JP2000278731A - 通信端末 - Google Patents

通信端末

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JP2000278731A
JP2000278731A JP8077199A JP8077199A JP2000278731A JP 2000278731 A JP2000278731 A JP 2000278731A JP 8077199 A JP8077199 A JP 8077199A JP 8077199 A JP8077199 A JP 8077199A JP 2000278731 A JP2000278731 A JP 2000278731A
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JP8077199A
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Masatoshi Aizawa
雅利 相澤
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不必要に電力を消費させることなく、かつ、
伝送されてきた情報に応じて、端末に情報を設定したり
端末の設定を変更した場合に、これを確実に使用者に通
知することができる通信端末を提供する。 【解決手段】 自己宛の設定変更メッセージを受信した
場合には、制御部4は、EEPROM5の端末設定情報
の設定あるいは変更を行うとともに、設定変更メッセー
ジのユーザ通知テキスト(通知情報)をRAM6に格納
する。そして、コントロール4は、RAM6に通知情報
を格納したことを通知するマークをLCD12の表示画
面に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線または有線
で伝送されてくる伝送情報を受信する通信端末に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ページャーを用いることによって、個人
間でやり取りされるパーソナルメッセージだけでなく、
例えば、ニュース、天気予報、株価などの経済情報、レ
ストラン情報などのいわゆるインフォメーションメッセ
ージを受信し、ページャーの表示画面に表示するなどし
て利用することができるようになってきている。
【0003】ページャーを通じて、前述のようなインフ
ォメーションメッセージの配信を受けるためには、イン
フォメーションメッセージ用のアドレス情報(以下、イ
ンフォメーション用アドレス情報という。)などを予め
ページャーに設定しておく必要がある。つまり、インフ
ォメーションメッセージは、配信を希望した使用者のペ
ージャーでのみ利用できればよいので、インフォメーシ
ョンメッセージの配信を希望した使用者のページャーに
インフォメーション用アドレス情報を設定しておくこと
が必要になるのである。
【0004】そして、前述のようなインフォメーション
メッセージの配信を受けるために必要となるインフォメ
ーション用アドレス情報などは、通信によりインフォメ
ーションメッセージの配信を要求した使用者のページャ
ーに提供するようにされる。例えば、ニュースの提供業
者に対し、電話や郵便などにより、ニュースの配信を受
けたい旨の申し込みをすると、ニュースの提供業者は、
インフォメーション用アドレス情報などをページャーに
設定したり変更したりするための情報を設定変更メッセ
ージ(システムメッセージ)として、申し込みを行った
使用者のページャーに宛てて伝送する。
【0005】申し込みを行った使用者のページャーは、
自分宛の設定変更メッセージを受信して取り込み、取り
込んだ設定変更メッセージに基づいて、自動的に自己の
メモリに記憶保持するアドレス情報などの端末設定情報
の設定や変更を行うことによって、インフォメーション
用アドレス情報が付加されて伝送されてくるインフォメ
ーションメッセージを受信し、ページャーを通じて利用
することができるようにされる。
【0006】このように、ページャーの使用者は、ニュ
ースなどのインフォメーションメッセージの配信を受け
るために、ページャーに対し、インフォメーション用ア
ドレス情報を設定するなどの面倒な操作を行うことな
く、また、インフォメーションメッセージの提供業者側
に自分のページャーを持ち込んで、インフォメーション
用アドレス情報などを設定してもらうなどの手間をかけ
ることもないようにされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ページャー
においては、自分宛の設定変更メッセージを受信する
と、強制的にページャーにLCD(液晶ディスプレイ)
を立ち上げて、自己のメモリの端末設定情報の設定ある
いは変更を行った旨の表示などをページャーのLCDに
表示するとともに、強制的に予め決められたアラーム音
を放音するようにし、自己宛の設定変更メッセージをペ
ージャーが受信し、自己の端末設定情報を設定したり変
更したことを確実に使用者に通知するようにしている。
【0008】このようにするのは、ページャーの使用者
が、自分のページャーの設定の状態を知らないと、イン
フォメーションメッセージが受けられるのか、受けられ
ないのかも分からず、ページャーの設定が変えられて新
たなサービスの提供を受けられるようなったのに、新た
なサービスを利用しなかったり、あるいは、新たなサー
ビスの提供がまだ受けられるようにページャーの設定が
変えられていないのに、新たなサービスの提供を受けよ
うとし、ページャーの故障と間違えるなどの不都合が生
じるためである。
【0009】しかしながら、最近では、新たなサービス
の提供を受けるための設定変更メッセージの送信は、ネ
ットワークのトラフィックの観点から深夜に行いたいと
するサービスの提供業者側からの要求が高くなってきて
いる。つまり、ネットワークが混雑していない深夜に設
定変更メッセージを送信するようにすれば、より確実に
設定変更メッセージを相手先のページャーに送信するこ
とができるためである。
【0010】このように、設定変更メッセージを深夜に
送信するようにした場合には、ページャーの使用者が就
寝中であり、使用者がページャーを身に付けていなかっ
たり、近くにおいていない場合も多いと考えられるの
で、端末設定情報の設定あるいは変更をした旨の表示な
どに気付かずに、ページャーの電池を不必要に消耗させ
てしまう可能性が大きくなってしまう。また、前述した
