段により保持した状態で、供給手段を逆駆動することで該ワイヤを送り込み方向と反対の引き出し方向へ引張ってワイヤを引き絞った後に、該ワイヤの交差部を捻り合わせることで、ワイヤで被結束材を緊縛状態で結束するようになっている。
特開2004−217232号公報
ところで、前記自動結束機では、供給手段によりワイヤが十分に送り込まれず、または送り込まれたものの先端が曲がって位置決め手段により先端が固定されないまま、ワイヤを引き出し方向へ引張ることで、ワイヤが被結束材の外周に引き絞られることなく、案内手段から引き出されることがある。また、位置決め手段の摩耗等による経時劣化によって、位置決め手段によるワイヤの先端の保持力が弱くなると、ワイヤを引き出し方向へ引張った際に、位置決め手段からワイヤの先端が外れる可能性もある。そして、ワイヤが案内手段から引き戻された状態のまま結束作業を進行しても、被結束材をワイヤで結束することは当然できず、結束不良に繋がる問題が指摘される。
すなわち本発明は、従来の技術に係る自動結束機に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、ワイヤによる被結束材の引き締め不良を検出し得る自動結束機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の自動結束機は、
環状に形成されたガイドフレームを有し、該ガイドフレームの内部に挿通した被結束材の外周にワイヤをループ状に囲うように案内する案内手段と、
前記案内手段にワイヤを送り込む供給手段と、
前記案内手段に案内されて被結束材の外周を囲って送り込み側のワイヤと交差したワイヤの先端部を保持する位置決め手段と、
前記ワイヤを前記案内手段)への送り込み方向と反対の引き出し方向へ引張って、前記被結束材の外周にワイヤを引き付ける引き締め手段と、
前記案内手段でループ状に案内された前記ワイヤの交差部より送り込み側で該ワイヤを切断する切断手段と、
前記被結束材の外周に引き付けられたワイヤの交差部を保持して、該交差部を捻り合わせる捻り手段とを備えた自動結束機において、
前記引き締め手段によるワイヤの引き出し方向への引張り時に、該引き締め手段が、被結束材の外周にワイヤが当接する引き締め完了位置を越えて作動したことを検出する検出手段を設け
前記検出手段の検出時に、前記切断手段で前記ワイヤの先端部を切断して、前記供給手段によりワイヤを前記案内手段に再度送り込むよう構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、引き締め手段によるワイヤの引き出し方向への引張り時に、該引き締め手段が、被結束材の外周にワイヤが当接する引き締め完了位置を越えて作動したことを検出手段で検出する構成であるので、位置決め手段によるワイヤの先端の保持不良に起因する引き締め工程における引き締め不良を検出することができる。また、検出手段の検出に基づいて再結束を行なうに先立ち、切断手段でワイヤの先端部を切断する構成であるので、案内手段の挿通不良や位置決め手段による保持不良の原因の一つである曲がったワイヤの先端部を除去することができる。
請求項に係る発明では、前記引き締め手段が、前記ワイヤの供給源と前記供給手段との間に設けられ、固定プーリと、この固定プーリに対して進退移動可能に配設された移動プーリと、この移動プーリを進退移動させる移動手段とからなり、
前記引き締め手段は、前記供給源から抵抗部を介して引き込んで固定プーリと移動プーリとの間に巻き掛けたワイヤが前記供給手段へ送り込まれる際には、移動プーリにおける原点から固定プーリに対する近接移動を許容し、移動プーリを移動手段で固定プーリから離間移動することで、ワイヤを引き出し方向へ引張り、固定プーリと前記原点との間の引き締め完了位置から移動プーリを原点に復帰させることで、供給源からワイヤを引き込むよう構成し、
前記抵抗部は、前記引き締め手段によるワイヤの引張り時と比べて、前記供給源からのワイヤの引き込み時の抵抗が小さくなるように設定したことを要旨とする。
請求項に係る発明によれば、引き締め手段によるワイヤの引張り時の抵抗と比べて、供給源からのワイヤの引き込み時の抵抗を小さく設定するだけの簡単な構成で、検出手段の検出に基づく再結束に際して、ワイヤの先端の位置を特に調節することなく、切断手段でワイヤの先端部を切断することができる。
請求項に係る発明では、前記供給手段が、正駆動することでワイヤを前記案内手段に送り込むと共に、逆駆動することでワイヤを前記引き出し方向へ引張る引き締め手段としても機能し、
前記検出手段の検出時に、前記ワイヤを前記供給手段で前記送り込み方向へ繰り出した後に、前記切断手段で該ワイヤの先端部を切断するよう構成したことを要旨とする。
