JP2000279590A - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
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- JP2000279590A JP2000279590A JP11088586A JP8858699A JP2000279590A JP 2000279590 A JP2000279590 A JP 2000279590A JP 11088586 A JP11088586 A JP 11088586A JP 8858699 A JP8858699 A JP 8858699A JP 2000279590 A JP2000279590 A JP 2000279590A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】娯楽性を高めて遊技者の期待感や射幸心を十分
に満たすことができる遊技機を提供する。 【解決手段】通常の回収状態にある始動入賞口２０に球
が入ると、可変表示装置３０で図柄変動が開始され、そ
の間、始動入賞口２０は入口状態になる。前記始動入賞
口２０に入賞した球は、そのまま球振分装置４０に取り
込まれる。そして図柄変動が終了すると、可変表示装置
３０の各表示部３１〜３３に停止した各種図柄と、前記
球振分装置４０内で球が入った球受部４６の各種図柄と
が比較される。かかる比較の結果、両者に共通する図柄
があった場合に、共通する図柄である数字を総て合計し
た値の回数だけ可変入賞装置６０の可動板６１が繰り返
し開閉して特賞が発生する。
に満たすことができる遊技機を提供する。 【解決手段】通常の回収状態にある始動入賞口２０に球
が入ると、可変表示装置３０で図柄変動が開始され、そ
の間、始動入賞口２０は入口状態になる。前記始動入賞
口２０に入賞した球は、そのまま球振分装置４０に取り
込まれる。そして図柄変動が終了すると、可変表示装置
３０の各表示部３１〜３３に停止した各種図柄と、前記
球振分装置４０内で球が入った球受部４６の各種図柄と
が比較される。かかる比較の結果、両者に共通する図柄
があった場合に、共通する図柄である数字を総て合計し
た値の回数だけ可変入賞装置６０の可動板６１が繰り返
し開閉して特賞が発生する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤面上に球を
打ち出す遊技で所定条件が成立すると、遊技者に有利な
特賞が発生する遊技機であり、主としてパチンコ機に関
する。
打ち出す遊技で所定条件が成立すると、遊技者に有利な
特賞が発生する遊技機であり、主としてパチンコ機に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の遊技機としては、様々な
機種のパチンコ機が知られている。パチンコ機の遊技盤
面上には、機種を定めると共に遊技性を高めるためのメ
イン役物が配されている。代表的なメイン役物として
は、液晶画面等からなる可変表示装置が知られており、
その他にいわゆるルーレット型役物等もある。
機種のパチンコ機が知られている。パチンコ機の遊技盤
面上には、機種を定めると共に遊技性を高めるためのメ
イン役物が配されている。代表的なメイン役物として
は、液晶画面等からなる可変表示装置が知られており、
その他にいわゆるルーレット型役物等もある。
【０００３】前記可変表示装置を備えたものは、一般に
フィーバー機と称されている。かかるフィーバー機で
は、遊技盤面上に開設された始動入賞口に球が入賞する
と、前記可変表示装置に各種図柄がスクロール表示され
る。そして、スクロール停止後の図柄の組み合わせが大
当たり態様になると、特賞（いわゆるフィーバー）が発
生して、可変入賞口が所定回数だけ開閉するように設定
されていた。
フィーバー機と称されている。かかるフィーバー機で
は、遊技盤面上に開設された始動入賞口に球が入賞する
と、前記可変表示装置に各種図柄がスクロール表示され
る。そして、スクロール停止後の図柄の組み合わせが大
当たり態様になると、特賞（いわゆるフィーバー）が発
生して、可変入賞口が所定回数だけ開閉するように設定
されていた。
【０００４】また、前記ルーレット型役物は、一般に遊
技盤面上にルーレットの回転盤を描き、該回転盤の円周
方向に数字を描くと共に、数多の発光体を配置して成
る。遊技盤面上に開設された始動入賞口に球が入賞する
と、前記ルーレット型役物の発光体が順次点滅して、あ
たかも球が回転移動するかの如く表示される。そして、
ランダムに何れかの位置で発光が停止し、その位置の数
字等に応じて、例えば、多数の賞球が払い出される等の
価値が付与されていた。
技盤面上にルーレットの回転盤を描き、該回転盤の円周
方向に数字を描くと共に、数多の発光体を配置して成
る。遊技盤面上に開設された始動入賞口に球が入賞する
と、前記ルーレット型役物の発光体が順次点滅して、あ
たかも球が回転移動するかの如く表示される。そして、
ランダムに何れかの位置で発光が停止し、その位置の数
字等に応じて、例えば、多数の賞球が払い出される等の
価値が付与されていた。
【０００５】以上のように、全く異なる遊技方法を楽し
める様々な機種が存在する。遊技場では、何種類かの機
種を設置して遊技者の好みに対応していた。概して前記
フィーバー機では、液晶画面等の可変表示装置に表示さ
れる図柄変動の内容を多様化させて娯楽性を高める傾向
があり、一方、前記ルーレット型役物を備えたパチンコ
機では、役物自体の構造をもっと複雑化して興趣を高め
る傾向がある。
める様々な機種が存在する。遊技場では、何種類かの機
種を設置して遊技者の好みに対応していた。概して前記
フィーバー機では、液晶画面等の可変表示装置に表示さ
れる図柄変動の内容を多様化させて娯楽性を高める傾向
があり、一方、前記ルーレット型役物を備えたパチンコ
機では、役物自体の構造をもっと複雑化して興趣を高め
る傾向がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のフィーバー機や、ルーレット型役物を備えたパ
チンコ機では、前述した如く興趣を高めるための工夫は
あるのだが、如何せん機種や役物毎に遊技方法がほぼ類
型化されてしまっており、遊技自体がマンネリ化する傾
向にあった。
た従来のフィーバー機や、ルーレット型役物を備えたパ
チンコ機では、前述した如く興趣を高めるための工夫は
あるのだが、如何せん機種や役物毎に遊技方法がほぼ類
型化されてしまっており、遊技自体がマンネリ化する傾
向にあった。
【０００７】このように、従来の遊技機では、各機種や
役物毎の画一化されつつある遊技方法の範囲内では、斬
新な娯楽性を付与して、特賞の発生に対する遊技者の期
待感を高めるべく演出するには限界があり、遊技者の射
幸心をさらに煽ったり、視覚的に一層発奮させることが
困難であった。
役物毎の画一化されつつある遊技方法の範囲内では、斬
新な娯楽性を付与して、特賞の発生に対する遊技者の期
待感を高めるべく演出するには限界があり、遊技者の射
幸心をさらに煽ったり、視覚的に一層発奮させることが
困難であった。
【０００８】特に一般のフィーバー機では、スクロール
表示の結果が大当たりとなる、すなわち特賞が発生する
のは、ソフトウェア制御により確率上稀であるよう予め
設定されており、結局大当たり発生の有無を最終的に決
定するのは、ソフトウェア的な制御のみに依存してい
た。
表示の結果が大当たりとなる、すなわち特賞が発生する
のは、ソフトウェア制御により確率上稀であるよう予め
設定されており、結局大当たり発生の有無を最終的に決
定するのは、ソフトウェア的な制御のみに依存してい
た。
【０００９】そのため、遊技者の意図や技量とは一切関
係がなく、機械任せの感があり、大当たり発生に対する
遊技者の興味や関心を高めることは困難であった。ま
た、遊技が単に始動入賞口だけを狙って球を打ち出すこ
との繰り返しとなりやすく、遊技が単調となり面白味に
欠ける虞もあった。
係がなく、機械任せの感があり、大当たり発生に対する
遊技者の興味や関心を高めることは困難であった。ま
た、遊技が単に始動入賞口だけを狙って球を打ち出すこ
との繰り返しとなりやすく、遊技が単調となり面白味に
欠ける虞もあった。
【００１０】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、従来の異なる機種間
における遊技方法を融合させることにより、遊技全体に
おける興趣を高めることができ、特に特賞発生に関して
ソフトウェア的制御のみに依存することなく、遊技者の
技量によってチャンスを掴むことが可能となり、遊技に
おけるスリルと興奮を増大させることができる遊技機を
提供することを目的としている。
問題点に着目してなされたもので、従来の異なる機種間
における遊技方法を融合させることにより、遊技全体に
おける興趣を高めることができ、特に特賞発生に関して
ソフトウェア的制御のみに依存することなく、遊技者の
技量によってチャンスを掴むことが可能となり、遊技に
おけるスリルと興奮を増大させることができる遊技機を
提供することを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に
存する。 ［１］遊技盤面（１１）上に球を打ち出す遊技で所定の
条件が成立すると、遊技者に有利な特賞が発生する遊技
機（１０）において、前記遊技盤面（１１）上に目視可
能に設けられた可変表示装置（３０）と、前記遊技盤面
（１１）上に球が入賞可能に設けられた球振分装置（４
０）と、遊技状態を制御する遊技制御装置（１００）と
を有し、前記可変表示装置（３０）は、各種図柄を表示
する表示部（３１）から成り、前記球振分装置（４０）
は、その内部に入賞した球を、それぞれ受け入れ可能な
複数の球受部（４６）を有し、各球受部（４６）には予
め各種図柄がそれぞれ付与され、前記遊技制御装置（１
００）は、遊技中に所定の始動条件が成立した場合に、
前記可変表示装置（３０）の表示部（３１）で、各種図
柄が変化した後に何れかの一つの図柄が停止する図柄変
動を実行し、かつ前記図柄変動の終了後、前記表示部
（３１）に停止した図柄と、前記球振分装置（４０）に
おいて球が入った球受部（４６）の各種図柄とを比較
し、その結果両者に共通する図柄があった場合に、その
図柄の種類に応じて大きさの異なる前記特賞を発生させ
ることを特徴とする遊技機（１０）。
ための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に
存する。 ［１］遊技盤面（１１）上に球を打ち出す遊技で所定の
条件が成立すると、遊技者に有利な特賞が発生する遊技
機（１０）において、前記遊技盤面（１１）上に目視可
能に設けられた可変表示装置（３０）と、前記遊技盤面
（１１）上に球が入賞可能に設けられた球振分装置（４
０）と、遊技状態を制御する遊技制御装置（１００）と
を有し、前記可変表示装置（３０）は、各種図柄を表示
する表示部（３１）から成り、前記球振分装置（４０）
は、その内部に入賞した球を、それぞれ受け入れ可能な
複数の球受部（４６）を有し、各球受部（４６）には予
め各種図柄がそれぞれ付与され、前記遊技制御装置（１
００）は、遊技中に所定の始動条件が成立した場合に、
前記可変表示装置（３０）の表示部（３１）で、各種図
柄が変化した後に何れかの一つの図柄が停止する図柄変
動を実行し、かつ前記図柄変動の終了後、前記表示部
（３１）に停止した図柄と、前記球振分装置（４０）に
おいて球が入った球受部（４６）の各種図柄とを比較
し、その結果両者に共通する図柄があった場合に、その
図柄の種類に応じて大きさの異なる前記特賞を発生させ
ることを特徴とする遊技機（１０）。
【００１２】［２］遊技盤面（１１）上に球を打ち出す
遊技で所定の条件が成立すると、遊技者に有利な特賞が
発生する遊技機（１０）において、前記遊技盤面（１
１）上に目視可能に設けられた可変表示装置（３０）
と、前記遊技盤面（１１）上に球が入賞可能に設けられ
た球振分装置（４０）と、遊技状態を制御する遊技制御
装置（１００）とを有し、前記可変表示装置（３０）
は、各種図柄をそれぞれ表示する複数の表示部（３１〜
３３）を有して成り、前記球振分装置（４０）は、その
内部に入賞した球を、それぞれ受け入れ可能な複数の球
受部（４６）を有し、各球受部（４６）には予め各種図
柄がそれぞれ付与され、前記遊技制御装置（１００）
は、遊技中に所定の始動条件が成立した場合に、前記可
変表示装置（３０）の各表示部（３１〜３３）で、それ
ぞれ各種図柄が変化した後に何れかの一つの図柄が停止
する図柄変動を実行し、かつ前記図柄変動の終了後、前
記各表示部（３１〜３３）に停止した図柄と、前記球振
分装置（４０）において球が入った球受部（４６）の各
種図柄とを比較し、その結果両者に共通する図柄があっ
た場合に、共通する図柄の数と種類に応じて大きさの異
なる前記特賞を発生させることを特徴とする遊技機（１
０）。
遊技で所定の条件が成立すると、遊技者に有利な特賞が
発生する遊技機（１０）において、前記遊技盤面（１
１）上に目視可能に設けられた可変表示装置（３０）
と、前記遊技盤面（１１）上に球が入賞可能に設けられ
た球振分装置（４０）と、遊技状態を制御する遊技制御
装置（１００）とを有し、前記可変表示装置（３０）
は、各種図柄をそれぞれ表示する複数の表示部（３１〜
３３）を有して成り、前記球振分装置（４０）は、その
内部に入賞した球を、それぞれ受け入れ可能な複数の球
受部（４６）を有し、各球受部（４６）には予め各種図
柄がそれぞれ付与され、前記遊技制御装置（１００）
は、遊技中に所定の始動条件が成立した場合に、前記可
変表示装置（３０）の各表示部（３１〜３３）で、それ
ぞれ各種図柄が変化した後に何れかの一つの図柄が停止
する図柄変動を実行し、かつ前記図柄変動の終了後、前
記各表示部（３１〜３３）に停止した図柄と、前記球振
分装置（４０）において球が入った球受部（４６）の各
種図柄とを比較し、その結果両者に共通する図柄があっ
た場合に、共通する図柄の数と種類に応じて大きさの異
なる前記特賞を発生させることを特徴とする遊技機（１
０）。
【００１３】［３］遊技盤面（１１）上に球を打ち出す
遊技で所定の条件が成立すると、遊技者に有利な特賞が
発生する遊技機（１０）において、前記遊技盤面（１
１）上に目視可能に設けられた可変表示装置（３０）
と、前記遊技盤面（１１）上に球が入賞可能に設けられ
た球振分装置（４０）と、遊技状態を制御する遊技制御
装置（１００）とを有し、前記可変表示装置（３０）
は、各種図柄をそれぞれ表示する複数の表示部（３１〜
３３）を有して成り、前記球振分装置（４０）は、その
内部に入賞した球を、それぞれ受け入れ可能な複数の球
受部（４６）を有し、各球受部（４６）には予め各種図
柄がそれぞれ付与され、前記遊技制御装置（１００）
は、遊技中に所定の始動条件が成立した場合に、前記可
変表示装置（３０）の各表示部（３１〜３３）で、それ
ぞれ各種図柄が変化した後に何れかの一つの図柄が停止
する図柄変動を実行し、かつ前記図柄変動の終了後、前
記各表示部（３１〜３３）に停止した図柄と、前記球振
分装置（４０）において球が入った球受部（４６）の各
種図柄とを比較し、その結果両者に共通する図柄があっ
た場合に、共通する図柄の数と種類に応じて大きさの異
なる前記特賞を発生させ、かつ前記図柄変動の結果、前
記各表示部（３１〜３３）に停止した図柄が総て同一に
揃った場合に、前記特賞とは別に遊技者に有利な付与価
値を発生させることを特徴とする遊技機（１０）。
遊技で所定の条件が成立すると、遊技者に有利な特賞が
発生する遊技機（１０）において、前記遊技盤面（１
１）上に目視可能に設けられた可変表示装置（３０）
と、前記遊技盤面（１１）上に球が入賞可能に設けられ
た球振分装置（４０）と、遊技状態を制御する遊技制御
装置（１００）とを有し、前記可変表示装置（３０）
は、各種図柄をそれぞれ表示する複数の表示部（３１〜
３３）を有して成り、前記球振分装置（４０）は、その
内部に入賞した球を、それぞれ受け入れ可能な複数の球
受部（４６）を有し、各球受部（４６）には予め各種図
柄がそれぞれ付与され、前記遊技制御装置（１００）
は、遊技中に所定の始動条件が成立した場合に、前記可
変表示装置（３０）の各表示部（３１〜３３）で、それ
ぞれ各種図柄が変化した後に何れかの一つの図柄が停止
する図柄変動を実行し、かつ前記図柄変動の終了後、前
記各表示部（３１〜３３）に停止した図柄と、前記球振
分装置（４０）において球が入った球受部（４６）の各
種図柄とを比較し、その結果両者に共通する図柄があっ
た場合に、共通する図柄の数と種類に応じて大きさの異
なる前記特賞を発生させ、かつ前記図柄変動の結果、前
記各表示部（３１〜３３）に停止した図柄が総て同一に
揃った場合に、前記特賞とは別に遊技者に有利な付与価
値を発生させることを特徴とする遊技機（１０）。
【００１４】［４］前記図柄は数字であり、前記遊技盤
面（１１）上に可変入賞装置（６０）を設け、該可変入
賞装置（６０）は、その入賞口を開閉可能な可動板（６
１）を有して成り、該可動板（６１）は通常は閉状態に
維持され、前記図柄変動の終了後、前記表示部（３１）
に停止した図柄と、前記球振分装置（４０）において球
が入った球受部（４６）の各種図柄とが比較された結
果、両者に共通する図柄があった場合に、共通する図柄
である数字の回数だけ前記可動板（６１）を繰り返し開
閉させて、前記特賞とすることを特徴とする［１］記載
の遊技機（１０）。
面（１１）上に可変入賞装置（６０）を設け、該可変入
賞装置（６０）は、その入賞口を開閉可能な可動板（６
１）を有して成り、該可動板（６１）は通常は閉状態に
維持され、前記図柄変動の終了後、前記表示部（３１）
に停止した図柄と、前記球振分装置（４０）において球
が入った球受部（４６）の各種図柄とが比較された結
果、両者に共通する図柄があった場合に、共通する図柄
である数字の回数だけ前記可動板（６１）を繰り返し開
閉させて、前記特賞とすることを特徴とする［１］記載
の遊技機（１０）。
【００１５】［５］前記図柄は数字であり、前記遊技盤
面（１１）上に可変入賞装置（６０）を設け、該可変入
賞装置（６０）は、その入賞口を開閉可能な可動板（６
１）を有して成り、該可動板（６１）は通常は閉状態に
維持され、前記図柄変動の終了後、前記各表示部（３１
〜３３）に停止した図柄と、前記球振分装置（４０）に
おいて球が入った球受部（４６）の各種図柄とが比較さ
れた結果、両者に共通する図柄があった場合に、共通す
る図柄である数字を総て合計した値の回数だけ前記可動
板（６１）を繰り返し開閉させて、前記特賞とすること
を特徴とする［２］記載の遊技機（１０）。
面（１１）上に可変入賞装置（６０）を設け、該可変入
賞装置（６０）は、その入賞口を開閉可能な可動板（６
１）を有して成り、該可動板（６１）は通常は閉状態に
維持され、前記図柄変動の終了後、前記各表示部（３１
〜３３）に停止した図柄と、前記球振分装置（４０）に
おいて球が入った球受部（４６）の各種図柄とが比較さ
れた結果、両者に共通する図柄があった場合に、共通す
る図柄である数字を総て合計した値の回数だけ前記可動
板（６１）を繰り返し開閉させて、前記特賞とすること
を特徴とする［２］記載の遊技機（１０）。
【００１６】［６］前記図柄は数字であり、前記遊技盤
面（１１）上に可変入賞装置（６０）を設け、該可変入
賞装置（６０）は、その入賞口を開閉可能な可動板（６
１）を有して成り、該可動板（６１）は通常は閉状態に
維持され、前記図柄変動の終了後、前記各表示部（３１
〜３３）に停止した図柄と、前記球振分装置（４０）に
おいて球が入った球受部（４６）の各種図柄とが比較さ
れた結果、両者に共通する図柄があった場合に、共通す
る図柄である数字を総て合計した値の回数だけ前記可動
板（６１）を繰り返し開閉させて前記特賞とし、かつ前
記図柄変動の結果、前記各表示部（３１〜３３）に停止
した図柄が総て同一に揃った場合に、前記特賞とは別
に、所定回数だけ前記可動板（６１）を繰り返し開閉さ
せて前記付与価値とすることを特徴とする［３］記載の
遊技機（１０）。
面（１１）上に可変入賞装置（６０）を設け、該可変入
賞装置（６０）は、その入賞口を開閉可能な可動板（６
１）を有して成り、該可動板（６１）は通常は閉状態に
維持され、前記図柄変動の終了後、前記各表示部（３１
〜３３）に停止した図柄と、前記球振分装置（４０）に
おいて球が入った球受部（４６）の各種図柄とが比較さ
れた結果、両者に共通する図柄があった場合に、共通す
る図柄である数字を総て合計した値の回数だけ前記可動
板（６１）を繰り返し開閉させて前記特賞とし、かつ前
記図柄変動の結果、前記各表示部（３１〜３３）に停止
した図柄が総て同一に揃った場合に、前記特賞とは別
に、所定回数だけ前記可動板（６１）を繰り返し開閉さ
せて前記付与価値とすることを特徴とする［３］記載の
遊技機（１０）。
【００１７】［７］前記図柄変動の結果、前記各表示部
（３１〜３３）に停止した図柄が総て同一に揃った場合
に、同一に揃った図柄である数字の回数だけ前記可動板
（６１）を繰り返し開閉させて前記付与価値とすること
を特徴とする［６］記載の遊技機（１０）。
（３１〜３３）に停止した図柄が総て同一に揃った場合
に、同一に揃った図柄である数字の回数だけ前記可動板
（６１）を繰り返し開閉させて前記付与価値とすること
を特徴とする［６］記載の遊技機（１０）。
【００１８】［８］前記可変表示装置（３０）に特別入
賞口（６５）を設け、前記可動板（６１）が開いている
間に前記特別入賞口（６５）に球が入賞することを、前
記可動板（６１）が繰り返し開閉するための継続条件と
したことを特徴とする［４］，［５］，［６］または
［７］記載の遊技機（１０）。
賞口（６５）を設け、前記可動板（６１）が開いている
間に前記特別入賞口（６５）に球が入賞することを、前
記可動板（６１）が繰り返し開閉するための継続条件と
したことを特徴とする［４］，［５］，［６］または
［７］記載の遊技機（１０）。
【００１９】［９］前記遊技盤面（１１）上に始動入賞
口（２０）を設け、該始動入賞口（２０）に球が入賞す
ることを、前記始動条件としたことを特徴とする
［１］，［２］，［３］，［４］，［５］，［６］，
［７］または［８］記載の遊技機（１０）。
口（２０）を設け、該始動入賞口（２０）に球が入賞す
ることを、前記始動条件としたことを特徴とする
［１］，［２］，［３］，［４］，［５］，［６］，
［７］または［８］記載の遊技機（１０）。
【００２０】［１０］前記始動入賞口（２０）は、入賞
した球をそのまま回収する通常の回収状態と、入賞した
球を前記球振分装置（４０）の内部へ導く入口状態とに
変位可能に設けられ、前記始動入賞口（２０）が回収状
態にある時に球が入賞することを、前記始動条件とし、
前記図柄変動の開始時に、前記始動入賞口（２０）は前
記回収状態から一時的に入口状態に変位し、前記図柄変
動の終了時に、前記始動入賞口（２０）は前記入口状態
から通常の回収状態に復帰し、前記球振分装置（４０）
は、前記始動入賞口（２０）が入口状態にある時に入賞
した球を、その内部に受け入れるように設けられたこと
を特徴とする［９］記載の遊技機（１０）。
した球をそのまま回収する通常の回収状態と、入賞した
球を前記球振分装置（４０）の内部へ導く入口状態とに
変位可能に設けられ、前記始動入賞口（２０）が回収状
態にある時に球が入賞することを、前記始動条件とし、
前記図柄変動の開始時に、前記始動入賞口（２０）は前
記回収状態から一時的に入口状態に変位し、前記図柄変
動の終了時に、前記始動入賞口（２０）は前記入口状態
から通常の回収状態に復帰し、前記球振分装置（４０）