ように、自己宛の設定変更メッセージを受信した場合に
は、強制的に予め決められたアラーム音が放音されるこ
とにより、使用者の睡眠が妨げられてしまう可能性があ
る。
【0011】以上のことにかんがみ、この発明は、上記
問題点を一掃するとともに、伝送されてきた情報に応じ
て、端末に情報を設定したり端末の設定を変更した場合
には、これを確実に使用者に通知することができるよう
にした通信端末を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の通信端末は、自己宛の用件
メッセージを受信したときに、前記用件メッセージを用
件メモリに格納し、前記用件メッセージの格納を使用者
に報知する用件受信手段と、自己宛の端末設定情報の設
定変更メッセージを受信したときに、前記設定変更メッ
セージに基づいて、前記端末設定情報の設定あるいは変
更を行う情報設定変更手段と、前記情報設定変更手段に
より前記端末設定情報の設定あるいは変更が行われたこ
とを通知する通知メッセージを前記用件メモリに格納
し、前記通知メッセージの格納を使用者に報知する通知
情報格納手段とを備えることを特徴とする。
【0013】この請求項1に記載の発明の通信端末によ
れば、自己宛の設定変更メッセージを受信した場合に
は、情報設定変更手段により、端末設定情報の設定、変
更が行われるとともに、通知情報格納手段により、端末
変更情報の設定、変更が行われたことを通知する通知情
報が、用件メッセージと同じように用件メモリに格納さ
れ、通知情報を格納したことが報知するようにされる。
【0014】これにより、用件メモリには、通知情報も
格納されるので、通知情報を用件メモリから読み出して
後で確認するようにすることができる。また、用件メモ
リに用件メッセージ、通知情報が格納されたときには、
格納されたことが使用者に報知するようにされるので、
使用者は自分宛の情報が用件メモリに格納されているこ
とを確実に知ることができる。そして、用件メッセージ
であっても通知情報であっても、用件メモリに格納され
た情報を確実に確認するようにすることができるように
される。
【0015】また、請求項2に記載の発明の通信端末
は、請求項1に記載の通信端末であって、前記用件メッ
セージを受信したことを、ベル鳴動やバイブレーション
などの直接的報知手段を働かせることによって報知する
か否かをユーザ入力に基づいて設定する報知設定手段
と、前記設定変更メッセージを受信したときに、前記報
知設定手段による設定に応じて、前記直接的報知手段を
働かせるか否かを制御する手段とを備えることを特徴と
する。
【0016】この請求項2に記載の発明の通信端末によ
れば、用件メッセージを受信したことを直接的報知手段
により報知するか否かは、報知設定手段により設定する
ことができるようにされる。そして、設定変更メッセー
ジを受信したことを報知するために、直接的報知手段を
働かせるか否かについても、報知設定手段の設定に応じ
て制御される。
【0017】用件メッセージは、目的とする通信端末に
のみ送信するようにされる通信端末の使用者毎の情報で
あり、通信端末の使用者にとっては重要度の高い情報で
ある。このため、用件メッセージがあることを直接報知
手段により報知しないようにしている場合には、自己宛
の設定変更メッセージがあることも報知しないようにし
たい場合であると考えられる。
【0018】そこで、自己宛の設定変更メッセージを受
信した場合にも、直接的報知手段は、報知設定手段の設
定にしたがって、情報設定変更手段により、自己宛の設
定変更メッセージがあることを報知するか否かが制御さ
れる。
【0019】これにより、自己宛の用件メッセージを受
信した場合と、自己宛の設定変更メッセージを受信した
場合の両方において、報知設定手段による設定を共用
し、通信端末の使用者が報知必要と設定した場合にの
み、自己宛の用件メッセージまたは設定変更メッセージ
があることを直接的報知手段を通じて報知することがで
きるようにされる。
【0020】また、請求項4に記載の発明の通信端末
は、自己宛の用件メッセージを受信したことを、ベル鳴
動やバイブレーションなどの直接的報知手段を働かせる
ことによって報知するか否かをユーザ入力に基づいて設
定する報知設定手段と、自己宛の前記用件メッセージを
受信したときに、前記報知設定手段による設定に応じ
て、前記直接的報知手段を制御するようにするととも
に、自己宛の前記用件メッセージを用件メモリに格納す
るようにする用件受信手段と、自己宛の端末設定情報の
設定変更メッセージを受信したときに、前記報知設定手
段による設定に応じて、前記直接的報知手段を制御する
ようにするとともに、受信した前記設定変更メッセージ
に基づいて、前記端末設定情報の設定あるいは変更を行
う情報設定変更手段とを備えることを特徴とする。
【0021】この請求項4に記載の発明の通信端末によ
れば、自己宛の用件メッセージを受信した場合に、これ
をベル鳴動やバイブレーションなどの直接的報知手段に
より報知するか否かは、報知設定手段を通じて使用者に
より設定することができるようにされる。そして、自己
宛の用件メッセージを受信した場合、直接的報知手段
は、報知設定手段の設定にしたがって、用件受信手段に
より、自己宛の用件メッセージを受信したことを報知す
るか否かが制御するようにされる。
【0022】前述のように、用件メッセージは、通信端
末の使用者にとっては重要度の高い情報である。このた
め、用件メッセージがあることを直接報知手段により報
知しないようにしている場合には、自己宛の設定変更メ
ッセージがあることも報知しないようにしたい場合であ
ると考えられる。
【0023】そこで、自己宛の設定変更メッセージを受
信した場合にも、直接的報知手段は、報知設定手段の設
定にしたがって、情報設定変更手段により、自己宛の設
定変更メッセージがあることを報知するか否かが制御さ
れる。
【0024】これにより、用件受信手段と、情報設定変
更手段とで、報知設定手段による設定を共用し、自己宛
の用件メッセージを受信した場合と、自己宛の設定変更
メッセージを受信した場合の両方において、通信端末の
使用者が報知必要と設定した場合にのみ、自己宛の用件
メッセージまたは設定変更メッセージがあることを通知
するようにすることができるようにされる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明による通信端末の
一実施の形態について図を参照しながら説明する。な
お、以下に説明する実施の形態においては、この発明に
