JP2000277478A - 陽極化成装置、陽極化成システム、基板の処理装置及び処理方法、並びに基板の製造方法 - Google Patents

陽極化成装置、陽極化成システム、基板の処理装置及び処理方法、並びに基板の製造方法

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JP2000277478A
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Satoshi Matsumura
聡 松村
Kenji Yamagata
憲二 山方
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Abstract

(57)【要約】 【課題】陽極化成反応によって生じるガスによる影響を
低減する。 【解決手段】処理対象のシリコン基板101を水平に保
持し、シリコン基板101の上方にマイナス電極129
を配置すると共にシリコン基板101の裏面にプラス電
極114を接触させる。マイナス電極129とシリコン
基板101との間にはHF溶液132を満たす。マイナ
ス電極129には、陽極化成反応によって生じるガス
が、その下部に溜まることを防止するために、多数のガ
ス抜き用の穴130が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陽極化成装置、陽
極化成システム、基板の処理装置及び処理方法、並びに
基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多孔質シリコンは、A.Uhlir及びD.R.Tur
nerにより、弗化水素酸の水溶液中において単結晶シリ
コンを正電位にバイアスして、これを電解研磨する研究
の過程で発見された。
【0003】その後、多孔質シリコンの反応性に富む性
質を利用して、該多孔質シリコンをシリコン集積回路の
製造の際の素子分離工程に応用する検討がなされ、多孔
質シリコン酸化膜による完全分離技術(FIPOS: Full Iso
lation by Porous OxidizedSilicon)等が開発された(K.
Imai, Solid State Electron 24, 159, 1981)。
【0004】また、最近では、多孔質シリコン基板上に
シリコンエピタキシャル層を成長させて、該基板を酸化
膜を介して非晶質基板や単結晶シリコン基板に貼り合せ
る直接接合技術等への応用技術が開発された(特開平5-
21338号)。
【0005】その他の応用として、多孔質シリコンは、
それ自体が発光するフォトルミネッセンスやエレクトロ
ルミネッセンス材料としても注目されている(特開平6-
338631号)。
【0006】以下、多孔質シリコン層を有する基板を製
造するための従来の陽極化成装置について説明する。
【0007】図20は、従来例に係る陽極化成装置(特
開昭60-94737号)の構成を示す図である。この陽極化成
装置では、シリコン基板1901を両側から挟むように
して、耐HF材料であるテフロン(米国du Pont社の商
品名)製の陽極化成槽1902a及び1902bを配置
して構成される。陽極化成槽1902a、1902bが
シリコン基板1001を保持する部分には、シール用の
Oリング1904a、1904bが夫々取り付けられて
いる。また、陽極化成槽1902a、1902bには、
夫々白金電極1903a、1903bが設けられてい
る。2つの陽極化成槽1902a及び1902bにより
シリコン基板1901を挟んだ後、陽極化成槽1902
a、1902bには、夫々HF溶液1905a、190
5bが満たされる。この状態で、白金電極1903aを
マイナス電極とし、白金電極1903bをプラス電極と
して両電極間に直流電圧を印加することによりシリコン
基板1901が陽極化成されて、そのマイナス電極側の
面に多孔質シリコン層が形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例のよう
に、シリコン基板を垂直に保持して該基板に陽極化成処
理を施す方式では、陽極化成反応によって発生するガス
(例えば、水素ガス)がシリコン基板の表面に長時間に
わたって滞留したり、或いは、シリコン基板の表面を伝
って上昇したりすることがある。この場合、シリコン基
板に形成される多孔質層の表面にガスの跡が残って不均
一になり、品質や歩留まりの低下、更には生産性の低下
を齎す。従って、陽極化成反応によって生じるガスが陽
極化成反応に影響を与えないようにする新たな方式の導
入が望まれている。
【0009】また、多孔質シリコン層を有する基板の品
質や生産性を高めるためには、陽極化成処理の際のシリ
コン基板の汚染を低減すること、陽極化成処理及びそれ
に付随する処理(例えば、洗浄処理、乾燥処理)を含む
一連の処理の際のシリコン基板の汚染を低減することが
重要である。
【0010】また、多孔質シリコン層を有する基板の生
産性を高めるためには、陽極化成処理やそれに付随する
処理を含む一連の処理を高速化することも重要である。
【0011】また、昨今のシリコン基板の大口径化の傾
向に鑑み、大口径化に容易に対応できる方式を提案する
ことも重要である。
【0012】本発明は、例えば上記の背景に鑑みてなさ
れたものであり、新たな陽極化成の方式を提案すること
を目的とする。
【0013】具体的には、本発明は、例えば、陽極化成
反応によって生じるガスによる影響を防止することを目
的とする。
【0014】また、本発明は、例えば、処理対象の基板
の汚染を防止することを目的とする。
【0015】また、本発明は、例えば、陽極化成処理及
びそれに付随する処理を含む一連の処理を高速化するこ
とを目的とする。
【0016】また、本発明は、例えば、大口径化への対
応が容易化することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に係
る陽極化成装置は、基板に対して陽極化成処理を施す陽
極化成装置であって、処理対象の基板を実質的に水平に
保持する保持部と、該基板の上方に該基板に対向させて
配置されるマイナス電極と、該基板の下方に配置される
プラス電極と、該基板と前記マイナス電極との間に電解
質溶液を満たすための陽極化成槽とを備え、前記マイナ
ス電極は、その下部にガスが溜まることを防止する機能
造を有することを特徴とする。
【0018】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記マイナス電極は、その下部にガス
が溜まることを防止するためのガス抜き用の穴を有する
ことが好ましい。
【0019】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記プラス電極は、陽極化成処理の際
に、処理対象の基板の下面に直接接触した状態で該基板
に電流を供給することが好ましい。
【0020】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記プラス電極のうち少なくとも処理
対象の基板に接触する部分は、半導体材料で構成されて
いることが好ましい。
【0021】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記プラス電極を支持する電極支持部
を更に備え、前記電極支持部は、前記プラス電極を着脱
するための機構を有することが好ましい。
【0022】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記プラス電極は、処理対象の基板を
吸着するための吸着機構を有することが好ましい。
【0023】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記吸着機構は、真空吸着機構である
ことが好ましい。
【0024】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記保持部は、処理対象の基板をその
下面の周辺部で保持することが好ましい。
【0025】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記保持部は、処理対象の基板をその
下面の周辺部を吸着することによって保持するための吸
着部を有することが好ましい。
【0026】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記陽極化成槽は、底部に開口部を有
し、前記保持部によって処理対処の基板を保持すること
により内部に液体を満たすことが可能な状態になること
が好ましい。
【0027】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記プラス電極は、前記開口部の内側
において処理対象の基板の下面に接触することが好まし
い。
【0028】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記プラス電極を昇降させるための電
極用昇降機構を更に備えることが好ましい。
【0029】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、処理対象の基板を実質的に水平面内で
回転させ、これにより該基板に付着している液体を除去
するための回転駆動機構を更に備えることが好ましい。
【0030】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記保持部による基板の保持が解除さ
れた状態で、該基板を吸着した前記プラス電極を実質的
に水平面内で回転させ、これにより該基板を回転させる