は、前記始動入賞口（２０）が入口状態にある時に入賞
した球を、その内部に受け入れるように設けられたこと
を特徴とする［９］記載の遊技機（１０）。
【００２１】［１１］前記球振分装置（４０）の複数の
球受部（４６）を、ルーレット型円盤の円周方向に配置
させて、前記球振分装置（４０）をルーレットに見立て
て構成したことを特徴とする［１］，［２］，［３］，
［４］，［５］，［６］，［７］，［８］，［９］また
は［１０］記載の遊技機（１０）。
球受部（４６）を、ルーレット型円盤の円周方向に配置
させて、前記球振分装置（４０）をルーレットに見立て
て構成したことを特徴とする［１］，［２］，［３］，
［４］，［５］，［６］，［７］，［８］，［９］また
は［１０］記載の遊技機（１０）。
【００２２】［１２］前記球振分装置（４０）は、球が
入った球受部（４６）を視覚的に特定すべく報知する表
示手段と、球が入った球受部（４６）の図柄を識別する
図柄判別手段とを有することを特徴とする［１］，
［２］，［３］，［４］，［５］，［６］，［７］，
［８］，［９］，［１０］または［１１］記載の遊技機
（１０）。
入った球受部（４６）を視覚的に特定すべく報知する表
示手段と、球が入った球受部（４６）の図柄を識別する
図柄判別手段とを有することを特徴とする［１］，
［２］，［３］，［４］，［５］，［６］，［７］，
［８］，［９］，［１０］または［１１］記載の遊技機
（１０）。
【００２３】［１３］前記球振分装置（４０）は、前記
球受部（４６）に入っている球を球振分装置（４０）外
部に排出可能に構成されたことを特徴とする［１］，
［２］，［３］，［４］，［５］，［６］，［７］，
［８］，［９］，［１０］，［１１］または［１２］記
載の遊技機（１０）。
球受部（４６）に入っている球を球振分装置（４０）外
部に排出可能に構成されたことを特徴とする［１］，
［２］，［３］，［４］，［５］，［６］，［７］，
［８］，［９］，［１０］，［１１］または［１２］記
載の遊技機（１０）。
【００２４】次に、前記解決手段に基づく作用を説明す
る。本発明に係る遊技機（１０）によれば、遊技盤面
（１１）上に球を打ち出す遊技で始動条件がうまく成立
すると、それに基づき、可変表示装置（３０）で図柄変
動が実行される。すなわち、可変表示装置（３０）の表
示部（３１）に各種図柄が変化するよう表示され、所定
時間が経過すると表示部（３１）には何れか１つの図柄
が停止表示される。
る。本発明に係る遊技機（１０）によれば、遊技盤面
（１１）上に球を打ち出す遊技で始動条件がうまく成立
すると、それに基づき、可変表示装置（３０）で図柄変
動が実行される。すなわち、可変表示装置（３０）の表
示部（３１）に各種図柄が変化するよう表示され、所定
時間が経過すると表示部（３１）には何れか１つの図柄
が停止表示される。
【００２５】また、前記図柄変動中に球振分装置（４
０）に球が入賞すると、該球振分装置（４０）内で球
は、複数ある球受部（４６）のうちの何れかに受け入れ
られる。ここで各球受部（４６）には予め各種図柄が付
与されており、球が入った球受部（４６）の図柄は特定
されるものとする。
０）に球が入賞すると、該球振分装置（４０）内で球
は、複数ある球受部（４６）のうちの何れかに受け入れ
られる。ここで各球受部（４６）には予め各種図柄が付
与されており、球が入った球受部（４６）の図柄は特定
されるものとする。
【００２６】前記図柄変動の終了後、前記可変表示装置
（３０）の表示部（３１）に停止した図柄と、前記球振
分装置（４０）で球が入った球受部（４６）の各種図柄
とが比較判別される。その結果、両者に共通する図柄が
あった場合には、その図柄の種類に応じて大きさの異な
る特賞が発生する。
（３０）の表示部（３１）に停止した図柄と、前記球振
分装置（４０）で球が入った球受部（４６）の各種図柄
とが比較判別される。その結果、両者に共通する図柄が
あった場合には、その図柄の種類に応じて大きさの異な
る特賞が発生する。
【００２７】以上のように特賞が発生するには、機械任
せとなる図柄変動の結果のみに依存することなく、遊技
者の技量により球振分装置（４０）へなるべく多くの球
を入賞させることが必要となる。そのため、遊技全体の
興趣が高まり、遊技者のスリルと興奮が増大される。な
お、図柄変動から特賞発生に至る一連の遊技状態は、遊
技制御装置（１００）によって制御される。
せとなる図柄変動の結果のみに依存することなく、遊技
者の技量により球振分装置（４０）へなるべく多くの球
を入賞させることが必要となる。そのため、遊技全体の
興趣が高まり、遊技者のスリルと興奮が増大される。な
お、図柄変動から特賞発生に至る一連の遊技状態は、遊
技制御装置（１００）によって制御される。
【００２８】また、別の発明に係る遊技機（１０）で
は、可変表示装置（３０）は各種図柄をそれぞれ表示す
る複数の表示部（３１〜３３）を有しており、遊技中に
所定の始動条件が成立した場合、各表示部（３１〜３
３）でそれぞれ前述した図柄変動が実行される。
は、可変表示装置（３０）は各種図柄をそれぞれ表示す
る複数の表示部（３１〜３３）を有しており、遊技中に
所定の始動条件が成立した場合、各表示部（３１〜３
３）でそれぞれ前述した図柄変動が実行される。
【００２９】かかる場合も、図柄変動の終了後、前記各
表示部（３１〜３３）に停止した図柄と、前記球振分装
置（４０）で球が入った球受部（４６）の各種図柄とが
比較判別される。ここでは表示部（３１〜３３）が複数
ある分、両者に共通する図柄が存在する可能性が高いと
いえる。
表示部（３１〜３３）に停止した図柄と、前記球振分装
置（４０）で球が入った球受部（４６）の各種図柄とが
比較判別される。ここでは表示部（３１〜３３）が複数
ある分、両者に共通する図柄が存在する可能性が高いと
いえる。
【００３０】そして実際に、両者に共通する図柄があっ
た場合には、共通する図柄の種類のみならず、共通する
図柄の数にも応じて、大きさの異なる特賞が発生するこ
とになる。
た場合には、共通する図柄の種類のみならず、共通する
図柄の数にも応じて、大きさの異なる特賞が発生するこ
とになる。
【００３１】さらにまた、前記図柄変動の結果、前記各
表示部（３１〜３３）に停止した図柄が総て同一に揃っ
た場合には、前記特賞とは別に遊技者に有利な付与価値
を発生させるようにしても面白く、よりいっそうと遊技
における興趣を高めることができる。
表示部（３１〜３３）に停止した図柄が総て同一に揃っ
た場合には、前記特賞とは別に遊技者に有利な付与価値
を発生させるようにしても面白く、よりいっそうと遊技
における興趣を高めることができる。
【００３２】また、前記特賞には、例えば賞球数の割合
を一時的に増したり、特定の役物を入賞し易い形態に変
化させる等、様々な状態が考えられる。具体的には例え
ば、可変入賞装置（６０）の可動板（６１）を繰り返し
開閉させるようにすれば、通常より相対的に高い確率で
の入賞チャンスを、遊技者に対し明快かつ簡単に与える
ことができる。
を一時的に増したり、特定の役物を入賞し易い形態に変
化させる等、様々な状態が考えられる。具体的には例え
ば、可変入賞装置（６０）の可動板（６１）を繰り返し
開閉させるようにすれば、通常より相対的に高い確率で
の入賞チャンスを、遊技者に対し明快かつ簡単に与える
ことができる。
【００３３】ここで前記表示部（３１〜３３）に表示さ
れる図柄や、前記球受部（４６）に付与した図柄をそれ
ぞれ例えば数字とする。そして、前記図柄変動の終了
後、表示部（３１）に停止した図柄と、球が入った球受
部（４６）の各種図柄とに共通する図柄があった場合
に、共通する図柄である数字の回数だけ前記可動板（６
１）を繰り返し開閉させて前記特賞とすれば面白い。
れる図柄や、前記球受部（４６）に付与した図柄をそれ
ぞれ例えば数字とする。そして、前記図柄変動の終了
後、表示部（３１）に停止した図柄と、球が入った球受
部（４６）の各種図柄とに共通する図柄があった場合
に、共通する図柄である数字の回数だけ前記可動板（６
１）を繰り返し開閉させて前記特賞とすれば面白い。
【００３４】また、前記図柄変動の終了後、複数ある各
表示部（３１〜３３）に停止した図柄と、球が入った球
受部（４６）の各種図柄とが比較された結果、両者に共
通する図柄が２以上あった場合に、共通する図柄である
数字を総て合計した値の回数だけ、前記可動板（６１）
を繰り返し開閉させて前記特賞としても面白い。
表示部（３１〜３３）に停止した図柄と、球が入った球
受部（４６）の各種図柄とが比較された結果、両者に共
通する図柄が２以上あった場合に、共通する図柄である
数字を総て合計した値の回数だけ、前記可動板（６１）
を繰り返し開閉させて前記特賞としても面白い。
【００３５】さらにまた、複数の表示部（３１〜３３）
で図柄変動遊技が実行された場合において、該図柄変動
の結果、各表示部（３１〜３３）に停止した図柄が総て
同一に揃った場合には、同一に揃った図柄である数字の
回数だけ、前記可動板（６１）を繰り返し開閉させて前
記付与価値とすれば、遊技者にとって分かり易い価値を
与えることができる。
で図柄変動遊技が実行された場合において、該図柄変動
の結果、各表示部（３１〜３３）に停止した図柄が総て
同一に揃った場合には、同一に揃った図柄である数字の
回数だけ、前記可動板（６１）を繰り返し開閉させて前
記付与価値とすれば、遊技者にとって分かり易い価値を
与えることができる。
【００３６】また、前記始動条件として様々な条件が考
えられるが、例えば、遊技盤面（１１）上に始動入賞口
（２０）を設けておき、該始動入賞口（２０）に球が入
賞することを前記始動条件としてもよい。かかる場合、
遊技者の技量に応じて始動条件を満たすことが可能とな
るため、射幸心を満足させることができる。
えられるが、例えば、遊技盤面（１１）上に始動入賞口
（２０）を設けておき、該始動入賞口（２０）に球が入
賞することを前記始動条件としてもよい。かかる場合、
遊技者の技量に応じて始動条件を満たすことが可能とな
るため、射幸心を満足させることができる。
【００３７】また、前記始動入賞口（２０）を、入賞し
た球をそのまま回収する通常の回収状態と、入賞した球
を前記球振分装置（４０）の内部へ導く入口状態とに変
位可能に構成してもよい。かかる場合、遊技盤面（１
１）上に打ち出された球が、通常の回収状態にある始動
入賞口（２０）にうまく入賞すると、それに基づき、可
変表示装置（３０）で図柄変動が開始されることにな
る。
た球をそのまま回収する通常の回収状態と、入賞した球
を前記球振分装置（４０）の内部へ導く入口状態とに変
位可能に構成してもよい。かかる場合、遊技盤面（１
１）上に打ち出された球が、通常の回収状態にある始動
入賞口（２０）にうまく入賞すると、それに基づき、可
変表示装置（３０）で図柄変動が開始されることにな
る。
【００３８】また、図柄変動の開始時に、始動入賞口
（２０）を前記回収状態から一時的に入口状態に変位さ
せ、図柄変動の終了時に元の回収状態に復帰させるよう
に設定するとよい。この場合、図柄変動遊技中にだけ前
記球振分装置（４０）に球を入賞させることができる。
（２０）を前記回収状態から一時的に入口状態に変位さ
せ、図柄変動の終了時に元の回収状態に復帰させるよう
に設定するとよい。この場合、図柄変動遊技中にだけ前
記球振分装置（４０）に球を入賞させることができる。
【００３９】また、前記球振分装置（４０）の複数の球
受部（４６）をルーレット型円盤の円周方向に配置させ
て、前記球振分装置（４０）をルーレットに見立てて構
成すれば、ルーレット遊技として楽しむことができる。
受部（４６）をルーレット型円盤の円周方向に配置させ
て、前記球振分装置（４０）をルーレットに見立てて構
成すれば、ルーレット遊技として楽しむことができる。
【００４０】また、前記球振分装置（４０）に、球が入
った球受部（４６）の図柄を識別する図柄判別手段の
他、球が入った球受部（４６）を視覚的に特定すべく報
知する表示手段を設ければ、遊技者は、どの球受部（４
６）に球が入ったかを容易に確認することができる。
った球受部（４６）の図柄を識別する図柄判別手段の
他、球が入った球受部（４６）を視覚的に特定すべく報
知する表示手段を設ければ、遊技者は、どの球受部（４
６）に球が入ったかを容易に確認することができる。
【００４１】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明を代
表する各種実施の形態を説明する。図１〜図１３は本発
明の第１実施の形態に係る遊技機１０を示している。本
実施の形態に係る遊技機１０は、遊技盤面１１上に球を
打ち出す遊技で所定条件が成立すると、遊技者に有利な
特賞が発生するパチンコ機である。本パチンコ機はいわ
ゆるフィーバー機であるが、他の機種のパチンコ機等に
適用してもよい。
表する各種実施の形態を説明する。図１〜図１３は本発
明の第１実施の形態に係る遊技機１０を示している。本
実施の形態に係る遊技機１０は、遊技盤面１１上に球を
打ち出す遊技で所定条件が成立すると、遊技者に有利な
特賞が発生するパチンコ機である。本パチンコ機はいわ
ゆるフィーバー機であるが、他の機種のパチンコ機等に
適用してもよい。
【００４２】図２に示すように、遊技機１０は、球を打
ち出す発射装置のハンドル１２を有している。このハン
ドル１２を回転操作することにより、遊技機１０の前面
に設けられた上皿１３から球が１個ずつ遊技盤面１１上
に打ち出されるように構成されている。遊技盤面１１は
ガラス扉で覆われている。また、上皿１３の下側には、
特賞で多量の球が放出された場合に、上皿１３から溢れ
た球を貯留する下皿１４が設けられている。
ち出す発射装置のハンドル１２を有している。このハン
ドル１２を回転操作することにより、遊技機１０の前面
に設けられた上皿１３から球が１個ずつ遊技盤面１１上
に打ち出されるように構成されている。遊技盤面１１は
ガラス扉で覆われている。また、上皿１３の下側には、
特賞で多量の球が放出された場合に、上皿１３から溢れ
た球を貯留する下皿１４が設けられている。
【００４３】遊技盤面１１上には、前記ハンドル１２の
回転操作により打ち出された球を、ほぼ円状に誘導する
発射レール１１ａによって区画された遊技領域が形成さ
れている。遊技盤面１１の略中央には、球振分装置４０
が設けられている。また、遊技盤面１１の上側には、可
変表示装置３０が設けられている。
回転操作により打ち出された球を、ほぼ円状に誘導する
発射レール１１ａによって区画された遊技領域が形成さ
れている。遊技盤面１１の略中央には、球振分装置４０
が設けられている。また、遊技盤面１１の上側には、可
変表示装置３０が設けられている。
【００４４】また、球振分装置４０の下方には、保留球
表示装置３５が配設され、さらにその下方には、可変入
賞装置６０が配設されている。また、球振分装置４０の
真上には、始動入賞口２０が設けられている。その他、
遊技盤面１１の遊技領域には、打ち出された球の落下速
度、あるいは方向を変化させるための数多の障害釘や、
風車１６等も適所に設けられている。
表示装置３５が配設され、さらにその下方には、可変入
賞装置６０が配設されている。また、球振分装置４０の
真上には、始動入賞口２０が設けられている。その他、
遊技盤面１１の遊技領域には、打ち出された球の落下速
度、あるいは方向を変化させるための数多の障害釘や、
風車１６等も適所に設けられている。
【００４５】また、遊技領域の最下部には、入賞しなか
った球を回収するためのアウト口１５が設けられてい
る。遊技盤面１１の上方には、各種遊技状態等を表示
し、遊技の面白味を増加させるための表示ランプ１７が
設けられている。また、遊技盤面１１の裏側には、遊技
状態を集中管理する遊技制御装置１００（図１参照）が
設けられている。遊技制御装置１００について詳しくは
後述する。
った球を回収するためのアウト口１５が設けられてい
る。遊技盤面１１の上方には、各種遊技状態等を表示
し、遊技の面白味を増加させるための表示ランプ１７が
設けられている。また、遊技盤面１１の裏側には、遊技
状態を集中管理する遊技制御装置１００（図１参照）が
設けられている。遊技制御装置１００について詳しくは
後述する。
【００４６】前記始動入賞口２０は、一般に始動チャッ
カーと称されるものであるが、本実施の形態では、後述
する球振分装置４０の入口も兼ねている。かかる始動入
賞口２０は、入賞した球をそのまま回収する通常の回収
状態と、入賞した球を球振分装置４０の内部に導く入口
状態とに変位可能に構成されている。
カーと称されるものであるが、本実施の形態では、後述
する球振分装置４０の入口も兼ねている。かかる始動入
賞口２０は、入賞した球をそのまま回収する通常の回収
状態と、入賞した球を球振分装置４０の内部に導く入口
状態とに変位可能に構成されている。
【００４７】始動入賞口２０の内側には、ソレノイド２
２により開閉駆動する可動片２１が設けられている。図
４に示すように、始動入賞口２０の可動片２１が開いて
いるときが通常の回収状態であり、このとき入賞した球
は、可動片２１の内側にある球回収路２７を通って、遊
技機１０の内部にそのまま回収される。
２により開閉駆動する可動片２１が設けられている。図
４に示すように、始動入賞口２０の可動片２１が開いて
いるときが通常の回収状態であり、このとき入賞した球
は、可動片２１の内側にある球回収路２７を通って、遊
技機１０の内部にそのまま回収される。
【００４８】一方、図５に示すように、始動入賞口２０
の可動片２１が閉じているときが入口状態であり、この
とき入賞した球は、可動片２１の外側にある球導入路２
６を通って、球振分装置４０の内部に導かれる。かかる
始動入賞口２０は、次述する可変表示装置３０での図柄
変動の開始時に、通常の回収状態から一時的に入口状態
に変位し、図柄変動の終了時に、元の回収状態に復帰す
るように制御される。
の可動片２１が閉じているときが入口状態であり、この
とき入賞した球は、可動片２１の外側にある球導入路２
６を通って、球振分装置４０の内部に導かれる。かかる
始動入賞口２０は、次述する可変表示装置３０での図柄
変動の開始時に、通常の回収状態から一時的に入口状態
に変位し、図柄変動の終了時に、元の回収状態に復帰す
るように制御される。
【００４９】また、始動入賞口２０の内部には、球の入
賞を検知する入賞検知スイッチ２３が設けられている。
入賞検知スイッチ２３は、入賞球を検知してＯＮになる
と、始動入賞信号を遊技制御装置１００に出力するよう
に設定されている。入賞検知スイッチ２３は、具体的に
は光センサ、近接センサ、あるいは磁気センサ等の各種
センサにより構成すればよい。さらに入賞検知スイッチ
２３には、該スイッチ２３が出力する始動入賞信号をカ
ウントする入賞計数機２４（図１参照）が接続されてい
る。
賞を検知する入賞検知スイッチ２３が設けられている。
入賞検知スイッチ２３は、入賞球を検知してＯＮになる
と、始動入賞信号を遊技制御装置１００に出力するよう
に設定されている。入賞検知スイッチ２３は、具体的に
は光センサ、近接センサ、あるいは磁気センサ等の各種
センサにより構成すればよい。さらに入賞検知スイッチ
２３には、該スイッチ２３が出力する始動入賞信号をカ
ウントする入賞計数機２４（図１参照）が接続されてい
る。
【００５０】前記可変表示装置３０は、３つの表示部３
１〜３３を横方向に並ぶように配置して成る。各表示部
３１〜３３は、具体的には例えばカラー液晶ディスプレ
イから構成されている。ただし、各表示部３１〜３３
は、モノクロ液晶ディスプレイはもちろんのこと、その
他、蛍光表示管やブラウン管（ＣＲＴ）等を用いて構成
してもよい。
１〜３３を横方向に並ぶように配置して成る。各表示部
３１〜３３は、具体的には例えばカラー液晶ディスプレ
イから構成されている。ただし、各表示部３１〜３３
は、モノクロ液晶ディスプレイはもちろんのこと、その
他、蛍光表示管やブラウン管（ＣＲＴ）等を用いて構成
してもよい。
【００５１】可変表示装置３０では、前記始動入賞口２
０に球が入賞する度に、各表示部３１〜３３に各種図柄
が入れ替わるよう変化（図柄スクロール表示）した後、
何れか１つの図柄が停止する図柄変動が実行される。個
々の表示部３１〜３３で図柄変動が開始ないし終了する
順番は、例えば、左から右へ等と適宜定めればよい。図
柄変動で使用される図柄は１〜９の数字であるが、その
他文字や記号等を含めるようにしてもよい。
０に球が入賞する度に、各表示部３１〜３３に各種図柄
が入れ替わるよう変化（図柄スクロール表示）した後、
何れか１つの図柄が停止する図柄変動が実行される。個
々の表示部３１〜３３で図柄変動が開始ないし終了する
順番は、例えば、左から右へ等と適宜定めればよい。図
柄変動で使用される図柄は１〜９の数字であるが、その
他文字や記号等を含めるようにしてもよい。
【００５２】前記保留球表示装置３５は、前記可変表示
装置３０での特賞発生ないし付与価値発生中に、始動入
賞口２０に球が入賞した際、未実行となる図柄変動の保
留回数を表示するものである。かかる保留球表示装置３
５は、遊技制御装置１００からの指令に基づき、該遊技
制御装置１００に記憶された前記保留回数を表示するよ
う設定されている。
装置３０での特賞発生ないし付与価値発生中に、始動入
賞口２０に球が入賞した際、未実行となる図柄変動の保
留回数を表示するものである。かかる保留球表示装置３
５は、遊技制御装置１００からの指令に基づき、該遊技
制御装置１００に記憶された前記保留回数を表示するよ
う設定されている。
【００５３】詳しく言えば、図２に示すように保留球表
示装置３５は、４個の表示ランプ３６，３６…を有し、
未実行の図柄変動は４回まで保留可能となっている。す
なわち、保留回数に相当する数の表示ランプ３６が点灯
すべく制御されるものである。保留されていた図柄変動
が実行された場合、その実行回数が前記保留回数から減
算されて遊技制御装置１００に更新記憶され、その回数
が保留球表示装置３５に新たに表示される。
示装置３５は、４個の表示ランプ３６，３６…を有し、
未実行の図柄変動は４回まで保留可能となっている。す
なわち、保留回数に相当する数の表示ランプ３６が点灯
すべく制御されるものである。保留されていた図柄変動
が実行された場合、その実行回数が前記保留回数から減
算されて遊技制御装置１００に更新記憶され、その回数
が保留球表示装置３５に新たに表示される。
【００５４】前記球振分装置４０は、図６および図７に
示すように、前記始動入賞口２０を通過して内部に取り
込まれた球を、それぞれ受け入れ可能な複数の球受部４
６，４６…を有している。各球受部４６には、それぞれ
各種図柄が記されている。ここで各種図柄は数字であ
り、全部で１０個ある球受部４６には、ランダムな順で
０〜９までの一桁の数字がそれぞれ１つずつ付与されて
いる。
示すように、前記始動入賞口２０を通過して内部に取り
込まれた球を、それぞれ受け入れ可能な複数の球受部４
６，４６…を有している。各球受部４６には、それぞれ
各種図柄が記されている。ここで各種図柄は数字であ
り、全部で１０個ある球受部４６には、ランダムな順で
０〜９までの一桁の数字がそれぞれ１つずつ付与されて
いる。
【００５５】球振分装置４０は、透明な材質で形成され
たケース球体４１を備え、その上頂端と下頂端には、そ
れぞれ球導入口４２と球排出口４３が開設されている。
ここで球導入口４２は、前記始動入賞口２０の球導入路
２６下端が臨む位置に配設されている。また、ケース球
体４１内の中間の高さ位置には、上下にリング状のルー
レット型円盤４４ａ，４４ｂが互いに離隔して配されて
いる。
たケース球体４１を備え、その上頂端と下頂端には、そ
れぞれ球導入口４２と球排出口４３が開設されている。