よる通信端末をページャーに適用した場合を例にして説
明する。
【0026】図1は、この実施の形態のページャーのブ
ロック図を示すものである。図1に示すように、この実
施形態のページャーは、アンテナ1と、受信部2と、復
調部3と、制御部4と、EEPROM5と、RAM6
と、時計回路7と、エスケイプキー8と、ジョグダイヤ
ル9と、ジョグダイヤル制御部10と、LCDドライバ
11と、LCD12と、アラーム音出力部13と、スピ
ーカ14とを備えて構成されている。
【0027】アンテナ1は、ページャー基地局からのデ
ータを無線で受信するためのものである。受信部2は、
アンテナ1で受信されたデータを、増幅などを行ない、
復調部3に供給する。復調部3は、受信部2で受信され
た受信データの復調を行なうとともに、受信部2の制御
を行なう。そして、復調部3は、復調したデータを制御
部4に送る。
【0028】EEPROM5は、ページャーの各機器固
有のアドレス情報や、ニュース、経済情報、レストラン
情報などの各種のインフォメーションメッセージの提供
を受ける場合に必要となる各サービスごとに固有のアド
レス情報などを格納する。また、RAM6は、受信メッ
セージなどを格納するメモリである。時計回路7は、現
在時刻を提供する。受信メッセージなどの受信時刻など
もこの時計回路7から得ることができるようにされてい
る。
【0029】ジョクダイヤル9は、アップダウンキーと
しての役割と、決定キーとしての役割などの複数の役割
を有するキー操作部を構成する。この例の場合、ジョグ
ダイヤル9は、図2のページャーの外観図に示すよう
に、回動が可能である円形のダイヤルつまみにより構成
される。
【0030】そして、このダイヤルつまみの回動によ
り、ジョグダイヤル11は、アップダウンキーとしての
役割を果たす。また、ジョグダイヤル11は、半径方向
に押下されることにより、ノンロック式の押ボタンとし
ての機能も有する。この押ボタンの機能は、決定キーと
しての役割を果たすものである。
【0031】なお、図2に示すように、ジョグダイヤル
9の一部にはエスケイプキー8が設けられている。この
エスケイプキー8を押すことにより、ジョグダイヤル9
を押ボタンとして半径方向に押した時の逆の作用をす
る。つまり、決定前の、画面に戻すような役割をする入
力ボタンキーをエスケイプキー8は構成する。
【0032】ジョグダイヤル9の操作入力は、ジョグダ
イヤル制御部10で検出され、その操作入力が、ダイヤ
ルつまみの回転、ダイヤルつまみの押下のどれであるか
を示す情報が、ジョグダイヤルデコーダ10から制御部
4に送られる。
【0033】LCDドライバ11は、制御部4の制御を
受け、制御部4からの表示情報をLCD12に表示する
ための処理部である。アラーム音出力部13は、スピー
カ14を制御し、メッセージなどの受信データをページ
ャー基地局から受信した場合などにおいて、それを知ら
せるためのアラーム(ブザー)を鳴動させるようにする
部分である。
【0034】そして、制御部4は、復調部3からの受信
データの解析を行なったり、ジョグダイヤル制御部10
からの操作入力の情報を受け、その解析を行ない、それ
に応じた処理をする。また、制御部4は、RAM6に、
必要な情報の格納処理を行なったり、EEPROM5の
情報の設定あるいは変更を行ったり、LCD12の表示
画面12D(図2参照)に、所定の表示画像を表示する
ための情報をLCDドライバ11に送るようにしたりす
る。すなわち、制御部4は、このページャーの全体を制
御するためのもので、この制御部4は、マイクロコンピ
ュータにより実現されている。
【0035】この実施形態のページャーは、受信メッセ
ージを格納するメッセージフォルダとしてパーソナルメ
ッセージ用とインフォメーションメッセージ用の2つを
持つようにされている。これらの情報は、前述もしたよ
うに、RAM6に格納される。パーソナルメッセージ
は、個人間でやり取りするメッセージである。また、イ
ンフォメーションメッセージは、ニュースや天気予報の
情報など、情報の提供業者側からページャーの基地局を
通じて送られる情報である。
【0036】そして、前述もしたように、例えば、ニュ
ースや天気予報などのインフォメーションメッセージの
提供を受ける場合には、インフォメーションメッセージ
を受信するためのインフォメーション用アドレス情報な
どをページャーに設定しておかなければならない。
【0037】この実施の形態のページャーは、インフォ
メーション用アドレス情報など、新たにページャーに設
定したり、あるいは、ページャーの設定を変更するため
の情報を設定変更メッセージとして、無線により提供を
受け、これを受信し、受信した設定変更メッセージに基
づいて、自己のメモリ、この実施の形態の場合には、E
EPROM5に記憶保持されるアドレス情報などの端末
設定情報を設定したり変更したりすることができるよう
にされたものである。
【0038】図3は、無線により伝送されてくるパーソ
ナルメッセージやインフォメーションメッセージなどの
ページャーの使用者によって利用されるいわゆるノーマ
ルメッセージ(用件メッセージ)のフォーマット(図3
A)と、ページャーの端末設定情報を設定したり変更し
たりするために伝送されてくる設定変更メッセージ(シ
ステムメッセージ)のフォーマット(図3B)を説明す
るための図である。
【0039】図3Aに示すように、ノーマルメッセージ
は、ページャーに割り当てられたアドレス情報のフィー
ルド101、メッセージ種別のフィールド102、メッ
セージ本文であるメッセージテキストのフィールド10
3からなっている。フィールド101のアドレス情報
は、ページャー毎に割り当てられたアドレス情報であ
る。
【0040】そして、ページャーの使用者間でやり取り
されるパーソナルメッセージの場合には、目的とするペ
ージャーに固有のアドレス情報が、フィールド101よ
り伝送するようにされ、インフォメーションメッセージ
の場合には、そのインフォメーションメッセージの提供
を受けるように希望した使用者に対して割り当てられた
共通のインフォメーション用アドレス情報がフィールド
101により伝送するようにされる。
【0041】これにより、フィールド101のアドレス
情報と同じアドレス情報を有するページャーが自分宛の
パーソナルメッセージやインフォメーションメッセージ
を受信して取り込み利用することができるようにされ。
【0042】また、図3Bに示すように、設定変更メッ
セージは、アドレス情報のフィールド101、メッセー
