JP2000277178A - 空気電池 - Google Patents
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- H01M6/04—Cells with aqueous electrolyte
- H01M6/06—Dry cells, i.e. cells wherein the electrolyte is rendered non-fluid
- H01M6/08—Dry cells, i.e. cells wherein the electrolyte is rendered non-fluid with cup-shaped electrodes
- H01M6/085—Dry cells, i.e. cells wherein the electrolyte is rendered non-fluid with cup-shaped electrodes of the reversed type, i.e. anode in the centre
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- H01M12/00—Hybrid cells; Manufacture thereof
- H01M12/04—Hybrid cells; Manufacture thereof composed of a half-cell of the fuel-cell type and of a half-cell of the primary-cell type
- H01M12/06—Hybrid cells; Manufacture thereof composed of a half-cell of the fuel-cell type and of a half-cell of the primary-cell type with one metallic and one gaseous electrode
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- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
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- H01M10/4228—Leak testing of cells or batteries
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- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 筒状に形成された空気極の少なくとも一方端
部を確実に封止し、優れた漏液特性を有する。 【解決手段】 空気極と、空気極の少なくとも一方端部
に内周面に円周に沿って当接された保持部材と、空気極
を介して保持部材と対向する位置に配設され外周面に円
周に沿って当接されたリング状ガスケットと、リング状
ガスケット及び空気極を保持部材とともに挟み込み空気
極の端部を閉塞する封止部材とを備え、リング状ガスケ
ットは、封止部材及び保持部材により挟み込まれること
により封止部材と空気極との間を封止する。
部を確実に封止し、優れた漏液特性を有する。 【解決手段】 空気極と、空気極の少なくとも一方端部
に内周面に円周に沿って当接された保持部材と、空気極
を介して保持部材と対向する位置に配設され外周面に円
周に沿って当接されたリング状ガスケットと、リング状
ガスケット及び空気極を保持部材とともに挟み込み空気
極の端部を閉塞する封止部材とを備え、リング状ガスケ
ットは、封止部材及び保持部材により挟み込まれること
により封止部材と空気極との間を封止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気中の酸素を正
極反応に利用する空気極を備える空気電池に関する。
極反応に利用する空気極を備える空気電池に関する。
【0002】
【従来の技術】電池には、空気中の酸素を正極反応に利
用する空気極を有する一次電池である、いわゆる空気電
池がある。この空気電池は、正極活物質として酸素を用
いるため、二酸化マンガン等の粉体を充填する必要がな
く、空気極を薄型化することができるといった特徴を有
している。このように、空気電池では、正極である空気
極を薄型化することができるため、その分、負極の容積
を大きくすることができる。したがって、空気電池は、
容積当たりの放電容量が極めて大きい、高エネルギ密度
を達成した電池となっている。
用する空気極を有する一次電池である、いわゆる空気電
池がある。この空気電池は、正極活物質として酸素を用
いるため、二酸化マンガン等の粉体を充填する必要がな
く、空気極を薄型化することができるといった特徴を有
している。このように、空気電池では、正極である空気
極を薄型化することができるため、その分、負極の容積
を大きくすることができる。したがって、空気電池は、
容積当たりの放電容量が極めて大きい、高エネルギ密度
を達成した電池となっている。
【0003】また、空気電池は、少なくとも1以上の空
気孔が穿設されてなる電池缶内に、多孔体電極材料を有
する空気極と、負極活物質及び電解液からなるゲル状負
極合剤とがセパレータを介して収納されるような構成と
なっている。そして、この空気電池では、電池缶に形成
された空気孔から外部の空気が流入し、流入した空気中
に含まれる酸素が多孔体電極材料に吸着して正極反応を
起こす。
気孔が穿設されてなる電池缶内に、多孔体電極材料を有
する空気極と、負極活物質及び電解液からなるゲル状負
極合剤とがセパレータを介して収納されるような構成と
なっている。そして、この空気電池では、電池缶に形成
された空気孔から外部の空気が流入し、流入した空気中
に含まれる酸素が多孔体電極材料に吸着して正極反応を
起こす。
【0004】このような空気電池では、空気極の内部に
充填されたゲル状負極合剤の漏液を防止するため、筒状
に形成された空気極の両端部を封止していた。具体的に
は、一方の開口端部を、金属製のリングと樹脂製のガス
ケットとを一体に成形してなる封止部材を用い、金属製
のリングをカシメ加工することにより封止していた。ま
た、他方端部は、金属製のリングや金属製のカップを用
いて、金属製のリング等をカシメ加工することにより封
止していた。
充填されたゲル状負極合剤の漏液を防止するため、筒状
に形成された空気極の両端部を封止していた。具体的に
は、一方の開口端部を、金属製のリングと樹脂製のガス
ケットとを一体に成形してなる封止部材を用い、金属製
のリングをカシメ加工することにより封止していた。ま
た、他方端部は、金属製のリングや金属製のカップを用
いて、金属製のリング等をカシメ加工することにより封
止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな空気電池において、空気極の両端部を確実に封止し
て漏液特性を向上させることが重要となる。しかしなが
ら、上述した空気電池においては、空気極の両端部にお
ける漏液特性が十分であるとはいえないといった問題が
あった。
うな空気電池において、空気極の両端部を確実に封止し
て漏液特性を向上させることが重要となる。しかしなが
ら、上述した空気電池においては、空気極の両端部にお
ける漏液特性が十分であるとはいえないといった問題が
あった。
【0006】そこで、本発明は、筒状に形成された空気
極の少なくとも一方端部を確実に封止し、優れた漏液特
性を有する空気電池を提供することを目的とする。
極の少なくとも一方端部を確実に封止し、優れた漏液特
性を有する空気電池を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成した
本発明に係る空気電池は、中空筒状に形成された空気極
と、上記空気極の少なくとも一方端部に、当該空気極の
内周面に円周に沿って当接された保持部材と、上記空気
極を介して上記保持部材と対向する位置に配設され、当
該空気極の外周面に円周に沿って当接されたリング状ガ
スケットと、上記リング状ガスケット及び上記空気極を
上記保持部材とともに挟み込み、上記空気極の端部を閉
塞する封止部材とを備え、上記リング状ガスケットは、
上記封止部材及び上記保持部材により挟み込まれること
により、上記封止部材と上記空気極との間を封止してい
ることを特徴とするものである。
本発明に係る空気電池は、中空筒状に形成された空気極
と、上記空気極の少なくとも一方端部に、当該空気極の
内周面に円周に沿って当接された保持部材と、上記空気
極を介して上記保持部材と対向する位置に配設され、当
該空気極の外周面に円周に沿って当接されたリング状ガ
スケットと、上記リング状ガスケット及び上記空気極を
上記保持部材とともに挟み込み、上記空気極の端部を閉
塞する封止部材とを備え、上記リング状ガスケットは、
上記封止部材及び上記保持部材により挟み込まれること
により、上記封止部材と上記空気極との間を封止してい
ることを特徴とするものである。
【0008】以上のように構成された本発明に係る空気
電池では、空気極の外周側に位置する封止部材と当該空
気極との間にリング状ガスケットを配設している。この
ため、この空気電池では、中空筒状に形成された空気極
内を、封止部材とリング状ガスケットにより確実に封止
することができる。
電池では、空気極の外周側に位置する封止部材と当該空
気極との間にリング状ガスケットを配設している。この
ため、この空気電池では、中空筒状に形成された空気極
内を、封止部材とリング状ガスケットにより確実に封止
することができる。
【0009】また、上述した目的を達成した本発明に係
る空気電池は、中空筒状に形成された空気極と、上記空
