JP2000273773A - 染色プラスチックレンズの製造方法 - Google Patents

染色プラスチックレンズの製造方法

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JP2000273773A
JP2000273773A JP11080326A JP8032699A JP2000273773A JP 2000273773 A JP2000273773 A JP 2000273773A JP 11080326 A JP11080326 A JP 11080326A JP 8032699 A JP8032699 A JP 8032699A JP 2000273773 A JP2000273773 A JP 2000273773A
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dyeing
plastic lens
dyed
hard coat
lens
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Atsushi Kinoshita
淳 木下
Katsuyoshi Takeshita
克義 竹下
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 染色後の製造工程で色抜けや変色が起こり難
いと共に、耐光性に優れた染色プラスチックレンズを得
ることができる染色プラスチックレンズの製造方法を提
供する。 【解決手段】 プラスチックレンズ生地又はハードコー
ト被膜を形成したプラスチックレンズを染色する染色工
程後、染色工程で染色した染色プラスチックレンズを加
熱処理する染着アニール工程を創設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックレン
ズ製造工程における色抜けや変色が少なく、しかも、耐
光性に優れた染色プラスチックレンズを得ることができ
る染色プラスチックレンズの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチックレンズは、容易に染
色できるというメリットから、ファッション性、遮光性
の点で眼鏡用レンズとして好まれ、眼鏡用プラスチック
レンズの多くが染色されて市場に出ている。
【0003】染色プラスチックレンズの製造方法として
は、図22に示すように、所定の光学面に仕上げられた
プラスチックレンズ生地を染料を分散又は溶解した染色
液中に浸漬してレンズ生地を直接染色する染色方法と、
ハードコート処理工程でプラスチックレンズ生地にハー
ドコート処理を行い、ハードコート被膜を形成したプラ
スチックレンズを染色液に浸漬して主としてハードコー
ト被膜を染色する染色方法とが一般的である。
【0004】前者のレンズ生地を直接染色する方法で
は、染色工程後、ハードコート処理、及び仕様により真
空蒸着法により反射防止膜が成膜された後、出荷され
る。
【0005】また、後者のハードコート被膜を染色する
方法では、仕様により真空蒸着法により反射防止膜が成
膜された後、出荷される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たハードコート処理工程では、ハードコート液をプラス
チックレンズ表面に塗布した後、塗布したハードコート
液を120〜140℃の温度で数時間加熱して硬化させ
る。
【0007】そのため、前者のプラスチックレンズを直
接染色する方法では、次のハードコート処理工程で、染
料が洗い流されたり、加熱硬化工程で色抜けや変色が起
こる場合がある。
【0008】また、後者のハードコート被膜を形成した
レンズを染色する方法では、反射防止膜を真空蒸着法で
成膜する工程で、真空下で染料が昇華したり、下地処理
のプラズマ処理などで染料が化学変化したりするため、
やはり、色抜けや変色が起こる場合がある。
【0009】染色工程で所定の色調に染色したとして
も、後のハードコート処理工程や反射防止膜工程で色抜
けや変色が生じると、規格はずれになる場合があり、歩
留まりを低下させる原因になっている。この色抜けや変
色を予め予想して染色を行うことは困難である。
【0010】また、ユーザーが眼鏡レンズを使用する際
には、眼鏡レンズは直接太陽光に暴露されるため、染色
眼鏡レンズでは、耐光性が必要である。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、染色後の製造工程で色抜けや変色が起こり難いと共
に、耐光性に優れた染色プラスチックレンズを得ること
ができる染色プラスチックレンズの製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため、鋭意検討を重ねた結果、染色工程後、染