ための回転駆動機構を更に備えることが好ましい。
【0031】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記陽極化成槽は、その底部に、前記
プラス電極を処理対象の基板の下面に接触させるための
開口部を有し、前記保持部は、前記陽極化成槽の底部
に、前記開口部に沿って円環状に配置されており、処理
対象の基板をその下面の周辺部で保持することが好まし
い。
【0032】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記プラス電極を昇降させる電極用昇
降機構と、処理対象の基板が前記保持部に接触しない位
置まで前記電極用昇降機構によって該基板を上昇させた
状態で、該基板を前記プラス電極に吸着させて前記プラ
ス電極を実質的に水平面内で回転させることによって該
基板を回転させるための回転駆動機構とを更に備えるこ
とが好ましい。
【0033】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、処理対象の基板を搬送ロボットから受
け取って該基板を前記保持部に保持させるための基板操
作機構を更に備えることが好ましい。
【0034】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、処理対象の基板を搬送ロボットから受
け取って該基板を前記保持部に保持させると共に処理が
終了した基板を前記搬送ロボット又は他の搬送ロボット
に引き渡すための基板操作機構を更に備えることが好ま
しい。
【0035】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記陽極化成槽の上部で処理対象の基
板を搬送ロボットから受け取って、その後、該基板を下
降させて前記保持部に保持させるための昇降機構を更に
備えることが好ましい。
【0036】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記陽極化成槽の上部で処理対象の基
板を搬送ロボットから受け取って、その後、該基板を下
降させて前記保持部に保持させると共に処理が終了した
基板を前記保持部から受け取って、その後、該基板を上
昇させて前記搬送ロボット又は他の搬送ロボットに引き
渡すための基板用昇降機構を更に備えることが好まし
い。
【0037】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記昇降機構は、処理対象の基板を下
方から支持する支持部を有し、該支持部上に該基板を載
せて該基板を昇降させることが好ましい。
【0038】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記支持部は、処理対象の基板を実質
的に水平な状態で搬送ロボットとの間で受け渡しするこ
とが好ましい。
【0039】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記支持部は、処理対象の基板を下方
から支持した搬送ロボットとの間で該基板を受け渡しす
ることが可能な構造を有することが好ましい。
【0040】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記マイナス電極を移動させるための
駆動機構を更に備えることが好ましい。
【0041】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記駆動機構は、処理対象の基板を前
記保持部に保持させる際は、前記陽極化成槽の外に前記
マイナス電極を移動させ、該基板に陽極化成処理を施す
際には、該基板に前記マイナス電極を対向させることが
好ましい。
【0042】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記陽極化成槽の内部に電解質溶液を
供給するための供給部を更に備えることが好ましい。
【0043】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記陽極化成槽から電解質溶液を排出
するための排出部を更に備えることが好ましい。
【0044】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記陽極化成槽の内部に電解質溶液を
供給すると共に前記陽極化成槽から前記電解質溶液を排
出しながら前記電解質溶液を循環させる循環系を更に備
えることが好ましい。
【0045】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、基板に陽極化成処理を施した後に、前
記陽極化成槽の内部に洗浄液を供給するための供給部を
更に備えることが好ましい。
【0046】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記陽極化成槽から洗浄液を排出する
ための排出部を更に備えることが好ましい。
【0047】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記陽極化成槽に電解質溶液を満たし
て基板に陽極化成処理を施し、その後、前記陽極化成槽
に洗浄液を満たして該基板を洗浄する装置として利用す
ることができることが好ましい。
【0048】本発明の第1の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、前記陽極化成槽に電解質溶液を満たし
て基板に陽極化成処理を施し、その後、前記陽極化成槽
に洗浄液を満たして該基板を洗浄し、その後、該基板を
乾燥させる装置として利用することができることが好ま
しい。
【0049】本発明の第2の側面に係る陽極化成装置
は、基板に陽極化成処理を施す陽極化成装置であって、
陽極化成槽と、マイナス電極と、プラス電極と、前記マ
イナス電極と前記プラス電極との間に電圧を印加して基
板に陽極化成処理を施すために、前記陽極化成槽を利用
して、前記マイナス電極と該基板との間に電解質溶液を
供給するための第1の供給部と、陽極化成処理後の基板
に洗浄処理を施すために、前記陽極化成槽を利用して、
該基板に洗浄液を供給する第2の供給部とを備えること
を特徴とする。
【0050】本発明の第2の側面に係る陽極化成装置に
おいて、例えば、陽極化成槽の中で、洗浄後の基板を回
転させることによって該基板を乾燥させるための回転駆
動機構を更に備えることが好ましい。
【0051】本発明の第3の側面に係る基板の処理装置
は、処理槽と、前記処理槽の中で、基板に対して、陽極
化成処理、洗浄処理及び乾燥処理のうち少なくとも連続
する2種類の処理を施す処理手段とを備えることを特徴
とする。
【0052】本発明の第3の側面に係る基板の処理装置
において、例えば、前記処理手段は、基板を実質的に水
平な状態に維持したまま該基板に処理を施すことをが好
ましい。
【0053】本発明の第3の側面に係る基板の処理装置
において、例えば、前記処理手段は、基板を下方からの
み支持しながら該基板に処理を施すことが好ましい。
【0054】本発明の第3の側面に係る基板の処理装置
において、例えば、基板を実質的に水平な状態で搬送ロ
ボットから受け取って処理し、処理後の基板を実質的に
水平な状態で搬送ロボットに引き渡すための基板操作手
段を更に備えることが好ましい。
【0055】本発明の第3の側面に係る基板の処理装置
において、例えば、前記基板操作手段は、基板をその下
方からのみ支持して操作することが好ましい。
【0056】本発明の第4の側面に係る陽極化成システ
ムは、上記のいずれかの陽極化成装置と、未処理の基板
を前記陽極化成装置に引き渡し、処理後の基板を前記陽
極化成装置から受け取って所定位置まで搬送する搬送ロ
ボットと、前記陽極化成装置による陽極化成処理及び前
記搬送ロボットによる基板の搬送処理を制御する制御部
とを備えることを特徴とする。
【0057】本発明の第5の側面に係る陽極化成システ
ムであって、上記のいずれかの陽極化成装置と、未処理
の基板を実質的に水平な状態で下方から支持して前記陽
極化成装置に引き渡し、陽極化成処理の後の基板を前記
陽極化成装置から実質的に水平な状態で下方から支持し
て受け取って所定位置まで搬送する搬送ロボットと、前
記陽極化成装置による陽極化成処理及び前記搬送ロボッ
トによる基板の搬送処理を制御する制御部とを備えるこ
とを特徴とする。
【0058】本発明の第6の側面に係る陽極化成システ
ムは、上記のいずれかの陽極化成装置と、陽極化成処理
の後の基板を洗浄し乾燥させる洗浄/乾燥装置と、未処
理の基板を前記陽極化成装置に引き渡し、陽極化成処理
の後の基板を前記陽極化成装置から受け取って前記洗浄
/乾燥装置に引き渡し、洗浄し乾燥された基板を前記洗
浄/乾燥装置から受け取って所定位置まで搬送する搬送
ロボットと、前記陽極化成装置による陽極化成処理、前
記洗浄/乾燥装置による洗浄/乾燥処理及び前記搬送ロ
ボットによる基板の搬送処理を制御する制御部とを備え
ることを特徴とする。
【0059】本発明の第7の側面に係る基板の処理方法
は、基板を実質的に水平に保持し、該基板の上方にマイ
ナス電極を対向させると共に該基板の下方にプラス電極
を配置し、該基板と前記マイナス電極との間に電解質溶
液を満たす第1工程と、陽極化成反応により生じるガス
が前記マイナス電極の下部に溜まることを防止しなが
ら、前記マイナス電極と前記プラス電極との間に電圧を
印加して該基板に陽極化成処理を施す第2工程と、を含
むことを特徴とする。
【0060】本発明の第7の側面に係る基板の処理方法
において、例えば、前記マイナス電極として、その下部
にガスが溜まることを防止する構造を有するマイナス電
極を使用することが好ましい。