ここで球導入口４２は、前記始動入賞口２０の球導入路
２６下端が臨む位置に配設されている。また、ケース球
体４１内の中間の高さ位置には、上下にリング状のルー
レット型円盤４４ａ，４４ｂが互いに離隔して配されて
いる。
【００５６】上下のルーレット型円盤４４ａ，４４ｂの
間は、円周方向に等間隔に配された仕切板４５により、
前記各球受部４６として区分けされている。各ルーレッ
ト型円盤４４ａ，４４ｂや仕切板４５も透明材質から形
成するとよい。
間は、円周方向に等間隔に配された仕切板４５により、
前記各球受部４６として区分けされている。各ルーレッ
ト型円盤４４ａ，４４ｂや仕切板４５も透明材質から形
成するとよい。
【００５７】各球受部４６が円周方向に連なる内周側
は、ケース球体４１の中心に向かって開口しており、互
いにほぼ等確率で球が入り得るようになっている。
は、ケース球体４１の中心に向かって開口しており、互
いにほぼ等確率で球が入り得るようになっている。
【００５８】また、各球受部４６が円周方向に連なる外
周側は、ケース球体４１外壁の一部である球帯で閉じら
れている。この球帯の部位に、各球受部４６毎に対応す
る図柄としての数字が記されている。このように球振分
装置４０は、ルーレットに見立てて構成されている。
周側は、ケース球体４１外壁の一部である球帯で閉じら
れている。この球帯の部位に、各球受部４６毎に対応す
る図柄としての数字が記されている。このように球振分
装置４０は、ルーレットに見立てて構成されている。
【００５９】ケース球体４１の下部には、下側のルーレ
ット型円盤４４ｂの中空部を塞ぐ上方位置と、前記中空
部より下側に離脱する下方位置とに、上下駆動される底
板４７が配設されている。底板４７は、上側のルーレッ
ト型円盤４４ａの中空部から落下した球が円周方向に転
がり、何れかの球受部４６に取り込まれるように円錐形
に形成されている。
ット型円盤４４ｂの中空部を塞ぐ上方位置と、前記中空
部より下側に離脱する下方位置とに、上下駆動される底
板４７が配設されている。底板４７は、上側のルーレッ
ト型円盤４４ａの中空部から落下した球が円周方向に転
がり、何れかの球受部４６に取り込まれるように円錐形
に形成されている。
【００６０】ケース球体４１の下部の所定位置にはソレ
ノイド４８が固定されており、ソレノイド４８のプラン
ジャ４８ａによって、前記底板４７は上下方向に移動可
能に支持されている。底板４７は、通常はルーレット型
円盤４４ｂの中空部を塞ぐ上方位置に保持されるが、下
方へ移動すると、前記各球受部４６に入っている球を球
振分装置４０の外部に排出するようになっている。
ノイド４８が固定されており、ソレノイド４８のプラン
ジャ４８ａによって、前記底板４７は上下方向に移動可
能に支持されている。底板４７は、通常はルーレット型
円盤４４ｂの中空部を塞ぐ上方位置に保持されるが、下
方へ移動すると、前記各球受部４６に入っている球を球
振分装置４０の外部に排出するようになっている。
【００６１】各球受部４６には、入賞した球を検出する
入賞検知スイッチ４６ａ（図１参照）が内設されてい
る。各入賞検知スイッチ４６ａは、入賞した球を検知し
てＯＮになると、それぞれ入賞信号を遊技制御装置１０
０に出力するように設定されている。
入賞検知スイッチ４６ａ（図１参照）が内設されてい
る。各入賞検知スイッチ４６ａは、入賞した球を検知し
てＯＮになると、それぞれ入賞信号を遊技制御装置１０
０に出力するように設定されている。
【００６２】各入賞検知スイッチ４６ａは、球が入った
球受部４６の図柄を識別する図柄判別手段となってい
る。入賞検知スイッチ４６ａは、具体的には例えば、光
センサ、近接センサ、あるいは磁気センサ等の各種セン
サにより構成すればよい。また、各入賞検知スイッチ４
６ａから出力された入賞信号は、入賞球計数機４６ｂに
よってカウントされ、実際に球振分装置４０内に取り込
まれている球数（入賞球数）も集計されるようになって
いる。
球受部４６の図柄を識別する図柄判別手段となってい
る。入賞検知スイッチ４６ａは、具体的には例えば、光
センサ、近接センサ、あるいは磁気センサ等の各種セン
サにより構成すればよい。また、各入賞検知スイッチ４
６ａから出力された入賞信号は、入賞球計数機４６ｂに
よってカウントされ、実際に球振分装置４０内に取り込
まれている球数（入賞球数）も集計されるようになって
いる。
【００６３】また、各球受部４６毎に、これらを囲む上
側のルーレット型円盤４４ａと前記球帯とに、それぞれ
ルーレット発光体４９（図１参照）が設けられている。
ルーレット発光体４９は、対応する球受部４６に球が入
った際に点灯して、球が入った球受部４６を視覚的に特
定すべく報知する表示手段である。なお、本実施の形態
では、球振分装置４０は遊技盤面１１に対して固設され
ているが、例えばモータ等で回転駆動するように配設し
てもよい。
側のルーレット型円盤４４ａと前記球帯とに、それぞれ
ルーレット発光体４９（図１参照）が設けられている。
ルーレット発光体４９は、対応する球受部４６に球が入
った際に点灯して、球が入った球受部４６を視覚的に特
定すべく報知する表示手段である。なお、本実施の形態
では、球振分装置４０は遊技盤面１１に対して固設され
ているが、例えばモータ等で回転駆動するように配設し
てもよい。
【００６４】前記可変入賞装置６０は、図１に示すよう
に、ソレノイド６２により駆動する可動板６１を備えて
いる。可変入賞装置６０は、遊技制御装置１００からの
信号に基づき、可動板６１が所定時間（例えば２９秒）
に亘って開いた後、短時間（例えば２〜３秒）だけ閉じ
るという開閉動作を、後述する所定ラウンド回数まで繰
り返すように制御される。
に、ソレノイド６２により駆動する可動板６１を備えて
いる。可変入賞装置６０は、遊技制御装置１００からの
信号に基づき、可動板６１が所定時間（例えば２９秒）
に亘って開いた後、短時間（例えば２〜３秒）だけ閉じ
るという開閉動作を、後述する所定ラウンド回数まで繰
り返すように制御される。
【００６５】また、可変入賞装置６０の内部には、入賞
した球を検出する入賞検知スイッチ６３が設けられてい
る。かかる入賞検知スイッチ６３からの入賞信号を元
に、前記各ラウンド毎に所定数（例えば１０個）の入賞
球が入賞計数機６４で計数された時点で、可動板６１
は、継続して開く所定時間が経過する前であっても、閉
じるように設定されている。
した球を検出する入賞検知スイッチ６３が設けられてい
る。かかる入賞検知スイッチ６３からの入賞信号を元
に、前記各ラウンド毎に所定数（例えば１０個）の入賞
球が入賞計数機６４で計数された時点で、可動板６１
は、継続して開く所定時間が経過する前であっても、閉
じるように設定されている。
【００６６】また、可変入賞装置６０の内部には特別入
賞口６５も設けられており、各ラウンドごとに、特別入
賞口６５へ入賞することが、次ラウンドに移行するため
の継続条件となっている。なお、特別入賞口６５への球
の入賞はＶ入賞検出スイッチ（図示せず）によって検知
される。
賞口６５も設けられており、各ラウンドごとに、特別入
賞口６５へ入賞することが、次ラウンドに移行するため
の継続条件となっている。なお、特別入賞口６５への球
の入賞はＶ入賞検出スイッチ（図示せず）によって検知
される。
【００６７】図１に示すように、遊技制御装置１００
は、遊技機１０全体の動作を集中管理するものであり、
ＣＰＵ１１０、ＲＯＭ１２０、ＲＡＭ１３０等を含むマ
イクロコンピュータから成る。遊技制御装置１００はユ
ニット化されており、遊技盤面１１の裏側等の機体内に
取り付けられる。
は、遊技機１０全体の動作を集中管理するものであり、
ＣＰＵ１１０、ＲＯＭ１２０、ＲＡＭ１３０等を含むマ
イクロコンピュータから成る。遊技制御装置１００はユ
ニット化されており、遊技盤面１１の裏側等の機体内に
取り付けられる。
【００６８】前記ＣＰＵ１１０は機能的には、抽選実行
手段１１１、権利保留手段１１２、図柄変動実行手段１
１３、役物変位実行手段１１４、比較演算手段１１５、
特賞生成手段１１６、それに付与価値生成手段１１７を
具備している。なお、遊技制御装置１００は、その出力
部１４０から構内情報通信網（ＬＡＮ）を介して、遊技
場内の各種機器の動作や運営を集中的に制御するホール
管理端末機２００（図３参照）等にも接続されている。
手段１１１、権利保留手段１１２、図柄変動実行手段１
１３、役物変位実行手段１１４、比較演算手段１１５、
特賞生成手段１１６、それに付与価値生成手段１１７を
具備している。なお、遊技制御装置１００は、その出力
部１４０から構内情報通信網（ＬＡＮ）を介して、遊技
場内の各種機器の動作や運営を集中的に制御するホール
管理端末機２００（図３参照）等にも接続されている。
【００６９】抽選実行手段１１１は、通常の回収状態に
ある始動入賞口２０に球が入賞することに起因して、乱
数を用いた無作為抽選を実行し、その抽選結果である図
柄乱数信号を出力するものである。ここで図柄乱数は、
前記可変表示装置３０での図柄変動の結果、各表示部３
１〜３３に停止表示する数字を決定する因子であるが、
大当たりとして各表示部３１〜３３に同一数字を停止さ
せる大当たり乱数も含まれている。
ある始動入賞口２０に球が入賞することに起因して、乱
数を用いた無作為抽選を実行し、その抽選結果である図
柄乱数信号を出力するものである。ここで図柄乱数は、
前記可変表示装置３０での図柄変動の結果、各表示部３
１〜３３に停止表示する数字を決定する因子であるが、
大当たりとして各表示部３１〜３３に同一数字を停止さ
せる大当たり乱数も含まれている。
【００７０】抽選実行手段１１１から出力される図柄乱
数信号は、いったんＲＡＭ１３０に保存された後、図柄
変動実行手段１１３、役物変位実行手段１１４、比較演
算手段１１５等にそれぞれ入力される。なお、抽選実行
手段１１１で用いる乱数表はＲＯＭ１２０に格納されて
おり、前記大当たりに相当する確率は予め適宜設定され
ている。
数信号は、いったんＲＡＭ１３０に保存された後、図柄
変動実行手段１１３、役物変位実行手段１１４、比較演
算手段１１５等にそれぞれ入力される。なお、抽選実行
手段１１１で用いる乱数表はＲＯＭ１２０に格納されて
おり、前記大当たりに相当する確率は予め適宜設定され
ている。
【００７１】権利保留手段１１２は、通常の回収状態に
ある始動入賞口２０に球が入賞した際、後述する特賞発
生中ないし付与価値発生中であるか否かを判断し、これ
らの最中であった場合に、前記抽選実行手段１１１で抽
選された図柄乱数に基づく新たな図柄変動の実行を一時
保留する制御を行うものである。
ある始動入賞口２０に球が入賞した際、後述する特賞発
生中ないし付与価値発生中であるか否かを判断し、これ
らの最中であった場合に、前記抽選実行手段１１１で抽
選された図柄乱数に基づく新たな図柄変動の実行を一時
保留する制御を行うものである。
【００７２】ここで保留された図柄乱数、すなわち図柄
変動の実行権利の数は、同じく権利保留手段１１２の制
御に基づいて、最大４個まで保留球表示装置３５に表示
される。具体的には、保留された実行権利（図柄乱数）
の数は、保留球表示装置３５における保留ランプ３６の
点灯個数で表示されることになる。
変動の実行権利の数は、同じく権利保留手段１１２の制
御に基づいて、最大４個まで保留球表示装置３５に表示
される。具体的には、保留された実行権利（図柄乱数）
の数は、保留球表示装置３５における保留ランプ３６の
点灯個数で表示されることになる。
【００７３】図柄変動実行手段１１３は、通常の回収状
態にある始動入賞口２０に球が入賞した場合に、可変表
示装置３０の各表示部３１〜３２で、それぞれ各種図柄
が入れ替わるよう変化した後に、何れかの図柄が１つず
つ停止する図柄変動を実行するものである。詳しく言え
ば、図柄変動実行手段１１３は、ＲＡＭ１３０にいった
ん保存された図柄乱数（抽選実行手段１１１の抽選結
果）に基づいて、図柄変動を実行することになる。
態にある始動入賞口２０に球が入賞した場合に、可変表
示装置３０の各表示部３１〜３２で、それぞれ各種図柄
が入れ替わるよう変化した後に、何れかの図柄が１つず
つ停止する図柄変動を実行するものである。詳しく言え
ば、図柄変動実行手段１１３は、ＲＡＭ１３０にいった
ん保存された図柄乱数（抽選実行手段１１１の抽選結
果）に基づいて、図柄変動を実行することになる。
【００７４】図柄変動における表示内容は、前記抽選実
行手段１１１での抽選結果に応じて、大当たり表示（各
表示部３１〜３２の図柄が総て同一）と、それ以外の様
々な数字の組み合わせが停止表示されるように予めプロ
グラムされている。なお、停止図柄の組み合わせパター
ンは、ＲＯＭ１２０に格納された表示制御プログラムデ
ータに予め登録されている。
行手段１１１での抽選結果に応じて、大当たり表示（各
表示部３１〜３２の図柄が総て同一）と、それ以外の様
々な数字の組み合わせが停止表示されるように予めプロ
グラムされている。なお、停止図柄の組み合わせパター
ンは、ＲＯＭ１２０に格納された表示制御プログラムデ
ータに予め登録されている。
【００７５】役物変位実行手段１１４は、前記可変表示
装置３０における図柄変動の時間に合わせて、前記始動
入賞口２０を、回収状態から入口状態に一時的に変位さ
せるものである。すなわち役物変位実行手段１１４は、
ソレノイド２２を駆動することで、図柄変動の開始と同
時に可動片２１を閉じ、図柄変動の終了と同時に可動片
２１を開く制御を実行する。
装置３０における図柄変動の時間に合わせて、前記始動
入賞口２０を、回収状態から入口状態に一時的に変位さ
せるものである。すなわち役物変位実行手段１１４は、
ソレノイド２２を駆動することで、図柄変動の開始と同
時に可動片２１を閉じ、図柄変動の終了と同時に可動片
２１を開く制御を実行する。
【００７６】また、役物変位実行手段１１４は、球振分
装置４０において球が入賞した球受部４６に対応するル
ーレット発光体４９を点灯させる制御を実行するように
設定されている。さらに、役物変位実行手段１１４は、
次述する比較演算手段１１５での比較判別後に、球振分
装置４０にあるソレノイド４８を駆動して底板４７を下
方へ移動させ、各球受部４６に入っている球を球振分装
置４０の外部へ排出する制御も実行する。
装置４０において球が入賞した球受部４６に対応するル
ーレット発光体４９を点灯させる制御を実行するように
設定されている。さらに、役物変位実行手段１１４は、
次述する比較演算手段１１５での比較判別後に、球振分
装置４０にあるソレノイド４８を駆動して底板４７を下
方へ移動させ、各球受部４６に入っている球を球振分装
置４０の外部へ排出する制御も実行する。
【００７７】比較演算手段１１５は、前記可変表示装置
３０での図柄変動の終了後に、各表示部３１〜３３に停
止した各種図柄と、前記球振分装置４０において球が入
った球受部４６の各種図柄とを比較判別するものであ
る。ここでの比較結果は、次述する特賞生成手段１１６
や付与価値生成手段１１７へ出力される。
３０での図柄変動の終了後に、各表示部３１〜３３に停
止した各種図柄と、前記球振分装置４０において球が入
った球受部４６の各種図柄とを比較判別するものであ
る。ここでの比較結果は、次述する特賞生成手段１１６
や付与価値生成手段１１７へ出力される。
【００７８】特賞生成手段１１６は、前記比較演算手段
１１５での比較結果に応じて、特賞を発生させる制御を
実行するものである。かかる特賞生成手段１１６には、
遊技制御プログラムに従って、可変入賞装置６０のソレ
ノイド６２を駆動するためのソレノイド回路が含まれて
いる。
１１５での比較結果に応じて、特賞を発生させる制御を
実行するものである。かかる特賞生成手段１１６には、
遊技制御プログラムに従って、可変入賞装置６０のソレ
ノイド６２を駆動するためのソレノイド回路が含まれて
いる。
【００７９】前記比較演算手段１１５での比較の結果、
各表示部３１〜３３に停止した図柄と、球振分装置４０
で球が入った球受部４６の図柄とに共通する図柄があっ
た場合、共通する図柄である数字を総て合計した値の回
数だけ、特賞生成手段１１６は前記可変入賞装置６０の
可動板６１を繰り返し開閉させて特賞を発生させる。こ
こでの比較結果と特賞との相関関係について、詳しくは
後述する。
各表示部３１〜３３に停止した図柄と、球振分装置４０
で球が入った球受部４６の図柄とに共通する図柄があっ
た場合、共通する図柄である数字を総て合計した値の回
数だけ、特賞生成手段１１６は前記可変入賞装置６０の
可動板６１を繰り返し開閉させて特賞を発生させる。こ
こでの比較結果と特賞との相関関係について、詳しくは
後述する。
【００８０】付与価値生成手段１１７は、前記図柄変動
の結果が同一数字が３つ揃う大当たり表示となった場
合、すなわち抽選実行手段１１１の抽選結果が大当たり
の場合に、前記特賞とは別に付与価値を発生させる制御
を実行するものである。かかる付与価値生成手段１１７
にも、前記特賞生成手段１１６と同様に、遊技制御プロ
グラムに従って、可変入賞装置６０のソレノイド６２を
駆動するためのソレノイド回路が含まれている。
の結果が同一数字が３つ揃う大当たり表示となった場
合、すなわち抽選実行手段１１１の抽選結果が大当たり
の場合に、前記特賞とは別に付与価値を発生させる制御
を実行するものである。かかる付与価値生成手段１１７
にも、前記特賞生成手段１１６と同様に、遊技制御プロ
グラムに従って、可変入賞装置６０のソレノイド６２を
駆動するためのソレノイド回路が含まれている。
【００８１】詳しく言えば付与価値生成手段１１７は、
前記図柄変動の結果、前記各表示部３１〜３３に停止し
た図柄が総て同一に揃った場合に、同一に揃った図柄で
ある数字の回数だけ、前記可変入賞装置６０の可動板６
１を繰り返し開閉させて前記付与価値を発生させる。な
お、特賞と付与価値の発生条件が同時に成立した場合に
は、特賞に直ぐ続いて付与価値が発生するように制御さ
れる。
前記図柄変動の結果、前記各表示部３１〜３３に停止し
た図柄が総て同一に揃った場合に、同一に揃った図柄で
ある数字の回数だけ、前記可変入賞装置６０の可動板６
１を繰り返し開閉させて前記付与価値を発生させる。な
お、特賞と付与価値の発生条件が同時に成立した場合に
は、特賞に直ぐ続いて付与価値が発生するように制御さ
れる。
【００８２】前記遊技制御装置１００のＲＯＭ１２０に
は、可変入賞装置６０等を制御する遊技制御プログラム
データや、可変表示装置３０の表示内容に関する表示制
御プログラムデータ、それに各種役物への入賞を演出す
る表示ランプ１７の点灯パターン、スピーカーからの音
声の発生パターン等、固定データが格納されている。前
記ＲＡＭ１３０は、各種入賞口からの信号を含む遊技に
関する入賞データ等を一時的に記憶するものである。
は、可変入賞装置６０等を制御する遊技制御プログラム
データや、可変表示装置３０の表示内容に関する表示制
御プログラムデータ、それに各種役物への入賞を演出す
る表示ランプ１７の点灯パターン、スピーカーからの音
声の発生パターン等、固定データが格納されている。前
記ＲＡＭ１３０は、各種入賞口からの信号を含む遊技に
関する入賞データ等を一時的に記憶するものである。
【００８３】また、図１に示すように、遊技機１０内部
には賞球払出手段７０も設けられている。賞球払出手段
７０は、賞球払出計数機７１と、各入賞口毎に所定の賞
球数を設定する払出設定手段７２と、賞球数を計数する
演算手段７３を具備して成る。賞球払出手段７０も信号
線を介して、前記遊技制御装置１００のＣＰＵ１１０に
接続されている。
には賞球払出手段７０も設けられている。賞球払出手段
７０は、賞球払出計数機７１と、各入賞口毎に所定の賞
球数を設定する払出設定手段７２と、賞球数を計数する
演算手段７３を具備して成る。賞球払出手段７０も信号
線を介して、前記遊技制御装置１００のＣＰＵ１１０に
接続されている。
【００８４】図３は、本実施の形態に係る遊技機１０を
含む遊技管理装置のシステム構成図である。かかる遊技
管理装置は、ＬＯＮ（Ｌｏｃａｌ Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ
Ｎｅｔｗｏｒｋ：エシャロン社登録商標）技術を応用
した分散型ネットワークとして構築されている。
含む遊技管理装置のシステム構成図である。かかる遊技
管理装置は、ＬＯＮ（Ｌｏｃａｌ Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ
Ｎｅｔｗｏｒｋ：エシャロン社登録商標）技術を応用
した分散型ネットワークとして構築されている。
【００８５】遊技島内には、中継器としての台コントロ
ーラ１５０が複数設置され、各台コントローラ１５０
に、前記遊技機１０や遊技球貸出装置２等が接続されて
いる。台コントローラ１５０は、対応する遊技機１０等
の各種動作や信号の送受信を検知、監視、制御するもの
である。
ーラ１５０が複数設置され、各台コントローラ１５０
に、前記遊技機１０や遊技球貸出装置２等が接続されて
いる。台コントローラ１５０は、対応する遊技機１０等
の各種動作や信号の送受信を検知、監視、制御するもの
である。
【００８６】台コントローラ１５０には、遊技機１０の
出力部５４から各種情報が直接入力される。各台コント
ローラ１５０は、ＨＡＬＬ−ＢＵＳを介して、ゲートウ
ェイを兼ねた島コントローラ３に接続されている。島コ
ントローラ３は、対応する遊技島１内の設備機器である
遊技機１０等の各データを一時集積、記憶するものであ
る。
出力部５４から各種情報が直接入力される。各台コント
ローラ１５０は、ＨＡＬＬ−ＢＵＳを介して、ゲートウ
ェイを兼ねた島コントローラ３に接続されている。島コ
ントローラ３は、対応する遊技島１内の設備機器である
遊技機１０等の各データを一時集積、記憶するものであ
る。
【００８７】前記島コントローラ３はＬＡＮと接続さ
れ、該ＬＡＮに、ホール管理端末機２００や情報表示端
末機３００等がそれぞれ接続されている。これらの各種
装置には、ディスプレイ（ＣＲＴ）、プリンタ、モデ
ム、音声出力装置等が更に接続されている。
れ、該ＬＡＮに、ホール管理端末機２００や情報表示端
末機３００等がそれぞれ接続されている。これらの各種
装置には、ディスプレイ（ＣＲＴ）、プリンタ、モデ
ム、音声出力装置等が更に接続されている。
【００８８】次に第１実施の形態に係る遊技機１０の作
用を説明する。遊技者はハンドル１２を回転操作して、
遊技盤面１１上に球を打ち出して遊技を行う。先ず図１
０に示すフローチャートにおいて、球が通常の回収状態
にある始動入賞口２０にうまく入賞すると（Ｓ１１１で
Ｙ）、入賞検知スイッチ２３から始動入賞信号が遊技制
御装置１００に出力される。この信号を抽選実行手段１
１１が受けると、乱数を用いた抽選が実行される（Ｓ１
１２）。
用を説明する。遊技者はハンドル１２を回転操作して、
遊技盤面１１上に球を打ち出して遊技を行う。先ず図１
０に示すフローチャートにおいて、球が通常の回収状態
にある始動入賞口２０にうまく入賞すると（Ｓ１１１で
Ｙ）、入賞検知スイッチ２３から始動入賞信号が遊技制
御装置１００に出力される。この信号を抽選実行手段１
１１が受けると、乱数を用いた抽選が実行される（Ｓ１
１２）。
【００８９】前記乱数抽選が行われた場合、遊技制御装
置１００のＲＡＭ１３０に保存されている図柄乱数（保
留球と同義）が、保留球表示装置３５に表示し得る限度
数４個未満であるか否かが判別される（Ｓ１１３で
Ｙ）。ここで限度数４個未満であれば、最高４回まで前
記抽選結果である図柄乱数（図柄変動の実行権利）が新
たに保存される（Ｓ１１４）。このとき、図柄乱数の保
存個数、すなわち図柄変動の実行権利の保留回数は、保
留球表示装置３５の保留ランプ３６の点灯によって加算
