JP2000277567A - ボンディング用ヒータ - Google Patents

ボンディング用ヒータ

Info

Publication number
JP2000277567A
JP2000277567A JP8200699A JP8200699A JP2000277567A JP 2000277567 A JP2000277567 A JP 2000277567A JP 8200699 A JP8200699 A JP 8200699A JP 8200699 A JP8200699 A JP 8200699A JP 2000277567 A JP2000277567 A JP 2000277567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
bonding
groove
section
heater surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8200699A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisakazu Okajima
久和 岡島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP8200699A priority Critical patent/JP2000277567A/ja
Publication of JP2000277567A publication Critical patent/JP2000277567A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors
    • H01L2224/7525Means for applying energy, e.g. heating means
    • H01L2224/75252Means for applying energy, e.g. heating means in the upper part of the bonding apparatus, e.g. in the bonding head
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors
    • H01L2224/755Cooling means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors
    • H01L2224/757Means for aligning
    • H01L2224/75743Suction holding means
    • H01L2224/75745Suction holding means in the upper part of the bonding apparatus, e.g. in the bonding head
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/01Chemical elements
    • H01L2924/01019Potassium [K]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/102Material of the semiconductor or solid state bodies
    • H01L2924/1025Semiconducting materials
    • H01L2924/10251Elemental semiconductors, i.e. Group IV
    • H01L2924/10253Silicon [Si]

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ツールヘッドを介して半導体チップを加熱す
るヒータ部のヒータ面の温度分布を均一化し、半導体チ
ップの各接合端子を回路基板上の電極にムラ無く良好に
接合できるボンディング用ヒータを提供する。 【解決手段】 発熱体12が埋設されたヒータ部14
と、ヒータ部14と一体的に形成されてヒータ部14を
固定するホルダー部15とを備えたセラミック基材から
なるボンディング用ヒータ1である。ヒータ部14は平
面状のヒータ面17を有し、ヒータ面17の外周近傍部
に、ヒータ面17の外周に沿って溝3が設けられてい
る。溝3はヒータ使用時にヒータ面17に装着固定され
るツールヘッドによりその開口部分が塞がれて溝3内が
閉空間となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、液晶パネル実装
におけるCOG、コンピュータや携帯電話におけるMC
M実装等で用いられるフリップチップボンディング(F
CB)に使用されるボンディング用ヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】 半導体デバイスの高速・多ピン化に伴