気極よりも大径の円筒形状に形成され、内部に上記空気
極を配設する外周缶と、上記外周缶の少なくとも一方端
部側の外周面の少なくとも一部を、径方向に圧縮させて
なる絞り溝と、上記空気極と上記外周缶との間に配設さ
れ、上記外周缶の一方端部側の内周面に円周に沿って当
接されたリング状ガスケットと、上記空気極を介して上
記リング状ガスケットと対向する位置に、上記空気極の
内周面に円周に沿って当接された保持部材とを備え、上
記リング状ガスケットは、上記外周缶に形成された絞り
溝及び上記保持部材により挟み込まれることにより、上
記外周缶と上記空気極との間を封止していることを特徴
とするものである。
る空気電池は、中空筒状に形成された空気極と、上記空
気極よりも大径の円筒形状に形成され、内部に上記空気
極を配設する外周缶と、上記外周缶の少なくとも一方端
部側の外周面の少なくとも一部を、径方向に圧縮させて
なる絞り溝と、上記空気極と上記外周缶との間に配設さ
れ、上記外周缶の一方端部側の内周面に円周に沿って当
接されたリング状ガスケットと、上記空気極を介して上
記リング状ガスケットと対向する位置に、上記空気極の
内周面に円周に沿って当接された保持部材とを備え、上
記リング状ガスケットは、上記外周缶に形成された絞り
溝及び上記保持部材により挟み込まれることにより、上
記外周缶と上記空気極との間を封止していることを特徴
とするものである。
【0010】以上のように構成された本発明に係る空気
電池では、空気極と外周缶との間にリング状ガスケット
が配設されている。また、この空気電池では、外周缶の
少なくとも一部に絞り溝が形成されており、この絞り溝
がリング状ガスケットを押圧している。このため、この
空気電池では、中空筒状に形成された空気極内を、外周
缶及びリング状ガスケットにより確実に封止することが
できる。
電池では、空気極と外周缶との間にリング状ガスケット
が配設されている。また、この空気電池では、外周缶の
少なくとも一部に絞り溝が形成されており、この絞り溝
がリング状ガスケットを押圧している。このため、この
空気電池では、中空筒状に形成された空気極内を、外周
缶及びリング状ガスケットにより確実に封止することが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る空気電池の具
体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説
明する。
体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説
明する。
【0012】先ず、第1の実施の形態として示す空気電
池は、図1に示すように、空気孔1を少なくとも1以上
有する正極缶2内に、空気中の酸素を正極反応に利用す
る空気極3と負極合剤4とを備える。この空気電池で
は、空気極3が集電体5、触媒層6及び撥水膜7とから
構成されるとともに中空筒状に形成され、正極缶2内部
に拡散紙9を介して収納されている。そして、負極合剤
は、筒状に形成された空気極3の内周面で構成される空
間内に、セパレータ8を介して充填されている。すなわ
ち、この空気極3の内周面には、セパレータ8が接する
ように配設されており、このセパレータ8で囲まれる空
間内に負極合剤4が充填されている。
池は、図1に示すように、空気孔1を少なくとも1以上
有する正極缶2内に、空気中の酸素を正極反応に利用す
る空気極3と負極合剤4とを備える。この空気電池で
は、空気極3が集電体5、触媒層6及び撥水膜7とから
構成されるとともに中空筒状に形成され、正極缶2内部
に拡散紙9を介して収納されている。そして、負極合剤
は、筒状に形成された空気極3の内周面で構成される空
間内に、セパレータ8を介して充填されている。すなわ
ち、この空気極3の内周面には、セパレータ8が接する
ように配設されており、このセパレータ8で囲まれる空
間内に負極合剤4が充填されている。
【0013】ここで、集電体5としては、導電性を有す
る金属ネット、エキスパンドメタル、パンチングメタル
等が用いられ、例えば、ステンレス、ニッケル、或いは
ステンレスや鉄にニッケルメッキを施したものが用いら
れる。触媒層6としては、酸素還元触媒能を有する種々
の金属酸化物に、活性炭、ポリテトラフルオロエチレン
等の分散液を添加した混合物よりなる。撥水膜7は、気
体透過能及び撥水性を有するフッ素樹脂多孔膜が用いら
れる。
る金属ネット、エキスパンドメタル、パンチングメタル
等が用いられ、例えば、ステンレス、ニッケル、或いは
ステンレスや鉄にニッケルメッキを施したものが用いら
れる。触媒層6としては、酸素還元触媒能を有する種々
の金属酸化物に、活性炭、ポリテトラフルオロエチレン
等の分散液を添加した混合物よりなる。撥水膜7は、気
体透過能及び撥水性を有するフッ素樹脂多孔膜が用いら
れる。
【0014】また、この空気電池においては、図1及び
図2に示すように、空気極3の長手方向の両端部に、空
気極3の内周面に接するように配設されて空気極3を内
周面側から保持する保持部材10と、空気極3の外周面
側に接するように配設されたリング状ガスケット11
と、このリング状ガスケット11を空気極3の外周面に
押圧するように配設された封止部材12とを有してい
る。なお、この図2に示すように、撥水膜7は、触媒層
6に圧着された圧着撥水膜7aと、この圧着撥水膜7a
に圧着することなく配設された非圧着撥水膜7bとから
なる。
図2に示すように、空気極3の長手方向の両端部に、空
気極3の内周面に接するように配設されて空気極3を内
周面側から保持する保持部材10と、空気極3の外周面
側に接するように配設されたリング状ガスケット11
と、このリング状ガスケット11を空気極3の外周面に
押圧するように配設された封止部材12とを有してい
る。なお、この図2に示すように、撥水膜7は、触媒層
6に圧着された圧着撥水膜7aと、この圧着撥水膜7a
に圧着することなく配設された非圧着撥水膜7bとから
なる。
【0015】さらに、これら保持部材10と封止部材1
2とは、互いに近接する方向に押圧力が加えられること
により空気極3に配設されるため、リング状ガスケット
11を介して撥水膜7(圧着撥水膜7a及び非圧着撥水
膜7b)を変形させる。なお、このとき、図示しない
が、これら保持部材10と封止部材12に加えられた押
圧力によって、触媒層6の一部も変形することとなる。
2とは、互いに近接する方向に押圧力が加えられること
により空気極3に配設されるため、リング状ガスケット
11を介して撥水膜7(圧着撥水膜7a及び非圧着撥水
膜7b)を変形させる。なお、このとき、図示しない
が、これら保持部材10と封止部材12に加えられた押
圧力によって、触媒層6の一部も変形することとなる。
【0016】このように、この空気電池では、空気極3
の外周面側に位置する封止部材12と空気極3との間に
リング状ガスケット11を配設しているため、封止部材
12と空気極3との間を確実に封止することができる。
このため、空気極3内に充填された負極合剤4が空気極
3内から漏液してしまうようなことが防止されることと
なる。
の外周面側に位置する封止部材12と空気極3との間に
リング状ガスケット11を配設しているため、封止部材
12と空気極3との間を確実に封止することができる。
このため、空気極3内に充填された負極合剤4が空気極
3内から漏液してしまうようなことが防止されることと
なる。
【0017】具体的に、空気極3の一方端部3aは、図
3に示すように、保持部材10及び封止部材12が一体
に形成されてなる第1の金属封止材14が配設されると
ともに、空気極3と封止部材12との間にリング状ガス
ケット11が配設されている。また、この第1の金属封
止材14は、板状の金属材料を所定の形状に折り曲げる
ことにより形成される。この第1の金属封止材14で
は、封止部材12を径方向に圧縮させた状態で、リング
状ガスケット11を介して空気極3に取りつけられるこ
ととなる。このため、リング状ガスケット11は、圧着
撥水膜7a及び非圧着撥水膜7bを変形させた状態で、
第1の金属封止材14により空気極3とともに挟み込ま
れる。
3に示すように、保持部材10及び封止部材12が一体
に形成されてなる第1の金属封止材14が配設されると
ともに、空気極3と封止部材12との間にリング状ガス
ケット11が配設されている。また、この第1の金属封
止材14は、板状の金属材料を所定の形状に折り曲げる
ことにより形成される。この第1の金属封止材14で
は、封止部材12を径方向に圧縮させた状態で、リング
状ガスケット11を介して空気極3に取りつけられるこ
ととなる。このため、リング状ガスケット11は、圧着
撥水膜7a及び非圧着撥水膜7bを変形させた状態で、
第1の金属封止材14により空気極3とともに挟み込ま
れる。
【0018】特に、この空気電池では、空気極3の端部
から測定した封止部材12の高さをHcaとし、空気極
3の端部から測定した保持部材10の高さをHcbと
し、空気極3の端部から測定したリング状ガスケット1
1の高さをHgとすると、これらHca、Hcb及びH
gは、 Hca≧Hg Hcb≧Hg なる関係を満足している。言い換えると、この空気電池
において、リング状ガスケット11は、保持部材10及
び封止部材12と比較して低く形成されているため、全
側面を封止部材12に当接させている。このため、この
空気電池では、封止部材12が効率よくリング状ガスケ
ット11を押圧することができ、その結果、空気極3内
を確実に封止する。
から測定した封止部材12の高さをHcaとし、空気極
3の端部から測定した保持部材10の高さをHcbと
し、空気極3の端部から測定したリング状ガスケット1
1の高さをHgとすると、これらHca、Hcb及びH
gは、 Hca≧Hg Hcb≧Hg なる関係を満足している。言い換えると、この空気電池
