JP2000280223A - コンクリート管体製造用の内面仕上げ材 - Google Patents

コンクリート管体製造用の内面仕上げ材

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芳春 渡辺
Hideo Nakaya
英男 仲谷
Hitoshi Moriyama
等 森山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コテ延び性(延展性)に優れ、可塑性の強
い、そしてひび割れの発生しないコンクリート管体製造
用の内面仕上げ材を提供すること。 【解決手段】 セメントに膨張材と、ベントナイト、シ
リカフューム、及びメタカオリンからなる群より選ばれ
た一種又は二種以上を配合してなるコンクリート管体製
造用の内面仕上げ材を構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート管体
の内面仕上げ材に関し、詳しくはノロの発生を低減又は
防止して製造したヒューム管やモルタルライニング管
(鋼管)の締まりの悪い軟らかいペースト層の内面仕上
げ材に関する。
【0002】
【従来技術と課題】従来、ヒューム管やモルタルライニ
ングした鋼管のライニング層の内面仕上げ方法は、コン
クリート又はモルタルを型枠に投入して、最終的に30
G(G:重力加速度)以上の高速回転の遠心力成形によ
り脱水させて、内面を固く締め、次いで長い鉄棒の先を
ナイフ状にしたもので露出している骨材や内面を削り取
り、管厚を僅かに薄くなるように調整するものである。
さらに懸濁液にしたセメントペースト又はモルタルを投
入して固形分を遠心力で貼り付けて規定の厚さとしてか
ら、又は、脱水されて遠心力で内面に張り付いている水
を利用してセメントのみを振りかけて棒の先端に短い刷
毛を付けたコテ等で仕上げ、仕上げ後の内面は円周方向
に箒目(筋)のついた状態で、かつ、硬く締まった内面
とする。
【0003】この場合、遠心力成形により発生するノロ
は固形分とアルカリ水とに分離して固形分は産業廃棄物
として、アルカリ水は中和して廃棄しなければならない
という課題や、高速で回転している状態での一連の仕上
げ作業は危険を伴う上に、激しい振動が手や肩に加わる
ため白蝋病になりやすい等の課題を有し、また、この作
業は熟練を要するという課題を有する。
【0004】一方、遠心力成形時のノロの発生を低減又
は防止する方法として、粘土鉱物や無機質の超微粉末及
び可溶性硫酸塩等の成分を用いた混和材(例えば、特開
平3-247543号公報、特開平3-261639号公報、特開平3-26
5552号公報、特開平3-265551号公報、特開平2-44053号
公報、特開平2-28533号公報、特開昭62-7654号公報、
等)や水溶性高分子をコンクリートに添加する方法及び
単に遠心力成形方法(例えば、特開昭59-81116号公報、
特開昭59-81117号公報)のみによる方法(遠心力の重力
加速度Gを小さくして、回転時間も短くする等の遠心力
成形条件の調節のみによる方法。但し、遠心力成形条件
の調節のみによる方法は、コンクリートパイル等の長尺
物では、締まりが悪いために運搬時の衝撃などで成形体
の上部からコンクリートが落ちる危険性があるがヒュー
ム管等は危険性は小さい)が開発又は提案されコンクリ
ートパイル等に用いられるようになっている。
【0005】しかしながら、遠心力成形時のノロの発生
を低減又は防止する方法を用いると脱水されないので、
遠心力成形後の成形体断面は円周方向の外側から内側方
向に向かって粒子の大きさの順で整列し、外側は粗骨材
を含む締まったコンクリート層が出来、次いで軟らかい
モルタル層が形成される。さらに遠心力成形が進むとモ
ルタル層の中の粒子の大きい砂がコンクリート層側に押
しつけられて締め固まり、最終的に内面にはより軟らか
いセメントペースト層が1〜5cm程度の厚さで形成される
(モルタルライニングでは締まったモルタル層と締まら
ないペースト層が形成される)。
【0006】このペースト層表面には空気泡や空気泡が
はじけた跡のクレーターが残り、場合によってはゆがみ
や波打ち状態となる。この場合、パイルやポールでは内
面状態は問われないので問題はないが、ヒューム管やモ
ルタルライニングした鋼管の場合は上下水道や排給水管
