JP2000273485A - エアゾール組成物 - Google Patents

エアゾール組成物

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JP2000273485A
JP2000273485A JP11077308A JP7730899A JP2000273485A JP 2000273485 A JP2000273485 A JP 2000273485A JP 11077308 A JP11077308 A JP 11077308A JP 7730899 A JP7730899 A JP 7730899A JP 2000273485 A JP2000273485 A JP 2000273485A
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aerosol
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hlb
nonionic surfactant
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Jiro Kakumoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、液化ガスを含む組成物、洗浄剤、洗
浄方法を提供する。 【解決手段】(a)HLBが8以下の非イオン界面活性剤
70〜99重量%およびHLBが8を越える非イオン界
面活性剤1〜30重量%からなる界面活性剤10重量%
以下並びに増粘剤5重量%以下を含む水溶液30〜90
重量部と(b)液化石油ガス10〜70重量部との合計1
00重量部を含むエアゾール組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化石油ガスを含
むエアゾール組成物、エアゾール洗浄剤、クレンジング
剤、育毛剤およびエアゾール組成物を使用する洗浄方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】液化石油ガス(LPG)を含有するエアゾ
ール製品が数多く知られている。従来のエアゾール製品
に含まれるLPGは、噴射剤として使用されており、エ
アゾールとして噴射されると、直ちに蒸発する。或い
は、LPGの有する冷涼効果を利用して、コールドスプ
レーなどとして使用されている。
【0003】従来のエアゾール洗浄剤の洗浄効果は、L
PG以外に別途含まれる洗浄成分の化学的作用によるも
のである。さらに優れた洗浄力を有するエアゾール洗浄
剤が切望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、汚れに対し
て優れた浸透力および洗浄力を有するエアゾール組成物
およびエアゾール洗浄剤、クレンジング剤、育毛剤、エ
アゾール組成物を用いた洗浄方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究を
重ねた結果、特定の組成を有する組成物が汚れに対して
優れた浸透力および洗浄力を有することを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明は、以下の組成物に係るもの
である。 1.(a)HLBが8以下の非イオン界面活性剤70〜9
9重量%およびHLBが8を越える非イオン界面活性剤
1〜30重量%からなる界面活性剤10重量%以下並び
に増粘剤5重量%以下を含む水溶液30〜90重量部と
(b)液化石油ガス10〜70重量部との合計100重量
部を含むエアゾール組成物。 2.1に記載の組成物を含むエアゾール洗浄剤。 3.1に記載の組成物を含むクレンジング剤。 4.1に記載の組成物を含む育毛剤。 5.1に記載の組成物を充填したエアゾール容器を震盪
し、組成物を疑似乳化物とした後に、被噴射物にエアゾ
ールを噴射することを特徴とする洗浄方法。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る組成物は、(a)HL
Bが8以下の非イオン界面活性剤70〜99重量%およ
びHLBが8を越える非イオン界面活性剤1〜30重量
%からなる界面活性剤10重量%以下並びに増粘剤5重
量%以下を含む水溶液(以下、「エアゾール原液」という
ことがある)30〜90重量部と(b)液化石油ガス10〜
70重量部との合計100重量部を含む。以下、各成分
について詳細に述べる。 (a)エアゾール原液 本発明の組成物に含まれるエアゾール原液は、HLBが
8以下の非イオン界面活性剤70〜99重量%およびH
LBが8を越える非イオン界面活性剤1〜30重量%か
らなる界面活性剤10重量%以下並びに増粘剤5重量%
以下を含む水溶液である。
【0008】本発明において使用する界面活性剤は、通
常HLBが8以下の非イオン界面活性剤70〜99重量
%程度およびHLBが8を越える非イオン界面活性剤1
〜30重量%程度からなる混合物である。ここで、HL
Bとは、親水親油バランス(hydrophile-lipophile bala
nce)を示し、以下の式より求めることができる。HLB
=20{1−(S/A)}, S:エステルのケン化価,
A:脂肪酸の酸価本発明において使用する界面活性剤の
組合せとしては、HLBが2〜8程度の非イオン界面活
性剤70〜99重量%程度およびHLBが8を越え20
以下程度の非イオン界面活性剤1〜30重量%程度とす
るのが好ましく、HLBが3〜6.5程度の非イオン界
面活性剤を80〜95重量%程度およびHLBが13〜
18程度の非イオン界面活性剤を5〜20重量%程度と
するのがより好ましい。以下、相対的に低いHLB値を
示す界面活性剤を「低HLB界面活性剤」、相対的に高い
HLB値を示す界面活性剤を「高HLB界面活性剤」とい
うことがある。
【0009】上記界面活性剤の添加量は、エアゾール原
液に対して、通常10重量%以下程度、好ましくは0.