【0061】本発明の第7の側面に係る基板の処理方法
において、前記マイナス電極として、その下部にガスが
溜まることを防止するガス抜き用の穴を有するマイナス
電極を使用することが好ましい。
【0062】本発明の第8の側面に係る基板の処理方法
は、陽極化成槽を利用して基板に陽極化成処理を施す第
1工程と、前記陽極化成槽を利用して、陽極化成処理が
施された基板に洗浄処理を施す第2工程とを含むことを
特徴とする。
【0063】本発明の第8の側面に係る基板の処理方法
において、例えば、前記陽極化成槽の中で、洗浄処理が
施された基板に乾燥処理を施す第3工程を更に含むこと
が好ましい。
【0064】本発明の第9の側面に係る基板の製造方法
は、上記のいずれかの基板の処理方法によって基板の表
面に多孔質層を形成する工程と、前記多孔質層上に少な
くとも半導体層を有する第1の基板を作成する工程と、
前記第1の基板の前記半導体層側の面に第2の基板を貼
り合わせて貼り合わせ基板を作成する工程と、前記多孔
質層の部分で前記貼り合わせ基板を2枚の基板に分離す
る工程とを含むことを特徴とする。
【0065】
【発明の実施の形態】まず、本発明の好適な実施の形態
に係る陽極化成装置により製造される多孔質シリコン層
を有する基板の代表的な適用例としてSOI基板の製造
方法について説明する。
【0066】図1は、本発明の好適な実施の形態に係る
SOI基板の製造方法を工程順に説明する図である。
【0067】図1(a)に示す工程では、単結晶Si基
板11を準備して、後述の各実施の形態に係る陽極化成
装置によって、その表面に多孔質Si層12を形成す
る。この多孔質層Si層12として、処理条件を段階的
に変更することによって、多孔度の異なる複数の層から
なる多層構造の多孔質層を形成してもよい。
【0068】次いで、図1(b)に示す工程では、多孔
質Si層12上に非多孔質層である単結晶Si層13を
エピタキシャル成長法により形成し、その後、単結晶S
i層13の表面を酸化させることにより非多孔質の絶縁
層であるSiO2層14を形成する。これにより、第1
の基板10が形成される。
【0069】図1(c)に示す工程では、第2の基板2
0として単結晶Si基板を準備し、第1の基板10のS
iO2層14が第2の基板20に面するように、第1の
基板10と第2の基板20とを室温で密着させる。その
後、この基板に、陽極接合、加圧若しくは熱処理又はこ
れらを組合わせた処理を施してもよい。この処理によ
り、第2の基板20とSiO層14が強固に結合した
貼り合わせ基板30が形成される。なお、SiO層1
4は、上記のように単結晶Si基板11側に形成しても
良いし、第2の基板20上に形成しても良く、両者に形
成しても良く、結果として、第1の基板と第2の基板を
密着させた際に、図8(c)に示す状態になれば良い。
【0070】図1(d)に示す工程では、貼り合わせ基
板30を多孔質Si層12の部分で分離する。これによ
り、第2の基板側(10''+20)は、多孔質Si層1
2''/単結晶Si層13/絶縁層14/単結晶Si基板
20の積層構造となる。一方、第1の基板側(10')
は、単結晶Si基板11上に多孔質Si層12’を有す
る構造となる。
【0071】分離後の第1の基板側(10’)は、残留
した多孔質Si層12’を除去し、必要に応じて、その
表面を平坦化することにより、再び第1の基板10を形
成するための単結晶Si基板11又は第2の基板20と
して使用される。
【0072】貼り合わせ基板30を分離した後、図1
(e)に示す工程では、第2の基板側(10''+20)
の表面の多孔質層12''を選択的に除去する。これによ
り、単結晶Si層13/絶縁層14/単結晶Si基板2
0の積層構造、即ち、SOI構造を有する基板が得られ
る。
【0073】陽極化成反応によるシリコン基板の多孔質
化、即ち、細孔の形成処理は、例えばHF溶液中で行わ
れる。この処理には、シリコン基板中に正孔が存在する
ことが不可欠であることが知られており、その反応メカ
ニズムは、次のように推定される。
【0074】まず、HF溶液中で電界が印加されたシリ
コン基板内の正孔が該シリコン基板のマイナス電極側の
表面に誘起される。その結果、シリコン基板の表面の未
結合手を補償する形で存在しているSi−H結合の密度
が増加する。この時、マイナス電極側のHF溶液中のF
イオンが、Si−H結合に対して求核攻撃を行ってS
i−F結合を形成する。この反応によりH分子が発生
すると同時にプラス電極側に1個の電子が放出される。
【0075】Si−F結合が形成されると、Si−F結
合の分極特性のためにシリコン基板の表面近傍のSi−
Si結合が弱くなる。すると、この弱いSi−Si結合
は、HF或いはHOに攻撃され、結晶表面のSi原子
は、SiFを形成して結晶表面から離脱する。その結
果、結晶表面に窪みが発生し、この部分に正孔を優先的
に引き寄せる電場の分布(電界集中)が生じ、この表面
異質性が拡大することによりシリコン原子の蝕刻が電界
に沿って連続的に進行する。
【0076】上記のように、陽極化成処理には正孔の存
在が不可欠であるため、処理対象の基板としてはP型の
シリコン基板が好適であるが、N型のシリコン基板であ
っても、例えば光を照射して正孔の生成を促進すること
により、使用することができる。
【0077】なお、陽極化成に使用する溶液は、HF溶
液に限定されず、他の電解質溶液であってもよい。
【0078】以下、本発明の好適な実施の形態に係る陽
極化成装置について説明する。
【0079】[第1の実施の形態]図2〜図9は、本発
明の第1の実施の形態に係る陽極化成装置の概略構成を
示す図である。図10は、図2〜図9に示す陽極化成装
置100の一部を上方から見た図である。
【0080】本発明の第1の実施の形態に係る陽極化成
装置100では、陽極化成処理、洗浄処理、乾燥処理を
含む一連の処理を実施することができる。従って、この
陽極化成装置100によれば、陽極化成処理、洗浄処理
及び乾燥処理を個別に実施するための各装置間で基板を
搬送する必要がないため、例えば、1)生産性が高く、
2)基板を落下させる可能性がなく、また、3)装置の
小型化が可能である。
【0081】また、この陽極化成装置100では、処理
対象の基板を水平に保持して、陽極化成処理、洗浄処理
及び乾燥処理の一連の処理を実施する。従って、例え
ば、基板を水平に保持して搬送する搬送ロボットから基
板を受け取る場合において、その基板を回転(例えば、
垂直にする)させることなく、その基板に一連の処理を
施すことができるため、基板を操作する効率を向上させ
ることができる。
【0082】また、この陽極化成装置100では、処理
対象の基板を下方から支持して、陽極化成処理、洗浄処
理及び乾燥処理を実施する。従って、基板を落下させる
可能性を低減することができる。
【0083】また、この陽極化成装置100では、多孔
質層を形成すべき面が上になるようにして実質的に水平
に基板を保持して、その基板に陽極化成処理を施すた
め、陽極化成反応によって生じるガスを速やかに基板の
表面から除去することができると共に該ガスが基板の表
面を伝うことを防止することができる。従って、この陽
極化成装置100によれば、高品位の基板を高い歩留ま
りで製造することができる。ここで、多孔質層を形成す
べき面が上になるようにして実質的に水平に基板を保持
することに伴い、この陽極化成装置100では、マイナ
ス電極を基板に対向させて該基板の上方に配置する。こ
の場合、マイナス電極の下部に陽極化成反応によって生
じるガス(例えば水素ガス)が溜まり、これにより陽極
化成処理の効率が低下するという問題がある。そこで、
この陽極化成装置100では、マイナス電極の下部にガ
スが溜まることを防止するための手段を設けて、陽極化
成処理の効率の低下を防止している。
【0084】また、この陽極化成装置100では、処理
対象の基板の裏面、即ち、多孔質層を形成しない面のみ
に基板の操作用の部材を接触させるため、基板の表面、
即ち、多孔質層を形成する面の汚染や破損等を効果的に
防止することができる。
【0085】また、この陽極化成装置100では、処理
対象の基板の裏面にシリコン材料を介して電流を供給す
るため、基板の裏面が汚染されることを防止することが
できる。
【0086】また、この陽極化成装置100では、処理
対象の基板をプラス電極に吸着させるため、例えば、該
基板とプラス電極との接触を良好に維持され、通電の不
良による陽極化成処理の失敗を低減することができる。
【0087】以下、本発明の第1の実施の形態に係る陽
極化成装置100の構成について説明する。
【0088】この陽極化成装置100は、搬送ロボット
から処理対象のシリコン基板101を受け取って処理用
の位置に移動させると共に処理後のシリコン基板101
を該搬送ロボット又は他の搬送ロボットに引き渡すため
の機構として、シリコン基板101の昇降機構を有す
る。この昇降機構は、円環状部材110の上に設けられ
た3本のリフトピン111によってシリコン基板101
の裏面を下方から支持して該シリコン基板101を昇降
させる。円環状部材110は、昇降用アクチュエータ
(例えば、エアシリンダ)113のロッド112の上端
に連結されており、該アクチュエータ113により駆動
される。
【0089】この陽極化成装置100は、上部に陽極化
成槽(処理槽)102を有し、下部に該陽極化成槽10
2を支持するための支持体131を有する。
【0090】陽極化成槽102は、陽極化成用の処理液
に対して耐性を有する材料で構成される。例えば、陽極
化成用の処理液としてHF溶液を採用する場合には、陽
極化成槽102は、例えば、耐HF製の材料である四弗
化エチレン樹脂(商品名:テフロン)等で構成されるこ
とが好ましい。
