JP4212544B2 - 電子楽器のベンダー装置 - Google Patents

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本発明は、電子楽器に用いられるベンダー装置に関する。
従来、電子楽器において、発音中の楽音の音高などを任意に上下する操作子としてベンダー装置が知られている。このベンダー装置は、鍵盤を有する電子楽器の操作パネルに備えられ、主として一方の手で鍵盤を演奏しながら、他方の手で操作されるものである。
特許3453026号公報(特許文献1)に開示されているベンダー装置は、操作子により可変抵抗器の抵抗値を変化するものであって、この可変抵抗器の抵抗値を検出し楽音の特性を制御している。このベンダー装置の操作子は、常態において操作範囲の中点位置となる位置で保持され、抵抗値が大きくなる方向と逆に小さくなる方向へ操作することができ、手を離すとバネなどの作用により中点位置に復帰するように構成されている。
特許3453026号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている電子楽器のベンダー装置では、可変抵抗器の回転軸を操作パネル面と平行に配置させるために電子楽器本体の厚さを相当の厚さとする必要があり、電子楽器を薄く形成できないという問題点があった。また、操作子を中点位置に復帰させるバネなどを必要とするための構成が複雑であり、製造コストが高くなるという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、簡単な構成でベンダー装置の厚さを薄く形成することができる電子楽器のベンダー装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載の電子楽器のベンダー装置は、長手方向の中央に設けられた支点を中心として揺動するキートップと、そのキートップの長手方向の両端下部にそれぞれ当接し、下方に向けて凸であって中空の2つの球状部を有し、弾性体により形成された弾性部材と、その弾性部材の2つの球状部にそれぞれ当接し、押圧される圧力に応じて電気特性が変化する2つの導電感圧部が形成された感圧シートと、その感圧シートに形成された2つの導電感圧部にそれぞれ対向し、それぞれの導電感圧部に加えられた圧力に応じた電気特性を出力するプリント基板とを備えている。
請求項2記載の電子楽器のベンダー装置は、請求項1記載の電子楽器のベンダー装置において、前記キートップは、操作される操作部を有し、前記弾性部材は、前記キートップが前記操作部により操作されていない状態において、キートップの両端を上方へ付勢するように組み付けられている。
請求項3記載の電子楽器のベンダー装置は、請求項1または2記載の電子楽器のベンダー装置において、前記キートップの操作部を露出する操作部孔と、前記キートップの支点を支持する支持部と、前記弾性部材と前記感圧シートと前記プリント基板とを固着するボスとを有する操作パネルを備えている。
請求項1記載の電子楽器のベンダー装置によれば、キートップは、長手方向の中央に設けられた支点を中心として揺動し、弾性部材は、キートップの長手方向の両端下部にそれぞれ当接し、下方に向けて凸であって中空の2つの球状部を有し、弾性体により形成され、感圧シートは、弾性部材の2つの球状部にそれぞれ当接し、押圧される圧力に応じて電気特性が変化する2つの導電感圧部が形成されている。
よって、可変抵抗器を用いて操作を行う場合に比べ、簡単な構成であり、ベンダー装置の厚さを薄く形成することができるという効果がある。また、キートップが操作された場合に、球状部が押圧力に応じて変形し、押圧力が大きいほど、感圧シートとの接触面積が大きくなるので、押圧力に応じた電気抵抗を得ることができる。また、球状部は、中空に形成されているので、弱い押圧力でも変形させることができ、キートップの変位(ストローク)を大きく取ることができる。
また、プリント基板は、感圧シートに形成された2つの導電感圧部にそれぞれ対向し、それぞれの導電感圧部に加えられた圧力に応じた電気特性を出力するので、操作に応じて可変抵抗器が操作されるような従来のベンダー装置のように、摺動部を有さないので、耐久性に優れているという効果もある。
