JP2000273758A - 寝具の洗浄方法 - Google Patents

寝具の洗浄方法

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JP2000273758A
JP2000273758A JP11120355A JP12035599A JP2000273758A JP 2000273758 A JP2000273758 A JP 2000273758A JP 11120355 A JP11120355 A JP 11120355A JP 12035599 A JP12035599 A JP 12035599A JP 2000273758 A JP2000273758 A JP 2000273758A
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JP
Japan
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water
sterilization
washing
alkaline
electrolytic
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JP11120355A
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English (en)
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Akira Isaka
晃 井坂
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CHEMICOAT KK
Chemicoat and Co Ltd
Original Assignee
CHEMICOAT KK
Chemicoat and Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/46104Devices therefor; Their operating or servicing
    • C02F1/4618Devices therefor; Their operating or servicing for producing "ionised" acidic or basic water
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2303/00Specific treatment goals
    • C02F2303/04Disinfection

Landscapes

  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電解により生成される電解イオン水を用いた
寝具の洗浄方法を提供する。 【構成】 寝具を電解水生成装置のアノード室で生成し
た電解水を含むpH6.0以下の酸性水で除菌、殺菌を
行なった後、カソード室で生成した電解水を含むpH1
1.5以上のアルカリ水で洗浄を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気分解によって生成す
る電解イオン水による寝具の洗浄方法に関する。
【0002】更に詳細には、家庭用、業務用、病院用の
布団、毛布、マット類等の洗浄、除菌方法に関する。
【0003】
【従来の技術】布団、マット等の寝具は就寝中の人体よ
り出る汗、脂肪、蛋白質等によって汚染されるが、体積
が大きいため手軽に丸洗い洗浄することは困難で、家庭
内では布団カバー等の交換、洗浄に留まっている。
【0004】また、布団に付いたダニ、雑菌等の消毒法
として、一般的に日光消毒が行われている。
【0005】しかし日光消毒は天候によって左右され、
基本的に布団中心部が60℃になるよう温められなけれ
ば十分な効果は得られない。
【0006】したがって布団等の寝具を丸洗い洗浄、消
毒するためには、業者に依頼して洗浄するのが一般であ
る。
【0007】布団等寝具の洗浄方法は、まず前処理洗浄
として色止め工程を行った後、表地を洗浄する。
【0008】次に洗浄機で中綿に含まれている汚れ、塩
分、脂肪、蛋白質等を洗浄除去する。
【0009】さらに乾燥、熱による消毒を行った後、復
元仕上げ処理を行なう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、布団等
の寝具は体積が大きい事に加え、利用時間が長いのに反
して洗浄間隔が長いため、洗浄時には多くの汚れが蓄積
しており、洗浄に大量の洗剤が消費され、またその洗剤
を除去するためのすすぎ水も大量に必要とする。
【0011】洗浄に用いられる洗剤中には界面活性剤や
りん酸塩等が含まれている。
【0012】界面活性剤は洗浄効果を向上させるが、す
すぎを充分に行わないと残留し、また水洗水が泡立つ問
題がある。
【0013】特に寝具等吸い込みの多い物を泡が立たな
くなるまですすぐのは困難である。
【0014】また、界面活性剤やりん酸塩を含んだ排水
は適切な排水処理を行なう必要が有る。
【0015】界面活性剤は、排水中0.5ppm程度含
有されていても発泡の原因となり、更に人体に対して健
康被害がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は食塩等の電気分解から生成する電解水に注
目し、電解槽のカソード室で生成したアルカリ性の電解
水を洗浄工程に、アノード室で生成した酸性の電解水を
