JP2000276164A - 鍵盤装置用接点部品 - Google Patents

鍵盤装置用接点部品

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JP2000276164A
JP2000276164A JP11084570A JP8457099A JP2000276164A JP 2000276164 A JP2000276164 A JP 2000276164A JP 11084570 A JP11084570 A JP 11084570A JP 8457099 A JP8457099 A JP 8457099A JP 2000276164 A JP2000276164 A JP 2000276164A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接点と圧力センサとを1ユニットの部品として
構成し、且つ正確な発音機能を容易に実現し得る鍵盤装
置用接点部品を提供する。 【課題解決手段】押鍵時に鍵と連動し発音制御用基板に
接する接点部品であって、前記基板3上の電極と接して
発音のための導通をなす接点20と、前記接点を一部に
有する支持体21と、該支持体を前記基板3から遠ざけ
る方向へ付勢しつつ弾性的に鍵盤装置本体に支持する脚
部22と、前記支持体21における前記基板側の面に設
けられ押鍵時に該基板上の第1センサ構成部材4に接す
る第2センサ構成部材23とを備えたことを特徴とする
鍵盤装置用接点部品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ピアノ、エレ
クトーン等の電子楽器用のタッチコントロール機能付き
鍵盤装置に用いられる接点部品に関する。
【0002】
【従来の技術】電子楽器の鍵盤装置は、押鍵時に発音制
御用基板の導通をなし発音を行なうための接点を各鍵に
対応して備えている。一方、押鍵時や押鍵持続状態で鍵
に加える圧力を変化させることにより、音の強弱を変化
させたり、ビブラート効果、トレモロ効果等を発生させ
変化させたりするアフタータッチコントロール機能を備
えた鍵盤装置では、押鍵圧を感知する圧力センサ(プレ
ッシャーコントロールセンサ、PCセンサともいう)が
備えられる。
【0003】これら接点及び圧力センサは、相互に異な
る機能及び構造を有することから、ほとんどの鍵盤装置
において別個の部品として形成されていた。これらを共
通の部品により構成した例としては、特許第27511
78号公報に記載のものがある。これは、押鍵時の押圧
力に連れて抵抗値を急峻に変化させる第1の抵抗体と緩
やかに変化する第2の抵抗体とを1ユニット中に備えた
タッチレスポンス装置である。その装置は、押鍵の進行
に伴って、第1の抵抗体における2種類の基準抵抗値を
通過する時間からイニシャルタッチ検出信号を出力し、
その後の第2の抵抗体の抵抗値の変化に応じてアフタタ
ッチ検出信号を出力するという構成を採用している。こ
れにより、1ユニットの部品で、発音制御とアフタータ
ッチコントロールとが行なわれることとなる。しかしな
がら、この装置では、発音制御を圧力による抵抗値変化
に基づいて行なっているため、抵抗体の特性のばらつき
が発音制御に影響を及ぼし易く、正確な発音機能を実現
するためには、部品特性の管理や発音制御の調整を慎重
に行なわなければならず、製造の簡易性に劣るという欠
点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
前記問題点を解決し、接点と圧力センサとを1ユニット
の部品として構成し、且つ正確な発音機能を容易に実現
し得る鍵盤装置用接点部品を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、押
鍵時に鍵と連動し発音制御用基板に接する接点部品であ
って、前記基板上の電極と接して発音のための導通をな
す接点と、前記接点を一部に有する支持体と、該支持体
を前記基板から遠ざける方向へ付勢しつつ弾性的に鍵盤
装置本体上に支持する脚部と、前記支持体における前記
