JP2000275989A - Micr用記録媒体の表面処理装置 - Google Patents

Micr用記録媒体の表面処理装置

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JP2000275989A
JP2000275989A JP11083121A JP8312199A JP2000275989A JP 2000275989 A JP2000275989 A JP 2000275989A JP 11083121 A JP11083121 A JP 11083121A JP 8312199 A JP8312199 A JP 8312199A JP 2000275989 A JP2000275989 A JP 2000275989A
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micr
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roller
pressure
paper
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Akira Yamamoto
晶 山本
Masashi Matsuda
雅志 松田
Masanobu Shimizu
正信 清水
Noriko Yokoyama
紀子 横山
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小切手・手形などの記録媒体に電子写真プロ
セスによって印字されたMICR文字の耐久性、耐摩擦
性を向上させる。 【解決手段】 記録媒体Pに印字されたMICR文字を
形成するトナー像の表面の凹凸を平坦化させるための、
加圧ローラ22とバックアップローラ23とを有する平坦化
手段としての加圧処理機構21を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真プロセスに
よってMICR用トナー像が印字されるMICR用記録
媒体の表面処理を行う表面処理装置に関する。
【0002】
【従来技術】発行会社名(例えば銀行名)等の記号が強
磁性トナーで印刷された小切手や手形を自動的に読取っ
て、読取った内容を自動的にコンピュータに入力した
り、ディスプレイに表示したりするMICR(Magnetic
Inc Character Recognition)システムにおいて小切手
に印字されたMICR文字は、磁気量が適切で磁気読取
記号認識が正確にでき、磁気読取の際の磁気ヘッドとの
摺擦においても画像欠落がし難い耐久安定性が要求され
る。このため、従来の小切手や手形は、オフセット印
刷、ドットプリンタ、インクリボンを用いたインパクト
タイプのプリンタなどにより作成されてきたが、近年例
えば、特開平4−358165号公報や特開平7−36
23号公報で提案されているようにMICR用トナーが
開発され、電子写真方式による小切手、手形の作成が行
われ始めている。
【0003】MICR用トナーは、MICR特性(磁気
読取特性)と耐久安定性を得るために、通常電子写真プ
ロセスで使用されている通常トナーに比べて、磁気量を
安定させるために、特殊な磁性粉を使用したり、耐久性
を安定させるために添加剤がコントロールされて含まれ
ている。このため、画像形成装置としてはMICR用ト
ナーに適した電子写真プロセスに対応しなくてはなら
ず、それゆえ画像形成装置としては、MICR専用プリ
ンタとならざるを得なかった。また、MICR用プリン
タは小切手や手形の発行機であり、銀行等特殊な業界の
みが使用するので市場の流通量が極端に少ないため、低
価格で提供することが困難であった。そこで、従来は、
画像形成装置本体の大部分は既存のプリンタの部品を流
用し、MICR用トナーに適した電子写真プロセスで特
殊な部分のみを変更することで低価格化を計る試みがな
され、実用化されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子写
真プロセスによって小切手・手形に印字、定着後のMI
CR文字のトナー像表面には微妙な凹凸が形成されてお
り、凸部の先端は非常にもろく削られ易い状態となって
いる。
【0005】このように印字、定着後のMICR文字の
トナー像表面には微妙な凹凸が形成される原理について
図18を参照して説明する。図18では用紙P上に印
字、定着されたMICR文字のトナー像の断面を模式的
に表したものであり、(A)は定着直後のトナー像を表
し、(B)はその数秒後、(C)は更にその数秒後を表
し、(D)は最終的に安定した状態のトナー像を表した
ものである。
【0006】図18(A)におけるトナー像は熱定着さ
れた直後であるため、トナー像全体が高い温度の状態に
なっている。そして時間の経過と共に、トナー像は空気
と触れているその表面および用紙P側から冷却され、表
面側および用紙P側から固化が始まる(斜線部が固化さ