において、リング状ガスケット11は、保持部材10及
び封止部材12と比較して低く形成されているため、全
側面を封止部材12に当接させている。このため、この
空気電池では、封止部材12が効率よくリング状ガスケ
ット11を押圧することができ、その結果、空気極3内
を確実に封止する。
【0019】また、この第1の金属封止材14は、導電
性を有しているため、触媒層6と保持部材10との間で
空気極3に対して電気的に接続することができる。そし
て、この第1の金属封止材14は、その上面部で正極缶
2に対して電気的に接続されている。
性を有しているため、触媒層6と保持部材10との間で
空気極3に対して電気的に接続することができる。そし
て、この第1の金属封止材14は、その上面部で正極缶
2に対して電気的に接続されている。
【0020】一方、空気極3の他方端部3bは、空気極
3の開口端部とされ、保持部材10及び封止部材11が
一体に形成されるとともに断面が略コ字状に形成された
第2の金属封止材15が配設されている。また、この空
気極3の他方の端部3bにおいても、空気極3と封止部
材12との間にリング状ガスケット11を配設してい
る。この第2の金属封止材15においても、封止部材1
2を径方向に圧縮させた状態で、リング状ガスケット1
1を介して空気極3に取りつけられることとなる。この
ため、リング状ガスケット11は、圧着撥水膜7a及び
非圧着撥水膜7bを変形させた状態で、第2の金属封止
材15により空気極3とともに挟み込まれる。
3の開口端部とされ、保持部材10及び封止部材11が
一体に形成されるとともに断面が略コ字状に形成された
第2の金属封止材15が配設されている。また、この空
気極3の他方の端部3bにおいても、空気極3と封止部
材12との間にリング状ガスケット11を配設してい
る。この第2の金属封止材15においても、封止部材1
2を径方向に圧縮させた状態で、リング状ガスケット1
1を介して空気極3に取りつけられることとなる。この
ため、リング状ガスケット11は、圧着撥水膜7a及び
非圧着撥水膜7bを変形させた状態で、第2の金属封止
材15により空気極3とともに挟み込まれる。
【0021】また、この第2の金属封止材15において
も、図示しないが、空気極3の端部から測定した封止部
材12の高さをHcaとし、空気極3の端部から測定し
た保持部材10の高さをHcbとし、空気極3の端部か
ら測定したリング状ガスケット11の高さをHgとする
と、これらHca、Hcb及びHgは、 Hca≧Hg Hcb≧Hg なる関係を満足している。これによって、空気極3の他
方端部3bにおいても、封止部材12が効率よくリング
状ガスケット11を押圧することができ、その結果、空
気極3内を確実に封止することができる。
も、図示しないが、空気極3の端部から測定した封止部
材12の高さをHcaとし、空気極3の端部から測定し
た保持部材10の高さをHcbとし、空気極3の端部か
ら測定したリング状ガスケット11の高さをHgとする
と、これらHca、Hcb及びHgは、 Hca≧Hg Hcb≧Hg なる関係を満足している。これによって、空気極3の他
方端部3bにおいても、封止部材12が効率よくリング
状ガスケット11を押圧することができ、その結果、空
気極3内を確実に封止することができる。
【0022】さらに、空気極3の他方端部3bにおいて
は、第2の金属封止材15と接着するようにガスケット
16が配設されている。このガスケット16は、絶縁性
を有する樹脂等から形成され、第2の金属封止材15と
接着されることによって、空気極3内を密閉することが
できる。すなわち、空気極3の他方端部3bは、第2の
金属封止材15及びガスケット16により封止されるこ
ととなる。また、このガスケット15には、釘状の負極
集電体17が貫通するとともに負極集電体17の基端部
に電気的に接続された負極端子板18が配設されてい
る。したがって、この空気電池では、空気極3内に充填
された負極合剤、負極集電体17及び負極端子板18が
電気的に接続されることとなる。
は、第2の金属封止材15と接着するようにガスケット
16が配設されている。このガスケット16は、絶縁性
を有する樹脂等から形成され、第2の金属封止材15と
接着されることによって、空気極3内を密閉することが
できる。すなわち、空気極3の他方端部3bは、第2の
金属封止材15及びガスケット16により封止されるこ
ととなる。また、このガスケット15には、釘状の負極
集電体17が貫通するとともに負極集電体17の基端部
に電気的に接続された負極端子板18が配設されてい
る。したがって、この空気電池では、空気極3内に充填
された負極合剤、負極集電体17及び負極端子板18が
電気的に接続されることとなる。
【0023】さらにまた、この空気電池には、正極缶2
の外周面に外装フィルム19が巻装されている。この外
装フィルム19は、空気孔1に対応する位置に、外部の
空気が流入する流入孔20が形成されており、空気極3
に対する空気の供給を可能なものとしている。また、一
般に空気電池の最外殻には、企業名や注意書き等を印刷
したラベルが貼られている。したがって、この外装フィ
ルム19には、このような印刷性を持たせることができ
る。このような場合には、外装フィルム19としては、
印刷しやすい、表面が平滑なフィルムを用いることが好
ましく、特に、エステル系樹脂、イミド系樹脂、アミド
系樹脂、シリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル
系樹脂、スチレン系樹脂、ビニル系樹脂、オレフィン系
樹脂、セルロース系樹脂、ポリカーボネート、ポリアセ
タール、及びこれらを含む共重合体が好ましく用いられ
る。
の外周面に外装フィルム19が巻装されている。この外
装フィルム19は、空気孔1に対応する位置に、外部の
空気が流入する流入孔20が形成されており、空気極3
に対する空気の供給を可能なものとしている。また、一
般に空気電池の最外殻には、企業名や注意書き等を印刷
したラベルが貼られている。したがって、この外装フィ
ルム19には、このような印刷性を持たせることができ
る。このような場合には、外装フィルム19としては、
印刷しやすい、表面が平滑なフィルムを用いることが好
ましく、特に、エステル系樹脂、イミド系樹脂、アミド
系樹脂、シリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル
系樹脂、スチレン系樹脂、ビニル系樹脂、オレフィン系
樹脂、セルロース系樹脂、ポリカーボネート、ポリアセ
タール、及びこれらを含む共重合体が好ましく用いられ
る。
【0024】以上のように構成された空気電池では、外
部の空気が流入孔から流入して、空気極に供給されるこ
ととなる。そして、この空気電池では、空気極3で空気
中の酸素を利用した正極反応が起こることとなる。
部の空気が流入孔から流入して、空気極に供給されるこ
ととなる。そして、この空気電池では、空気極3で空気
中の酸素を利用した正極反応が起こることとなる。
【0025】このとき、上述した空気電池では、空気極
3の両端部において、リング状ガスケット11を配設す
ることにより空気極3内を確実に封止している。このた
め、この空気電池では、空気極3と封止部材12との間
を閉塞することができ、空気極3内の負極合剤の漏液を
確実に防止できる。したがって、この空気電池は、漏液
特性に優れ、安定した電力を供給することができる。
3の両端部において、リング状ガスケット11を配設す
ることにより空気極3内を確実に封止している。このた
め、この空気電池では、空気極3と封止部材12との間
を閉塞することができ、空気極3内の負極合剤の漏液を
確実に防止できる。したがって、この空気電池は、漏液
特性に優れ、安定した電力を供給することができる。
【0026】ところで、上述した空気電池において、リ
ング状ガスケット11は、図4に示すように、略円筒形
を呈し、一方の端部11aが他方の端部11bと比較し
て小径とされたものであってもよい。すなわち、リング
状ガスケット11としては、円錐台形状を呈するもので
あってもよい。この場合、比較的小径とされた一方の端
部11aを空気極3の端面側に位置するように、リング
状ガスケット11を空気極3に取りつける。言い換える
と、リング状ガスケット11は、比較的大径とされた他
方の端部11b側から空気極3の両端部に取りつけられ
る。
ング状ガスケット11は、図4に示すように、略円筒形
を呈し、一方の端部11aが他方の端部11bと比較し
て小径とされたものであってもよい。すなわち、リング
状ガスケット11としては、円錐台形状を呈するもので
あってもよい。この場合、比較的小径とされた一方の端
部11aを空気極3の端面側に位置するように、リング
状ガスケット11を空気極3に取りつける。言い換える
と、リング状ガスケット11は、比較的大径とされた他
方の端部11b側から空気極3の両端部に取りつけられ
る。
【0027】このように、このリング状ガスケット11
では、比較的大径とされた他方の端部11b側から空気
極3を取りつけるため、空気極3に対して容易に取りつ
けることができる。すなわち、この場合には、リング状
ガスケット11を圧入することなく、空気極3に取りつ
けることができる。また、この空気電池では、比較的小
径とされた一方の端部11aが空気極3の端面側に位置
するため、リング状ガスケット11が空気極3に対して
確実に密着することとなる。
では、比較的大径とされた他方の端部11b側から空気
極3を取りつけるため、空気極3に対して容易に取りつ
けることができる。すなわち、この場合には、リング状
ガスケット11を圧入することなく、空気極3に取りつ
けることができる。また、この空気電池では、比較的小
径とされた一方の端部11aが空気極3の端面側に位置
