JP2000280833A - 自動車用トリム - Google Patents
自動車用トリムInfo
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
ことができる自動車用トリムを提供する。 【解決手段】車体開口部のフランジ部13に装着される
ウェザストリップ14は、トリム本体15及びカラーピ
ース16を有する。トリム本体15は、挟持壁20,2
1と、連結部22とからなり、金属製インサートは埋設
されていない。カラーピース16をトリム本体15の連
結部22に嵌着する際、挟持方向に回動されてフランジ
部13を挟持している挟持壁20,21のもどり変形を
抑制して、さらに強固にフランジ部13を挟持する。
Description
ジ部に対し取着される自動車用トリムに関するものであ
る。
ープニングトリムウェザストリップ(以下、「ウェザス
トリップ」という)50を示す。ウェザストリップ50
の大部分は、公知の押出成形法により成形されている。
ウェザストリップ50は、ソリッドゴムよりなり断面ほ
ぼU字状に形成されたトリム部51と、該トリム部51
の車外側側壁から内側に向かって延びる3段の車外側挟
持リップ52と、トリム部51の車内側側壁から内側に
向かって延びる車内側挟持リップ53と、トリム部51
の車外側に一体的に形成されてなるスポンジゴムよりな
るシール部54とを有している。
ト55が埋設されており、該トリム部51は車両の車体
開口部、例えばサイドドア用の開口部周縁のフランジ部
57に嵌め込まれている。この嵌め込みにより、車内側
及び車外側の各挟持リップ52,53がフランジ部57
を挟持する。なお、トリム部51とフランジ部57との
シール性を向上するために、トリム部51内にシーラー
58が充填されることもある。
れた室内リップ59が一体形成されている。そして、ト
リム部51と室内リップ59との間には、内装品を構成
するピラーガーニッシュ60の端部が介在され、前記室
内リップ59によりピラーガーニッシュ60の端部が覆
われるようになっている。
シール部54とドアフレームとが当接してシール部54
自身が潰れ変形し、ドアと車体開口部との間がシールさ
れる。
ェザストリップ50はトリム部51の挟持力を得るため
に、金属製インサート55を同時押出成形しており、金
属製インサート55の重量が製品重量の約半分程度を占
めている。そのため、自動車用トリム50の重量が大き
くなるという問題がある。また、フランジ部に突出部が
あると、トリム部をそのフランジ部に嵌め込みができな
いという問題がある。
れたものであって、その目的は、フランジ部の挟持力を
確保しつつ軽量化を図ることができる自動車用トリムを
提供することにある。
は、車両のフランジ部に装着される自動車用トリムであ
って、一対の挟持壁及び両挟持壁を相対回動可能に連結
する連結部を有するトリム本体と、前記連結部に嵌着さ
れることにより前記挟持壁を挟持方向に回動させて前記
フランジ部を挟持させた後の前記挟持壁のもどりを抑制
する補助部材とを備えることを要旨とする。
着されることにより、フランジ部を挟持している挟持壁
のもどり変形が抑制され、フランジ部が適正に挟持され
る。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動車
用トリムにおいて、前記挟持壁の内面には前記フランジ
部に形成されている車外側保持突起又は車内側保持突起
に掛止される車外側係止突起又は車内側係止突起が形成
されていることを要旨とする。
係止突起とフランジ部に形成した保持突起という簡単な
構成により、トリム本体を抜け防止してフランジ部に装
着保持することができる。
の自動車用トリムにおいて、前記両挟持壁の少なくとも
一方は前記車両のフランジ部に対して接着テープによっ
て固定されることを要旨とする。
リム本体を抜け防止してフランジ部に装着保持すること
ができる。
具体化した第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明す
る。
ドドア用の車体開口部(例えばルーフサイドパネル12
やドア用サイドパネル)のフランジ部13には、オープ
ニングトリムウェザストリップ(以下、「ウェザストリ
ップ」という)14が設けられている。
なすトリム本体15及び該トリム本体15に対し嵌着さ
れた補助部材としてのカラーピース16を有する。トリ
ム本体15には中空状のシール部17が一体成形されて
いる。このウェザストリップ14は、前記フランジ部1
3に対し前記トリム本体15が嵌め込まれることによ
り、車両11のサイドドア用の開口部周縁に取着されて
いる。そして、ドア19が閉められたときには、前記シ
ール部17とドアフレーム18とが当接してシール部1
7自身が潰れ変形し、ドアフレーム18及び上記開口部
間がシールされる。
びカラーピース16の大部分は、公知の押出成形法によ
り成形された押出成形部から構成されている。また、本
実施形態におけるトリム本体15及びカラーピース16
は環状に形成されており、押出成形部の端末部は例えば
型成形部によって接続されている。
DMソリッドゴムにより構成され、車内側及び車外側挟
持壁20,21と、両挟持壁20,21を相対回動可能
に連結する連結部22とからなり、トリム本体15内に
は前記金属製インサート55は埋設されていない。ま
た、同トリム本体15の両挟持壁20,21の端部には
トリム本体15の延設方向全体に渡って係止片23,2