色したプラスチックレンズを好ましくは50〜150℃
の範囲で加熱処理する染着アニール工程を創設すること
により、染色後のハードコート処理工程や反射防止膜工
程で色抜けや変色が起こり難いと共に、耐光性に優れた
染色プラスチックレンズを得ることができ、染料の堅ろ
う性が顕著に改善されることを見い出した。
【0013】染着アニールにより染料の堅ろう性が顕著
に改善される理由は明確ではないが、染料はプラスチッ
クレンズ基材又はハードコート被膜の表面に染み込んで
いる状態であるので、プラスチックレンズ基材を加熱す
るとプラスチックレンズ基材又はハードコート被膜を構
成する高分子が膨張し、膨張した高分子の間に染料が入
り込み、その後の冷却により染料が高分子間に強固に封
じ込められると考えられる。
【0014】従って、請求項1記載の発明は、プラスチ
ックレンズ生地を染色する染色工程と、前記染色工程で
染色した染色プラスチックレンズを加熱処理する染着ア
ニール工程と、前記染着アニール工程後、染色プラスチ
ックレンズにハードコート被膜を形成するハードコート
処理工程とを有することを特徴とする染色プラスチック
レンズの製造方法を提供する。
【0015】また、請求項2記載の発明は、プラスチッ
クレンズ生地にハードコート被膜を形成するハードコー
ト処理工程と、前記ハードコート被膜を形成したプラス
チックレンズを染色する染色工程と、前記染色工程で染
色した染色プラスチックレンズを加熱処理する染着アニ
ール工程とを有することを特徴とする染色プラスチック
レンズの製造方法を提供する。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の染色プラスチックレンズの製造方法において、前記
染着アニール工程での加熱温度が、50〜150℃の範
囲であることを特徴とする染色プラスチックレンズの製
造方法を提供する。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1〜3いず
れかに記載の染色プラスチックレンズの製造方法におい
て、さらに、染色したプラスチックレンズに反射防止膜
を形成する反射防止膜工程を有することを特徴とする染
色プラスチックレンズの製造方法を提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、本発明は、下記の実施の形態に限定され
るものではない。
【0019】本発明の染色プラスチックレンズの製造工
程の一例を図1に示す。染色プラスチックレンズを得る
には、直接プラスチックレンズ生地を染色する方法と、
ハードコート被膜を形成したプラスチックレンズを染色
する方法とがある。
【0020】前者の直接プラスチックレンズ生地を染色
する方法では、所定の光学面に仕上げられたプラスチッ
クレンズ生地を染色工程で染料を分散又は溶解した染色
液中に浸漬してレンズ生地を染色し、次に、色抜け防止
処理としての染着アニール工程で染色したプラスチック
レンズを加熱処理した後、ハードコート処理工程で染着
アニールを施したプラスチックレンズにハードコート被
膜を形成し、さらに、仕様によって、反射防止膜工程で
真空蒸着法により反射防止膜を成膜して完成品として出
荷する。
【0021】後者のハードコート被膜を形成したプラス
チックレンズを染色する方法では、所定の光学面に仕上
げられたレンズ生地にハードコート処理工程でハードコ
ート被膜を形成し、次に、染色工程でハードコート被膜
を形成したプラスチックレンズを染料を分散又は溶解し
た染色液中に浸漬して染色し、次に、色抜け防止処理と
しての染着アニール工程で染色したプラスチックレンズ
を加熱処理した後、さらに、仕様によって、反射防止膜
工程で真空蒸着法により反射防止膜を成膜して完成品と
して出荷する。
【0022】ここで、プラスチックレンズ生地として
は、特に制限されず、例えば、ジエチレングリコールビ
スアリルカーボネート(CR−39)樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、チオウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ア
クリル樹脂等を挙げることができる。
【0023】ハードコート処理工程では、金属酸化物微
粒子、バインダー及び触媒などを含有したハードコート
液にプラスチックレンズを浸漬したり、スピンコートな
どの塗装方法でプラスチックレンズ表面にハードコート
液の塗膜を形成し、その後、ハードコート塗膜を120
〜140℃で2〜3時間加熱硬化(ハードコートアニー
ル)させて、ハードコート被膜を形成する。
【0024】また、染色工程では、プラスチックレンズ
生地又はハードコート被膜を形成したプラスチックレン
ズを油溶染料を溶剤に溶解した染色液又は分散染料を熱