するため、リング状ガスケット11が空気極3に対して
確実に密着することとなる。
【0028】また、このリング状ガスケットは、上述し
たように、断面形状が略方形であるものに限定されず、
図5(a),(b)に示すように、空気極3の端面と係
合するような係合部21を有するような構成であっても
良い。この係合部21を有するリング状ガスケット11
としては、図5(a)に示すように、断面形状が略L字
状を呈するものや、図5(b)に示すように、断面形状
が略J字状を呈するものが例示される。これら図5
(a),(b)に示したようなリング状ガスケット11
は、空気極3に取りつけられる際に、空気極3の端面に
係合部21を係合させることで位置決めされる。
たように、断面形状が略方形であるものに限定されず、
図5(a),(b)に示すように、空気極3の端面と係
合するような係合部21を有するような構成であっても
良い。この係合部21を有するリング状ガスケット11
としては、図5(a)に示すように、断面形状が略L字
状を呈するものや、図5(b)に示すように、断面形状
が略J字状を呈するものが例示される。これら図5
(a),(b)に示したようなリング状ガスケット11
は、空気極3に取りつけられる際に、空気極3の端面に
係合部21を係合させることで位置決めされる。
【0029】このように、リング状ガスケット11に係
合部21を形成した場合には、空気極3の端面に係合部
21を係合させることでリング状ガスケット11を位置
決めするため、リング状ガスケット11を空気極3に対
して正確に取りつけることができる。また、この場合、
係合部21は、空気極3の端面に対して密着するため、
この空気極3の端面を封止することができる。したがっ
て、この場合、リング状ガスケットは、封止部材10と
空気極3との間を封止するだけでなく、封止部材及び保
持部材の間の連結部と空気極3との間をも封止すること
ができる。したがって、この場合には、空気極3内を更
に確実に封止することができるため、更に優れた漏液特
性を示すことができる。
合部21を形成した場合には、空気極3の端面に係合部
21を係合させることでリング状ガスケット11を位置
決めするため、リング状ガスケット11を空気極3に対
して正確に取りつけることができる。また、この場合、
係合部21は、空気極3の端面に対して密着するため、
この空気極3の端面を封止することができる。したがっ
て、この場合、リング状ガスケットは、封止部材10と
空気極3との間を封止するだけでなく、封止部材及び保
持部材の間の連結部と空気極3との間をも封止すること
ができる。したがって、この場合には、空気極3内を更
に確実に封止することができるため、更に優れた漏液特
性を示すことができる。
【0030】なお、保持部材10及び封止部材12は、
上述した実施の形態において一体に形成されて第1の金
属封止材14を構成しているが、これに限定されず、図
6に示すように、それぞれ異なる部材として形成されて
いても良い。すなわち、この場合、保持部材10及び封
止部材12は、それぞれ異なる径を有する有底筒状に形
成される。すなわち、保持部材10は、空気極3の内径
と略々同寸法の外径を有する有底筒状に形成されるとと
もに、封止部材12は、リング状ガスケット11の外径
と略々同寸法の内径を有する有底筒状に形成される。
上述した実施の形態において一体に形成されて第1の金
属封止材14を構成しているが、これに限定されず、図
6に示すように、それぞれ異なる部材として形成されて
いても良い。すなわち、この場合、保持部材10及び封
止部材12は、それぞれ異なる径を有する有底筒状に形
成される。すなわち、保持部材10は、空気極3の内径
と略々同寸法の外径を有する有底筒状に形成されるとと
もに、封止部材12は、リング状ガスケット11の外径
と略々同寸法の内径を有する有底筒状に形成される。
【0031】この場合、先ず、このように構成された保
持部材10を空気極3の一方端部3aの内周面と接する
ように配設するとともに、一方端部3aの外周面にリン
グ状ガスケット11を介して封止部材12を配設する。
その後、封止部材12を径方向に収縮させることによ
り、保持部材10及び封止部材12の間にリング状ガス
ケット11及び空気極3を挟み込む。これにより、リン
グ状ガスケット11は、圧着撥水膜7a及び非圧着撥水
膜7bを変形させた状態で、空気極3と封止部材12と
の間を封止することができる。
持部材10を空気極3の一方端部3aの内周面と接する
ように配設するとともに、一方端部3aの外周面にリン
グ状ガスケット11を介して封止部材12を配設する。
その後、封止部材12を径方向に収縮させることによ
り、保持部材10及び封止部材12の間にリング状ガス
ケット11及び空気極3を挟み込む。これにより、リン
グ状ガスケット11は、圧着撥水膜7a及び非圧着撥水
膜7bを変形させた状態で、空気極3と封止部材12と
の間を封止することができる。
【0032】次に、本発明に係る空気電池の第2の実施
の形態について説明する。第2の実施の形態として示す
空気電池では、図7に示すように、正極缶2と空気極3
との間に第1のリング状ガスケット30が配設されると
ともに空気極3の内周面に接する保持部材31が配設さ
れている。なお、この図7では、ガスケット32と、こ
のガスケット32上に配設されたニュートラルカバ33
とを有する負極側、すなわち、空気極3の他方端部3b
を示している。しかしながら、本実施の形態に示す空気
電池においては、空気極3の一方端部3a、すなわち、
正極側を上述したような構成としても良い。
の形態について説明する。第2の実施の形態として示す
空気電池では、図7に示すように、正極缶2と空気極3
との間に第1のリング状ガスケット30が配設されると
ともに空気極3の内周面に接する保持部材31が配設さ
れている。なお、この図7では、ガスケット32と、こ
のガスケット32上に配設されたニュートラルカバ33
とを有する負極側、すなわち、空気極3の他方端部3b
を示している。しかしながら、本実施の形態に示す空気
電池においては、空気極3の一方端部3a、すなわち、
正極側を上述したような構成としても良い。
【0033】また、この空気電池では、正極缶2の第1
のリング状ガスケット30と対向する部分に絞り溝34
を形成している。この絞り溝34は、正極缶2の円周方
向に絞り加工を施すことにより形成され、正極缶2の円
周方向の少なくとも一部に形成される。このように形成
された絞り溝34は、第1のリング状ガスケット30を
押圧して、第1のリング状ガスケット30と空気極3と
を密着させる。言い換えると、この空気電池では、第1
のリング状ガスケット30及び空気極3を、保持部材3
1と絞り溝34とで挟み込んでいる。
のリング状ガスケット30と対向する部分に絞り溝34
を形成している。この絞り溝34は、正極缶2の円周方
向に絞り加工を施すことにより形成され、正極缶2の円
周方向の少なくとも一部に形成される。このように形成
された絞り溝34は、第1のリング状ガスケット30を
押圧して、第1のリング状ガスケット30と空気極3と
を密着させる。言い換えると、この空気電池では、第1
のリング状ガスケット30及び空気極3を、保持部材3
1と絞り溝34とで挟み込んでいる。
【0034】これにより、第1のリング状ガスケット3
0は、圧着撥水膜7a及び非圧着撥水膜7bを変形させ
た状態で、空気極3と正極缶2との間を確実に封止する
ことができる。したがって、この空気電池は、正極缶2
と空気極3との間を確実に封止して、優れた漏液特性を
有することとなる。なお、この場合も、図示しないが、
触媒層6を変形させていてもよい。
0は、圧着撥水膜7a及び非圧着撥水膜7bを変形させ
た状態で、空気極3と正極缶2との間を確実に封止する
ことができる。したがって、この空気電池は、正極缶2
と空気極3との間を確実に封止して、優れた漏液特性を
有することとなる。なお、この場合も、図示しないが、
触媒層6を変形させていてもよい。
【0035】さらに、この空気電池において、絞り溝3
4は、空気極3の中心軸方向に正極缶2を切断したとき
にできる断面形状が円弧形状を呈していることが好まし
い。このとき、絞り溝34の円弧形状の曲率半径をRb
とし、絞り溝34の底部における正極缶2の内径をRa
とし、絞り溝34の基端部における正極缶2の内径をR
pとすると、これらRb、Ra及びRpが Rb≧Rp−Ra なる関係を満足することが好ましい。このようにRb、
Ra及びRpの関係を規定することによって、絞り溝3
4は、正極缶2に長手方向から加わる力に対して、押し
潰されることなる所定の形状を維持するにたる十分な強
度を有することとなる。したがって、この場合、空気電
池は、正極缶2と空気極との間を確実に封止するととも
に、優れた強度を有して形状安定性に優れたものとな
る。
4は、空気極3の中心軸方向に正極缶2を切断したとき
にできる断面形状が円弧形状を呈していることが好まし
い。このとき、絞り溝34の円弧形状の曲率半径をRb
とし、絞り溝34の底部における正極缶2の内径をRa
とし、絞り溝34の基端部における正極缶2の内径をR
pとすると、これらRb、Ra及びRpが Rb≧Rp−Ra なる関係を満足することが好ましい。このようにRb、
Ra及びRpの関係を規定することによって、絞り溝3
4は、正極缶2に長手方向から加わる力に対して、押し
潰されることなる所定の形状を維持するにたる十分な強
度を有することとなる。したがって、この場合、空気電
池は、正極缶2と空気極との間を確実に封止するととも
に、優れた強度を有して形状安定性に優れたものとな
る。
【0036】また、この絞り溝34は、例えば、曲率半
径Rbが0.5〜5.0mmの範囲となるような形状と
される。曲率半径Rbを0.5〜5.0mmの範囲に来
ていることによって、空気電池の寸法を、単1〜単4と