4が弾性変形可能に形成されている。なお、押出成形部
のトリム本体15は、PVC(ポリ塩化ビニル)樹脂
や、TPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)等に
より構成してもよい。また、押出成形部のシール部17
はEPDMスポンジゴムにより構成されている。
5が形成されている。このフランジ部13にトリム本体
15を保持するために、車内側挟持壁20には保持突起
25に掛止される車内側係止突起26が内方に向けて突
出形成されている。また、車外側挟持壁21の内側面は
平面状をなし、この内側面には両面接着テープ27が貼
着されている。
Oにより構成され、前記トリム本体15の連結部22側
に合致するように湾曲して形成されている。カラーピー
ス16の内面(凹部側)には嵌合凸部としての尖頭状の
嵌合凸状28が突設され、嵌合凸状28の両側にはそれ
ぞれ係止凸部29が設けられている。
5に嵌着する際、係止片23,24が弾性変形して嵌合
凸状28の挿入が許容され、嵌合凸状28が車内側及び
車外側挟持壁20,21間に嵌合されると、係止片2
3,24が弾性復帰して係止凸部29に係合し、カラー
ピース16はトリム本体15から脱落しないようになっ
ている。そして、カラーピース16をトリム本体15の
連結部22に嵌着すると、挟持方向に回動されてフラン
ジ部13を挟持している両挟持壁20,21のもどり変
形が抑制されるとともに、さらにフランジ部13が挟持
される。なお、車外側挟持壁21は両面接着テープ27
によりフランジ部13に対して固定され、車内側挟持壁
20は係止突起26と保持突起25との掛止によりフラ
ンジ部13に対して固定され、ウェザストリップ14は
フランジ部13に抜け不能に装着保持される。
る室内リップ30が一体形成されている。そして、トリ
ム本体15と室内リップ30との間には、内装品を構成
するピラーガーニッシュ60の端部が介在され、前記室
内リップ30によりピラーガーニッシュ60の端部が覆
われるようになっている。
て説明する。本実施形態におけるウェザストリップ14
においては、トリム本体15を車内側及び車外側挟持壁
20,21と、両挟持壁20,21を相対回動可能に連
結する連結部22とにより構成するとともに、EPDM
ソリッドゴムにより押出成形した。そして、トリム本体
15の両挟持壁20,21間の連結部22にカラーピー
ス16を嵌着することにより挟持方向に回動させてフラ
ンジ部13を挟持している挟持壁20,21のもどり変
形を抑制して、さらにフランジ部13を挟持させるよう
にした。従って、本実施形態のウェザストリップ14は
フランジ部13の挟持力を確保しつつ、トリム本体15
に金属製インサートを埋設していないので、ウェザスト
リップ14の軽量化を図ることができる。
形態を図4,図5に従って説明する。なお、重複説明を
避けるため、図1において説明したものと同じ要素につ
いては、同じ参照番号が付されている。
はトリム本体36の構成が第1実施形態のトリム本体1
5の構成と異なっており、それ以外の構成は第1実施形
態とほぼ同様である。
なすトリム本体36及び該トリム本体36に対し嵌着さ
れたカラーピース16を有する。トリム本体36には中
空状のシール部37が着脱可能に嵌着されている。
により構成され、車内側及び車外側挟持壁20,21
と、両挟持壁20,21を相対回動可能に連結する連結
部22とからなる。そして、両挟持壁20,21間にカ
ラーピース16が嵌着される。
外側挟持壁21は厚肉に形成され、同挟持壁21にはト
リム本体36の延設方向全体に渡って嵌合凹部としての
嵌合溝38が形成され、この嵌合溝38の両開口縁には
係止片39が弾性変形可能に形成されている。前記フラ
ンジ部13には車内側保持突起25及び複数の車外側保
持突起40が形成されている。このフランジ部13にト
リム本体36を保持するために、車内側挟持壁20には
保持突起25に掛止される車内側係止突起26が突出形
成され、車外側挟持壁21には保持突起40に掛止され
る複数の車外側係止突起41が内方に向けて突出形成さ
れている。従って、トリム本体36を前記フランジ部1
3に装着する際には、車内側及び車外側挟持壁20,2
1は係止突起26,41と保持突起25,40との掛止
によりフランジ部13に対して固定され、ウェザストリ
ップ35はフランジ部13に抜け不能に装着保持され
る。
組付け部42に対し一体成形された中空部43からな
る。組付け部42はEPDMソリッドゴムにより構成さ
れ、中空部43はEPDMスポンジゴムにより構成され
ている。なお、組付け部42は硬質TPOにより構成
し、中空部43は軟質TPOにより構成してもよい。
応して嵌合凸部としての尖頭状の嵌合凸状44が突設さ
れ、嵌合凸状44の両側にはそれぞれ係止凸部45が設
けられている。
装着されたトリム本体36に嵌着する際、係止片39が
弾性変形して嵌合凸状44の挿入が許容され、嵌合凸状
44が嵌合溝38内に収容されると係止片39が弾性復
帰して係止凸部45に係合し、シール部37はトリム本
体36から脱落しないようになっている。そして、トリ
ム本体36に対してシール部37を嵌着することによ
り、図4に示すようなウェザストリップ35が得られ
る。
態と同様の効果に加えて、以下の効果が得られる。 ・ シール部37の車外側挟持壁21への嵌着により、
車外側挟持壁21のもどり変形が規制され、車外側挟持
壁21のフランジ部13に対する挟持力を増加させるこ
とができる。
両、例えばトラックにおいて車体の外表面に社名やマー