請求項2記載の電子楽器のベンダー装置によれば、請求項1記載の電子楽器のベンダー装置の奏する効果に加え、キートップは、操作される操作部を有し、弾性部材は、キートップが操作部により操作されていない状態において、キートップの両端を上方へ付勢するように組み付けられているので、キートップの操作開始時に遊びがなく、不感帯がないのでスムーズな操作を行うことができるという効果がある。
請求項3記載の電子楽器のベンダー装置は、請求項1または2記載の電子楽器のベンダー装置において、キートップの操作部を露出する操作部孔と、キートップの支点を支持する支持部と、弾性部材と感圧シートとプリント基板とを固着するボスとを有する操作パネルを備えているので、ベンダー装置のすべての構成部品が操作パネルに組み付けられ、組み立て作業が容易であるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施例によるベンダー装置1を備えた電子楽器9を示す斜視図である。電子楽器9は、複数の白鍵および黒鍵を有する鍵盤6と、操作パネル2と、底板8とを有し、操作パネル2には、ベンダー装置1と、複数のボリュームツマミ3と、表示器4と、各種スイッチ5と、モジュレーション装置7とを備えている。
操作パネル2は、底板8に組み付けられて電子楽器の筐体を構成すると共に、各種操作子を備えている。底板8の背面には、図示しないUSB(Universal Serial Bus)端子や電源スイッチなどが備えられている。また、電子楽器9は、筐体内に図示しないCPUやROMやRAMなどにより構成されるマイクロコンピュータが備えられている。
鍵盤6やベンダー装置1や各種操作子が演奏者により操作され、これらの操作状態がマイクロコンピュータにより検出されて、USB端子を介してノートオンオフやコントロールチェンジなどのMIDIメッセージが出力される。これらのMIDIメッセージは、パーソナルコンピュータなどに入力され、パーソナルコンピュータなどにおいて、作曲や編曲などが行われる。
ボリュームツマミ3は、各種パラメータを任意に設定するものであり、表示器4は、設定されたパラメータの値を表示するもので、3桁の7セグメントと各種機能を表すドットなどがLCDにより構成されている。
各種スイッチ5は、鍵盤などの操作子にMIDIチャネルを割り当てたり、上述のパラメータを設定するボリュームツマミ3にMIDIメッセージを割り当てる機能などが設定されている。
ベンダー装置1は、鍵盤6の左側に配置され、主として、鍵盤6を右手で演奏しつつ、左手で操作されるものである。ベンダー装置1は、鍵の並び方向に長い楕円形の操作部を操作パネル2上に有し、鍵の並び方向に揺動操作する操作子である。演奏者により操作されていない時は、中点に保持され、左方向または右方向へ揺動操作されるとその操作量がマイクロコンピュータにより検出される。この検出された検出値は、MIDIメッセージのベンダー情報としてUSB端子から出力される。一般的に、このベンダー情報に応じて楽音の音高が上下に制御されるが、他のパラメータを制御することもある。
モジュレーション装置7は、ベンダー装置1の直近上方に配置され、主として左手で操作されるものである。モジュレーション装置7は、鍵の並び方向に長い長方形の操作部を操作パネル2上に有し、操作パネル2に対して垂直な押圧力を加える操作子である。演奏者により操作パネル2に垂直な押圧力が加えられると、その押圧力がマイクロコンピュータにより検出される。この検出された検出値は、MIDIメッセージのモジュレーション情報としてUSB端子から出力される。
次に、図2を参照してベンダー装置1について説明する。図2(a)は、図1における、ベンダー装置1のII−II線断面図であり図2(b)は、図2(a)の破線で囲む部分の拡大図である。ベンダー装置1は、操作パネル2と、キートップ10と、弾性部材11と、感圧シート12と、プリント基板13とにより構成されている。
図2(a)に示すように、操作パネル2は、ベンダー装置1を形成する部分において、少し上に凸に膨らみ、キートップ10の操作部10b(図4参照)が、操作パネル2の上に露出するように、操作部孔2dが形成されている。
キートップ10の上部中央には、演奏者が指で操作しやすいように、略円弧の窪み10a(図4参照)が形成され、窪み10aの下方に形成されている揺動軸10e(図4参照)を中心として、図において左右に揺動操作するように形成されている。キートップ10の両端には、弾性部材11に形成された下方に凸の球状部11cを有する押圧面11bに当接する当接部10cが形成されている。