湯に分散させた染色液中に浸漬して染色するのが一般的
である。染色液には染料を分散させるための界面活性剤
や染着を促進するキャリアーを添加することができる。
【0025】油溶染料としては、ソルベント・イエロー
・102、ソルベント・イエロー・104、ソルベント
・イエロー・117、ソルベント・イエロー・157、
ソルベント・オレンジ・68、ソルべント・オレンジ・
72、ソルベント・オレンジ・79、ソルベント・グリ
ーン・26、ソルベント・バイオレット・33、ソルベ
ント・バイオレット・39、ソルベント・ブラウン・4
6、ソルべント・ブラック・36、ソルべント・ブラッ
ク・50、ソルべント・ブルー・97、ソルべント・ブ
ルー・99、ソルべント・レッド・160、ソルべント
・レッド・175、ソルべント・レッド・180、ソル
べント・レッド・216等を例示することができる。
【0026】また、分散染料としては、ディスパーズ・
イエロー・7、ディスパーズ・イエロー・33、ディス
パーズ・イエロー・51、ディスパーズ・イエロー・5
4、ディスパーズ・イエロー・104、ディスパーズ・
イエロー・122、ディスパーズ・イエロー・124、
ディスパーズ・イエロー・128、ディスパーズ・イエ
ロー・134、ディスパーズ・イエロー・140、ディ
スパーズ・オレンジ・5、ディスパーズ・オレンジ・1
3、ディスパーズ・オレンジ・37、ディスパーズ・オ
レンジ・38、ディスパーズ・オレンジ・73、ディス
パーズ・オレンジ・93、ディスパーズ・オレンジ・1
03、ディスパーズ・オレンジ・112、ディスパーズ
・オレンジ・134、ディスパーズ・オレンジ・37
0、ディスパーズ・グリーン・7、ディスパーズ・バイ
オレット・23、ディスパーズ・バイオレット・28、
ディスパーズ・バイオレット・61、ディスパーズ・バ
イオレット・63、ディスパーズ・ブラウン・1、ディ
スパーズ・ブラウン・13、ディスパーズ・ブルー・
7、ディスパーズ・ブルー・27、ディスパーズ・ブル
ー・54、ディスパーズ・ブルー・56、ディスパーズ
・ブルー・73、ディスパーズ・ブルー・87、ディス
パーズ・ブルー・91、ディスパーズ・ブルー・14
1、ディスパーズ・ブルー・176、ディスパーズ・ブ
ルー・182、ディスパーズ・ブルー・185、ディス
パーズ・ブルー・193、ディスパーズ・ブルー・20
2、ディスパーズ・ブルー・244、ディスパーズ・レ
ッド・4、ディスパーズ・レッド・50、ディスパーズ
・レッド・53、ディスパーズ・レッド・73、ディス
パーズ・レッド・118、ディスパーズ・レッド・14
6、ディスパーズ・レッド・164、ディスパーズ・レ
ッド・199、ディスパーズ・レッド・202、ディス
パーズ・レッド・204、ディスパーズ・レッド・20
5、ディスパーズ・レッド・207、ディスパーズ・レ
ッド・291等を例示することができる。
【0027】染着アニール工程は、色抜け防止処理であ
り、染色工程後他の工程を経ずに好ましくは3日以内に
行う。染色工程後、溶剤で表面の水を除去したり溶媒を
風乾した後、加熱処理を行うことが一般的であるが、水
や溶媒で濡れたプラスチックレンズをそのまま加熱処理
しても良い。
【0028】本発明の染着アニール工程では、染色した
プラスチックレンズを単に加熱して冷却すればよい。加
熱処理により、プラスチックレンズを構成する高分子化
合物又はハードコート被膜を構成するバインダー等が膨
張し、高分子化合物の分子間距離が広がると共に、活発
化した高分子の分子鎖が柔軟になり、高分子化合物表面
に染み込んだ染料を高分子間に取り込み、冷却により染
料を高分子間に封じ込めると考えられる。
【0029】染着アニール工程での加熱処理の温度は、
プラスチックレンズ基材又はハードコート被膜を構成す
るバインダーのガラス転移点以上の温度が好ましいが、
ガラス転移点より低い温度でも十分効果がある。例え
ば、ガラス転移点が134.0℃のチオウレタン系樹脂
性のプラスチックレンズに対する染着アニールは、10
0℃でも効果が確認できている。ガラス転移点が低いC
R−39(ガラス転移点=78.1℃)では、50℃で
も効果がある。また、温度の上限はその樹脂の軟化点で
ある。従って、染着アニールの加熱処理の温度は、50
℃〜プラスチックレンズ基材の軟化点未満の温度範囲で
行うことができ、一般的には50〜150℃程度の温度
である。加熱時間は1分〜2時間、好ましくは10分〜
1.5時間の範囲である。
【0030】本発明の染着アニール工程では、雰囲気の
影響がほとんどなく、例えば、大気の雰囲気で赤外線加
熱、抵抗加熱あるいは熱風加熱により、通常のアニール
あるいは熱乾燥を行えばよい。湿度は考慮しなくても良
く、例えば、30℃で飽和湿度の空気を100℃に加熱
すると、相対湿度は5%未満になる。本発明では、この