請求項に係る発明によれば、供給手段が引き締め手段を兼ねているので、構成を簡略化できる。
請求項に係る発明では、前記供給手段が、正逆方向に回転駆動されるローラを備え、前記検出手段は該ローラの回転数から前記引き締め手段としての供給手段が引き締め完了位置を越して作動したか否かを検出するよう構成したことを要旨とする。
請求項に係る発明によれば、検出手段がローラの回転数から引き締め完了位置を越して作動したか否かを検出するよう構成としたので、位置決め手段によるワイヤの先端の保持不良に起因する引き締め工程における引き締め不良を検出することができる。
請求項に係る発明では、前記供給手段によりワイヤを再度送り込む前に、切断したワイヤの先端部を排出する排出機構を備えていることを要旨とする。
請求項に係る発明によれば、排出機構によって切断手段で切断したワイヤを除去するので、供給手段によりワイヤを送り込む際に邪魔にならない。
本発明に係る自動結束機によれば、位置決め手段によってワイヤの先端部が保持されず、引き締め手段の作動時にワイヤが被結束材の外周に引き付けられることなく案内手段から引き出された際に、ワイヤによる被結束材の引き締め不良を検出手段により検出できる。
次に、本発明に係る自動結束機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。
図1に示すように、実施例に係る自動結束機10は、被結束材H(図3参照)の外周にワイヤWを案内する案内手段16と、この案内手段16にワイヤWを送り込む供給手段20と、ワイヤWの先端部を保持する位置決め手段26とを備えている。自動結束機10は、案内手段16にワイヤWを供給手段20で送り込むことで、案内手段16の内部に挿通した被結束材Hの外周にワイヤWをループ状に囲うように巻き掛け、送り込み側のワイヤWと交差したワイヤWの先端部を位置決め手段26により保持するようになっている。また自動結束機10は、ワイヤWを案内手段16への送り込み方向と反対の引き出し方向へ引張って被結束材Hの外周に引き付ける引き締め手段34と、ワイヤWを交差部より送り込み側で切断する切断手段42と、被結束材Hの外周に巻き掛けられたワイヤWの交差部を保持して該交差部を捻り合わせる捻り手段50とを備えている。そして自動結束機10は、ワイヤWの先端部を位置決め手段26により保持した状態で、引き締め手段34により引き出し方向へワイヤWを引張って被結束材Hの外周に引き付けた後、ワイヤWの交差部を捻り手段50で捻り合わせることで、ワイヤWで被結束材Hを緊縛状態で結束するようになっている。
前記自動結束機10は、引き締め手段34によるワイヤWの引き出し方向への引張り時に、該引き締め手段34が、被結束材Hの外周にワイヤWが当接する引き締め完了位置P2(図3参照)を越えて作動したことを異常として検出する検出手段70を備えている。また自動結束機10は、検出手段70の異常検出に基づいて、ワイヤWによって被結束材Hを引き締めていない引き締め不良を判定し、切断手段42でワイヤWの先端を切断した後に、供給手段20によってワイヤWを案内手段16へ送り込んで再度結束を行なうようになっている。図2に示すように、案内手段16、供給手段20、位置決め手段26、切断手段42および捻り手段50は、架台12の一側部に傾動可能に配設された基台14に配設され、基台14を介して1つのユニットとして構成されると共に、被結束材Hの位置に合わせて案内手段16の位置を調節可能となっている。
前記引き締め手段34は、ワイヤWの供給源11(図3参照)と供給手段20との間に設けられ、ワイヤWを引き出し方向へ引張るだけでなく、結束に用いるワイヤWを供給源11から引き出す手段としても機能するようになっている。また、自動結束機10には、供給源11と引き締め手段34との間に、供給源11から引き締め手段34へ渡るワイヤWを案内保持すると共に、ワイヤWを制動可能な抵抗部62が設けられている。なお、引き締め手段34および抵抗部62は、架台12の上部に設けられている。