表示される（Ｓ１１５）。
置１００のＲＡＭ１３０に保存されている図柄乱数（保
留球と同義）が、保留球表示装置３５に表示し得る限度
数４個未満であるか否かが判別される（Ｓ１１３で
Ｙ）。ここで限度数４個未満であれば、最高４回まで前
記抽選結果である図柄乱数（図柄変動の実行権利）が新
たに保存される（Ｓ１１４）。このとき、図柄乱数の保
存個数、すなわち図柄変動の実行権利の保留回数は、保
留球表示装置３５の保留ランプ３６の点灯によって加算
表示される（Ｓ１１５）。
【００９０】一方、図柄乱数が限度数４個まで保存され
ている状態で乱数抽選が行われても（Ｓ１１３でＮ）、
新たに図柄乱数が保存されることはなく、図柄変動の実
行権利は放棄される（Ｓ１１７）。その後、図柄変動の
実行権利が破棄された場合も含めて、前記始動入賞口２
０への入賞に基づく所定数の賞球が払い出される（Ｓ１
１６）。
ている状態で乱数抽選が行われても（Ｓ１１３でＮ）、
新たに図柄乱数が保存されることはなく、図柄変動の実
行権利は放棄される（Ｓ１１７）。その後、図柄変動の
実行権利が破棄された場合も含めて、前記始動入賞口２
０への入賞に基づく所定数の賞球が払い出される（Ｓ１
１６）。
【００９１】次に図１１に示すフローチャートにおい
て、図柄変動中ないし特賞（付与価値）発生中でなけれ
ば（Ｓ１２１でＹ）、前述した図柄変動の実行権利が保
留されているか否かが判別される（Ｓ１２２）。ここで
実行権利が保留されていた場合（Ｓ１２２でＹ）、該実
行権利に相当する図柄乱数がＲＡＭ１３０から１つ読み
込まれる（Ｓ１２３）。このとき、保留球表示装置３５
の保留ランプ３６が１つ消灯することで減算表示される
（Ｓ１２４）。
て、図柄変動中ないし特賞（付与価値）発生中でなけれ
ば（Ｓ１２１でＹ）、前述した図柄変動の実行権利が保
留されているか否かが判別される（Ｓ１２２）。ここで
実行権利が保留されていた場合（Ｓ１２２でＹ）、該実
行権利に相当する図柄乱数がＲＡＭ１３０から１つ読み
込まれる（Ｓ１２３）。このとき、保留球表示装置３５
の保留ランプ３６が１つ消灯することで減算表示される
（Ｓ１２４）。
【００９２】前記抽選結果である図柄乱数に応じて、図
柄変動実行手段１１３からの指令に基づき、可変表示装
置３０で図柄変動が開始される。図柄変動が開始される
と、図８に示すように、可変表示装置３０の各表示部３
１〜３３に表示される各種図柄がスクロールする。そし
て、所定時間スクロール表示された後、その表示結果と
してそれぞれ何れか１つの図柄が停止表示される。
柄変動実行手段１１３からの指令に基づき、可変表示装
置３０で図柄変動が開始される。図柄変動が開始される
と、図８に示すように、可変表示装置３０の各表示部３
１〜３３に表示される各種図柄がスクロールする。そし
て、所定時間スクロール表示された後、その表示結果と
してそれぞれ何れか１つの図柄が停止表示される。
【００９３】前記抽選実行手段１１１での抽選結果が大
当たりであった場合（Ｓ１２５でＹ）、可変表示装置３
０では、先ず２つの表示部３１，３２に同一の図柄が揃
うリーチ表示を経て、３つ目の表示部３３に停止した図
柄も同一種類に揃って、例えば図９に示すような大当た
り表示となる（Ｓ１２６）。その後、特賞判別処理が実
行され（Ｓ１２７）、続いて特賞とは別に付与価値が発
生する（Ｓ１２８）。
当たりであった場合（Ｓ１２５でＹ）、可変表示装置３
０では、先ず２つの表示部３１，３２に同一の図柄が揃
うリーチ表示を経て、３つ目の表示部３３に停止した図
柄も同一種類に揃って、例えば図９に示すような大当た
り表示となる（Ｓ１２６）。その後、特賞判別処理が実
行され（Ｓ１２７）、続いて特賞とは別に付与価値が発
生する（Ｓ１２８）。
【００９４】一方、前記抽選実行手段１１１での抽選結
果がハズレであった場合（Ｓ１２５でＮ）、可変表示装
置３０の各表示部３１〜３３には、結局３個の図柄が総
て同一種類には揃わないハズレ表示が確定する（Ｓ１３
０）。その後、特賞判別処理が実行されるが（Ｓ１２
７）、続いて付与価値が発生することはない。以上のよ
うな遊技過程は、遊技者が遊技を終了するまで繰り返さ
れる（Ｓ１２９）。
果がハズレであった場合（Ｓ１２５でＮ）、可変表示装
置３０の各表示部３１〜３３には、結局３個の図柄が総
て同一種類には揃わないハズレ表示が確定する（Ｓ１３
０）。その後、特賞判別処理が実行されるが（Ｓ１２
７）、続いて付与価値が発生することはない。以上のよ
うな遊技過程は、遊技者が遊技を終了するまで繰り返さ
れる（Ｓ１２９）。
【００９５】図１２は特賞判別処理の概略を示すフロー
チャートである。ここでの特賞判別処理は、前述した図
１１に示すフローチャートとも一部重複する。先ず球が
通常の回収状態にある始動入賞口２０にうまく入賞する
と（Ｓ２０１でＹ）、前述した如く可変表示装置３０で
図柄変動が開始される（Ｓ２０２）。この図柄変動の開
始と同時に、図５に示す如く始動入賞口２０の可動片２
１が閉じて、始動入賞口２０は球振分装置４０の内部に
球を導く入口状態に変位する（Ｓ２０３）。ここでの可
動片２１の閉動作は、役物変位実行手段１１４によって
制御される。
チャートである。ここでの特賞判別処理は、前述した図
１１に示すフローチャートとも一部重複する。先ず球が
通常の回収状態にある始動入賞口２０にうまく入賞する
と（Ｓ２０１でＹ）、前述した如く可変表示装置３０で
図柄変動が開始される（Ｓ２０２）。この図柄変動の開
始と同時に、図５に示す如く始動入賞口２０の可動片２
１が閉じて、始動入賞口２０は球振分装置４０の内部に
球を導く入口状態に変位する（Ｓ２０３）。ここでの可
動片２１の閉動作は、役物変位実行手段１１４によって
制御される。
【００９６】図柄変動中に、入口状態にある始動入賞口
２０に入賞した球は、真下にある球振分装置４０内に球
導入口４２から取り込まれる。ケース球体４１内に取り
込まれた球は、図６において、ルーレット型円盤４４ａ
や底板４７の上を転がった後、無作為に何れかの球受部
４６に取り込まれる。
２０に入賞した球は、真下にある球振分装置４０内に球
導入口４２から取り込まれる。ケース球体４１内に取り
込まれた球は、図６において、ルーレット型円盤４４ａ
や底板４７の上を転がった後、無作為に何れかの球受部
４６に取り込まれる。
【００９７】球が入った球受部４６は、入賞検知スイッ
チ４６ａにより特定されてルーレット発光体４９が点灯
するため、遊技者は容易にどの球受部４６に球が入った
かを視認することができる。また、各球受部４６毎にあ
る入賞検知スイッチ４６ａからの信号に基づき、球が入
った球受部４６の図柄が遊技制御装置１００によって識
別される。
チ４６ａにより特定されてルーレット発光体４９が点灯
するため、遊技者は容易にどの球受部４６に球が入った
かを視認することができる。また、各球受部４６毎にあ
る入賞検知スイッチ４６ａからの信号に基づき、球が入
った球受部４６の図柄が遊技制御装置１００によって識
別される。
【００９８】前記図柄変動が終了すると（Ｓ２０４）、
それと同時に始動入賞口２０の可動片２１が開いて、図
４に示す如く始動入賞口２０は元の回収状態に復帰する
（Ｓ２０５）。続いて比較演算手段１１５により、可変
表示装置３０の各表示部３１〜３３に停止した各種図柄
と、前記球振分装置４０で球が入った球受部４６の各種
図柄とが比較判別される（Ｓ２０６）。その結果、両者
に共通する図柄があった場合には（Ｓ２０７でＹ）、共
通する図柄の数と種類に応じて大きさの異なる特賞が発
生する（Ｓ２０８）。
それと同時に始動入賞口２０の可動片２１が開いて、図
４に示す如く始動入賞口２０は元の回収状態に復帰する
（Ｓ２０５）。続いて比較演算手段１１５により、可変
表示装置３０の各表示部３１〜３３に停止した各種図柄
と、前記球振分装置４０で球が入った球受部４６の各種
図柄とが比較判別される（Ｓ２０６）。その結果、両者
に共通する図柄があった場合には（Ｓ２０７でＹ）、共
通する図柄の数と種類に応じて大きさの異なる特賞が発
生する（Ｓ２０８）。
【００９９】具体的には例えば、図８（ｂ）に示すよう
に、可変表示装置３０の各表示部３１〜３３に「３，
７，８」が停止表示され、球振分装置４０において球が
入った球受部４６の図柄が「７」であった場合、前記可
変入賞装置６０が７回開閉する特賞が発生する（Ｓ２０
８）。
に、可変表示装置３０の各表示部３１〜３３に「３，
７，８」が停止表示され、球振分装置４０において球が
入った球受部４６の図柄が「７」であった場合、前記可
変入賞装置６０が７回開閉する特賞が発生する（Ｓ２０
８）。
【０１００】また、図８（ｃ）に示すように、可変表示
装置３０の各表示部３１〜３３に「３，７，８」が停止
表示され、球振分装置４０において球が入った球受部４
６の図柄が「３，７」であった場合、前記可変入賞装置
６０が、３＋７＝１０で１０回開閉する特賞が発生する
（Ｓ２０８）。
装置３０の各表示部３１〜３３に「３，７，８」が停止
表示され、球振分装置４０において球が入った球受部４
６の図柄が「３，７」であった場合、前記可変入賞装置
６０が、３＋７＝１０で１０回開閉する特賞が発生する
（Ｓ２０８）。
【０１０１】さらにまた、図８（ｄ）に示すように、可
変表示装置３０の各表示部３１〜３３に「３，７，８」
が停止表示され、球振分装置４０において球が入った球
受部４６の図柄が「３，７，８」であった場合、前記可
変入賞装置６０が、３＋７＋８＝１８で１８回開閉する
特賞が発生する（Ｓ２０８）。
変表示装置３０の各表示部３１〜３３に「３，７，８」
が停止表示され、球振分装置４０において球が入った球
受部４６の図柄が「３，７，８」であった場合、前記可
変入賞装置６０が、３＋７＋８＝１８で１８回開閉する
特賞が発生する（Ｓ２０８）。
【０１０２】前記比較演算手段１１５による比較判別
後、球振分装置４０内では、ソレノイド４８が駆動して
底板４７が下方へ移動し、球受部４６に入っている球は
球排出口４３から外部に排出される（Ｓ２０９）。
後、球振分装置４０内では、ソレノイド４８が駆動して
底板４７が下方へ移動し、球受部４６に入っている球は
球排出口４３から外部に排出される（Ｓ２０９）。
【０１０３】以上のように特賞が発生するには、機械任
せとなる図柄変動の結果のみに依存することなく、遊技
者の技量により球振分装置４０へなるべく多くの球を入
賞させることが必要となる。そのため、遊技全体の興趣
が高まり、遊技者のスリルと興奮が増大されることにな
る。
せとなる図柄変動の結果のみに依存することなく、遊技
者の技量により球振分装置４０へなるべく多くの球を入
賞させることが必要となる。そのため、遊技全体の興趣
が高まり、遊技者のスリルと興奮が増大されることにな
る。
【０１０４】前記特賞が発生すると、今度は図１３に示
すフローチャートにおいて、先ず可変入賞装置６０が開
放される（Ｓ３０１）。詳しくは、前記比較演算手段１
１５での判別結果に基づき、特賞生成手段１１６から可
変入賞装置６０へ特賞信号が出力される。すると、可変
入賞装置６０のソレノイド５２が駆動して、可動板５１
を所定時間（例えば２９秒）に亘って開く。
すフローチャートにおいて、先ず可変入賞装置６０が開
放される（Ｓ３０１）。詳しくは、前記比較演算手段１
１５での判別結果に基づき、特賞生成手段１１６から可
変入賞装置６０へ特賞信号が出力される。すると、可変
入賞装置６０のソレノイド５２が駆動して、可動板５１
を所定時間（例えば２９秒）に亘って開く。
【０１０５】この可変入賞装置６０の開放中に、所定個
数、例えば１０個の入賞があったか否かが、入賞検出ス
イッチ５３からの入賞信号に基づき判別される（Ｓ３０
２）。ここで１０個の入賞があった場合（Ｓ３０２で
Ｙ）、特賞生成手段１１６からの信号に基づきソレノイ
ド５２が駆動し、可動板５１が所定時間（例えば２秒）
に亘って閉じられて、可変入賞装置６０は閉鎖される
（Ｓ３０４）。
数、例えば１０個の入賞があったか否かが、入賞検出ス
イッチ５３からの入賞信号に基づき判別される（Ｓ３０
２）。ここで１０個の入賞があった場合（Ｓ３０２で
Ｙ）、特賞生成手段１１６からの信号に基づきソレノイ
ド５２が駆動し、可動板５１が所定時間（例えば２秒）
に亘って閉じられて、可変入賞装置６０は閉鎖される
（Ｓ３０４）。
【０１０６】また、１０個の入賞がなかった場合は（Ｓ
３０２でＮ）、２９秒のタイムアウトか否かの判別が行
われ（Ｓ３０３）、タイムアウトの場合は（Ｓ３０３で
Ｙ）、可変入賞装置６０が閉鎖される（Ｓ３０４）。ま
た、タイムアウトでない場合は（Ｓ３０３でＮ）、１０
個の入賞があったか否かの判別に戻る。
３０２でＮ）、２９秒のタイムアウトか否かの判別が行
われ（Ｓ３０３）、タイムアウトの場合は（Ｓ３０３で
Ｙ）、可変入賞装置６０が閉鎖される（Ｓ３０４）。ま
た、タイムアウトでない場合は（Ｓ３０３でＮ）、１０
個の入賞があったか否かの判別に戻る。
【０１０７】可変入賞装置６０が２秒間閉鎖された後、
再び可変入賞装置６０は２９秒間に亘り開放されるが、
その前にラウンド数（可変入賞装置６０が開放してから
閉鎖するまでを１ラウンドとする。）が、予め定められ
た上限値に達しているか否かが判別される（Ｓ３０
５）。ここで上限値とは、前述した比較演算手段１１５
での判別結果に基づき決定された可変入賞装置６０の開
閉回数である。
再び可変入賞装置６０は２９秒間に亘り開放されるが、
その前にラウンド数（可変入賞装置６０が開放してから
閉鎖するまでを１ラウンドとする。）が、予め定められ
た上限値に達しているか否かが判別される（Ｓ３０
５）。ここで上限値とは、前述した比較演算手段１１５
での判別結果に基づき決定された可変入賞装置６０の開
閉回数である。
【０１０８】前記ラウンド数が未だ上限値に達していな
ければ（Ｓ３０５でＹ）、特別入賞口５５へ入賞したか
否かが判断される（Ｓ３０６）。ここで特別入賞口５５
へ入賞していなければ（Ｓ３０６でＮ）、その時点で特
賞は終了する（Ｓ３０７）。一方、特別入賞口５５へ入
賞していれば（Ｓ３０６でＹ）、再び次ラウンドして可
変入賞装置６０が開放する（Ｓ３０１）。また、上限値
に達した場合も（Ｓ３０５でＮ）、特賞は終了する（Ｓ
３０７）。
ければ（Ｓ３０５でＹ）、特別入賞口５５へ入賞したか
否かが判断される（Ｓ３０６）。ここで特別入賞口５５
へ入賞していなければ（Ｓ３０６でＮ）、その時点で特
賞は終了する（Ｓ３０７）。一方、特別入賞口５５へ入
賞していれば（Ｓ３０６でＹ）、再び次ラウンドして可
変入賞装置６０が開放する（Ｓ３０１）。また、上限値
に達した場合も（Ｓ３０５でＮ）、特賞は終了する（Ｓ
３０７）。
【０１０９】さらにまた、前記図柄変動の結果が大当た
り表示であった場合、すなわち前記各表示部３１〜３３
に停止した図柄が総て同一に揃った場合には、前記特賞
とは別に遊技者に有利な付与価値が発生する（図１１，
Ｓ１２８）。ここで付与価値は、各表示部３１〜３３で
同一に揃った図柄である数字の回数だけ、前記可変入賞
装置６０の可動板６１が繰り返し開閉することである。
り表示であった場合、すなわち前記各表示部３１〜３３
に停止した図柄が総て同一に揃った場合には、前記特賞
とは別に遊技者に有利な付与価値が発生する（図１１，
Ｓ１２８）。ここで付与価値は、各表示部３１〜３３で
同一に揃った図柄である数字の回数だけ、前記可変入賞
装置６０の可動板６１が繰り返し開閉することである。
【０１１０】具体的には例えば、図９に示すように、各
表示部３１〜３３で数字「５」が揃った場合、付与価値
として５回だけ前記可変入賞装置６０の可動板６１が繰
り返し開閉することになる。かかる付与価値発生は付与
価値生成手段１１７によって制御される。
表示部３１〜３３で数字「５」が揃った場合、付与価値
として５回だけ前記可変入賞装置６０の可動板６１が繰
り返し開閉することになる。かかる付与価値発生は付与
価値生成手段１１７によって制御される。
【０１１１】また、前記特賞と付与価値の発生条件が同
時に成立した場合には、特賞に直ぐ続いて付与価値が発
生するように制御される。図９に示す例では、付与価値
発生前に、特賞として同じく５回だけ前記可変入賞装置
６０の可動板６１が繰り返し開閉する。このように、特
賞の他にも付与価値が発生する機会を設けたことによ
り、入賞の機会も多くなり、遊技者のスリルと興奮をよ
り増大させることが可能となる。
時に成立した場合には、特賞に直ぐ続いて付与価値が発
生するように制御される。図９に示す例では、付与価値
発生前に、特賞として同じく５回だけ前記可変入賞装置
６０の可動板６１が繰り返し開閉する。このように、特
賞の他にも付与価値が発生する機会を設けたことによ
り、入賞の機会も多くなり、遊技者のスリルと興奮をよ
り増大させることが可能となる。
【０１１２】また、第２実施の形態に係る遊技機１０と
して、前記可変表示装置３０は１つだけ表示部３１を有
するように構成してもよい。かかる場合、図柄変動の終
了後、表示部３１に停止した図柄と、前記球振分装置４
０において球が入った球受部４６の各種図柄とが比較判
別された結果、両者に共通する図柄があった場合には、
かかる図柄の種類に応じて大きさの異なる特賞が発生す
ることになる。
して、前記可変表示装置３０は１つだけ表示部３１を有
するように構成してもよい。かかる場合、図柄変動の終
了後、表示部３１に停止した図柄と、前記球振分装置４
０において球が入った球受部４６の各種図柄とが比較判
別された結果、両者に共通する図柄があった場合には、
かかる図柄の種類に応じて大きさの異なる特賞が発生す
ることになる。
【０１１３】ここで両者に共通する図柄の数は、最大で
も１個だけとなる。具体的には例えば、可変表示装置３
０の表示部３１に「７」が停止表示され、球振分装置４
０において球が入った球受部４６の図柄が「７」であっ
た場合、前記可変入賞装置６０が７回開閉する特賞が発
生する。
も１個だけとなる。具体的には例えば、可変表示装置３
０の表示部３１に「７」が停止表示され、球振分装置４
０において球が入った球受部４６の図柄が「７」であっ
た場合、前記可変入賞装置６０が７回開閉する特賞が発
生する。
【０１１４】さらに別の例として、前記可変表示装置３
０が２つの表示部３１，３２を有するように構成しても
よい。かかる場合、具体的には例えば、可変表示装置３
０の各表示部３１，３２に「１，４」が停止表示され、
球振分装置４０において球が入った球受部４６の図柄が
「１」であった場合、前記可変入賞装置６０が１回だけ
開閉する特賞が発生する。
０が２つの表示部３１，３２を有するように構成しても
よい。かかる場合、具体的には例えば、可変表示装置３
０の各表示部３１，３２に「１，４」が停止表示され、
球振分装置４０において球が入った球受部４６の図柄が
「１」であった場合、前記可変入賞装置６０が１回だけ
開閉する特賞が発生する。
【０１１５】また、可変表示装置３０の各表示部３１，
３２に「１，４」が停止表示され、球振分装置４０にお
いて球が入った球受部４６の図柄が「１，４」であった
場合、前記可変入賞装置６０が、１＋４＝５で５回開閉
する特賞が発生することになる。
３２に「１，４」が停止表示され、球振分装置４０にお
いて球が入った球受部４６の図柄が「１，４」であった
場合、前記可変入賞装置６０が、１＋４＝５で５回開閉
する特賞が発生することになる。
【０１１６】もちろん、前記可変表示装置３０における
表示部の数は、前記第１実施の形態における３個、前記
第２実施の形態における１個、あるいは２個に限定され
るものではなく、例えば４個以上設定してもかまわな
い。ここで可変表示装置３０の表示部の数が多いほど、
各表示部に停止した図柄と、前記球振分装置４０におい
て球が入った球受部４６の各種図柄とに共通する図柄が
存在する可能性が高くなるといえる。
表示部の数は、前記第１実施の形態における３個、前記
第２実施の形態における１個、あるいは２個に限定され
るものではなく、例えば４個以上設定してもかまわな
い。ここで可変表示装置３０の表示部の数が多いほど、
各表示部に停止した図柄と、前記球振分装置４０におい
て球が入った球受部４６の各種図柄とに共通する図柄が
存在する可能性が高くなるといえる。
【０１１７】また、球振分装置４０の球受部４６も１０
個だけとは限らず、例えば３個だけにしたり、あるいは
もっと多数設けてもよい。また、前記可変表示装置３０
の表示部３１〜３３に停止した図柄と、前記球振分装置
４０で球が入った球受部４６の各種図柄との比較判別時
には、両者に共通する図柄のみが問題とされ、球振分装
置４０で、他の共通しない図柄の球受部４６に球が入っ
ているか否かは判断対象とはならない。
個だけとは限らず、例えば３個だけにしたり、あるいは
もっと多数設けてもよい。また、前記可変表示装置３０
の表示部３１〜３３に停止した図柄と、前記球振分装置
４０で球が入った球受部４６の各種図柄との比較判別時
には、両者に共通する図柄のみが問題とされ、球振分装
置４０で、他の共通しない図柄の球受部４６に球が入っ
ているか否かは判断対象とはならない。
【０１１８】また、前述した実施の形態では、本発明に
係る遊技機をパチンコ機に適用した場合について説明し
たが、遊技機はパチンコ機に限られず、同様に機能する
他の遊技機にも適用可能である。例えば、アレンジボー
ル機等のように、遊技媒体として球を用いる各種のゲー
ム機に適用することができる。また、可変表示装置３０
はスロットマシンに適用することができる。
係る遊技機をパチンコ機に適用した場合について説明し
たが、遊技機はパチンコ機に限られず、同様に機能する
他の遊技機にも適用可能である。例えば、アレンジボー
ル機等のように、遊技媒体として球を用いる各種のゲー
ム機に適用することができる。また、可変表示装置３０
はスロットマシンに適用することができる。
【０１１９】また、前記始動入賞口２０に球が入賞する
ことを、図柄変動が実行されるための始動条件として設
定したが、他の補助的な変動表示遊技を行う表示器や、
開閉動作遊技を行う入賞装置等においてある条件を満た
すことを、前記始動条件に設定してもよい。
ことを、図柄変動が実行されるための始動条件として設
定したが、他の補助的な変動表示遊技を行う表示器や、
開閉動作遊技を行う入賞装置等においてある条件を満た
すことを、前記始動条件に設定してもよい。
【０１２０】また、可変入賞装置６０の内部に特別入賞
口６５を設けて、前記特賞や付与価値の各ラウンド毎
に、前記特別入賞口６５への入賞を、次ラウンドを移行
するための継続条件と設定したが、かかる特別入賞口を
省いて構成してもかまわない。さらにまた、付与価値発
生を省いて構成するようにしてもよい。
口６５を設けて、前記特賞や付与価値の各ラウンド毎
に、前記特別入賞口６５への入賞を、次ラウンドを移行
するための継続条件と設定したが、かかる特別入賞口を
省いて構成してもかまわない。さらにまた、付与価値発
生を省いて構成するようにしてもよい。
【０１２１】
【発明の効果】本発明に係る遊技機によれば、従来の異
なる機種間における遊技方法を融合させることにより、
遊技全体における興趣を高めることができ、特に特賞発
生に関してソフトウェア的制御のみに依存することな
く、遊技者の技量によってチャンスを掴むことが可能と
なり、遊技におけるスリルと興奮を増大させることがで
きる。
なる機種間における遊技方法を融合させることにより、
遊技全体における興趣を高めることができ、特に特賞発
生に関してソフトウェア的制御のみに依存することな
く、遊技者の技量によってチャンスを掴むことが可能と
なり、遊技におけるスリルと興奮を増大させることがで
きる。
【図１】本発明の実施の形態に係る遊技機を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図２】本発明の実施の形態に係る遊技機を示す正面図