ジ種別のフィールド102、設定変更コマンドのフィー
ルド110、端末設定変更データのフィールド111、
ユーザ通知テキストのフィールド112からなってい
る。アドレス情報のフィールド101、メッセージ種別
のフィールド102は、図3Aに示したノーマルメッセ
ージのフォーマットと同様のものである。
【0043】そして、フィールド102のメッセージ種
別により、そのメッセージが、ページャーの使用者によ
って利用されるノーマルメッセージか、ページャーの端
末設定情報の設定や変更に用いられる設定変更メッセー
ジかをページャーが判別することができるようにされ
る。
【0044】また、フィールド110の設定変更コマン
ドにより、端末設定情報の設定処理を行うのか、あるい
は、既にページャーに設定されている端末設定情報の変
更や削除などの変更処理を行うのかがページャーに対し
て指示するようにされ、フィールド111の端末設定変
更データにより、実際に設定したり変更したりする端末
設定情報がページャーに対して提供される。
【0045】また、フィールド112のユーザ通知テキ
ストは、端末設定情報を設定したり変更したりしたこと
を通知するための表示情報や、端末設定情報の設定や変
更が正常に行うことができなかった場合において、端末
設定情報の設定や変更が失敗旨を通知するための表示情
報である。
【0046】そして、この実施の形態のページャーは、
図3Bに示したような端末設定メッセージが自己宛に伝
送されてきたときには、この端末設定情報に基づいて、
自己のEEPROM5の端末設定情報の設定あるいは変
更を行う。
【0047】この場合、この第1の実施の形態のページ
ャーは、設定変更メッセージに応じて自己の端末設定情
報の設定あるいは変更を行った直後において、自己の端
末設定情報の設定あるいは変更が行われたこと通知する
ための表示は行わない。その代わりに、受信した設定変
更メッセージに基づいて、自己の端末設定情報の設定ま
たは変更を行ったときには、設定変更メッセージのフィ
ールド112(図3B参照)のユーザ通知テキストをパ
ーソナルメッセージのメッセージテキストと同じよう
に、RAM6のパーソナルメッセージ用のフォルダに格
納する。
【0048】このように、設定変更メッセージのユーザ
通知テキストをRAM6のパーソナルメッセージ用のフ
ォルダに格納することにより、パーソナルメッセージの
場合と同様に、使用者が後で、ユーザ通知メッセージを
確実に確認できるようにする。このようにすることによ
って、ページャーの電池が不必要に消耗することを防止
するとともに、自己宛の設定変更メッセージに基づい
て、自己の端末設定情報の設定または変更を行ったとき
には、ページャーの使用者の都合のよいとき、つまり、
ページャーを使用することができるときに、確実に自己
のページャーの端末設定情報の設定あるいは変更が行わ
れたことを通知することができるようにしている。
【0049】次に、図4に示すフローチャートを参照し
ながら、この実施の形態のページャーにおいて、無線に
より伝送されてくるメッセージの受信時の処理について
説明する。図4は、この実施の形態にページャーのメッ
セージの受信時の処理を説明するためのフローチャート
である。
【0050】前述もしたように、この実施の形態のペー
ジャーは、アンテナ1、受信部2により受信されたメッ
セージは、復調部3により復調されて制御部4に供給さ
れる。そして、制御部4は、供給されたメッセージに含
まれているアドレス情報が、EEPROM5に保持され
ている自分のアドレスと同じか否かを判別する(ステッ
プ201)。
【0051】ステップ201の判別処理において、復調
部3からのメッセージに含まれているアドレスが、自分
のアドレスと同じでないと判別したときには、この図4
に示した処理を終了する。ステップ201において、復
調部3からのメッセージに含まれているアドレスが、自
分のアドレスと同じであると判別したときには、制御部
4は、復調部3からのメッセージのフィールド101
(図3A、B参照)のメッセージ種別に基づいて、受
信、復調したメッセージのメッセージ種別を判別する
(ステップ202)。
【0052】ステップ202の判別処理において、供給
されたメッセージが、ノーマルメッセージであると判別
したときには、制御部4は、供給されたノーマルメッセ
ージのフィールド103(図3A参照)のメッセージテ
キストをRAM6に格納する(ステップ203)。この
ように、制御部4は、用件受信手段としての機能を備え
ている。
【0053】そして、この実施の形態において、ステッ
プ203の処理では、制御部4に供給されたメッセージ
がパーソナルメッセージである場合には、メッセージテ
キストをRAM6のパーソナルメッセージ用のフォルダ
に格納し、インフォメーションメッセージである場合に
は、メッセージテキストをRAM6のインフォメーショ
ン用のフォルダに格納する。
【0054】一方、ステップ202の判別処理におい
て、復調部3からのメッセージのメッセージ種別が、シ
ステムメッセージである設定変更メッセージであると判
別したときには、コントロール4は、復調部3からの設
定変更メッセージに基づいて、EEPROM5の端末設
定情報の設定あるいは変更を行い(ステップ204)、
設定変更メッセージのフィールド112(図3B参照)
のユーザ通知テキストをRAM6に格納する(ステップ
205)。この実施の形態において、ユーザ通知テキス
トは、RAM6のパーソナルメッセージ用のフォルダに
格納される。このように、制御部4は、情報設定変更手
段および通知情報格納手段としての機能をも備えたもの
である。
【0055】そして、ステップ205において、RAM
6のパーソナルメッセージ用のフォルダに格納されるユ
ーザ通知テキストは、設定変更メッセージを受信し、こ
の実施の形態のページャーの端末設定情報の設定あるい
は変更を行った旨を使用者に通知するために、ページャ
ーのLCD12の表示画面12Dに表示するようにされ
る情報である。
【0056】そして、ステップ203の処理により、自
己宛のノーマルメッセージのメッセージテキストをRA
M6に格納した後、あるいは、ステップ205の処理に
より、自己宛の設定変更メッセージのユーザ通知テキス
トをRAM6に格納した後においては、受信メッセージ
がRAM6に格納されたことを示すマークを待ち受け時
の画面に表示する(ステップ206)。
【0057】図5は、この実施の形態のページャーにお
いて、LCD12の表示画面12Dに表示される表示画
