JP2000278306A - Ａｔｍリングネットワーク - Google Patents
ＡｔｍリングネットワークInfo
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- JP2000278306A JP2000278306A JP11083986A JP8398699A JP2000278306A JP 2000278306 A JP2000278306 A JP 2000278306A JP 11083986 A JP11083986 A JP 11083986A JP 8398699 A JP8398699 A JP 8398699A JP 2000278306 A JP2000278306 A JP 2000278306A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のＡＴＭリングネットワークでは、障害
箇所の両端の中継装置で折り返しを行うタイミングに大
きな時間差が生じ、障害発生からリングが再構成される
までに時間を要するという問題点があった。 【解決手段】 リングネットワークを形成する中継装置
Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄは、プライマリリング１２からのセルの
受信と送信クロックに応じてセカンダリリング１３へセ
ルの送信を行うリングインタフェース５ａと、セカンダ
リリング１３からのセルの受信と送信クロックに応じて
プライマリリング１２へセルの送信を行うリングインタ
フェース５ｂを備えて、セカンダリリング１３で障害が
発生したときは、障害発生箇所の両端の中継装置Ａ、Ｄ
のうち受信側の中継装置Ａで障害を検出し、中継装置Ａ
は、リングインタフェース５Ｂの送信クロックを停止し
て、障害を中継装置Ｄに伝えるようにした。
箇所の両端の中継装置で折り返しを行うタイミングに大
きな時間差が生じ、障害発生からリングが再構成される
までに時間を要するという問題点があった。 【解決手段】 リングネットワークを形成する中継装置
Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄは、プライマリリング１２からのセルの
受信と送信クロックに応じてセカンダリリング１３へセ
ルの送信を行うリングインタフェース５ａと、セカンダ
リリング１３からのセルの受信と送信クロックに応じて
プライマリリング１２へセルの送信を行うリングインタ
フェース５ｂを備えて、セカンダリリング１３で障害が
発生したときは、障害発生箇所の両端の中継装置Ａ、Ｄ
のうち受信側の中継装置Ａで障害を検出し、中継装置Ａ
は、リングインタフェース５Ｂの送信クロックを停止し
て、障害を中継装置Ｄに伝えるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ＡＴＭ（非同期
転送モード：Ａｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ Ｔｒａｎｓｆ
ｅｒｍｏｄｅ）方式による中継装置と伝送路を二重のリ
ング状に接続したＡＴＭリングネットワークに関するも
のである。
転送モード：Ａｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ Ｔｒａｎｓｆ
ｅｒｍｏｄｅ）方式による中継装置と伝送路を二重のリ
ング状に接続したＡＴＭリングネットワークに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】図８は、例えば電子情報通信学会 信学
技報ＳＳＥ９２−１８７「構内ＡＴＭ通信システム−Ｍ
ＡＲＳネットワーク−」に示された従来のＡＴＭリング
ネットワークの中継装置を示す構成図である。図におい
て、１は中継装置、２は中継装置１の各部の管理と制御
を行う管理制御、３はセルの交換を行うセルスイッチ、
４はＡＴＭセル伝送手順を実装するＡＴＭ端末と接続す
るポートインタフェースで、４ａ、４ｂ、４ｃ、４ｄ、
４ｅは個別のポートインタフェースを示している。５は
隣接する中継装置１との間でセル伝送を行うリングイン
タフェースで、５ａ、５ｂは個別のリングインタフェー
スを示している。６はリングインタフェース５で検出し
たアラームを後述するリングアクセスに伝えるアラーム
信号で、６ａ、６ｂは個別のアラーム信号である。８は
隣接する中継装置１との間でＳＤＨ（Ｓｙｎｃｈｒｏｎ
ｏｕｓ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｈｉｅｒａｒｃｈｙ）伝送手
順を行い、フレームの伝送を行うＳＤＨ終端、９はＳＤ
Ｈ終端８を利用し隣接する中継装置１との間でセルの伝
送を行うＴＣ処理で、ＳＤＨ終端８と共にリングインタ
フェース内に設けられている。１２は隣接する中継装置
１と接続するための伝送路でありセル伝送に使用される
プライマリリング、１３は隣接する中継装置１と接続す
るための伝送路であり障害発生時にセル伝送に使用され
るセカンダリリング、１４は二重リングの構成を制御し
セルスイッチ３とリングインタフェース５間のインタフ
ェースを行うリングアクセスである。
技報ＳＳＥ９２−１８７「構内ＡＴＭ通信システム−Ｍ
ＡＲＳネットワーク−」に示された従来のＡＴＭリング
ネットワークの中継装置を示す構成図である。図におい
て、１は中継装置、２は中継装置１の各部の管理と制御
を行う管理制御、３はセルの交換を行うセルスイッチ、
４はＡＴＭセル伝送手順を実装するＡＴＭ端末と接続す
るポートインタフェースで、４ａ、４ｂ、４ｃ、４ｄ、
４ｅは個別のポートインタフェースを示している。５は
隣接する中継装置１との間でセル伝送を行うリングイン
タフェースで、５ａ、５ｂは個別のリングインタフェー
スを示している。６はリングインタフェース５で検出し
たアラームを後述するリングアクセスに伝えるアラーム
信号で、６ａ、６ｂは個別のアラーム信号である。８は
隣接する中継装置１との間でＳＤＨ（Ｓｙｎｃｈｒｏｎ
ｏｕｓ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｈｉｅｒａｒｃｈｙ）伝送手
順を行い、フレームの伝送を行うＳＤＨ終端、９はＳＤ
Ｈ終端８を利用し隣接する中継装置１との間でセルの伝
送を行うＴＣ処理で、ＳＤＨ終端８と共にリングインタ
フェース内に設けられている。１２は隣接する中継装置
１と接続するための伝送路でありセル伝送に使用される
プライマリリング、１３は隣接する中継装置１と接続す
るための伝送路であり障害発生時にセル伝送に使用され
るセカンダリリング、１４は二重リングの構成を制御し
セルスイッチ３とリングインタフェース５間のインタフ
ェースを行うリングアクセスである。
【０００３】中継装置が折り返しを行っていない状態