として内部に水を通すことから内面仕上げが要求され
る。従って、軟らかいペースト層の仕上げ材として、従
来のような水の多いセメントの懸濁液(湿式仕上げ)で
は益々内面状態を悪化させるだけであるし、セメントを
振りかける場合(乾式仕上げ)はペースト層から水分を
取るだけの結果となりひびわれが入り、仕上げが出来な
いという課題を有する。
【0007】本発明者は、このノロの発生を低減又は防
止して遠心力成形により製造したコンクリート管体、特
にヒューム管等の、締まりが悪く、軟らかい内面の仕上
げ材について鋭意研究した結果、コテ延び性(延展性)
に優れ、かつ、可塑性の強い、ひびわれの発生しない仕
上げ材を知見して本発明を完成させたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はセメ
ントに膨張材と、ベントナイト、シリカフューム、及び
メタカオリンからなる群より選ばれた一種又は二種以上
を配合してなるコンクリート管体製造用の内面仕上げ材
(以下、「仕上げ材」という)である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明の遠心力成形においてノロの発生を低減又は防止
する方法は、例えば、前記公報に示したように粘土鉱物
及び/又は超微粉の粉末をコンクリートの練混ぜ時に添
加して、コンクリートの保水力を高めてノロが発生する
ことを防止する方法や増粘性の水溶性高分子を添加して
コンクリートの粘着力を高めることによりノロを発生さ
せない方法である。これらの市販品としては前者は、例
えば電気化学工業社製「デンカプラスメリット」があ
り、後者は、例えば、太平洋セメント社製「アサノN
S」がある。また、例えば、前記公報に示した遠心力の
大きさと回転時間を調節した遠心力成形方法のみのコン
トロールによりノロの発生量を押さえる方法である。
【0010】本発明の仕上げ材は、セメントに膨張材
と、ベントナイト、シリカフューム、及びメタカオリン
からなる群より選ばれた一種又は二種以上を配合する
が、その配合割合は、セメント100重量部に対して膨
張材は2〜10重量部配合し、さらに、シリカフューム
やメタカオリン等と併用配合するしないに拘わらずベン
トナイトは0.5〜5重量部、シリカフュームやメタカ
オリンはそれぞれ単独で又は合量で2〜10重量部であ
る。
【0011】膨張材は仕上げ材が硬化過程でひびわれが
入るのを防止し、2重量部未満ではひびわれ防止効果は
小さく、配合量を多くするほどひびわれ防止効果も大き
くなるが10重量部を超えて添加してもそれ以上の効果
は認められなく不経済となるので好ましくない。
【0012】市販の膨張材としては生石灰とエトリンガ
イトを生成する成分を主成分とする電気化学工業株式会
社製「デンカCSA#20」や生石灰を主成分とする太
平洋セメント株式会社製の「小野田エクスパン」等があ
るが、これらの粉末度は3000cm2/g(ブレーン値)程度
と比較的粗い。本発明では市販品をそのままでも使用可
能であるが、これを粉砕して4000〜10000cm2/g(ブレー
ン値)程度の粉末度とすることがより好ましく、粉末度
が大きいほどひびわれ防止効果の他に、仕上げ材と水を
練り混ぜたときのセメントペーストにプラスチック性を
与えダレ抵抗性を助長する。
【0013】ベントナイトはダレ抵抗性を大きくするも
のである。ベントナイトは少量配合でダレ防止効果を発
揮するが、シリカフュームやメタカオリン等と併用する
しないに拘わらず0.5重量部未満ではダレ防止効果は
小さく、配合量を多くするほどダレ防止効果も大きくな
るが5重量部を超えて配合してもそれ以上のダレ防止効
果は得られない。
【0014】シリカフュームやメタカオリンはダレ防止
効果を助長するほかにコテ延び性を改善する。この場
合、それぞれが単独配合の場合も併用して配合する場合
も、さらにベントナイトと併用するしないに拘わらず2
重量部未満ではダレ防止効果やコテ延び性を改善する効
果は小さく、配合量を多くするほどダレ防止効果も大き
くなるが10重量部を超えて配合してもそれ以上のダレ
防止効果は期待できないものである。
【0015】本発明においてセメントとしては各種ポル
トランドセメントや混合セメントが使用される。この中
でも粉末度が大きいほどダレ抵抗性やコテ延び性が良く