【0091】陽極化成槽102の底部には、シリコン基
板101にプラス電極114を直接接触させるための円
形状の開口部103が設けられている。陽極化成槽10
2の底部には、開口部103に沿って、円環状の吸着パ
ッド104が取り付けられている。吸着パッド104
は、例えば、パーフロロエチレンで構成される。吸着パ
ッド104の表面には、シリコン基板101を真空吸着
するための円環状の溝104aが設けられており、この
溝104aは吸引孔105を介して真空ライン134に
通じている。真空ライン134は、真空ポンプ(不図
示)に接続される。
【0092】この陽極化成槽102は、シリコン基板1
01を吸着パッド104に吸着させることによって、槽
内に陽極化成用の処理液又は洗浄用の処理液を満たすこ
とができる状態となる。
【0093】陽極化成槽102には、槽内に処理液を注
入するための2つの注入口106a,106bと、処理
液を排出するための排出口108a,108bとが設け
られている。注入口106a,108bは、夫々処理液
の供給ライン107a,bに通じており、排出口108
a,108bは、夫々処理液の回収ライン109a,1
09bに通じている。なお、図2〜図9では、図面を簡
略化するため、1組の注入口、排出口、供給ライン及び
回収ラインのみが示されている。
【0094】この実施の形態では、シリコン基板101
に陽極化成処理を施す際は、供給ライン107aを通し
て陽極化成用の処理液(例えば、HF溶液)を陽極化成
槽102の槽内に供給すると共に回収ライン109aを
通して該処理液を回収することにより該処理液を循環さ
せる循環系を構成する。一方、陽極化成処理の後のシリ
コン基板101を洗浄する際は、供給ライン107bを
通して洗浄用の処理液(例えば、純水)を陽極化成槽1
02の槽内に供給すると共に回収ライン109bを通し
て該処理液を回収用タンクに回収する。なお、各処理液
は、例えば、シリコン基板101の上方等から供給して
もよい。
【0095】シリコン基板101に陽極化成処理を施す
際には、陽極化成槽102の槽内に陽極化成用の処理液
を満たした状態で、マイナス電極129を該処理液中に
浸漬してシリコン基板101に対向させると共にプラス
電極114をシリコン基板101の裏面に接触させる。
【0096】マイナス電極129は、陽極化成反応によ
って生じるガス(例えば、水素ガス)が該マイナス電極
129の下部に溜まることを防止するために、複数のガ
ス抜き用の穴130を有する。なお、マイナス電極12
9にガス抜き用の穴130を設ける代わりに、例えば、
マイナス電極129をメッシュ状にしてもよい。
【0097】マイナス電極129は、連結部材128に
よってモータ127の軸に連結されており、モータ12
7によって操作される。具体的には、陽極化成処理を実
施する際は、マイナス電極129は、モータ127によ
ってシリコン基板101に対向する位置に回動される。
この状態で、マイナス電極129はその電極面が水平に
なる。一方、陽極化成処理以外の処理を実施する際は、
マイナス電極129は、モータ127によって、陽極化
成槽102の上方に回動される。マイナス電極129
は、電源装置(不図示)のマイナス電極に接続される。
【0098】モータ127は、マイナス電極129とシ
リコン基板101とを実質的に平行に保った状態で、マ
イナス電極129とシリコン基板101との間隔を微調
整する機能も有する。これにより、陽極化成の条件を変
更することができる。ただし、マイナス電極129とシ
リコン基板101とを実質的に平行に保った状態でマイ
ナス電極129を昇降させることができる量は僅かであ
るので、この量を大きくする場合には、例えば、マイナ
ス電極129を垂直方向に移動させるための操作機構を
採用することが好ましい。
【0099】マイナス電極129は、陽極化成用の処理
液に対して耐性のある材料で構成されることが好まし
い。例えば、陽極化成用の処理液としてHF溶液を採用
する場合は、マイナス電極129は、耐HF製の材料で
ある白金等で構成されることが好ましい。
【0100】プラス電極114は、少なくともシリコン
基板101と接触する部分は、シリコン基板101と同
質の材料、即ちシリコン材料で構成されることが好まし
い。このシリコン材料は、比抵抗が小さいことが好まし
い。プラス電極114をシリコン材料で構成することに
より、シリコン基板101がプラス電極114の構成材
料によって汚染されることを防止することができる。プ
ラス電極114は、陽極化成用の処理液(例えば、HF
溶液)に接触しないため、プラス電極114をシリコン
材料で構成した場合においても、その表面が変質する可
能性は低い。
【0101】プラス電極114の表面には、シリコン基
板101の裏面を吸着するために、真空吸着用の円環状
の溝115が設けられている。この溝115は、吸引孔
118及びシール部119を介して真空ライン120に
通じている。真空ライン120は、真空ポンプ(不図
示)に接続される。吸引孔118は、下部電極116及
び電極支持体117の内部を通って回転軸120の側壁
に通じている。回転軸135の外周には、吸引口118
の出口を取り囲むようにして円環状のシール部119が
取り付けられており、このシール部119は真空ライン
120に連結されている。従って、真空ライン120に
接続されている真空ポンプを作動させることにより、プ
ラス電極114の表面にシリコン基板101を吸着させ
ることができる。
【0102】下部電極116は、プラス電極114の全
面に同電位の電圧を印加するための電極である。下部電
極116には、プラス電極114を着脱するための機構
を設けることが好ましい。プラス電極114が汚染され
た場合や損傷した場合に該プラス電極114を交換する
作業を容易にするためである。
【0103】下部電極116は、リード線122を介し
て、回転軸122に固定された円環状の電極121に接
続されている。円環状の電極121には、リード線12
3が接触ブラシ(不図示)を介して接続されている。リ
ード線123は、電源装置(不図示)のプラス端子に接
続される。
【0104】下部電極116は、絶縁材料からなる電極
支持部117の上に固定されており、電極支持部117
は、モータ124の回転軸135に固定されている。従
って、プラス電極114、下部電極116、電極支持部
117及び回転軸135は、モータ124が発生する駆
動力によって、一体的に回転する。
【0105】モータ124は、昇降用アクチュエータ
(例えば、エアシリンダ)126のロッド125上に固
定されており、モータ124及びその上の構造物は、昇
降用アクチュエータ126が発生する駆動力によって昇
降する。
【0106】支持体131は、陽極化成槽102を支持
すると共に昇降用アクチュエータ113及び126を支
持する。
【0107】図11は、図2〜図10に示す陽極化成装
置100を備える陽極化成システムの概略構成を示す平
面図である。
【0108】この陽極化成システム200は、図2〜図
10に示す2つの陽極化成装置100と、ローダ201
と、アンローダ202と、搬送ロボット205と、コン
トローラ210とを備える。この陽極化成システム20
0では、2つの陽極化成装置100を利用して、陽極化
成処理、洗浄処理及び乾燥処理の一連の処理を並行して
実行することによりスループットを向上させている。な
お、3つ以上の陽極化成装置を備えてもよく、これによ
り更にスループットを向上させることができる。
【0109】図12は、図11に示す陽極化成システム
200の概略的な動作を示すフローチャートである。こ
のフローチャートに示す処理は、コントローラ210に
よって制御される。コントローラ210は、例えば、各
種の指示を入力するための入力部(操作部)と、処理の
状況等を表示する表示部と、プログラムを格納したメモ
リと、該プログラムを実行するCPUと、該CPUから
の命令に従って各装置を駆動する駆動部とを有する。こ
のコントローラ210は、一般的なコンピュータシステ
ムによって構築することもできる。
【0110】この陽極化成システム200は、ローダ2
01に、未処理のシリコン基板101を収容したキャリ
ア203がセットされ、アンローダ202に、処理済み
のシリコン基板101を収容するためのキャリア204
がセットされ、ユーザから処理の開始が指示されること
により、図12のフローチャートに示す処理を開始す
る。なお、以下では、説明を簡単にするため、1つの陽
極化成装置100を利用した処理に関してのみ言及する
が、実際には、この陽極化成システム100では、2つ
の陽極化成装置100を利用して2枚のシリコン基板1
01を略同時に処理することができる。
【0111】まず、ステップS301では、図2に示す
ように、昇降用アクチュエータ113によりリフトピン
111を上方に移動させる。次いで、搬送ロボット20
5により、ローダ201上のキャリア203に水平に収
容されたシリコン基板101をその下面を下方から支持
して取り出して、該シリコン基板101を水平に維持し
たままリフトピン111上に載置する。
【0112】ステップS302では、図3に示すよう
に、昇降用アクチュエータ113により、シリコン基板
101を下方から支持しているリフトピン111を下端
まで下降させる。シリコン基板101は、リフトピン1
11が下端まで下降する途中で、陽極化成槽102の底
部の吸着パッド104によって下方から支持される。次
いで、吸着パッド104の溝104aを減圧することに
より、シリコン基板101を吸着パッド104に吸着さ
せる。
【0113】ステップS303では、図3に示すよう
に、モータ127により、マイナス電極129をシリコ
ン基板101に対向させる。
【0114】ステップS304では、昇降用アクチュエ