（ＴＨＲＵ）では、セカンダリリング１３から受信した
セルは、リングインタフェース５ｂを経由しリングイン
タフェース５ａから隣接する中継装置１に送信される。
また、プライマリリング１２から受信したセルは、リン
グインタフェース５ａとリングアクセス１４を経由しセ
ルスイッチ３に送られ、セルスイッチ３からのセルは、
リングアクセス１４を経由し、リングインタフェース５
ｂから隣接する中継装置１に送信される。中継装置１が
リングインタフェース５ａに折り返しを行っている場合
には（ＷＲＡＰ−Ａ）、プライマリリング１２から受信
したセルは、リングインタフェース５ａで受信され、リ
ングアクセス１４を経由しセルスイッチ３に送られ、セ
ルスイッチ３からのセルは、リングアクセス１４を経由
し、リングインタフェース５ａから隣接する中継装置１
に送られる。中継装置１がリングインタフェース５ｂに
折り返しを行っている場合には（ＷＲＡＰ−Ｂ）、セカ
ンダリリング１３から受信したセルは、リングインタフ
ェース５ｂで受信され、リングアクセス１４を経由しセ
ルスイッチ３に送られ、セルスイッチ３からのセルは、
リングアクセス１４を経由しリングインタフェース５ｂ
から隣接する中継装置１に送られる。図中、点線はＴＨ
ＲＵ状態でセカンダリリング１３から受信したセルを、
セカンダリリング１３に送信する経路を示している。
（ＴＨＲＵ）では、セカンダリリング１３から受信した
セルは、リングインタフェース５ｂを経由しリングイン
タフェース５ａから隣接する中継装置１に送信される。
また、プライマリリング１２から受信したセルは、リン
グインタフェース５ａとリングアクセス１４を経由しセ
ルスイッチ３に送られ、セルスイッチ３からのセルは、
リングアクセス１４を経由し、リングインタフェース５
ｂから隣接する中継装置１に送信される。中継装置１が
リングインタフェース５ａに折り返しを行っている場合
には（ＷＲＡＰ−Ａ）、プライマリリング１２から受信
したセルは、リングインタフェース５ａで受信され、リ
ングアクセス１４を経由しセルスイッチ３に送られ、セ
ルスイッチ３からのセルは、リングアクセス１４を経由
し、リングインタフェース５ａから隣接する中継装置１
に送られる。中継装置１がリングインタフェース５ｂに
折り返しを行っている場合には（ＷＲＡＰ−Ｂ）、セカ
ンダリリング１３から受信したセルは、リングインタフ
ェース５ｂで受信され、リングアクセス１４を経由しセ
ルスイッチ３に送られ、セルスイッチ３からのセルは、
リングアクセス１４を経由しリングインタフェース５ｂ
から隣接する中継装置１に送られる。図中、点線はＴＨ
ＲＵ状態でセカンダリリング１３から受信したセルを、
セカンダリリング１３に送信する経路を示している。
【０００４】なお、リングインタフェース５から送信さ
れるセルは、中継装置内部で生成される送信クロックに
同期して送信される。図９は、中継装置をリング状に接
続したネットワークを示す構成図である。中継装置１間
はプライマリリング１２とセカンダリリング１３の伝送
路によって接続されている。図において、中継装置Ａと
中継装置Ｄ間の伝送路で障害が発生しており、中継装置
Ａと中継装置Ｄでは折り返しを行っている。中継装置Ａ
はリングインタフェースＡ５ａへの折り返し状態（ＷＲ
ＡＰ−Ａ）、中継装置ＤはリングインタフェースＢ５ｂ
への折り返し状態（ＷＲＡＰ−Ｂ）、中継装置Ｂ及び中
継装置Ｃは通常状態（ＴＨＲＵ）である。障害発生時の
折り返し経由を点線で示している。障害が発生していな
い通常の伝送では、セカンダリリング１３は使われない
が、障害発生時には折り返し経由を構成するために、セ
カンダリリング１３が使用される。
れるセルは、中継装置内部で生成される送信クロックに
同期して送信される。図９は、中継装置をリング状に接
続したネットワークを示す構成図である。中継装置１間
はプライマリリング１２とセカンダリリング１３の伝送
路によって接続されている。図において、中継装置Ａと
中継装置Ｄ間の伝送路で障害が発生しており、中継装置
Ａと中継装置Ｄでは折り返しを行っている。中継装置Ａ
はリングインタフェースＡ５ａへの折り返し状態（ＷＲ
ＡＰ−Ａ）、中継装置ＤはリングインタフェースＢ５ｂ
への折り返し状態（ＷＲＡＰ−Ｂ）、中継装置Ｂ及び中
継装置Ｃは通常状態（ＴＨＲＵ）である。障害発生時の
折り返し経由を点線で示している。障害が発生していな
い通常の伝送では、セカンダリリング１３は使われない
が、障害発生時には折り返し経由を構成するために、セ
カンダリリング１３が使用される。
【０００５】次に動作について説明する。伝送路で障害
が発生した場合、障害の両端の中継装置１は折り返しを
行い、リングを再構成する。伝送路の障害は、リングイ
ンタフェース５の受信側で検出し、アラーム信号６とし
てリングアクセス１４に伝えられ、リングアクセス１４
において折り返しを行う。そして、伝送路が回復した場
合には、両端の中継装置１は折り返しを解除し、プライ
マリリング１２によるリング構成に復旧する。伝送路が
回復したことは、アラーム信号６が有意でないこと、リ
ングインタフェース５で障害を検出していないことによ
り確認する。具体的な動作例として、図９において、中
継装置Ａから中継装置Ｄへのプライマリリング１２で障
害が発生した場合を示す。プライマリリング１２の障害
を検出した中継装置Ｄではアラーム信号６が有意とな
り、リングアクセス１４でリングインタフェースＢ５ｂ
への折り返し（ＷＲＡＰ−Ｂ）を行う。一方中継装置Ａ
では、対局警報表示（ＦＥＲＦ）が中継装置Ｄから通知
されるが、ＦＥＲＦはアラーム信号６の要因ではないた
め、リングアクセス１４は折り返しを行わない。このた
め管理制御２がＦＥＲＦを確認し、リングアクセス１４
にリングインタフェースＡ５ａへの折り返し（ＷＲＡＰ
−Ａ）を指示することにより、ＷＲＡＰ−Ａ状態とな
る。管理制御２から折り返しを指示するため、リングア
クセス１４での折り返しに時間を要する。
が発生した場合、障害の両端の中継装置１は折り返しを
行い、リングを再構成する。伝送路の障害は、リングイ
ンタフェース５の受信側で検出し、アラーム信号６とし
てリングアクセス１４に伝えられ、リングアクセス１４
において折り返しを行う。そして、伝送路が回復した場
合には、両端の中継装置１は折り返しを解除し、プライ
マリリング１２によるリング構成に復旧する。伝送路が
回復したことは、アラーム信号６が有意でないこと、リ
ングインタフェース５で障害を検出していないことによ
り確認する。具体的な動作例として、図９において、中
継装置Ａから中継装置Ｄへのプライマリリング１２で障
害が発生した場合を示す。プライマリリング１２の障害
を検出した中継装置Ｄではアラーム信号６が有意とな
り、リングアクセス１４でリングインタフェースＢ５ｂ
への折り返し（ＷＲＡＰ−Ｂ）を行う。一方中継装置Ａ