基板側の面に設けられ押鍵時に該基板上の第1センサ構
成部材に接する第2センサ構成部材とを備え、前記第1
センサ構成部材及び第2センサ構成部材は圧力センサを
構成しており、前記支持体は前記第2センサ構成部材の
上方の位置で押鍵時に押圧されるようになっていること
を特徴とする鍵盤装置用接点部品により達成される。
【0006】本発明の好ましい実施態様においては、前
記支持体及び該支持体と接する基板部分の少なくとも一
方が、その他方の側に向く凸曲面を有しており、前記第
1センサ構成部材及び第2センサ構成部材のいずれかが
該凸曲面に設けられている。
【0007】また、前記脚部の一部は、前記支持体の回
動支点をなすように構成することができる。
【0008】前記支持体及び該支持体と接する基板部分
の少なくとも一方は、弾性部材を備えたものとすること
ができる。
【0009】さらに、前記第2センサ構成部材は、前記
支持体に取り付けられた弾性体における前記基板に向く
面に形成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の実施形態について説明する。図1は、鍵盤装置の各
鍵1の下方に1個ずつ配置された接点部品2,発音制御
用基板3,及び第1センサ構成部材4を示している。基
板3は、鍵盤装置の棚板上のフレーム5に固定されてい
る。接点部品2は、図2に示すように押鍵時に基板3と
接する接点20と、接点20を一部に有する支持体21
と、該支持体21を基板3から遠ざける方向へ付勢しつ
つ弾性的に支持する脚部22と、前記支持体における基
板3側の面に設けられ押鍵時に該基板上の第1センサ構
成部材4に接する第2センサ構成部材23とを備えてい
る。この第1センサ構成部材4及び第2センサ構成部材
23は、押鍵に伴い支持体21が押圧されたときに相互
に接し、接触圧に応じた出力を呈する圧力センサを構成
している。第1センサ構成部材及び第2センサ構成部材
は、一方が電極板を備え、他方が導電ゴム、導電インク
層等からなる導電層を備えたもの、双方が導電層を備え
たもの等、両者の接触圧により導電性を変化させる種々
の構成を取ることができる。鍵1は、前方(演奏者側)
寄りに突片10を備えており、これが押鍵時に接点部品
2を押圧するアクチュエータの役割をなす。鍵1及びフ
レーム5の前端部には各々垂下部11及びストッパ部材
6が設けられており、鍵1が押鍵されたときに垂下部1
1がストッパ部材6に当接して鍵のフルストロークが画
定される。
【0011】図2に詳細を示すように、支持体21は、
水平方向に扁平な円板状のブロックであり、その外周部
をドーム状の脚部22により支持されている。支持体2
1には、上下方向に延びる貫通孔が形成され、該貫通孔
内の下部付近から薄膜200が下方へ円錐状に延びてい
る。接点20は、可撓性薄膜200の下端にカーボンイ
ンク等により形成された導電性の接触部201を備え
た、いわゆる内ドーム接点とされている。基板3におけ
る接点20の下方には発音制御のための一対の電極30
が設けられており、接点20は押鍵時に支持体21と共
に下降して、これらに跨るように接し電極間の導通をな
す。脚部22は、支持体下端から下方へ広がる膜体22
0をスカート状に延ばし、厚肉の下端部221を基板3
に密着され固定されており、支持体21を基板3から遠
ざける方向に付勢している。脚部22の形状は、周方向
に連続した膜体とする他、膜体の周方向の一部が切り欠
かれたもの、図示の形状で上下方向に湾曲して延びる複
数の棒状のもの等とすることができる。接点20、支持
体21及び脚部22は、合成ゴムにより一体成型されて
いる。第2センサ構成部材23は、この例では厚膜導電
インクで形成されており、第1センサ構成部材4には、
感圧インク等により、接触圧の変化と共に抵抗値を変化
させる感圧部が設けられている。
【0012】この接点部品は、以下のように作動する。
非押鍵時には、接点20は支持体21と共に脚部22の
付勢力によりに上方に持ち上げられている。押鍵によ
り、鍵の突片10が支持体21を下方へ押圧すると支持
体と共に接点20は下降し、鍵のフルストローク(通常
は鍵前端で約10mm)の少し手前(通常は鍵前端で約