ータ126により、プラス電極114を上昇させて、該
プラス電極114の表面をシリコン基板101の裏面に
接触させる。次いで、プラス電極114の表面の溝11
5を減圧することによりシリコン基板101をプラス電
極114に吸着させる。
【0115】ステップS305では、図4に示すよう
に、陽極化成用の処理液(電解質溶液)としてのHF溶
液132を供給ライン107aを介して注入口106a
から陽極化成槽102に注入して槽内を満たすと共に該
HF溶液132を排出口108aから回収ライン109
aを介して排出しながら、不図示の循環系によりHF溶
液を循環させる。
【0116】この循環系には、陽極化成槽102、注入
口106a、排出口108a、供給ライン107a及び
回収ライン109aの他、例えば、HF溶液132を収
容するタンク、循環用のポンプ及びフィルタ等が含まれ
る。この循環系には、濃度計や、該濃度計による計測結
果及び目標濃度に従ってHF溶液132の濃度を増減さ
せるための濃度調整装置を含めてもよい。HF溶液13
2の濃度は、例えば、吸光度を測定することにより計測
することができる。
【0117】ステップS306では、図4に示すよう
に、HF溶液132を循環させた状態で、不図示の電源
装置によりマイナス電極129とプラス電極114との
間に電圧を印加して、シリコン基板101に陽極化成処
理を施す。この処理によりシリコン基板101の表面に
多孔質シリコン層が形成される。この電源装置は、コン
トローラ210による制御に従って、出力する電圧及び
電流を調整する機能を有する。
【0118】ステップS307では、図5に示すよう
に、モータ127により、マイナス電極129を上方に
退避させる。
【0119】ステップS308では、図5に示すよう
に、HF溶液の供給を停止すると共に、回収ライン10
9aを介して陽極化成槽102からHF溶液を回収す
る。
【0120】ステップS309では、図6に示すよう
に、吸着パッド104によるシリコン基板101の吸着
を解除し、昇降用アクチュエータ126によりシリコン
基板101を上昇させ、モータ124によりシリコン基
板101を高速に回転させる。これにより、シリコン基
板101に付着しているHF溶液を遠心力により振り落
とす。次いで、図7に示すように、昇降用アクチュエー
タ126により、シリコン基板101の裏面が吸着パッ
ド104に接触するまで、該シリコン基板101を下降
させて、その後、吸着パッド104にシリコン基板10
1を吸着させる。なお、ステップS309を省略するこ
とにより、一連の処理を高速化することも有効である。
【0121】ステップS310では、図7に示すよう
に、洗浄用の処理液(洗浄液)133を供給ライン10
7bを介して注入口106bから陽極化成槽102に注
入して槽内を満たすと共に該洗浄液133を排出口10
8bから回収ライン109bを通して回収用タンクに回
収しながらシリコン基板101を洗浄する。
【0122】洗浄液133としては、例えば、界面活性
剤を添加した純水が好適である。より具体的には、洗浄
液133としては、界面活性剤としてアルコールを5〜
10%程度の割合で含む純水が好適である。界面活性剤
を含む洗浄液を使用することにより、シリコン基板10
1に形成された多孔質シリコン層の多数の孔に効果的に
洗浄液を染み込ませることができる。
【0123】ここで、第1段階で、シリコン基板101
に界面活性剤を供給し、第2段階で、シリコン基板10
1に純水を供給することにより、シリコン基板101を
洗浄することも有効である。
【0124】また、超音波洗浄法を適用して、この洗浄
工程をシリコン基板101に超音波を供給しながら実施
してもよい。超音波を供給することにより洗浄時間を短
縮することができる。
【0125】ステップS311では、図8に示すよう
に、洗浄液の供給を停止すると共に、回収ライン109
bを介して陽極化成槽102から洗浄液を回収用タンク
に回収する。
【0126】ステップS312では、図9に示すよう
に、吸着パッド104によるシリコン基板101の吸着
を解除し、昇降用アクチュエータ126によりシリコン
基板101を上昇させ、モータ124によりシリコン基
板101を高速に回転させる。これにより、シリコン基
板101に付着している洗浄液を遠心力により振り落と
してシリコン基板101を乾燥させる。
【0127】ステップS313では、プラス電極114
へのシリコン基板101の吸着を解除すると共に、図1
に示すように、昇降用アクチュエータ113によりリフ
トピン111を上昇させることにより、リフトピン11
1によってシリコン基板101をその下方から水平に支
持した状態で該シリコン基板101を所定位置まで上昇
させる。次いで、搬送ロボット205により、リフトピ
ン111上のシリコン基板101を下方から支持して受
け取って、水平な状態でアンローダ202上のキャリア
204に収容する。
【0128】ステップS314では、未処理のシリコン
基板101が残っているか否かを判断し、未処理のシリ
コン基板101が残っている場合には、処理をステップ
S301に戻して、当該シリコン基板101についてス
テップS301〜S313の処理を実行し、一方、未処
理のシリコン基板101がない場合には一連の処理を終
了する。
【0129】[第2の実施の形態]以下、本発明の第2
の実施の形態に係る自動陽極化成装置について説明す
る。この実施の形態に係る自動陽極化成装置は、陽極化
成処理を実施する装置として第1の実施の形態に係る陽
極化成装置100を備え、洗浄処理及び乾燥処理を実施
する装置として別個の後処理装置を備える。
【0130】図13〜図16は、本発明の第2の実施の
形態に係る後処理装置の概略構成を示す図である。図1
7は、本発明の第2の実施の形態に係る陽極化成システ
ムの概略構成を示す平面図である。
【0131】まず、図13〜図16を参照して本発明の
好適な実施の形態に係る後処理装置400の構成につい
て説明する。この後処理装置400は、概略的には、第
1の実施の形態に係る陽極化成装置100の構成から一
部の機能を削除した構成を有する。即ち、この後処理装
置400は、陽極化成処理が施されたシリコン基板を洗
浄し乾燥させるために使用されるので、陽極化成のため
の電極及びそれに関連する構成要素を第1の実施の形態
に係る陽極化成装置100から削除した構成を有する。
なお、後処理装置として、第1の実施の形態に係る陽極
化成装置100をそのまま使用することもできる。
【0132】この後処理装置400では、マイナス電極
129及びそれに関連する構成要素である連結部材12
8及びモータ127が削除されている。また、この後処
理装置400では、下部電極116及びそれに関連する
構成要素であるリード線122、円環状の電極121及
びリード線123等が削除されている。
【0133】また、この後処理装置400では、プラス
電極114の代わりに、吸着部114’が設けられてい
る。ただし、この吸着部114’は、プラス電極114
と同様に、シリコン材料で構成されることが好ましい。
吸着部114’をシリコン材料で構成するkとおによ
り、シリコン基板101が吸着部114’の構成材料に
よって汚染されることを防止することができる。
【0134】また、この後処理装置400では、電極支
持部117の代わりに、吸着部114’を支持するため
の支持部401が設けられている。この支持部401に
は、吸着部114’を着脱するための機構を設けること
が好ましい。吸着部114’が汚染された場合や損傷し
た場合に該吸着部114’を交換する作業を容易にする
ためである。
【0135】また、この後処理装置400では、回転軸
135の代わりに、回転軸402が設けられている。た
だし、回転軸135と回転軸402との相違点は、回転
軸135は、シリコン基板101に電源を供給するため
の構造を有する一方、回転軸402は、その構造を有し
ない点のみである。
【0136】また、この後処理装置400は、例えば、
第1の実施の形態に係る陽極化成装置100の陽極化成
槽と同一の構造を有する処理槽102’を有する。
【0137】次いで、図17を参照しながら本発明の好
適な実施の形態に係る陽極化成システム500について
説明する。この陽極化成システム500は、図2〜図1
0に示す2つの陽極化成装置100a及び100bと、
図13〜図16に示す2つの後処理装置400a及び4
00bと、ローダ201と、アンローダ202と、搬送
ロボット205と、コントローラ510とを備える。こ
の自動陽極化成装置500では、2つの陽極化成装置
と、2つの後処理装置とを利用して、陽極化成処理、洗
浄処理及び乾燥処理を並行して実行することによりスル
ープットを向上させている。なお、3組以上の陽極化成
装置及び後処理装置を備えてもよく、これにより更にス
ループットを向上させることができる。
【0138】図18は、図17に示す陽極化成システム
500によるシリコン基板の処理の流れを模式的に示す
図である。図18において、基板no.x(例えば、基
板No.1)は、処理対象のシリコン基板の番号を示し
ている。また、tx(例えば、t1)は、搬送ロボット
205の動作手順を示しており、t1,t2,t3・・・
の順にシリコン基板101が搬送される。また、図中の
横線は、第1の陽極化成装置100a、第2の陽極化成
装置100b、第1の後処理装置400a及び第2の後
処理装置400bの各装置による処理を示していおり、
図中の斜め線は、搬送ロボット205による搬送処理を
示している。
【0139】この陽極化成システム500では、陽極化
成処理と、洗浄及び乾燥処理とを別個の装置によって実
施するため、例えば、陽極化成用の処理液と洗浄処理用
の処理液(洗浄液)とが槽内で混ざることを防止するこ