弾性部材11は、シリコンゴムにより形成され、弾性を有する部材であり、キートップ10の長手方向の両端に形成された当接部10cにより下方に押圧される押圧面11bが形成されている。この押圧面11bの下方には、下へ凸の球状部11cが形成され、球状部11cの内部は、中空になっている。
常態において、2つの球状部11cの最先端は、それぞれ感圧シート12に当接している。即ち、キートップ10が操作されていない状態では、キートップ10の両端の当接部10cは、弾性部材11の押圧面11bにより上方へ付勢されている。このことにより、キートップ10は、操作開始時に遊びがなく、スムーズに左方向、または右方向へ揺動操作することができる。
キートップ10が操作されて、押圧面11bに下方へ押圧力が加えられると、球状部11cは、感圧シート12に押圧され、球状部11cが平面に変形される。その結果、球状部11cと感圧シート12とが当接する面積が増加する。
感圧シート12は、合成樹脂により形成されたベースフィルム12aであって、球状面11cに当接する面とは反対の面に感圧インク12bが印刷されている。プリント基板13は、合成樹脂の板13aに、電極13b,13cが張り合わせられたものである。図2(b)に示すように、感圧インク12bと電極13b、13cとは、対向する位置に配置され、感圧インク12bが印刷されている面は、ベースフィルム12aの下面より凹み、常態において、感圧インク12bと電極13b、13cとは、間隔Cを空けて保持されている。
弾性部材11の押圧面11bが下方へ押された場合は、弾性部材11の球状部11cが感圧シート12を下方へ押し、感圧シート12が撓んで感圧インク12bがプリント基板13の電極13bと13cとを接続する。
感圧インク12bは、押圧力および感圧インク12bと電極13b,13cとの接触面積が増すと電気抵抗が低下する性質を有する。上述の通り、押圧面11bに加えられる押圧力が大きくなると、押圧面11bの球状部11cが平面に変形され、球状部11cと感圧シート12との当接面積が増加する。これに伴って、感圧シート12の感圧インク12bとプリント基板13の電極13b、13cとの接触面積が増加する。
従って、プリント基板13に形成された電極13bと13cとの抵抗値は、球状部11cに加えられる力が増加すると小さくなり、この抵抗値を測定することにより押圧力を検出することができる。
弾性部材11と、感圧シート12と、プリント基板13とは、操作パネル2に形成されたボス2aに、ネジ14により固着されている。
つぎに、図3を参照して、操作パネル2のベンダー装置1を形成する部分の詳細について説明する。図3は、操作パネル2のベンダー装置1およびモジュレーション装置7を形成する部分を裏面の方から見た斜視図である。操作パネル2は、樹脂により成形されるもので、その裏面には、弾性部材11と、感圧シート12と、プリント基板13とをネジ14により固着するネジ孔を備えたボス2aが4つ形成されている。これらのボス2aには、リブ2bが縦方向および横方向へボス2aに連結して形成されている。これらのリブ2bの先端は、弾性部材11が組み付けられた際に、弾性部材11の板状部11a(図5参照)の上面に当接する。
操作パネル2には、キートップ10の操作部10bが操作パネル2の上面から露出するように、楕円形の操作部孔2dが形成されている。この楕円形の操作部孔2dの短径方向(前後方向)の両側に、キートップ10が揺動するための支点を有する支点板2cが形成されている。この支点は、支点板2cの先端面に略半円形の凹みが形成されたもので、この凹みに、キートップ10の揺動軸10eが嵌合される。
なお、操作パネル2の、ベンダー装置1を形成する部分の後部には、モジュレーション装置7を形成する部分2eが形成され、ベンダー装置1を形成する部分の手前側には、操作パネル2を底板8に組み付けるネジ孔を有するボス2fが形成されている。
つぎに、図4を参照して、キートップ10の詳細について説明する。図4(a)は、キートップ10を上方斜めから見た斜視図であり、図4(b)は、キートップ10を下方斜めから見た斜視図である。