れた部分)。さらに時間が経過すると、トナー像の内部
も冷却され、固化されることになる。しかしながら、こ
の際、トナー像内部が固化に伴い収縮されることから、
既に固化されたトナー像の表面がトナー像内部に引き寄
せられ、トナー像の表面に凹凸が形成されてしまう(図
18(C)参照)。そして、この状態でトナー像内部の
固化が完了し、トナー像全体の固化が完了することにな
る(図18(D)参照)。
【0007】このように形成されてしまうMICRトナ
ー像表面の凹凸は、読み取り装置によって読み取られる
際に、磁気ヘッドとの比較的強い圧の接触により、削ら
れてしまう。そして削られたMICRトナーかすが小切
手・手形に再付着してしまうと、結果的に読み取り不良
を引き起こす原因になってしまう。特に、日本において
は手形の棚卸し等の習慣により欧米よりも遥かに多く手
形を繰り返して読み取るため、印字されたMICR文字
は高い耐久性、耐摩擦性が要求される。
【0008】本発明はこのような不具合に鑑みてなされ
たもので、小切手・手形などに印字されたMICR文字
の耐久性、耐摩擦性を向上させる小切手・手形などのM
ICR用記録媒体の表面を処理する表面処理装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】電子写真プロセスにより
MICR用トナー像が印字されるMICR用記録媒体に
対してその表面を処理するMICR用記録媒体の表面処
理装置において、印字されたMICR用トナー像の表面
の粗さを小さくさせる平坦化手段を有することを特徴と
するものである。
【0010】なお、前記平坦化手段としては、前記記録
媒体上のMICRトナー像に対して加圧する加圧部を有
することが好ましい。また、前記平坦化手段としては、
固化されていない記録媒体上のMICRトナー像に対し
て加圧する加圧部と、前記加圧部を冷却する冷却部と、
を有することが好ましい。
【0011】また、前記平坦化手段としては、前記記録
媒体上のMICRトナー像表面を熱する熱照射部を有す
ることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図12を参照して本発明
の第1実施形態について説明する。図1は本実施形態の
MICR用画像形成装置と表面処理装置としての加圧処
理機構とを含めたMICR用画像形成システム全体の概
略断面図である。
【0013】1,2は第1、第2の用紙カセットであって
記録媒体としての用紙Pが収納されている。3は第1の用
紙カセット1の用紙Pを搬送する第1の給紙ローラ、4は
第2の用紙カセット2の用紙Pを搬送する第2の給紙ロー
ラである。5,7は第1、第2の用紙カセット1、2からの
用紙を一枚ずつ分離する上側リタードローラ、6,8は第
1、第2の用紙カセット1、2からの用紙を一枚ずつ分離
する下側リタードローラである。9は用紙Pの斜行を補正
し、後述する誘電ドラムへ搬送するレジストレーション
ローラであり、このレジストレーションローラ9の手前
で第1の用紙カセットからの用紙Pの搬送路と第2の用
紙カセットからの用紙Pの搬送路とが合流するようにな
っている。
【0014】10は後述する誘電ドラム上の潜像を顕像化
する現像器である。この現像器10は内部にMICRトナ
ー及び現像シリンダ11を具備する。12は帯電によって形
成された静電潜像及び現像器10によって顕像されたMI
CRトナー像を保持する誘電ドラムである。13は転写ロ
ーラであって、誘電ドラム上のMICRトナー像を用紙
Pへ転写させるものである。14は用紙P上に転写されたM
ICRトナー像を定着させる定着器であって、定着加熱
ローラ15及び定着加圧ローラ16を具備している。
【0015】17〜20はMICRトナー像が定着された用
紙Pを後述する加圧処理機構へ搬送する搬送ローラであ
る。21は表面処理装置としての加圧処理機構であって、
加圧ローラ22とバックアップローラ23とを有する平坦化
手段としての加圧部を具備する。この加圧処理機構はそ
の加圧ローラ22とバックアップローラ23との協働によ
り、MICRトナー像が印字された用紙PのMICR文
字列部分を加圧圧縮することで、用紙PのMICRトナ
ー像が形成されたMICR文字列部分を凹ませて排出す
る。
【0016】図1中、用紙搬送路上のA部における用紙
Pの状態は、図2(A)に示すような用紙P上にMICR
文字が印字された状態であり、用紙搬送路上のB部にお
ける用紙Pの状態は、図2(B)に示すように用紙P上の
MICR文字列を含む用紙搬送方向に沿った部分に対し
て加圧(斜線部分)された状態である。
【0017】以下、図3、図4を参照して本実施形態の
加圧処理機構を詳細に説明する。図3は加圧処理機構の
斜視図、図4は加圧処理機構の断面図である。24,25は
搬送ローラ19,20によって搬送された用紙Pを加圧ローラ
22とバックアップローラ23との間に導くガイドである。
【0018】26はモータ、27はモータ26の出力をバック