なるなるので粉末度を4000cm2/g(ブレーン値)以上と
したセメントやフライアッシュはダレ抵抗性やコテ延び
性を良くするので、フライアッシュを10重量%以上配合
した混合セメントはより好ましい。
【0016】本発明の仕上げ材はブリージング等が発生
しない範囲で水と練り混ぜてセメントペーストとして基
本的に使用するが、経済性から増量材を任意の割合で混
ぜることが可能である。この場合、増量材となる骨材の
最大粒子径は1.2mm以下、より好ましくは0.6mm以下であ
り、粗すぎると仕上げ面がざらつく。骨材の材質として
は特に限定されなく、経済的には天然骨材、石灰石、人
工軽量骨材、各種スラグが用いられる。
【0017】また、仕上げ材と骨材の質量比率は、仕上
げ材1に対して骨材1.5以下が好ましく、仕上げ材1に対
して骨材1以下がより好ましい。骨材が仕上げ材に対し
て1.5倍を超える比率ではコテ延び性が悪くなるもので
ある。
【0018】なお、本発明において仕上げ材と水の混合
質量比は、ブリージング等の発生がなければ特に限定さ
れないが、コテ延び性からフロー値が重要である。本発
明のセメントペースト等のJIS R 5201によるフロー値を
180mm以上とする。そして200mm以上が好ましく、より好
ましくは210〜270mmである。180mm未満ではコテ延び性
は悪く、軟らかいペースト層全体の崩落を招くので好ま
しくない。
【0019】本発明の仕上げ材を用いてセメントペース
ト等とし、ノロの発生を低減又は防止を行った場合の軟
らかいペースト層の表面に投入して仕上げる場合の仕上
げ方法は、遠心力成形終了後、例えば、管長と同等以上
の鋼棒やパイプなどにネジや溝を切ったコテをヒューム
管の内面の管長方向に挿入して回転しないように押しつ
けてから(押しつける場所は通常下部方向)、ヒューム
管を低速で回転させながら、回転方向が右回転の場合は
コテの右側にセメントペースト等を注入して、ネジや溝
を利用して延ばしながら仕上げる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例で詳細に説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0021】実施例1 最大骨材寸法15mm、スランプ6±2cm、空気量2±0.5%、
単位水量166kg/m3、セメント500kg/m3、膨張材50kg/
m3 、砂802kg/m3 、砕石867kg/m3、高性能減水剤7kg/
m3、ノロ防止材6kg/m3のコンクリートを用いて、φ20×
30L×5Tcmの遠心力成形型枠に厚さが4.8cmとなるように
コンクリートを遠心力成形した後、仕上げ材の配合を種
々変えて水量とフロー値の異なるセメントペースト等を
作製し、それを注入して5cmの厚さとなるように仕上げ
た。そして成形後のコテ延び性の状態、及び前置きを4
時間、次いで昇温速度20hr℃/hrで75℃まで上げ、その
まま4時間保持してから養生槽内で徐々に温度を下げ、
再度内面のひびわれ発生状態を観察した。その結果を表
1〜2に示す。
【0022】なお、仕上げ前の遠心力成形体の内面状態
はノロの発生はなく、厚さ約1.2cmの軟らかいペースト
層が形成され、指を入れて引き抜くと穴が半分程度閉じ
るような軟らかい状態となっている。
【0023】また、仕上げ用のコテは、長さ40cm、径
が1インチの鋼棒にネジを数mmピッチで切ったものを用
いた。
【0024】仕上げ方法は、コテを遠心成形体内面に通
し、両端をそれぞれ一人でコテの端を持って型枠の縁に
コテが回転しない程度の力で押し当てて、遠心成形体を
0.5G程度の低速で右回転させながら、コテの右側にセ
メントペースト等を鋼棒に沿って注入しコテで延ばし
た。その後、コテをはずして4Gで20秒間回転させて終
了した。
【0025】〈使用材料〉 セメント :普通ポルトランドセメント、市販品 砂 :新潟県姫川産砂 砕石 :新潟県姫川産砕石 膨張材 :電気化学工業株式会社製、商品名「デンカ
CSA#20」 高性能減水剤:ナフタレン系、花王株式会社製、商品名
「マイティ150」 ノロ防止材:電気化学工業株式会社製、商品名「デンカ
プラスメリット」
【0026】〈仕上げ材の使用材料〉 セメントa:普通ポルトランドセメント(OPC)、電気化