7mm)で接触部201が基板3の電極30に接する。
これにより、発音制御部の導通がなされて楽音が発せら
れる。さらに押鍵が進み、図3に示すように、ほぼフル
ストロークまで押鍵されると、支持体の第2センサ構成
部材23が基板3の第1センサ構成部材4に接する。押
鍵力が大きくなり、第2センサ構成部材23に押圧され
た第1センサ構成部材4の抵抗値が所定値より小さくな
ると、基板回路上の第1センサ構成部材の抵抗値に応じ
て、音量変化、トレモロ効果、ビブラート効果等のアフ
タータッチコントロールが行なわれることとなる。
【0013】このように、脚部22により発音制御用基
板3から遠ざかる方向に付勢された支持体21に接点2
0を支持させたので、押鍵時に支持体21が所定距離の
下降したときに確実に接点20が基板3に接して発音制
御回路の導通をなすことができ、発音の制御が確実であ
る。また、支持体21には基板側の面に、基板3上の第
1センサ構成部材4に接する第2センサ構成部材をも設
けているので、支持体に発音制御及びアフタータッチコ
ントロールの両機能が集約されており、構造の簡易化及
び取付作業の容易化が図られている。
【0014】図4は、本発明の接点部品の他の実施形態
を示す。以下の実施形態において図2の実施形態と同種
の部分には同一の番号を付してその説明を省略する。図
4の実施形態に係る接点部品においては、支持体21a
に設けられた第2センサ構成部材23aが基板3側に向
く凸曲面とされている。この凸曲面をなす第2センサ構
成部材は、支持体21aの一部を凸曲面とし、その上に
厚膜導電インク層を設けることにより形成される。支持
体21aは、凸曲面を形成する凸部が弾性部材で構成さ
れる。このように凸曲面の第2センサ構成部材23aと
した場合は、第1センサ構成部材4aにおける接触面
は、例えば図6又は図8に示すような形態とすることが
できる。
【0015】図6に示す第1センサ構成部材の接触面
は、コモンラインに接続された中央の接触部C及び該接
触部と電気的に対をなす複数の接触部E1〜E8を備えて
いる。接触部C及び接触部E1は、接点部品の第2セン
サ構成部材23aとの接触圧が小さいときに最初に接す
る部分であるので、接触時の導通を確実にするために共
に櫛歯状をなし相互に接近配置されている。接触部E2
〜E8は、これらの接触部C、E1の両側に微小間隙をお
いて配置され、内側から対をなすように2個ずつが相互
に接続され各々端子Tc、T1〜T8に接続されている。
これらの端子は、図7に示す回路を構成するようにさら
に図外の部品に接続されている。図7の回路では、接触
部E1〜E8は抵抗R1〜R8及び微分回路D1〜D8を経て
バスBに接続されている。バスBは、発音制御回路CPU
を経て音源Sに接続されている。
【0016】この構成により、接点部品2は、押鍵時に
下降して先ず接点20を基板3の電極に接して音源に発
音を行なわせる。接点部品2がさらに下降すると、第2
センサ構成部材23aが図5に示すように、下降量に応
じて基板3との接触面積を増大させる。これにより、第
2センサ構成部材23aが接触部C及びE1から順次E8
へと押鍵圧に応じて接触する。その結果、微分回路D1
からD8のうち導通されたものがパルス信号を発し、こ
れに対応して発音制御回路Rにより音源Sから発せられ
る楽音のアフタータッチコントロールがなされる。
【0017】図8に示す第1センサ構成部材の例では、
接触面は、一対の電極をなす導体部L1及びL2を共に櫛
歯状にし、これらを組み合わせるように接近配置したも
のである。この場合は、この導体部L1及びL2と、接点
部品2の第2センサ構成部材23aとの少なくとも一方
が適度の抵抗を有したものとされる。前述のように、接
点部品2は、押鍵時の下降により先ず接点20を基板3
の電極に接して音源に発音を行なわせ、さらに下降した
ときに第2センサ構成部材23aをこの接触面に接触さ
せる。その接触面積は、図5に示したように押鍵力に応
じて大きくなる。これに対応して、第2センサ構成部材
23aと接する導体部L1及びL2の部分が増大する。
【0018】導体部L1及びL2と、第2センサ構成部材