い、狭ピッチ・高精度の半導体実装技術がますます重要
になりつつある。特に、液晶パネル実装におけるCO
G、コンピュータや携帯電話におけるMCM実装など
で、すでに実用化されているフリップチップボンディン
グ(FCB)は、図8(a)に示すように、Siチップ等
の半導体チップ50と回路基板60上の電極62を接合
する際、直接半田やAuロウ等の接合端子(バンプ)5
2で熱圧着により接合する方法である。
【0003】 このFCBは、図8(b)、(c)に示すよ
うな従来のリード線54、56を介して接合を行うワイ
ヤボンディング(WB)やテープキャリア(TC)と比
較して、デバイスの更なるコンパクト・小型化及び高速
化が可能となるため、今後WBやTCにかわりFCBが
主流になると予想されている。
【0004】 このFCBに用いる装置の一例を図7に
示す。実際にFCBを行う場合、半導体チップ50のサ
イズに対応したツールヘッド20を選択し、ツールヘッ
ド20を真空吸着によりボンディング用ヒータ1に固定
した後、半導体チップ50を真空吸着によりツールヘッ
ド20に装着させる。ここで、ボンディング用ヒータ1
は、半導体チップ50を強制冷却するために、ジャケッ
ト30に固定用ねじ11にてねじ止めされている。そし
て、半導体チップ50と接合するための電極62が配設
された回路基板60を、基板用基台40に真空吸着によ
り固定させる。
【0005】 次に、ツールヘッド20を基板用基台4
0の位置決めされた方向に垂直に降下させて、半導体チ
ップ50上の接合端子52と回路基板60上の電極62
を接触させた後、所定の荷重(最大50kgf程度)を
掛けると同時に、半導体チップ50を所定の温度(45
0〜500℃程度)に急速昇温(50℃から450〜5
00℃まで5秒程度)させ、一定時間(3〜5秒程度)
保持することにより、半導体チップ50上の接合端子5
2と回路基板60上の電極62を熱圧着する。
【0006】 そして、速やかにボンディング用ヒータ
1の電源を切断し、ジャケット30にて強制冷却(水冷
又は空冷)を行い、ツールヘッド20に装着された半導
体チップ50を急速降温(450〜500℃から100
℃まで20秒程度)させることにより、半導体チップ5
0上の接合端子52と回路基板60上の電極62が接合
され、FCBは完了する。
【0007】 このとき、半導体チップ50の接合端子
52の広がりを防止すると同時に、半導体チップ50に
対する熱的なダメージを少なくするため、急速昇降温
(昇温:5秒以下、降温:20秒以下)することが、F
CBを確実に行う上で必要不可欠である。
【0008】 上記要件を満たすために、ボンディング
用ヒータ1は、熱伝導性、均熱性、放熱性及び熱衝撃性
に優れるているとともに、酸化劣化しにくく長寿命であ
ることが必要である。このため、上記ボンディング用ヒ
ータの基材として、熱伝導性、均熱性、放熱性及び熱衝
撃性に優れた特性を有するAlNが主に用いられてい
る。
【0009】 図9は、従来FCBに用いられているボ
ンディング用ヒータを示す説明図で、(a)は平面図、
(b)は(a)のA−A断面図である。このボンディング用
ヒータ1は、発熱体12が埋設されたヒータ部14と、
このヒータ部14と一体的に形成されてヒータ部14を
固定するホルダー部15とを備えたセラミック基材から
なるもので、ヒータ部14は平面状のヒータ面17を有
し、FCBの際には、このヒータ面17にツールヘッド
を介してSiチップ等の半導体チップが装着固定され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、この
ような従来のボンディング用ヒータは、前述のような急
速昇降温を要し、温度保持時間が数秒と短いFCBにお
いては、ツールヘッド及び半導体チップの加熱に供する
ヒータ面17に温度分布の著しい不均一が生じる。具体
的な温度分布としては、図10に示すように、ヒータ面
17の中央部が高温部となり、外周近傍部が低温部とな
る傾向にある。これは、外気にさらされるヒータ部14
の外周部が放熱しやすいためである。
【0011】 そして、このようにヒータ面17に温度
分布の不均一が生じることにより、そこに装着固定され
るツールヘッド20の表面(ツール面21)にも、図1
1に示すように不均一な温度分布が生じる。この結果、
ツールヘッド20のツール面21に装着固定される半導
体チップへの熱伝導が一様とならず、回路基板へのボン
ディングにムラができる、すなわち、半導体チップの接
合端子が回路基板上の電極に良好に接合されている部分
と、接合不良がある部分とが生じるという問題がある。
【0012】 本発明は、このような従来技術の有する
課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、ツールヘッドを介して半導体チップを加熱するヒ
ータ部のヒータ面の温度分布を均一化し、半導体チップ
の各接合端子を回路基板上の電極にムラ無く良好に接合