アップローラ23に伝達させるベルトである。これらはバ
ックアップローラ23が搬送ローラ19,20の用紙搬送スピ
ードと概ね一致する速度で回転するように、それぞれ設
定されている。
【0019】加圧ローラ22はブラケット28に回転可能に
支持されており、概ブラケット28は筐体の側面板に固定
された軸29に回転可能に支持されている。概ブラケット
28の上側先端には、筐体前面板35上部にその一端が係合
している圧縮バネ30の他端が係合しており、ブラケット
28は軸29を中心に図4中時計回り方向に付勢され、加圧
ローラ22がバックアップローラ23に当接した状態で保持
される。この際の圧縮バネ30の付勢力が加圧ローラ22の
加圧力となる。加圧ローラ22とバックアップローラ23と
のニップ部での線圧は用紙Pを十分に凹ませ、かつMI
CRトナー像の表面が平坦にすることが可能な10N/
mm以上、好ましくは10〜100N/mmの範囲で設
定されている。
【0020】加圧ローラ22はMICRトナー像が印字さ
れる位置に対応してその位置が設定されており、またそ
のローラ幅はMICRトナー像の印字位置精度に合わせ
て必要最小限に作られている。例えば印字されるMIC
Rトナー像の高さを約3mmに設定していたならば、印
字装置側の印字位置のバラツキ許容値分±1mm、さら
に余裕分の1mmを加えた6mmの幅にそのローラ幅が
設定されている。また、加圧ローラ22の加圧面の端部
は、形成される凹部が外観上目立たぬようC面取りやな
だらかなR処理されていることが好ましい。更には、加
圧ローラ22の加圧面の表面粗さは、押圧したトナー表面
が平坦になる程度に、例えば4S以上、より好ましくは
0.4S以上に設定することが好ましい。
【0021】バックアップローラ23のローラ幅は加圧ロ
ーラ22よりもわずかに幅広に形成されている。なお、バ
ックアップローラ23のローラ幅はローラ圧による用紙P
のたわみを小さくすることから、できる限り狭く形成し
た方が好適である。
【0022】筐体側面板上部には左右(図4中紙面奥行
き方向)に亘って、回転可能なカム軸32が保持されてい
る。該カム軸32にはブラケット28に対応する位置にその
カム面が前記ブラケット28に当接可能な偏芯カム33と、
その一端にニップ解除レバー31が設けられている。そし
て、ニップ解除レバー31を操作させてカム軸32を回動さ
せることにより、偏心カム33のカム面がブラケット28を
圧縮バネ30の付勢力に抗して図4中反時計回り方向に回
動させることができ、結果的にブラケット28に保持され
る加圧ローラ22をバックアップローラ23から離間させる
ことができる。これは、加圧ローラ22とバックアップロ
ーラ23との間のニップ部で詰まった用紙Pを取り除く場
合に有効な機構である。
【0023】34は画像形成装置のフレームに対し加圧処
理機構を取り付けるためのベースであり、35はベース34
に対して固定ネジ37によって固定される加圧処理機構の
筐体前面板である。ベース34に対する加圧処理機構の左
右方向の位置調整は、固定ネジ37を弛めた状態で筐体側
面板に設けられている調整ネジ36を螺合することによ
り、加圧処理機構全体を位置決めピン38に沿って左右方
向に微小量移動させることにより行われる。この加圧処
理機構の位置調整は、画像形成装置によるテスト印字に
よる用紙P上の印字位置の確認結果に応じて行われるも
のであり、印字されたMICR文字列が加圧ローラ22の
中心に設定されるように、調整ネジ36を操作し固定ネジ
37でもって加圧処理機構を固定する。このように調整機
構を設けることは、加圧処理機構の設置状態や機差に基
づくバラツキの要素をキャンセルすることが可能となる
点と、より幅の狭い加圧ローラ22を用いることができ加
圧ローラ22の総圧を低く抑えるという点で有効である。
【0024】図5は画像形成装置にてMICR文字を印
字された用紙Pを加圧処理機構にて加圧処理した用紙Pの
断面を模式的に図示したものである。図5(A)は加圧
ローラ22の線圧を比較的低く設定して加圧処理したもの
であって、MICRトナー像の表面が用紙Pの表面より
若干高い状態のものである。この処理後の用紙Pの状態
では、MICR文字のMICRトナー像が用紙Pの表面
より突出することになってしまうが、未処理のものと比
較すると、MICRトナー像の表面の粗さが小さくなっ
ており、しかも用紙Pの表面より突出するMICRトナ
ー像の量が著しく少なくなることから、読み取り時にお
ける読み取りヘッドとの接触によるMICRトナー像の
削られる量はたいへん少なくなる。結果、読み取り精度
の向上に寄与することになる。
【0025】なお、加圧処理機構は用紙Pの材質に合っ
た加圧ローラ22の加圧力を設定しなければならない。こ
れは、MICRトナー像の表面の粗さを小さくさせよう
と大きな加圧力でMICRトナー像を加圧した場合に、
用紙Pが破断してしまうおそれがあるからである。この
ため本実施形態では、付勢力が異なる圧縮バネを複数用