キートップ10は、樹脂により成形され、平面視、略楕円形に形成されている。操作部10bは、当接部10cから上方に突出して形成され、操作パネル2に組み付けられた際には、操作パネル2に形成された操作部孔2dから露出する。
キートップ10の当接部10cの長手方向の両端には、円形の弾性部材11の押圧面11b(図5参照)に当接する当接面が形成され、その中央には、空気孔10dが形成されている。この空気孔10dは、押圧面11bを押下した際に、中空に形成された球状部11cの内側の空気を外に逃がすためもので、空気を逃がすことにより、球状部11cの変形を妨げないようにしている。
キートップ10の長手方向の中央であり、楕円形の短径に沿って揺動軸10eが形成されている。この揺動軸10eは、操作パネル2に形成された支点板2cの凹みに嵌合され、キートップ10は、この揺動軸10eを中心として、揺動操作される。
操作部10bの上面中央には、この揺動軸10eと平行に、円筒面を有する凹み10aが形成されている。この凹み10aは、演奏者の指により、キートップ10を、その長手方向、左右へ操作しやすいように形成されたものである。
つぎに、図5を参照して弾性部材11の詳細について説明する。図5(a)は、弾性部材11の斜視図であり、図5(b)は、図5(a)におけるV−V線断面図である。
弾性部材11は、シリコンゴムにより成形され、平板部11aと、押圧面11bと、球状部11cと、モジュレーション部11eとを有する。平板部11aは、長方形の板状をなし、ベンダー装置1を形成する2つの押圧面11bと、モジュレーション部11eとを連接し、操作パネル2に形成されているボス2aに嵌合する4つのボス孔11dが形成されている。
押圧面11bは、平板部11aから突出して形成された円筒の上面であって、キートップ10の当接部10cに当接する。押圧面11bは、下に凸の球状面が形成された球状部11cを有し、球状部11cの内部は中空である。この球状部11cは、常態においてその先端が感圧シート12の上面に当接している。押圧面11bに下方への押圧力が加えられると、球状部11cが変形し、球状部11cと感圧シート12との接触面積が増加する。
つぎに、図6を参照して感圧シート12の詳細について説明する。図6は、感圧シート12の斜視図である。感圧シート12は、ポリイミドやポリエステル等の樹脂製で、長方形で厚さ約40μのベースフィルム12aにより成形されている。ベンダー装置1の弾性部材11の押圧面11bにより押圧される2つの部分には感圧インク12bが印刷され、モジュレーション装置7により押圧される部分には、感圧インク12dが印刷されている。これらの感圧インク12b、12dが印刷されている面は、図2(b)に示すように、ベースフィルム12aの底面より一段凹んだ面であって、押圧力が小さい場合には、対向して配置されているプリント基板の電極には接触しないように形成されている。また、ベースフィルム12aには、操作パネル2に形成されているボス2aに嵌合する2つのボス孔12cが形成されている。
つぎに、図7を参照してプリント基板13の詳細について説明する。図7は、プリント基板13のモジュレーション装置7およびベンダー装置1に対応する部分の電極パターンを示す図である。このプリント基板には、モジュレーション装置7に近接して配置されているスイッチ5の動作を検出する回路も有するが、その部分については、省略している。
プリント基板13は、ベークライトまたはエポキシ樹脂で形成された絶縁板13aに、銅箔により形成された電極13b,13c,13d,13fが貼り合わせられたものである。電極13b、13cは、感圧シート12の感圧インク12b、12dに対向して配置され、ベンダー装置1が操作された場合の、圧力を検出する電極である。電極13b、13cは、円形のパターンの中心を通る直線により4つに等分された電極であり、電極13bと電極13cとは、隣り合って配置されている。これらの電極は、円形の中心部分では、細い幅に形成されている。これは、キートップ10に加えられる押圧力が小さい段階で、押圧力に応じて押圧面積が急に大きくなるのを防止するためである。
電極13dは、モジュレーション装置7における押圧力を検出するもので、感圧シート12に印刷された感圧インク12dに対向して配置され、櫛歯状の2つの電極パターンが形成されている。