では、対局警報表示（ＦＥＲＦ）が中継装置Ｄから通知
されるが、ＦＥＲＦはアラーム信号６の要因ではないた
め、リングアクセス１４は折り返しを行わない。このた
め管理制御２がＦＥＲＦを確認し、リングアクセス１４
にリングインタフェースＡ５ａへの折り返し（ＷＲＡＰ
−Ａ）を指示することにより、ＷＲＡＰ−Ａ状態とな
る。管理制御２から折り返しを指示するため、リングア
クセス１４での折り返しに時間を要する。
【０００６】障害箇所の両端の中継装置Ａ、Ｄが折り返
しを行うことにより、図９の点線で示すリングを再構成
する。障害が回復したとき、隣接する中継装置１は、リ
ンクの正常性を確認し、折り返しを解除する。中継装置
Ａからセカンダリリング１３に送信したセルが中継装置
Ｄに到着する前に、中継装置Ｄが折り返しを解除した場
合には、セカンダリリング１３上を流れるセルの一部は
廃棄される。
しを行うことにより、図９の点線で示すリングを再構成
する。障害が回復したとき、隣接する中継装置１は、リ
ンクの正常性を確認し、折り返しを解除する。中継装置
Ａからセカンダリリング１３に送信したセルが中継装置
Ｄに到着する前に、中継装置Ｄが折り返しを解除した場
合には、セカンダリリング１３上を流れるセルの一部は
廃棄される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】二重リングにおいて１
つのリングでのみ障害が発生した場合には、障害箇所の
両端の中継装置で折り返しを行うタイミングに大きな時
間差が生じ、障害発生からリングが再構成されるまでに
時間を要するという問題点があった。また、障害発生後
のリング構成復旧時に、隣接中継装置間で復旧タイミン
グがずれるため、セル廃棄が発生するという問題点があ
った。この発明は、上記のような問題点を解消するため
になされたもので、リング障害時にリング再構成までの
時間を短縮し、リング構成復旧時にセルが廃棄されない
装置を得ることを目的とする。
つのリングでのみ障害が発生した場合には、障害箇所の
両端の中継装置で折り返しを行うタイミングに大きな時
間差が生じ、障害発生からリングが再構成されるまでに
時間を要するという問題点があった。また、障害発生後
のリング構成復旧時に、隣接中継装置間で復旧タイミン
グがずれるため、セル廃棄が発生するという問題点があ
った。この発明は、上記のような問題点を解消するため
になされたもので、リング障害時にリング再構成までの
時間を短縮し、リング構成復旧時にセルが廃棄されない
装置を得ることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるＡＴＭ
リングネットワークにおいては、各中継装置は、第一の
伝送路からのセルの受信と送信クロックに応じて第二の
伝送路へセルの送信を行う第一のリングインタフェース
と、第二の伝送路からのセルの受信と送信クロックに応
じて第一の伝送路へセルの送信を行う第二のリングイン
タフェースを備え、第二の伝送路で障害が発生したとき
は、第二の伝送路の障害発生箇所の両端の中継装置のう
ち受信側の第一の中継装置で障害を検出し、第一の中継
装置は、第二のリングインタフェースの送信クロックを
停止するものである。
リングネットワークにおいては、各中継装置は、第一の
伝送路からのセルの受信と送信クロックに応じて第二の
伝送路へセルの送信を行う第一のリングインタフェース
と、第二の伝送路からのセルの受信と送信クロックに応
じて第一の伝送路へセルの送信を行う第二のリングイン
タフェースを備え、第二の伝送路で障害が発生したとき
は、第二の伝送路の障害発生箇所の両端の中継装置のう
ち受信側の第一の中継装置で障害を検出し、第一の中継
装置は、第二のリングインタフェースの送信クロックを
停止するものである。
【０００９】また、各中継装置は、リングインタフェー
スを制御すると共にセル転送経路を構成するリングアク
セス部と、このリングアクセス部を管理制御する管理制
御部を備え、第二の伝送路で障害が発生したときは、第
一の中継装置の第二のリングインタフェースで障害を検
出し、第一の中継装置のリングアクセス部に通知して、
通知を受けたリングアクセス部は、第一のリングインタ
フェースから受信したセルを第一のリングインタフェー
スから送信するように転送経路を変更し、管理制御部に
割り込みを発生させると共に、第二のリングインタフェ
ースの送信クロックを停止させる停止信号を有意にする
ものである。また、第一の中継装置の管理制御部は、リ
ングアクセス部からの割り込みによって、第二のリング
インタフェースの送信クロックを停止させる停止信号を
無意にするものである。
スを制御すると共にセル転送経路を構成するリングアク
セス部と、このリングアクセス部を管理制御する管理制
御部を備え、第二の伝送路で障害が発生したときは、第
一の中継装置の第二のリングインタフェースで障害を検
出し、第一の中継装置のリングアクセス部に通知して、
通知を受けたリングアクセス部は、第一のリングインタ
フェースから受信したセルを第一のリングインタフェー
スから送信するように転送経路を変更し、管理制御部に
割り込みを発生させると共に、第二のリングインタフェ
ースの送信クロックを停止させる停止信号を有意にする
ものである。また、第一の中継装置の管理制御部は、リ
ングアクセス部からの割り込みによって、第二のリング
インタフェースの送信クロックを停止させる停止信号を
無意にするものである。
【００１０】さらに、第二の伝送路が障害から回復し、
二重リングを復旧する場合に、第一の中継装置は、第一
のリングインタフェースから送信するセルをリングアク
セス部内のキューに蓄積して、第一のインタフェースか
らリング構成復旧セルを送信すると共に、二重リングを
復旧するよう転送経路を変更するものである。また、障
害発生箇所の送信側の第二の中継装置は、リング構成復
旧セルを受信して、二重リングの伝送路を復旧するよう
に転送経路を変更するものである。
二重リングを復旧する場合に、第一の中継装置は、第一
のリングインタフェースから送信するセルをリングアク
セス部内のキューに蓄積して、第一のインタフェースか
らリング構成復旧セルを送信すると共に、二重リングを
復旧するよう転送経路を変更するものである。また、障
害発生箇所の送信側の第二の中継装置は、リング構成復
旧セルを受信して、二重リングの伝送路を復旧するよう
に転送経路を変更するものである。
【００１１】また、第一の中継装置は、リング構成復旧
セルを送信して、一定時間経過後、キュー内に蓄積され
ているセルを所定の伝送路に送信するものである。さら
にまた、一定時間は、不揮発性メモリに記憶されている
ものである。また、第二の中継装置は、二重リングの伝
送路を復旧するように転送経路を変更したとき、リンク
情報によって第一の中継装置に通知するものである。