である。
である。
【図３】本発明の実施の形態に係る遊技機を含む遊技管
理装置のシステム構成図である。
理装置のシステム構成図である。
【図４】本発明の実施の形態に係る遊技機の始動入賞口
が回収状態に保持された状態を示す側面図である。
が回収状態に保持された状態を示す側面図である。
【図５】本発明の実施の形態に係る遊技機の始動入賞口
が入口状態に保持された状態を示す側面図である。
が入口状態に保持された状態を示す側面図である。
【図６】本発明の実施の形態に係る遊技機を構成する球
振分装置を示す斜視図である。
振分装置を示す斜視図である。
【図７】本発明の実施の形態に係る遊技機を構成する球
振分装置を示す斜視図である。
振分装置を示す斜視図である。
【図８】本発明の実施の形態に係る遊技機を構成する可
変表示装置の表示内容と、球振分装置への球の入賞態様
を説明するフローチャートである。
変表示装置の表示内容と、球振分装置への球の入賞態様
を説明するフローチャートである。
【図９】本発明の実施の形態に係る遊技機を構成する可
変表示装置の表示内容と、球振分装置への球の入賞態様
を説明するフローチャートである。
変表示装置の表示内容と、球振分装置への球の入賞態様
を説明するフローチャートである。
【図１０】本発明の実施の形態に係る遊技機における遊
技過程で、始動入賞口に球が入った場合の処理を示すフ
ローチャートである。
技過程で、始動入賞口に球が入った場合の処理を示すフ
ローチャートである。
【図１１】本発明の実施の形態に係る遊技機における図
柄変動を概略的に説明するフローチャートである。
柄変動を概略的に説明するフローチャートである。
【図１２】本発明の実施の形態に係る遊技機における特
賞判別処理を説明するフローチャートである。
賞判別処理を説明するフローチャートである。
【図１３】本発明の実施の形態に係る遊技機における特
賞発生処理を説明するフローチャートである。
賞発生処理を説明するフローチャートである。
１０…遊技機 １１…遊技盤面 １１ａ…発射レール １２…ハンドル １３…上皿 １４…下皿 １５…アウト口 １７…表示ランプ ２０…始動入賞口 ２１…可動片 ２２…ソレノイド ２３…入賞検知スイッチ ２４…入賞計数機 ３０…可変表示装置 ３１，３２，３３…表示部 ３５…保留球表示装置 ４０…球振分装置 ４１…ケース球体 ４２…球導入口 ４３…球排出口 ４４ａ…ルーレット型円盤 ４４ｂ…ルーレット型円盤 ４５…仕切板 ４６…球受部 ４６ａ…入賞検知スイッチ ４６ｂ…入賞球計数機 ４７…底板 ４８…ソレノイド ４８ａ…プランジャ ４９…ルーレット発光体 ６０…可変入賞口 ６１…可動板 ６２…ソレノイド ６３…入賞検出スイッチ ６４…入賞計数機 ７０…賞球払出手段 ７１…賞球払出計数機 ７２…払出設定手段 ７３…演算手段 １００…遊技制御装置 １１０…ＣＰＵ １１１…抽選実行手段 １１２…権利保留手段 １１３…図柄変動実行手段 １１４…役物変位実行手段 １１５…比較演算手段 １１６…特賞生成手段 １１６…特賞生成手段 １１７…付与価値生成手段 １２０…ＲＯＭ １３０…ＲＡＭ １４０…出力部
【手続補正書】
【提出日】平成１２年２月１７日（２０００．２．１
７）
７）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】遊技機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤面上に球を
打ち出す遊技で所定条件が成立すると、遊技者に有利な
特賞が発生する遊技機であり、主としてパチンコ機に関
する。
打ち出す遊技で所定条件が成立すると、遊技者に有利な
特賞が発生する遊技機であり、主としてパチンコ機に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の遊技機としては、様々な
機種のパチンコ機が知られている。パチンコ機の遊技盤
面上には、機種を定めると共に遊技性を高めるためのメ
イン役物が配されている。代表的なメイン役物として
は、液晶画面等からなる可変表示装置が知られており、
その他にいわゆるルーレット型役物等もある。
機種のパチンコ機が知られている。パチンコ機の遊技盤
面上には、機種を定めると共に遊技性を高めるためのメ
イン役物が配されている。代表的なメイン役物として
は、液晶画面等からなる可変表示装置が知られており、
その他にいわゆるルーレット型役物等もある。
【０００３】前記可変表示装置を備えたものは、一般に
フィーバー機と称されている。かかるフィーバー機で
は、遊技盤面上に開設された始動入賞口に球が入賞する
と、前記可変表示装置に各種図柄がスクロール表示され
る。そして、スクロール停止後の図柄の組み合わせが大
当たり態様になると、特賞（いわゆるフィーバー）が発
生して、可変入賞口が所定回数だけ開閉するように設定
されていた。
フィーバー機と称されている。かかるフィーバー機で
は、遊技盤面上に開設された始動入賞口に球が入賞する
と、前記可変表示装置に各種図柄がスクロール表示され
る。そして、スクロール停止後の図柄の組み合わせが大
当たり態様になると、特賞（いわゆるフィーバー）が発
生して、可変入賞口が所定回数だけ開閉するように設定
されていた。
【０００４】また、前記ルーレット型役物は、一般に遊
技盤面上にルーレットの回転盤を描き、該回転盤の円周
方向に数字を描くと共に、数多の発光体を配置して成
る。遊技盤面上に開設された始動入賞口に球が入賞する
と、前記ルーレット型役物の発光体が順次点滅して、あ
たかも球が回転移動するかの如く表示される。そして、
ランダムに何れかの位置で発光が停止し、その位置の数
字等に応じて、例えば、多数の賞球が払い出される等の
価値が付与されていた。
技盤面上にルーレットの回転盤を描き、該回転盤の円周
方向に数字を描くと共に、数多の発光体を配置して成
る。遊技盤面上に開設された始動入賞口に球が入賞する
と、前記ルーレット型役物の発光体が順次点滅して、あ
たかも球が回転移動するかの如く表示される。そして、
ランダムに何れかの位置で発光が停止し、その位置の数
字等に応じて、例えば、多数の賞球が払い出される等の
価値が付与されていた。
【０００５】以上のように、全く異なる遊技方法を楽し
める様々な機種が存在する。遊技場では、何種類かの機
種を設置して遊技者の好みに対応していた。概して前記
フィーバー機では、液晶画面等の可変表示装置に表示さ
れる図柄変動の内容を多様化させて娯楽性を高める傾向
があり、一方、前記ルーレット型役物を備えたパチンコ
機では、役物自体の構造をもっと複雑化して興趣を高め
る傾向がある。
める様々な機種が存在する。遊技場では、何種類かの機
種を設置して遊技者の好みに対応していた。概して前記
フィーバー機では、液晶画面等の可変表示装置に表示さ
れる図柄変動の内容を多様化させて娯楽性を高める傾向
があり、一方、前記ルーレット型役物を備えたパチンコ
機では、役物自体の構造をもっと複雑化して興趣を高め
る傾向がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のフィーバー機や、ルーレット型役物を備えたパ
チンコ機では、前述した如く興趣を高めるための工夫は
あるのだが、如何せん機種や役物毎に遊技方法がほぼ類
型化されてしまっており、遊技自体がマンネリ化する傾
向にあった。
た従来のフィーバー機や、ルーレット型役物を備えたパ
チンコ機では、前述した如く興趣を高めるための工夫は
あるのだが、如何せん機種や役物毎に遊技方法がほぼ類
型化されてしまっており、遊技自体がマンネリ化する傾
向にあった。
【０００７】このように、従来の遊技機では、各機種や
役物毎の画一化されつつある遊技方法の範囲内では、斬
新な娯楽性を付与して、特賞の発生に対する遊技者の期
待感を高めるべく演出するには限界があり、遊技者の射
幸心をさらに煽ったり、視覚的に一層発奮させることが
困難であった。
役物毎の画一化されつつある遊技方法の範囲内では、斬
新な娯楽性を付与して、特賞の発生に対する遊技者の期
待感を高めるべく演出するには限界があり、遊技者の射
幸心をさらに煽ったり、視覚的に一層発奮させることが
困難であった。
【０００８】特に一般のフィーバー機では、スクロール
表示の結果が大当たりとなる、すなわち特賞が発生する
のは、ソフトウェア制御により確率上稀であるよう予め
設定されており、結局大当たり発生の有無を最終的に決
定するのは、ソフトウェア的な制御のみに依存してい
た。
表示の結果が大当たりとなる、すなわち特賞が発生する
のは、ソフトウェア制御により確率上稀であるよう予め
設定されており、結局大当たり発生の有無を最終的に決
定するのは、ソフトウェア的な制御のみに依存してい
た。
【０００９】そのため、遊技者の意図や技量とは一切関
係がなく、機械任せの感があり、大当たり発生に対する
遊技者の興味や関心を高めることは困難であった。ま
た、遊技が単に始動入賞口だけを狙って球を打ち出すこ
との繰り返しとなりやすく、遊技が単調となり面白味に
欠ける虞もあった。
係がなく、機械任せの感があり、大当たり発生に対する
遊技者の興味や関心を高めることは困難であった。ま
た、遊技が単に始動入賞口だけを狙って球を打ち出すこ
との繰り返しとなりやすく、遊技が単調となり面白味に
欠ける虞もあった。
【００１０】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、従来の異なる機種間
における遊技方法を融合させることにより、遊技全体に
おける興趣を高めることができ、特に特賞発生に関して
ソフトウェア的制御のみに依存することなく、遊技者の
技量によってチャンスを掴むことが可能となり、遊技に
おけるスリルと興奮を増大させることができる遊技機を
提供することを目的としている。
問題点に着目してなされたもので、従来の異なる機種間
における遊技方法を融合させることにより、遊技全体に
おける興趣を高めることができ、特に特賞発生に関して
ソフトウェア的制御のみに依存することなく、遊技者の
技量によってチャンスを掴むことが可能となり、遊技に
おけるスリルと興奮を増大させることができる遊技機を
提供することを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に
存する。 ［１］遊技盤面（１１）上に球を打ち出す遊技で所定の
条件が成立すると、遊技者に有利な特賞が発生する遊技
機（１０）において、前記遊技盤面（１１）上に目視可
能に設けられた可変表示装置（３０）と、前記遊技盤面
（１１）上に球が入賞可能に設けられた球振分装置（４
０）と、遊技状態を制御する遊技制御装置（１００）と
を有し、前記可変表示装置（３０）は、各種図柄を表示
する表示部（３１）から成り、前記球振分装置（４０）
は、その内部に入賞した球を、それぞれ受け入れ可能な
複数の球受部（４６）を有し、各球受部（４６）には予
め各種図柄がそれぞれ付与され、前記遊技制御装置（１
００）は、遊技中に所定の始動条件が成立した場合に、
前記可変表示装置（３０）の表示部（３１）で、各種図
柄が変化した後に何れかの一つの図柄が停止する図柄変
動を実行し、かつ前記図柄変動の終了後、前記表示部
（３１）に停止した図柄と、前記球振分装置（４０）に
おいて球が入った球受部（４６）の各種図柄とを比較
し、その結果両者に共通する図柄があった場合に、その
図柄の種類に応じて大きさの異なる前記特賞を発生させ
ることを特徴とする遊技機（１０）。
ための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に
存する。 ［１］遊技盤面（１１）上に球を打ち出す遊技で所定の
条件が成立すると、遊技者に有利な特賞が発生する遊技
機（１０）において、前記遊技盤面（１１）上に目視可
能に設けられた可変表示装置（３０）と、前記遊技盤面
（１１）上に球が入賞可能に設けられた球振分装置（４
０）と、遊技状態を制御する遊技制御装置（１００）と
を有し、前記可変表示装置（３０）は、各種図柄を表示
する表示部（３１）から成り、前記球振分装置（４０）
は、その内部に入賞した球を、それぞれ受け入れ可能な
複数の球受部（４６）を有し、各球受部（４６）には予
め各種図柄がそれぞれ付与され、前記遊技制御装置（１
００）は、遊技中に所定の始動条件が成立した場合に、
前記可変表示装置（３０）の表示部（３１）で、各種図
柄が変化した後に何れかの一つの図柄が停止する図柄変
動を実行し、かつ前記図柄変動の終了後、前記表示部
（３１）に停止した図柄と、前記球振分装置（４０）に
おいて球が入った球受部（４６）の各種図柄とを比較
し、その結果両者に共通する図柄があった場合に、その
図柄の種類に応じて大きさの異なる前記特賞を発生させ
ることを特徴とする遊技機（１０）。
【００１２】［２］前記図柄は数字であり、前記遊技盤
面（１１）上に可変入賞装置（６０）を設け、該可変入
賞装置（６０）は、その入賞口を開閉可能な可動板（６
１）を有して成り、該可動板（６１）は通常は閉状態に
維持され、前記図柄変動の終了後、前記表示部（３１）
に停止した図柄と、前記球振分装置（４０）において球
が入った球受部（４６）の各種図柄とが比較された結
果、両者に共通する図柄があった場合に、共通する図柄
である数字の回数だけ前記可動板（６１）を繰り返し開
閉させて、前記特賞とすることを特徴とする［１］記載
の遊技機（１０）。
面（１１）上に可変入賞装置（６０）を設け、該可変入
賞装置（６０）は、その入賞口を開閉可能な可動板（６
１）を有して成り、該可動板（６１）は通常は閉状態に
維持され、前記図柄変動の終了後、前記表示部（３１）
に停止した図柄と、前記球振分装置（４０）において球
が入った球受部（４６）の各種図柄とが比較された結
果、両者に共通する図柄があった場合に、共通する図柄
である数字の回数だけ前記可動板（６１）を繰り返し開
閉させて、前記特賞とすることを特徴とする［１］記載
の遊技機（１０）。
【００１３】［３］前記可変入賞装置（６０）に特別入
賞口（６５）を設け、前記可動板（６１）が開いている
間に前記特別入賞口（６５）に球が入賞することを、前
記可動板（６１）が繰り返し開閉するための継続条件と
したことを特徴とする［２］記載の遊技機（１０）。
賞口（６５）を設け、前記可動板（６１）が開いている
間に前記特別入賞口（６５）に球が入賞することを、前
記可動板（６１）が繰り返し開閉するための継続条件と
したことを特徴とする［２］記載の遊技機（１０）。
【００１４】［４］前記遊技盤面（１１）上に始動入賞
口（２０）を設け、該始動入賞口（２０）に球が入賞す
ることを、前記始動条件としたことを特徴とする
［１］，［２］または［３］記載の遊技機（１０）。
口（２０）を設け、該始動入賞口（２０）に球が入賞す
ることを、前記始動条件としたことを特徴とする
［１］，［２］または［３］記載の遊技機（１０）。
【００１５】［５］前記始動入賞口（２０）は、入賞し
た球をそのまま回収する通常の回収状態と、入賞した球
を前記球振分装置（４０）の内部へ導く入口状態とに変
位可能に設けられ、前記始動入賞口（２０）が回収状態
にある時に球が入賞することを、前記始動条件とし、前
記図柄変動の開始時に、前記始動入賞口（２０）は前記
回収状態から一時的に入口状態に変位し、前記図柄変動
の終了時に、前記始動入賞口（２０）は前記入口状態か
ら通常の回収状態に復帰し、前記球振分装置（４０）
は、前記始動入賞口（２０）が入口状態にある時に入賞
した球を、その内部に受け入れるように設けられたこと
を特徴とする［４］記載の遊技機（１０）。
た球をそのまま回収する通常の回収状態と、入賞した球
を前記球振分装置（４０）の内部へ導く入口状態とに変
位可能に設けられ、前記始動入賞口（２０）が回収状態
にある時に球が入賞することを、前記始動条件とし、前
記図柄変動の開始時に、前記始動入賞口（２０）は前記
回収状態から一時的に入口状態に変位し、前記図柄変動
の終了時に、前記始動入賞口（２０）は前記入口状態か
ら通常の回収状態に復帰し、前記球振分装置（４０）
は、前記始動入賞口（２０）が入口状態にある時に入賞
した球を、その内部に受け入れるように設けられたこと
を特徴とする［４］記載の遊技機（１０）。
【００１６】［６］前記球振分装置（４０）の複数の球
受部（４６）を、ルーレット型円盤の円周方向に配置さ
せて、前記球振分装置（４０）をルーレットに見立てて
構成したことを特徴とする［１］，［２］，［３］，
［４］または［５］記載の遊技機（１０）。
受部（４６）を、ルーレット型円盤の円周方向に配置さ
せて、前記球振分装置（４０）をルーレットに見立てて
構成したことを特徴とする［１］，［２］，［３］，
［４］または［５］記載の遊技機（１０）。
【００１７】［７］前記球振分装置（４０）は、球が入
った球受部（４６）を視覚的に特定すべく報知する表示
手段と、球が入った球受部（４６）の図柄を識別する図
柄判別手段とを有することを特徴とする［１］，
［２］，［３］，［４］，［５］または［６］記載の遊
技機（１０）。
った球受部（４６）を視覚的に特定すべく報知する表示
手段と、球が入った球受部（４６）の図柄を識別する図
柄判別手段とを有することを特徴とする［１］，
［２］，［３］，［４］，［５］または［６］記載の遊
技機（１０）。
【００１８】［８］前記球振分装置（４０）は、前記球
受部（４６）に入っている球を球振分装置（４０）外部
に排出可能に構成されたことを特徴とする［１］，
［２］，［３］，［４］，［５］，［６］または［７］
記載の遊技機（１０）。
受部（４６）に入っている球を球振分装置（４０）外部
に排出可能に構成されたことを特徴とする［１］，
［２］，［３］，［４］，［５］，［６］または［７］
記載の遊技機（１０）。
【００１９】次に、前記解決手段に基づく作用を説明す
る。本発明に係る遊技機（１０）によれば、遊技盤面
（１１）上に球を打ち出す遊技で始動条件がうまく成立
すると、それに基づき、可変表示装置（３０）で図柄変
動が実行される。すなわち、可変表示装置（３０）の表
示部（３１）に各種図柄が変化するよう表示され、所定
時間が経過すると表示部（３１）には何れか１つの図柄
が停止表示される。
る。本発明に係る遊技機（１０）によれば、遊技盤面
（１１）上に球を打ち出す遊技で始動条件がうまく成立
すると、それに基づき、可変表示装置（３０）で図柄変
動が実行される。すなわち、可変表示装置（３０）の表
示部（３１）に各種図柄が変化するよう表示され、所定
時間が経過すると表示部（３１）には何れか１つの図柄
が停止表示される。
【００２０】また、前記図柄変動中に球振分装置（４
０）に球が入賞すると、該球振分装置（４０）内で球
は、複数ある球受部（４６）のうちの何れかに受け入れ
られる。ここで各球受部（４６）には予め各種図柄が付
与されており、球が入った球受部（４６）の図柄は特定
されるものとする。
０）に球が入賞すると、該球振分装置（４０）内で球
は、複数ある球受部（４６）のうちの何れかに受け入れ
られる。ここで各球受部（４６）には予め各種図柄が付
与されており、球が入った球受部（４６）の図柄は特定
されるものとする。
【００２１】前記図柄変動の終了後、前記可変表示装置
（３０）の表示部（３１）に停止した図柄と、前記球振
分装置（４０）で球が入った球受部（４６）の各種図柄
とが比較判別される。その結果、両者に共通する図柄が
あった場合には、その図柄の種類に応じて大きさの異な
る特賞が発生する。
（３０）の表示部（３１）に停止した図柄と、前記球振
分装置（４０）で球が入った球受部（４６）の各種図柄
とが比較判別される。その結果、両者に共通する図柄が
あった場合には、その図柄の種類に応じて大きさの異な
る特賞が発生する。
【００２２】以上のように特賞が発生するには、機械任
せとなる図柄変動の結果のみに依存することなく、遊技
者の技量により球振分装置（４０）へなるべく多くの球
を入賞させることが必要となる。そのため、遊技全体の
興趣が高まり、遊技者のスリルと興奮が増大される。な
お、図柄変動から特賞発生に至る一連の遊技状態は、遊
技制御装置（１００）によって制御される。
せとなる図柄変動の結果のみに依存することなく、遊技
者の技量により球振分装置（４０）へなるべく多くの球
を入賞させることが必要となる。そのため、遊技全体の
興趣が高まり、遊技者のスリルと興奮が増大される。な
お、図柄変動から特賞発生に至る一連の遊技状態は、遊
技制御装置（１００）によって制御される。
【００２３】また、前記特賞には、例えば賞球数の割合
を一時的に増したり、特定の役物を入賞し易い形態に変
化させる等、様々な状態が考えられる。具体的には例え
ば、可変入賞装置（６０）の可動板（６１）を繰り返し
開閉させるようにすれば、通常より相対的に高い確率で
の入賞チャンスを、遊技者に対し明快かつ簡単に与える
ことができる。
を一時的に増したり、特定の役物を入賞し易い形態に変
化させる等、様々な状態が考えられる。具体的には例え
ば、可変入賞装置（６０）の可動板（６１）を繰り返し
開閉させるようにすれば、通常より相対的に高い確率で
の入賞チャンスを、遊技者に対し明快かつ簡単に与える
ことができる。
【００２４】ここで前記表示部（３１）に表示される図
柄や、前記球受部（４６）に付与した図柄をそれぞれ例
えば数字とする。そして、前記図柄変動の終了後、表示
部（３１）に停止した図柄と、球が入った球受部（４
６）の各種図柄とに共通する図柄があった場合に、共通
する図柄である数字の回数だけ前記可動板（６１）を繰
り返し開閉させて前記特賞とすれば面白い。
柄や、前記球受部（４６）に付与した図柄をそれぞれ例
えば数字とする。そして、前記図柄変動の終了後、表示
部（３１）に停止した図柄と、球が入った球受部（４
６）の各種図柄とに共通する図柄があった場合に、共通
する図柄である数字の回数だけ前記可動板（６１）を繰
り返し開閉させて前記特賞とすれば面白い。
【００２５】また、前記始動条件として様々な条件が考
えられるが、例えば、遊技盤面（１１）上に始動入賞口
（２０）を設けておき、該始動入賞口（２０）に球が入
賞することを前記始動条件としてもよい。かかる場合、
遊技者の技量に応じて始動条件を満たすことが可能とな
るため、射幸心を満足させることができる。
えられるが、例えば、遊技盤面（１１）上に始動入賞口
（２０）を設けておき、該始動入賞口（２０）に球が入
賞することを前記始動条件としてもよい。かかる場合、
遊技者の技量に応じて始動条件を満たすことが可能とな
るため、射幸心を満足させることができる。
【００２６】また、前記始動入賞口（２０）を、入賞し
た球をそのまま回収する通常の回収状態と、入賞した球
を前記球振分装置（４０）の内部へ導く入口状態とに変
位可能に構成してもよい。かかる場合、遊技盤面（１
１）上に打ち出された球が、通常の回収状態にある始動
入賞口（２０）にうまく入賞すると、それに基づき、可
変表示装置（３０）で図柄変動が開始されることにな
る。
た球をそのまま回収する通常の回収状態と、入賞した球
を前記球振分装置（４０）の内部へ導く入口状態とに変
位可能に構成してもよい。かかる場合、遊技盤面（１
１）上に打ち出された球が、通常の回収状態にある始動
入賞口（２０）にうまく入賞すると、それに基づき、可
変表示装置（３０）で図柄変動が開始されることにな
る。
【００２７】また、図柄変動の開始時に、始動入賞口
（２０）を前記回収状態から一時的に入口状態に変位さ
せ、図柄変動の終了時に元の回収状態に復帰させるよう
に設定するとよい。この場合、図柄変動遊技中にだけ前
記球振分装置（４０）に球を入賞させることができる。
（２０）を前記回収状態から一時的に入口状態に変位さ
せ、図柄変動の終了時に元の回収状態に復帰させるよう
に設定するとよい。この場合、図柄変動遊技中にだけ前