除菌、殺菌工程に用いて寝具の洗浄消毒を行なうもので
ある。
【0017】
【作用】本発明の電解によりカソード室で生成する電解
水を含むpH11.5以上のアルカリ水は強還元性でp
Hが高いため、洗浄用として特に蛋白質を分解する効果
及び油脂の鹸化作用を有するため洗浄助剤として界面活
性剤の添加は不要である。
【0018】また、本発明の電解によりアノード室で生
成する電解水を含むpH6.0以下の酸性水は強酸化性
で次亜塩素酸を含むため、除菌、殺菌力が強く、しかも
残留性が少ないのですすぎ等の後工程の手間が少なくて
済む。
【0019】次亜塩素酸は乾燥時点では分解し残留性が
ない特徴を有している。
【0020】さらに洗浄に用いたアルカリ水と除菌、殺
菌に用いた酸性水のオーバーフロー水を混合すれば、排
水のpHは中性近くになるので害が少ない。
【0021】
【実施例】以下、実施例と比較例により本発明を詳細に
説明する。
【0022】図1は、本実施例に用いた洗浄方法の構成
の一例を示したものである。
【0023】1は電解装置で、2は除菌、殺菌液槽、
3、4は洗浄槽、5はすすぎ槽である。
【0024】除菌、殺菌液槽に電解水生成装置のアノー
ド室で生成した酸性の電解水7、最終段の洗浄槽に電解
水生成装置のカソード室で生成したアルカリ性の電解水
8を連続的に供給した。
【0025】すすぎ槽には水道水9を給水した。
【0026】洗浄を行なう寝具6はまず除菌、殺菌槽に
浸漬し、ついで次工程へ連続的に送った。
【0027】除菌、殺菌液槽よりオーバーフローした酸
性水10、洗浄槽からオーバーフローしたアルカリ水1
1は混合して廃棄した。
【0028】本実施例では、発明の具体的説明のため、
除菌、殺菌工程を先に行い、洗浄工程を次工程とした
が、この工程はどちらが先でも良い。
【0029】また、実施例では洗浄工程を2段としてい
るが、1段〜複数段の工程とすることもできる。
【0030】さらに、酸性水をすすぎ水として最終工程
に使用しても良い。
【0031】〔実施例1〕図1の構成を有する洗浄方法
で布団の洗浄を行なった。
【0032】電解水生成装置の電解液に20%食塩水を
用いて、供給水を1リットル/分の流速で供給し、カソ
ード電極とアノード電極の間に15Vの電解電圧を印加
した。
【0033】洗浄試験の試験方法電解水生成装置のカソ
ード室で生成した電解水のpH調整を行なってpH別の
アルカリ水を作成し、下記の方法で洗浄試験を行った結
果、表1の通りであった。
【0034】アルカリ水500リットルを試験液として
洗浄槽(2500×1500×200mm)に入れた。
【0035】撹拌機のプロペラにより90r.p.mの
速度で試験液を撹拌した。
【0036】寝具に使用し汚れが付着した布団(200
0×1200×40mm)を、撹拌中の試験液に浸漬し
10分後取り出した。
【0037】洗浄度は布団を取り出した後の試験液の濁
度により比較した。
【0038】試験液の濁度が一番高いものを10、一番
低いものを1と評価し、濁度が高い程洗浄度が良好と判
断した。
【0039】第一の除菌、殺菌工程で1枚布団を洗浄し
たpH3.2、次亜塩素酸25ミリグラム/リットルの
酸性水及びpH6.0、次亜塩素酸8ミリグラム/リッ
トルの酸性水について、下記の方法で殺菌試験を行った
結果、表2、表3の通りであった。
【0040】除菌試験の試験方法 第一の除菌、殺菌工程で1枚布団を洗浄したpH3.2
及びpH6.0の酸性水を試験管に10ミリリットル取
り、これに菌液および胞子縣濁液0.1ミリリットルを
加え、30秒、1分、5分後その0.1ミリリットルを
SCD寒天培地、TCBS寒天培地またはPDAに接種
し、細菌は35℃で24時間、酵母は30℃で48時間
培養、カビは25℃で5日間培養後、生残菌数を算定し
た。
【0041】尚、除菌、殺菌液槽と洗浄槽よりオーバー
フローした酸性水とアルカリ水を混合した液はpH6.
5〜pH8.5であった。
【0042】〔比較例〕比較として、比較例1(ライオ
ン スーパートップ 0.05%)と比較例2(水道
水)で実施例と同様の洗浄試験を行った結果、表1の通
りであった。
【0043】また、除菌試験の比較例として、除菌、殺
菌液槽に酸性水の代わり水道水を入れ、1枚布団を洗浄
した後の水道水を用いて除菌試験を行った結果、表4の
通りであった。
【0044】
【発明の効果】本発明の電解水生成装置のカソード室よ
り生成する電解水を含むpH11.5以上のアルカリ水
は洗浄性に優れ、界面活性剤を含まなくても寝具の充分
な洗浄力がある。
【0045】電解水生成装置のアノード室より生成する
電解水を含むpH6.0以下の酸性水は除菌、殺菌力が
優れているため、寝具の除菌、殺菌効果がある。
【0046】酸性水槽とアルカリ水槽よりオーバーフロ
ーする排水を混合すると水のpHは中性付近となり、さ
らに界面活性剤を含まないため廃棄は容易で、また再利
用によって水を節約することも可能である。
【0047】加熱による殺菌工程が必要無いので、熱発
生にともなうエネルギーが節約できる。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる洗浄方法の一例を示した図で
ある。
【符号の説明】
1 電解水生成装置 2 除菌、殺菌液槽 3、4 洗浄槽 5 すすぎ槽 6 寝具 7 電解水生成装置のアノード室で生成した酸性の
電解水 8 電解水生成装置のカソード室で生成したアルカ
リ性の電解水 9 水道水 10 除菌、殺菌液槽のオーバーフロー水 11 洗浄槽のオーバーフロー水 12 すすぎ槽のオーバーフロー水