図2に示すように、案内手段16は、環状に形成されたガイドフレーム18を主体として、このガイドフレーム18の内部に図示しないコンベヤ等の搬送手段により被結束材Hが挿通される。ガイドフレーム18には、その内周面に形成されて、ワイヤWを誘導する案内溝(図示せず)と、半径方向に貫通形成された挿通口18aとが設けられる。ガイドフレーム18における挿通口18aの外側には、供給手段20によって送り出されたワイヤWを挿通口18aを介して案内溝に案内する第1ガイド部56と、案内溝に沿って誘導されてガイドフレーム18の内部に挿通した被結束材Hの外周を囲んだワイヤWの先端部を案内する第2ガイド部58とが、基台14に配設されている。第1ガイド部56および第2ガイド部58は、互いに接離する方向へ揺動可能に配設されると共に、開閉シリンダ57,59に夫々接続され、対応の開閉シリンダ57,59に夫々駆動されて互いに近接して挿通口18aを覆った被覆状態と、互いに離間して挿通口18aを開放した退避状態とに変位するよう構成される。そして、案内手段16では、第2ガイド部58および挿通口18aを介して案内溝に送り込まれるワイヤWの送り込み側と、挿通口18aおよび第2ガイド部58を介してガイドフレーム18の外側へ突出したワイヤWの先端部とが交差するようになっている。
前記供給手段20は、主ピンチローラ22と、この主ピンチローラ22に対向配置した補助ピンチローラ24と、主ピンチローラ22を回転駆動するモータ(図示せず)とから構成されている。供給手段20は、主ピンチローラ22と補助ピンチローラ24との間にワイヤWを挟持し、主ピンチローラ22をモータにより回転することで、ワイヤWを案内手段16へ向けて送り込むよう構成される。また供給手段20は、主ピンチローラ22をモータの駆動により回転させると共にワイヤWの移動に伴う補助ピンチローラ24の回転を許容する送り込み状態と、主ピンチローラ22および補助ピンチローラ24の回転を規制してワイヤWの移動を阻む停止状態と、ワイヤWの移動に伴う主ピンチローラ22および補助ピンチローラ24の自由回転を許容する自由状態とに切替え可能となっている。ここで、供給手段20は、案内手段16に対するワイヤWの送り込み時に前記送り込み状態となり、引き締め手段34によるワイヤWの引張り時に前記自由状態となり、引き締め手段34による供給源WからのワイヤWの引き込み時に前記停止状態となるように切替えられる。
前記位置決め手段26は、案内手段16におけるガイドフレーム18に送り込まれたワイヤWの先端部が挿通口18aから突出する進路上に配置して、第1ガイド部56に設けられた位置決め部28と、この位置決め部28に対して接離可能に配設され、位置決め部28との間でワイヤWの先端部を挟持する挟持ヘッド30と、この挟持ヘッド30を位置決め部28に対して進退移動させる挟持シリンダ32とから構成される(図2参照)。位置決め手段26は、位置決め部28にワイヤWの先端を突き当てて送り込み方向へのワイヤWの移動を規制すると共に、位置規制したワイヤWの先端部を位置決め部28と挟持ヘッド30で挟持して、ワイヤWの引き出し方向への移動を規制するようになっている。なお、挟持ヘッド30は、第1ガイド部56および第2ガイド部58が挿通口18aから退避した退避状態のもとで、挟持シリンダ32により被結束材Hへ向けて作動され、捻り合わせが完了したワイヤWの各端末を被結束材H側へ押さえ込む整端手段としても機能するようになっている。
前記引き締め手段34は、架台12に固定した固定フレーム12aに回転可能に設置された固定プーリ36と、この固定プーリ36に対して進退移動可能に架台12に配設した移動フレーム12bに回転可能に設置された移動プーリ38と、移動フレーム12bに接続され、該移動フレーム12bを進退移動させる移動シリンダ(移動手段)40とから構成される(図1参照)。引き締め手段34は、固定プーリ36が供給手段20側に配置され、移動プーリ38が供給源11側に配置され、抵抗部62を介して供給源11から引き込んだワイヤWが、固定プーリ36と移動プーリ38との間に巻き掛けられる。なお、実施例の自動結束機10では、固定プーリ36と移動プーリ38との間にワイヤWが複数回巻き掛けられている。
前記引き締め手段34は、供給手段20による案内手段16へのワイヤWの送り込み時に、ワイヤWの送り込み方向の移動に伴って移動フレーム12bの移動が許容され、移動プーリ38が原点P0から固定プーリ36側へ近接移動して、ワイヤWの送り込みが完了すると移動プーリ38が送り込み完了位置P1に位置するようになっている(図3参照)。ここで、引き締め手段34では、供給手段20による案内手段16へのワイヤWの送り込み時に、移動フレーム12bが一定距離(原点P0から送り込み完了位置P1)だけ移動するように設定され、ガイドフレーム18へワイヤWが一定距離だけ送り込まれるようになっている。また、引き締め手段34は、移動シリンダ40で移動フレーム12bを固定プーリ36側から離間移動して、送り込み完了位置P1にある移動プーリ38を固定プーリ36から離間させることで、ワイヤWを引き出し方向へ引張るようになっている。引き締め手段34は、移動プーリ38が引き締め完了位置P2まで離間移動すると、ワイヤWが被結束材Hの外周に当接してワイヤWの引き出しができなくなり、ワイヤWの引張り抵抗が大きくなることを検知して、移動シリンダ40を停止して移動プーリ38が停止される。ここで、引き締め完了位置P2は、ワイヤWが被結束材Hの外周に当接して該被結束材Hを締め付け、これ以上締め付け不能な状態まで引き締め手段34によってワイヤWを引張ったときの引き締め手段34の作動状況であり、実施例では移動プーリ38の位置が対応する。そして引き締め手段34は、移動シリンダ40で移動プーリ38を引き締め完了位置P2から原点P0まで移動させて、供給源11からワイヤWを引き込んで、次の結束に備えるようになっている。