セルを送信して、一定時間経過後、キュー内に蓄積され
ているセルを所定の伝送路に送信するものである。さら
にまた、一定時間は、不揮発性メモリに記憶されている
ものである。また、第二の中継装置は、二重リングの伝
送路を復旧するように転送経路を変更したとき、リンク
情報によって第一の中継装置に通知するものである。
【００１２】また、第一の中継装置は、第二の中継装置
から、二重リングの伝送路を復旧した旨の通知を受けた
後、キュー内に蓄積されているセルを所定の伝送路に送
信するものである。加えて、リング構成復旧セルは、Ｖ
ＰＩ／ＶＣＩ値によって識別されるものである。
から、二重リングの伝送路を復旧した旨の通知を受けた
後、キュー内に蓄積されているセルを所定の伝送路に送
信するものである。加えて、リング構成復旧セルは、Ｖ
ＰＩ／ＶＣＩ値によって識別されるものである。
【００１３】
【発明の実施の形態】実施の形態１．以下、この発明の
実施の形態１を図に基づいて説明する。図１は、この発
明の実施の形態１によるＡＴＭリングネットワークの中
継装置の構成を示す図である。図において、１は中継装
置、２は中継装置１の各部の管理と制御を行う管理制
御、３はセルの交換を行うセルスイッチ、４はＡＴＭセ
ル伝送手順を実装するＡＴＭ端末と接続するポートイン
タフェースで、４ａ、４ｂ、４ｃ、４ｄ、４ｅは個別の
ポートインタフェースを示している。５は隣接する中継
装置１との間でセル伝送を行うリングインタフェース
で、５ａ、５ｂは個別のリングインタフェースを示して
いる。６はリングインタフェース５で検出したアラーム
を後述するリングアクセスに伝えるアラーム信号で、６
ａ、６ｂは個別のアラーム信号である。８は隣接する中
継装置１との間でＳＤＨ（Ｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ Ｄ
ｉｇｉｔａｌ Ｈｉｅｒａｒｃｈｙ）伝送手順を行い、
フレームの伝送を行うＳＤＨ終端、９はＳＤＨ終端８を
利用し隣接する中継装置１との間でセルの伝送を行うＴ
Ｃ処理で、ＳＤＨ終端８と共にリングインタフェース内
に設けられている。１２は隣接する中継装置１と接続す
るための第一の伝送路でありセル伝送に使用されるプラ
イマリリング、１３は隣接する中継装置１と接続するた
めの第二の伝送路であり障害発生時にセル伝送に使用さ
れるセカンダリリング、１４は二重リングの構成を制御
しセルスイッチ３とリングインタフェース５間のインタ
フェースを行うリングアクセスである。１５はリングア
クセス１４がリングインタフェース５に送信クロックの
停止を指示する送信クロック停止信号で、１５ａ、１５
ｂは個別のものを表している。
実施の形態１を図に基づいて説明する。図１は、この発
明の実施の形態１によるＡＴＭリングネットワークの中
継装置の構成を示す図である。図において、１は中継装
置、２は中継装置１の各部の管理と制御を行う管理制
御、３はセルの交換を行うセルスイッチ、４はＡＴＭセ
ル伝送手順を実装するＡＴＭ端末と接続するポートイン
タフェースで、４ａ、４ｂ、４ｃ、４ｄ、４ｅは個別の
ポートインタフェースを示している。５は隣接する中継
装置１との間でセル伝送を行うリングインタフェース
で、５ａ、５ｂは個別のリングインタフェースを示して
いる。６はリングインタフェース５で検出したアラーム
を後述するリングアクセスに伝えるアラーム信号で、６
ａ、６ｂは個別のアラーム信号である。８は隣接する中
継装置１との間でＳＤＨ（Ｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ Ｄ
ｉｇｉｔａｌ Ｈｉｅｒａｒｃｈｙ）伝送手順を行い、
フレームの伝送を行うＳＤＨ終端、９はＳＤＨ終端８を
利用し隣接する中継装置１との間でセルの伝送を行うＴ
Ｃ処理で、ＳＤＨ終端８と共にリングインタフェース内
に設けられている。１２は隣接する中継装置１と接続す
るための第一の伝送路でありセル伝送に使用されるプラ
イマリリング、１３は隣接する中継装置１と接続するた
めの第二の伝送路であり障害発生時にセル伝送に使用さ
れるセカンダリリング、１４は二重リングの構成を制御
しセルスイッチ３とリングインタフェース５間のインタ
フェースを行うリングアクセスである。１５はリングア
クセス１４がリングインタフェース５に送信クロックの
停止を指示する送信クロック停止信号で、１５ａ、１５
ｂは個別のものを表している。
【００１４】図２は、この発明の実施の形態１によるＡ
ＴＭリングネットワークの構成を示す図である。図２に
おいて、１、３、５、６、１２〜１５は図１におけるも
のと同一のものである。図２のように、第二の中継装置
Ｄから第一の中継装置Ａへの第二の伝送路であるセカン
ダリリング１３で障害が発生して、中継装置Ａと中継装
置Ｄでは折り返しが行われており、セカンダリリング１
３では点線で示す経路で、セルの伝送が行われている。
ＴＭリングネットワークの構成を示す図である。図２に
おいて、１、３、５、６、１２〜１５は図１におけるも
のと同一のものである。図２のように、第二の中継装置
Ｄから第一の中継装置Ａへの第二の伝送路であるセカン
ダリリング１３で障害が発生して、中継装置Ａと中継装
置Ｄでは折り返しが行われており、セカンダリリング１
３では点線で示す経路で、セルの伝送が行われている。
【００１５】次に動作について説明する。図２におい
て、中継装置Ａの第二のリングインタフェース５ｂは、
伝送路の障害を検出し、アラーム信号６ｂを有意にし、
リングアクセス１４に伝える。リングアクセス１４は第
一のリングインタフェースＡ５ａへの折り返しを行い
（ＷＲＡＰ−Ａ）、管理制御２に割り込みを発生すると
共に、送信クロック停止信号１５ｂを有意にすることに
よって、第二のリングインタフェース５ｂでの送信クロ
ック停止を指示する。送信クロックが停止することによ
り、中継装置Ａから中継装置Ｄへの信号が断となる。リ
ングアクセス１４において折り返しが行われたことを、
割り込みによって検出した管理制御２は、リングアクセ
ス１４に対し送信クロック停止信号１５を無意にするよ
う指示する。送信クロック停止信号１５ｂが無意になる
ことにより、中継装置Ａから中継装置Ｄへの信号断は回
復する。
て、中継装置Ａの第二のリングインタフェース５ｂは、
伝送路の障害を検出し、アラーム信号６ｂを有意にし、
リングアクセス１４に伝える。リングアクセス１４は第
一のリングインタフェースＡ５ａへの折り返しを行い
（ＷＲＡＰ−Ａ）、管理制御２に割り込みを発生すると
共に、送信クロック停止信号１５ｂを有意にすることに
よって、第二のリングインタフェース５ｂでの送信クロ
ック停止を指示する。送信クロックが停止することによ
り、中継装置Ａから中継装置Ｄへの信号が断となる。リ
ングアクセス１４において折り返しが行われたことを、
割り込みによって検出した管理制御２は、リングアクセ