ような低湿度で加熱処理することが好ましい。染着アニ
ールでの湿度が高いと、色抜け防止処理としての効果が
低下してしまうおそれがある。
【0031】染着アニール工程は、例えば、赤外線加熱
炉、抵抗加熱炉などのアニール炉中に染色したプラスチ
ックレンズを所定時間滞留させるように搬送させること
により、連続処理が可能である。
【0032】染色アニール工程後、染色プラスチックレ
ンズは、レンズ生地に直接染色した場合は、次にハード
コート処理工程にはいる。このハードコート処理工程で
は、プラスチックレンズの染色した面にハードコート液
が塗布されると共に、塗布されたハードコート液を硬化
させるために、120〜140℃で2〜3時間熱処理さ
れる。そのため、ハードコート液で洗い流されたり、熱
による色抜けや変色が起こる。なお、ハードコート処理
工程は、上述した湿式法だけでなく、真空蒸着法を用い
ることも可能である。
【0033】また、ハードコート被膜が形成されたプラ
スチックレンズを染色した場合は、染色した面は、仕様
により、反射防止膜工程で、一般にプラズマ処理等で表
面処理された後、真空雰囲気下で真空蒸着膜が成膜され
る。そのため、表面処理でダメージを受けたり、真空雰
囲気下で昇華するおそれがあり、色抜けや変色が起こ
る。
【0034】染色工程後これらのハードコート処理工程
や反射防止膜工程前に染着アニール工程により色抜け防
止処理を行った染色プラスチックレンズは、染料がプラ
スチックレンズを構成する高分子化合物の中に取り込ま
れ、強固に染着し、堅ろうであるため、上記のようなハ
ードコート処理工程や真空蒸着工程での色抜けや変色が
顕著に抑制される。そのため、染色工程後、出荷される
までの製造工程での色抜けや変色が極めて少ないので、
色調不良が少なくなり、製造歩留まりが向上する。
【0035】また、本発明方法により得られた染色プラ
スチックレンズは、耐光性に優れ、ユーザーが使用中に
色抜けや変色が起こり難く、優れた日光堅ろう性を有す
る。
【0036】なお、特開平9−131565号公報は、
染色したプラスチックレンズを100〜135℃、相対
湿度65%〜100%未満の水蒸気の不飽和雰囲気にさ
らす色抜け防止処理を行うことにより、染色の堅ろう性
を高めることを提案している。
【0037】しかし、本発明者の検討によれば、後述す
る実施例で明らかなように、本発明の染着アニールでの
色抜け防止処理方法と比較した場合、高温、高湿下に染
色したプラスチックレンズをさらすと、この色抜け処理
工程での色抜けが大きいばかりでなく、その後の製造工
程での色抜けや変色が大きく、更には耐光性が不十分で
ある。
【0038】また、100℃を超える温度の高湿度雰囲
気での色抜け防止処理は、オートクレーブやプレッシャ
ークッカーなどの耐圧容器を用いなければならないた
め、バッチ式になり、生産性が悪い。
【0039】これに対して、本発明方法は、単にプラス
チックレンズをアニール炉等に入れて加熱処理するだけ
で良く、連続生産ができるため、生産性が良好であると
共に、装置的にも安価である。
【0040】
【実施例】<実施例1> (1)染色液の調製と染色 95℃の水1リットル中にDianix Orange
UN−SE(ダイスタージャパン(株)製)1.0
g、Miketon Po1yester Red4B
F#300(三井東圧(株)製)0.5g、Miket
on FastYe11ow GL(三井東圧(株)
製)0.5g、Terasi1 B1ueE−GLF
(日本チバガイギー(株)製)0.5gを分散させ染色
液を調製した。
【0041】この染色液に屈折率1.60眼鏡レンズ
(セイコーエプソン(株)製、セイコースーパールーシ
ャス用レンズ生地)を5分間浸漬させ染色した。
【0042】(2)染着アニール 染色したプラスチックレンズ生地を、135℃のアニー
ル炉に60分間暴露した。
【0043】i≠Rj <nードコート塗液の調製 メタノール2358g、1,4−ジオキサン1010
g、メチルセロソルブ分散二酸化チタン−三酸化鉄−二
酸化ケイ素複合微粒子ゾル(触媒化成工業(株)製、固
形分濃度20重量%)4446g、メタノール分散コロ
イド状シリカ(触媒化成工業(株)製、商品名「オスカ
ル1132」、固形分濃度30重量%)229g、γ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン810g、お
よびγ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン
503gを混合した。この混合液に0.05N塩酸水溶
液420gを攪拌しながら滴下し、さらに4時間攪拌後
一昼夜熟成させた。この液にMg(ClO42を20g
及びLi(C572)を5.5g、シリコン系界面活
性剤(日本ユニカー(株)製、商品名「L−700