できるボンディング用ヒータを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】 本発明によれば、発熱
体が埋設されたヒータ部と、当該ヒータ部と一体的に形
成されて当該ヒータ部を固定するホルダー部とを備えた
セラミック基材からなるボンディング用ヒータであっ
て、前記ヒータ部は平面状のヒータ面を有し、当該ヒー
タ面の外周近傍部に、当該ヒータ面の外周に沿って溝が
設けられており、当該溝はヒータ使用時に前記ヒータ面
に装着固定されるツールヘッドによりその開口部分が塞
がれて溝内が閉空間となることを特徴とするボンディン
グ用ヒータ、が提供される。
【0014】 また、本発明によれば、発熱体が埋設さ
れたヒータ部と、当該ヒータ部と一体的に形成されて当
該ヒータ部を固定するホルダー部とを備えたセラミック
基材からなるボンディング用ヒータであって、前記ヒー
タ部は平面状のヒータ面を有し、当該ヒータ面の外周近
傍部に、当該ヒータ面の外周に沿って多数の穴が設けら
れており、当該穴はヒータ使用時に前記ヒータ面に装着
固定されるツールヘッドによりその開口部分が塞がれて
穴内が閉空間となることを特徴とするボンディング用ヒ
ータ、が提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】 図1は、本発明の実施形態の一
例を示す説明図で、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A
断面図である。本発明のボンディング用ヒータ1は、タ
ングステン等の抵抗体からなる発熱体12が埋設された
ヒータ部14と、ヒータ部14と一体的に形成されてヒ
ータ部14を固定するホルダー部15とを備えたセラミ
ック基材からなる。
【0016】 また、このボンディング用ヒータ1は、
Siチップ等の半導体チップを、ツールヘッドを介して
真空吸着により固定するための半導体チップ真空吸着孔
(図示せず)と、ツールヘッドを真空吸着により固定す
るためのツールヘッド真空吸着孔(図示せず)と、発熱
体12に給電する端子接合部8とを備えている。
【0017】 ヒータ部14は、平面状のヒータ面17
を有し、本発明の特徴的な構成として、このヒータ面1
7の外周近傍部に、ヒータ面17の外周に沿って溝3が
設けられている。図2のように、この溝3は、FCBの
際にヒータ面17に装着固定されるツールヘッド20の
ヒータ面17に相対する面により、その開口部分が塞が
れて、溝3内が閉空間となる。すなわち、ヒータ面17
にツールヘッド20が装着固定されると、溝3内には外
気から遮断された空気の断熱層が形成されることにな
る。
【0018】 このため、ヒータ部14の溝3よりも内
側の部分は、この空気断熱層により放熱が抑制され、ヒ
ータ面17の当該内側部分は温度分布が均一化され、ま
た、そこに装着固定されるツールヘッド20の半導体チ
ップ50に相対するツール面21の温度分布も均一化す
る。その結果、ヒータ面17からツールヘッド20に装
着固定される半導体チップ50への熱伝導は、ヒータ面
17の溝3よりも内側の部分においてほぼ一様となり、
半導体チップ50の各接合端子を回路基板上の電極にム
ラなく良好に接合できる。
【0019】 なお、本発明のボンディング用ヒータ1
においては、空気断熱層が形成される溝3よりも外側の
部分は、ほとんど発熱しないので、ヒータ面17の溝3
よりも内側の部分が、実際に加熱に使用される部分とな
るようにヒータ面17の寸法を設定するようにする。溝
3の深さdは、ヒータ部14側面の外気に露出している
部分の高さhの50%以上とすることが、溝3内に形成
された空気断熱層による断熱効果を高める観点から好ま
しい。
【0020】 また、上記図1の実施形態では、ヒータ
面17に連続した(途切れの無い)環状の溝3が設けら
れているが、溝は必ずしも連続的に設けられている必要
はなく、図3のようにヒータ面17の外周に沿って、不
連続な複数の溝3を形成してもよい。この場合、溝3同
士の端部の距離が長すぎると、その不連続部分からの放
熱が大きくなるので、できるだけ溝3同士の端部の距離
を短くすることが好ましい。
【0021】 更に、本発明では、環状ではなく、図4
のように、一部に途切れがある溝3を形成し、その途切
れ部分においてヒータ部14の側面に設けた穴よりモニ
ター用の温度センサ13を挿入するようにしてもよい。
【0022】 更にまた、本発明では、図5のように溝
3を多重に設けて、空気断熱層を複数形成するようにし
てもよい。本例では、溝3を二重に形成しているので、
2つの環状の空気断熱層が形成されることになるが、こ
れにより断熱効果が一層高まり、溝3よりも内側の部分
におけるヒータ面17の温度分布がより均一化される。
【0023】 以上の実施形態では、空気断熱層の形成
のためにヒータ面に溝を形成しているが、溝の代わり
に、図6のように、ヒータ面17の外周近傍部に、ヒー
タ面17の外周に沿って多数の穴5を設けてもよい。こ
れらの穴5も、前記実施形態における溝と同様、ヒータ