ス１４に対し送信クロック停止信号１５を無意にするよ
う指示する。送信クロック停止信号１５ｂが無意になる
ことにより、中継装置Ａから中継装置Ｄへの信号断は回
復する。
【００１６】中継装置ＤのリングインタフェースＡ５ａ
では、信号断を検出し、アラーム信号６ａを有意にし、
リングアクセス１４に伝える。リングアクセス１４はリ
ングインタフェースＢ５ｂへの折り返しを行い（ＷＲＡ
Ｐ−Ｂ）、送信クロック停止信号１５ａを有意にするこ
とによって、リングインタフェース５ａでの送信クロッ
ク停止を指示する。リングアクセス１４において折り返
しが行われたことを検出した管理制御２は、リングアク
セス１４に対し送信クロック停止信号１５を無意にする
よう指示する。なお、上述は、セカンダリリング１３で
障害が発生した場合について、述べているが、プライマ
リリング１２で障害が発生しても、同様にリングインタ
フェースＡ５ａの送信クロックを停止して障害発生箇所
の送信側の中継装置に障害を伝えることができる。これ
は、以下の実施の形態でも同じである。
では、信号断を検出し、アラーム信号６ａを有意にし、
リングアクセス１４に伝える。リングアクセス１４はリ
ングインタフェースＢ５ｂへの折り返しを行い（ＷＲＡ
Ｐ−Ｂ）、送信クロック停止信号１５ａを有意にするこ
とによって、リングインタフェース５ａでの送信クロッ
ク停止を指示する。リングアクセス１４において折り返
しが行われたことを検出した管理制御２は、リングアク
セス１４に対し送信クロック停止信号１５を無意にする
よう指示する。なお、上述は、セカンダリリング１３で
障害が発生した場合について、述べているが、プライマ
リリング１２で障害が発生しても、同様にリングインタ
フェースＡ５ａの送信クロックを停止して障害発生箇所
の送信側の中継装置に障害を伝えることができる。これ
は、以下の実施の形態でも同じである。
【００１７】実施の形態２．以下、この発明の実施の形
態２を図に基づいて説明する。図３は、この発明の実施
の形態２〜実施の形態５によるＡＴＭリングネットワー
クの構成を示す図である。図において、１、３、５、１
２〜１４は図２におけるものと同一のものである。この
ネットワーク構成図は、特にセカンダリリング１３での
セルの流れを示している。中継装置Ａと中継装置Ｄの間
の伝送路において障害が発生したため、中継装置Ａはリ
ングインタフェースＡ５ａへの折り返し（ＷＲＡＰ−
Ａ）状態であり、中継装置ＤはリングインタフェースＢ
５ｂへの折り返し（ＷＲＡＰ−Ｂ）状態であるため、点
線で示す経路によりリングを構成している。図において
は、中継装置Ａから中継装置Ｄへのセルはセカンダリリ
ング１３上を転送される。
態２を図に基づいて説明する。図３は、この発明の実施
の形態２〜実施の形態５によるＡＴＭリングネットワー
クの構成を示す図である。図において、１、３、５、１
２〜１４は図２におけるものと同一のものである。この
ネットワーク構成図は、特にセカンダリリング１３での
セルの流れを示している。中継装置Ａと中継装置Ｄの間
の伝送路において障害が発生したため、中継装置Ａはリ
ングインタフェースＡ５ａへの折り返し（ＷＲＡＰ−
Ａ）状態であり、中継装置ＤはリングインタフェースＢ
５ｂへの折り返し（ＷＲＡＰ−Ｂ）状態であるため、点
線で示す経路によりリングを構成している。図において
は、中継装置Ａから中継装置Ｄへのセルはセカンダリリ
ング１３上を転送される。
【００１８】図４は、この発明の実施の形態２〜実施の
形態４によるリングアクセスを示す構成図である。図に
おいて、３、５、１４は図３におけるものと同一のもの
である。１６は通常状態と折り返し状態でセルの伝送経
路を変更するための構成制御、１７はセルスイッチ３か
らのセルを蓄積するためのキュー、１６と１７はリング
アクセス１４内に設けられている。図中、点線は通常状
態（ＴＨＲＵ）でのセルの伝送経路を示している。
形態４によるリングアクセスを示す構成図である。図に
おいて、３、５、１４は図３におけるものと同一のもの
である。１６は通常状態と折り返し状態でセルの伝送経
路を変更するための構成制御、１７はセルスイッチ３か
らのセルを蓄積するためのキュー、１６と１７はリング
アクセス１４内に設けられている。図中、点線は通常状
態（ＴＨＲＵ）でのセルの伝送経路を示している。
【００１９】次に動作について説明する。中継装置Ａと
中継装置Ｄ間の伝送路が回復し、リング構成を復旧する
場合、中継装置Ａは、セカンダリリング１３へ送信する
セルをリングアクセス１４内のキュー１７に蓄積し、セ
カンダリリング１３にリング構成復旧セルを送信すると
共に、折り返しを解除する（ＷＲＡＰ−ＡからＴＨＲＵ
になる）。リング構成復旧セルは、セカンダリリング１
３上を通って中継装置Ｄに伝えられる。リング構成復旧
セルを受信した中継装置Ｄは、折り返しを解除する（Ｗ
ＲＡＰ−ＢからＴＨＲＵになる）。
中継装置Ｄ間の伝送路が回復し、リング構成を復旧する
場合、中継装置Ａは、セカンダリリング１３へ送信する
セルをリングアクセス１４内のキュー１７に蓄積し、セ
カンダリリング１３にリング構成復旧セルを送信すると
共に、折り返しを解除する（ＷＲＡＰ−ＡからＴＨＲＵ
になる）。リング構成復旧セルは、セカンダリリング１
３上を通って中継装置Ｄに伝えられる。リング構成復旧
セルを受信した中継装置Ｄは、折り返しを解除する（Ｗ
ＲＡＰ−ＢからＴＨＲＵになる）。
【００２０】実施の形態３．以下、この発明の実施の形
態３を図に基づいて説明する。図５は、この発明の実施
の形態３によるＡＴＭリングネットワークの構成を示す
図である。図において、１、３、５、１２〜１４は図２
におけるものと同一のものである。このネットワーク構
成図は、特に中継装置Ａと中継装置Ｄ間の障害が回復
し、２つの中継装置Ａ、Ｄが折り返しを解除し、ＴＨＲ
Ｕに遷移した後のプライマリリング１２でのセルの流れ
を示している。
態３を図に基づいて説明する。図５は、この発明の実施
の形態３によるＡＴＭリングネットワークの構成を示す
図である。図において、１、３、５、１２〜１４は図２
におけるものと同一のものである。このネットワーク構
成図は、特に中継装置Ａと中継装置Ｄ間の障害が回復
し、２つの中継装置Ａ、Ｄが折り返しを解除し、ＴＨＲ
Ｕに遷移した後のプライマリリング１２でのセルの流れ
を示している。
【００２１】次に動作について図３〜図５を用いて説明
する。図３において、中継装置Ａと中継装置Ｄ間の伝送
路が回復し、リング構成を復旧する場合、中継装置Ａ
は、セカンダリリング１３へ送信するセルをリングアク
セス１４内のキュー１７に蓄積し、セカンダリリング１
３にリング構成復旧セルを送信すると共に、折り返しを
解除する（ＷＲＡＰ−ＡからＴＨＲＵになる）。リング
構成復旧セルは、セカンダリリング１３上を通って中継
装置Ｄに伝えられる。リング構成復旧セルを受信した中