とができる。
【0140】図19は、1枚のシリコン基板に着目した
場合における図17に示す陽極化成システム500の動
作を概略的に示すフローチャートである。
【0141】まず、ステップS601では、図2に示す
ように、陽極化成装置100a又は100bの昇降用ア
クチュエータ113によりリフトピン111を上方に移
動させる。次いで、搬送ロボット205により、ローダ
201上のキャリア203に水平に収容されたシリコン
基板101をその下面を下方から支持して取り出して、
該シリコン基板101を水平に維持したまま陽極化成装
置100a又は100bのリフトピン111上に載置す
る。
【0142】ステップS602では、図3に示すよう
に、陽極化成装置100a又は100bの昇降用アクチ
ュエータ113により、シリコン基板101を下方から
支持しているリフトピン111を下端まで下降させる。
シリコン基板101は、リフトピン111が下端まで下
降する途中で、陽極化成槽102の底部の吸着パッド1
04によって下方から支持される。次いで、吸着パッド
104の溝104aを減圧することにより、シリコン基
板101を吸着パッド104に吸着させる。
【0143】ステップS603では、図3に示すよう
に、モータ127により、マイナス電極129をシリコ
ン基板101に対向させる。
【0144】ステップ6304では、陽極化成装置10
0a又は100bの昇降用アクチュエータ126によ
り、プラス電極114を上昇させて、該プラス電極11
4の表面をシリコン基板101の裏面に接触させる。次
いで、プラス電極114の表面の溝115を減圧するこ
とによりシリコン基板101をプラス電極114に吸着
させる。
【0145】ステップS605では、図4に示すよう
に、陽極化成用の処理液(電解質溶液)としてのHF溶
液132を供給ライン107aを介して注入口106か
ら陽極化成槽102に注入して槽内を満たすと共に該H
F溶液132を排出口108から回収ライン109aを
介して排出しながら、不図示の循環系によりHF溶液1
32を循環させる。
【0146】この循環系には、前述のように、陽極化成
槽102、注入口106a、排出口108a、供給ライ
ン107a及び回収ライン109aの他、例えば、HF
溶液132を収容するタンク、循環用のポンプ、フィル
タ等が含まれる。この循環系には、濃度計や該濃度計に
よる計測結果及び目標濃度に従ってHF溶液132の濃
度を増減させるための濃度調整装置を含めてもよい。H
F溶液132の濃度は、例えば、吸光度を測定すること
により計測することができる。
【0147】ステップS606では、図4に示すよう
に、HF溶液132を循環させた状態で、不図示の電源
装置によりマイナス電極129とプラス電極114との
間に電圧を印加して、シリコン基板101に陽極化成処
理を施す。この処理によりシリコン基板101の表面に
が多孔質シリコン層が形成される。この電源装置は、コ
ントローラ510による制御に従って、出力する電圧及
び電流を調整する機能を有する。
【0148】ステップS607では、図5に示すよう
に、モータ127により、マイナス電極129を上方に
退避させる。
【0149】ステップS608では、図5に示すよう
に、HF溶液の供給を停止すると共に、回収ライン10
9aを介して陽極化成槽102からHF溶液を回収す
る。
【0150】ステップS609では、図6に示すよう
に、吸着パッド104によるシリコン基板101の吸着
を解除し、昇降用アクチュエータ126によりシリコン
基板101を上昇させ、モータ124によりシリコン基
板101を高速に回転させる。これにより、シリコン基
板101に付着しているHF溶液を遠心力により振り落
とす。
【0151】ステップS610では、まず、プラス電極
114へのシリコン基板101の吸着を解除すると共
に、図1に示すように、昇降用アクチュエータ113に
よりリフトピン111を上昇させて、リフトピン111
によりシリコン基板101をその下方から水平に支持し
た状態で所定位置まで上昇させる。
【0152】これと並行して、図13に示すように、後
処理装置400a又は400bでは、その昇降用アクチ
ュエータ113によりリフトピン111を上方に移動さ
せる。
【0153】次いで、搬送ロボット205により、陽極
化成装置100a又は100bのリフトピン111上の
シリコン基板101を下方から支持して受け取って、該
シリコン基板101を水平に維持したまま後処理装置4
00a又は400bのリフトピン111上に載置する。
【0154】ステップS611では、図14に示すよう
に、後処理装置400の昇降用アクチュエータ126に
よりリフトピン111を下端まで移動させることによ
り、シリコン基板101の裏面を吸着パッド104に接
触させ、その後、吸着パッド104にシリコン基板10
1を吸着させる。
【0155】ステップS612は、図14に示すよう
に、洗浄用の処理液(洗浄液)133を供給ライン10
7bを介して注入口106bから後処理装置400a又
は400bの処理槽102’に注入して槽内を満たすと
共に該洗浄液133を排出口108bから回収ライン1
09bを通して回収用タンクに回収しながらシリコン基
板101を洗浄する。
【0156】洗浄液133としては、例えば、界面活性
剤を添加した純水が好適である。より具体的には、洗浄
液133としては、界面活性剤としてアルコールを5〜
10%程度の割合で含む純水が好適である。界面活性剤
を含む洗浄液を使用することにより、シリコン基板10
1に形成された多孔質シリコン層に効果的に洗浄液を染
み込ませることができる。
【0157】ここで、第1段階で、シリコン基板101
に界面活性剤を供給し、第2段階で、シリコン基板10
1に純水を供給することにより、シリコン基板101を
洗浄することも有効である。
【0158】また、超音波洗浄法を適用して、この洗浄
工程をシリコン基板101に超音波を供給しながら実施
してもよい。超音波を供給することにより洗浄時間を短
縮することができる。
【0159】ステップS613では、図15に示すよう
に、洗浄液の供給を停止すると共に、回収ライン109
bを介して後処理装置400a又は400bの処理槽1
02’から洗浄液を回収用タンクに回収する。
【0160】ステップS614では、図16に示すよう
に、吸着パッド104によるシリコン基板101の吸着
を解除し、昇降用アクチュエータ126によりシリコン
基板101を上昇させ、モータ124によりシリコン基
板101を高速に回転させる。これにより、シリコン基
板101に付着している洗浄液を遠心力により振り落と
してシリコン基板101を乾燥させる。
【0161】ステップS615では、まず、プラス電極
114へのシリコン基板101の吸着を解除すると共
に、図13に示すように、後処理装置400a又は40
0bの昇降用アクチュエータ113によりリフトピン1
11を上昇させて、リフトピン111によりシリコン基
板101をその下方から水平に支持した状態で所定位置
まで上昇させる。次いで、搬送ロボット205により、
リフトピン111上のシリコン基板101を下方から支
持して受け取って、水平な状態でアンローダ202上の
キャリア204に収容する。
【0162】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、処理対象の基
板を水平に保持すると共にマイナス電極を該基板の上方
に配置し、更に該マイナス電極の下部にガスが溜まるこ
とを防止することにより、陽極化成反応によって生じる
ガスによる影響を低減することができる。
【0163】本発明によれば、例えば、プラス電極のう
ち少なくとも処理対象の基板に接触する部分を半導体材
料で構成することにより、該基板の汚染を低減すること
ができる。
【0164】本発明によれば、例えば、処理対象の基板
を下方からのみ支持することにより、該基板の汚染を低
減することができる。
【0165】本発明によれば、例えば、陽極化成処理、
洗浄処理及び乾燥処理のうち少なくとも連続する2種類
の処理を1つの処理槽の中で実施することにより、陽極
化成処理及びそれに付随する一連の処理を高速化するこ
とができる。
【0166】本発明によれば、例えば、装置間において
基板を水平な状態で受け渡しすることにより、例えば基
板の落下等を効果的に防止することができ、基板の大口
径化への対応が容易になる。
【0167】本発明によれば、例えば、基板を水平な状
態で下方から支持して一連の処理を実施することによ
り、例えば基板の落下等を効果的に防止することがで
き、基板の大口径化への対応が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係るSOI基板の
製造方法を工程順に説明する図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る陽極化成装置
の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る陽極化成装置
の概略構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る陽極化成装置
の概略構成を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る陽極化成装置
の概略構成を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る陽極化成装置
の概略構成を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る陽極化成装置
の概略構成を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る陽極化成装置