001〜5重量%程度より好ましくは0.01〜3重量
%程度である。
【0010】本発明において使用する界面活性剤は、所
定の性質を有する限り、当該分野で通常用いられる非イ
オン界面活性剤を用いることができる。この様な界面活
性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル類、グリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレ
ングリセリン脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸
エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチ
レンソルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン
ヒマシ油類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類、ポリ
エチレングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、ポリオ
キシエチレンラノリン類、ポリオキシエチレンラノリン
アルコール類などが挙げられる。これらの非イオン界面
活性剤は、低HLB界面活性剤および高HLB界面活性
剤として、1種または2種以上を用いることができる。
また、上記の例示において、同類のカテゴリーに含まれ
る界面活性剤であっても、2種以上を用いることができ
る。
【0011】増粘剤の添加量は、汚れの程度などにより
適宜設定することが出来るが、エアゾール原液に対し
て、通常5重量%以下程度、好ましくは0.001〜1
重量%程度、より好ましくは0.05〜0.5重量%程度
である。一般に、汚れの程度がひどいほど、増粘剤の添
加量を増加すればよい。
【0012】本発明において使用する増粘剤は、当該分
野で通常用いられる水溶性の高分子であれば特に制限さ
れない。この様な増粘剤としては、例えば、ポリアクリ
ル系樹脂、ポリビニル系樹脂、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、アルギン酸ナト
リウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、カ
ルボキシメチルセルロースエステル、カルボキシメチル
セルロースナトリウム、デンプンリン酸エステルナトリ
ウム、デンプングリコール酸ナトリウム、メチルセルロ
ース、ポリアクリル酸ナトリウム、セルロースエステ
ル、アルギン酸、カゼイン、グアーガム、グルテン、デ
ンプンなどが挙げられる。これらの増粘剤は、1種また
は2種以上を用いることができる。
【0013】本発明において使用する水は、当該分野で
通常用いられる水であれば特に制限されず、例えば、精
製水、イオン交換水、蒸留水などが挙げられる。
【0014】(b)液化石油ガス 本発明において使用する液化石油ガス(LPG)は、当
該分野で噴射剤として用いられる液化石油ガスであれば
特に制限されない。この様なLPGとしては、例えば、
プロパン、ノルマルブタン、イソブタンなどを例示する
ことができ、脱臭されたもの、化粧品原料基準に記載さ
れているLPGがより好ましい。これらのLPGは、1
種または2種以上を用いることが出来る。
【0015】本発明の組成物は、通常(a)エアゾール原
液と(b)液化石油ガスを重量比で90:10〜30:7
0程度含み、好ましくは80:20〜50:50程度、
より好ましくは75:25〜60:40程度含む。
【0016】本発明の組成物は、エアゾール容器などに
充填して用いる。用いるエアゾール容器は、当該分野で
通常用いられるエアゾール容器であれば特に制限され
ず、用途などに応じて適宜選択することが出来る。本発
明の組成物のエアゾール容器への充填方法は、当該分野
で通常用いられる方法を用いることができる。例えば、
(a)エアゾール原液をエアゾール容器に充填後、エアゾ
ールバルブをクリンプし、バルブ先端より(b)液化石油
ガスを充填する方法が挙げられる。
【0017】本発明の組成物は、エアゾール容器中など
において、通常(a)エアゾール原液と(b)液化石油ガスの
2層に分離している。本発明の組成物は、エアゾール容
器を震盪することなどにより、使用する直前にこれら2
層を混合し、一時的に均一で不安定な擬似乳化物とした
後に、被噴射物にエアゾールを噴射して用いる。本発明
の組成物は、震盪混合後、通常10秒〜10分程度、好
ましくは1〜3分程度で、一時的に均一となっていた擬
似乳化物の一部が2層に分離し始めるのが目視で確認で
きる程度の一時的な安定性が好ましい。
【0018】本発明の組成物は、擬似乳化物とした後に
被噴射物にエアゾールを噴射すると、LPGはすぐには
蒸発せずに、組成物中に適度な時間保持される。LPG
は保持されている間にエアゾール原液中を拡散するの
で、本発明の組成物は、汚れに対して優れた浸透力を発
揮する。さらに、汚れに浸透したLPGが蒸発しようと
する際に、LPGの気泡が汚れを浮き上がらせたり剥離
したりする。この際に、LPGの気泡が破裂するかすか