意し、適切な付勢力の圧縮バネに対応できるように交換
可能に構成している。
【0026】図6にMICRトナー像の断面を模式的に
示した。画像形成装置によって印字されたMICR文字
のトナー像表面には微妙な凹凸が形成されており(図6
(A)参照)、凸部の先端は非常にもろく削られ易い状
態となっている。しかしながら、図6(B)に示すよう
に加圧ローラ22で加圧処理された後のMICR文字のト
ナー像表面は図6(A)に示す未処理のものに比較し平
坦化され、もろく削られ易い凸部がほとんど無くなって
いる。よって、読み取りヘッドとの接触があってもMI
CRトナーの削り取られる量が微小で済む。しかも、M
ICRトナー像が読み取りヘッドに接触する場合、その
接触面積が増大するので、単位面積当たりの接触圧が減
少するため、読み取り精度の向上に寄与できる。即ち、
加圧ローラ22の線圧が低く、凹部の形成に至らなかった
としても、MICR文字のトナー表面が図6(B)に示
す様な形状になるだけでも読み取り精度の向上に寄与で
きる。
【0027】なお、上述した加圧ローラ22は加圧処理機
構内での位置が固定であるものとして説明したが、これ
に限定されることなく例えば左右方向(回転軸方向)の
移動が可能になるように構成しても良い。即ち、用紙P
におけるMICR文字の印字位置が画像形成装置側で変
更(調整)可能に構成されていれば(事実、画像形成装
置は用紙を装置中心に対して対象な位置に配置して印字
を行ういわゆるセンター振り分けの用紙位置を採用して
いるため、手形用紙を使用した場合と小切手用紙を使用
した場合とでMICR文字の印字列位置が異なる)、加
圧処理機構側でもそれに対応して加圧ローラ22の位置を
変更(調整)可能であることが好適である。例えば、図
7に示すように、加圧ローラ22の軸の一端に操作レバー
49を設け、操作レバー49を操作(Push-Pull)すること
により加圧ローラ22の左右方向の位置を調整可能に構成
する。そして、ニップ解除レバー31を操作し加圧ローラ
22のニップを解除した状態で、操作レバー49を操作する
ことによって加圧ローラ22の位置をMICR文字列の位
置に応じた位置に合わせるよう調整する。
【0028】さらに、加圧ローラ22のみでなくバックア
ップローラ23も合わせて変更(調整)可能であることが
好適である。また、変形例として、手形に印字されるM
ICR文字列と小切手に印字されるMICR文字列との
位置が比較的近い場合には、加圧ローラ22の位置を変更
する機構を設けるのではなく、図5(B)に示すように
加圧ローラ22の加圧面の幅を広げ凹部の幅を広げること
で対応しても良い。この場合、加圧処理機構の構成が簡
素化され双方に対応できるという面で好ましい。
【0029】また、変形例として、図8に示すように、
加圧ローラ、バックアップローラを含む加圧部を2つ設
けた加圧処理機構としても良い。手形用の加圧ローラを
含む加圧部81と小切手用の加圧ローラを含む加圧部82を
それぞれ別個に設けることで、手形に印字されるMIC
R文字列と小切手に印字されるMICR文字列との位置
が比較的遠い場合等に有効となる。即ち、加圧面の幅の
広い加圧ローラので対応しようとすると圧縮バネの付勢
力を大きくしなければならないので、加圧しようとする
場所(MICR文字列)が複数有り、しかもそれぞれが
比較的離れている場合にはそれぞれのMICR文字列に
対応した加圧面の幅の狭い加圧ローラを有する加圧部を
2つを用いた方が有効となるわけである。さらに、加圧
面の幅の狭い2つの加圧ローラを用いることにより幅の
狭い凹部が形成されることから、読み取り時に読み取り
ヘッドが凹部内に侵入することがなく、MICRトナー
像と読み取りヘッドとの接触を防ぐことができる。な
お、加圧ローラを含む加圧部の数は2つに限定されるわ
けではなく、加圧しようとする場所(MICR文字列)
の位置に応じて加圧部を複数個設けても良い。
【0030】また、変形例として、図9に示すように、
手形用の加圧ローラを含む加圧部91と小切手用の加圧ロ
ーラを含む加圧部92とを加圧処理機構内で左右方向及び
用紙搬送方向にそれぞれずらして配置しても良い。
【0031】また、変形例として、図10に示すように
(図10では加圧部のみ図示)、1つの加圧ローラ101
に2つの加圧面101a,101bを形成したものでも良い。こ
の加圧ローラ101によれば、MICRトナー像表面を平
坦化出来るとともに、用紙に2つの凹部を形成すること
ができ、2つの凹部の間には凸部(未処理部)が残るこ
とになるので、読み取り時に読み取りヘッドが凹部内に
侵入することがなく、MICRトナー像と読み取りヘッ
ドとの接触を防ぐことができる。なお、1つの加圧ロー
ラに形成される加圧面の数は2つに限定されず、それ以
上であっても当然良い。
【0032】また、図11、図12に図示するように、
加圧処理機構(図4参照)にクリーニング機構111を設
けてもよい。図示しないMICR用画像形成装置によっ