した場合に対応したものとなる。
径Rbが0.5〜5.0mmの範囲となるような形状と
される。曲率半径Rbを0.5〜5.0mmの範囲に来
ていることによって、空気電池の寸法を、単1〜単4と
した場合に対応したものとなる。
【0037】さらに、この空気電池では、図7中Ces
で示すように、ガスケット32と空気極3の他方端部3
bとの間が離間していることが好ましい。このように、
ガスケット32と空気極3の他方端部3bとを離間させ
ることによって、ガスケット32を正極缶2に嵌合させ
る際に、空気極3を屈曲させるようなことが防止され
る。このため、空気電池は、更に漏液特性に優れたもの
となる。この時、空気極3の他方端部3bとガスケット
32との間は、0.3〜2.0mmであることが好まし
い。空気極3の他方端部3bとガスケット32との間隔
が0.3mm未満である場合には、正極缶2にガスケッ
ト32を嵌合させる際に空気極3を屈曲させるおそれが
あり好ましくない。また、空気極3の他方端部3bとガ
スケット32との間隔が2.0mmを超える場合には、
この間隔に負極合剤が入り込み易くなり、内部短絡を助
長してしまうため好ましくない。
で示すように、ガスケット32と空気極3の他方端部3
bとの間が離間していることが好ましい。このように、
ガスケット32と空気極3の他方端部3bとを離間させ
ることによって、ガスケット32を正極缶2に嵌合させ
る際に、空気極3を屈曲させるようなことが防止され
る。このため、空気電池は、更に漏液特性に優れたもの
となる。この時、空気極3の他方端部3bとガスケット
32との間は、0.3〜2.0mmであることが好まし
い。空気極3の他方端部3bとガスケット32との間隔
が0.3mm未満である場合には、正極缶2にガスケッ
ト32を嵌合させる際に空気極3を屈曲させるおそれが
あり好ましくない。また、空気極3の他方端部3bとガ
スケット32との間隔が2.0mmを超える場合には、
この間隔に負極合剤が入り込み易くなり、内部短絡を助
長してしまうため好ましくない。
【0038】一方、この空気電池においては、図8に示
すように、第1のリング状ガスケット30と空気極3と
の間に封止部材35を配設したような構成であっても良
い。言い換えると、空気電池は、正極缶2に形成された
絞り溝34と封止部材35との間に第1のリング状ガス
ケット30を配設したような構成であっても良い。
すように、第1のリング状ガスケット30と空気極3と
の間に封止部材35を配設したような構成であっても良
い。言い換えると、空気電池は、正極缶2に形成された
絞り溝34と封止部材35との間に第1のリング状ガス
ケット30を配設したような構成であっても良い。
【0039】具体的に、封止部材35は、図9に示すよ
うに、保持部材31と一体に形成されたものであっても
良い。この場合に、空気極3は、保持部材31及び封止
部材35により挟み込まれることとなり確実に保持され
ることとなる。また、保持部材31及び封止部材35
は、図10に示すように、それぞれ有底筒状に形成され
たものであってもよい。この場合も、空気極3は、保持
部材31及び封止部材35により挟み込まれることとな
り確実に保持されることとなる。
うに、保持部材31と一体に形成されたものであっても
良い。この場合に、空気極3は、保持部材31及び封止
部材35により挟み込まれることとなり確実に保持され
ることとなる。また、保持部材31及び封止部材35
は、図10に示すように、それぞれ有底筒状に形成され
たものであってもよい。この場合も、空気極3は、保持
部材31及び封止部材35により挟み込まれることとな
り確実に保持されることとなる。
【0040】これらの場合も、正極缶2に形成された絞
り溝34により第1のリング状ガスケットが封止部材3
5に対して押圧されることとなり、正極缶2と封止部材
35との間を確実に封止することができる。なお、この
とき、空気極3の圧着撥水膜7a及び非圧着撥水膜7b
は、封止部材35により押圧されて変形することとな
る。
り溝34により第1のリング状ガスケットが封止部材3
5に対して押圧されることとなり、正極缶2と封止部材
35との間を確実に封止することができる。なお、この
とき、空気極3の圧着撥水膜7a及び非圧着撥水膜7b
は、封止部材35により押圧されて変形することとな
る。
【0041】また、封止部材35を有するような空気電
池においては、図11に示すように、空気極3と封止部
材35との間に第2のリング状ガスケット36を配設す
ることが好ましい。すなわち、この空気電池では、正極
缶2及び封止部材35の間に第1のリング状ガスケット
30が配設されるとともに、封止部材35及び空気極3
の間に第2のリング状ガスケット36が配設されてい
る。
池においては、図11に示すように、空気極3と封止部
材35との間に第2のリング状ガスケット36を配設す
ることが好ましい。すなわち、この空気電池では、正極
缶2及び封止部材35の間に第1のリング状ガスケット
30が配設されるとともに、封止部材35及び空気極3
の間に第2のリング状ガスケット36が配設されてい
る。
【0042】具体的に、図12に示すように、保持部材
31と封止部材35とが一体に形成されている場合に
は、先ず、空気極3の外周面に第2のリング状ガスケッ
ト36を配設した状態で、保持部材31と封止部材35
と間に空気極3を挿入させる。そして、封止部材35を
径方向に収縮させることによって、保持部材31及び封
止部材35により空気極3及び第2のリング状ガスケッ
ト36を挟み込む。これにより、封止部材35と空気極
3との間は、確実に封止されることとなる。
31と封止部材35とが一体に形成されている場合に
は、先ず、空気極3の外周面に第2のリング状ガスケッ
ト36を配設した状態で、保持部材31と封止部材35
と間に空気極3を挿入させる。そして、封止部材35を
径方向に収縮させることによって、保持部材31及び封
止部材35により空気極3及び第2のリング状ガスケッ
ト36を挟み込む。これにより、封止部材35と空気極
3との間は、確実に封止されることとなる。
【0043】次に、封止部材35の外周面に第1のリン
グ状ガスケット30を配設した状態で正極缶2内に、空
気極3及び第1のリング状ガスケット30等を挿入させ
る。その後、正極缶2の所定の位置に絞り加工を施し
て、第1のリング状ガスケット30を押圧するような絞
り溝34を形成する。これにより、正極缶2と封止部材
35との間は、確実に封止されることとなる。
グ状ガスケット30を配設した状態で正極缶2内に、空
気極3及び第1のリング状ガスケット30等を挿入させ
る。その後、正極缶2の所定の位置に絞り加工を施し
て、第1のリング状ガスケット30を押圧するような絞
り溝34を形成する。これにより、正極缶2と封止部材
35との間は、確実に封止されることとなる。
【0044】このように図12に示した空気電池では、
第1のリング状ガスケット30により正極缶2と封止部
材35との間が確実に封止されるとともに、第2のリン
グ状ガスケット36により封止部材35と空気極3との
間が確実に封止されることとなる。したがって、この空
気電池では、空気極3内に充填された負極合剤4の漏液
を確実に防止することができる。
第1のリング状ガスケット30により正極缶2と封止部
材35との間が確実に封止されるとともに、第2のリン
グ状ガスケット36により封止部材35と空気極3との
間が確実に封止されることとなる。したがって、この空
気電池では、空気極3内に充填された負極合剤4の漏液
を確実に防止することができる。
【0045】また、空気電池は、図13に示すように、
保持部材31及び封止部材35がそれぞれ異なる部材と
して形成されていてもよい。すなわち、この場合、保持
部材31及び封止部材35は、ぞれぞれ、所定の径を有
し、底部に開口部を有するような筒状を呈するように形
成される。具体的に、保持部材31は、空気極3の内径
と略々同寸法の外径を有する有底筒状に形成されるとと
もに、封止部材35は、第2のリング状ガスケット36
の外径と略々同寸法の内径を有する有底筒状に形成され
る。
保持部材31及び封止部材35がそれぞれ異なる部材と
して形成されていてもよい。すなわち、この場合、保持
部材31及び封止部材35は、ぞれぞれ、所定の径を有
し、底部に開口部を有するような筒状を呈するように形
成される。具体的に、保持部材31は、空気極3の内径
と略々同寸法の外径を有する有底筒状に形成されるとと
もに、封止部材35は、第2のリング状ガスケット36
の外径と略々同寸法の内径を有する有底筒状に形成され
る。
【0046】この場合、先ず、保持部材10を空気極3
の内周面と接するように配設するとともに、空気極3の
外周面に第2のリング状ガスケット36を介して封止部
材35を配設する。その後、封止部材35を径方向に収
縮させることにより、保持部材31及び封止部材35の
間に第2のリング状ガスケット36及び空気極3を挟み
込む。これにより、第2のリング状ガスケット36は、
圧着撥水膜7a及び非圧着撥水膜7bを変形させた状態
で、空気極3と封止部材35との間を封止することがで
きる。
の内周面と接するように配設するとともに、空気極3の
外周面に第2のリング状ガスケット36を介して封止部
材35を配設する。その後、封止部材35を径方向に収
縮させることにより、保持部材31及び封止部材35の
間に第2のリング状ガスケット36及び空気極3を挟み
込む。これにより、第2のリング状ガスケット36は、
圧着撥水膜7a及び非圧着撥水膜7bを変形させた状態
で、空気極3と封止部材35との間を封止することがで
きる。
【0047】そして、封止部材35の外周面に第1のリ
ング状ガスケット30を配設した状態で正極缶2内に、
空気極3及び第1のリング状ガスケット30等を挿入さ
せる。その後、正極缶2の所定の位置に絞り加工を施し