な音が生じる。また、本発明の組成物は優れた浸透力を
有しているので、界面活性剤などが有する化学的な洗浄
効果も、より向上する。本発明の組成物は、この様な物
理作用と化学的作用を同時に有するので優れた洗浄力を
発揮する。
【0019】本発明の組成物は、エアゾール洗浄剤とし
て好適に使用できる。エアゾール洗浄剤としては、例え
ば、頭皮、毛髪の汚れ、皮脂、ふけなどをおとす頭皮用
クレンジング剤、皮膚の汚れ、メイクアップなどをおと
すクレンジング剤などのクレンジング剤;育毛剤などの
医薬部外品;コンロ周り、食器、調理器具などの台所用
品、浴槽、トイレ、ドア、窓、家庭用品、家庭用電化製
品、眼鏡、アクセサリーなどの一般雑貨品などの洗浄
剤;工業用品の洗浄剤;自転車、オートバイ、自動車用
品などの洗浄剤;シミ抜き、落書き消しなどが挙げられ
る。
【0020】本発明の組成物は、当該分野で通常使用す
る添加剤を、必要に応じてさらに含んでいてもよい。こ
の様な添加剤としては、例えば、LPG以外の噴射剤、
非イオン界面活性剤以外の洗浄成分、低級アルコール、
香料、顔料、防腐剤、pH調整剤、キレート剤、可溶化
剤、浸透剤、炭酸ナトリウムなどのビルダーなどが挙げ
られる。或いは、それぞれの用途に応じた添加剤を、必
要に応じてさらに含んでいてもよい。これらの添加剤
は、単独または2種以上を混合して用いることが出来
る。これらの添加剤の添加量は、本発明の効果が得られ
る限り特に制限されない。
【0021】例えば、必須成分である液化石油ガスは噴
射剤としても作用するが、本発明の組成物は、必要に応
じてさらに、他の噴射剤を含んでいてもよい。この様な
噴射剤としては、例えば、ジメチルエーテル(DM
E)、窒素ガス、炭酸ガス、フロン134aなどが挙げ
られる。これらの中では、DMEが好ましい。これらの
噴射剤は、1種または2種以上を用いることができる。
これらの噴射剤の添加量は、LPG100重量部に対し
て、1〜50部程度である。
【0022】添加剤として使用できる低級アルコール
は、炭素数1〜6の直鎖または分枝状の低級アルコール
であり、好ましくは、メタノール、エタノール、プロパ
ノールである。これらの低級アルコールの添加量は、エ
アゾール原液100重量部に対して、1〜40重量部程
度である。アルコールを加えることにより、一時的に形
成される疑似乳化物をより不安定にすることができる。
また、低HLB界面活性剤と水が、混合しやすくなる。
【0023】用途に応じた添加剤としては、例えば、皮
膚の汚れ、メイクアップなどをおとすクレンジング剤と
して使用する場合には、グリセリン、プロピレングリコ
ール、ソルビットなどの多価アルコール、ピロリドンカ
ルボン酸ナトリウム、ヒアルンサンナトリウム、コラー
ゲン、酸性ムコサッカロイドなどの天然の保湿成分、ポ
リエチレングリコール、ポリビニルピロリドンなどの合
成高分子化合物などの保湿剤などが挙げられる。頭皮用
のクレンジング剤或いは育毛剤として使用する場合に
は、ジンクピリチオン、イオウ、ピロクトンオラミン、
トリクロサン、サリチル酸、二硫化セレンなどのふけ取
り或いはふけ止め剤、メントール、カンタリスチンキ、
ショウキョウチンキ、サリチル酸メチルなどの清涼剤、
ミリスチン酸イソプロピルなどの混和剤、ムラサキセン
ブリエキス、ニンジンエキス、塩化カルプロニウム、ビ
タミンE、ビタミンB6、ニコチン酸誘導体、トウガラ
シチンキ、パントテン酸、ビオチン、ペンタデカン酸グ
リセリド、ヒノキチオール、セフェランチンなどの薬用
成分、殺菌剤、止痒剤、消炎剤、保湿剤などが挙げられ
る。
【0024】
【発明の効果】本発明によると、特定の組成とすること
により、汚れに対して優れた浸透力を有し、汚れに浸透
した液化石油ガスの気泡が破裂する際の物理的作用、化
学的な洗浄作用などにより様々な汚れに対して優れた洗
浄効果を有する組成物が得られる。
【0025】また、頭皮などに用いた場合には、冷涼爽
快感が得られる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するために種
々の実験を行った。本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。 実施例1 シミ抜き剤 水を基材として、HLBが4.5の非イオン界面活性剤
2重量%、HLBが16の非イオン界面活性剤0.2重
量%、カルボキシメチルセルロースナトリウム0.3重
量%を含むエアゾール原液を調製した。エアゾール原液
60gとLPG40gを透明なエアゾール容器に充填し
た。エアゾール容器内では、エアゾール原液とLPG
は、完全に分離し2層となっているが、容器を数回振る
と均一に混合された。この混合は、不安定なものであ
り、約30秒で、再び2層に分離が始まることが目視で
確認できた。
【0027】エアゾール容器を数回振ったのち、衣服に
付着したシミにエアゾールを噴射した。エアゾールは、
汚れに対する浸透性に優れ、噴射から数秒経過した頃か
ら、LPGの気泡が破裂するかすかな音と共に、汚れが
浮き上がった。浮かび上がった汚れを、ティッシュペー
パーで拭き取ることにより、簡単にシミをとることがで
きた。 実施例2 頭皮用クレンジング剤 HLBが6の非イオン界面活性剤0.9重量%、HLB