使用時にヒータ面17に装着固定されるツールヘッド2
0により、その開口部分が塞がれて、穴5内が閉空間と
なり、穴5内に外気から遮断された空気の断熱層が形成
される。この実施形態では、隣接する穴5同士の間から
ヒータ部14の熱が放熱されるため、通常は上記のよう
に溝を設けた場合よりも断熱効果が劣るが、穴5同士の
間隔を狭めることなどによって、かなり高い断熱効果が
得られ、ヒータ面17の穴5が設けられた部分よりも内
側の部分における温度分布が均一化する。
【0024】 なお、この実施形態においても、ヒータ
面17の穴5が設けられた部分よりも外側の部分は、ほ
とんど発熱しないので、穴5が設けられた部分よりも内
側の部分が、実際に加熱に使用される部分となるように
ヒータ面17の寸法を設定するようにする。穴5の形状
は特に限定されるものではなく、円形、楕円形、長円
形、矩形等の任意の形状とすることができる。穴5の深
さは、上記の溝の深さと同様にヒータ部14側面の外気
に露出している部分の高さの50%以上とすることが、
穴5内に形成された空気断熱層による断熱効果を高める
観点から好ましい。
【0025】 本発明では、ヒータ部とホルダー部とを
備えるセラミック基材の熱伝導率が、30W/m・K以
上であるとともに、抗折強度が300MPa以上、破壊
靱性が2MPa・m1/2以上、熱衝撃性がΔT500℃
以上であることが好ましい。このため、セラミック基材
は、単一材料で、窒化珪素、窒化アルミニウム、炭化珪
素のいずれかで形成されていることが好ましく、特にジ
ャケットで強制冷却を行う場合、より抗折強度、破壊靱
性、熱衝撃性に優れた窒化珪素で形成さていることが好
ましい。
【0026】
【実施例】 以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0027】(実施例)窒化珪素造粒顆粒を金型プレス
(成形圧:200kg)にて成形し、プレス成形体Aを
作製した。次いで、99重量%のタングステン粉末(平
均粒径:1.1μm)にバインダーとしてポリビニルブ
チラールを加え、ブチルカルビトールで粘調したペース
トを調製した。このペーストを用い、プレス成形体Aの
上面に所定の発熱体形状となるようにスクリーン印刷を
施した。
【0028】 スクリーン印刷されたプレス成形体Aの
上に窒化珪素造粒顆粒を金型内で積層させた後、金型プ
レス(成形圧:200kg)にて成形し、プレス成形体
Bを作製した。このプレス成形体Bを7tの加圧でコー
ルドアイソスタティックプレス(CIP)にて成形し、
更に白加工することにより、プレス成形体Cを作製し
た。
【0029】 上記プレス成形体Cをバインダー等の樹
脂を抜くために、窒素ガス雰囲気下、500℃で2時間
仮焼した後、更に窒素ガス雰囲気下、1870℃で3時
間焼成を行うことにより、ヒータ部とホルダー部が一体
となったセラミック基材を作製した。このセラミック基
材に対し、図1のように、ヒータ面17外周から1mm
内側の部分に幅wが1mmで、深さdがヒータ部14側
面の外気に露出している部分の高さhとほぼ同等の溝3
を設けるとともに、セラミック基材の高さHが6mm、
ヒータ部14側面の外気に露出している部分の高さhが
4mmで、ヒータ部14が一辺の長さ29mmの正方形
のヒータ面17を持つように研削及び研磨を施した。更
に、セラミック基材に埋設された発熱体の両端部に、A
g−Cu−Ti系合金(融点:850℃)であるロウ材
を用いて端子(端子材料:kovar)をロウ付けし、
ボンディング用ヒータを得た。
【0030】 こうして得られたボンディング用ヒータ
を室温から500℃まで5秒間で昇温し、そのまま50
0℃で保持した状態にて、サーモビューワでヒータ面1
7上の温度分布を観測し、ヒータ面17の溝3よりも内
側部分における最高温度Tmaxと最低温度Tminを調べ、
その差(Tmax−Tmin)を求めた。また、ボンディング
用ヒータ1のヒータ面17に、そのヒータ面17と同等
の形状・寸法のツール面を持つ炭化珪素製のツールヘッ
ドを装着固定し、ボンディング用ヒータを室温から50
0℃まで20秒間で昇温し、そのまま500℃で保持し
た状態にて、サーモビューワでツール面の温度分布を観
測し、ツール面の最高温度T maxと最低温度Tminを調
べ、その差(Tmax−Tmin)を求めた。それらの結果を
表1に示す。
【0031】(比較例)ヒータ面に溝を形成せず、ま
た、ヒータ部が一辺の長さ25mmの正方形のヒータ面
を持つようにした(すなわち、当該比較例のボンディン
グ用ヒータのヒータ面は上記実施例のボンディング用ヒ
ータのヒータ面17の溝3よりも内側の部分と同等の形
状・寸法を持つ。)以外は、上記実施例と同様の手順
で、図9のような従来構造のボンディング用ヒータを得
た。
【0032】 こうして得られたボンディング用ヒータ
を室温から500℃まで5秒間で昇温し、そのまま50
0℃で保持した状態にて、サーモビューワでヒータ面1
7上の温度分布を観測し、ヒータ面17の最高温度T