23aとの少なくとも一方が抵抗を有したものとされて
いるので、これらが接触する部分が増大することによ
り、抵抗値が低下する。したがって、その抵抗値の変化
を利用して楽音のアフタータッチコントロールを行なう
ことができる。適度の抵抗を有した導体部L1及びL2
は、図9に示すように基板3に接続線L0として銅箔を
印刷し、抵抗を有する導体部L1(L2)としてカーボン
インクに樹脂粉体を混ぜてペースト状としたものを印刷
することにより形成することができる。抵抗値は、ペー
ストに混入するカーボン量により調節することができ
る。押鍵時の感圧性をより良好にするには、導体部L1
及びL2と、第2センサ構成部材23aとの双方に抵抗
を持たせるのが望ましい。第2センサ構成部材23aの
抵抗も、カーボンインクに樹脂粉体を混ぜてペースト状
としたものを支持体の面に塗布することにより付与する
ことができる。
【0019】なお、前述の例では、凸曲面が形成される
弾性部材を支持体に設けているが、これに代えて、又は
これに加えて、該弾性部材を基板に設けてもよい。
【0020】図10は、本発明のさらに他の実施形態を
示している。この例では、脚部22bの一部が支持体2
1bの回動支点222となっている。回動支点222
は、水平に延びる直線状に形成されてもよいし、点状と
されてもよい。回動支点は、一体成形時に脚部の下端部
221と支持体21bとを薄肉部を介して連結すること
により形成され得る。この他、脚部の下端部221と支
持体21bとを回動軸により結合するようにしてもよ
い。
【0021】このように、脚部の一部が支持体の回動支
点をなすようにすることにより、支持体の動作を安定し
た確実なものとすることができる。すなわち、図2に示
したような支持体21の場合は、鍵1の突片10が支持
体21を押圧する位置を正確に調整する必要があり、こ
れが大きくずれると図11の実線及び波線で示すよう
に、一部の脚部22のみが撓み支持体が一方へ偏った下
降をし、基板3に対する接点20の接触及び第2センサ
構成部材23の押圧が正確に行なわれなくなるおそれが
ある。これに対し、図10に示す形態の場合は、脚部2
2bの一部が回動支点222となって支持体21bを支
持しているので、突片10の押圧点が多少ずれても支持
体21bの動作が一定に安定的に行なわれ、基板3に対
する接点20の接触及び第2センサ構成部材23bの押
圧が正確に行なわれ得る。
【0022】また、図10のように脚部の一部が支持体
の回動支点をなす形態の場合は、第1センサ構成部材を
図12に示すように、対をなす櫛歯状の導電部L3及び
L4を支持体21bの第2センサ構成部材23bの湾曲
方向に沿う方向に延ばして配置し、各導電部L3及びL
4の一端を端子C3及びC4に接続する構成をとること
ができる。これにより、押鍵時に支持体が下降して第2
センサ構成部材23bを第1センサ構成部材に接触させ
るとき、第2センサ構成部材は、その湾曲方向に沿って
延びた導電部L3、L4に跨るように接し、その接触範
囲は、押鍵力による支持体23bの弾性変形に伴って広
くなる。図4の例での説明と同様、導体部L3及びL4
と、第2センサ構成部材23bとの少なくとも一方を抵
抗を有したものとすれば、これらが接触する部分が増大
することにより、抵抗値が低下するので、その抵抗値の
変化を利用して楽音のアフタータッチコントロールを行
なうことができる。また、押鍵時の感圧性をより良好に
するには、導体部L3及びL4と、第2センサ構成部材
23bとの双方に抵抗を持たせるのが望ましい。導体部
に抵抗を持たせた場合は、接触範囲の広がり方は、最初
に導電部L3及びL4における端子C3及びC4から遠
い側の端部に接し、次第に前記端子に近い側へ広がるよ
うにするのが望ましい。これにより、抵抗値の変化幅を
大きくとることができる。導体部L3、L4及び第2セ
ンサ構成部材23bの形成方法も、図4の例について説
明したものと同様である。導体部はまた、材質を選択
し、或いは線径を細くすることにより適正な抵抗値を付
与することができる。
【0023】図10に示す接点部品においては、接点2