1」)3gおよびヒンダードアミン系光安定剤(三共
(株)製、商品名「サノールLS−770」)6gを添
加し、4時間攪拌後一昼夜熟成させてハードコート液と
した。
【0044】(4)ハードコート液の塗布および硬化 このようにして得られた塗液で、染着アニールをした染
色レンズに浸漬法にて塗布を行なった。引き上げ速度
は、23cm/minとした。塗布後80℃で20分間
風乾した後、130℃で60分間焼成を行なった。
【0045】(5)製造工程における色抜け評価 こうして得られたレンズについて染色直後、染着アニー
ル後、ハードコートアニール後のそれぞれの分光透過率
を分光透過率測定器(DOT3 村上色彩技術研究所
(株)社製)で検査した。結果を図2に示す。図中、
は染色直後、は染着アニール後、はハードコートア
ニール後の分光透過率を示す。
【0046】また、染色直後からレンズ製造工程終了ま
での色抜けを、CIE表色法のY値差(△Y値)が5未
満のものをA、5以上10未満のものをB、10以上の
ものをCと評価した。その結果を表1に示す。
【0047】(6)耐光性試験 得られたレンズについて、長期使用に相当するキセノン
ランプ式フェードメーター200時間暴露後の色抜け
を、製造工程における色抜けの測定と同様の方法で検査
した。耐光性試験前後の分光透過率を図3に示す。図
中、は耐光性試験前、は耐光性試験後を示す。ま
た、製造工程における色抜けの測定と同様の方法で、耐
光性をA、B、Cの3段階で評価した。その結果を表1
に示す。
【0048】<実施例2>実施例1で染色後の135℃
60分の染着アニールの代わりに120℃60分の染着
アニールをしたこと以外は同様の方法で染色プラスチッ
クレンズを製造し、得られたレンズに以下の方法で無機
物質からなる反射防止コート薄膜の形成を行なった。
【0049】染色プラスチックレンズをプラズマ処理
(アルゴンプラズマ400W×60秒)を行なった後、
基板から大気に向かって順に、SiO2,ZrO2,Si
2,ZrO2,SiO2の5層からなる反射防止多層膜
を真空蒸着法(真空器械工業(株)製;BMC−100
0)にて形成を行なった。各層の光学的膜厚は、最初の
SiO2層、次のZrO2とSiO2の等価膜層および次
のZrO2層、最上層のSiO2層がそれぞれλ/4とな
る様に形成した。なお、設計波長λは520nmとし
た。得られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈し、全光線
透過率は98%であった。
【0050】実施例1と同様の方法で製造工程における
色抜けを検査した。各製造工程におけるレンズの分光透
過率を図4に示す。図中、は染色直後、は染着アニ
ール後、はハードコートアニール後、は反射防止膜
の成膜後のそれぞれの分光透過率を示す。
【0051】また、実施例1と同様の方法で耐光性試験
を行った。耐光性試験前後の分光透過率を図5に示す。
図中、は耐光性試験前、は耐光性試験後を示す。
【0052】さらに、製造工程における色抜けの測定と
耐光性をそれぞれ実施例1と同様にA、B、Cの3段階
で評価した。その結果を表1に示す。
【0053】<実施例3> (1)ハードコート液の調製 イソプロピルセロソルブ342g、純水100gおよび
メチルセロソルブ分散SiO2微粒子ゾル(触媒化成工
業(株)製、商品名「オスカル1832」固形分濃度3
0wt%)338gおよびγ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン92gおよびビス[3−(ジエトキシ
メチルシリル)プロピル]カーボネート31gを混合し
た。この混合液に0.1N塩酸水溶液37gを攪拌しな
がら滴下した。さらに5時間攪拌後、この液にペンタエ
リスリトールテトラグリシジルエーテル(ナガセ化成工
業(株)製、商品名「デナコールEX−411」)63
gおよびA1(C5723を3.2gおよびMn(C
5723を1g、シリコン系界面活性剤(日本ユニカ
ー(株)製、商品名「L−7604])0.3gを添加
し4時間攪拌後、一昼夜熟成させて塗液とした。
【0054】(2)ハードコート液の塗布および硬化 このようにして得られた塗液で、屈折率1.50のCR
−39製眼鏡レンズにスピンナー法にて塗布を行なっ
た。コーティング条件は、回転数500rpmで10秒
(この間に塗液を塗布)、回転数2000rpmで1
秒、回転数500rpmで5秒塗布した。
【0055】その後、80℃で15分間風乾した後、1
30℃で2時間焼成を行なった。
【0056】(3)染色液の調製及び染色 92℃の水1リットル中にセイコープラックスダイヤコ
ート用染色剤アンバーDを2g分散させ染色液を調整し
た。この染色液に(2)で得られたレンズを5分間浸漬
させ染色した。