てMICR文字が印字された用紙Pが、ガイド24,25によ
って、回転する加圧ローラ22及びバックアップローラ23
のニップ部に案内される。MICRトナー像は加圧ロー
ラ22及びバックアップローラ23によって加圧され、その
表面の粗さを小さくされる。この際、加圧ローラ22とM
ICR文字のトナー像とが比較的強い圧で接触すること
から、本来、用紙P上に定着されていなければならない
MICRトナーが、加圧ローラ22の加圧面に付着してし
まうことが考えられる。そして、この加圧ローラ22の加
圧面に付着してしまったMICRトナーは、加圧ローラ
22が回転することにより用紙Pに再付着してしまい、用
紙Pを汚してしまったり、MICR文字の印字精度を著
しく落としてしまうおそれがある。
【0033】このような不具合対策として、後述する加
圧ローラ22のクリーニング機構を設けることが好適であ
る。クリーニング機構111は、加圧ローラ22の加圧面の
幅方向をカバーできる程度の大きさのものであって、加
圧ローラ22の加圧面に接触するフェルトパッド112と、
ブラケット28もしくは筐体前面板35に取り付けられフェ
ルトパッド112を保持する保持部113とから構成されてい
る。クリーニング機構111は、加圧ローラ22とバックア
ップローラ23とのニップ部の、加圧ローラ22の回転軸を
挟んでほぼ反対側に配置されている。
【0034】フェルトパッド112は面圧0.002〜
0.1N/mm2で加圧ローラ22の加圧面に接触される
ように保持部113に保持されている。このようなクリー
ニング機構を設けることで、MICRトナー像を含む用
紙P上の一部を加圧することによって加圧ローラ22の加
圧面に付着してしまうMICRトナー等の汚れを、加圧
ローラ22の加圧面と摺接するフェルトパッド112が取り
除いてくれる。よって、用紙PへのMICRトナーの再
付着などにより読み取り精度を低下させてしまうといっ
た不具合を防ぐことができる。なお、フェルトパッド11
2は交換可能であることが好ましい。また、フェルトパ
ッド112に離型性を向上させるためにシリコンオイルを
含浸させてもよい。また、フェルトパッド112の加圧ロ
ーラ22に対する接触圧を高めるために、フェルトパッド
112と保持部113との間にバネ等の弾性部材を配置しても
良い。
【0035】なお、上記実施形態においては平坦化手段
の加圧部としてローラ対を用いた例について説明した
が、本発明はこれに限定されるわけではなく、例えばプ
レス機を用いても良い。
【0036】また、上記実施形態ではMICRトナー像
の表面を平坦化させることに伴い、MICRトナー像を
含む用紙Pの一部に凹部を形成したが、凹部は特に必要
ではなく、用紙Pに凹部を形成しない程度の加圧力でM
ICRトナー像の表面を平坦化してもよい。
【0037】次に図13乃至図14を参照して本発明の
第2実施形態について説明する。本実施形態では、図1
3に示すように、用紙P上のMICR文字列を含む用紙
搬送方向に沿った一部分に対して加圧するのではなく、
用紙Pの幅(用紙搬送方向と直交する方向の幅)よりも
広い加圧幅を有する加圧ローラ22’及びバックアップ
ローラ23’でもって用紙Pをニップし、MICRトナ
ー像表面を平坦化している。この実施形態の場合、MI
CRトナー像表面を平坦化させるために、大きな線圧
(約300〜350N/cm)を必要とするが、上述し
た実施形態に比し、加圧ローラ22’とMICR文字と
の相対的な位置精度を厳密にする必要がない。
【0038】また第2実施形態の変形例として図14に
示すように、加圧ローラ22’及びバックアップローラ
23’をその軸芯が、用紙Pの面内方向では平行で、用
紙Pの垂直方向では互いに交差するように配置してもよ
い。この配置はいわゆる「ローラクロス配置」と呼ばれ
るもので、ローラの加圧分布を均一化させるために用い
られるローラの配置である。
【0039】そして、ローラクロス配置された加圧ロー
ラ22’に対して、MICR文字が比較的ローラ端部に
近いところで加圧されるように、用紙Pが搬送される。
そして、ローラクロス配置された加圧ローラ22’に対
して用紙Pが搬送されると、加圧ローラ22’の端部及
びその近傍において、ローラ22’の加圧面と用紙Pと
の間で若干の滑りが発生する。この加圧面の滑りがMI
CRトナー像上で発生することになり、MICRトナー
像の表面の平坦化を助長することになる。
【0040】よって、この変形例によれば、加圧ローラ
の加圧分布を均一にすることが出来ると共に、MICR
トナー像表面を平坦化することができる。次に、図15
を参照して本発明の第3実施形態を説明する。
【0041】本実施形態では、MICRトナー像表面の
平坦化とMICRトナー像の固化を一度に行うものであ
る。図15(A)に示す本実施形態の平坦化手段は、画
像形成装置における用紙P上のMICRトナー像を定着
させる定着器14(図1参照)の下流側に配置されるもの