記球振分装置（４０）に球を入賞させることができる。
【００２８】また、前記球振分装置（４０）の複数の球
受部（４６）をルーレット型円盤の円周方向に配置させ
て、前記球振分装置（４０）をルーレットに見立てて構
成すれば、ルーレット遊技として楽しむことができる。
受部（４６）をルーレット型円盤の円周方向に配置させ
て、前記球振分装置（４０）をルーレットに見立てて構
成すれば、ルーレット遊技として楽しむことができる。
【００２９】また、前記球振分装置（４０）に、球が入
った球受部（４６）の図柄を識別する図柄判別手段の
他、球が入った球受部（４６）を視覚的に特定すべく報
知する表示手段を設ければ、遊技者は、どの球受部（４
６）に球が入ったかを容易に確認することができる。
った球受部（４６）の図柄を識別する図柄判別手段の
他、球が入った球受部（４６）を視覚的に特定すべく報
知する表示手段を設ければ、遊技者は、どの球受部（４
６）に球が入ったかを容易に確認することができる。
【００３０】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明を代
表する各種実施の形態を説明する。図１〜図１３は本発
明の第１実施の形態に係る遊技機１０を示している。本
実施の形態に係る遊技機１０は、遊技盤面１１上に球を
打ち出す遊技で所定条件が成立すると、遊技者に有利な
特賞が発生するパチンコ機である。本パチンコ機はいわ
ゆるフィーバー機であるが、他の機種のパチンコ機等に
適用してもよい。
表する各種実施の形態を説明する。図１〜図１３は本発
明の第１実施の形態に係る遊技機１０を示している。本
実施の形態に係る遊技機１０は、遊技盤面１１上に球を
打ち出す遊技で所定条件が成立すると、遊技者に有利な
特賞が発生するパチンコ機である。本パチンコ機はいわ
ゆるフィーバー機であるが、他の機種のパチンコ機等に
適用してもよい。
【００３１】図２に示すように、遊技機１０は、球を打
ち出す発射装置のハンドル１２を有している。このハン
ドル１２を回転操作することにより、遊技機１０の前面
に設けられた上皿１３から球が１個ずつ遊技盤面１１上
に打ち出されるように構成されている。遊技盤面１１は
ガラス扉で覆われている。また、上皿１３の下側には、
特賞で多量の球が放出された場合に、上皿１３から溢れ
た球を貯留する下皿１４が設けられている。
ち出す発射装置のハンドル１２を有している。このハン
ドル１２を回転操作することにより、遊技機１０の前面
に設けられた上皿１３から球が１個ずつ遊技盤面１１上
に打ち出されるように構成されている。遊技盤面１１は
ガラス扉で覆われている。また、上皿１３の下側には、
特賞で多量の球が放出された場合に、上皿１３から溢れ
た球を貯留する下皿１４が設けられている。
【００３２】遊技盤面１１上には、前記ハンドル１２の
回転操作により打ち出された球を、ほぼ円状に誘導する
発射レール１１ａによって区画された遊技領域が形成さ
れている。遊技盤面１１の略中央には、球振分装置４０
が設けられている。また、遊技盤面１１の上側には、可
変表示装置３０が設けられている。
回転操作により打ち出された球を、ほぼ円状に誘導する
発射レール１１ａによって区画された遊技領域が形成さ
れている。遊技盤面１１の略中央には、球振分装置４０
が設けられている。また、遊技盤面１１の上側には、可
変表示装置３０が設けられている。
【００３３】また、球振分装置４０の下方には、保留球
表示装置３５が配設され、さらにその下方には、可変入
賞装置６０が配設されている。また、球振分装置４０の
真上には、始動入賞口２０が設けられている。その他、
遊技盤面１１の遊技領域には、打ち出された球の落下速
度、あるいは方向を変化させるための数多の障害釘や、
風車１６等も適所に設けられている。
表示装置３５が配設され、さらにその下方には、可変入
賞装置６０が配設されている。また、球振分装置４０の
真上には、始動入賞口２０が設けられている。その他、
遊技盤面１１の遊技領域には、打ち出された球の落下速
度、あるいは方向を変化させるための数多の障害釘や、
風車１６等も適所に設けられている。
【００３４】また、遊技領域の最下部には、入賞しなか
った球を回収するためのアウト口１５が設けられてい
る。遊技盤面１１の上方には、各種遊技状態等を表示
し、遊技の面白味を増加させるための表示ランプ１７が
設けられている。また、遊技盤面１１の裏側には、遊技
状態を集中管理する遊技制御装置１００（図１参照）が
設けられている。遊技制御装置１００について詳しくは
後述する。
った球を回収するためのアウト口１５が設けられてい
る。遊技盤面１１の上方には、各種遊技状態等を表示
し、遊技の面白味を増加させるための表示ランプ１７が
設けられている。また、遊技盤面１１の裏側には、遊技
状態を集中管理する遊技制御装置１００（図１参照）が
設けられている。遊技制御装置１００について詳しくは
後述する。
【００３５】前記始動入賞口２０は、一般に始動チャッ
カーと称されるものであるが、本実施の形態では、後述
する球振分装置４０の入口も兼ねている。かかる始動入
賞口２０は、入賞した球をそのまま回収する通常の回収
状態と、入賞した球を球振分装置４０の内部に導く入口
状態とに変位可能に構成されている。
カーと称されるものであるが、本実施の形態では、後述
する球振分装置４０の入口も兼ねている。かかる始動入
賞口２０は、入賞した球をそのまま回収する通常の回収
状態と、入賞した球を球振分装置４０の内部に導く入口
状態とに変位可能に構成されている。
【００３６】始動入賞口２０の内側には、ソレノイド２
２により開閉駆動する可動片２１が設けられている。図
４に示すように、始動入賞口２０の可動片２１が開いて
いるときが通常の回収状態であり、このとき入賞した球
は、可動片２１の内側にある球回収路２７を通って、遊
技機１０の内部にそのまま回収される。
２により開閉駆動する可動片２１が設けられている。図
４に示すように、始動入賞口２０の可動片２１が開いて
いるときが通常の回収状態であり、このとき入賞した球
は、可動片２１の内側にある球回収路２７を通って、遊
技機１０の内部にそのまま回収される。
【００３７】一方、図５に示すように、始動入賞口２０
の可動片２１が閉じているときが入口状態であり、この
とき入賞した球は、可動片２１の外側にある球導入路２
６を通って、球振分装置４０の内部に導かれる。かかる
始動入賞口２０は、次述する可変表示装置３０での図柄
変動の開始時に、通常の回収状態から一時的に入口状態
に変位し、図柄変動の終了時に、元の回収状態に復帰す
るように制御される。
の可動片２１が閉じているときが入口状態であり、この
とき入賞した球は、可動片２１の外側にある球導入路２
６を通って、球振分装置４０の内部に導かれる。かかる
始動入賞口２０は、次述する可変表示装置３０での図柄
変動の開始時に、通常の回収状態から一時的に入口状態
に変位し、図柄変動の終了時に、元の回収状態に復帰す
るように制御される。
【００３８】また、始動入賞口２０の内部には、球の入
賞を検知する入賞検知スイッチ２３が設けられている。
入賞検知スイッチ２３は、入賞球を検知してＯＮになる
と、始動入賞信号を遊技制御装置１００に出力するよう
に設定されている。入賞検知スイッチ２３は、具体的に
は光センサ、近接センサ、あるいは磁気センサ等の各種
センサにより構成すればよい。さらに入賞検知スイッチ
２３には、該スイッチ２３が出力する始動入賞信号をカ
ウントする入賞計数機２４（図１参照）が接続されてい
る。
賞を検知する入賞検知スイッチ２３が設けられている。
入賞検知スイッチ２３は、入賞球を検知してＯＮになる
と、始動入賞信号を遊技制御装置１００に出力するよう
に設定されている。入賞検知スイッチ２３は、具体的に
は光センサ、近接センサ、あるいは磁気センサ等の各種
センサにより構成すればよい。さらに入賞検知スイッチ
２３には、該スイッチ２３が出力する始動入賞信号をカ
ウントする入賞計数機２４（図１参照）が接続されてい
る。
【００３９】前記可変表示装置３０は、３つの表示部３
１〜３３を横方向に並ぶように配置して成る。各表示部
３１〜３３は、具体的には例えばカラー液晶ディスプレ
イから構成されている。ただし、各表示部３１〜３３
は、モノクロ液晶ディスプレイはもちろんのこと、その
他、蛍光表示管やブラウン管（ＣＲＴ）等を用いて構成
してもよい。
１〜３３を横方向に並ぶように配置して成る。各表示部
３１〜３３は、具体的には例えばカラー液晶ディスプレ
イから構成されている。ただし、各表示部３１〜３３
は、モノクロ液晶ディスプレイはもちろんのこと、その
他、蛍光表示管やブラウン管（ＣＲＴ）等を用いて構成
してもよい。
【００４０】可変表示装置３０では、前記始動入賞口２
０に球が入賞する度に、各表示部３１〜３３に各種図柄
が入れ替わるよう変化（図柄スクロール表示）した後、
何れか１つの図柄が停止する図柄変動が実行される。個
々の表示部３１〜３３で図柄変動が開始ないし終了する
順番は、例えば、左から右へ等と適宜定めればよい。図
柄変動で使用される図柄は１〜９の数字であるが、その
他文字や記号等を含めるようにしてもよい。
０に球が入賞する度に、各表示部３１〜３３に各種図柄
が入れ替わるよう変化（図柄スクロール表示）した後、
何れか１つの図柄が停止する図柄変動が実行される。個
々の表示部３１〜３３で図柄変動が開始ないし終了する
順番は、例えば、左から右へ等と適宜定めればよい。図
柄変動で使用される図柄は１〜９の数字であるが、その
他文字や記号等を含めるようにしてもよい。
【００４１】前記保留球表示装置３５は、前記可変表示
装置３０での特賞発生ないし付与価値発生中に、始動入
賞口２０に球が入賞した際、未実行となる図柄変動の保
留回数を表示するものである。かかる保留球表示装置３
５は、遊技制御装置１００からの指令に基づき、該遊技
制御装置１００に記憶された前記保留回数を表示するよ
う設定されている。
装置３０での特賞発生ないし付与価値発生中に、始動入
賞口２０に球が入賞した際、未実行となる図柄変動の保
留回数を表示するものである。かかる保留球表示装置３
５は、遊技制御装置１００からの指令に基づき、該遊技
制御装置１００に記憶された前記保留回数を表示するよ
う設定されている。
【００４２】詳しく言えば、図２に示すように保留球表
示装置３５は、４個の表示ランプ３６，３６…を有し、
未実行の図柄変動は４回まで保留可能となっている。す
なわち、保留回数に相当する数の表示ランプ３６が点灯
すべく制御されるものである。保留されていた図柄変動
が実行された場合、その実行回数が前記保留回数から減
算されて遊技制御装置１００に更新記憶され、その回数
が保留球表示装置３５に新たに表示される。
示装置３５は、４個の表示ランプ３６，３６…を有し、
未実行の図柄変動は４回まで保留可能となっている。す
なわち、保留回数に相当する数の表示ランプ３６が点灯
すべく制御されるものである。保留されていた図柄変動
が実行された場合、その実行回数が前記保留回数から減
算されて遊技制御装置１００に更新記憶され、その回数
が保留球表示装置３５に新たに表示される。
【００４３】前記球振分装置４０は、図６および図７に
示すように、前記始動入賞口２０を通過して内部に取り
込まれた球を、それぞれ受け入れ可能な複数の球受部４
６，４６…を有している。各球受部４６には、それぞれ
各種図柄が記されている。ここで各種図柄は数字であ
り、全部で１０個ある球受部４６には、ランダムな順で
０〜９までの一桁の数字がそれぞれ１つずつ付与されて
いる。
示すように、前記始動入賞口２０を通過して内部に取り
込まれた球を、それぞれ受け入れ可能な複数の球受部４
６，４６…を有している。各球受部４６には、それぞれ
各種図柄が記されている。ここで各種図柄は数字であ
り、全部で１０個ある球受部４６には、ランダムな順で
０〜９までの一桁の数字がそれぞれ１つずつ付与されて
いる。
【００４４】球振分装置４０は、透明な材質で形成され
たケース球体４１を備え、その上頂端と下頂端には、そ
れぞれ球導入口４２と球排出口４３が開設されている。
ここで球導入口４２は、前記始動入賞口２０の球導入路
２６下端が臨む位置に配設されている。また、ケース球
体４１内の中間の高さ位置には、上下にリング状のルー
レット型円盤４４ａ，４４ｂが互いに離隔して配されて
いる。
たケース球体４１を備え、その上頂端と下頂端には、そ
れぞれ球導入口４２と球排出口４３が開設されている。
ここで球導入口４２は、前記始動入賞口２０の球導入路
２６下端が臨む位置に配設されている。また、ケース球
体４１内の中間の高さ位置には、上下にリング状のルー
レット型円盤４４ａ，４４ｂが互いに離隔して配されて
いる。
【００４５】上下のルーレット型円盤４４ａ，４４ｂの
間は、円周方向に等間隔に配された仕切板４５により、
前記各球受部４６として区分けされている。各ルーレッ
ト型円盤４４ａ，４４ｂや仕切板４５も透明材質から形
成するとよい。
間は、円周方向に等間隔に配された仕切板４５により、
前記各球受部４６として区分けされている。各ルーレッ
ト型円盤４４ａ，４４ｂや仕切板４５も透明材質から形
成するとよい。
【００４６】各球受部４６が円周方向に連なる内周側
は、ケース球体４１の中心に向かって開口しており、互
いにほぼ等確率で球が入り得るようになっている。
は、ケース球体４１の中心に向かって開口しており、互
いにほぼ等確率で球が入り得るようになっている。
【００４７】また、各球受部４６が円周方向に連なる外
周側は、ケース球体４１外壁の一部である球帯で閉じら
れている。この球帯の部位に、各球受部４６毎に対応す
る図柄としての数字が記されている。このように球振分
装置４０は、ルーレットに見立てて構成されている。
周側は、ケース球体４１外壁の一部である球帯で閉じら
れている。この球帯の部位に、各球受部４６毎に対応す
る図柄としての数字が記されている。このように球振分
装置４０は、ルーレットに見立てて構成されている。
【００４８】ケース球体４１の下部には、下側のルーレ
ット型円盤４４ｂの中空部を塞ぐ上方位置と、前記中空
部より下側に離脱する下方位置とに、上下駆動される底
板４７が配設されている。底板４７は、上側のルーレッ
ト型円盤４４ａの中空部から落下した球が円周方向に転
がり、何れかの球受部４６に取り込まれるように円錐形
に形成されている。
ット型円盤４４ｂの中空部を塞ぐ上方位置と、前記中空
部より下側に離脱する下方位置とに、上下駆動される底
板４７が配設されている。底板４７は、上側のルーレッ
ト型円盤４４ａの中空部から落下した球が円周方向に転
がり、何れかの球受部４６に取り込まれるように円錐形
に形成されている。
【００４９】ケース球体４１の下部の所定位置にはソレ
ノイド４８が固定されており、ソレノイド４８のプラン
ジャ４８ａによって、前記底板４７は上下方向に移動可
能に支持されている。底板４７は、通常はルーレット型
円盤４４ｂの中空部を塞ぐ上方位置に保持されるが、下
方へ移動すると、前記各球受部４６に入っている球を球
振分装置４０の外部に排出するようになっている。
ノイド４８が固定されており、ソレノイド４８のプラン
ジャ４８ａによって、前記底板４７は上下方向に移動可
能に支持されている。底板４７は、通常はルーレット型
円盤４４ｂの中空部を塞ぐ上方位置に保持されるが、下
方へ移動すると、前記各球受部４６に入っている球を球
振分装置４０の外部に排出するようになっている。
【００５０】各球受部４６には、入賞した球を検出する
入賞検知スイッチ４６ａ（図１参照）が内設されてい
る。各入賞検知スイッチ４６ａは、入賞した球を検知し
てＯＮになると、それぞれ入賞信号を遊技制御装置１０
０に出力するように設定されている。
入賞検知スイッチ４６ａ（図１参照）が内設されてい
る。各入賞検知スイッチ４６ａは、入賞した球を検知し
てＯＮになると、それぞれ入賞信号を遊技制御装置１０
０に出力するように設定されている。
【００５１】各入賞検知スイッチ４６ａは、球が入った
球受部４６の図柄を識別する図柄判別手段となってい
る。入賞検知スイッチ４６ａは、具体的には例えば、光
センサ、近接センサ、あるいは磁気センサ等の各種セン
サにより構成すればよい。また、各入賞検知スイッチ４
６ａから出力された入賞信号は、入賞球計数機４６ｂに
よってカウントされ、実際に球振分装置４０内に取り込
まれている球数（入賞球数）も集計されるようになって
いる。
球受部４６の図柄を識別する図柄判別手段となってい
る。入賞検知スイッチ４６ａは、具体的には例えば、光
センサ、近接センサ、あるいは磁気センサ等の各種セン
サにより構成すればよい。また、各入賞検知スイッチ４
６ａから出力された入賞信号は、入賞球計数機４６ｂに
よってカウントされ、実際に球振分装置４０内に取り込
まれている球数（入賞球数）も集計されるようになって
いる。
【００５２】また、各球受部４６毎に、これらを囲む上
側のルーレット型円盤４４ａと前記球帯とに、それぞれ
ルーレット発光体４９（図１参照）が設けられている。
ルーレット発光体４９は、対応する球受部４６に球が入
った際に点灯して、球が入った球受部４６を視覚的に特
定すべく報知する表示手段である。なお、本実施の形態
では、球振分装置４０は遊技盤面１１に対して固設され
ているが、例えばモータ等で回転駆動するように配設し
てもよい。
側のルーレット型円盤４４ａと前記球帯とに、それぞれ
ルーレット発光体４９（図１参照）が設けられている。
ルーレット発光体４９は、対応する球受部４６に球が入
った際に点灯して、球が入った球受部４６を視覚的に特
定すべく報知する表示手段である。なお、本実施の形態
では、球振分装置４０は遊技盤面１１に対して固設され
ているが、例えばモータ等で回転駆動するように配設し
てもよい。
【００５３】前記可変入賞装置６０は、図１に示すよう
に、ソレノイド６２により駆動する可動板６１を備えて
いる。可変入賞装置６０は、遊技制御装置１００からの
信号に基づき、可動板６１が所定時間（例えば２９秒）
に亘って開いた後、短時間（例えば２〜３秒）だけ閉じ
るという開閉動作を、後述する所定ラウンド回数まで繰
り返すように制御される。
に、ソレノイド６２により駆動する可動板６１を備えて
いる。可変入賞装置６０は、遊技制御装置１００からの
信号に基づき、可動板６１が所定時間（例えば２９秒）
に亘って開いた後、短時間（例えば２〜３秒）だけ閉じ
るという開閉動作を、後述する所定ラウンド回数まで繰
り返すように制御される。
【００５４】また、可変入賞装置６０の内部には、入賞
した球を検出する入賞検知スイッチ６３が設けられてい
る。かかる入賞検知スイッチ６３からの入賞信号を元
に、前記各ラウンド毎に所定数（例えば１０個）の入賞
球が入賞計数機６４で計数された時点で、可動板６１
は、継続して開く所定時間が経過する前であっても、閉
じるように設定されている。
した球を検出する入賞検知スイッチ６３が設けられてい
る。かかる入賞検知スイッチ６３からの入賞信号を元
に、前記各ラウンド毎に所定数（例えば１０個）の入賞
球が入賞計数機６４で計数された時点で、可動板６１
は、継続して開く所定時間が経過する前であっても、閉
じるように設定されている。
【００５５】また、可変入賞装置６０の内部には特別入
賞口６５も設けられており、各ラウンドごとに、特別入
賞口６５へ入賞することが、次ラウンドに移行するため
の継続条件となっている。なお、特別入賞口６５への球
の入賞はＶ入賞検出スイッチ（図示せず）によって検知
される。
賞口６５も設けられており、各ラウンドごとに、特別入
賞口６５へ入賞することが、次ラウンドに移行するため
の継続条件となっている。なお、特別入賞口６５への球
の入賞はＶ入賞検出スイッチ（図示せず）によって検知
される。
【００５６】図１に示すように、遊技制御装置１００
は、遊技機１０全体の動作を集中管理するものであり、
ＣＰＵ１１０、ＲＯＭ１２０、ＲＡＭ１３０等を含むマ
イクロコンピュータから成る。遊技制御装置１００はユ
ニット化されており、遊技盤面１１の裏側等の機体内に
取り付けられる。
は、遊技機１０全体の動作を集中管理するものであり、
ＣＰＵ１１０、ＲＯＭ１２０、ＲＡＭ１３０等を含むマ
イクロコンピュータから成る。遊技制御装置１００はユ
ニット化されており、遊技盤面１１の裏側等の機体内に
取り付けられる。
【００５７】前記ＣＰＵ１１０は機能的には、抽選実行
手段１１１、権利保留手段１１２、図柄変動実行手段１
１３、役物変位実行手段１１４、比較演算手段１１５、
特賞生成手段１１６、それに付与価値生成手段１１７を
具備している。なお、遊技制御装置１００は、その出力
部１４０から構内情報通信網（ＬＡＮ）を介して、遊技
場内の各種機器の動作や運営を集中的に制御するホール
管理端末機２００（図３参照）等にも接続されている。
手段１１１、権利保留手段１１２、図柄変動実行手段１
１３、役物変位実行手段１１４、比較演算手段１１５、
特賞生成手段１１６、それに付与価値生成手段１１７を
具備している。なお、遊技制御装置１００は、その出力
部１４０から構内情報通信網（ＬＡＮ）を介して、遊技
場内の各種機器の動作や運営を集中的に制御するホール
管理端末機２００（図３参照）等にも接続されている。
【００５８】抽選実行手段１１１は、通常の回収状態に
ある始動入賞口２０に球が入賞することに起因して、乱
数を用いた無作為抽選を実行し、その抽選結果である図
柄乱数信号を出力するものである。ここで図柄乱数は、
前記可変表示装置３０での図柄変動の結果、各表示部３
１〜３３に停止表示する数字を決定する因子であるが、
大当たりとして各表示部３１〜３３に同一数字を停止さ
せる大当たり乱数も含まれている。
ある始動入賞口２０に球が入賞することに起因して、乱
数を用いた無作為抽選を実行し、その抽選結果である図
柄乱数信号を出力するものである。ここで図柄乱数は、
前記可変表示装置３０での図柄変動の結果、各表示部３
１〜３３に停止表示する数字を決定する因子であるが、
大当たりとして各表示部３１〜３３に同一数字を停止さ
せる大当たり乱数も含まれている。
【００５９】抽選実行手段１１１から出力される図柄乱
数信号は、いったんＲＡＭ１３０に保存された後、図柄
変動実行手段１１３、役物変位実行手段１１４、比較演
算手段１１５等にそれぞれ入力される。なお、抽選実行
手段１１１で用いる乱数表はＲＯＭ１２０に格納されて
おり、前記大当たりに相当する確率は予め適宜設定され
ている。
数信号は、いったんＲＡＭ１３０に保存された後、図柄
変動実行手段１１３、役物変位実行手段１１４、比較演
算手段１１５等にそれぞれ入力される。なお、抽選実行
手段１１１で用いる乱数表はＲＯＭ１２０に格納されて
おり、前記大当たりに相当する確率は予め適宜設定され
ている。
【００６０】権利保留手段１１２は、通常の回収状態に
ある始動入賞口２０に球が入賞した際、後述する特賞発
生中ないし付与価値発生中であるか否かを判断し、これ
らの最中であった場合に、前記抽選実行手段１１１で抽
選された図柄乱数に基づく新たな図柄変動の実行を一時
保留する制御を行うものである。
ある始動入賞口２０に球が入賞した際、後述する特賞発
生中ないし付与価値発生中であるか否かを判断し、これ
らの最中であった場合に、前記抽選実行手段１１１で抽
選された図柄乱数に基づく新たな図柄変動の実行を一時
保留する制御を行うものである。
【００６１】ここで保留された図柄乱数、すなわち図柄
変動の実行権利の数は、同じく権利保留手段１１２の制
御に基づいて、最大４個まで保留球表示装置３５に表示
される。具体的には、保留された実行権利（図柄乱数）
の数は、保留球表示装置３５における保留ランプ３６の
点灯個数で表示されることになる。
変動の実行権利の数は、同じく権利保留手段１１２の制
御に基づいて、最大４個まで保留球表示装置３５に表示