【0057】(4)染着アニール 染色したプラスチックレンズを100℃のアニール炉に
30分間暴露した。
【0058】(5)反射防止薄膜の形成 上記の方法で得られたレンズを実施例2と同様の方法で
反射防止膜を形成した。
【0059】(6)色抜け評価 実施例1と同様の方法で製造工程における色抜けを検査
した。各製造工程におけるレンズの分光透過率を図6に
示す。図中、は染色直後、は染着アニール後、は
反射防止膜の成膜後のそれぞれの分光透過率を示す。
【0060】また、実施例1と同様の方法で耐光性試験
を行った。耐光性試験前後の分光透過率を図7に示す。
図中、は耐光性試験前、は耐光性試験後を示す。
【0061】さらに、製造工程における色抜けの測定と
耐光性をそれぞれ実施例1と同様にA、B、Cの3段階
で評価した。その結果を表1に示す。
【0062】<実施例4>実施例1で染色後の135℃
60分の染着アニールの代わりに100℃60分の染着
アニールをしたこと以外は同様の方法で得られたレンズ
に、実施例2と同様の方法で無機物質からなる反射防止
コート薄膜の形成を行なった。
【0063】実施例1と同様の方法で製造工程における
色抜けを検査した。各製造工程におけるレンズの分光透
過率を図8に示す。図中、は染色直後、は染着アニ
ール後、はハードコートアニール後、は反射防止膜
の成膜後のそれぞれの分光透過率を示す。
【0064】また、実施例1と同様の方法で耐光性試験
を行った。耐光性試験前後の分光透過率を図9に示す。
図中、は耐光性試験前、は耐光性試験後を示す。
【0065】さらに、製造工程における色抜けの測定と
耐光性をそれぞれ実施例1と同様にA、B、Cの3段階
で評価した。その結果を表1に示す。
【0066】<比較例1>実施例1で染色後の135℃
60分のアニール炉暴露の代わりにプレッシャークッカ
ーで130℃、相対湿度99%の水蒸気の不飽和雰囲気
に10分間暴露したこと以外は全て同様にレンズを製造
した。
【0067】また、実施例1と同様の方法で製造工程に
おける色抜けを検査した。各製造工程におけるレンズの
分光透過率を図10に示す。図中、は染色直後、は
プレッシャークッカー処理後、はハードコートアニー
ル後のそれぞれの分光透過率を示す。
【0068】また、実施例1と同様の方法で耐光性試験
を行った。耐光性試験前後の分光透過率を図11に示
す。図中、は耐光性試験前、は耐光性試験後を示
す。
【0069】さらに、製造工程における色抜けの測定と
耐光性をそれぞれ実施例1と同様にA、B、Cの3段階
で評価した。その結果を表1に示す。
【0070】<比較例2>実施例2で染色後の120℃
60分のアニール炉暴露の代わりにプレッシャークッカ
ーで120℃、相対湿度99%の水蒸気の不飽和雰囲気
に10分間暴露したこと以外は全て同様にレンズを製造
した。
【0071】また、実施例1と同様の方法で製造工程に
おける色抜けを検査した。各製造工程におけるレンズの
分光透過率を図12に示す。図中、は染色直後、は
プレッシャークッカー処理後、はハードコートアニー
ル後、は反射防止膜の成膜後のそれぞれの分光透過率
を示す。
【0072】また、実施例1と同様の方法で耐光性試験
を行った。耐光性試験前後の分光透過率を図13に示
す。図中、は耐光性試験前、は耐光性試験後を示
す。
【0073】さらに、製造工程における色抜けの測定と
耐光性をそれぞれ実施例1と同様にA、B、Cの3段階
で評価した。その結果を表1に示す。
【0074】<比較例3>実施例3で染色後100℃3
0分のアニール炉暴露処理の代わりにプレッシャークッ
カーで110℃、相対湿度99%の水蒸気の不飽和雰囲
気に10分間暴露したこと以外は全て同様にレンズを製
造した。
【0075】また、実施例1と同様の方法で製造工程に
おける色抜けを検査した。各製造工程におけるレンズの
分光透過率を図14に示す。図中、は染色直後、は
プレッシャークッカー処理後、は反射防止膜の成膜後
のそれぞれの分光透過率を示す。
【0076】また、実施例1と同様の方法で耐光性試験
を行った。耐光性試験前後の分光透過率を図15に示
す。図中、は耐光性試験前、は耐光性試験後を示
す。
【0077】さらに、製造工程における色抜けの測定と
耐光性をそれぞれ実施例1と同様にA、B、Cの3段階
で評価した。その結果を表1に示す。
【0078】<比較例4>実施例1で染色後の135℃
60分のアニール炉暴露を行わないこと以外は全て同様
にレンズを製造した。
【0079】また、実施例1と同様の方法で製造工程に
おける色抜けを検査した。各製造工程におけるレンズの
分光透過率を図16に示す。図中、は染色直後、は
ハードコートアニール後のそれぞれの分光透過率を示
す。
【0080】また、実施例1と同様の方法で耐光性試験
を行った。耐光性試験前後の分光透過率を図17に示
す。図中、は耐光性試験前、は耐光性試験後を示