0bは、円錐状の可撓性薄膜200の下端が円環状の突
部とその中心部で円環状突部より先端側へ突出したの点
状の突部とを備え、各突部の下面がカーボンインク等に
より導電性を付与されて点状の第1接触部202、第2
接触部203とされている。基板3には、これらに対応
して、第1接触部202の下方に1対の第1電極30
2、第2接触部203の下方に1対の第2電極303が
設けられている。押鍵時には、支持体21bの下降が進
むと、先ず第1接触部202が第1電極302に接し、
次に第2接触部203が第2電極303に接する。これ
らの接触時間の差から押鍵速度を検出し、その押鍵速度
に応じた強さの楽音を発するようにすることができる。
そのための制御機構としは、公知の手段を採用すること
ができる。この2つの接触部を備えた接点は、図2の実
施形態及び本発明のその他の実施形態においても採用す
ることができるし、図10の実施形態に図2の単一接触
部の接点を用いることも勿論可能である。
【0024】図13は、本発明のさらに他の実施形態を
示している。この例が前述の例と異なる点は、支持体2
1cの第2センサ構成部材23cが、支持体に取り付け
られた弾性体230における基板に向く面に形成されて
いる点である。他の構成は、前述の例と同じものを採用
することができ、図では、脚部の表示が省略されてい
る。弾性体230は、下面が凸に湾曲し第2センサ構成
部材23cを形成しており、上面は外周部が円錐面23
1であり中央部は支持体への取り付け用の突部232と
なっている。
【0025】支持体21cは、下面に弾性体230を取
り付けるように、弾性体の円錐面231及び突部232
に対応した凹部を備えている。第2センサ構成部材23
cは、弾性体230自体を導電性ゴム等で構成すること
によって形成することができるが、絶縁性の弾性体23
0の下面に導電性樹脂を塗布するなどして形成してもよ
い。
【0026】このように、第2センサ構成部材を支持体
と別部材とすることにより、支持体の形状等により導電
材の印刷や塗布が困難な場合に、接着等によって容易
に、導電面を有した部材を取り付けることができる。ま
た、弾性体230自体を導電性ゴム等で構成した場合
は、図14に示すような印刷や塗布による導電層の厚さ
tのムラがなく、図15に示すように弾性部材の隅部に
至るまで確実に導電性を付与することができ、厚さムラ
による導電性のバラツキが少なく、正確である。この支
持体21cを有する接点部品も、湾曲した第2センサ構
成部材23c及びこれに対応する第1センサ構成部材に
基づき、前述の図4及び図10に示した例と同様に、押
鍵時の押圧力による抵抗変化を得、これによりアフター
タッチコントロールを確実に実現できる。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る接点部品においては、押鍵
時に基板と接して発音のための導通をなす接点と、該基
板上の第1センサ構成部材に接する第2センサ構成部材
とを支持体に支持させ、脚部により該支持体を前記基板
から遠ざける方向へ付勢しつつ弾性的に支持している。
したがって、押鍵時に支持体が所定距離下降したときに
確実に接点が基板に接して発音制御回路の導通をなすこ
とができると共に、支持体への押圧力を増加させれば、
第1センサ構成部材及び第2センサ構成部材から構成さ
れる圧力センサがそれを感知してアフタータッチコント
ロールを可能にする。また、これら接点及び圧力センサ
が共に1つの支持体に設けられているので、両機能が1
ユニットの部品に集約されており、構造の簡易化及び取
付作業の容易化が図られている。
【0028】しかも、支持体は第2センサ構成部材の上
方の位置で押鍵時に押圧されるようになっているので、
押圧力は主としてセンサ構成部材に作用する。したがっ
て、小荷重で動作する一方大荷重への耐久性に劣る傾向
にある接点に、必要以上に大きな押圧力が作用するのが
防止される。
【0029】また、支持体及び該支持体と接する基板部
分の少なくとも一方が、その他方の側に向く凸曲面を有
し、第2センサ構成部材が凸曲面に設けられている場合
には、凸曲面の第2センサ構成部材が弾性変形して基板