継装置Ｄは、折り返しを解除する（ＷＲＡＰ−ＢからＴ
ＨＲＵになる）。中継装置Ａは折り返し解除からの時間
を計測し、リング構成復旧セルが隣接する中継装置Ｄで
処理されるのに十分な時間が経過したとき、キュー１７
内に蓄積したセルを、図５に示すようにプライマリリン
グ１２に送信する。セルがセカンダリリング１３を伝送
する場合の中継装置Ａでの遅延時間は固定しているた
め、リング構成復旧セルが隣接する中継装置Ｄで処理さ
れるのに十分な時間は、リングを構成する中継装置の数
により算出可能である。その時間は、動作パラメータと
して不揮発性メモリに設定される。
する。図３において、中継装置Ａと中継装置Ｄ間の伝送
路が回復し、リング構成を復旧する場合、中継装置Ａ
は、セカンダリリング１３へ送信するセルをリングアク
セス１４内のキュー１７に蓄積し、セカンダリリング１
３にリング構成復旧セルを送信すると共に、折り返しを
解除する（ＷＲＡＰ−ＡからＴＨＲＵになる）。リング
構成復旧セルは、セカンダリリング１３上を通って中継
装置Ｄに伝えられる。リング構成復旧セルを受信した中
継装置Ｄは、折り返しを解除する（ＷＲＡＰ−ＢからＴ
ＨＲＵになる）。中継装置Ａは折り返し解除からの時間
を計測し、リング構成復旧セルが隣接する中継装置Ｄで
処理されるのに十分な時間が経過したとき、キュー１７
内に蓄積したセルを、図５に示すようにプライマリリン
グ１２に送信する。セルがセカンダリリング１３を伝送
する場合の中継装置Ａでの遅延時間は固定しているた
め、リング構成復旧セルが隣接する中継装置Ｄで処理さ
れるのに十分な時間は、リングを構成する中継装置の数
により算出可能である。その時間は、動作パラメータと
して不揮発性メモリに設定される。
【００２２】実施の形態４．以下、この発明の実施の形
態４を図に基づいて説明する。図６は、この発明の実施
の形態４によるＡＴＭリングネットワークのリンク情報
の転送を示す図である。図において、１、８、１２〜１
４は図１におけるものと同一のものである。２０はセル
を伝送するためのＳＤＨフレーム、２１はＳＤＨフレー
ム２０の管理情報を格納するオーバーヘッド、２２は管
理情報の一つであるユーザチャネルＦ１で、リンク情報
を構成する。２３はＳＤＨ終端８に対して送信するＳＤ
Ｈフレーム２０内のＦ１に設定する値を指示するＦ１設
定、２４はＳＤＨ終端８で受信したＳＤＨフレーム２０
に設定されているＦ１の値を表示するＦ１表示である。
態４を図に基づいて説明する。図６は、この発明の実施
の形態４によるＡＴＭリングネットワークのリンク情報
の転送を示す図である。図において、１、８、１２〜１
４は図１におけるものと同一のものである。２０はセル
を伝送するためのＳＤＨフレーム、２１はＳＤＨフレー
ム２０の管理情報を格納するオーバーヘッド、２２は管
理情報の一つであるユーザチャネルＦ１で、リンク情報
を構成する。２３はＳＤＨ終端８に対して送信するＳＤ
Ｈフレーム２０内のＦ１に設定する値を指示するＦ１設
定、２４はＳＤＨ終端８で受信したＳＤＨフレーム２０
に設定されているＦ１の値を表示するＦ１表示である。
【００２３】次に動作について図３、図４、図６を用い
て説明する。図３において、中継装置Ａと中継装置Ｄ間
の伝送路が回復し、リング構成を復旧する場合、中継装
置Ａは、セカンダリリング１３へ送信するセルをリング
アクセス１４内のキュー１７に蓄積し、セカンダリリン
グ１３にリング構成復旧セルを送信すると共に、折り返
しを解除する（ＷＲＡＰ−ＡからＴＨＲＵになる）。リ
ング構成復旧セルは、セカンダリリング１３上を通って
中継装置Ｄに伝えられる。リング構成復旧セルを受信し
た中継装置Ｄは、折り返しを解除（ＷＲＡＰ−ＢからＴ
ＨＲＵになる）し、Ｆ１設定２３に特定の値を設定し、
隣接する中継装置Ａにリング構成復旧セルの受信、折り
返し解除を伝える。中継装置ＡではＦ１表示２４の値が
変化したことにより、送信したリング構成復旧セルが隣
接する中継装置Ｄによって受信されたことを確認し、キ
ュー１７内に蓄積したセルをプライマリリング１２に送
信する。
て説明する。図３において、中継装置Ａと中継装置Ｄ間
の伝送路が回復し、リング構成を復旧する場合、中継装
置Ａは、セカンダリリング１３へ送信するセルをリング
アクセス１４内のキュー１７に蓄積し、セカンダリリン
グ１３にリング構成復旧セルを送信すると共に、折り返
しを解除する（ＷＲＡＰ−ＡからＴＨＲＵになる）。リ
ング構成復旧セルは、セカンダリリング１３上を通って
中継装置Ｄに伝えられる。リング構成復旧セルを受信し
た中継装置Ｄは、折り返しを解除（ＷＲＡＰ−ＢからＴ
ＨＲＵになる）し、Ｆ１設定２３に特定の値を設定し、
隣接する中継装置Ａにリング構成復旧セルの受信、折り
返し解除を伝える。中継装置ＡではＦ１表示２４の値が
変化したことにより、送信したリング構成復旧セルが隣
接する中継装置Ｄによって受信されたことを確認し、キ
ュー１７内に蓄積したセルをプライマリリング１２に送
信する。
【００２４】実施の形態５．以下、この発明の実施の形
態を図に基づいて説明する。図７は、この発明の実施の
形態５によるＡＴＭリングネットワークのデータを伝送
するセルの構成を示す図である。図において、２５はセ
ル、２６はチャネルを識別する識別子のＶＰＩ／ＶＣＩ
である。
態を図に基づいて説明する。図７は、この発明の実施の
形態５によるＡＴＭリングネットワークのデータを伝送
するセルの構成を示す図である。図において、２５はセ
ル、２６はチャネルを識別する識別子のＶＰＩ／ＶＣＩ
である。
【００２５】次に動作について、図３及び図７を用いて
説明する。ＶＰＩ／ＶＣＩ２６に特定の値が設定される
ことによって、セル２５はリング構成復旧セルであるこ
とが識別される。折り返し状態の中継装置１のリングア
クセス１４では、リング構成復旧セルを受信するとリン
グ構成を復旧する。図３において、ＷＲＡＰ−Ａ状態の
中継装置Ａのリングアクセス１４において、リング構成
復旧セルが生成され、セカンダリリング１３に送信され
る。中継装置Ｂ及び中継装置ＣはＴＨＲＵ状態であるた
め、セカンダリリング１３から受信されたセル２５は、
ＶＰＩ／ＶＣＩ２６のチェックは行わず、セカンダリリ
ング１３に送信する。折り返しを行っているＷＲＡＰ−
Ｂ状態の中継装置Ｄでは、セカンダリリング１３からの
セル２５を受信すると、リングアクセス１４においてＶ
ＰＩ／ＶＣＩ２６のチェックを行い、リング構成復旧セ
ルであることを認識する。
説明する。ＶＰＩ／ＶＣＩ２６に特定の値が設定される
ことによって、セル２５はリング構成復旧セルであるこ
とが識別される。折り返し状態の中継装置１のリングア
クセス１４では、リング構成復旧セルを受信するとリン
グ構成を復旧する。図３において、ＷＲＡＰ−Ａ状態の
中継装置Ａのリングアクセス１４において、リング構成
