JP2000273338A - 光消色材料用色素、光消色性樹脂組成物、光消色性インキ、紫外線露光量表示ラベル及び光記録材料 - Google Patents

光消色材料用色素、光消色性樹脂組成物、光消色性インキ、紫外線露光量表示ラベル及び光記録材料

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JP2000273338A
JP2000273338A JP11081559A JP8155999A JP2000273338A JP 2000273338 A JP2000273338 A JP 2000273338A JP 11081559 A JP11081559 A JP 11081559A JP 8155999 A JP8155999 A JP 8155999A JP 2000273338 A JP2000273338 A JP 2000273338A
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JP
Japan
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dye
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light
photo
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English (en)
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Noritaka Nakayama
憲卓 中山
Keiko Ishidai
圭子 石代
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消色性及び保存性に優れた新規な色素、消色
性及び保存性に優れた光消色性インキ、高濃度で溶解し
た消色性及び保存性に優れた光消色性樹脂組成物、該光
消色性樹脂組成物を用いた光記録材料及び支持体上に光
消色材料用色素層を有する消色型露光量表示ラベルの提
供。 【解決手段】 下記一般式(1)で表される色素である
ことを特徴とする光消色材料用色素。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特定の光消色材料用
色素(以下、単に色素ともいう)、該光消色材料用色素
を含有する光消色性樹脂組成物(以下、単に樹脂組成物
ともいう)、光消色性インキ(以下、単にインキともい
う)、紫外線露光量表示ラベル(以下、単に露光量表示
ラベルともいう)及び光記録材料(以下、単に記録材料
ともいう)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光消色の用途に用いられる色素と
して、特開平5−100421号に記載のロイコ色素又
はアゾメチン色素と酸発生剤との組み合わせ、特開平9
−279081号に記載されている増感染料と有機ホウ
素塩が知られている。
【0003】また、特開平5−96868号にはピラゾ
ロトリアゾール母核のグアニジン塩色素が開示されてい
る。また、露光量表示ラベルとしては特開平7−219
115号に感光性材料が、また、特開平9−11116
1号に紫外線量検知インキが開示されている。
【0004】いづれもロイコ色素と発色剤を組合わせた
発色型の表示ラベルであり、温度の影響を受けやすいた
め比較的短時間の測定には好ましいが、長時間にわたっ
て温度の変化を受けた場合には露光量表示の保存性が低
下する。また、本発明の消色型の紫外線露光量表示ラベ
ルは従来知られていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ロイコ色素は光により
消色しやすいが発色状態での保存性が十分ではない。ま
た、温度により発色性が変化するため、短時間に測定す
るか、温度管理された所でしか測定できなかった。更
に、熱により発色しやすいので発色前の保存は冷蔵庫で
保存しなければならないなど、取り扱いが面倒であっ
た。
【0006】アゾメチン色素は保存性は十分であるが、
酸発生剤などと組み合わせなければ十分な消色性が得ら
れない。増感染料も保存性が十分でない。
【0007】また、特開平5−96868号に開示され
た色素はバインダー樹脂に対する溶解性が低く、バイン
ダー樹脂から析出してしまうなどの問題を有しており十
分な濃度を得ることが出来ないのが現状である。
【0008】従って、本発明の第1の目的は消色性及び
保存性に優れた新規な色素を提供することにある。本発
明の第2の目的は消色性及び保存性に優れた光消色性イ
ンキを提供することにある。本発明の第3の目的は色素
を高濃度で溶解しても、析出がなく消色性及び保存性に
優れた光消色性樹脂組成物を提供することにある。本発
明の第4の目的は上記光消色性樹脂組成物を用いた光記
録材料を提供することにある。
【0009】本発明の第5の目的は支持体上に光消色材