て、第1のリング状ガスケット30を押圧するような絞
り溝34を形成する。これにより、正極缶2と封止部材
35との間は、確実に封止されることとなる。
ング状ガスケット30を配設した状態で正極缶2内に、
空気極3及び第1のリング状ガスケット30等を挿入さ
せる。その後、正極缶2の所定の位置に絞り加工を施し
て、第1のリング状ガスケット30を押圧するような絞
り溝34を形成する。これにより、正極缶2と封止部材
35との間は、確実に封止されることとなる。
【0048】このように図13に示した空気電池では、
第1のリング状ガスケット30により正極缶2と封止部
材35との間が確実に封止されるとともに、第2のリン
グ状ガスケット36により封止部材35と空気極3との
間が確実に封止されることとなる。したがって、この空
気電池では、空気極3内に充填された負極合剤4の漏液
を確実に防止することができる。
第1のリング状ガスケット30により正極缶2と封止部
材35との間が確実に封止されるとともに、第2のリン
グ状ガスケット36により封止部材35と空気極3との
間が確実に封止されることとなる。したがって、この空
気電池では、空気極3内に充填された負極合剤4の漏液
を確実に防止することができる。
【0049】特に、これら図12及び図13に示した空
気電池において、空気極3の端面から測定した封止部材
35の高さをHcaとし、空気極3の端面から測定した
保持部材31の高さをHcbとし、空気極3の端面から
測定した第2のリング状ガスケット36の高さをHgと
すると、これらHca、Hcb及びHgは、 Hca≧Hg Hcb≧Hg なる関係を満足している。言い換えると、これらの空気
電池において、第2のリング状ガスケット36は、保持
部材31及び封止部材35と比較して低く形成されてい
るため、全側面を封止部材35に当接させている。この
ため、この空気電池では、封止部材35が効率よく第2
のリング状ガスケット36を押圧することができ、その
結果、空気極3内を確実に封止することができる。
気電池において、空気極3の端面から測定した封止部材
35の高さをHcaとし、空気極3の端面から測定した
保持部材31の高さをHcbとし、空気極3の端面から
測定した第2のリング状ガスケット36の高さをHgと
すると、これらHca、Hcb及びHgは、 Hca≧Hg Hcb≧Hg なる関係を満足している。言い換えると、これらの空気
電池において、第2のリング状ガスケット36は、保持
部材31及び封止部材35と比較して低く形成されてい
るため、全側面を封止部材35に当接させている。この
ため、この空気電池では、封止部材35が効率よく第2
のリング状ガスケット36を押圧することができ、その
結果、空気極3内を確実に封止することができる。
【0050】<実験例>上述したような空気電池の漏液
特性等を検証するため、以下に示すような各種サンプル
を作製し、これらサンプルを用いて実験を行った。
特性等を検証するため、以下に示すような各種サンプル
を作製し、これらサンプルを用いて実験を行った。
【0051】[実験1]サンプル1 以下のようにして空気極を作製する。先ず、マンガン酸
化物とカーボンブラックと活性炭と固形分60%のポリ
テトラフルオロエチレンの水性分散液とを、固形分比が
3:1:3:3となるように混合し、ペースト状の触媒
層混合物を得た。そして、このペースト状の触媒層混合
物を、約60度に加熱したプレスローラ間に通して圧延
し、0.6mmの厚さのシートを形成した。次に、この
シートを、ニッケルメッキした中空円筒状焼結ステンレ
スネットからなる集電体に巻き付け圧着し、この状態で
乾燥及びプレスロール工程を行い、厚さが0.5mmの
中空円筒状触媒層を形成した。次に、この中空円筒状触
媒層の周面に、酸素ガス透過能を有する厚さ0.1mm
の撥水性のポリテトラフルオロエチレン多孔膜からなる
撥水膜を巻装した後にプレスロール工程を行った。そし
て、この撥水膜の巻き始め側の端部と巻き終わり側の端
部とを、空気極外周寸法に対して5%(約2mm)とな
るように厚さ50μmのポリエチレンフィルムを介して
重ね合わせる。この状態で、250度で熱処理すること
にりポリエチレンフィルムが溶融することとなって、撥
水膜の巻き始め側の端部と巻き終わり側の端部とを溶着
した。
化物とカーボンブラックと活性炭と固形分60%のポリ
テトラフルオロエチレンの水性分散液とを、固形分比が
3:1:3:3となるように混合し、ペースト状の触媒
層混合物を得た。そして、このペースト状の触媒層混合
物を、約60度に加熱したプレスローラ間に通して圧延
し、0.6mmの厚さのシートを形成した。次に、この
シートを、ニッケルメッキした中空円筒状焼結ステンレ
スネットからなる集電体に巻き付け圧着し、この状態で
乾燥及びプレスロール工程を行い、厚さが0.5mmの
中空円筒状触媒層を形成した。次に、この中空円筒状触
媒層の周面に、酸素ガス透過能を有する厚さ0.1mm
の撥水性のポリテトラフルオロエチレン多孔膜からなる
撥水膜を巻装した後にプレスロール工程を行った。そし
て、この撥水膜の巻き始め側の端部と巻き終わり側の端
部とを、空気極外周寸法に対して5%(約2mm)とな
るように厚さ50μmのポリエチレンフィルムを介して
重ね合わせる。この状態で、250度で熱処理すること
にりポリエチレンフィルムが溶融することとなって、撥
水膜の巻き始め側の端部と巻き終わり側の端部とを溶着
した。
【0052】そして、この空気極の両端部に、保持部材
及び封止部材から構成される断面略コ字状の金属封止材
を取りつけ、その後、封止部材を径方向に圧縮すること
により空気極に金属封止材を配設した。これにより外径
がφ13mm、高さ44mmの円筒型空気極が形成され
た。なお、これら金属封止材において、Hcaは10m
mであり、Hcbは10mmである。
及び封止部材から構成される断面略コ字状の金属封止材
を取りつけ、その後、封止部材を径方向に圧縮すること
により空気極に金属封止材を配設した。これにより外径
がφ13mm、高さ44mmの円筒型空気極が形成され
た。なお、これら金属封止材において、Hcaは10m
mであり、Hcbは10mmである。
【0053】次に、この円筒型空気極を正極缶内に挿入
し、正極缶の開口端部側に位置する金属封止材の外周面
に樹脂からなる断面略L字状のリング状ガスケットを取
りつけ、その後、正極缶の外周面に絞り加工を施して絞
り溝を形成した。このとき、絞り溝は、曲率半径Rbが
0.3mmとなるように形成された。
し、正極缶の開口端部側に位置する金属封止材の外周面
に樹脂からなる断面略L字状のリング状ガスケットを取
りつけ、その後、正極缶の外周面に絞り加工を施して絞
り溝を形成した。このとき、絞り溝は、曲率半径Rbが
0.3mmとなるように形成された。
【0054】次に、正極缶内に配設された空気極の内周
面を覆うように、セパレータとして、セロハン続いて不
織布を挿入した。そして、この空気極のセパレータ内
に、亜鉛合金粉末、酸化亜鉛、ゲル化剤、電解液を6:
1:1:2の割合で混合してなるゲル状の負極合剤を充
填した。その後、正極缶の開口端部にガスケット、ニュ
ートラルカバ、負極端子板及び負極集電体からなる封口
構造体を嵌合した。このとき、封口構造体のガスケット
と空気極とは圧着されることとなり、Cesは0mmと
なる。
面を覆うように、セパレータとして、セロハン続いて不
織布を挿入した。そして、この空気極のセパレータ内
に、亜鉛合金粉末、酸化亜鉛、ゲル化剤、電解液を6:
1:1:2の割合で混合してなるゲル状の負極合剤を充
填した。その後、正極缶の開口端部にガスケット、ニュ
ートラルカバ、負極端子板及び負極集電体からなる封口
構造体を嵌合した。このとき、封口構造体のガスケット
と空気極とは圧着されることとなり、Cesは0mmと
なる。
【0055】最後に、正極缶の外周側面に、空気孔が形
成された外装フィルムを貼り付け、更に、当該空気孔を
覆う空気孔シールを貼り付けてサンプル1の空気電池が
完成した。なお、この空気電池は、外径がφ14mm、
高さが48mmであった。
成された外装フィルムを貼り付け、更に、当該空気孔を
覆う空気孔シールを貼り付けてサンプル1の空気電池が
完成した。なお、この空気電池は、外径がφ14mm、
高さが48mmであった。
【0056】サンプル2〜サンプル4 これらサンプル2〜サンプル4では、金属封止材の封止
部材と空気極との間に、表1に記載するような断面形状
を有する樹脂製のリング状ガスケットを配設した以外は
サンプル1と同様に空気電池を作製した。
部材と空気極との間に、表1に記載するような断面形状
を有する樹脂製のリング状ガスケットを配設した以外は
サンプル1と同様に空気電池を作製した。
【0057】サンプル5 サンプル5では、金属封止材の保持部材及び空気極の間
と封止部材及び空気極の間とにそれぞれ断面略長方形の
リング状ガスケットを配設した以外はサンプル1と同様
に空気電池を作製した。
と封止部材及び空気極の間とにそれぞれ断面略長方形の
リング状ガスケットを配設した以外はサンプル1と同様
に空気電池を作製した。
【0058】サンプル6 サンプル6では、空気極を覆うような断面略U字状のリ
ング状ガスケットを配設した以外はサンプル1と同様に
空気電池を作製した。
ング状ガスケットを配設した以外はサンプル1と同様に
空気電池を作製した。
【0059】そして、これらサンプル1〜サンプル6の
空気電池を用いて、耐漏液特性及び閉回路電圧を測定し
た。このとき、耐漏液特性としては、空気電池1000
個を60℃の空気恒温槽に入れ、所定の日数保存した後
に漏液した空気電池の個数を測定した。また、閉回路電
圧は、完成した空気電池から空気孔シールを剥がし、3
0秒後に42Ωの負荷で0.5秒間放電させ、この時の
電圧を閉回路電圧(CCV)とした。結果を表1に示
す。
空気電池を用いて、耐漏液特性及び閉回路電圧を測定し