前記切断手段42は、案内手段16と供給手段20との間に配置されている。切断手段42は、供給手段20から案内手段16に渡るワイヤWの経路に位置して、該ワイヤWの挿通を許容する筒状の移動刃44と、この移動刃44におけるワイヤWの導出側に接して設けられた固定刃46と、移動刃44を移動させる切断シリンダ48とから構成される。切断手段42は、切断シリンダ48でワイヤWを挿通した移動刃44を供給手段20と案内手段16とを結ぶ経路から退避するように移動することで、移動刃44と固定刃46の間でワイヤWを断ち切るようになっている。
前記自動結束機10は、前記引き締め不良を判定した際に切断手段42でワイヤWの先端部を切断した後に、供給手段20によるワイヤWの送り込みに先立って、第1開閉シリンダ57および第2開閉シリンダ59を駆動して、第1ガイド部56および第2ガイド部58を被覆状態から退避状態に移行させて、切断したワイヤWの先端部をワイヤWの経路から排出するようになっている。すなわち、第1ガイド部56、第2ガイド部58、第1開閉シリンダ57および第2開閉シリンダ59は、切断したワイヤWの先端部をワイヤWの経路から排出する排出機構としても機能する。
また、捻り手段50は、ワイヤWの交差部を把持するクランピングジョー52と、このクランピングジョー52を回転させる捻りモータ54とを備え、ワイヤWの交差部を把持したクランピングジョー52を回転することで、該交差部を捻り合わしてワイヤWの両端末を連結するようになっている。
前記抵抗部62は、供給源11側に設けられ、上下方向に対向配置された一対の第1挟持ローラ64,64と、引き締め手段34側に設けられ、水平方向に対向配置された一対の第2挟持ローラ66,66と、第2挟持ローラ66と引き締め手段34との間に位置し、ワイヤWが挿通される孔部68が形成された筒状部材67とから構成される(図1参照)。抵抗部62では、一対の第1挟持ローラ64,64および一対の第2挟持ローラ66,66の夫々でワイヤWを挟持して案内すると共に、筒状部材67の孔部68にワイヤWを挿通することで、ワイヤWに所要の抵抗を付与するようになっている。また抵抗部62は、筒状部材67の孔部68に挿通したワイヤWを保持または解放可能な保持手段69を備えている。そして抵抗部62は、供給手段20によるワイヤWの送り込み時および引き締め手段34によるワイヤWの引張り時に、保持手段69で孔部68に挿通したワイヤWの移動を規制してワイヤWを制動するよう構成される。これに対して、引き締め手段34による供給源11からのワイヤWの引き込み時には、抵抗部62は、保持手段69が孔部68から退避して孔部68に挿通したワイヤWの移動が許容され、孔部68による抵抗が主にかかるようになっている。ここで、孔部68によるワイヤWへの抵抗とは、ワイヤWの径に対して孔部68の径を大小したり、孔部68に対するワイヤWの導出入の角度を適宜に設定すること等によって調節される。
前記検出手段70は、引き締め手段34における移動プーリ38の原点P0に対応する位置に設けられている。検出手段70としては、光や磁気等を利用した近接スイッチやその他のセンサが採用され、検出手段70は、引き締め手段によるワイヤWの引張り時に、原点P0における移動プーリ38の有無を検出するよう構成される。すなわち、検出手段70は、移動プーリ38が引き締め完了位置P2を越えて原点P0まで作動した際に、当該移動プーリ38を検出するようになっている。
前記自動結束機10では、引き締め手段34が送り込み完了位置P2から原点P0まで作動した際に該引き締め手段34によりワイヤWが引き戻される量が、供給手段20がワイヤWの先端が位置決め部28に突き当たるまで作動した際のワイヤWの送り込み量より少なくなるように設定されている。実施例の自動結束機10では、引き締め手段34により供給源11からワイヤWを引き出す抵抗を、引き締め手段34によりワイヤWを引き出す抵抗より小さくなるように設定して、ワイヤWにおける前記引き戻される量が前記送り込む量より少なくなるように調節される。
〔実施例の作用〕