す。
【0081】さらに、製造工程における色抜けの測定と
耐光性をそれぞれ実施例1と同様にA、B、Cの3段階
で評価した。その結果を表1に示す。
【0082】<比較例5>実施例2で染色後の120℃
60分のアニール炉暴露を行わないこと以外は全て同様
にレンズを製造した。
【0083】また、実施例1と同様の方法で製造工程に
おける色抜けを検査した。各製造工程におけるレンズの
分光透過率を図18に示す。図中、は染色直後、は
ハードコートアニール後、は反射防止膜の成膜後のそ
れぞれの分光透過率を示す。
【0084】また、実施例1と同様の方法で耐光性試験
を行った。耐光性試験前後の分光透過率を図19に示
す。図中、は耐光性試験前、は耐光性試験後を示
す。
【0085】さらに、製造工程における色抜けの測定と
耐光性をそれぞれ実施例1と同様にA、B、Cの3段階
で評価した。その結果を表1に示す。
【0086】<比較例6> .実施例3で染色後の100℃30分のアニール炉暴露
を行わないこと以外は全て同様にレンズを製造した。
【0087】また、実施例1と同様の方法で製造工程に
おける色抜けを検査した。各製造工程におけるレンズの
分光透過率を図20に示す。図中、は染色直後、は
反射防止膜の成膜後のそれぞれの分光透過率を示す。
【0088】また、実施例1と同様の方法で耐光性試験
を行った。耐光性試験前後の分光透過率を図21に示
す。図中、は耐光性試験前、は耐光性試験後を示
す。
【0089】さらに、製造工程における色抜けの測定と
耐光性をそれぞれ実施例1と同様にA、B、Cの3段階
で評価した。その結果を表1に示す。
【0090】
【表1】
【0091】表1及び図2〜図21の結果より、染色工
程後に染着アニールを行う工程を創設した本発明方法
(実施例1〜4)では、プラスチックレンズ生地に染色
した場合でも、ハードコートに染色した場合でも、染着
アニールでの色抜けや変色が非常に少なく、その後のハ
ードコート処理工程、反射防止膜を成膜する蒸着工程で
も色抜けや変色は極めて少ない。また、耐光性試験でも
優れた耐光性を有することが確認された。
【0092】これに対して、プレッシャークッカーを用
いて高温高湿下で色抜け防止処理を行う方法(比較例1
〜3)では、プレッシャークッカー処理時に色抜けが大
きく、また、ハードコート処理工程、蒸着工程での色抜
けも大きく、製造工程で色抜けが大きい結果が得られて
いる。また、耐光性試験でも、色抜けが大きく、耐光性
がそれほど良くないことが認められる。
【0093】また、色抜け防止処理を行わない場合(比
較例4〜6)は、製造工程における色抜けが大きく、耐
光性も悪いことが認められる。
【0094】
【発明の効果】本発明の染色プラスチックレンズの製造
方法によれば、染色後の製造工程での色抜けや変色を可
及的に抑制し、使用中の耐光性を高め、堅ろうな染色プ
ラスチックレンズを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の染色プラスチックレンズの製造方法の
製造工程を示すフローチャートである。
【図2】実施例1で得られた染色プラスチックレンズの
製造工程中の分光透過率を示すグラフであり、は染色
後、は染着アニール後、はハードコート処理後をそ
れぞれ示す。
【図3】実施例1で得られた染色プラスチックレンズの
耐光性試験前後の分光透過率を示すグラフであり、は
試験前、は試験後を示す。
【図4】実施例2で得られた染色プラスチックレンズの
製造工程中の分光透過率を示すグラフであり、は染色
後、は染着アニール後、はハードコート処理後、
は反射防止膜工程後をそれぞれ示す。
【図5】実施例2で得られた染色プラスチックレンズの
耐光性試験前後の分光透過率を示すグラフであり、は
試験前、は試験後を示す。
【図6】実施例3で得られた染色プラスチックレンズの
製造工程中の分光透過率を示すグラフであり、は染色
後、は染着アニール後、は反射防止膜工程後をそれ
ぞれ示す。
【図7】実施例3で得られた染色プラスチックレンズの
耐光性試験前後の分光透過率を示すグラフであり、は
試験前、は試験後を示す。
【図8】実施例4で得られた染色プラスチックレンズの
製造工程中の分光透過率を示すグラフであり、は染色
後、は染着アニール後、はハードコート処理後、
は反射防止膜工程後をそれぞれ示す。
【図9】実施例4で得られた染色プラスチックレンズの
耐光性試験前後の分光透過率を示すグラフであり、は
試験前、は試験後を示す。
【図10】比較例1で得られた染色プラスチックレンズ
の製造工程中の分光透過率を示すグラフであり、は染
色後、はプレッシャークッカー後、はハードコート
処理後をそれぞれ示す。
【図11】比較例1で得られた染色プラスチックレンズ
の耐光性試験前後の分光透過率を示すグラフであり、
は試験前、は試験後を示す。