料用色素層を有する紫外線露光量表示ラベルを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は以下
の構成により達成される。
【0011】1.下記一般式(1)で表される色素であ
ることを特徴とする光消色材料用色素。
【0012】
【化5】
【0013】式中、Zは5員の芳香族複素環を構成する
のに必要な原子群を表す。Rは芳香族複素環に置換可能
な基を表す。mは0〜3の整数を表し、mが2以上の
時、Rは同じでも異なっていても良い。CPはメチレン
基を介して芳香族複素環と結合し、全体として発色団を
形成する基を表す。
【0014】2.前記一般式(1)で表される色素が下
記一般式(2)で表される色素であることを特徴とする
前記1に記載の光消色材料用色素。
【0015】
【化6】
【0016】式中、ZおよびZ′は5員の芳香族複素環
を構成するのに必要な原子群を表す。RおよびR′はそ
れぞれ芳香族複素環に置換可能な基を表す。mおよびn
は0〜3の整数を表し、mおよびnがそれぞれ2以上の
時、RおよびR′はそれぞれ同じでも異なっていても良
い。R1は水素原子、ハロゲン原子または置換基を表
す。
【0017】3.前記一般式(1)で表される色素が下
記一般式(3)で表される色素であることを特徴とする
前記1に記載の光消色材料用色素。
【0018】
【化7】
【0019】式中、Xは酸素原子または硫黄原子を表
す。Rは芳香族複素環に置換可能な基を表す。mは0〜
3の整数を表し、mが2以上の時、Rは同じでも異なっ
ていても良い。R1およびR2はそれぞれ水素原子、ハロ
ゲン原子または置換基を表す。
【0020】4.前記一般式(1)で表される色素が下
記一般式(4)で表される色素であることを特徴とする
前記1に記載の光消色材料用色素。
【0021】
【化8】
【0022】式中、Rは芳香族複素環に置換可能な基を
表す。mは0〜3の整数を表し、mが2以上の時、Rは
同じでも異なっていても良い。R1およびR2はそれぞれ
水素原子、ハロゲン原子または置換基を表す。
【0023】5.前記一般式(1)〜前記一般式(4)
で表される色素から選ばれる少なくとも1種の色素の分
子量が340〜1200であることを特徴とする前記1
〜4の何れか1項に記載の光消色材料用色素。
【0024】6.前記一般式(1)〜前記一般式(4)
で表される色素から選ばれる少なくとも1種の色素の分
子量が560〜900であることを特徴とする前記1〜
4の何れか1項に記載の光消色材料用色素。
【0025】7.前記一般式(1)〜前記一般式(4)
で表される色素から選ばれる少なくとも1種の色素を含
有することを特徴とする光消色性樹脂組成物。
【0026】8.前記一般式(1)〜前記一般式(4)
で表される色素から選ばれる少なくとも1種の色素を含
有することを特徴とする光消色性インキ。
【0027】9.色素の退色により紫外線露光量を表示
することを特徴とする紫外線露光量表示ラベル。
【0028】10.10℃、白色蛍光灯600Luxで
の濃度の変化率が3%/8hour〜15%/8hou
rである表示材料を有することを特徴とする前記9に記
載の紫外線露光量表示ラベル。
【0029】11.10℃、白色蛍光灯600Luxで
の濃度の変化率が4%/8hour〜8%/8hour
である表示材料を有することを特徴とする前記9に記載
の紫外線露光量表示ラベル。
【0030】12.前記一般式(1)〜前記一般式
(4)で表される色素から選ばれる少なくとも1種の色
素の退色により紫外線露光量を表示することを特徴とす
る前記9〜11の何れか1項に記載の紫外線露光量表示
ラベル。
【0031】13.前記7に記載の光消色性樹脂組成物
を調製し、該樹脂組成物を支持体上に塗布し、乾燥して
得られることを特徴とする光記録材料。
【0032】即ち、本発明における光消色材料用色素は
紫外線または可視光線の照射により該色素が有する可視
部における主吸収部の濃度が低下することを特徴とする
色素である。本発明の光記録材料は特に商品を陳列した
際の白色蛍光灯照射下(通常500Luxで50時間以
上)で変化のわかることが特徴である。更に本発明の色
素は暗所保存での劣化が少なく、光によってのみ濃度が
低下するため、露光量表示ラベルとして最適である。
【0033】以下に本発明について更に詳細に説明す
る。
【0034】一般式(1)において、Zは5員の芳香族
複素環を構成する原子群を表す。該芳香族複素環として
は例えばチオフェン環、フラン環、ピロール環が挙げら
れる。
【0035】RはZで表される芳香族複素環に置換可能
な基を表す。置換可能な基としては例えばアルキル基
(例えばメチル基、エチル基、イソプロピル基、ヒドロ
キシエチル基、メトキメチル基、トリフルオロメチル
基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基等)、シクロ
アルキル基(例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル
基等)、アラルキル基(例えばベンジル基、2−フェネ
チル基等)、アリール基(例えばフェニル基等)、アル
コキシ基(例えばメトキシ基、n−ブトキシ基等)、ア
リールオキシ基(例えばフェノキシ基等)、シアノ基、
アシルアミノ基(例えばアセチルアミノ基、プロピオニ
ルアミノ基等)、アルキルチオ基(例えばメチルチオ基
等)、アリールチオ基(例えばフェニルチオ基等)、ス
ルホニルアミノ基(例えばメタンスルホニルアミノ基
等)、アルコキシカルボニル基(例えばメトキシカルボ
ニル基、エトキシカルボニル基等)、アリールオキシカ
ルボニル基(例えばフェノキシカルボニル基等)、スル
ホニル基(例えばメタンスルホニル基、ブタンスルホニ
ル基、フェニルスルホニル基等)、アシル基(例えばア
セチル基等)、アミノ基(メチルアミノ基、エチルアミ
ノ基、ジメチルアミノ基等)、イミド基(例えばフタル
イミド基等)、ヘテロ環基(例えばピリジル基等)が挙
げらる。特に好ましくはジアルキルアミノ基である。こ
れらの置換基は更に置換されていても良い。
【0036】mは0〜3の整数を表し、mが2以上の
時、Rは同じでも異なっていても良い。
【0037】CPは公知のp−フェニレンジアミン類の
酸化物とカプリングして、色素を形成することが可能な
活性水素を有する化合物を表し、本発明において、CP
はメチレン基を介して芳香族複素環と結合し、全体とし
て発色団を形成する基を表す。
【0038】CPとしては例えば5−ピラゾロン、イミ
ダゾール、ピラゾロピロール、ピラゾロイミダゾール、
ピラゾロトリアゾール、ピラゾロテトラゾール、バルビ
ツール、チオバルビツール、ローダニン、ヒダントイ
ン、チオヒダントイン、オキサゾロン、イソオキサゾロ
ン、インダンジオン、ピラゾリジンジオン、オキサゾリ
ジンジオン、ヒドロキシピリドン、ピラゾロピリドン、
ケトエステル、ケトアミドおよびフェノールが挙げられ
る。中でもピラゾロトリアゾールが消色性、保存性の観
点で好ましい。
【0039】一般式(2)において、Z及びZ′は5員
の芳香族複素環を構成する原子群を表す。また、Z及び
Z′は他の環と縮合環を形成しても良い。上記芳香族複
素環としては含窒素芳香族複素環が好ましく例えば、イ
ミダゾール環、トリアゾール環、テトラゾール環、ピロ
ール環、ベンズトリアゾール環が挙げられる。RはZで
表される芳香族複素環に置換可能な基を表し、一般式
(1)のRと同義である。R′はZ′で表される芳香族
複素環に置換可能な基を表し、置換可能な基としては例
えばアルキル基(例えばメチル基、エチル基、イソプロ
ピル基、ヒドロキシエチル基、メトキメチル基、トリフ
ルオロメチル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基
等)、シクロアルキル基(例えばシクロペンチル基、シ
クロヘキシル基等)、アラルキル基(例えばベンジル
基、2−フェネチル基等)、アリール基(例えばフェニ
ル基等)、アルコキシ基(例えばメトキシ基、n−ブト
キシ基等)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ基
等)、シアノ基、アシルアミノ基(例えばアセチルアミ
ノ基、プロピオニルアミノ基等)、アルキルチオ基(例
えばメチルチオ基等)、アリールチオ基(例えばフェニ
ルチオ基等)、スルホニルアミノ基(例えばメタンスル
ホニルアミノ基等)、アルコキシカルボニル基(例えば
メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等)、ア
リールオキシカルボニル基(例えばフェノキシカルボニ
ル基等)、スルホニル基(例えばメタンスルホニル基、
ブタンスルホニル基、フェニルスルホニル基等)、アシ
ル基(例えばアセチル基等)、アミノ基(メチルアミノ
基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基等)、ヘテロ環
基(例えばピリジル基等)が挙げらる。好ましくはアル
キル基またはアリール基である。これらの置換基は更に
置換されていても良い。
【0040】mおよびnは0〜3の整数を表し、mおよ
びnがそれぞれ2以上の時、RおよびR′はそれぞれ同
じでも異なっていても良い。
【0041】R1で表される基としては水素原子、ハロ
ゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子な
ど)、または一価の置換値(例えばアルキル基、アリー
ル基、アシル基、アミノ基、シアノ基、アシルアミノ
基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、アルコキシカルボニ
ル基、スルホニル基、スルファモイル基、カルバモイル
基)を表す。
【0042】一般式(3)において、Xは酸素原子また
は硫黄原子を表す。Rはフラン環またはチオフェン環に
置換可能な基を表し、一般式(1)のRと同義である。