実施例に係る自動結束機10の作用について、先ず、被結束材Hが正常に結束される場合について説明する。自動結束機10は、結束開始前の初期状態では、ワイヤWの先端が切断手段42における移動刃44の導出側に整合する位置にあり、移動プーリ38は原点P0に位置し、固定プーリ36と移動プーリ38との間にワイヤWが若干弛みを持たせた状態で巻き掛けられている(図3(a)参照)。
前記自動結束機10では、案内手段16におけるガイドフレーム18の内部に被結束材Hが搬送手段によって挿通されると、ガイドフレーム18に供給手段20でワイヤWを送り込む送り込み工程が行なわれる。送り込み工程では、抵抗部62における孔部68に挿通したワイヤWが保持手段69で保持されると共に、移動プーリ38の固定プーリ36に対する近接移動が許容されたもとで、供給手段20のモータが駆動され、主ピンチローラ22の回転につれてワイヤWが第1ガイド部56およびガイドフレーム18の挿通口18aを介して案内溝に沿って送り込まれる(図3(b)参照)。移動プーリ38は、送り込み工程の初期段階では固定プーリ36と移動プーリ38との間のワイヤWの弛み分が送り込まれるまでは移動せず、この弛みが解消されるとワイヤWの送り込みにつれて固定プーリ36側へ移動する。ここで、移動フレーム12bは、原点P0から送り込み完了位置P1までだけ移動し、一定距離のワイヤWの送り出しが許容される構成であるので、供給手段20によるワイヤWの過剰な送り込みを防止できる。送り込み工程は、ワイヤWがガイドフレーム18の案内溝に誘導されて被結束材Hの外周をループ状に囲って、ワイヤWの先端がガイドフレーム18の挿通口18aおよび第2ガイド部58から突出して送り込み側のワイヤWと交差して位置決め部28に突き当たった状態で終了される(図3(c)参照)。このとき、移動プーリ38は、送り込み完了位置P1にある。
前記自動結束機10は、挟持シリンダ32で作動された挟持ヘッド30により位置決め部28との間にワイヤWの先端部を挟持することで、ワイヤWの先端を位置決めする位置決め工程(図3(c)参照)を行なった後、ワイヤWを引き出し方向へ引張る引き締め工程(図3(d)参照)を行なう。引き締め工程では、抵抗部62における孔部68に挿通したワイヤWが保持手段69で保持されると共に、供給手段20における両ピンチローラ22,24の自由回転が許容されたもとで、移動シリンダ40によって移動プーリ38が送り込み完了位置P1から原点P0側へ移動することで、固定プーリ36と移動プーリ38との間隔が広がり、ワイヤWが引き出し方向へ引張られる。ワイヤWは、位置決め手段26によって先端部が保持されているので、被結束材Hの外周に引き締められる。そして、自動結束機10は、ワイヤWを被結束材Hの外周に対して所要の引き締め状態となるまで引き締め手段34で引張ると、ワイヤWが被結束材Hの外周に当接してワイヤWの引き出し抵抗が上昇することを検知して、移動シリンダ40を停止して引き締め工程を終了する(図4(a)参照)。このとき、移動プーリ38は、送り込み完了位置P1と原点P0との間の引き締め完了位置P2で停止される。
前記自動結束機10は、クランピングジョー52によってワイヤWの交差部を把持した後に、切断手段42でワイヤWの送り込み側を切断する切断工程を行なう。ここで、切断工程では、ワイヤWの交差部がクランピングジョー52で把持されているので、引き締め工程において被結束材Hの外周に引き締めたワイヤWが緩むことはなく、引き締め状態を保ったまま、切断および切断後の捻り合わせ工程に移行できる。位置決め手段26によるワイヤWの先端保持を解除した後、クランピングジョー52を捻りモータ54で回転することで、クランピンクジョー52で把持したワイヤWの交差部を捻り合わせて、ワイヤWの端末を連結すると共に、ワイヤWを被結束材Hの外周に更に引き絞る(図4(b))。この捻り合わせ工程によって、被結束材HがワイヤWにより緊縛される。そして、整端工程において、第1開閉シリンダ57および第2開閉シリンダ59を駆動して、第1ガイド部56および第2ガイド部58を互いに離間させて退避状態とした後に、挟持シリンダ32で作動された挟持ヘッド30によりワイヤWの両端末を被結束材Hに押しつけることで、ワイヤWの端末が搬送時に邪魔にならないように処理される。