maxと最低温度Tminを調べ、その差(Tmax−Tmin)を
求めた。また、ボンディング用ヒータのヒータ面17
に、そのヒータ面と同等の形状・寸法のツール面を持つ
炭化珪素製のツールヘッドを装着固定し、ボンディング
用ヒータを室温から500℃まで20秒間で昇温し、そ
のまま500℃で保持した状態にて、サーモビューワで
ツール面の温度分布を観測し、ツール面の最高温度T
maxと最低温度Tminを調べ、その差(Tmax−Tmin)を
求めた。それらの結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】 表1より、本発明に係る実施例のボンデ
ィング用ヒータは、従来技術に係る比較例のボンディン
グ用ヒータに比して、ヒータ部のヒータ面及びそれに装
着固定されたツールヘッドのツール面における最高温度
と最低温度との温度差が小さく、温度分布がより均一で
あることがわかる。
【0035】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明のボンデ
ィング用ヒータでは、その外周近傍部分に形成した溝又
は多数の穴によって、空気の断熱層が形成され、これら
溝又は穴よりも内側の部分の放熱が抑制されるため、当
該内側部分に温度分布の不均一が低減されたヒータ面が
得られる。このため、本発明のボンディング用ヒータを
用いてFCBを実施すると、ツールヘッド及び半導体チ
ップへの熱伝導は、ヒータ面の溝又は穴よりも内側の部
分においてほぼ一様となり、半導体チップの各接合端子
を回路基板上の電極にムラ無く良好に接合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の一例を示す説明図で、
(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図2】 本発明のボンディング用ヒータのヒータ面
に、ツールヘッド及び半導体チップを装着固定した状態
を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施形態の他の一例を示す平面図で
ある。
【図4】 本発明の実施形態の他の一例を示す平面図で
ある。
【図5】 本発明の実施形態の他の一例を示す平面図で
ある。
【図6】 本発明の実施形態の他の一例を示す平面図で
ある。
【図7】 フリップチップボンディング(FCB)に用
いる装置の一例を示した概略説明図である。
【図8】 半導体実装技術の主要な方法を示したもので
あり、(a)はフリップチップボンディング(FCB)、
(b)はワイヤボンディング(WB)、(c)はテープキャ
リア(TC)である。
【図9】 従来のボンディング用ヒータを示す説明図
で、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図10】 従来のボンディング用ヒータにおけるヒー
タ面の温度分布を示す説明図である。
【図11】 従来のボンディング用ヒータに装着された
ツールヘッドのツール面の温度分布を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…ボンディング用ヒータ、3…溝、5…穴、8…端子
接合部、12…発熱体、13…モニター用温度センサ、
14…ヒータ部、15…ホルダー部、17…ヒータ面、
20…ツールヘッド、21…ツール面、30…ジャケッ
ト、40…基板用基台、50…半導体チップ、52…接
合端子、54…リード線(接続細線)、56…リード線
(接続テープ)、60…回路基板、62…電極。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体が埋設されたヒータ部と、当該ヒ
    ータ部と一体的に形成されて当該ヒータ部を固定するホ
    ルダー部とを備えたセラミック基材からなるボンディン
    グ用ヒータであって、前記ヒータ部は平面状のヒータ面
    を有し、当該ヒータ面の外周近傍部に、当該ヒータ面の
    外周に沿って溝が設けられており、当該溝はヒータ使用
    時に前記ヒータ面に装着固定されるツールヘッドにより
    その開口部分が塞がれて溝内が閉空間となることを特徴
    とするボンディング用ヒータ。
  2. 【請求項2】 前記溝が不連続な複数の溝である請求項
    1記載のボンディング用ヒータ。
  3. 【請求項3】 前記溝が多重に設けられた請求項1記載
    のボンディング用ヒータ。
  4. 【請求項4】 前記ヒータ面の溝よりも内側の部分が、
    実際に加熱に使用される部分となるようにヒータ面の寸
    法が設定された請求項1記載のボンディング用ヒータ。
  5. 【請求項5】 発熱体が埋設されたヒータ部と、当該ヒ
    ータ部と一体的に形成されて当該ヒータ部を固定するホ
    ルダー部とを備えたセラミック基材からなるボンディン
    グ用ヒータであって、前記ヒータ部は平面状のヒータ面
    を有し、当該ヒータ面の外周近傍部に、当該ヒータ面の