される。具体的には、保留された実行権利（図柄乱数）
の数は、保留球表示装置３５における保留ランプ３６の
点灯個数で表示されることになる。
【００６２】図柄変動実行手段１１３は、通常の回収状
態にある始動入賞口２０に球が入賞した場合に、可変表
示装置３０の各表示部３１〜３２で、それぞれ各種図柄
が入れ替わるよう変化した後に、何れかの図柄が１つず
つ停止する図柄変動を実行するものである。詳しく言え
ば、図柄変動実行手段１１３は、ＲＡＭ１３０にいった
ん保存された図柄乱数（抽選実行手段１１１の抽選結
果）に基づいて、図柄変動を実行することになる。
態にある始動入賞口２０に球が入賞した場合に、可変表
示装置３０の各表示部３１〜３２で、それぞれ各種図柄
が入れ替わるよう変化した後に、何れかの図柄が１つず
つ停止する図柄変動を実行するものである。詳しく言え
ば、図柄変動実行手段１１３は、ＲＡＭ１３０にいった
ん保存された図柄乱数（抽選実行手段１１１の抽選結
果）に基づいて、図柄変動を実行することになる。
【００６３】図柄変動における表示内容は、前記抽選実
行手段１１１での抽選結果に応じて、大当たり表示（各
表示部３１〜３２の図柄が総て同一）と、それ以外の様
々な数字の組み合わせが停止表示されるように予めプロ
グラムされている。なお、停止図柄の組み合わせパター
ンは、ＲＯＭ１２０に格納された表示制御プログラムデ
ータに予め登録されている。
行手段１１１での抽選結果に応じて、大当たり表示（各
表示部３１〜３２の図柄が総て同一）と、それ以外の様
々な数字の組み合わせが停止表示されるように予めプロ
グラムされている。なお、停止図柄の組み合わせパター
ンは、ＲＯＭ１２０に格納された表示制御プログラムデ
ータに予め登録されている。
【００６４】役物変位実行手段１１４は、前記可変表示
装置３０における図柄変動の時間に合わせて、前記始動
入賞口２０を、回収状態から入口状態に一時的に変位さ
せるものである。すなわち役物変位実行手段１１４は、
ソレノイド２２を駆動することで、図柄変動の開始と同
時に可動片２１を閉じ、図柄変動の終了と同時に可動片
２１を開く制御を実行する。
装置３０における図柄変動の時間に合わせて、前記始動
入賞口２０を、回収状態から入口状態に一時的に変位さ
せるものである。すなわち役物変位実行手段１１４は、
ソレノイド２２を駆動することで、図柄変動の開始と同
時に可動片２１を閉じ、図柄変動の終了と同時に可動片
２１を開く制御を実行する。
【００６５】また、役物変位実行手段１１４は、球振分
装置４０において球が入賞した球受部４６に対応するル
ーレット発光体４９を点灯させる制御を実行するように
設定されている。さらに、役物変位実行手段１１４は、
次述する比較演算手段１１５での比較判別後に、球振分
装置４０にあるソレノイド４８を駆動して底板４７を下
方へ移動させ、各球受部４６に入っている球を球振分装
置４０の外部へ排出する制御も実行する。
装置４０において球が入賞した球受部４６に対応するル
ーレット発光体４９を点灯させる制御を実行するように
設定されている。さらに、役物変位実行手段１１４は、
次述する比較演算手段１１５での比較判別後に、球振分
装置４０にあるソレノイド４８を駆動して底板４７を下
方へ移動させ、各球受部４６に入っている球を球振分装
置４０の外部へ排出する制御も実行する。
【００６６】比較演算手段１１５は、前記可変表示装置
３０での図柄変動の終了後に、各表示部３１〜３３に停
止した各種図柄と、前記球振分装置４０において球が入
った球受部４６の各種図柄とを比較判別するものであ
る。ここでの比較結果は、次述する特賞生成手段１１６
や付与価値生成手段１１７へ出力される。
３０での図柄変動の終了後に、各表示部３１〜３３に停
止した各種図柄と、前記球振分装置４０において球が入
った球受部４６の各種図柄とを比較判別するものであ
る。ここでの比較結果は、次述する特賞生成手段１１６
や付与価値生成手段１１７へ出力される。
【００６７】特賞生成手段１１６は、前記比較演算手段
１１５での比較結果に応じて、特賞を発生させる制御を
実行するものである。かかる特賞生成手段１１６には、
遊技制御プログラムに従って、可変入賞装置６０のソレ
ノイド６２を駆動するためのソレノイド回路が含まれて
いる。
１１５での比較結果に応じて、特賞を発生させる制御を
実行するものである。かかる特賞生成手段１１６には、
遊技制御プログラムに従って、可変入賞装置６０のソレ
ノイド６２を駆動するためのソレノイド回路が含まれて
いる。
【００６８】前記比較演算手段１１５での比較の結果、
各表示部３１〜３３に停止した図柄と、球振分装置４０
で球が入った球受部４６の図柄とに共通する図柄があっ
た場合、共通する図柄である数字を総て合計した値の回
数だけ、特賞生成手段１１６は前記可変入賞装置６０の
可動板６１を繰り返し開閉させて特賞を発生させる。こ
こでの比較結果と特賞との相関関係について、詳しくは
後述する。
各表示部３１〜３３に停止した図柄と、球振分装置４０
で球が入った球受部４６の図柄とに共通する図柄があっ
た場合、共通する図柄である数字を総て合計した値の回
数だけ、特賞生成手段１１６は前記可変入賞装置６０の
可動板６１を繰り返し開閉させて特賞を発生させる。こ
こでの比較結果と特賞との相関関係について、詳しくは
後述する。
【００６９】付与価値生成手段１１７は、前記図柄変動
の結果が同一数字が３つ揃う大当たり表示となった場
合、すなわち抽選実行手段１１１の抽選結果が大当たり
の場合に、前記特賞とは別に付与価値を発生させる制御
を実行するものである。かかる付与価値生成手段１１７
にも、前記特賞生成手段１１６と同様に、遊技制御プロ
グラムに従って、可変入賞装置６０のソレノイド６２を
駆動するためのソレノイド回路が含まれている。
の結果が同一数字が３つ揃う大当たり表示となった場
合、すなわち抽選実行手段１１１の抽選結果が大当たり
の場合に、前記特賞とは別に付与価値を発生させる制御
を実行するものである。かかる付与価値生成手段１１７
にも、前記特賞生成手段１１６と同様に、遊技制御プロ
グラムに従って、可変入賞装置６０のソレノイド６２を
駆動するためのソレノイド回路が含まれている。
【００７０】詳しく言えば付与価値生成手段１１７は、
前記図柄変動の結果、前記各表示部３１〜３３に停止し
た図柄が総て同一に揃った場合に、同一に揃った図柄で
ある数字の回数だけ、前記可変入賞装置６０の可動板６
１を繰り返し開閉させて前記付与価値を発生させる。な
お、特賞と付与価値の発生条件が同時に成立した場合に
は、特賞に直ぐ続いて付与価値が発生するように制御さ
れる。
前記図柄変動の結果、前記各表示部３１〜３３に停止し
た図柄が総て同一に揃った場合に、同一に揃った図柄で
ある数字の回数だけ、前記可変入賞装置６０の可動板６
１を繰り返し開閉させて前記付与価値を発生させる。な
お、特賞と付与価値の発生条件が同時に成立した場合に
は、特賞に直ぐ続いて付与価値が発生するように制御さ
れる。
【００７１】前記遊技制御装置１００のＲＯＭ１２０に
は、可変入賞装置６０等を制御する遊技制御プログラム
データや、可変表示装置３０の表示内容に関する表示制
御プログラムデータ、それに各種役物への入賞を演出す
る表示ランプ１７の点灯パターン、スピーカーからの音
声の発生パターン等、固定データが格納されている。前
記ＲＡＭ１３０は、各種入賞口からの信号を含む遊技に
関する入賞データ等を一時的に記憶するものである。
は、可変入賞装置６０等を制御する遊技制御プログラム
データや、可変表示装置３０の表示内容に関する表示制
御プログラムデータ、それに各種役物への入賞を演出す
る表示ランプ１７の点灯パターン、スピーカーからの音
声の発生パターン等、固定データが格納されている。前
記ＲＡＭ１３０は、各種入賞口からの信号を含む遊技に
関する入賞データ等を一時的に記憶するものである。
【００７２】また、図１に示すように、遊技機１０内部
には賞球払出手段７０も設けられている。賞球払出手段
７０は、賞球払出計数機７１と、各入賞口毎に所定の賞
球数を設定する払出設定手段７２と、賞球数を計数する
演算手段７３を具備して成る。賞球払出手段７０も信号
線を介して、前記遊技制御装置１００のＣＰＵ１１０に
接続されている。
には賞球払出手段７０も設けられている。賞球払出手段
７０は、賞球払出計数機７１と、各入賞口毎に所定の賞
球数を設定する払出設定手段７２と、賞球数を計数する
演算手段７３を具備して成る。賞球払出手段７０も信号
線を介して、前記遊技制御装置１００のＣＰＵ１１０に
接続されている。
【００７３】図３は、本実施の形態に係る遊技機１０を
含む遊技管理装置のシステム構成図である。かかる遊技
管理装置は、ＬＯＮ（Ｌｏｃａｌ Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ
Ｎｅｔｗｏｒｋ：エシャロン社登録商標）技術を応用
した分散型ネットワークとして構築されている。
含む遊技管理装置のシステム構成図である。かかる遊技
管理装置は、ＬＯＮ（Ｌｏｃａｌ Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ
Ｎｅｔｗｏｒｋ：エシャロン社登録商標）技術を応用
した分散型ネットワークとして構築されている。
【００７４】遊技島内には、中継器としての台コントロ
ーラ１５０が複数設置され、各台コントローラ１５０
に、前記遊技機１０や遊技球貸出装置２等が接続されて
いる。台コントローラ１５０は、対応する遊技機１０等
の各種動作や信号の送受信を検知、監視、制御するもの
である。
ーラ１５０が複数設置され、各台コントローラ１５０
に、前記遊技機１０や遊技球貸出装置２等が接続されて
いる。台コントローラ１５０は、対応する遊技機１０等
の各種動作や信号の送受信を検知、監視、制御するもの
である。
【００７５】台コントローラ１５０には、遊技機１０の
出力部５４から各種情報が直接入力される。各台コント
ローラ１５０は、ＨＡＬＬ−ＢＵＳを介して、ゲートウ
ェイを兼ねた島コントローラ３に接続されている。島コ
ントローラ３は、対応する遊技島１内の設備機器である
遊技機１０等の各データを一時集積、記憶するものであ
る。
出力部５４から各種情報が直接入力される。各台コント
ローラ１５０は、ＨＡＬＬ−ＢＵＳを介して、ゲートウ
ェイを兼ねた島コントローラ３に接続されている。島コ
ントローラ３は、対応する遊技島１内の設備機器である
遊技機１０等の各データを一時集積、記憶するものであ
る。
【００７６】前記島コントローラ３はＬＡＮと接続さ
れ、該ＬＡＮに、ホール管理端末機２００や情報表示端
末機３００等がそれぞれ接続されている。これらの各種
装置には、ディスプレイ（ＣＲＴ）、プリンタ、モデ
ム、音声出力装置等が更に接続されている。
れ、該ＬＡＮに、ホール管理端末機２００や情報表示端
末機３００等がそれぞれ接続されている。これらの各種
装置には、ディスプレイ（ＣＲＴ）、プリンタ、モデ
ム、音声出力装置等が更に接続されている。
【００７７】次に第１実施の形態に係る遊技機１０の作
用を説明する。遊技者はハンドル１２を回転操作して、
遊技盤面１１上に球を打ち出して遊技を行う。先ず図１
０に示すフローチャートにおいて、球が通常の回収状態
にある始動入賞口２０にうまく入賞すると（Ｓ１１１で
Ｙ）、入賞検知スイッチ２３から始動入賞信号が遊技制
御装置１００に出力される。この信号を抽選実行手段１
１１が受けると、乱数を用いた抽選が実行される（Ｓ１
１２）。
用を説明する。遊技者はハンドル１２を回転操作して、
遊技盤面１１上に球を打ち出して遊技を行う。先ず図１
０に示すフローチャートにおいて、球が通常の回収状態
にある始動入賞口２０にうまく入賞すると（Ｓ１１１で
Ｙ）、入賞検知スイッチ２３から始動入賞信号が遊技制
御装置１００に出力される。この信号を抽選実行手段１
１１が受けると、乱数を用いた抽選が実行される（Ｓ１
１２）。
【００７８】前記乱数抽選が行われた場合、遊技制御装
置１００のＲＡＭ１３０に保存されている図柄乱数（保
留球と同義）が、保留球表示装置３５に表示し得る限度
数４個未満であるか否かが判別される（Ｓ１１３で
Ｙ）。ここで限度数４個未満であれば、最高４回まで前
記抽選結果である図柄乱数（図柄変動の実行権利）が新
たに保存される（Ｓ１１４）。このとき、図柄乱数の保
存個数、すなわち図柄変動の実行権利の保留回数は、保
留球表示装置３５の保留ランプ３６の点灯によって加算
表示される（Ｓ１１５）。
置１００のＲＡＭ１３０に保存されている図柄乱数（保
留球と同義）が、保留球表示装置３５に表示し得る限度
数４個未満であるか否かが判別される（Ｓ１１３で
Ｙ）。ここで限度数４個未満であれば、最高４回まで前
記抽選結果である図柄乱数（図柄変動の実行権利）が新
たに保存される（Ｓ１１４）。このとき、図柄乱数の保
存個数、すなわち図柄変動の実行権利の保留回数は、保
留球表示装置３５の保留ランプ３６の点灯によって加算
表示される（Ｓ１１５）。
【００７９】一方、図柄乱数が限度数４個まで保存され
ている状態で乱数抽選が行われても（Ｓ１１３でＮ）、
新たに図柄乱数が保存されることはなく、図柄変動の実
行権利は放棄される（Ｓ１１７）。その後、図柄変動の
実行権利が破棄された場合も含めて、前記始動入賞口２
０への入賞に基づく所定数の賞球が払い出される（Ｓ１
１６）。
ている状態で乱数抽選が行われても（Ｓ１１３でＮ）、
新たに図柄乱数が保存されることはなく、図柄変動の実
行権利は放棄される（Ｓ１１７）。その後、図柄変動の
実行権利が破棄された場合も含めて、前記始動入賞口２
０への入賞に基づく所定数の賞球が払い出される（Ｓ１
１６）。
【００８０】次に図１１に示すフローチャートにおい
て、図柄変動中ないし特賞（付与価値）発生中でなけれ
ば（Ｓ１２１でＹ）、前述した図柄変動の実行権利が保
留されているか否かが判別される（Ｓ１２２）。ここで
実行権利が保留されていた場合（Ｓ１２２でＹ）、該実
行権利に相当する図柄乱数がＲＡＭ１３０から１つ読み
込まれる（Ｓ１２３）。このとき、保留球表示装置３５
の保留ランプ３６が１つ消灯することで減算表示される
（Ｓ１２４）。
て、図柄変動中ないし特賞（付与価値）発生中でなけれ
ば（Ｓ１２１でＹ）、前述した図柄変動の実行権利が保
留されているか否かが判別される（Ｓ１２２）。ここで
実行権利が保留されていた場合（Ｓ１２２でＹ）、該実
行権利に相当する図柄乱数がＲＡＭ１３０から１つ読み
込まれる（Ｓ１２３）。このとき、保留球表示装置３５
の保留ランプ３６が１つ消灯することで減算表示される
（Ｓ１２４）。
【００８１】前記抽選結果である図柄乱数に応じて、図
柄変動実行手段１１３からの指令に基づき、可変表示装
置３０で図柄変動が開始される。図柄変動が開始される
と、図８に示すように、可変表示装置３０の各表示部３
１〜３３に表示される各種図柄がスクロールする。そし
て、所定時間スクロール表示された後、その表示結果と
してそれぞれ何れか１つの図柄が停止表示される。
柄変動実行手段１１３からの指令に基づき、可変表示装
置３０で図柄変動が開始される。図柄変動が開始される
と、図８に示すように、可変表示装置３０の各表示部３
１〜３３に表示される各種図柄がスクロールする。そし
て、所定時間スクロール表示された後、その表示結果と
してそれぞれ何れか１つの図柄が停止表示される。
【００８２】前記抽選実行手段１１１での抽選結果が大
当たりであった場合（Ｓ１２５でＹ）、可変表示装置３
０では、先ず２つの表示部３１，３２に同一の図柄が揃
うリーチ表示を経て、３つ目の表示部３３に停止した図
柄も同一種類に揃って、例えば図９に示すような大当た
り表示となる（Ｓ１２６）。その後、特賞判別処理が実
行され（Ｓ１２７）、続いて特賞とは別に付与価値が発
生する（Ｓ１２８）。
当たりであった場合（Ｓ１２５でＹ）、可変表示装置３
０では、先ず２つの表示部３１，３２に同一の図柄が揃
うリーチ表示を経て、３つ目の表示部３３に停止した図
柄も同一種類に揃って、例えば図９に示すような大当た
り表示となる（Ｓ１２６）。その後、特賞判別処理が実
行され（Ｓ１２７）、続いて特賞とは別に付与価値が発
生する（Ｓ１２８）。
【００８３】一方、前記抽選実行手段１１１での抽選結
果がハズレであった場合（Ｓ１２５でＮ）、可変表示装
置３０の各表示部３１〜３３には、結局３個の図柄が総
て同一種類には揃わないハズレ表示が確定する（Ｓ１３
０）。その後、特賞判別処理が実行されるが（Ｓ１２
７）、続いて付与価値が発生することはない。以上のよ
うな遊技過程は、遊技者が遊技を終了するまで繰り返さ
れる（Ｓ１２９）。
果がハズレであった場合（Ｓ１２５でＮ）、可変表示装
置３０の各表示部３１〜３３には、結局３個の図柄が総
て同一種類には揃わないハズレ表示が確定する（Ｓ１３
０）。その後、特賞判別処理が実行されるが（Ｓ１２
７）、続いて付与価値が発生することはない。以上のよ
うな遊技過程は、遊技者が遊技を終了するまで繰り返さ
れる（Ｓ１２９）。
【００８４】図１２は特賞判別処理の概略を示すフロー
チャートである。ここでの特賞判別処理は、前述した図
１１に示すフローチャートとも一部重複する。先ず球が
通常の回収状態にある始動入賞口２０にうまく入賞する
と（Ｓ２０１でＹ）、前述した如く可変表示装置３０で
図柄変動が開始される（Ｓ２０２）。この図柄変動の開
始と同時に、図５に示す如く始動入賞口２０の可動片２
１が閉じて、始動入賞口２０は球振分装置４０の内部に
球を導く入口状態に変位する（Ｓ２０３）。ここでの可
動片２１の閉動作は、役物変位実行手段１１４によって
制御される。
チャートである。ここでの特賞判別処理は、前述した図
１１に示すフローチャートとも一部重複する。先ず球が
通常の回収状態にある始動入賞口２０にうまく入賞する
と（Ｓ２０１でＹ）、前述した如く可変表示装置３０で
図柄変動が開始される（Ｓ２０２）。この図柄変動の開
始と同時に、図５に示す如く始動入賞口２０の可動片２
１が閉じて、始動入賞口２０は球振分装置４０の内部に
球を導く入口状態に変位する（Ｓ２０３）。ここでの可
動片２１の閉動作は、役物変位実行手段１１４によって
制御される。
【００８５】図柄変動中に、入口状態にある始動入賞口
２０に入賞した球は、真下にある球振分装置４０内に球
導入口４２から取り込まれる。ケース球体４１内に取り
込まれた球は、図６において、ルーレット型円盤４４ａ
や底板４７の上を転がった後、無作為に何れかの球受部
４６に取り込まれる。
２０に入賞した球は、真下にある球振分装置４０内に球
導入口４２から取り込まれる。ケース球体４１内に取り
込まれた球は、図６において、ルーレット型円盤４４ａ
や底板４７の上を転がった後、無作為に何れかの球受部
４６に取り込まれる。
【００８６】球が入った球受部４６は、入賞検知スイッ
チ４６ａにより特定されてルーレット発光体４９が点灯
するため、遊技者は容易にどの球受部４６に球が入った
かを視認することができる。また、各球受部４６毎にあ
る入賞検知スイッチ４６ａからの信号に基づき、球が入
った球受部４６の図柄が遊技制御装置１００によって識
別される。
チ４６ａにより特定されてルーレット発光体４９が点灯
するため、遊技者は容易にどの球受部４６に球が入った
かを視認することができる。また、各球受部４６毎にあ
る入賞検知スイッチ４６ａからの信号に基づき、球が入
った球受部４６の図柄が遊技制御装置１００によって識
別される。
【００８７】前記図柄変動が終了すると（Ｓ２０４）、
それと同時に始動入賞口２０の可動片２１が開いて、図
４に示す如く始動入賞口２０は元の回収状態に復帰する
（Ｓ２０５）。続いて比較演算手段１１５により、可変
表示装置３０の各表示部３１〜３３に停止した各種図柄
と、前記球振分装置４０で球が入った球受部４６の各種
図柄とが比較判別される（Ｓ２０６）。その結果、両者
に共通する図柄があった場合には（Ｓ２０７でＹ）、共
通する図柄の数と種類に応じて大きさの異なる特賞が発
生する（Ｓ２０８）。
それと同時に始動入賞口２０の可動片２１が開いて、図
４に示す如く始動入賞口２０は元の回収状態に復帰する
（Ｓ２０５）。続いて比較演算手段１１５により、可変
表示装置３０の各表示部３１〜３３に停止した各種図柄
と、前記球振分装置４０で球が入った球受部４６の各種
図柄とが比較判別される（Ｓ２０６）。その結果、両者
に共通する図柄があった場合には（Ｓ２０７でＹ）、共
通する図柄の数と種類に応じて大きさの異なる特賞が発
生する（Ｓ２０８）。
【００８８】具体的には例えば、図８（ｂ）に示すよう
に、可変表示装置３０の各表示部３１〜３３に「３，
７，８」が停止表示され、球振分装置４０において球が
入った球受部４６の図柄が「７」であった場合、前記可
変入賞装置６０が７回開閉する特賞が発生する（Ｓ２０
８）。
に、可変表示装置３０の各表示部３１〜３３に「３，
７，８」が停止表示され、球振分装置４０において球が
入った球受部４６の図柄が「７」であった場合、前記可
変入賞装置６０が７回開閉する特賞が発生する（Ｓ２０
８）。
【００８９】また、図８（ｃ）に示すように、可変表示
装置３０の各表示部３１〜３３に「３，７，８」が停止
表示され、球振分装置４０において球が入った球受部４
６の図柄が「３，７」であった場合、前記可変入賞装置
６０が、３＋７＝１０で１０回開閉する特賞が発生する
（Ｓ２０８）。
装置３０の各表示部３１〜３３に「３，７，８」が停止
表示され、球振分装置４０において球が入った球受部４
６の図柄が「３，７」であった場合、前記可変入賞装置
６０が、３＋７＝１０で１０回開閉する特賞が発生する
（Ｓ２０８）。
【００９０】さらにまた、図８（ｄ）に示すように、可
変表示装置３０の各表示部３１〜３３に「３，７，８」
が停止表示され、球振分装置４０において球が入った球
受部４６の図柄が「３，７，８」であった場合、前記可
変入賞装置６０が、３＋７＋８＝１８で１８回開閉する
特賞が発生する（Ｓ２０８）。
変表示装置３０の各表示部３１〜３３に「３，７，８」
が停止表示され、球振分装置４０において球が入った球
受部４６の図柄が「３，７，８」であった場合、前記可
変入賞装置６０が、３＋７＋８＝１８で１８回開閉する
特賞が発生する（Ｓ２０８）。
【００９１】前記比較演算手段１１５による比較判別
後、球振分装置４０内では、ソレノイド４８が駆動して
底板４７が下方へ移動し、球受部４６に入っている球は
球排出口４３から外部に排出される（Ｓ２０９）。
後、球振分装置４０内では、ソレノイド４８が駆動して
底板４７が下方へ移動し、球受部４６に入っている球は
球排出口４３から外部に排出される（Ｓ２０９）。
【００９２】以上のように特賞が発生するには、機械任
せとなる図柄変動の結果のみに依存することなく、遊技
者の技量により球振分装置４０へなるべく多くの球を入
賞させることが必要となる。そのため、遊技全体の興趣
が高まり、遊技者のスリルと興奮が増大されることにな
る。
せとなる図柄変動の結果のみに依存することなく、遊技
者の技量により球振分装置４０へなるべく多くの球を入
賞させることが必要となる。そのため、遊技全体の興趣
が高まり、遊技者のスリルと興奮が増大されることにな
る。
【００９３】前記特賞が発生すると、今度は図１３に示
すフローチャートにおいて、先ず可変入賞装置６０が開
放される（Ｓ３０１）。詳しくは、前記比較演算手段１
１５での判別結果に基づき、特賞生成手段１１６から可
変入賞装置６０へ特賞信号が出力される。すると、可変
入賞装置６０のソレノイド５２が駆動して、可動板５１
を所定時間（例えば２９秒）に亘って開く。
すフローチャートにおいて、先ず可変入賞装置６０が開
放される（Ｓ３０１）。詳しくは、前記比較演算手段１
１５での判別結果に基づき、特賞生成手段１１６から可
変入賞装置６０へ特賞信号が出力される。すると、可変