最後に、自動結束機10は、移動シリンダ40によって移動プーリ38を引き締め完了位置P2から原点P0に移動させて、供給源11からワイヤWを引き込む引き込み工程を行なうことで、次回の結束に用いるワイヤWを固定プーリ36と移動プーリ38との間に用意する(図4(c))。引き込み工程では、供給手段20の両ピンチローラ22,24を回転規制することで、ワイヤWの先端側を保持する一方、抵抗部62の保持手段69が孔部68に挿通したワイヤWを解放することで、移動プーリ38を固定プーリ36から離間移動させて固定プーリ36と移動プーリ38との間を広げると、供給源11からワイヤWが引き出される。この際、ワイヤWの引き込み抵抗が小さく設定されているので、引き締め手段34には、移動プーリ38の引き締め完了位置P2から原点P0までの移動量より僅かに多くのワイヤWが供給源11から引き出されることで、固定プーリ36と移動プーリ38との間にワイヤWが若干弛んだ状態で巻き掛けられる。ここで、引き込み工程では、抵抗部62の孔部68によってワイヤWに抵抗がかかっているが、この抵抗の大小によってワイヤWの弛み状態を調節することができる。そして、移動プーリ38が原点P0まで復帰すると、引き込み工程が終了して初期状態に戻る(図3(a)参照)。
次に、自動結束機10において、位置決め手段26によるワイヤWの先端の保持不良が発生した場合について説明する。供給手段20によるワイヤWの送り込み量が足らない等に起因して位置決め手段26でワイヤWの先端が保持されていないときや、引き締め工程の開始持に位置決め手段26でワイヤWの先端を保持していても引き締め手段34によるワイヤWの引っ張りにより、位置決め手段26からワイヤWが外れてしまうことがある(図5(a)参照)。このような、ワイヤWの先端の保持不良が発生した際には、引き締め工程において、ワイヤWが被結束材Hの外周に引き付けられることはなく、ガイドフレーム18から抜け出るので、引き締め手段34は引き締め完了位置P2を越えて作動する(図5(b)参照)。すなわち、引き締め工程において、引き締め手段34は、移動シリンダ40によって移動プーリ38が送り込み完了位置P1から原点P0へ向けて移動する際に、ワイヤWが被結束材Hに当接しないから引き出し抵抗が上昇しないので、引き締め完了位置P2で停止されることなく、原点P0まで移動することで、検出手段70によって移動プーリ38の存在が検出される。自動結束機10は、引き締め工程における検出手段70による移動プーリ38の検出により、ワイヤWの先端の保持不良が発生し、ワイヤWによる被結束材Hの引き締めが完了していないことを判定でき、当該不良判定に基づいて自動結束機10は再度結束を行なう。
前記自動結束機10は、前記不良判定に基づく再結束に際して、供給手段20によるワイヤWの再度の送り込みに先立って、ワイヤWの先端を切断手段42により切断して、排出機構により除去する(図5(c)参照)。ところで、ワイヤWの先端の保持不良が発生している場合は、引き締め手段34によるワイヤWの引張りによって、ワイヤWが案内手段16から引き出されるが、案内溝の挿通抵抗や供給手段20の両ピンチローラ22,24による抵抗がワイヤWにかかる。ここで、引き締め工程でワイヤWが案内手段16から引き出されるときの抵抗は、前記引き込み工程において供給源11からのワイヤWの引き込み時に抵抗部62によりワイヤWに付加される抵抗より大きくなるように設定されているので、ワイヤWは固定プーリ36と移動プーリ38との間で張られた状態を保ったまま、移動プーリ38の移動量分だけ引き出し方向へ戻される。すなわち、送り込み工程では、固定プーリ36と移動プーリ38との間の弛み分と移動プーリ38における原点P0から送り込み完了位置P1までの移動量とを足した分のワイヤWが送り込まれるが、引き締め工程でワイヤWが案内手段16から引き出されるときは、移動プーリ38における送り込み完了位置P1から原点P0までの移動量分のワイヤWが引き出される。このため、ワイヤWの先端は、結束開始前の初期状態である移動刃44の導出側に整合する位置より案内手段16側へ前記弛み分だけ突き出た状態で停止される(図5(b)A部拡大図参照)。従って、自動結束機10は、ワイヤWの先端の保持不良が発生している引き締め工程におけるワイヤWの引き出し時の抵抗と比べて、供給源11からのワイヤWの引き込み時の抵抗を小さく設定するだけの簡単な構成で、前記不良判定に基づく再結束に際して、ワイヤWの先端の位置を特に調節することなく、切断手段42でワイヤWの先端部を切断することができる。
前記自動結束機10は、ワイヤWの先端部を切断除去した後、送り込み工程、位置決め工程および引き締め工程を順次行ない、引き締め工程が正常に終了した場合は、クランピングジョー52によってワイヤWの交差部を把持した後、切断工程、捻り工程および整端工程を順次行なう。なお、自動結束機10は、引き締め工程で検出手段70が異常を再度検出した際には、結束作業を停止して、異常を報知する。