mは0〜3の整数を表し、mが2以上の時、Rは同じで
も異なっていても良い。R1およびR2はそれぞれ水素原
子、ハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素
原子など)、または置換値(例えばアルキル基、アリー
ル基、アシル基、アミノ基、シアノ基、アシルアミノ
基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、アルコキシカルボニ
ル基、スルホニル基、スルファモイル基、カルバモイル
基)を表す。R1は好ましくは炭素数1〜9のアルキル
基であり、R2は好ましくは置換アルキル基である。
【0043】一般式(4)において、Rはフラン環に置
換可能な基を表し、一般式(1)のRと同義である。m
は0〜3の整数を表し、mが2以上の時、Rは同じでも
異なっていても良い。R1およびR2はそれぞれ水素原
子、ハロゲン原子または置換基を表し、一般式(3)の
1およびR2とそれぞれ同義である。
【0044】以下に本発明の光消色材料用色素の化合物
例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0045】
【化9】
【0046】
【化10】
【0047】
【化11】
【0048】
【化12】
【0049】
【化13】
【0050】
【化14】
【0051】
【化15】
【0052】
【化16】
【0053】本発明の一般式(1)〜一般式(4)で表
される光消色材料用色素は例えば、写真用の発色剤とし
て知られている各種カプラーとアルデヒド置換芳香族誘
導体と反応させることにより、公知の反応を参照して容
易に製造することができる。
【0054】本発明の光消色性インキは本発明の光消色
材料用色素を溶媒に溶解することにより得られる。使用
する溶媒としては、本発明の光消色材料用色素を溶解さ
せることが可能である溶媒であればよく、ケトン類(例
えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソプロピ
ルケトンなど)、アルコール類(例えばエタノール、イ
ソプロパノールなど)、セロソルブ類(例えばメチルセ
ルソルブ)、エステル類(例えば酢酸エチル、乳酸エチ
ルなど)、芳香族類(例えばトルエン、キシレン、クロ
ルベンゼン)、エーテル類(例えばテトラヒドロフラ
ン、ジオキサン)等の溶媒が挙げられる。
【0055】本発明の光消色材料用色素を溶媒に溶解す
る場合、添加量が少ないと十分な濃度がでず、添加量が
多いと色素の析出あるいは光消色性の低下を招くため、
該色素の添加量は、溶媒に対して0.01〜30%が好
ましく、更に好ましくは0.05〜10%である。
【0056】本発明の光消色性樹脂組成物は本発明の光
消色材料用色素を必要に応じて溶媒に溶解後、バインダ
ー樹脂に溶解することにより得られる。使用する溶媒と
してはバインダー樹脂および本発明の光消色材料用色素
の両方に溶解性を有する溶媒であればよく、ケトン類
(例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソプ
ロピルケトンなど)、アルコール類(例えばメタノー
ル、エタノール、イソプロパノールなど)、セロソルブ
類(例えばメチルセルソルブ)、エステル類(例えば酢
酸エチル、乳酸エチルなど)、芳香族類(例えばトルエ
ン、キシレン、クロルベンゼン)、エーテル類(例えば
テトラヒドロフラン、ジオキサン)、塩素系溶剤(例え
ばクロロホルム、トリクロルエチレン)等の溶媒が挙げ
られる。
【0057】本発明の光消色材料用色素をバインダー樹
脂に溶解する場合、添加量が少ないと十分な濃度がで
ず、添加量が多いと色素の析出あるいは光消色性の低下
を招くため、該色素の添加量はバインダー樹脂に対して
0.1〜20%が好ましく、更に好ましくは1〜10%
である。
【0058】前記バインダー樹脂としては、セルロース
系、ポリアクリル酸系、ポリビニルアルコール系、ポリ
ビニルピロリドン系などの水溶性ポリマー、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、シリコーン樹脂、ポリスチレン、
ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホ
ン、エチルセルロースなどの有機溶媒に可溶のポリマー
を挙げることができるが、好ましくは有機溶媒に可溶の
ポリマーである。有機溶媒に可溶のポリマーを用いる場
合、有機溶媒に溶解して用いるだけでなく、ラテックス
分散の形で使用しても良い。
【0059】本発明の光記録材料は光消色材料用色素を
含有する樹脂組成物を調製し、該樹脂組成物を支持体上
に塗布し、乾燥することによって得られる。
【0060】支持体としては、寸法安定性がよく、記録
の際の光照射に耐えるものであればよいが、コンデンサ
−紙、グラシン紙のような薄葉紙、ポリエチレンテレフ
タレ−ト、ポリアミド、ポリカーボネートのような耐熱