面の例を説明するための図である。図5Aは、この実施
の形態のページャーの待ち受け時の表示画面を説明する
ための図である。
【0058】この実施の形態のページャーにおいては、
ステップ203において、自己宛のノーマルメッセージ
のメッセージテキストをRAM6に格納するか、ステッ
プ205において、自己宛の設定変更メッセージのユー
ザ通知メッセージをRAM6に格納した場合には、図5
Aに示すように、待ち受け時の表示画面に受信メッセー
ジがRAM6に格納されたことを示すマーク302を表
示する。
【0059】このマーク302を表示することにより、
この実施の形態のページャーは、自己宛のノーマルメッ
セージを受信した場合であっても、自己宛の設定変更メ
ッセージを受信した場合であっても、RAM6にメッセ
ージを格納したときには、これを使用者に通知すること
ができるようにされている。
【0060】なお、図5Aにおいて、マーク301は、
この実施の形態のページャーが、メッセージを受信する
ことができる場所にいることを示すものであり、メッセ
ージを受信することができない場所にいるときには、こ
のマーク301は表示されないようにされる。また、表
示303は、時計回路7から取得するようにされる現在
時刻である。
【0061】そして、この実施の形態のページャーにお
いては、ステップ206において、受信メッセージがR
AM6に格納されたことを示すマーク302を表示した
後、自己宛のメッセージを受信したことを報知するため
のアラーム音を放音(ベル鳴動)し(ステップ20
7)、この図4に示す処理を終了する。
【0062】そして、図4に示した処理が終了した後、
この実施の形態のページャーの使用者が、ジョグダイヤ
ル9、エスケイプキー8を操作して、RAM6のパーソ
ナルメッセージの一覧画面(以下、メッセージ一覧画面
という。)を表示するようにすると、この実施の形態の
ページャーのLCD12の表示画面12Dには、図5B
に示すメッセージ一覧画面が表示される。
【0063】図5Bに示すメッセージ一覧画面は、RA
M6のパーソナルメッセージのフォルダに格納されてい
るパーソナルメッセージの一覧画面である。この実施の
形態のページャーの場合には、1画面に1行20文字で
4行分の文字表示を行うことができるようにされてい
る。そして、このメッセージ一覧画面には、RAM6に
格納されているメッセージの先頭部分18文字の表示3
05と、各メッセージに対応するようにされたメッセー
ジ番号304が表示するようにされる。
【0064】また、RAM6のパーソナルメッセージ用
のフォルダに4件以上のメッセージが格納されている場
合には、ジョグダイヤル9を回動操作することにより、
表示情報をスクロールさせるようにして、順次にすべて
のメッセージの先頭部分を表示させるようにすることが
できるようにしている。
【0065】この図5Bに示したメッセージ一覧画面
は、メッセージ番号304が、01〜03までが、ペー
ジャーの使用者に対するパーソナルメッセージのメッセ
ージテキストであり、メッセージ番号304が04であ
るメッセージが、設定変更メッセージに応じて、EEP
ROM5の端末設定情報の設定あるいは変更を行ったと
きに、RAM6に格納するようにされた設定変更メッセ
ージのユーザ通知テキストである。
【0066】そして、この実施の形態のページャーにお
いては、図5Bに示したメッセージ一覧画面において、
ジョグダイヤル9を回動させて、目的とするメッセージ
を反転表示させ、ジョグダイヤル9を押下操作すると、
反転表示させたメッセージが、RAM6から読み出され
て、LCD12の表示画面12Dに表示される。
【0067】図5Cは、この実施の形態のページャーの
パーソナルメッセージの表示画面である。この図5C
は、図5Bに示したメッセージ一覧画面から、メッセー
ジ番号304が03のメッセージを表示するようにした
場合の例である。このパーソナルメッセージの表示画面
には、図5Cに示すように、パーソナルメッセージ本文
307と、メッセージに対応するメッセージ番号30
6、この例の場合には、03が表示される。これによ
り、この実施の形態のページャーの使用者は、RAM6
に格納された自己宛のパーソナルメッセージをLCD1
2の表示画面12Dに表示させて見ることができる。
【0068】図5Dは、この実施の形態のページャーの
ユーザ通知メッセージ表示画面である。この図5Dは、
図5Bに示したメッセージ一覧画面から、メッセージ番
号304が04のシステムメッセージを表示するように
した場合の例である。この図5Dに示したユーザ通知メ
ッセージ表示画面には、図5Cに示したパーソナルメッ
セージの表示画面と同様に、ユーザ通知テキスト(メッ
セージ本文)307と、メッセージに対応するメッセー
ジ番号306、この例の場合には、04が表示される。
そして、この実施の形態の使用者は、RAM6に格納さ
れたユーザ通知メッセージを、自分の都合のよい時に読
み出して、確認することができる。
【0069】このように、この実施の形態のページャー
においては、自己宛の設定変更メッセージを受信し、受
信した設定変更メッセージに基づいて、自己の端末設定
情報の設定あるいは変更を行ったときには、即座にLC
D12を立ち上げて、端末設定情報の設定あるいは変更
を行った旨の表示を行うのではなく、設定変更メッセー
ジのユーザ通知テキストをRAM6に格納し、使用者の
都合のよいときに、確実に確認することができるように
される。
【0070】つまり、受信した設定変更メッセージに基
づいて、自己の端末設定情報の設定あるいは変更を行っ
たときには、その直後において、端末設定情報の設定あ
るいは変更を行った旨の表示は行われないので、ページ
ャーの電池を不必要に消耗させることがない。
【0071】また、ユーザ通知メッセージは、RAM6
に格納され、使用者が、ページャーを使用する際に確実
に表示して確認することができるので、設定変更メッセ
ージに基づいて、端末設定情報の設定あるいは変更が行
われたことを確実に知ることができる。
【0072】また、パーソナルメッセージのメッセージ
テキストをRAM6に格納した場合であっても、設定変
更メッセージのユーザ通知メッセージをRAM6に格納
したた場合であっても、メッセージをRAM6に格納し
た場合には、これを通知するためのマークが表示するよ
うにされるので、RAM6に格納されたメッセージを使
用者が見逃すことがないようにすることができる。
【0073】また、パーソナルメッセージのメッセージ