た。このとき、耐漏液特性としては、空気電池1000
個を60℃の空気恒温槽に入れ、所定の日数保存した後
に漏液した空気電池の個数を測定した。また、閉回路電
圧は、完成した空気電池から空気孔シールを剥がし、3
0秒後に42Ωの負荷で0.5秒間放電させ、この時の
電圧を閉回路電圧(CCV)とした。結果を表1に示
す。
【0060】
【表1】
【0061】この表1からわかるように、金属封止材の
封止部材と空気極との間にリング状ガスケットを配設し
たサンプル(サンプル2〜サンプル4)は、所定の閉回
路電圧を維持しつつ優れた耐漏液特性を示した。これに
対して、金属封止材の封止部材と空気極との間にリング
状ガスケットを配設していないサンプル1では、耐漏液
特性の点であまり好ましい結果を示さなかった。また、
空気極と保持部材との間にリング状ガスケットを配設し
たもの(サンプル5及びサンプル6)は、空気極との電
気的な接続が十分でないため、閉回路電圧が低くなって
しまう。
封止部材と空気極との間にリング状ガスケットを配設し
たサンプル(サンプル2〜サンプル4)は、所定の閉回
路電圧を維持しつつ優れた耐漏液特性を示した。これに
対して、金属封止材の封止部材と空気極との間にリング
状ガスケットを配設していないサンプル1では、耐漏液
特性の点であまり好ましい結果を示さなかった。また、
空気極と保持部材との間にリング状ガスケットを配設し
たもの(サンプル5及びサンプル6)は、空気極との電
気的な接続が十分でないため、閉回路電圧が低くなって
しまう。
【0062】[実験2]実験2では、金属封止材の保持
部材及び封止部材とリング状ガスケットとの高さの関係
が耐漏液特性に与える影響について検証する。
部材及び封止部材とリング状ガスケットとの高さの関係
が耐漏液特性に与える影響について検証する。
【0063】サンプル7〜サンプル15 サンプル7〜サンプル15では、金属封止材の封止部材
と空気極との間に配設されるリング状ガスケットを表2
に示すようなものとした以外は、サンプル2と同様に空
気電池を作製した。
と空気極との間に配設されるリング状ガスケットを表2
に示すようなものとした以外は、サンプル2と同様に空
気電池を作製した。
【0064】これらサンプル7〜サンプル15を用いて
耐漏液特性(保存日数40日)を測定した結果を表2に
示す。
耐漏液特性(保存日数40日)を測定した結果を表2に
示す。
【0065】
【表2】
【0066】この表2からわかるように、Hca、Hc
b及びHgが「Hca≧Hg」及び「Hcb≧Hg」な
る関係を満足している空気電池(サンプル2〜サンプル
10)は、優れた耐漏液特性を示している。これに対し
て、HgがHca及びHcbの少なくとも一方より大き
いような空気電池(サンプル11〜サンプル15)は、
40日後の耐漏液特性があまり良好な結果を示さない。
b及びHgが「Hca≧Hg」及び「Hcb≧Hg」な
る関係を満足している空気電池(サンプル2〜サンプル
10)は、優れた耐漏液特性を示している。これに対し
て、HgがHca及びHcbの少なくとも一方より大き
いような空気電池(サンプル11〜サンプル15)は、
40日後の耐漏液特性があまり良好な結果を示さない。
【0067】[実験3]実験3では、絞り溝の形状が耐
漏液特性に与える影響について検証する。
漏液特性に与える影響について検証する。
【0068】サンプル16〜サンプル18 サンプル16〜サンプル18では、正極缶に形成された
絞り溝の形状を表3に示すように規定した以外は、サン
プル2と同様に空気電池を作製した。
絞り溝の形状を表3に示すように規定した以外は、サン
プル2と同様に空気電池を作製した。
【0069】これらサンプル16〜サンプル18を用い
て耐漏液特性(保存日数40日)を測定した結果を表3
に示す。
て耐漏液特性(保存日数40日)を測定した結果を表3
に示す。
【0070】
【表3】
【0071】この表3からわかるように、Rb、Rp及
びRaが「Rb≧Rp−Ra」なる関係を有している空
気電池(サンプル16及びサンプル17)は、優れた耐
漏液特性を示す。これに対して、「Rb<Rp−Ra」
なる関係を有している空気電池(サンプル18)では、
漏液特性が良好でない。これは、絞り溝の強度が十分で
ないことに起因している。
びRaが「Rb≧Rp−Ra」なる関係を有している空
気電池(サンプル16及びサンプル17)は、優れた耐
漏液特性を示す。これに対して、「Rb<Rp−Ra」
なる関係を有している空気電池(サンプル18)では、
漏液特性が良好でない。これは、絞り溝の強度が十分で
ないことに起因している。
【0072】[実験4]実験4では、絞り溝の曲率半径
が耐漏液特性に及ぼす影響について検証した。
が耐漏液特性に及ぼす影響について検証した。
【0073】サンプル19〜サンプル22 サンプル19〜サンプル22では、絞り溝の曲率半径R
bを表4に示したように規定した以外は、サンプル2と
同様に空気電池を作製した。
bを表4に示したように規定した以外は、サンプル2と
同様に空気電池を作製した。
【0074】これらサンプル19〜サンプル22を用い
て耐漏液特性(保存日数40日)を測定した結果を表4
に示す。
て耐漏液特性(保存日数40日)を測定した結果を表4
に示す。
【0075】
【表4】
【0076】この表4からわかるように、絞り溝の曲率
半径Rbを0.5〜1.0mmの範囲内としたサンプル
19〜サンプル21は、優れた耐漏液特性を示す。これ
に対して、絞り溝の曲率半径Rbが上記範囲を逸脱する
空気電池(サンプル1及びサンプル22)は、良好な耐
漏液特性を示さない。
半径Rbを0.5〜1.0mmの範囲内としたサンプル
19〜サンプル21は、優れた耐漏液特性を示す。これ
に対して、絞り溝の曲率半径Rbが上記範囲を逸脱する
空気電池(サンプル1及びサンプル22)は、良好な耐
漏液特性を示さない。
【0077】[実験5]実験5では、正極缶の開口端部
に配設された金属封止材における封止部材の形状及び保
持部材の材質が耐漏液特性に与える影響を検証した。
に配設された金属封止材における封止部材の形状及び保
持部材の材質が耐漏液特性に与える影響を検証した。
【0078】サンプル23〜サンプル31 サンプル23〜サンプル31では、正極缶の開口端部に
配設された金属封止材における封止部材の形状及び保持
部材の材質を表5に示すように規定した以外は、サンプ
ル2と同様に空気電池を作製した。
配設された金属封止材における封止部材の形状及び保持
部材の材質を表5に示すように規定した以外は、サンプ
ル2と同様に空気電池を作製した。
【0079】これらサンプル23〜サンプル31を用い
て耐漏液特性(保存日数40日、60日及び80日)を
測定した結果を表5に示す。
て耐漏液特性(保存日数40日、60日及び80日)を
測定した結果を表5に示す。
【0080】
【表5】
【0081】この表5からわかるように、金属封止材に
おける封止部材を径方向に圧縮することにより空気缶と
封止部材との間を封止する構造を有する場合、優れた漏
液特性を示す。また、保持部材の材質を金属とすること
によって、径方向に圧縮された封止部材を保持部材が支
えることができる。
おける封止部材を径方向に圧縮することにより空気缶と
封止部材との間を封止する構造を有する場合、優れた漏
液特性を示す。また、保持部材の材質を金属とすること
によって、径方向に圧縮された封止部材を保持部材が支
えることができる。
【0082】[実験6]実験6では、金属封止材とガス
ケット等の封口構造体との間隔が耐漏液性に及ぼす影響
を検証した。
ケット等の封口構造体との間隔が耐漏液性に及ぼす影響
を検証した。
【0083】サンプル32〜サンプル35 サンプル32〜サンプル35では、空気極の高さを変更
し、空気極に取り付けられた金属封止材とガスケット等
の封口構造体との間隔を表6に示すように規定した以外
は、サンプル2と同様に空気電池を作製した。
し、空気極に取り付けられた金属封止材とガスケット等
の封口構造体との間隔を表6に示すように規定した以外
は、サンプル2と同様に空気電池を作製した。
【0084】これらサンプル32〜サンプル35を用い
て耐漏液特性(保存日数100日)を測定した結果を表
6に示す。
て耐漏液特性(保存日数100日)を測定した結果を表
6に示す。
【0085】
【表6】
【0086】この表6からわかるように、金属封止材と
封口構造体との間隔を0.3〜2.0mmの範囲で形成
した空気電池(サンプル33及びサンプル34)は、1
00日の保存に対しても漏液を殆ど発生させないといっ
た、優れた耐漏液特性を示す。これに対して、サンプル
32の空気電池では、封口構造体と金属封止材とが接触
しているため、当該封口構造体を嵌合する際に金属封止
材及び空気極を屈曲させてしまう。その結果、サンプル
32の空気電池では、100日間の保存後に多少の漏液
を生じたサンプルが発生してしまった。また、サンプル
35の空気電池では、封口構造体と金属封止材とが2.
0mm以上離間しており、この隙間に負極合剤が入りや
すくなっているため、内部短絡が発生しやすくなってし
てしまう。その結果、サンプル35の空気電池では、1
00日間の保存後に多少の漏液を生じたサンプルが発生
してしまった。
封口構造体との間隔を0.3〜2.0mmの範囲で形成
した空気電池(サンプル33及びサンプル34)は、1
00日の保存に対しても漏液を殆ど発生させないといっ
た、優れた耐漏液特性を示す。これに対して、サンプル
32の空気電池では、封口構造体と金属封止材とが接触
しているため、当該封口構造体を嵌合する際に金属封止
材及び空気極を屈曲させてしまう。その結果、サンプル
32の空気電池では、100日間の保存後に多少の漏液
を生じたサンプルが発生してしまった。また、サンプル
35の空気電池では、封口構造体と金属封止材とが2.
0mm以上離間しており、この隙間に負極合剤が入りや
すくなっているため、内部短絡が発生しやすくなってし
てしまう。その結果、サンプル35の空気電池では、1
00日間の保存後に多少の漏液を生じたサンプルが発生
してしまった。
【0087】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る空気電池は、封止部材及び保持部材によりリング状
ガスケット及び空気極を挟み込むため、空気極の両端部
を確実に封止して漏液特性を向上させることができる。
係る空気電池は、封止部材及び保持部材によりリング状
ガスケット及び空気極を挟み込むため、空気極の両端部
を確実に封止して漏液特性を向上させることができる。
【0088】また、本発明に係る空気電池は、外周缶に
形成された絞り溝及び保持部材によりリング状ガスケッ
ト及び空気極を挟み込むため、空気極の両端部を確実に
封止して漏液特性を向上させることができる。
形成された絞り溝及び保持部材によりリング状ガスケッ
ト及び空気極を挟み込むため、空気極の両端部を確実に
封止して漏液特性を向上させることができる。
【図1】本発明に係る空気電池の一構成例を示す断面図
である。
である。
【図2】図1に示した空気電池の一部を拡大して示す要
部断面図である。
部断面図である。
【図3】空気極の一方端部を拡大して示す空気電池の要
部断面図である。
部断面図である。
【図4】一例として示すリング状ガスケットの斜視図で
ある。
ある。
【図5】他の例として示すリング状ガスケットの断面図
である。
である。
【図6】空気極の一方端部を拡大して示す他の例の空気
電池の要部断面図である。
電池の要部断面図である。
【図7】第2の実施の形態として示す空気電池の要部断
面図である。
面図である。
【図8】第2の実施の形態の他の例として示す空気電池
の要部断面図である。
の要部断面図である。
【図9】第2の実施の形態の更に他の例として示す空気
電池の要部断面図である。
電池の要部断面図である。
【図10】第2の実施の形態の更に他の例として示す空
気電池の要部断面図である。
気電池の要部断面図である。
【図11】第2の実施の形態の更に他の例として示す空
気電池の要部断面図である。
気電池の要部断面図である。
【図12】第2の実施の形態の更に他の例として示す空
気電池の要部断面図である。
気電池の要部断面図である。
【図13】第2の実施の形態の更に他の例として示す空
気電池の要部断面図である。
気電池の要部断面図である。
1 空気孔、2 正極缶、3 空気極、4 負極合剤、
5 集電体、6 触媒層、7 撥水膜、8 セパレー
タ、10 保持部材、11 リング状ガスケット、12
封止部材、13 底部、16 ガスケット、17 負
極集電体、18 負極端子板、19 外装フィルム、2
0 流入孔
5 集電体、6 触媒層、7 撥水膜、8 セパレー
タ、10 保持部材、11 リング状ガスケット、12
封止部材、13 底部、16 ガスケット、17 負
極集電体、18 負極端子板、19 外装フィルム、2
0 流入孔
Claims (25)
- 【請求項1】 中空筒状に形成された空気極と、 上記空気極の少なくとも一方端部に、当該空気極の内周
面に円周に沿って当接された保持部材と、 上記空気極を介して上記保持部材と対向する位置に配設
され、当該空気極の外周面に円周に沿って当接されたリ
ング状ガスケットと、 上記リング状ガスケット及び上記空気極を上記保持部材
とともに挟み込み、上記空気極の端部を閉塞する封止部
材とを備え、 上記リング状ガスケットは、上記封止部材及び上記保持
部材により挟み込まれることにより、上記封止部材と上
記空気極との間を封止していることを特徴とする空気電
池。 - 【請求項2】 上記封止部材は、有底筒状を呈してお
り、上記空気極の少なくとも一方端部に嵌合されたこと
を特徴とする請求項1記載の空気電池。 - 【請求項3】 上記封止部材及び上記保持部材は、導電
性を有し、上記保持部材及び上記空気極の間で電気的に
導通するとともに、上記封止部材と上記保持部材との間
で電気的に導通することを特徴とする請求項1記載の空
気電池。 - 【請求項4】 上記封止部材及び上記保持部材は、正極
を構成することを特徴とする請求項1記載の空気電池。 - 【請求項5】 上記封止部材と上記保持部材とは、一体
に形成されたことを特徴とする請求項1記載の空気電
池。 - 【請求項6】 上記リング状ガスケットは、上記空気極
の端面に係合する係合部を有することを特徴とする請求
項1記載の空気電池。 - 【請求項7】 上記リング状ガスケットは、略円筒形状
を呈し、一方の端部が他方の端部よりも小径とされたこ
とを特徴とする請求項1記載の空気電池。 - 【請求項8】 上記リング状ガスケットは、小径とされ
た上記一方の端部が上記空気極の端面側に位置すること
を特徴とする請求項7記載の空気電池。 - 【請求項9】 上記リング状ガスケットは、上記空気極
の端面に係合する係合部を有することを特徴する請求項
7記載の空気電池。 - 【請求項10】 上記空気極の端面から測定した上記封
止部材の高さをHcaとし、上記空気極の端面から測定
した上記保持部材の高さをHcbとし、上記空気極の端
面から測定した上記リング状ガスケットの高さをHgと
すると、これらHca、Hcb及びHgは、 Hca≧Hg Hcb≧Hg なる関係を満足することを特徴とする請求項1記載の空
気電池。 - 【請求項11】 中空筒状に形成された空気極と、 上記空気極よりも大径の円筒形状に形成され、内部に上
記空気極を配設する外周缶と、 上記外周缶の少なくとも一方端部側の外周面の少なくと
も一部を、径方向に圧縮させてなる絞り溝と、 上記空気極と上記外周缶との間に配設され、上記外周缶
の一方端部側の内周面に円周に沿って当接されたリング
状ガスケットと、 上記空気極を介して上記リング状ガスケットと対向する
位置に、上記空気極の内周面に円周に沿って当接された
保持部材とを備え、 上記リング状ガスケットは、上記外周缶に形成された絞
り溝及び上記保持部材により挟み込まれることにより、
上記外周缶と上記空気極との間を封止していることを特
徴とする空気電池。 - 【請求項12】 上記絞り溝は、上記外周缶を中心軸方
向に切断したときの断面形状が曲率半径をRbとする略
円弧状の溝であり、上記絞り溝の底部における上記外周
缶の内径をRaとし、上記絞り溝の基端部における上記
外周缶の内径をRpとすると、これらRb、Ra及びR
pは、 Rb≧Rp−Ra なる関係を満足することを特徴とする請求項11記載の
空気電池。 - 【請求項13】 上記絞り溝の曲率半径Rbは、0.5
mmから5.0mmであることを特徴とする請求項12
記載の空気電池。 - 【請求項14】 上記保持部材は金属からなることを特
徴とする請求項11記載の空気電池。 - 【請求項15】 上記リング状ガスケットと上記空気極
の外周との間に封止部材を配設したことを特徴とする請
求項11記載の空気電池。 - 【請求項16】 上記封止部材は、底面に開口部を有す
る有底筒状を呈し、上記空気極の少なくとも一方端部に
嵌合されたことを特徴とする請求項15記載の空気電
池。 - 【請求項17】 上記保持部材と上記封止部材とは、一
体に形成されたことを特徴とする請求項15記載の空気
電池。 - 【請求項18】 上記空気極を介して上記保持部材と対
向する位置に配設されるとともに、上記封止部材と上記
空気極とにより挟み込まれる第2のリング状ガスケット
を備えることを特徴とする請求項15記載の空気電池。 - 【請求項19】 上記第2のリング状ガスケットは、上
記空気極の端面に係合する係合部を有することを特徴と
する請求項18記載の空気電池。 - 【請求項20】 上記第2のリング状ガスケットは、略
円筒形状を呈し、一方の端部が他方の端部よりも小径と
されたことを特徴とする請求項18記載の空気電池。 - 【請求項21】 上記第2のリング状ガスケットは、小
径とされた上記一方の端部が上記空気極の端面側に位置
することを特徴とする請求項20記載の空気電池。 - 【請求項22】 上記第2のリング状ガスケットは、上
記空気極の端面に係合する係合部を有することを特徴す
る請求項21記載の空気電池。 - 【請求項23】 上記空気極の端面から測定した上記封
止部材の高さをHcaとし、上記空気極の端面から測定
した上記保持部材の高さをHcbとし、上記空気極の端
面から測定した上記第2のリング状ガスケットの高さを
Hgとすると、これらHca、Hcb及びHgは、 Hca≧Hg Hcb≧Hg なる関係を満足することを特徴とする請求項18記載の
空気電池。 - 【請求項24】 上記外周缶の上記絞り溝が形成された
側の一方端部に配設され、当該外周缶の一方端部を閉塞
するガスケットを備え、上記空気極の端面と上記ガスケ
ットとの間が離間していることを特徴とする請求項11
記載の空気電池。 - 【請求項25】 上記空気極の端面と上記ガスケットと
の間が0.3mm以上2.0mm以下であることを特徴
とする請求項24記載の空気電池。
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