    外周に沿って多数の穴が設けられており、当該穴はヒー
    タ使用時に前記ヒータ面に装着固定されるツールヘッド
    によりその開口部分が塞がれて穴内が閉空間となること
    を特徴とするボンディング用ヒータ。
  6. 【請求項6】 前記ヒータ面の穴が設けられた部分より
    も内側の部分が、実際に加熱に使用される部分となるよ
    うにヒータ面の寸法が設定された請求項5記載のボンデ
    ィング用ヒータ。
JP8200699A 1999-03-25 1999-03-25 ボンディング用ヒータ Withdrawn JP2000277567A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8200699A JP2000277567A (ja) 1999-03-25 1999-03-25 ボンディング用ヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8200699A JP2000277567A (ja) 1999-03-25 1999-03-25 ボンディング用ヒータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000277567A true JP2000277567A (ja) 2000-10-06

Family

ID=13762452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8200699A Withdrawn JP2000277567A (ja) 1999-03-25 1999-03-25 ボンディング用ヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000277567A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014022629A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Shinkawa Ltd ボンディング装置用ヒータ及びその冷却方法
CN104916554A (zh) * 2014-03-11 2015-09-16 东莞高伟光学电子有限公司 将半导体器件或元件焊接到基板上的方法和装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014022629A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Shinkawa Ltd ボンディング装置用ヒータ及びその冷却方法
CN104916554A (zh) * 2014-03-11 2015-09-16 东莞高伟光学电子有限公司 将半导体器件或元件焊接到基板上的方法和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6583505B2 (en) Electrically isolated power device package
JP2000286038A (ja) セラミックヒータと電極端子との接合構造およびその接合方法
CN109216234A (zh) 用于处理半导体衬底的设备和方法
JP3255871B2 (ja) パルスヒーター及び半導体チップ実装ボードの製法
JP2000277567A (ja) ボンディング用ヒータ
JP2007266224A (ja) パワーモジュール
JP3694607B2 (ja) 接触加熱用ヒータ及びこれを用いた接触加熱装置
JP3449185B2 (ja) 電子部品のボンディング装置
JP3749654B2 (ja) セラミックヒータ
KR20210133069A (ko) 접착제 전사 필름 및 이를 이용한 파워모듈용 기판 제조방법
JP3710690B2 (ja) SiCヒータ
JP2000231978A (ja) ボンディング用ヒータ
JP2000232133A (ja) ボンディング用ヒータ
JP2000286306A (ja) ボンディング用ヒータ
JP2000286036A (ja) ボンディング用ヒータ
JP2000232134A (ja) ボンディング用ヒータ
JP4711527B2 (ja) 接触加熱用ヒーター
JP6691197B1 (ja) ヒーターアセンブリー
JP2000195906A (ja) ボンディング用ヒータ
JP2004158547A (ja) ヒータ
KR20190025801A (ko) 히터 어셈블리
JP2000286305A (ja) ボンディング用ヒータ
JP2000231979A (ja) ボンディング用ヒータ
JP2000286037A (ja) ボンディング用ヒータ
JP2018514952A (ja) 選択はんだ付け用リードフレーム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060606