の概略構成を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る陽極化成装置
の概略構成を示す図である。
【図10】図2〜図9に示す陽極化成装置の一部を上方
から見た図である。
【図11】図2〜図10に示す陽極化成装置を備える陽
極化成システムの概略構成を示す平面図である。
【図12】図11に示す陽極化成システム200の概略
的な動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る後処理装置
の概略構成を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る後処理装置
の概略構成を示す図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係る後処理装置
の概略構成を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係る後処理装置
の概略構成を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係る陽極化成シ
ステムの概略構成を示す平面図である。
【図18】図17に示す陽極化成システム500による
シリコン基板の処理の流れを模式的に示す図である。
【図19】1枚のシリコン基板に着目した場合における
図17に示す陽極化成システムの動作を概略的に示すフ
ローチャートである。
【図20】従来例に係る陽極化成装置(特開昭60-94737
号)の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 第1の基板 11 単結晶Si基板 12 多孔質Si層 13 単結晶Si層 14 絶縁層 20 第2の基板 30 貼り合わせ基板 100,100a,100b 陽極化成装置 101 シリコン基板 102 陽極化成槽(処理槽) 103 開口部 104 吸着パッド 104a 溝 105 吸引孔 106a,106b 注入口 107a,107b 供給ライン 108a,108b 排出口 109a,109b 回収ライン 110 円環状部材 111 リフトピン 112 ロッド 113 昇降用アクチュエータ 114 プラス電極 115 溝 116 下部電極 117 電極支持部 118 吸引孔 119 シール部 120 真空ライン 121 電極 122 リード線 123 リード線 124 モータ 125 ロッド 126 昇降用アクチュエータ 127 モータ 128 連結部材 129 マイナス電極 130 ガス抜き用の穴 131 支持体 132 HF溶液 133 洗浄液 134 真空ライン 135 回転軸 200 陽極化成システム 201 ローダ 202 アンローダ 203,204 キャリア 205 搬送ロボット 210 コントローラ 102’ 処理槽 114’ 吸着部 400,400a,400b 後処理装置 401 支持部 402 回転軸 500 陽極化成システム 510 コントローラ 1901 シリコン基板 1902a,1902b 陽極化成槽 1903a,1903b 白金電極 1904a,1904b Oリング 1905a,1905b HF溶液

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に対して陽極化成処理を施す陽極化
    成装置であって、 処理対象の基板を実質的に水平に保持する保持部と、 該基板の上方に該基板に対向させて配置されるマイナス
    電極と、 該基板の下方に配置されるプラス電極と、 該基板と前記マイナス電極との間に電解質溶液を満たす
    ための陽極化成槽と、 を備え、前記マイナス電極は、その下部にガスが溜まる
    ことを防止する機能を有することを特徴とする陽極化成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記マイナス電極は、その下部にガスが
    溜まることを防止するためのガス抜き用の穴を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の陽極化成装置。
  3. 【請求項3】 前記プラス電極は、陽極化成処理の際
    に、処理対象の基板の下面に直接接触した状態で該基板
    に電流を供給することを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の陽極化成装置。
  4. 【請求項4】 前記プラス電極のうち少なくとも処理対
    象の基板に接触する部分は、半導体材料で構成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項に記載の陽極化成装置。
  5. 【請求項5】 前記プラス電極を支持する電極支持部を
    更に備え、前記電極支持部は、前記プラス電極を着脱す
    るための機構を有することを特徴とする請求項1乃至請
    求項4のいずれか1項に記載の陽極化成装置。
  6. 【請求項6】 前記プラス電極は、処理対象の基板を吸
    着するための吸着機構を有することを特徴とする請求項
    1乃至請求項5のいずれか1項に記載の陽極化成装置。
  7. 【請求項7】 前記吸着機構は、真空吸着機構であるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の陽極化成装置。
  8. 【請求項8】 前記保持部は、処理対象の基板をその下
    面の周辺部で保持することをを特徴とする請求項1乃至
    請求項7のいずれか1項に記載の陽極化成装置。
  9. 【請求項9】 前記保持部は、処理対象の基板をその下
    面の周辺部を吸着することによって保持するための吸着
    部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のい
    ずれか1項に記載の陽極化成装置。
  10. 【請求項10】 前記陽極化成槽は、底部に開口部を有
    し、前記保持部によって処理対処の基板を保持すること
    により内部に液体を満たすことが可能な状態になること
    を特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記
    載の陽極化成装置。
  11. 【請求項11】 前記プラス電極は、前記開口部の内側
    において処理対象の基板の下面に接触することを特徴と
    する請求項10に記載の陽極化成装置。
  12. 【請求項12】 前記プラス電極を昇降させるための電
    極用昇降機構を更に備えることを特徴とする請求項1乃
    至請求項11のいずれか1項に記載の陽極化成装置。
  13. 【請求項13】 処理対象の基板を実質的に水平面内で
    回転させ、これにより該基板に付着している液体を除去
    するための回転駆動機構を更に備えることを特徴とする
    請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の陽極化
    成装置。
  14. 【請求項14】 前記保持部による基板の保持が解除さ
    れた状態で、該基板を吸着した前記プラス電極を実質的
    に水平面内で回転させ、これにより該基板を回転させる
    ための回転駆動機構を更に備えることを特徴とする請求
    項6に記載の陽極化成装置。
  15. 【請求項15】 前記陽極化成槽は、その底部に、前記
    プラス電極を処理対象の基板の下面に接触させるための
    開口部を有し、前記保持部は、前記陽極化成槽の底部
    に、前記開口部に沿って円環状に配置されており、処理
    対象の基板をその下面の周辺部で保持することを特徴と
    する請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の陽極
    化成装置。
  16. 【請求項16】 前記プラス電極を昇降させる電極用昇
    降機構と、 処理対象の基板が前記保持部に接触しない位置まで前記
    電極用昇降機構によって該基板を上昇させた状態で、該
    基板を前記プラス電極に吸着させて前記プラス電極を実
    質的に水平面内で回転させることによって該基板を回転
    させるための回転駆動機構と、 を更に備えることを特徴とする請求項15に記載の陽極
    化成装置。
  17. 【請求項17】 処理対象の基板を搬送ロボットから受
    け取って該基板を前記保持部に保持させるための基板操
    作機構を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求
    項16のいずれか1項に記載の陽極化成装置。
  18. 【請求項18】 処理対象の基板を搬送ロボットから受
    け取って該基板を前記保持部に保持させると共に処理が
    終了した基板を前記搬送ロボット又は他の搬送ロボット
    に引き渡すための基板操作機構を更に備えることを特徴
    とする請求項1乃至請求項16のいずれか1項に記載の
    陽極化成装置。
  19. 【請求項19】 前記陽極化成槽の上部で処理対象の基
    板を搬送ロボットから受け取って、その後、該基板を下
    降させて前記保持部に保持させるための昇降機構を更に
    備えることを特徴とする請求項1乃至請求項16のいず
    れか1項に記載の陽極化成装置。
  20. 【請求項20】 前記陽極化成槽の上部で処理対象の基
    板を搬送ロボットから受け取って、その後、該基板を下
    降させて前記保持部に保持させると共に処理が終了した