テキストをRAM6に格納する場合、および、設定変更
メッセージのユーザ通知テキストをRAM6に格納する
場合には、格納するテキストに、受信時あるいは格納時
にページャーの時計回路7から検知する現在時刻を付加
して格納するようにする。
【0074】このようにすることにより、RAM6に格
納されているメッセージがいつ受信されたか、あるい
は、いつ格納されたかを知ることができる。これによ
り、RAM6に格納された設定変更メッセージのユーザ
通知メッセージがいつ受信されたか、あるいは、いつ格
納されたかを知ることにより、いつからインフォメーシ
ョンメッセージを受信することができるようになったか
を明確に知ることができる。
【0075】また、設定変更メッセージに基づいた端末
設定情報の設定あるいは変更をうことによって、ページ
ャーに何らかのトラブルが発生したような場合にも、い
つからトラブルが発生しているかを知ることができるの
で、トラブルに対して迅速かつ適格な対応をとることが
できる。
【0076】[第2の実施の形態]ところで、前述もし
たように、自己宛の設定変更メッセージを受信した場合
には、ページャーは、強制的に予め決められたアラーム
音を放音するようにされている。しかし、設定変更メッ
セージを深夜に送信するようにした場合には、アラーム
音が放音されることにより、睡眠がが妨げられることに
もなりかねない。
【0077】一方、パーソナルメッセージの受信時にお
いては、パーソナルメッセージを受信したことを報知す
るか否かは、ページャーの使用者により予め設定するこ
とができるようにされている。図6は、この第2の実施
の形態のページャーにおいて、パーソナルメッセージを
受信した場合に、アラーム音により、パーソナルメッセ
ージを受信したことを報知させるか否かを設定するため
の報知/非報知の設定画面を説明するための図である。
【0078】この第2の実施の形態のページャーにおい
て、ジョグダイヤル8を回動操作および押下操作するこ
とにより、制御部4は、図6に示した報知/非報知の設
定画面をLCD12の表示画面12Dに表示させる。
【0079】図6に示すように、報知/非報知の設定画
面は、当該画面が設定画面であることを示す表示401
と、報知を指示するための選択肢(ALERT)402
と、非報知を指示するための選択肢(NO−ALER
T)403とが表示されたものである。この第2の実施
の形態のページャーにおいては、ジョグダイヤル9を回
動操作することにより、ALERT202と、NO−A
LERT203とが順次に反転表示するようにされる。
【0080】そして、ALEAT202が反転表示され
たところで、ジョグダイヤル9を押下操作すると、制御
部4は、パーソナルメッセージの受信時において、これ
を報知するようにする設定をEEPROM5に対して行
う。また、NO−ALEAT203が反転表示されたと
ころで、ジョグダイヤル9を押下操作すると、パーソナ
ルメッセージの受信時において、これを報知しないよう
にする設定をEEPROM5に対して行う。このよう
に、制御部4は、ジョグダイヤル9、LCD12と協働
して、パーソナルメッセージに受信時の報知/非報知の
設定をEEPROM5に対して行う、報知設定手段とし
ての機能を有している。
【0081】そして、パーソナルメッセージは、前述も
したように、ページャーの使用者にとっては重要度の高
いメッセージである。したがって、パーソナルメッセー
ジを受信したことをアラーム音を放音させるなどの直接
報知手段により報知しないようにしている場合には、自
己宛の設定変更メッセージがあることも報知しないよう
にしたい、あるいは、報知しなくてもよい場合であると
考えられる。
【0082】そこで、この第2の実施の形態のページャ
ーは、設定変更メッセージを受信した場合において、こ
れを報知するか否かは、パーソナルメッセージの受信の
報知/非報知の設定に基づいて制御する。なお、この第
2の実施の形態のページャーも、図1、図2を用いて前
述した第1の実施の形態のページャーと同様に構成され
たものである。このため、図1〜図3をも参照して、こ
の第2の実施の形態のページャーについて説明する。
【0083】図7は、この第2の実施の形態のページャ
ーのメッセージの受信時の処理を説明するためのフロー
チャートである。図7において、ステップ201からス
テップ206までの処理は、図4に示した第1の実施の
形態のページャーの受信時の処理のステップ201から
ステップ206までの処理と同様の処理である。
【0084】そして、この第2の実施の形態のページャ
ー装置においては、ステップ206の処理において、パ
ーソナルメッセージのメッセージテキストをRAM6に
格納したこと、あるいは、設定変更メッセージのユーザ
通知テキストをRAM6に格納したことを通知するマー
ク302を表示させた後に、制御部4は、図6を用いて
説明したパーソナルメッセージの受信の報知/非報知の
設定画面を通じて、EEPROM5に設定されているパ
ーソナルメッセージの報知設定は何かを判別する(ステ
ップ501)。つまり、このステップ501の判別処理
は、パーソナルメッセージの受信の報知/非報知の別を
判別するものである。
【0085】ステップ501の判別処理において、報知
設定が「非報知」であると判別したときには、制御部4
は、受信、復調したメッセージが、パーソナルメッセー
ジなどのノーマルメッセージであっても、システムメッ
セージである設定変更メッセージであっても、アラーム
音を放音することなく、この図7に示した処理を終了す
る。
【0086】また、ステップ501の判別処理におい
て、報知設定が「報知」であると判断したときには、制
御部4は、アラーム音出力部13を制御し、スピーカ1
4からアラーム音を放音させるようにする。
【0087】このように、自己宛の設定変更メッセージ
を受信した場合であっても、自己宛のパーソナルメッセ
ージの受信を報知するか否かの設定に基づいて、報知さ
せるようにしたり、報知させないようにすることができ
る。
【0088】したがって、ページャーの使用者が、例え
ば、就寝後など、パーソナルメッセージの受信をも報知
させる必要がないと判断した場合には、パーソナルメッ
セージの報知/非報知の設定を非報知に設定しておくこ
とにより、パーソナルメッセージの受信だけでなく、シ
ステムメッセージである設定変更メッセージを受信した
場合にも、これを報知しないようにすることができる。
【0089】これにより、例え、設定変更メッセージが
深夜に伝送するようにされても、ページャーの使用者が