ク等の装飾塗装を施す場合には、トリム本体36を車両
開口部のフランジ部13に装着した状態で、シール部3
7をトリム本体36から容易に取り外すことができ、シ
ール部37への塗料の付着を防止することができる。塗
料の乾燥後にはシール部37をトリム本体36に対して
容易に嵌着することができ、ウェザストリップ35の脱
着作業を短時間で行うことができる。
ェザストリップ35のシール部37が破損した場合、ウ
ェザストリップ35の交換をする際にシール部37のみ
の交換で済み、リペア時における作業性の向上及びコス
トダウンを図ることができる。
て実施することもできる。 ・ 第1実施形態においてフランジ部13の車内側保持
突起25を省略するとともに、車内側挟持壁20の係止
突起26を省略し、車内側挟持壁20も両面接着テープ
によりフランジ部13に固定するようにしてもよい。
ス16の室内リップ30を省略してもよい。次に、上記
各実施形態から把握できる他の技術的思想を、以下に記
載する。
車用トリムにおいて、前記トリム本体にはシール部が形
成されている自動車用トリム。 ・ 請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用トリムに
おいて、前記トリム本体に対してシール部を着脱可能に
設けた自動車用トリム。
トリムによれば、フランジ部の挟持力を確保しつつ軽量
化を図ることができる優れた効果がある。
着状態を示す断面図。
示す断面図。
す断面図。
示す断面図。
図。
助部材としてのカラーピース、20,21…挟持壁、2
2…連結部、25…車内側保持突起、26…車内側係止
突起、27…接着テープ、41…車外側係止突起、44
…車外側保持突起。
Claims (3)
- 【請求項1】 車両のフランジ部に装着される自動車用
トリムであって、 一対の挟持壁及び両挟持壁を相対回動可能に連結する連
結部を有するトリム本体と、 前記連結部に嵌着されることにより前記挟持壁を挟持方
向に回動させて前記フランジ部を挟持させた後の前記挟
持壁のもどりを抑制する補助部材とを備えた自動車用ト
リム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用トリムにおい
て、 前記挟持壁の内面には前記フランジ部に形成されている
車外側保持突起又は車内側保持突起に掛止される車外側
係止突起又は車内側係止突起が形成されている自動車用
トリム。 - 【請求項3】 請求項1に記載の自動車用トリムにおい
て、 前記両挟持壁の少なくとも一方は前記車両のフランジ部
に対して接着テープによって固定される自動車用トリ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11092120A JP2000280833A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 自動車用トリム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11092120A JP2000280833A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 自動車用トリム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000280833A true JP2000280833A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=14045586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11092120A Withdrawn JP2000280833A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 自動車用トリム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000280833A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007238048A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Nishikawa Rubber Co Ltd | ウエザストリップにおける型成形部のリップ保持構造。 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP11092120A patent/JP2000280833A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007238048A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Nishikawa Rubber Co Ltd | ウエザストリップにおける型成形部のリップ保持構造。 |
JP4721935B2 (ja) * | 2006-03-13 | 2011-07-13 | 西川ゴム工業株式会社 | ウエザストリップにおける型成形部のリップ保持構造。 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041116 |
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050325 |