部分と押圧力に応じた接触面積で接触する。したがっ
て、圧力センサの感圧機能を、押圧力による導電性変化
に代えて、又はこれに加えて、接触面積の大小による導
電性変化に基づいて得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る接点部品を鍵盤装置
の要部と共に示す縦断面図である。
【図2】図1に示した接点部品の詳細を示す縦断面図で
ある。
【図3】図1に示した接点部品の押鍵時の状態を示す縦
断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る接点部品を示す縦
断面図である。
【図5】図4の接点部品の作用を説明するための説明図
である。
【図6】図4の接点部品と共に用いられるセンサ構成部
材の一例の要部平面図である。
【図7】図6のセンサ構成部材の回路構成を説明するた
めの説明図である。
【図8】図4の接点部品と共に用いられるセンサ構成部
材の他の例の要部平面図である。
【図9】図8のセンサ構成部材の一部を拡大して示す平
面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施形態に係る接点部品
を示す縦断面図である。
【図11】接点部品の動作を説明するための説明図であ
る。
【図12】図10の接点部品と共に用いられるセンサ構
成部材の一例の要部平面図である。
【図13】本発明のさらに他の実施形態に係る接点部品
を示す縦断面図である。
【図14】接点部品の第2センサ構成部材の説明図であ
る。
【図15】図13に示す接点部品の要部を拡大して示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1…鍵、2…接点部品、3…発音制御用基板、4…第1
センサ構成部材、5…鍵盤フレーム、20…接点、2
1、21a、21b、21c…支持体、22、22b…
脚部、23、23a、23b、23c…第2センサ構成
部材、222……回動支点、230…弾性体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押鍵時に鍵と連動し発音制御用基板に接
    する接点部品であって、前記基板上の電極と接して発音
    のための導通をなす接点と、前記接点を一部に有する支
    持体と、該支持体を前記基板から遠ざける方向へ付勢し
    つつ弾性的に鍵盤装置本体上に支持する脚部と、前記支
    持体における前記基板側の面に設けられ押鍵時に該基板
    上の第1センサ構成部材に接する第2センサ構成部材と
    を備え、前記第1センサ構成部材及び第2センサ構成部
    材は圧力センサを構成しており、前記支持体は前記第2
    センサ構成部材の上方の位置で押鍵時に押圧されるよう
    になっていることを特徴とする鍵盤装置用接点部品。
  2. 【請求項2】 押鍵時に鍵と連動し発音制御用基板に接
    する接点部品であって、前記基板上の電極と接して発音
    のための導通をなす接点と、前記接点を一部に有する支
    持体と、該支持体を前記基板から遠ざける方向へ付勢し
    つつ弾性的に鍵盤装置本体上に支持する脚部と、前記支
    持体における前記基板側の面に設けられ押鍵時に該基板
    上の第1センサ構成部材に接する第2センサ構成部材と
    を備え、前記第1センサ構成部材及び第2センサ構成部
    材は圧力センサを構成しており、前記支持体は前記第2
    センサ構成部材の上方の位置で押鍵時に押圧されるよう
    になっており、前記支持体及び該支持体と接する基板部
    分の少なくとも一方が、その他方の側に向く凸曲面を有
    しており、前記第1センサ構成部材及び第2センサ構成
    部材のいずれかが該凸曲面に設けられていることを特徴
    とする鍵盤装置用接点部品。
  3. 【請求項3】 前記脚部の一部が前記支持体の回動支点
    をなす請求項1又は2に記載の鍵盤装置用接点部品。
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