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質を含む水溶液の電気分解により生
    成される電解イオン水を用いた洗浄方法であって、寝具
    を電解水生成装置のアノード室で生成した電解水を含む
    pH6.0以下の酸性水で除菌、殺菌を行なった後、電
    解水生成装置のカソード室で生成した電解水を含むpH
    11.5以上のアルカリ水で洗浄することを特徴とする
    洗浄方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の酸性水による除菌、殺菌工程
    とアルカリ水による洗浄工程の間で脱水を行なうことを
    特徴とする洗浄方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、アルカリ水の洗浄工
    程を多段式とし、電解水生成装置のカソード室で生成し
    た電解水をアルカリ水洗浄槽の最終段に給水し、オーバ
    ーフロー水を順次前段に前送りし、最前段のアルカリ水
    洗浄槽のオーバーフロー水と酸性水のオーバーフロー水
    を混合して再利用又は廃棄することを特徴とする洗浄方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、アルカリ水による洗
    浄工程の一段目と二段めの間で脱水を行なうことを特徴
    とする洗浄方法。
  5. 【請求項5】 電解質を含む水溶液の電気分解により生
    成される電解イオン水を用いた洗浄方法において、寝具
    を電解水生成装置のカソード室で生成した電解水を含む
    pH11.5以上のアルカリ水で洗浄した後、さらに電
    解水生成装置のアノード室で生成した電解水を含むpH
    6.0以下の酸性水で除菌、殺菌を行なうことを特徴と
    する洗浄方法。
  6. 【請求項6】 請求項5においてアルカリ水の洗浄工程
    を多段式とし、電解水生成装置のカソード室で生成した
    電解水をアルカリ水洗浄槽の最終段に給水し、オーバー
    フロー水を順次前段に前送りし、最前段のアルカリ水洗
    浄槽のオーバーフロー水を酸性水のオーバーフロー水と
    混合して再利用又は廃棄することを特徴とする洗浄方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項5においてアルカリ水による洗浄
    工程と酸性水による除菌、殺菌工程の間で脱水を行なう
    ことを特徴とする洗浄方法。
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