前述した自動結束機10によれば、引き締め手段34の移動プーリ38が引き締め完了位置P2を越えた原点P0まで作動したことを検出手段70で検出することで、引き締め工程における引き締め不良を検出することができる。すなわち、自動結束機10は、ワイヤWの引き締め不良が発生した際に、次の工程に進めることなく、再度結束作業を最初の送り工程から行なうことで、ワイヤWによる被結束材Hの確実な結束を図って結束不良を抑制できる。
前記自動結束機10は、検出手段70の異常検出に基づいて再結束を行なう際に、切断手段42でワイヤWの先端を切断する構成であるので、案内手段16の挿通不良や位置決め手段26による固定不良の原因の一つである曲がったワイヤWの先端を予め除去することができる。このように、供給手段20によるワイヤWの送り込みに先立ってワイヤWの先端を整えておくことで、案内手段16によるワイヤWの誘導が円滑に行なわれると共に、位置決め手段26による先端部の保持の確実性を向上することができる。すなわち、位置決め手段26によるワイヤWの先端部の保持不良が発生する可能性を低減し得るから、引き締め工程が適切に行なわれ、ワイヤWによって被結束材Hをより確実に結束することができる。
(変更例)
本発明は、実施例の構成に限定されず、以下の如く変更することも可能である。
(1)実施例の自動結束機では、供給手段と引き締め手段とを別々の機構により構成したが、供給手段が引き締め手段を兼ねる構成であってもよい。変更例1の供給手段は、進退移動するシリンダと、このシリンダにギヤ機構を介して連結された一対のピンチローラとから構成され、シリンダを原点位置から送り込み完了位置へ向けて前進移動(正駆動)することで、一対のピンチローラがワイヤを案内手段へ送り込むよう回転される。また、供給手段では、シリンダを送り込み完了位置から原点へ向けて後退移動(逆駆動)することで、一対のピンチローラがワイヤを案内手段から引き出すよう回転される。そして、シリンダの原点に対応する位置には、検出手段が設けられている。ワイヤの引き締め工程において、送り込み完了位置と原点との間の位置し、被結束材の外周にワイヤが当接する締め付け完了位置を越えてシリンダが原点まで作動したことを検出手段で検出することで、位置決め手段でワイヤの先端の保持不良が発生し、ワイヤによる被結束材の引き締めが完了していないことを判定できる。変更例1では、シリンダの作動によって進退移動する作動部の原点に対応する位置に検出手段を設けてある。この際、変更例の自動結束機は、シリンダを僅かに前進移動して、ワイヤを案内手段への送り込み方向へ少し繰り出した後に、切断手段でワイヤの先端を切断してから再度結束を行なう。
(2)変更例1の供給手段は、シリンダとピンチローラを組合わせたが、ピンチローラをモータによって正逆回転させる構成も採用し得る。変更例2の供給手段は、一対のピンチローラ(ローラ)と、ピンチローラの少なくとも一方を正逆回転するモータとから構成され、ピンチローラを正回転駆動することで、案内手段へワイヤを送り込み、ピンチローラを逆回転駆動することで、ワイヤを案内手段から引き出すようになっている。変更例2の検出手段は、ピンチローラの端面における中心から偏倚した検出位置に設けた被検出部と、被検出部の回転軌跡に相対する位置に設けられ、被検出部を検出する検出部とを備え、被検出部が検出部に対向した回数からピンチローラの回転数が求められる。また変更例の検出手段は、ピンチローラの回転数から引き締め手段としての供給手段の作動状況が求められ、ワイヤの引張り時に、被結束材の外周にワイヤが当接するのに要する回転数を越えてワイヤを送り込みに要した回転数までピンチローラが回転した際に、すなわち引き締め工程において送り込み工程と同じ回転数だけピンチローラが回転した際に位置決め手段でワイヤの先端の保持不良が発生し、ワイヤによる被結束材の引き締めが完了していないことを判定するようになっている。
(3)実施例および変更例1において、検出手段の位置は、特に原点ではなく、引き締め手段が引き締め完了位置を越えて作動したことを検出できる位置であればよい。
(4)実施例の引き締め手段は、ワイヤを案内手段から引き出し方向へ引張るだけでなく、結束に用いるワイヤを供給源から引き出す手段としても機能するが、変更例1または2において供給手段が引き締め手段を兼ねる場合は、供給手段で供給源からワイヤを引き出してもよい。すなわち、実施例における固定プールおよび移動プーリの構成は、変更例1または2において省いてもよい。
本発明の好適な実施例に係る自動結束機を示す側面図である。 実施例の自動結束機の部分拡大図である。 実施例の自動結束機における結束の流れを示す工程図であって、(a)は結束開始前の初期段階を示し、(b)は送り込み工程を示し、(c)は位置決め工程を示し、(d)は引き締め工程を示す。 実施例の自動結束機における結束の流れを示す工程図であって、(a)は締め付け工程の終了時を示し、(b)は切断工程および捻り込み工程を示し、(c)は引き込み工程を示す。 実施例の自動結束機における引き締め不良が発生した場合を示す概略図であって、(a)は締め付け工程において位置決め手段からワイヤの先端が外れた状態を示し、(b)は移動プーリが原点まで復帰した状態を示し、(c)は切断工程を示す。