睡眠を妨げられることもない。また、設定変更メッセー
ジのユーザ通知情報は、前述した第1の実施の形態の場
合と同様に、ページャーのRAM6に格納されるので、
例えば、起床後において、RAM6に格納されたメッセ
ージをLCD12の表示画面12Dに表示させることに
より、パーソナルメッセージだけでなく、ユーザ通知テ
キストも確認することができる。
【0090】なお、パーソナルメッセージの受信の報知
は、ページャーにバイブレータを搭載しておくことによ
り、このバイブレータのバイブレーションによっても報
知するようにすることができる。すなわち、直接的報知
手段としては、アラーム音、または、バイブレーション
を用いることができるようにすることができる。
【0091】例えば、アラーム音、または、バイブレー
ションのいづれを用いるかの設定も、ジョグダイヤル9
の回動操作、押下操作により直接的報知手段の設定画面
を表示し、その設定画面を通じて設定するようにしてお
けば、ページャーの使用者の選択により、アラーム音ま
たはバイブレーションによって、パーソナルメッセージ
の受信を報知するようにすることができる。
【0092】そして、バイブレーションが選択されてい
る場合であっても、予め設定するようにされる報知/非
報知の設定に基づいて、バイブレータを駆動させるか、
駆動させないかを制御するようにすることができる。こ
の場合、パーソナルメッセージと、システムメッセージ
である設定変更メッセージのいづれのメッセージを受信
した場合にもアラーム音またはバイブレーションによっ
て報知するようにしたり、報知しないようにしたりする
ことができる。
【0093】また、例えば、パーソナルメッセージの受
信をバイブレーションによって行うようにした場合であ
っても、設定変更メッセージを受信した場合にはアラー
ム音により設定変更メッセージを受信したこと、あるい
は、設定変更メッセージを受信し、端末設定情報の設定
あるいは変更を行った旨を報知するようにすることもで
きる。
【0094】このように、パーソナルメッセージと、設
定変更メッセージとで、異なる直接的報知手段を用いる
ようにしている場合であっても、パーソナルメッセージ
の報知/非報知の設定に基づいて、報知/非報知を制御
するようにすることももちろんできる。
【0095】なお、この第2の実施の形態のページャー
は、前述した第1の実施の形態のページャーと同様に、
自己宛の設定変更メッセージを受信したときには、設定
変更メッセージのユーザ通知テキストをRAM6に格納
し、端末設定情報の設定または変更を行った直後におい
て、設定変更メッセージに基づいた端末設定情報を行っ
たことを通知する表示を行わないようにした。
【0096】しかし、自己宛の設定変更メッセージを受
信した直後において、設定変更メッセージを受信し、端
末設定情報の設定または変更を行った旨の表示をLCD
12の表示画面12Dに表示し、アラーム音やバイブレ
ーションなどの直接的報知手段による報知を行うか否か
を、予め設定するようにされるパーソナルメッセージを
受信した場合に報知するか否かを示す報知設定に応じ
て、報知/非報知を制御するようにしてもよい。
【0097】したがって、例えば、ページャーの電池容
量が十分である場合や、ページャーに装填された電池の
交換を何時でも簡単に行うことができるような場合に
は、設定変更メッセージを受信し、端末設定情報の設定
あるいは変更を行ったことを通知する表示を行うように
し、直接的報知手段による報知/非報知の制御を報知設
定に基づいて行うようにすることもできる。
【0098】このようにした場合には、少なくとも、ア
ラーム音やバイブレーションなどの直接的報知手段によ
り、ページャーの使用者の睡眠を妨げるようなことを防
止するようにすることができる。
【0099】なお、前述の第1、第2の実施の形態にお
いては、自己宛の設定変更メッセージを受信した場合に
は、設定変更メッセージのユーザ通知情報をRAM6に
格納するようにしたが、これに限るものではない。例え
ば、LCD12の表示画面12Dに表示させるようにす
るメッセージテキストを例えばEEPROM5に予め記
憶させておく。
【0100】そして、設定変更メッセージのユーザ通知
メッセージにより、ページャーのEEPROM5に記憶
されているどのメッセージを用いるかを指示する情報を
伝送するようにし、この指示情報に応じたメッセージテ
キストを、ユーザ通知テキストとしてRAM6に格納す
るようにすることもできる。このように、設定変更メッ
セージを受信した場合に、RAM6に格納するメッセー
ジは、設定変更メッセージのユーザ通知テキストだけで
なく、ページャーに予め用意されているメッセージテキ
ストであってもよい。
【0101】また、前述した第1、第2の実施の形態に
おいては、パーソナルメッセージを受信した場合、ある
いは、設定変更メッセージを受信した場合には、パーソ
ナルメッセージのメッセージテキスト、あるいは、設定
変更メッセージのユーザ通知テキストをRAM6に格納
した後に、自己宛のパーソナルメッセージあるいは設定
変更メッセージがあることを報知するようにしたが、こ
れに限るものではない。例えば、自己宛のパーソナルメ
ッセージ、あるいは、設定変更メッセージを受信したこ
とが検知されたときに、報知設定が報知である場合にま
ず報知を行って、その後に、メッセージのRAM6への
可能を行うようにすることもできる。
【0102】また、前述した第1、第2の実施の形態に
おいては、パーソナルメッセージを受信し、パーソナル
メッセージのメッセージテキストをRAM6に格納した
場合、あるいは、設定変更メッセージを受信し、設定変
更メッセージのユーザ通知テキストをRAM6に格納し
た場合には、自己宛の受信メッセージをRAM6に格納
したことを通知するマークを表示することにより、使用
者に自己宛の受信メッセージがRAM6に格納されてい
ることを通知した。
【0103】しかし、この自己宛の受信メッセージがR
AM6に格納されていることの通知は、マークの表示に
より行うことに限るものではない。例えば、ページャー
の使用者が、ページャーを操作したときに、自己宛の受
信メッセージがRAM6に格納されていること通知する
予め決められたアラーム音を放音するようにしたり、
「受信メッセージがあります。」などの音声メッセージ
を放音するようにすることもできる。
【0104】また、前述の第1、第2の実施の形態のペ
ージャーにおいて、アラーム音は、各種のメロディなど
様々なパターンのアラーム音を用いることができるよう