入賞装置６０のソレノイド５２が駆動して、可動板５１
を所定時間（例えば２９秒）に亘って開く。
【００９４】この可変入賞装置６０の開放中に、所定個
数、例えば１０個の入賞があったか否かが、入賞検出ス
イッチ５３からの入賞信号に基づき判別される（Ｓ３０
２）。ここで１０個の入賞があった場合（Ｓ３０２で
Ｙ）、特賞生成手段１１６からの信号に基づきソレノイ
ド５２が駆動し、可動板５１が所定時間（例えば２秒）
に亘って閉じられて、可変入賞装置６０は閉鎖される
（Ｓ３０４）。
数、例えば１０個の入賞があったか否かが、入賞検出ス
イッチ５３からの入賞信号に基づき判別される（Ｓ３０
２）。ここで１０個の入賞があった場合（Ｓ３０２で
Ｙ）、特賞生成手段１１６からの信号に基づきソレノイ
ド５２が駆動し、可動板５１が所定時間（例えば２秒）
に亘って閉じられて、可変入賞装置６０は閉鎖される
（Ｓ３０４）。
【００９５】また、１０個の入賞がなかった場合は（Ｓ
３０２でＮ）、２９秒のタイムアウトか否かの判別が行
われ（Ｓ３０３）、タイムアウトの場合は（Ｓ３０３で
Ｙ）、可変入賞装置６０が閉鎖される（Ｓ３０４）。ま
た、タイムアウトでない場合は（Ｓ３０３でＮ）、１０
個の入賞があったか否かの判別に戻る。
３０２でＮ）、２９秒のタイムアウトか否かの判別が行
われ（Ｓ３０３）、タイムアウトの場合は（Ｓ３０３で
Ｙ）、可変入賞装置６０が閉鎖される（Ｓ３０４）。ま
た、タイムアウトでない場合は（Ｓ３０３でＮ）、１０
個の入賞があったか否かの判別に戻る。
【００９６】可変入賞装置６０が２秒間閉鎖された後、
再び可変入賞装置６０は２９秒間に亘り開放されるが、
その前にラウンド数（可変入賞装置６０が開放してから
閉鎖するまでを１ラウンドとする。）が、予め定められ
た上限値に達しているか否かが判別される（Ｓ３０
５）。ここで上限値とは、前述した比較演算手段１１５
での判別結果に基づき決定された可変入賞装置６０の開
閉回数である。
再び可変入賞装置６０は２９秒間に亘り開放されるが、
その前にラウンド数（可変入賞装置６０が開放してから
閉鎖するまでを１ラウンドとする。）が、予め定められ
た上限値に達しているか否かが判別される（Ｓ３０
５）。ここで上限値とは、前述した比較演算手段１１５
での判別結果に基づき決定された可変入賞装置６０の開
閉回数である。
【００９７】前記ラウンド数が未だ上限値に達していな
ければ（Ｓ３０５でＹ）、特別入賞口５５へ入賞したか
否かが判断される（Ｓ３０６）。ここで特別入賞口５５
へ入賞していなければ（Ｓ３０６でＮ）、その時点で特
賞は終了する（Ｓ３０７）。一方、特別入賞口５５へ入
賞していれば（Ｓ３０６でＹ）、再び次ラウンドして可
変入賞装置６０が開放する（Ｓ３０１）。また、上限値
に達した場合も（Ｓ３０５でＮ）、特賞は終了する（Ｓ
３０７）。
ければ（Ｓ３０５でＹ）、特別入賞口５５へ入賞したか
否かが判断される（Ｓ３０６）。ここで特別入賞口５５
へ入賞していなければ（Ｓ３０６でＮ）、その時点で特
賞は終了する（Ｓ３０７）。一方、特別入賞口５５へ入
賞していれば（Ｓ３０６でＹ）、再び次ラウンドして可
変入賞装置６０が開放する（Ｓ３０１）。また、上限値
に達した場合も（Ｓ３０５でＮ）、特賞は終了する（Ｓ
３０７）。
【００９８】さらにまた、前記図柄変動の結果が大当た
り表示であった場合、すなわち前記各表示部３１〜３３
に停止した図柄が総て同一に揃った場合には、前記特賞
とは別に遊技者に有利な付与価値が発生する（図１１，
Ｓ１２８）。ここで付与価値は、各表示部３１〜３３で
同一に揃った図柄である数字の回数だけ、前記可変入賞
装置６０の可動板６１が繰り返し開閉することである。
り表示であった場合、すなわち前記各表示部３１〜３３
に停止した図柄が総て同一に揃った場合には、前記特賞
とは別に遊技者に有利な付与価値が発生する（図１１，
Ｓ１２８）。ここで付与価値は、各表示部３１〜３３で
同一に揃った図柄である数字の回数だけ、前記可変入賞
装置６０の可動板６１が繰り返し開閉することである。
【００９９】具体的には例えば、図９に示すように、各
表示部３１〜３３で数字「５」が揃った場合、付与価値
として５回だけ前記可変入賞装置６０の可動板６１が繰
り返し開閉することになる。かかる付与価値発生は付与
価値生成手段１１７によって制御される。
表示部３１〜３３で数字「５」が揃った場合、付与価値
として５回だけ前記可変入賞装置６０の可動板６１が繰
り返し開閉することになる。かかる付与価値発生は付与
価値生成手段１１７によって制御される。
【０１００】また、前記特賞と付与価値の発生条件が同
時に成立した場合には、特賞に直ぐ続いて付与価値が発
生するように制御される。図９に示す例では、付与価値
発生前に、特賞として同じく５回だけ前記可変入賞装置
６０の可動板６１が繰り返し開閉する。このように、特
賞の他にも付与価値が発生する機会を設けたことによ
り、入賞の機会も多くなり、遊技者のスリルと興奮をよ
り増大させることが可能となる。
時に成立した場合には、特賞に直ぐ続いて付与価値が発
生するように制御される。図９に示す例では、付与価値
発生前に、特賞として同じく５回だけ前記可変入賞装置
６０の可動板６１が繰り返し開閉する。このように、特
賞の他にも付与価値が発生する機会を設けたことによ
り、入賞の機会も多くなり、遊技者のスリルと興奮をよ
り増大させることが可能となる。
【０１０１】以上の第１実施の形態では、可変表示装置
３０が複数の表示部３１〜３３を有する場合について便
宜上説明したが、本発明に係る遊技機は、次述する第２
実施の形態に係る遊技機１０の如く、本来的には可変表
示装置３０が１つだけ表示部３１を有するように構成さ
れるものである。従って、前記第１実施の形態では、可
変表示装置３０の各表示部３１〜３３のうち、何れか１
つだけを遊技上有効なものと特定するように構成しても
よい。
３０が複数の表示部３１〜３３を有する場合について便
宜上説明したが、本発明に係る遊技機は、次述する第２
実施の形態に係る遊技機１０の如く、本来的には可変表
示装置３０が１つだけ表示部３１を有するように構成さ
れるものである。従って、前記第１実施の形態では、可
変表示装置３０の各表示部３１〜３３のうち、何れか１
つだけを遊技上有効なものと特定するように構成しても
よい。
【０１０２】第２実施の形態に係る遊技機１０として、
前記可変表示装置３０は１つだけ表示部３１を有するよ
うに構成してもよい。かかる場合、図柄変動の終了後、
表示部３１に停止した図柄と、前記球振分装置４０にお
いて球が入った球受部４６の各種図柄とが比較判別され
た結果、両者に共通する図柄があった場合には、かかる
図柄の種類に応じて大きさの異なる特賞が発生すること
になる。
前記可変表示装置３０は１つだけ表示部３１を有するよ
うに構成してもよい。かかる場合、図柄変動の終了後、
表示部３１に停止した図柄と、前記球振分装置４０にお
いて球が入った球受部４６の各種図柄とが比較判別され
た結果、両者に共通する図柄があった場合には、かかる
図柄の種類に応じて大きさの異なる特賞が発生すること
になる。
【０１０３】ここで両者に共通する図柄の数は、最大で
も１個だけとなる。具体的には例えば、可変表示装置３
０の表示部３１に「７」が停止表示され、球振分装置４
０において球が入った球受部４６の図柄が「７」であっ
た場合、前記可変入賞装置６０が７回開閉する特賞が発
生する。
も１個だけとなる。具体的には例えば、可変表示装置３
０の表示部３１に「７」が停止表示され、球振分装置４
０において球が入った球受部４６の図柄が「７」であっ
た場合、前記可変入賞装置６０が７回開閉する特賞が発
生する。
【０１０４】また、球振分装置４０の球受部４６の数は
１０個だけとは限らず、例えば３個だけにしたり、ある
いはもっと多数設けてもよい。また、前記可変表示装置
３０の表示部３１〜３３に停止した図柄と、前記球振分
装置４０で球が入った球受部４６の各種図柄との比較判
別時には、両者に共通する図柄のみが問題とされ、球振
分装置４０で、他の共通しない図柄の球受部４６に球が
入っているか否かは判断対象とはならない。
１０個だけとは限らず、例えば３個だけにしたり、ある
いはもっと多数設けてもよい。また、前記可変表示装置
３０の表示部３１〜３３に停止した図柄と、前記球振分
装置４０で球が入った球受部４６の各種図柄との比較判
別時には、両者に共通する図柄のみが問題とされ、球振
分装置４０で、他の共通しない図柄の球受部４６に球が
入っているか否かは判断対象とはならない。
【０１０５】また、前述した実施の形態では、本発明に
係る遊技機をパチンコ機に適用した場合について説明し
たが、遊技機はパチンコ機に限られず、同様に機能する
他の遊技機にも適用可能である。例えば、アレンジボー
ル機等のように、遊技媒体として球を用いる各種のゲー
ム機に適用することができる。また、可変表示装置３０
はスロットマシンに適用することができる。
係る遊技機をパチンコ機に適用した場合について説明し
たが、遊技機はパチンコ機に限られず、同様に機能する
他の遊技機にも適用可能である。例えば、アレンジボー
ル機等のように、遊技媒体として球を用いる各種のゲー
ム機に適用することができる。また、可変表示装置３０
はスロットマシンに適用することができる。
【０１０６】また、前記始動入賞口２０に球が入賞する
ことを、図柄変動が実行されるための始動条件として設
定したが、他の補助的な変動表示遊技を行う表示器や、
開閉動作遊技を行う入賞装置等においてある条件を満た
すことを、前記始動条件に設定してもよい。
ことを、図柄変動が実行されるための始動条件として設
定したが、他の補助的な変動表示遊技を行う表示器や、
開閉動作遊技を行う入賞装置等においてある条件を満た
すことを、前記始動条件に設定してもよい。
【０１０７】また、可変入賞装置６０の内部に特別入賞
口６５を設けて、前記特賞や付与価値の各ラウンド毎
に、前記特別入賞口６５への入賞を、次ラウンドを移行
するための継続条件と設定したが、かかる特別入賞口を
省いて構成してもかまわない。さらにまた、付与価値発
生を省いて構成するようにしてもよい。
口６５を設けて、前記特賞や付与価値の各ラウンド毎
に、前記特別入賞口６５への入賞を、次ラウンドを移行
するための継続条件と設定したが、かかる特別入賞口を
省いて構成してもかまわない。さらにまた、付与価値発
生を省いて構成するようにしてもよい。
【０１０８】
【発明の効果】本発明に係る遊技機によれば、従来の異
なる機種間における遊技方法を融合させることにより、
遊技全体における興趣を高めることができ、特に特賞発
生に関してソフトウェア的制御のみに依存することな
く、遊技者の技量によってチャンスを掴むことが可能と
なり、遊技におけるスリルと興奮を増大させることがで
きる。
なる機種間における遊技方法を融合させることにより、
遊技全体における興趣を高めることができ、特に特賞発
生に関してソフトウェア的制御のみに依存することな
く、遊技者の技量によってチャンスを掴むことが可能と
なり、遊技におけるスリルと興奮を増大させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る遊技機を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図２】本発明の実施の形態に係る遊技機を示す正面図
である。
である。
【図３】本発明の実施の形態に係る遊技機を含む遊技管
理装置のシステム構成図である。
理装置のシステム構成図である。
【図４】本発明の実施の形態に係る遊技機の始動入賞口
が回収状態に保持された状態を示す側面図である。
が回収状態に保持された状態を示す側面図である。
【図５】本発明の実施の形態に係る遊技機の始動入賞口
が入口状態に保持された状態を示す側面図である。
が入口状態に保持された状態を示す側面図である。
【図６】本発明の実施の形態に係る遊技機を構成する球
振分装置を示す斜視図である。
振分装置を示す斜視図である。
【図７】本発明の実施の形態に係る遊技機を構成する球
振分装置を示す斜視図である。
振分装置を示す斜視図である。
【図８】本発明の実施の形態に係る遊技機を構成する可
変表示装置の表示内容と、球振分装置への球の入賞態様
を説明するフローチャートである。
変表示装置の表示内容と、球振分装置への球の入賞態様
を説明するフローチャートである。
【図９】本発明の実施の形態に係る遊技機を構成する可
変表示装置の表示内容と、球振分装置への球の入賞態様
を説明するフローチャートである。
変表示装置の表示内容と、球振分装置への球の入賞態様
を説明するフローチャートである。
【図１０】本発明の実施の形態に係る遊技機における遊
技過程で、始動入賞口に球が入った場合の処理を示すフ
ローチャートである。
技過程で、始動入賞口に球が入った場合の処理を示すフ
ローチャートである。
【図１１】本発明の実施の形態に係る遊技機における図
柄変動を概略的に説明するフローチャートである。
柄変動を概略的に説明するフローチャートである。
【図１２】本発明の実施の形態に係る遊技機における特
賞判別処理を説明するフローチャートである。
賞判別処理を説明するフローチャートである。
【図１３】本発明の実施の形態に係る遊技機における特
賞発生処理を説明するフローチャートである。
賞発生処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】 １０…遊技機 １１…遊技盤面 １１ａ…発射レール １２…ハンドル １３…上皿 １４…下皿 １５…アウト口 １７…表示ランプ ２０…始動入賞口 ２１…可動片 ２２…ソレノイド ２３…入賞検知スイッチ ２４…入賞計数機 ３０…可変表示装置 ３１，３２，３３…表示部 ３５…保留球表示装置 ４０…球振分装置 ４１…ケース球体 ４２…球導入口 ４３…球排出口 ４４ａ…ルーレット型円盤 ４４ｂ…ルーレット型円盤 ４５…仕切板 ４６…球受部 ４６ａ…入賞検知スイッチ ４６ｂ…入賞球計数機 ４７…底板 ４８…ソレノイド ４８ａ…プランジャ ４９…ルーレット発光体 ６０…可変入賞口 ６１…可動板 ６２…ソレノイド ６３…入賞検出スイッチ ６４…入賞計数機 ７０…賞球払出手段 ７１…賞球払出計数機 ７２…払出設定手段 ７３…演算手段 １００…遊技制御装置 １１０…ＣＰＵ １１１…抽選実行手段 １１２…権利保留手段 １１３…図柄変動実行手段 １１４…役物変位実行手段 １１５…比較演算手段 １１６…特賞生成手段 １１６…特賞生成手段 １１７…付与価値生成手段 １２０…ＲＯＭ １３０…ＲＡＭ １４０…出力部
Claims (13)
- 【請求項１】遊技盤面上に球を打ち出す遊技で所定の条
件が成立すると、遊技者に有利な特賞が発生する遊技機
において、 前記遊技盤面上に目視可能に設けられた可変表示装置
と、前記遊技盤面上に球が入賞可能に設けられた球振分
装置と、遊技状態を制御する遊技制御装置とを有し、 前記可変表示装置は、各種図柄を表示する表示部から成
り、 前記球振分装置は、その内部に入賞した球を、それぞれ
受け入れ可能な複数の球受部を有し、各球受部には予め
各種図柄がそれぞれ付与され、 前記遊技制御装置は、遊技中に所定の始動条件が成立し
た場合に、前記可変表示装置の表示部で、各種図柄が変
化した後に何れかの一つの図柄が停止する図柄変動を実
行し、 かつ前記図柄変動の終了後、前記表示部に停止した図柄
と、前記球振分装置において球が入った球受部の各種図
柄とを比較し、その結果両者に共通する図柄があった場
合に、その図柄の種類に応じて大きさの異なる前記特賞
を発生させることを特徴とする遊技機。 - 【請求項２】遊技盤面上に球を打ち出す遊技で所定の条
件が成立すると、遊技者に有利な特賞が発生する遊技機
において、 前記遊技盤面上に目視可能に設けられた可変表示装置
と、前記遊技盤面上に球が入賞可能に設けられた球振分
装置と、遊技状態を制御する遊技制御装置とを有し、 前記可変表示装置は、各種図柄をそれぞれ表示する複数
の表示部を有して成り、 前記球振分装置は、その内部に入賞した球を、それぞれ
受け入れ可能な複数の球受部を有し、各球受部には予め
各種図柄がそれぞれ付与され、 前記遊技制御装置は、遊技中に所定の始動条件が成立し
た場合に、前記可変表示装置の各表示部で、それぞれ各
種図柄が変化した後に何れかの一つの図柄が停止する図
柄変動を実行し、 かつ前記図柄変動の終了後、前記各表示部に停止した図
柄と、前記球振分装置において球が入った球受部の各種
図柄とを比較し、その結果両者に共通する図柄があった
場合に、共通する図柄の数と種類に応じて大きさの異な
る前記特賞を発生させることを特徴とする遊技機。 - 【請求項３】遊技盤面上に球を打ち出す遊技で所定の条
件が成立すると、遊技者に有利な特賞が発生する遊技機
において、 前記遊技盤面上に目視可能に設けられた可変表示装置
と、前記遊技盤面上に球が入賞可能に設けられた球振分
装置と、遊技状態を制御する遊技制御装置とを有し、 前記可変表示装置は、各種図柄をそれぞれ表示する複数
の表示部を有して成り、 前記球振分装置は、その内部に入賞した球を、それぞれ
受け入れ可能な複数の球受部を有し、各球受部には予め
各種図柄がそれぞれ付与され、 前記遊技制御装置は、遊技中に所定の始動条件が成立し
た場合に、前記可変表示装置の各表示部で、それぞれ各
種図柄が変化した後に何れかの一つの図柄が停止する図
柄変動を実行し、 かつ前記図柄変動の終了後、前記各表示部に停止した図
柄と、前記球振分装置において球が入った球受部の各種
図柄とを比較し、その結果両者に共通する図柄があった
場合に、共通する図柄の数と種類に応じて大きさの異な
る前記特賞を発生させ、 かつ前記図柄変動の結果、前記各表示部に停止した図柄
が総て同一に揃った場合に、前記特賞とは別に遊技者に
有利な付与価値を発生させることを特徴とする遊技機。 - 【請求項４】前記図柄は数字であり、 前記遊技盤面上に可変入賞装置を設け、該可変入賞装置
は、その入賞口を開閉可能な可動板を有して成り、該可
動板は通常は閉状態に維持され、 前記図柄変動の終了後、前記表示部に停止した図柄と、
前記球振分装置において球が入った球受部の各種図柄と
が比較された結果、両者に共通する図柄があった場合
に、共通する図柄である数字の回数だけ前記可動板を繰
り返し開閉させて、前記特賞とすることを特徴とする請
求項１記載の遊技機。 - 【請求項５】前記図柄は数字であり、 前記遊技盤面上に可変入賞装置を設け、該可変入賞装置
は、その入賞口を開閉可能な可動板を有して成り、該可
動板は通常は閉状態に維持され、 前記図柄変動の終了後、前記各表示部に停止した図柄
と、前記球振分装置において球が入った球受部の各種図
柄とが比較された結果、両者に共通する図柄があった場
合に、共通する図柄である数字を総て合計した値の回数
だけ前記可動板を繰り返し開閉させて、前記特賞とする
ことを特徴とする請求項２記載の遊技機。 - 【請求項６】前記図柄は数字であり、 前記遊技盤面上に可変入賞装置を設け、該可変入賞装置
は、その入賞口を開閉可能な可動板を有して成り、該可
動板は通常は閉状態に維持され、 前記図柄変動の終了後、前記各表示部に停止した図柄
と、前記球振分装置において球が入った球受部の各種図
柄とが比較された結果、両者に共通する図柄があった場
合に、共通する図柄である数字を総て合計した値の回数
だけ前記可動板を繰り返し開閉させて前記特賞とし、 かつ前記図柄変動の結果、前記各表示部に停止した図柄
が総て同一に揃った場合に、前記特賞とは別に、所定回
数だけ前記可動板を繰り返し開閉させて前記付与価値と
することを特徴とする請求項３記載の遊技機。 - 【請求項７】前記図柄変動の結果、前記各表示部に停止
した図柄が総て同一に揃った場合に、同一に揃った図柄
である数字の回数だけ前記可動板を繰り返し開閉させて
前記付与価値とすることを特徴とする請求項６記載の遊
技機。 - 【請求項８】前記可変表示装置に特別入賞口を設け、前
記可動板が開いている間に前記特別入賞口に球が入賞す
ることを、前記可動板が繰り返し開閉するための継続条
件としたことを特徴とする請求項４，５，６または７記
載の遊技機。 - 【請求項９】前記遊技盤面上に始動入賞口を設け、該始
動入賞口に球が入賞することを、前記始動条件としたこ
とを特徴とする請求項１，２，３，４，５，６，７また
は８記載の遊技機。 - 【請求項１０】前記始動入賞口は、入賞した球をそのま
ま回収する通常の回収状態と、入賞した球を前記球振分
装置の内部へ導く入口状態とに変位可能に設けられ、 前記始動入賞口が回収状態にある時に球が入賞すること
を、前記始動条件とし、 前記図柄変動の開始時に、前記始動入賞口は前記回収状
態から一時的に入口状態に変位し、前記図柄変動の終了
時に、前記始動入賞口は前記入口状態から通常の回収状
態に復帰し、 前記球振分装置は、前記始動入賞口が入口状態にある時
に入賞した球を、その内部に受け入れるように設けられ
たことを特徴とする請求項９記載の遊技機。 - 【請求項１１】前記球振分装置の複数の球受部を、ルー
レット型円盤の円周方向に配置させて、前記球振分装置
をルーレットに見立てて構成したことを特徴とする請求
項１，２，３，４，５，６，７，８，９または１０記載
の遊技機。 - 【請求項１２】前記球振分装置は、球が入った球受部を
視覚的に特定すべく報知する表示手段と、球が入った球
受部の図柄を識別する図柄判別手段とを有することを特
徴とする請求項１，２，３，４，５，６，７，８，９，
１０または１１記載の遊技機。 - 【請求項１３】前記球振分装置は、前記球受部に入って
いる球を球振分装置外部に排出可能に構成されたことを
特徴とする請求項１，２，３，４，５，６，７，８，
９，１０，１１または１２記載の遊技機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11088586A JP2000279590A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11088586A JP2000279590A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 遊技機 |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000038905A Division JP2000279586A (ja) | 2000-01-01 | 2000-02-17 | 遊技機 |
| JP2000038906A Division JP2000279587A (ja) | 2000-01-01 | 2000-02-17 | 遊技機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000279590A true JP2000279590A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13946953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11088586A Pending JP2000279590A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 遊技機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000279590A (ja) |
-
1999
- 1999-03-30 JP JP11088586A patent/JP2000279590A/ja active Pending
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |