JP2000276223A - 予防保全システム - Google Patents

予防保全システム

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JP2000276223A
JP2000276223A JP7682899A JP7682899A JP2000276223A JP 2000276223 A JP2000276223 A JP 2000276223A JP 7682899 A JP7682899 A JP 7682899A JP 7682899 A JP7682899 A JP 7682899A JP 2000276223 A JP2000276223 A JP 2000276223A
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Kokichi Nakatani
幸吉 中谷
Keiichi Shimazaki
恵一 嶋崎
Katsunao Sasaki
克直 佐々木
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の生産設備の予防保全システムは、予防
保全サーバと予防保全クライアントとがLANで接続さ
れていた。保守作業者は生産ラインの所定位置に配置さ
れた予防保全クライアントまで移動し、保守作業内容の
入力や保守作業に関する情報を閲覧しなければならず、
保守作業場所と予防保全クライアントの場所との間を行
き来する無駄な時間を要していた。また、月/週単位で
保守作業予定を表示する画面では、保守作業項目の順番
は保守作業履歴に書き込まれた順番などで表示されるた
め、保守作業者はどの保守作業項目を優先的に実施すれ
ばよいかわからず、本来優先して実施しなければならな
い保守作業が後回しになるという問題点があった。 【解決手段】 生産設備の予防保全システムにおいて、
予防保全システムのサーバとクライアントを無線LAN
で接続し、また作業者に対して保守作業の優先順位を明
確化することにより、予防保全作業を迅速化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、保守作業に関す
る情報を記録および閲覧する手段を備える生産設備の予
防保全システムに関するものであり、特に、予防保全シ
ステムのサーバとクライアントを無線LANで接続す
る、また作業者に対して保守作業の優先順位を明確化す
ることにより、予防保全作業を迅速化することができ
る。
【0002】
【従来の技術】図15に、従来の予防保全システムの構
成ブロック図を示す。図における保守作業に関する情報
を記録および閲覧する手段を備える生産設備の予防保全
システムは、保守作業に関する情報をデータベースに格
納したり、保守作業に関する情報を検索し、予防保全ク
ライアント1502に提供したりする予防保全サーバ1
501と、予防保全サーバ1501に実施した保守作業
内容を入力したり、予防保全サーバ1501から保守作
業予定やその内容また保守作業に関連する情報を閲覧す
る予防保全クライアント1502とで構成されている。
【0003】なお、予防保全サーバ1501と、生産ラ
イン毎に設けられ、生産ライン近くの所定場所に設置さ
れた予防保全クライアント1502とは、LANにより
接続されている。このため、作業者は保守作業情報の入
力や保守作業情報の閲覧を行う場合など、保守作業場所
から予防保全クライアント1502が設置されている場
所へ移動していた。
【0004】図16に、従来の保守作業情報の入力画面
例図を示す。図中、1601は保守作業情報の入力画面
の一部であり、保守作業が必要になった現象や原因、ま
た保守作業で行った対処などを入力する画面である。予
防保全システムには、現象、原因、対処のそれぞれの選
択項目である部位は、数百項目登録されており、入力す
る項目を選択するのは慣れていないと時間が掛かってい
た。
【0005】図17に、従来の保全計画部における保守
作業一覧の表示画面例図を示す。図中、1701は保守
作業一覧の表示画面であり、この例では3ヶ月の間に予
定される寿命などによる保守部品交換や定期保守項目な
どの保守作業を表示している。また、この例では同じ日
に複数の保守作業が予定され、保守作業項目の順番は保
守作業履歴に書き込まれた順番または所定の保守作業項
目の順番に表示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
から図17で示す従来技術では、以下のような問題点が
あった。
【0007】(1)従来の生産設備の予防保全システム
は、予防保全サーバと予防保全クライアントとがLAN
で接続されているため、保守作業者は生産ラインの所定
の位置に配置されている予防保全クライアントのところ
まで移動し、保守作業内容の入力や、保守作業に関する
情報を閲覧しなければならず、保守作業場所と予防保全
クライアントが置かれる場所との間を行き来する無駄な
時間を要するという問題点があった。
【0008】(2)保守作業を実施後、現象、原因、対
処など実施した保守作業情報を予防保全システムに入力
し、保全計画や保守部品管理の情報として活用してい
る。このとき保守作業情報の入力は予防保全システムに
予め登録されているデータを選択してすることで行われ
るが、登録データが多いため、表示されている以外の登
録データをスクロールなどをして見なければならず、入
力するデータを探すのに時間がかかるという問題点があ
った。
【0009】(3)月/週単位で保守作業予定を表示す
る画面や所定の期間の保守作業一覧を表示する画面で
は、保守作業項目の順番は保守作業履歴に書き込まれた
順番または所定の保守作業項目の順番に表示されるた
め、保守作業者はどの保守作業項目を優先に実施すれば
よいかわからず、表示順に保守作業を実施し、本来優先
して実施しなければならない保守作業が後回しになると
いう問題点があった。
【0010】(4)保守部品の補充は、保守部品の在庫
数を在庫リストなどを定期的に確認して発注していた。
このとき、使用頻度や納期の日数を考慮し忘れて、発注
作業を行う場合があり、部品切れが発生するという問題
点があった。
【0011】(5)作業者の技能は実技やペーパ試験で
判定しているため、生産ライン運用状態における現在の
技能と一致しないという問題点があった。また、実技の
評価判定および教育の効果を確認する情報提供ツールが
ないという問題点があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のような
問題点を考慮してなされたもので、保守作業に関する情
報を記録および閲覧する手段を備える生産設備の予防保
全システムにおいて、予防保全システムのサーバとクラ
イアントを無線LANで接続し、また作業者に対して保
守作業の優先順位を明確化することにより、予防保全作
業を迅速化することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】保守作業に関する情報を記録およ
び閲覧する手段を備える生産設備の予防保全システムに
おいて、保守作業に関する情報をデータベースに格納し
たり、保守作業に関する情報を検索し、予防保全モバイ
ルクライアントに提供したりする予防保全サーバと、予
防保全サーバに実施した保守作業内容を入力したり、予
防保全サーバから保守作業予定やその内容また保守作業
に関連する情報を閲覧したりする予防保全モバイルクラ
イアントとを無線LANで接続することにより、保守作
業者はその場で保守作業内容を入力したり、その場で予
防保全サーバから保守作業に関連する情報を参照するこ
とができ、保守作業を迅速に行うことが可能となる。
【0014】また、少なくとも、実施年月日、障害発生
時の設備型番、障害の現象、原因、対処、必要とする保
守部品名、部品費、外注費などの作業発生費、保守部品
の発注数、入庫数、出庫数、在庫数などの保守作業情報
を記録する手段を備える生産設備の予防保全システムに
おいて、現象/原因/対処などの保守作業情報の入力
を、大分類と小分類の保守作業情報に分け、大分類項目
を全て入力画面上に表示し、大分類項目の中に表示する
小分類を過去の保守作業履歴情報を参照して、発生頻度
の高い項目と低い項目とに分け、かつ発生頻度の高い順
に小分類を表示する保守作業情報登録部を備えることに
より、保守作業情報の入力時、登録データを探す時間が
大幅に減り、入力作業を迅速に行うことが可能となる。
【0015】また、前記において、現象/原因/対処な
どの保守作業情報の入力を直接コード入力で行うことに
より、頻繁に行う保守作業情報の入力を更に迅速に行う
ことが可能となる。
【0016】また、少なくとも、実施年月日、障害発生
時の設備型番、障害の現象、原因、対処、必要とする保
守部品名、部品費、外注費などの作業発生費、保守部品
の発注数、入庫数、出庫数、在庫数などの保守作業情報
を記録する手段を備える生産設備の予防保全システムに
おいて、所定期間の保守作業の頻度とその保守作業工数
を乗算して求まる保守作業総工数を費用に換算し、その
費用に所定期間の保守作業で使われる部品費や外注費な
どの費用を加算して保守作業総費用を求め、保守作業総
費用が大きいほど保守作業の優先度を高くし、優先順位
をわかりやすく表示する保全計画部を備えることによ
り、保守作業の優先順位の把握が容易となり、誰でも容
易に優先順位の高い保守作業から実施することが可能と
なる。
【0017】また、前記において、標準の保守作業工数
を1とした場合の作業者毎おける保守作業工数の比の値
を熟練度とし、所定期間の保守作業の頻度とその保守作
業工数と担当する保守作業者の熟練度を乗算して保守作
業総工数を求めることにより、保守作業者毎に最適な優
先順位で保守作業を実施することが可能となり、作業者
毎に保守計画が立てやすくなる。
【0018】また、少なくとも、実施年月日、障害発生
時の設備型番、障害の現象、原因、対処、必要とする保
守部品名、部品費、外注費などの作業発生費、保守部品
の発注数、入庫数、出庫数、在庫数などの保守作業情報
を記録する手段を備える生産設備の予防保全システムに
おいて、保守部品がなくなる前、かつ保守部品の納期を
考慮した時期に、自動的に保守部品補充指示を通知する
保守部品補充通知部を備えることにより、保守部品の在
庫数を定期的に確認する必要がなくなり、保守部品の在
庫管理工数を大幅に削減することが可能となる。
【0019】また、前記において、保守部品補充指示
を、保守部品がなくなる前で、かつ保守部品の納期を考
慮した時期の若い順、かつ納期の日数が大きい順、かつ
発注数が多い順で決まる発注優先度順に通知することに
より、保守部品の購入予算が限られている場合、優先順
位に応じた分割購入を容易に行うことが可能となる。
【0020】また、少なくとも、実施年月日、障害発生
時の設備型番、障害の現象、原因、対処、必要とする保
守部品名、部品費、外注費などの作業発生費、保守部品
の発注数、入庫数、出庫数、在庫数などの保守作業情報
を記録する手段を備える生産設備の予防保全システムに
おいて、教育の必要な保守作業とその熟練度を過去の保
守作業履歴情報を元にし、作業者毎に表示するおよび/
または教育が必要な保守作業者を過去の保守作業履歴情
報を元にし,保守作業毎に表示する保守教育管理部を備
えることにより、保守作業者の技能情報が必要時にタイ
ムリーに提供され、作業者教育の指標として使うことが
可能となる。
【0021】また、前記において、保守作業の難易度を
ランク分けし、ランク毎に保守作業教育の優先度を表示
することにより、教育順位の把握が可能となり、教育計
画が立てやすくなる。
【0022】
【実施例】図1に、本発明の予防保全システムの一実施
例の構成ブロック図を示す。図における生産設備の予防
保全システムは、保守作業に関する情報をデータベース
に格納したり、保守作業に関する情報を検索し、予防保
全モバイルクライアント5に提供したりする予防保全サ
ーバ1と、予防保全サーバ1に実施した保守作業内容を
入力したり、予防保全サーバ1から保守作業予定やその
内容また保守作業に関連する情報を閲覧する予防保全モ
バイルクライアント5とで構成されている。
【0023】なお、予防保全サーバ1と、生産ライン毎
に設けられ、生産ライン近くに置かれる持ち運び可能な
予防保全モバイルクライアント5とは、無線LAN6に
より接続されている。これにより、保守作業者はその場
で保守作業内容を入力したり、その場で予防保全サーバ
から保守作業に関連する情報を参照することが可能とな
る。
【0024】また、予防保全サーバ1は、予防保全サー
バの全体を制御する予防保全制御部2と、実施した保守
作業情報を格納する保守作業履歴情報DB(Data Bas
e)3と、実施した保守教育情報を格納する保守教育履
歴情報DB4とが設けられている。
【0025】また、予防保全制御部2には、現象/原因
/対処などの保守作業情報の入力を、大分類と小分類の
保守作業情報に分け、大分類項目を全て入力画面上に表
示し、大分類項目の中に表示する小分類を過去の保守作
業履歴情報を参照して、発生頻度の高い項目と低い項目
とに分け、かつ発生頻度の高い順に小分類を表示する保
守作業情報登録部201と、所定期間の保守作業の頻度
とその保守作業工数を乗算して求まる保守作業総工数を
費用に換算し、その費用に所定期間の保守作業で使われ
る部品費や外注費などの費用を加算して保守作業総費用
を求め、保守作業総費用が大きいほど保守作業の優先度
を高くし、優先順位をわかりやすく表示する保全計画部
202と、保守部品がなくなる前、かつ保守部品の納期
を考慮した時期に、自動的に保守部品補充指示を通知す
る保守部品補充通知部203と、教育の必要な保守作業
とその熟練度を過去の保守作業履歴情報を元にし、作業
者毎に表示するおよび/または教育が必要な保守作業者
を過去の保守作業履歴情報を元にし,保守作業毎に表示
する保守教育管理部204とが設けられている。
【0026】図2から図4を参照して、保守作業情報登
録部の動作を説明する。図2は本発明の保守作業情報登
録部の一実施例の処理フローチャート、図3は本発明の
保守作業情報登録部の保守作業情報の入力画面例図、図
4は保守作業履歴情報DBの一実施例の構成図である。
【0027】以下、図2のフローにしたがって動作を説
明する。
【0028】ステップS201:現象、原因、対処にお
ける部位項目の項目内容別の発生頻度を保守作業履歴情
報DBより集計する。
【0029】ステップS202:オペレータにより、入
力情報の対象が現象、原因、対処の中から選択される。
【0030】ステップS203:ステップS201で現
象、原因、対処における部位項目の項目内容別に集計さ
れた結果を、項目内容を基にしてソフト系、ハード系、
エレキ系に大きく分類する。
【0031】ステップS204:部位項目の項目内容を
基にして大分類された結果を発生頻度順に並び替える。
【0032】ステップS205:所定の発生頻度より高
いものを発生頻度の高い項目、低いものを発生頻度の低
い項目として設定する。
【0033】ステップS206:ステップS203から
ステップS205で分類され、かつ並び替えられた部位
項目の項目内容を、大分類別、かつ発生頻度の高い項目
と低い項目との小分類に分けて表示する。なお、この処
理により、図3の保守作業情報の入力画面31が表示さ
れる。
【0034】ステップS207:コード入力があったか
を判定する。コード入力があればステップS209に進
み、コード入力がないならばステップS208に進む。
【0035】ステップS208:OKボタンが押下され
たかを判定する。押下されたならばステップS209に
進み、押下されていないならばステップS210に進
む。
【0036】ステップS209:コード入力で入力され
たコードまたは選択された部位項目に対応するコードを
保守作業履歴情報DBに設定する。そして、ステップS
212に進む。
【0037】ステップS210:キャンセルボタンが押
下されたかを判定する。押下されたならばステップS2
07に戻り、押下されていないならばステップS211
に進む。
【0038】ステップS211:戻るボタンが押下され
たかを判定する。押下されたならばステップS202に
戻り、押下されていないならばステップS212に進
む。
【0039】ステップS212:現象、原因、対処の入
力が完了したかを判定する。完了したならば処理を終了
し、完了していないならばステップS202に戻る。
【0040】このような処理を行うことで、オペレータ
は保守作業情報の現象、原因、対処の入力を迅速に行う
ことが可能となる。
【0041】図5から図7を参照して、保全計画部の動
作を説明する。図5は本発明の保全計画部の一実施例の
処理フローチャート、図6は保全計画部で使用する各種
データの構成例図、図7は本発明の保全計画部における
保守作業一覧の表示画面例図である。
【0042】以下、図5のフローにしたがって動作を説
明する。
【0043】ステップS501:保守作業履歴情報DB
3を参照して、各設備の保守部品交換日を算出する。
【0044】ステップS502:保守部品交換日が所定
期間の間にあるデータを保守作業履歴情報DB3から抽
出し、保守作業一覧表示に必要なデータを保守作業予定
テーブル61に設定する。なお、保守作業予定テーブル
61は、保守部品交換日、工程、設備名、設備型番、ユ
ニット部、作業名、頻度、部品費、費用などの項目が保
守作業履歴情報DB3から設定されている。
【0045】ステップS503:保守作業に対する標準
作業時間を保守作業時間標準テーブル62から求め、保
守作業予定テーブル61に設定する。なお、保守作業時
間標準テーブル62は、作業名と、その作業の標準作業
時間と、その作業の難易度を示すランクとで構成されて
いる。
【0046】ステップS504:指定された保守作業者
の保守作業の熟練度を作業者熟練度テーブル63から求
め、保守作業予定テーブル61に設定する。なお、作業
者熟練度テーブル63は、作業者、作業名、その作業の
熟練度とで構成されており、保守作業の実技試験を行
い、熟練度を予め決めているものとした例である。
【0047】ステップS505:保守作業の頻度とその
保守作業工数と熟練度を乗算して求まる保守作業総工数
を費用に換算し、その費用と所定期間に使われる部品
費、外注費などの作業発生費を加算して、保守作業総費
用を算出し、保守作業予定テーブル61に設定する。
【0048】ステップS506:保守作業予定テーブル
61を、同じ工程の同じ設備毎で、かつ保守作業総費用
が大きい順に並び替え、保守作業総費用が大きい順に優
先度を付ける。
【0049】ステップS507:保守作業予定テーブル
61を参照して、優先度順に保守作業一覧を表示する。
この処理で、図7の保守作業一覧の表示画面71が表示
される。
【0050】保守作業者が図7の保守作業一覧の表示画
面71を参照することにより、保守作業の優先順位の把
握が可能となり、また、保守作業者毎に最適な優先順位
で保守作業を実施することができる。
【0051】図8から図10を参照して、保守部品補充
通知部の動作を説明する。図8は本発明の保守部品補充
通知部の一実施例の処理フローチャート、図9は補充優
先度を設定する一実施例の処理フローチャート、図10
は保守部品補充通知部の補充保守部品一覧の表示画面例
図である。
【0052】以下、図8のフローにしたがって動作を説
明する。
【0053】ステップS801:指定通知日かを判定す
る。指定通知日ならばステップS802に進み、指定通
知日でないならばステップS801に戻る。
【0054】ステップS802:保守作業履歴情報DB
の前回保守部品を交換した作業日に、保守部品の仕様情
報が格納された保守部品DBの寿命時間を加算して、次
の保守部品交換日を算出する。
【0055】ステップS803:保守作業履歴情報DB
を参照し、保守部品毎に発注日から入庫日までの日数を
求め、最新の納期日数を算出する。
【0056】ステップS804:次の保守部品交換日か
ら納期日数を減算し、保守部品毎の補充を通知する日で
ある計算補充通知日を算出する。
【0057】ステップS805:設定されている補充通
知集計期間の間に該当する計算補充通知日の保守部品情
報を保守作業履歴情報DBから抽出する。
【0058】ステップS806:計算補充通知日、納期
日数、発注数などにより設定される優先順位にしたがっ
て保守部品情報を並び替える。なお、この処理の詳細フ
ローは図9であり、あとで説明する。
【0059】ステップS807:並び替えた保守部品情
報にしたがって補充保守部品一覧を表示する。この処理
で、図10の補充保守部品一覧の表示画面1001が表
示される。
【0060】次に、ステップS806の処理における詳
細動作を図9のフローにしたがって説明する。
【0061】ステップS901:計算補充通知日の若い
順に保守部品情報を並び替える。
【0062】ステップS902:同じ計算補充通知日が
あるかを判定する。同じ計算補充通知日があればステッ
プS903に進み、同じ計算補充通知日がないならば処
理を終了する。
【0063】ステップS903:対象となる同じ計算補
充通知日の保守部品情報を納期日数の大きい順に並び替
える。
【0064】ステップS904:同じ納期日数があるか
を判定する。同じ納期日数があればステップS905に
進み、同じ納期日数がないならば処理を終了する。
【0065】ステップS905:対象となる同じ納期日
数の保守部品情報を発注数の多い順に並び替える。
【0066】ステップS906:同じ発注数があるかを
判定する。同じ発注数があればステップS907に進
み、同じ発注数がないならば処理を終了する。
【0067】ステップS907:対象となる同じ発注数
の保守部品情報を保守部品登録番号順に並び替える。そ
して、処理を終了する。
【0068】このような処理により、保守作業者は指定
された通知日に表示される補充保守部品一覧の表示画面
1001を参照し、容易に保守部品の補充を行うことが
でき、また保守部品の購入予算が限られている場合は、
優先順位に応じた分割購入を容易に行うことが可能とな
る。
【0069】図11から図14を参照して、保守教育管
理部の動作を説明する。図11は本発明の保守教育管理
部の一実施例の処理フローチャート、図12は保守教育
管理部で使用する各種データの構成例図、図13は保守
教育管理部の教育対象者一覧の表示画面例図、図14は
保守教育管理部の個人評価データ一覧の表示画面例図で
ある。
【0070】以下、図11のフローにしたがって動作を
説明する。
【0071】ステップS1101:教育対象者一覧表示
または個人評価データ一覧表示のいずれかを選択する。
【0072】ステップS1102:保守教育対象者一覧
表示または個人評価データ一覧表示で使用する保守作業
教育テーブル1201が当日、作成されたものかを判定
する。当日の作成のものならばステップS1107に進
み、当日の作成でないならばステップS1103に進
む。
【0073】ステップS1103:保守作業履歴情報D
Bより作業者毎でかつ作業名毎の最新データを抽出し、
保守作業教育テーブル1201を作成する。図12の保
守作業教育テーブル1201の例では、保守作業履歴情
報DB3より作業者、作業名、作業を実施した年月日、
作業時間などが抽出されている。
【0074】ステップS1104:保守作業時間標準テ
ーブル62を参照し、作業名に対する標準作業時間とラ
ンクを保守作業教育テーブル1201に設定する。
【0075】ステップS1105:作業時間を標準作業
時間で除算した値を熟練度として保守作業教育テーブル
1201に設定する。
【0076】ステップS1106:保守作業教育履歴D
B1202から作業名と作業者が一致するデータ数を算
出し、教育回数として保守作業教育テーブル1201に
設定する。
【0077】ステップS1107:ステップS1101
で選択されたのが保守教育対象者一覧表示かを判定す
る。教育対象者一覧表示ならばステップS1108に進
み、教育対象者一覧表示でないならばステップS111
1に進む。
【0078】ステップS1108:保守作業教育テーブ
ル1201を作業名別かつ熟練度の大きい順に並び替え
る。
【0079】ステップS1109:熟練度が大きい順に
優先順位を保守作業教育テーブル1201に設定する。
【0080】ステップS1110:保守作業教育テーブ
ル1201を参照し、教育対象者一覧を表示する。この
処理で、図13の保守教育対象者一覧の表示画面130
1が表示される。そして、処理を終了する。
【0081】ステップS1111:保守作業教育テーブ
ル1201をランク別かつ熟練度の大きい順に並び替え
る。
【0082】ステップS1112:熟練度が大きい順に
優先順位を保守作業教育テーブル1201に設定する。
【0083】ステップS1113:保守作業教育テーブ
ル1201を参照し、個人評価データ一覧を表示する。
この処理で、図14の個人評価データ一覧の表示画面1
401が表示される。そして、処理を終了する。
【0084】このような処理により、保守作業者の技能
情報が必要時にタイムリーに提供され、また保守作業に
おける教育を迅速、かつ容易に計画することができ、教
育の効果も確認することが可能となる。
【0085】
【発明の効果】この発明は、上記に説明したような形態
で実施され、以下の効果がある。
【0086】保守作業者は、その場で保守作業内容を入
力したり、その場で予防保全サーバから保守作業に関連
する情報を参照することができ、保守作業を迅速に行う
ことが可能となる。
【0087】また、保守作業情報の入力時、登録データ
を探す時間が大幅に減り、入力作業を迅速に行うことが
可能となる。
【0088】また、保守作業の優先順位の把握が容易と
なり、誰でも容易に優先順位の高い保守作業から実施す
ることが可能となる。また、保守作業者毎に最適な優先
順位で保守作業を実施することが可能となり、作業者毎
に保守計画が立てやすくなる。
【0089】また、保守部品の在庫数を定期的に確認す
る必要がなくなり、保守部品の在庫管理工数を大幅に削
減することが可能となる。また、保守部品の購入予算が
限られている場合、優先順位に応じた分割購入を容易に
行うことが可能となる。
【0090】また、保守作業者の技能情報が必要時にタ
イムリーに提供され、作業者教育の指標として使うこと
ができる。また、保守作業における教育を迅速、かつ容
易に計画することができ、教育の効果も確認することが
可能となる。
【0091】また、保守作業の難易度がランク分けされ
ることにより、教育順位の把握が容易となり、教育計画
が立てやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の予防保全システムの一実施例の構成
ブロック図である。
【図2】 本発明の保守作業情報登録部の一実施例の処
理フローチャートである。
【図3】 本発明の保守作業情報登録部の保守作業情報
の入力画面例図である。
【図4】 保守作業履歴情報DBの一実施例の構成図で
ある。
【図5】 本発明の保全計画部の一実施例の処理フロー
チャートである。
【図6】 保全計画部で使用する各種データの構成例図
である。
【図7】 本発明の保全計画部における保守作業一覧の
表示画面例図である。
【図8】 本発明の保守部品補充通知部の一実施例の処
理フローチャートである。
【図9】 補充優先度を設定する一実施例の処理フロー
チャートである。
【図10】 保守部品補充通知部の補充保守部品一覧の
表示画面例図である。
【図11】 本発明の保守教育管理部の一実施例の処理
フローチャートである。
【図12】 保守教育管理部で使用する各種データの構
成例図である。
【図13】 保守教育管理部の教育対象者一覧の表示画
面例図である。
【図14】 保守教育管理部の個人評価データ一覧の表
示画面例図である。
【図15】 従来の予防保全システムの構成ブロック図
である。
【図16】 従来の保守作業情報の入力画面例図であ
る。
【図17】 従来の保全計画部における保守作業一覧の
表示画面例図である。
【符号の説明】
1 予防保全サーバ 2 予防保全制御部 3 保守作業履歴情報DB 4 保守教育履歴情報DB 5 予防保全モバイルクライアント 6 無線LAN 201 保守作業情報登録部 202 保全計画部 203 保守部品補充通知部 204 保守教育管理部
フロントページの続き Fターム(参考) 5H223 AA05 CC08 DD03 EE30 FF08 5K067 AA21 BB21 EE02 FF02 9A001 CC05 CC08 FF02 FF03 GG03 JJ03 JJ52 JJ61 LL09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保守作業に関する情報を記録および閲覧
    する手段を備える生産設備の予防保全システムにおい
    て、 保守作業に関する情報をデータベースに格納したり、保
    守作業に関する情報を検索し、予防保全モバイルクライ
    アントに提供したりする予防保全サーバ(1)と、予防
    保全サーバに実施した保守作業内容を入力したり、予防
    保全サーバから保守作業予定やその内容また保守作業に
    関連する情報を閲覧したりする予防保全モバイルクライ
    アント(5)とを無線LAN(6)で接続することを特
    徴とする予防保全システム。
  2. 【請求項2】 少なくとも保守作業情報を記録する手段
    を備える生産設備の予防保全システムにおいて、 実施した保守作業内容を保守作業情報として入力する
    際、大分類と小分類の保守作業情報に分け、大分類項目
    を全て入力画面上に表示し、大分類項目の中に表示する
    小分類を過去の保守作業履歴情報を参照して、発生頻度
    の高い項目と低い項目とに分け、かつ発生頻度の高い順
    に小分類を表示する保守作業情報登録部(201)を備
    えることを特徴とする予防保全システム。
  3. 【請求項3】 保守作業情報の入力を直接コード入力で
    行う請求項2記載の予防保全システム。
  4. 【請求項4】 少なくとも保守作業情報を記録する手段
    を備える生産設備の予防保全システムにおいて、 所定期間の保守作業の頻度とその保守作業工数を乗算し
    て求まる保守作業総工数を費用に換算し、その費用に所
    定期間の保守作業で使われる部品費や外注費などの費用
    を加算して保守作業総費用を求め、保守作業総費用が大
    きいほど保守作業の優先度を高くし、優先順位をわかり
    やすく表示する保全計画部(202)を備えることを特
    徴とする予防保全システム。
  5. 【請求項5】 標準の保守作業工数を1とした場合の作
    業者毎における保守作業工数の比の値を熟練度とし、所
    定期間の保守作業の頻度とその保守作業工数と担当する
    保守作業者の熟練度を乗算して保守作業総工数を求める
    請求項4記載の予防保全システム。
  6. 【請求項6】 少なくとも保守作業情報を記録する手段
    を備える生産設備の予防保全システムにおいて、 保守部品がなくなる前、かつ保守部品の納期を考慮した
    時期に、自動的に保守部品補充指示を通知する保守部品
    補充通知部(203)を備えることを特徴とする予防保
    全システム。
  7. 【請求項7】 保守部品補充指示を、保守部品がなくな
    る前で、かつ保守部品の納期を考慮した時期の若い順、
    かつ納期の日数が大きい順、かつ発注数が多い順で決ま
    る発注優先度順に通知する請求項6記載の予防保全シス
    テム。
  8. 【請求項8】 少なくとも保守作業情報を記録する手段
    を備える生産設備の予防保全システムにおいて、 教育の必要な保守作業とその熟練度を過去の保守作業履
    歴情報を元にし、作業者毎に表示するおよび/または教
    育が必要な保守作業者を過去の保守作業履歴情報を元に
    し,保守作業毎に表示する保守教育管理部(204)を
    備えることを特徴とする予防保全システム。
  9. 【請求項9】 保守作業の難易度をランク分けし、ラン
    ク毎に保守作業教育の優先度を表示する請求項8記載の
    予防保全システム。
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