学工業株式会社製、粉末度3200cm2/g(ブレーン値) セメントb:早強ポルトランドセメント(HPC)、電気化
学工業株式会社製、粉末度4500cm2/g(ブレーン値) セメントc:A種フライアッシュセメント(FAC)、aに
東北発電株式会社製のフライアッシュを10重量%内割り
配合した。 セメントd:C種フライアッシュセメント(FAC)、aに
東北発電株式会社製のフライアッシュを30重量%内割り
配合した。 膨張材A:電気化学工業株式会社製、商品名「デンカC
SA#20」、粉末度3000cm2/g(ブレーン値) 膨張材B:Aを粉砕して粉末度を4000cm2/g(ブレーン
値)としたもの 膨張材C:Aを粉砕して粉末度を6000cm2/g(ブレーン
値)としたもの 膨張材D:Aを粉砕して粉末度を10000cm2/g(ブレーン
値)としたもの ベントナイト:関東ベントナイト株式会社製、商品名
「天竜」、膨潤度17(ACC法)のもの シリカフューム:花王株式会社製、商品名「マイクロポ
ズ」 メタカオリン:メタカオリンを800℃で焼成して粉末度8
000cm2/g(ブレーン値)に粉砕したもの 骨材:新潟県姫川産川砂、1.2mmのふるい下
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】表1〜2より、膨張材の単独配合ではコテ
延び性は悪く仕上げが出来ない(実験No.1-1、1-2)。
また、ベントナイト等の単独配合では仕上げが出来ても
硬化後の内面にはひびわれが多発して製品とならない
(実験No.1-3〜1-5)。両者を適量併用して配合するこ
とにより、コテ延び性とひびわれ防止性が同時に達成さ
れる。膨張材はセメント100重量部に対して2重量部以上
でひびわれ防止効果を発揮し(実験No.1-16〜1-21)、
粉末度が細かいほどひびわれ防止効果も良くなることが
示される(実験No.1-13〜1-15)。また、ベントナイト
は0.5重量部以上でコテ延び性が良くなり(実験No.1-7
〜1-12)、また、シリカフュームやメタカオリンは2重
量部以上でコテ延び性が改善される。また、フロー値は
180mm未満では硬すぎてヒューム管の内面の軟らかいペ
ースト層に食い込み内面が総崩れとなり、仕上げが出来
ない。セメントの種類では普通ポルトランドセメントよ
りも粉末度の大きい早強ポルトランドセメントやフライ
アッシュセメントがより好ましいことも示される(実験
No.1-9、1-33〜1-35)。仕上げ材をペーストではなく、
経済的なモルタルとする場合は仕上げ材と骨材の質量比
率は、仕上げ材1に対して骨材1.5以下とすることによ
り、コテ延び性は良くなる(実験No.1-41、1-42)。
【0030】
【発明の効果】本発明のコンクリート管体製造用の内面
仕上げ材を、ペースト又はモルタルとして使用すること
により、以下の効果を有する。 (1)コンクリート管体の製造において、ノロ防止材等
を添加してノロ防止を行った場合に生ずるコンクリート
管体内面の軟らかいペースト層の仕上げがコテの延び性
に優れ、ひびわれの発生を防止し、良好に出来る。 (2)機械仕上げも可能となるので作業員の危険作業や
白蝋病がなくなり、熟練も必要なくなる。 (3)コンクリート管体にノロ防止材が適用可能となる
ので、産業廃棄物として廃棄するノロがなくなるので環
境の保全に貢献する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 22/06 C04B 22/06 A 28/00 28/00 F16L 9/08 F16L 9/08 Fターム(参考) 3H111 AA01 BA07 BA37 CB03 CB08 DA26 4G012 MA01 PA06 PC09 4G055 AA01 AA07 AB06 AC08 AC09 BA35 BA40 FA01 4G058 AA01 AC13 BA00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメントに膨張材と、ベントナイト、シ
    リカフューム、及びメタカオリンからなる群より選ばれ
    た一種又は二種以上を配合してなるコンクリート管体製
    造用の内面仕上げ材。
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