にされたものであり、必要に応じて、また、報知目的に
応じてアラーム音を変更することもできるようにされて
いる。
【0105】また、前述の第1、第2の実施の形態にお
いては、インフォメーションメッセージの配信を受ける
ために必要となるインフォメーション用アドレス情報を
ページャーのEEPROM5に自動設定する場合を例に
説明したが、これに限るものではない。
【0106】例えば、ページャーに新たな機能を搭載す
るために、新たなプログラムを設定変更メッセージによ
りページャーに伝送するようにし、このプログラムをペ
ージャーのEEPROM5に登録するようにする場合に
も、この発明を適用することができる。
【0107】つまり、ページャーの端末設定情報の設
定、変更を行う場合、ページャーに新たな機能を搭載す
るような場合など、ページャーに動作環境などを伝送さ
れてくるシステムメッセージにより設定、変更、削除な
どする場合にこの発明を適用することができる。
【0108】また、前述の実施の形態においては、この
発明による通信端末をページャーに適用したものとして
説明したが、ページャーに限るものではない。無線によ
る通信を行う携帯用通信端末などの各種の無線通信端末
や、有線により通信を行う隔週の有線通信端末にこの発
明を適用することができる。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、システムメッセージである設定変更メッセージを受
信した場合でも、端末設定変更を示すメッセージがノー
マルメッセージと同じようにメモリに格納されるので、
ユーザの都合に良いときに確認することができる。
【0110】また、端末設定変更を示すメッセージの表
示が、ノーマルメッセージの表示と同じように行うよう
にすることができるので、通信端末のユーザインターフ
ェースをすっきりとさせ、端末設定変更を示すメッセー
ジの表示およびノーマルメッセージの表示を実現させる
ためのプログラムの増加を押さえることができる。これ
により、より操作の簡単な使い易い通信端末を提供する
ことができる。
【0111】また、設定変更メッセージを受信した場合
であっても、報知するか否かは、パーソナルメッセージ
の受信を報知するか否かの報知設定により報知/非報知
を制御することができる。したがって、報知設定を非報
知にしておくことにより、設定変更メッセージが深夜に
伝送するようにされても、使用者の睡眠を妨げることも
ないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるページャーの実施の形態のブロ
ック図である。
【図2】この発明によるページャーの実施の形態の外観
を示す図である。
【図3】この実施の形態のページャーが受信するノーマ
ルメッセージのフォーマットと、設定変更メッセージ
(システムメッセージ)のフォーマットとを説明するた
めの図である。
【図4】この発明によるページャーの実施の形態のメッ
セージの受信時の処理の流れの一部を示すフローチャー
トである。
【図5】この実施の形態のページャーのパーソナルメッ
セージ時受信時の報知/非報知の設定画面の例を説明す
るための図である。
【図6】この発明によるページャーの他の実施の形態に
おいての表示画面の例を説明するための図である。
【図7】この発明によるページャーの他の実施の形態の
受信時の処理の流れの一部を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…受信部、3…復調部、4…制御部、
5…EEPROM、6…RAM、7…時計回路、8…エ
スケイプキー、9…ジョグダイヤル、10…ジョグダイ
ヤル制御部、11…LCDドライバ、12…LCD、1
3…アラーム音出力部、14…スピーカ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自己宛の用件メッセージを受信したとき
    に、前記用件メッセージを用件メモリに格納し、前記用
    件メッセージの格納を使用者に報知する用件受信手段
    と、 自己宛の端末設定情報の設定変更メッセージを受信した
    ときに、前記設定変更メッセージに基づいて、前記端末
    設定情報の設定あるいは変更を行う情報設定変更手段
    と、 前記情報設定変更手段により前記端末設定情報の設定あ
    るいは変更が行われたことを通知する通知メッセージを
    前記用件メモリに格納し、前記通知メッセージの格納を
    使用者に報知する通知情報格納手段とを備えることを特
    徴とする通信端末。
  2. 【請求項2】前記用件メッセージを受信したことを、ベ
    ル鳴動やバイブレーションなどの直接的報知手段を働か
    せることによって報知するか否かをユーザ入力に基づい
    て設定する報知設定手段と、 前記設定変更メッセージを受信したときに、前記報知設
    定手段による設定に応じて、前記直接的報知手段を働か
    せるか否かを制御する手段とを備えることを特徴とする
    請求項1に記載の通信端末。
  3. 【請求項3】前記通信端末は、携帯用無線通信端末であ
    るページャーであることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の通信端末。
  4. 【請求項4】自己宛の用件メッセージを受信したこと
    を、ベル鳴動やバイブレーションなどの直接的報知手段
    を働かせることによって報知するか否かをユーザ入力に
    基づいて設定する報知設定手段と、 自己宛の前記用件メッセージを受信したときに、前記報
    知設定手段による設定に応じて、前記直接的報知手段を
    制御するようにするとともに、自己宛の前記用件メッセ
    ージを用件メモリに格納するようにする用件受信手段
    と、 自己宛の端末設定情報の設定変更メッセージを受信した
    ときに、前記報知設定手段による設定に応じて、前記直
    接的報知手段を制御するようにするとともに、受信した
    前記設定変更メッセージに基づいて、前記端末設定情報
    の設定あるいは変更を行う情報設定変更手段とを備える
    ことを特徴とする通信端末。
  5. 【請求項5】前記通信端末は、携帯用無線通信端末であ
    るページャーであることを特徴とする請求項4に記載の
    通信端末。
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