符号の説明
11 供給源,16 案内手段,18 ガイドフレーム,20 供給手段,
26 位置決め手段,34 引き締め手段,36 固定プーリ,38 移動プーリ,
40 移動シリンダ(移動手段),42 切断手段,50 捻り手段,
56 第1ガイド部(排出機構),57 第1開閉シリンダ(排出手段),
58 第2ガイド部(排出機構),59 第2開閉シリンダ(排出手段),62 抵抗部,
70 検出手段,H 被結束材,W ワイヤ,P0 原点,P2 引き締め完了位置

Claims (5)

  1. 環状に形成されたガイドフレーム(18)を有し、該ガイドフレーム(18)の内部に挿通した被結束材(H)の外周にワイヤ(W)をループ状に囲うように案内する案内手段(16)と、
    前記案内手段(16)にワイヤ(W)を送り込む供給手段(20)と、
    前記案内手段(16)に案内されて被結束材(H)の外周を囲って送り込み側のワイヤ(W)と交差したワイヤ(W)の先端部を保持する位置決め手段(26)と、
    前記ワイヤ(W)を前記案内手段(16)への送り込み方向と反対の引き出し方向へ引張って、前記被結束材(H)の外周にワイヤ(W)を引き付ける引き締め手段(34)と、
    前記案内手段(16)でループ状に案内された前記ワイヤ(W)の交差部より送り込み側で該ワイヤ(W)を切断する切断手段(42)と、
    前記被結束材(H)の外周に引き付けられたワイヤ(W)の交差部を保持して、該交差部を捻り合わせる捻り手段(50)とを備えた自動結束機において、
    前記引き締め手段(34)によるワイヤ(W)の引き出し方向への引張り時に、該引き締め手段(34)が、被結束材(H)の外周にワイヤ(W)が当接する引き締め完了位置(P2)を越えて作動したことを検出する検出手段(70)を設け
    前記検出手段(70)の検出時に、前記切断手段(42)で前記ワイヤ(W)の先端部を切断して、前記供給手段(20)によりワイヤ(W)を前記案内手段(16)に再度送り込むよう構成した
    ことを特徴とする自動結束機。
  2. 前記引き締め手段(34)は、前記ワイヤ(W)の供給源(11)と前記供給手段(20)との間に設けられ、固定プーリ(36)と、この固定プーリ(36)に対して進退移動可能に配設された移動プーリ(38)と、この移動プーリ(38)を進退移動させる移動手段(40)とからなり、
    前記引き締め手段(34)は、前記供給源(11)から抵抗部(62)を介して引き込んで固定プーリ(36)と移動プーリ(38)との間に巻き掛けたワイヤ(W)が前記供給手段(20)へ送り込まれる際には、移動プーリ(38)における原点(P0)から固定プーリ(36)に対する近接移動を許容し、移動プーリ(38)を移動手段(40)で固定プーリ(36)から離間移動することで、ワイヤ(W)を引き出し方向へ引張り、固定プーリ(36)と前記原点(P0)との間の引き締め完了位置(P2)から移動プーリ(38)を原点(P0)に復帰させることで、供給源(11)からワイヤ(W)を引き込むよう構成し、
    前記抵抗部(62)は、前記引き締め手段(34)によるワイヤ(W)の引張り時と比べて、前記供給源(11)からのワイヤ(W)の引き込み時の抵抗が小さくなるように設定した請求項記載の自動結束機。
  3. 前記供給手段(20)は、正駆動することでワイヤ(W)を前記案内手段(16)に送り込むと共に、逆駆動することでワイヤ(W)を前記引き出し方向へ引張る引き締め手段としても機能し、
    前記検出手段(70)の検出時に、前記ワイヤ(W)を前記供給手段(20)で前記送り込み方向へ繰り出した後に、前記切断手段(42)で該ワイヤ(W)の先端部を切断するよう構成した請求項1記載の自動結束機。
  4. 前記供給手段(20)は、正逆方向に回転駆動されるローラを備え、前記検出手段(70)は該ローラの回転数から前記引き締め手段としての供給手段(20)が引き締め完了位置を越して作動したか否かを検出するよう構成した請求項記載の自動結束機。
  5. 前記供給手段(20)によりワイヤ(W)を再度送り込む前に、切断したワイヤ(W)の先端部を排出する排出機構(56,57,58,59)を備えている請求項記載の自動結束機。
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