    基板を前記保持部から受け取って、その後、該基板を上
    昇させて前記搬送ロボット又は他の搬送ロボットに引き
    渡すための基板用昇降機構を更に備えることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項16のいずれか1項に記載の陽極
    化成装置。
  21. 【請求項21】 前記昇降機構は、処理対象の基板を下
    方から支持する支持部を有し、該支持部上に該基板を載
    せて該基板を昇降させることを特徴とする請求項20に
    記載の陽極化成装置。
  22. 【請求項22】 前記支持部は、処理対象の基板を実質
    的に水平な状態で搬送ロボットとの間で受け渡しするこ
    とを特徴とする請求項21に記載の陽極化成装置。
  23. 【請求項23】 前記支持部は、処理対象の基板を下方
    から支持した搬送ロボットとの間で該基板を受け渡しす
    ることが可能な構造を有することを特徴とする請求項2
    1又は請求項22に記載の陽極化成装置。
  24. 【請求項24】 前記マイナス電極を移動させるための
    駆動機構を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請
    求項23のいずれか1項に記載の陽極化成装置。
  25. 【請求項25】 前記駆動機構は、処理対象の基板を前
    記保持部に保持させる際は、前記陽極化成槽の外に前記
    マイナス電極を移動させ、該基板に陽極化成処理を施す
    際には、該基板に前記マイナス電極を対向させることを
    特徴とする請求項24に記載の陽極化成装置。
  26. 【請求項26】 前記陽極化成槽の内部に電解質溶液を
    供給するための供給部を更に備えることを特徴とする請
    求項1乃至請求項25のいずれか1項に記載の陽極化成
    装置。
  27. 【請求項27】 前記陽極化成槽から電解質溶液を排出
    するための排出部を更に備えることを特徴とする請求項
    1乃至請求項26のいずれか1項に記載の陽極化成装
    置。
  28. 【請求項28】 前記陽極化成槽の内部に電解質溶液を
    供給すると共に前記陽極化成槽から前記電解質溶液を排
    出しながら前記電解質溶液を循環させる循環系を更に備
    えることを特徴とする請求項1乃至請求項26のいずれ
    か1項に記載の陽極化成装置。
  29. 【請求項29】 基板に陽極化成処理を施した後に、前
    記陽極化成槽の内部に洗浄液を供給するための供給部を
    更に備えることを特徴とする請求項26乃至請求項28
    のいずれか1項に記載の陽極化成装置。
  30. 【請求項30】 前記陽極化成槽から洗浄液を排出する
    ための排出部を更に備えることを特徴とする請求項29
    に記載の陽極化成装置。
  31. 【請求項31】 前記陽極化成槽に電解質溶液を満たし
    て基板に陽極化成処理を施し、その後、前記陽極化成槽
    に洗浄液を満たして該基板を洗浄する装置として利用す
    ることができることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    0のいずれか1項に記載の陽極化成装置。
  32. 【請求項32】 前記陽極化成槽に電解質溶液を満たし
    て基板に陽極化成処理を施し、その後、前記陽極化成槽
    に洗浄液を満たして該基板を洗浄し、その後、該基板を
    乾燥させる装置として利用することができることを特徴
    とする請求項1乃至請求項30のいずれか1項に記載の
    陽極化成装置。
  33. 【請求項33】 基板に陽極化成処理を施す陽極化成装
    置であって、 陽極化成槽と、 マイナス電極と、 プラス電極と、 前記マイナス電極と前記プラス電極との間に電圧を印加
    して基板に陽極化成処理を施すために、前記陽極化成槽
    を利用して、前記マイナス電極と該基板との間に電解質
    溶液を供給するための第1の供給部と、 陽極化成処理後の基板に洗浄処理を施すために、前記陽
    極化成槽を利用して、該基板に洗浄液を供給する第2の
    供給部と、 を備えることを特徴とする陽極化成装置。
  34. 【請求項34】 前記陽極化成槽の中で、洗浄後の基板
    を回転させることによって該基板を乾燥させるための回
    転駆動機構を更に備えることを特徴とする請求項33に
    記載の陽極化成装置。
  35. 【請求項35】 基板の処理装置であって、 処理槽と、 前記処理槽の中で、基板に対して、陽極化成処理、洗浄
    処理及び乾燥処理のうち少なくとも連続する2種類の処
    理を施す処理手段と、 を備えることを特徴とする基板の処理装置。
  36. 【請求項36】 前記処理手段は、基板を実質的に水平
    な状態に維持したまま該基板に処理を施すことを特徴と
    する請求項35に記載の基板の処理装置。
  37. 【請求項37】 前記処理手段は、基板を下方からのみ
    支持しながら該基板に処理を施すことを特徴とする請求
    項35又は請求項36に記載の処理装置。
  38. 【請求項38】 基板を実質的に水平な状態で搬送ロボ
    ットから受け取って処理し、処理後の基板を実質的に水
    平な状態で搬送ロボットに引き渡すための基板操作手段
    を更に備えることを特徴とする請求項35乃至請求項3
    7のいずれか1項に記載の処理装置。
  39. 【請求項39】 前記基板操作手段は、基板をその下方
    からのみ支持して操作することを特徴とする請求項38
    に記載の処理装置。
  40. 【請求項40】 陽極化成システムであって、 請求項1乃至請求項32のいずれか1項に記載の陽極化
    成装置と、 未処理の基板を前記陽極化成装置に引き渡し、処理後の
    基板を前記陽極化成装置から受け取って所定位置まで搬
    送する搬送ロボットと、 前記陽極化成装置による陽極化成処理及び前記搬送ロボ
    ットによる基板の搬送処理を制御する制御部と、 を備えることを特徴とする陽極化成システム。
  41. 【請求項41】 陽極化成システムであって、 請求項1乃至請求項32のいずれか1項に記載の陽極化
    成装置と、 未処理の基板を実質的に水平な状態で下方から支持して
    前記陽極化成装置に引き渡し、陽極化成処理の後の基板
    を前記陽極化成装置から実質的に水平な状態で下方から
    支持して受け取って所定位置まで搬送する搬送ロボット
    と、 前記陽極化成装置による陽極化成処理及び前記搬送ロボ
    ットによる基板の搬送処理を制御する制御部と、 を備えることを特徴とする陽極化成システム。
  42. 【請求項42】 陽極化成システムであって、 請求項1乃至請求項28のいずれか1項に記載の陽極化
    成装置と、 陽極化成処理の後の基板を洗浄し乾燥させる洗浄/乾燥
    装置と、 未処理の基板を前記陽極化成装置に引き渡し、陽極化成
    処理の後の基板を前記陽極化成装置から受け取って前記
    洗浄/乾燥装置に引き渡し、洗浄し乾燥された基板を前
    記洗浄/乾燥装置から受け取って所定位置まで搬送する
    搬送ロボットと、 前記陽極化成装置による陽極化成処理、前記洗浄/乾燥
    装置による洗浄/乾燥処理及び前記搬送ロボットによる
    基板の搬送処理を制御する制御部と、 を備えることを特徴とする陽極化成システム。
  43. 【請求項43】 基板の処理方法であって、 基板を実質的に水平に保持し、該基板の上方にマイナス
    電極を対向させると共に該基板の下方にプラス電極を配
    置し、該基板と前記マイナス電極との間に電解質溶液を
    満たす第1工程と、 陽極化成反応により生じるガスが前記マイナス電極の下
    部に溜まることを防止しながら、前記マイナス電極と前
    記プラス電極との間に電圧を印加して該基板に陽極化成
    処理を施す第2工程と、 を含むことを特徴とする基板の処理方法。
  44. 【請求項44】 前記マイナス電極として、その下部に
    ガスが溜まることを防止する構造を有するマイナス電極
    を使用することを特徴とする請求項43に記載の基板の
    処理方法。
  45. 【請求項45】 前記マイナス電極として、その下部に
    ガスが溜まることを防止するガス抜き用の穴を有するマ
    イナス電極を使用することを特徴とする請求項43に記
    載の基板の処理方法。
  46. 【請求項46】 基板の処理方法であって、 陽極化成槽を利用して基板に陽極化成処理を施す第1工
    程と、 前記陽極化成槽を利用して、陽極化成処理が施された基
    板に洗浄処理を施す第2工程と、 を含むことを特徴とする基板の処理方法。
  47. 【請求項47】 前記陽極化成槽の中で、洗浄処理が施
    された基板に乾燥処理を施す第3工程を更に含むことを
    特徴とする請求項46に記載の基板の処理方法。
  48. 【請求項48】 基板の製造方法であって、 請求項43乃至請求項47のいずれか1項に記載の基板
    の処理方法によって基板の表面に多孔質層を形成する工
    程と、 前記多孔質層上に少なくとも半導体層を有する第1の基
    板を作成する工程と、 前記第1の基板の前記半導体層側の面に第2の基板を貼
    り合わせて貼り合わせ基板を作成する工程と、 前記多孔質層の部分で前記貼り合わせ基板を2枚の基板
    に分離する工程と、 を含むことを特徴とする基板の製造方法。
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