復旧セルが生成され、セカンダリリング１３に送信され
る。中継装置Ｂ及び中継装置ＣはＴＨＲＵ状態であるた
め、セカンダリリング１３から受信されたセル２５は、
ＶＰＩ／ＶＣＩ２６のチェックは行わず、セカンダリリ
ング１３に送信する。折り返しを行っているＷＲＡＰ−
Ｂ状態の中継装置Ｄでは、セカンダリリング１３からの
セル２５を受信すると、リングアクセス１４においてＶ
ＰＩ／ＶＣＩ２６のチェックを行い、リング構成復旧セ
ルであることを認識する。
【００２６】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。各中継
装置は、第一の伝送路からのセルの受信と送信クロック
に応じて第二の伝送路へセルの送信を行う第一のリング
インタフェースと、第二の伝送路からのセルの受信と送
信クロックに応じて第一の伝送路へセルの送信を行う第
二のリングインタフェースを備え、第二の伝送路で障害
が発生したときは、第二の伝送路の障害発生箇所の両端
の中継装置のうち受信側の第一の中継装置で障害を検出
し、第一の中継装置は、第二のリングインタフェースの
送信クロックを停止するので、第一の中継装置で送信ク
ロックを停止することにより、第二の伝送路の障害発生
箇所の送信側の中継装置でそれを検出することができ
る。
れているので、以下に示すような効果を奏する。各中継
装置は、第一の伝送路からのセルの受信と送信クロック
に応じて第二の伝送路へセルの送信を行う第一のリング
インタフェースと、第二の伝送路からのセルの受信と送
信クロックに応じて第一の伝送路へセルの送信を行う第
二のリングインタフェースを備え、第二の伝送路で障害
が発生したときは、第二の伝送路の障害発生箇所の両端
の中継装置のうち受信側の第一の中継装置で障害を検出
し、第一の中継装置は、第二のリングインタフェースの
送信クロックを停止するので、第一の中継装置で送信ク
ロックを停止することにより、第二の伝送路の障害発生
箇所の送信側の中継装置でそれを検出することができ
る。
【００２７】また、各中継装置は、リングインタフェー
スを制御すると共にセル転送経路を構成するリングアク
セス部と、このリングアクセス部を管理制御する管理制
御部を備え、第二の伝送路で障害が発生したときは、第
一の中継装置の第二のリングインタフェースで障害を検
出し、第一の中継装置のリングアクセス部に通知して、
通知を受けたリングアクセス部は、第一のリングインタ
フェースから受信したセルを第一のリングインタフェー
スから送信するように転送経路を変更し、管理制御部に
割り込みを発生させると共に、第二のリングインタフェ
ースの送信クロックを停止させる停止信号を有意にする
ので、ハードウエアによって送信クロックの停止信号を
発生することができる。また、第一の中継装置の管理制
御部は、リングアクセス部からの割り込みによって、第
二のリングインタフェースの送信クロックを停止させる
停止信号を無意にするので、送信クロックの停止は、短
時間で回復することができる。
スを制御すると共にセル転送経路を構成するリングアク
セス部と、このリングアクセス部を管理制御する管理制
御部を備え、第二の伝送路で障害が発生したときは、第
一の中継装置の第二のリングインタフェースで障害を検
出し、第一の中継装置のリングアクセス部に通知して、
通知を受けたリングアクセス部は、第一のリングインタ
フェースから受信したセルを第一のリングインタフェー
スから送信するように転送経路を変更し、管理制御部に
割り込みを発生させると共に、第二のリングインタフェ
ースの送信クロックを停止させる停止信号を有意にする
ので、ハードウエアによって送信クロックの停止信号を
発生することができる。また、第一の中継装置の管理制
御部は、リングアクセス部からの割り込みによって、第
二のリングインタフェースの送信クロックを停止させる
停止信号を無意にするので、送信クロックの停止は、短
時間で回復することができる。
【００２８】さらに、第二の伝送路が障害から回復し、
二重リングを復旧する場合に、第一の中継装置は、第一
のリングインタフェースから送信するセルをリングアク
セス部内のキューに蓄積して、第一のインタフェースか
らリング構成復旧セルを送信すると共に、二重リングを
復旧するよう転送経路を変更するので、リング構成復旧
のタイミングを与えることができる。また、障害発生箇
所の送信側の第二の中継装置は、リング構成復旧セルを
受信して、二重リングの伝送路を復旧するように転送経
路を変更するので、第二の中継装置は、リング構成復旧
のタイミングを得ることができる。
二重リングを復旧する場合に、第一の中継装置は、第一
のリングインタフェースから送信するセルをリングアク
セス部内のキューに蓄積して、第一のインタフェースか
らリング構成復旧セルを送信すると共に、二重リングを
復旧するよう転送経路を変更するので、リング構成復旧
のタイミングを与えることができる。また、障害発生箇
所の送信側の第二の中継装置は、リング構成復旧セルを
受信して、二重リングの伝送路を復旧するように転送経
路を変更するので、第二の中継装置は、リング構成復旧
のタイミングを得ることができる。
【００２９】また、第一の中継装置は、リング構成復旧
セルを送信して、一定時間経過後、キュー内に蓄積され
ているセルを所定の伝送路に送信するので、セルが廃棄
されることがない。さらにまた、一定時間は、不揮発性
メモリに記憶されているので、簡単に記憶でき、また取
り出すことができる。また、第二の中継装置は、二重リ
ングの伝送路を復旧するように転送経路を変更したと
き、リンク情報によって第一の中継装置に通知するの
で、リンク情報によって復旧を確認するので、その後に
キュー内に蓄積されているセルを送信することができ
る。
セルを送信して、一定時間経過後、キュー内に蓄積され
ているセルを所定の伝送路に送信するので、セルが廃棄
されることがない。さらにまた、一定時間は、不揮発性
メモリに記憶されているので、簡単に記憶でき、また取
り出すことができる。また、第二の中継装置は、二重リ
ングの伝送路を復旧するように転送経路を変更したと
き、リンク情報によって第一の中継装置に通知するの
で、リンク情報によって復旧を確認するので、その後に
キュー内に蓄積されているセルを送信することができ
る。
【００３０】また、第一の中継装置は、第二の中継装置
から、二重リングの伝送路を復旧した旨の通知を受けた
後、キュー内に蓄積されているセルを所定の伝送路に送
信するので、セル廃棄が発生しない。加えて、リング構
成復旧セルは、ＶＰＩ／ＶＣＩ値によって識別されるの
で、第二の中継装置で、リング構成復旧セルを認識する
ことができる。
から、二重リングの伝送路を復旧した旨の通知を受けた
後、キュー内に蓄積されているセルを所定の伝送路に送
信するので、セル廃棄が発生しない。加えて、リング構