であり、MICRトナー像の表面に当て付く当て付け部
材121と、当て付け部材121を冷却する冷却ファン122か
ら構成される。
【0042】当て付け部材121は比較的熱伝導率が高い
金属材料から構成され、その当て付け面の表面粗さは例
えば4S以上、より好ましくは0.4S以上に設定され
る。この当て付け部材121はMICRトナー像の表面に
当て付くことができる位置であって、定着加熱ローラ15
の軸芯よりも約20mm以内の下流側で、用紙Pに対す
る線圧が0.02〜0.2N/cm程度になるように配
置される。当て付け部材の位置を定着加熱ローラ15の軸
芯から20mmの位置としたが、これは一例であり、定
着加熱ローラ15からMICRトナー像が固化されない間
であれば、どの位置に配置されても良い。
【0043】冷却ファン122は加熱されてしまう当て付
け部材121を冷却するために、当て付け部材の背後に配
置される。冷却ファン122は当て付け部材121の温度をM
ICRトナーのガラス転移温度より低くなるように駆動
制御される。ここでは60〜70℃以下に設定されてい
る。
【0044】そしてこのように構成された平坦化手段に
よれば、定着加熱ローラ15によって用紙Pに定着された
直後のMICRトナー像に対し、そのトナー像がまだ固
化されないうちに冷却された当て付け部材121でもって
当て付けることで、MICRトナー像表面を平坦化させ
ながら冷却すなわち固化させるようにしている。
【0045】また、当て付け部材121の変形例として
は、図15(B)〜(D)に図示するように、無端ベル
トを用いたもの(図15(B)の121b)、ローラ対を用
いたもの(図15(C)の121c)、当て付け部材の用紙
Pの搬送方向に沿って当て付け面の幅を広くしたもの
(図15(D)の121d)、がある。当て付け部材121b及
び121dでは、MICRトナー像表面を当て付ける時間が
長くなるので、より一層MICRトナー像表面を平坦化
させることができる。
【0046】次に、図16、図17を参照して本発明の
第4実施形態を説明する。本実施形態では、定着され固
化されたMICRトナー像の表面を熱するものである。
【0047】図16に示す本実施形態の平坦化手段は、
定着器14(図1参照)によって定着されたMICRトナ
ー像が十分に固化される位置に配置されるものであっ
て、熱風を発生させる熱風発生器131と、当該熱風発生
器131で発生された熱風をMICRトナー像に吹き付け
るノズル132とから構成される。
【0048】ノズル132から吹き付けられる熱風の温度
はMICRトナー像の表面を溶融できる程度の温度であ
って、具体的には溶融粘度に達する程度に設定される。
なお、熱風の温度の上限は用紙Pの状態が変化しない程
度の温度であって、用紙Pの種類にもよるがここでは約
250℃以下に設定されている。
【0049】次に熱風を吹き付ける前のMICRトナー
像から熱風を吹き付けた後のMICRトナー像の状態を
図17を参照して説明する。図17はMICRトナーの
断面を模式的に示した図である。
【0050】図17(A)は定着後、自然に固化された
状態のMICRトナー像を図示している(図18(D)
と同じ状態)。先に説明したように、MICRトナー像
の表面に凹凸が形成されてしまっている。このようなM
ICRトナー像に対して、熱風発生器131で発生された
熱風をノズル132でもって所定時間だけ吹き付ける(図
17(B))。熱風が吹き付けられたMICRトナー像
の表面は溶融し、表面の凹凸が無くなり(図17
(C))、この状態で冷却、固化される(図17
(D))。
【0051】定着後自然に冷却、固化したMICRトナ
ー像は、MICRトナー像全体が冷却、固化されること
になり、その固化に伴う収縮量が大きいためにMICR
トナー像表面に大きな凹凸が形成されてしまうが、本実
施形態の場合、冷却、固化されるのは熱風が吹き付けら
れたMICRトナー像表面だけであるため、その収縮幅
が小さい。よって、MICRトナー像表面に形成される
凹凸は極めて小さいものとなる。
【0052】なお、熱風を吹き付けるものとして熱風発
生器131とノズル132を用いたが、特にこれに限定される
わけではない。MICRトナー像表面を溶融粘度に達す
るような雰囲気中にさらすことが出来れば他の手段を用
いても良い。例えば、溶融粘度に達する程度に設定され
たオーブンを定着器14の用紙搬送路下流側に配置し、M
ICRトナーが定着され自然固化されたMICRトナー
像が形成された用紙Pが当該オーブン内を所定時間だけ
搬送されるように構成しても良い。
【0053】トナー像に熱風を吹き付けることは従来か
ら一般的に良く知られているところであるが、それらは
トナー像を素早く乾燥させるためのものである。本実施
形態ではトナー像を乾燥させるためのものではなく、溶
融粘度に達する程度の比較的高い温度の熱風を用いて、
逆にトナー像表面を溶融させる点で従来のものとは異な
る。
【0054】以上説明した実施形態に基づき、本発明は