これらの電極は、いずれも常態では接続されておらず、感圧シート12に印刷されている感圧インク12b、12dが押圧されることにより隣り合う電極に接触し導通する。感圧インク12b、12dは、押圧される圧力が大きいほど、また押圧される面積が大きいほど、電気抵抗が小さくなるものである。なお、電極13fは、接地(グランド)された電極であり、プリント基板13には、操作パネル2に形成されているボス2aに嵌合する4つのボス孔13eが形成されている。
以上説明したように、本発明の実施形態によるベンダー装置1は、外形が略楕円のキートップ10の長手方向中央に揺動軸12eを有し、操作パネル2の裏面に形成された支点板2cに揺動自在に嵌合している。キートップ10の長手方向の両端には、当接部10cが形成され、その当接部10cは、キートップ10の下方に配置された弾性部材11の押圧面11bに当接している。
押圧面11bには、下方に凸で中空の球状部11cが形成され、球状部11cの先端は感圧シート12に当接している。球状部11cに対向する位置の感圧シート12には、感圧インク12bが印刷され、感圧インク12bが印刷された面は、プリント基板13の電極13bと対向している。従って、キートップ10が左右いずれかの方向に揺動するように操作された場合には、揺動された方向の当接部10cが弾性部材11の押圧面11bを下方に押圧する。球状部11cは、押圧力に応じて変形し、押圧力が大きいほど感圧インク12bを押圧する面積が増大する。感圧インク12bは、押圧力および接触面積に反比例して抵抗値が変化するので、この抵抗値を測定することにより正確に押圧力を検出することができる。
以上、上記実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、弾性部材11は、2つの押圧面11bと球状部11cとが、平板部11aにより一体に形成されているものとしたが、押圧面11bと球状部11cとがそれぞれに独立して形成されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、弾性部材11と感圧シート12とプリント基板とは、ベンダー装置1とモジュレーション装置7とで、一体となった部品としたが、それぞれが独立した部品としてもよい。
本発明による実施形態のベンダー装置が備えられた鍵盤装置を示す斜視図である。 ベンダー装置を示す図であり、(a)は、図1におけるII−II線断面図であり、(b)は、部分拡大図である。 操作パネルのベンダー装置部を下方から見た斜視図である。 キートップを示す斜視図で、(a)は、上方斜めから見た図であり、(b)は、下方斜めから見た図である。 弾性部材を示すもので、(a)は、斜視図であり、(b)は、(a)のV−V線断面図である。 感圧シートを示す斜視図である。 プリント基板に形成された電極を示す平面図である。
符号の説明
1 ベンダー装置
2 操作パネル
2c 支点板(支持部)
2d 操作部孔
6 鍵盤
9 電子楽器
10 キートップ
10b 操作部
10e 支点
11 弾性部材
11c 球状部
12 感圧シート
12b 感圧インク(導電感圧部)
13 プリント基板

Claims (3)

  1. 長手方向の中央に設けられた支点を中心として揺動するキートップと、
    そのキートップの長手方向の両端下部にそれぞれ当接し、下方に向けて凸であって中空の2つの球状部を有し、弾性体により形成された弾性部材と、
    その弾性部材の2つの球状部にそれぞれ当接し、押圧される圧力に応じて電気特性が変化する2つの導電感圧部が形成された感圧シートと、
    その感圧シートに形成された2つの導電感圧部にそれぞれ対向し、それぞれの導電感圧部に加えられた圧力に応じた電気特性を出力するプリント基板とを備えていることを特徴とする電子楽器のベンダー装置。
  2. 前記キートップは、操作される操作部を有し、前記弾性部材は、前記キートップが前記操作部により操作されていない状態において、キートップの両端を上方へ付勢するように組み付けられていることを特徴とする請求項1記載の電子楽器のベンダー装置。
  3. 前記キートップの操作部を露出する操作部孔と、前記キートップの支点を支持する支持部と、前記弾性部材と前記感圧シートと前記プリント基板とを固着するボスとを有する操作パネルを備えていることを特徴とする請求項1または2記載の電子楽器のベンダー装置。
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