成復旧セルは、ＶＰＩ／ＶＣＩ値によって識別されるの
で、第二の中継装置で、リング構成復旧セルを認識する
ことができる。
【図１】 この発明の実施の形態１によるＡＴＭリング
ネットワークの中継装置の構成を示す図である。
ネットワークの中継装置の構成を示す図である。
【図２】 この発明の実施の形態１によるＡＴＭリング
ネットワークを示す構成図である。
ネットワークを示す構成図である。
【図３】 この発明の実施の形態２、３、４、５による
ＡＴＭリングネットワークを示す構成図である。
ＡＴＭリングネットワークを示す構成図である。
【図４】 この発明の実施の形態２、３、４によるリン
グアクセスを示す構成図である。
グアクセスを示す構成図である。
【図５】 この発明の実施の形態３によるＡＴＭリング
ネットワークを示す構成図である。
ネットワークを示す構成図である。
【図６】 この発明の実施の形態４によるＡＴＭリング
ネットワークのリンク情報の転送を示す構成図である。
ネットワークのリンク情報の転送を示す構成図である。
【図７】 この発明の実施の形態５によるＡＴＭリング
ネットワークのセルの構成を示す図である。
ネットワークのセルの構成を示す図である。
【図８】 従来のＡＴＭリングネットワークの中継装置
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図９】 従来のＡＴＭリングネットワークを示す構成
図である。
図である。
１ 中継装置、 ２ 管理制御、 ３ セルスイッチ、
４ ポートインタフェース、 ５ リングインタフェー
ス、６ アラーム信号、 ８ ＳＤＨ終端、 ９ ＴＣ
処理、１２ プライマリリング、 １３ セカンダリリ
ング、１４ リングアクセス、 １５ 送信クロック停
止信号、 １６ 構成制御、１７ キュー、 ２０ Ｓ
ＤＨフレーム、 ２１ オーバーヘッド、２２ Ｆ１、
２３ Ｆ１設定、 ２４ Ｆ１表示、 ２５ セル、
２６ ＶＰＩ／ＶＣＩ。
４ ポートインタフェース、 ５ リングインタフェー
ス、６ アラーム信号、 ８ ＳＤＨ終端、 ９ ＴＣ
処理、１２ プライマリリング、 １３ セカンダリリ
ング、１４ リングアクセス、 １５ 送信クロック停
止信号、 １６ 構成制御、１７ キュー、 ２０ Ｓ
ＤＨフレーム、 ２１ オーバーヘッド、２２ Ｆ１、
２３ Ｆ１設定、 ２４ Ｆ１表示、 ２５ セル、
２６ ＶＰＩ／ＶＣＩ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5K030 GA12 HA10 HB14 HB29 KA03 KA21 MA04 MB01 5K031 AA08 CA08 CB11 DA12 DB07 DB11 EA01 EB15 9A001 BB04 CC02 HH34 JJ18 LL02 LL07
Claims (10)
- 【請求項１】 ＡＴＭ方式によるセルがそれぞれ伝送さ
れる第一の伝送路及び第二の伝送路からなる二重リング
によって接続された複数の中継装置を有するＡＴＭリン
グネットワークにおいて、各中継装置は、第一の伝送路
からのセルの受信と送信クロックに応じて第二の伝送路
へセルの送信を行う第一のリングインタフェース、第二
の伝送路からのセルの受信と送信クロックに応じて第一
の伝送路へセルの送信を行う第二のリングインタフェー
スを備え、第二の伝送路で障害が発生したときは、上記
第二の伝送路の障害発生箇所の両端の中継装置のうち受
信側の第一の中継装置で上記障害を検出し、上記第一の
中継装置は、第二のリングインタフェースの送信クロッ
クを停止することを特徴とするＡＴＭリングネットワー
ク。 - 【請求項２】 各中継装置は、リングインタフェースを
制御すると共にセル転送経路を構成するリングアクセス
部、このリングアクセス部を管理制御する管理制御部を
備え、第二の伝送路で障害が発生したときは、第一の中
継装置の第二のリングインタフェースで上記障害を検出
し、上記第一の中継装置のリングアクセス部に通知し
て、上記通知を受けたリングアクセス部は、第一のリン
グインタフェースから受信したセルを第一のリングイン
タフェースから送信するように転送経路を変更し、上記
管理制御部に割り込みを発生させると共に、上記第二の
リングインタフェースの送信クロックを停止させる停止
信号を有意にすることを特徴とする請求項１記載のＡＴ
Ｍリングネットワーク。 - 【請求項３】 第一の中継装置の管理制御部は、リング
アクセス部からの割り込みによって、第二のリングイン
タフェースの送信クロックを停止させる停止信号を無意
にすることを特徴とする請求項２記載のＡＴＭリングネ
ットワーク。 - 【請求項４】 第二の伝送路が障害から回復し、二重リ
ングを復旧する場合に、第一の中継装置は、第一のリン
グインタフェースから送信するセルをリングアクセス部
内のキューに蓄積して、第一のインタフェースからリン
グ構成復旧セルを送信すると共に、二重リングを復旧す
るよう転送経路を変更することを特徴とする請求項２ま
たは請求項３記載のＡＴＭリングネットワーク。 - 【請求項５】 障害発生箇所の送信側の第二の中継装置
は、リング構成復旧セルを受信して、二重リングの伝送
路を復旧するように転送経路を変更することを特徴とす
る請求項４記載のＡＴＭリングネットワーク。 - 【請求項６】 第一の中継装置は、リング構成復旧セル
を送信して、一定時間経過後、キュー内に蓄積されてい
るセルを所定の伝送路に送信することを特徴とする請求
項４または請求項５記載のＡＴＭリングネットワーク。 - 【請求項７】 一定時間は、不揮発性メモリに記憶され
ていることを特徴とする請求項６記載のＡＴＭリングネ
ットワーク。 - 【請求項８】 第二の中継装置は、二重リングの伝送路
を復旧するように転送経路を変更したとき、リンク情報
によって第一の中継装置に通知することを特徴とする請
求項５記載のＡＴＭリングネットワーク。 - 【請求項９】 第一の中継装置は、第二の中継装置か
ら、二重リングの伝送路を復旧した旨の通知を受けた
後、キュー内に蓄積されているセルを所定の伝送路に送
信することを特徴とする請求項８記載のＡＴＭリングネ
ットワーク。 - 【請求項１０】 リング構成復旧セルは、ＶＰＩ／ＶＣ
Ｉ値によって識別されることを特徴とする請求項４〜請
求項９のいずれか一項記載のＡＴＭリングネットワー
ク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11083986A JP2000278306A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | Ａｔｍリングネットワーク |
Applications Claiming Priority (1)
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