以下のように表現することができる。 (1)電子写真プロセスによりMICR用トナー像が印
字されるMICR用記録媒体に対してその表面を処理す
るMICR用記録媒体の表面処理装置において、印字さ
れたMICR用トナー像の表面の粗さを小さくさせる平
坦化手段を有することを特徴とするMICR用記録媒体
の表面処理装置。
【0055】(2)前記平坦化手段は、前記記録媒体上
のMICRトナー像に対して加圧する加圧部を有するこ
とを特徴とする前記(1)項記載の表面処理装置。 (3)前記平坦化手段は、前記記録媒体上のMICRト
ナー像に対して加圧する加圧部を複数個有することを特
徴とする前記(1)項記載の表面処理装置。
【0056】(4)前記加圧部の加圧面の表面粗さは、
4S以下に設定されることを特徴とする前記(2)また
は(3)項に記載の表面処理装置。 (5)前記加圧部は、MICRトナー像の位置に応じ
て、移動可能に設けられることを特徴とする前記(2)
乃至(4)項のいずれか1に記載の表面処理装置。
【0057】(6)前記加圧部は、少なくとも一方が前
記記録媒体に対して加圧する回転可能なローラ対を有す
ることを特徴とする前記(2)乃至(5)項のいずれか
1に記載の表面処理装置。
【0058】(7)前記ローラ対は、前記記録媒体に対
する線圧が10N/mm以上に設定されていることを特
徴とする前記(6)項記載の表面処理装置。 (8)前記ローラ対は、前記記録媒体の一方側の表面か
ら付勢する加圧ローラと、前記記録媒体の他方側に配置
されるバックアップローラとから構成され、当該バック
アップローラの加圧面の幅は、前記加圧ローラの加圧面
の幅と同じかもしくは大きく形成されていることを特徴
とする前記(6)または(7)に記載の表面処理装置。
【0059】(9)前記ローラ対のうち、前記MICR
トナー像に接触するローラの加圧面をクリーニングする
クリーニング機構を設けたことを特徴とする前記(6)
乃至(8)項記載の表面処理装置。
【0060】(10)前記クリーニング機構は、前記ロ
ーラの加圧面と接触するフェルトパッドを有することを
特徴とする前記(9)項記載の表面処理装置。 (11)前記フェルトパッドには、シリコンオイルが含
浸されることを特徴とする前記(10)項記載の表面処
理装置。
【0061】(12)前記クリーニング機構は、前記フ
ェルトパッドを交換可能に保持することを特徴とする請
求項(10)または(11)項記載の表面処理装置。 (13)前記ローラ対は、前記記録媒体の一方側の表面
から付勢する加圧ローラと、前記記録媒体の他方側に配
置されるバックアップローラとから構成され、前記加圧
ローラ及びバックアップローラの加圧面の幅が、前記記
録媒体の幅よりも大きいことを特徴とする前記(6)項
記載の表面処理装置。
【0062】(14)前記加圧ローラと前記バックアッ
プローラは、ローラクロス配置されていることを特徴と
する前記(13)項記載の表面処理装置。 (15)前記記録媒体上のMICRトナー像に対し、前
記ローラクロス配置された加圧ローラはその端部近傍で
もって加圧するように、MICRトナー像の位置と加圧
ローラとの相対位置が決められていることを特徴とする
前記(14)項記載の表面処理装置。
【0063】(16)前記平坦化手段は、固化されてい
ない記録媒体上のMICRトナー像に対して加圧する加
圧部(当て付け部材)と、前記加圧部を冷却する冷却部
と、を有することを特徴とする前記(1)項記載の表面
処理装置。
【0064】(17)前記冷却部は、冷却ファンである
ことを特徴とする前記(16)項記載の表面処理装置。 (18)前記冷却部は、前記加圧部の加圧面の温度がガ
ラス転移温度以下になるように冷却することを特徴とす
る前記(16)記載の表面処理装置。
【0065】(19)前記加圧部は、ローラ対であるこ
とを特徴とする前記(16)乃至(18)項記載の表面
処理装置。 (20)前記加圧部は、無端ベルトであることを特徴と
する前記(16)乃至(18)項記載の表面処理装置。
【0066】(21)前記平坦化手段は、前記記録媒体
上のMICRトナー像表面を熱する熱照射部を有するこ
とを特徴とする前記(1)項記載の表面処理装置。 (22)前記熱照射部は、熱風を発生させる熱風発生器
と、熱風発生器で発生された熱風を前記MICRトナー
像に照射するノズルと、を有することを特徴とする前記
(21)項記載の表面処理装置。
【0067】(23)前記熱風発生器は、ガラス転移温
度以上の熱風を発生させることを特徴とする前記(2
2)項記載の表面処理装置。 (24)前記熱照射部は、オーブンであることを特徴と
する前記(21)項記載の表面処理装置。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のMICR
用記録媒体の表面処理装置によれば、読み取り不良の発
生を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態のMICR用画像形成装置