【図12】比較例2で得られた染色プラスチックレンズ
の製造工程中の分光透過率を示すグラフであり、は染
色後、はプレッシャークッカー後、はハードコート
処理後、は反射防止膜工程後をそれぞれ示す。
【図13】比較例2で得られた染色プラスチックレンズ
の耐光性試験前後の分光透過率を示すグラフであり、
は試験前、は試験後を示す。
【図14】比較例3で得られた染色プラスチックレンズ
の製造工程中の分光透過率を示すグラフであり、は染
色後、はプレッシャークッカー後、は反射防止膜工
程後をそれぞれ示す。
【図15】比較例3で得られた染色プラスチックレンズ
の耐光性試験前後の分光透過率を示すグラフであり、
は試験前、は試験後を示す。
【図16】比較例4で得られた染色プラスチックレンズ
の製造工程中の分光透過率を示すグラフであり、は染
色後、はハードコート処理後をそれぞれ示す。
【図17】比較例4で得られた染色プラスチックレンズ
の耐光性試験前後の分光透過率を示すグラフであり、
は試験前、は試験後を示す。
【図18】比較例5で得られた染色プラスチックレンズ
の製造工程中の分光透過率を示すグラフであり、は染
色後、はハードコート処理後、は反射防止膜工程後
をそれぞれ示す。
【図19】比較例5で得られた染色プラスチックレンズ
の耐光性試験前後の分光透過率を示すグラフであり、
は試験前、は試験後を示す。
【図20】比較例6で得られた染色プラスチックレンズ
の製造工程中の分光透過率を示すグラフであり、は染
色後、は反射防止膜工程後をそれぞれ示す。
【図21】比較例6で得られた染色プラスチックレンズ
の耐光性試験前後の分光透過率を示すグラフであり、
は試験前、は試験後を示す。
【図22】従来の染色プラスチックレンズの製造工程を
示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2K009 AA15 BB14 BB24 BB25 DD02 EE01 4H057 CA38 CB08 CB43 CB47 CC03 DA02 DA29 DA32 GA29 GA90 HA01 HA21 JA10 JB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックレンズ生地を染色する染色
    工程と、前記染色工程で染色した染色プラスチックレン
    ズを加熱処理する染着アニール工程と、前記染着アニー
    ル工程後、染色プラスチックレンズにハードコート被膜
    を形成するハードコート処理工程とを有することを特徴
    とする染色プラスチックレンズの製造方法。
  2. 【請求項2】 プラスチックレンズ生地にハードコート
    被膜を形成するハードコート処理工程と、 前記ハードコート被膜を形成したプラスチックレンズを
    染色する染色工程と、前記染色工程で染色した染色プラ
    スチックレンズを加熱処理する染着アニール工程とを有
    することを特徴とする染色プラスチックレンズの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の染色プラスチック
    レンズの製造方法において、前記染着アニール工程での
    加熱温度が、50〜150℃の範囲であることを特徴と
    する染色プラスチックレンズの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれかに記載の染色プラ
    スチックレンズの製造方法において、さらに、染色した
    プラスチックレンズに反射防止膜を形成する反射防止膜
    工程を有することを特徴とする染色プラスチックレンズ
    の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009109442A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Hoya Corp 眼鏡レンズの染色検査方法、眼鏡レンズの染色検査装置、及び眼鏡レンズの製造方法
US7771783B2 (en) 2006-09-25 2010-08-10 Seiko Epson Corporation Method of manufacturing colored lens
CN105319612A (zh) * 2014-07-22 2016-02-10 江苏淘镜有限公司 一种涂层着色的彩色眼镜镜片的制备方法

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CN105319612B (zh) * 2014-07-22 2017-04-19 江苏淘镜有限公司 一种涂层着色的彩色眼镜镜片的制备方法

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