が15の非イオン界面活性剤0.1重量%およびヒドロ
キシエチルセルロース0.2重量%を含むエアゾール原
液を精製水を用いて調製した。エアゾール原液に、エア
ゾール原液100重量部に対して、エタノール10重量
部;ミリスチン酸イソプロピル1重量部;ニンジンエキ
ス、ムラサキセンブリエキス、トウガラシチンキ、メン
トール、香料および防腐剤をそれぞれ適量(合計3重量
部)を加えた。エアゾール原液70gとLPGとDME
の混合液化ガス(重量比75:25)30gを透明なエア
ゾール容器に充填した。
【0028】エアゾール容器内では、エアゾール原液と
混合液化ガスは、完全に2層に分離しているが、容器を
数回震盪ことにより、均一な疑似乳化物となった。この
疑似乳化物は不安定なものであり、約2分経つと、再び
2層に分離しはじめることが目視により確認された。
【0029】エアゾール容器を数回震盪混合した後、エ
アゾールを頭皮に噴射した。エアゾールが頭皮に付着
し、体温により混合液化ガスがエアゾール原液中を拡散
するので、有効成分が頭皮などにすばやく浸透した。ま
た、冷涼爽快感が得られた。
【0030】実施例3 落書き消し HLBが6.5の非イオン界面活性剤0.5重量%、H
LBが13の非イオン界面活性剤0.1重量%およびヒ
ドロキシエチルセルロース0.8重量%を含むエアゾー
ル原液を精製水を用いて調製した。エアゾール原液に、
エアゾール原液100重量部として、イソプロピルアル
コール15重量部;リモネン5重量部、炭酸ナトリウム
1重量部を加えた。このエアゾール原液75gとLPG
25gを透明なエアゾール容器に充填した。
【0031】エアゾール容器内では、エアゾール原液と
LPGが完全に2層に分離しているが、数回震盪混合す
ることにより容易に疑似乳化物となった。この疑似乳化
物は不安定なものであり、約5分経つと、再び2層に分
離し始めることが目視で確認できた。震盪直後、10分
後および60分後のエアゾール容器内の様子を図1に示
す。
【0032】エアゾール容器を数回震盪した後、エアゾ
ールをガラス面に書かれた油性マーカーの落書きに噴射
(温度:25℃)した。エアゾールとなった組成物がマ
ジックに浸透し、噴射から数秒経過した頃から、LPG
の気泡が破裂することにより、油性マーカーの落書きを
浮き上がらせた。この際、LPGの気泡が破裂する小さ
な音が聞こえた。この様な物理的作用と化学的作用が合
わさって優れた洗浄効果が得られた。エアゾール噴射前
後の様子を図2に示す。噴射から1分経過後、ティッシ
ュペーパーでガラス面をふき取ると、油性マーカーが跡
形もなくきれいに落ちた。
【0033】エアゾール噴射前にティッシュペーパーで
ガラス面をふき取った場合には、油性マーカーには、何
の変化もみられなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例3において調製した組成物を充填したエ
アゾール容器を数回震盪混合後、容器中の組成物が再び
2層に分離する様子を示す。カラーペインターを用いて
(a)エアゾール原液の層を着色した。
【図2】ガラス面に書かかれた油性マジック(登録商
標)の落書きのエアゾール噴射前及び噴射から約10秒
後の様子を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/43 C11D 3/43 17/04 17/04 17/08 17/08 Fターム(参考) 4C083 AA112 AC011 AC012 AC102 AC352 AD282 AD532 BB04 CC23 CC37 DD08 EE11 EE22 4H003 AA03 AC03 AC08 AC10 AC12 BA20 DA02 DA03 DA05 EB33 EB42 ED02 FA21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)HLBが8以下の非イオン界面活性剤
    70〜99重量%およびHLBが8を越える非イオン界
    面活性剤1〜30重量%からなる界面活性剤10重量%
    以下並びに増粘剤5重量%以下を含む水溶液30〜90
    重量部と(b)液化石油ガス10〜70重量部との合計1
    00重量部を含むエアゾール組成物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の組成物を含むエアゾール
    洗浄剤。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の組成物を含むクレンジン
    グ剤。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の組成物を含む育毛剤。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の組成物を充填したエアゾ
    ール容器を震盪し、組成物を疑似乳化物とした後に、被
    噴射物にエアゾールを噴射することを特徴とする洗浄方
    法。
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