と表面処理装置としての加圧処理機構とを含めたMIC
R用画像形成システム全体の概略断面図である。
【図2】図2(A)は用紙P上にMICR文字が印字さ
れた状態であり、図2(B)は用紙P上のMICR文字
列を含む用紙搬送方向に沿った部分に対して加圧した部
分(斜線部分)を示す図である。
【図3】図3は加圧処理機構の斜視図である。
【図4】図4は加圧処理機構の断面図である。
【図5】図5は用紙Pを加圧処理機構にて加圧処理した
用紙Pの断面を模式的に図示したものである。
【図6】図6は加圧処理前、加圧処理後のMICRトナ
ー像の表面の変化を図示したものである。
【図7】図7は加圧ローラの位置を調整可能とする加圧
処理機構の斜視図である。
【図8】図8は2つの加圧部を設けた加圧処理機構の斜
視図である。
【図9】図9は2つの加圧部を設けた加圧処理機構の斜
視図である。
【図10】図10は2つの加圧面を有する1つの加圧ロ
ーラを有する加圧部を設けた加圧処理機構の斜視図であ
る。
【図11】図11はクリーニング機構を具えた加圧処理
機構の断面図である。
【図12】図12はクリーニング機構の拡大側面図であ
る。
【図13】図13は本発明の第2実施形態の表面処理装
置の概要を示す斜視図である。
【図14】図14は第2実施形態の変形例の概要を示す
斜視図である。
【図15】図15は本発明の第3実施形態の表面処理装
置の概要を示す図である。
【図16】図16は本発明の第4実施形態の概要を示す
図である。
【図17】図17はMICRトナー像表面に熱風を吹き
付けたことによる、MICRトナー像の状態変化の経緯
を示す図である。
【図18】図18は用紙Pに定着され自然的に固化して
いくMICRトナー像の様子を示した図である。
【符号の説明】
21 加圧処理機構 22、22’ 加圧ローラ 23、23’ バックアップローラ 24,25 ガイド 26 モータ 27 ベルト 28 ブラケット 29 軸 30 圧縮バネ 31 ニップ解除レバー 32 カム軸 33 偏心カム 34 ベース 35 筐体前面板 36 調整ネジ 37 固定ネジ 38 位置決めピン 49 操作レバー 111 クリーニング機構 112 フェルトパッド 113 保持部 121 当て付け部材 122 冷却ファン 131 熱風発生器 132 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 紀子 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA02 AA23 AA45 AA48 AA49 BA25 BA29 BA58 BA59 BD01 BE02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真プロセスによりMICR用トナ
    ー像が印字されるMICR用記録媒体に対してその表面
    を処理するMICR用記録媒体の表面処理装置におい
    て、 印字されたMICR用トナー像の表面の粗さを小さくさ
    せる平坦化手段を有することを特徴とするMICR用記
    録媒体の表面処理装置。
  2. 【請求項2】 前記平坦化手段は、前記記録媒体上のM
    ICRトナー像に対して加圧する加圧部を有することを
    特徴とする請求項1記載の表面処理装置。
  3. 【請求項3】 前記平坦化手段は、固化されていない記
    録媒体上のMICRトナー像に対して加圧する加圧部
    と、前記加圧部を冷却する冷却部と、を有することを特
    徴とする請求項1記載の表面処理装置。
  4. 【請求項4】 前記平坦化手段は、前記記録媒体上のM
    ICRトナー像表面を熱する熱照射部を有することを特
    徴とする請求項1記載の表面処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130244850A1 (en) * 2010-12-29 2013-09-19 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Method of producing a packaging material provided with a recurring pattern of print ink

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130244850A1 (en) * 2010-12-29 2013-09-19 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Method of producing a packaging material provided with a recurring pattern of print ink

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