性のプラスチックフィルムが好ましく用いられる。
【0061】支持体の厚さは、10〜200μmが好ま
しく、また支持体には前記光消色性樹脂組成物との接着
性や色素の支持体への染着を防止する目的で選択された
ポリマ−を有する下引き層を有することが好ましい。
【0062】更に支持体の裏面(感光層とは反対側)に
は、本発明の光記録材料を重ねた場合に支持体に粘着す
るのを防止する目的で、あるいは擦り傷を防止する目的
でスリッピング層を有してもよい。また、同じ目的で前
記光消色性バインダ−樹脂組成物層の更に上層に保護層
を設けても良い。
【0063】本発明の光消色材料用色素の使用量は支持
体1m2当り0.05g〜10gが好ましい。
【0064】本発明の光記録材料に記録を行うには、本
発明の光記録材料の上にマスクを重ね、紫外線の曝射を
行うか、He−Neレーザーなどで走査露光を行うこと
により、任意の情報を記録することが出来る。この際、
光の当たった所が消色するため、ポジ画像が得られる。
【0065】本発明の露光量表示ラベルは前記光消色性
インキまたは光消色性樹脂組成物を用いて支持体上に塗
布あるいは印刷により色素層を形成し、必要に応じて色
素層の上に上層を設けることで作製される。上層を設け
る場合は支持体あるいは上層のいづれか一方は光を通す
ことが必要であり、光を透過する側から露光することに
より色素の消色が生じ、露光量を判断することが出来
る。上層は光透過性、酸素透過性などを考慮して選ばれ
るが前記バインダー樹脂、OPニスあるいはポリプロピ
レン処理が挙げられる。
【0066】支持体としては、寸法安定性がよく、記録
の際の光照射に耐えるものであればよいが、コンデンサ
−紙、グラシン紙のような薄葉紙、ポリエチレンテレフ
タレ−ト、ポリアミド、ポリカーボネートのような耐熱
性のプラスチックフィルムが好ましく用いられる。
【0067】支持体の厚さは、1〜100μmが好まし
く、また、支持体には光消色性インキまたは前記光消色
性樹脂組成物から得られた色素層との接着性や色素の支
持体への染着を防止する目的で選択されたポリマ−から
なる下引き層を有してもよい。
【0068】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明の実施態様はこれらに限定されるも
のではない。
【0069】実施例1(本発明化合物7の合成)
【0070】
【化17】
【0071】中間体(1)50g(0.11mol)を
トルエン750mlに溶解し、中間体(2)31g
(0.14mol)、ついでピペリジン23.3g
(0.27mol)を加えて一晩攪拌した。酢酸エチル
を加えて水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥後濾過し、溶
媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル)
により分離精製し、本発明化合物7を得た。収量36g
(収率49%)、赤色アモルファス。NMRスペクトル
およびMassスペクトルにより目的物であることを確
認した。
【0072】実施例2(本発明化合物28の合成)
【0073】
【化18】
【0074】中間体(3)36g(0.15mol)を
トルエン500mlに溶解し、中間体(4)23g
(0.18mol)、ついでピペリジン30g(0.3
5mol)を加えて一晩攪拌した。酢酸エチルを加えて
水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥後濾過し、溶媒を減圧
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル)により分
離精製し、本発明の色素28を得た。収量22g(収率
42%)、赤色アモルファス。NMRスペクトルおよび
Massスペクトルにより目的物であることを確認し
た。
【0075】以上、色素の代表的な合成例を示したが、
上記以外の本発明の色素も同様に合成することができ
る。
【0076】実施例3 〈光消色性インキの調製〉本発明の色素7(0.1g)
をエタノール50mlに溶解し光消色性インキを調製し
た。
【0077】市販のフェルトペンのインキを抜き、前記
光消色性インキをフェルトに吸わせてインキを補充した
後、合成紙(YUPO FPG−150 王子油化合成
紙製)に濃度が1.5になるように描画して試料1を作
製した。
【0078】〈光消色性インキの評価〉試料1を蛍光灯
の照度が500Luxになるように調整し、100時間
照射したところ濃度は初期濃度の60%となった。目視
で明らかに消色していることが確認できた。
【0079】また、試料1を40度で96時間保存した
ところ初期濃度の95%となった。目視では消色してい
ることが確認できなかった。
【0080】同様に試料2〜9を作製し評価した。
【0081】尚、耐光性は目視で評価し、試験前とほと
んど変化がないものを×、わずかに変化したものを△、
明らかに変化したことがわかるものを○とした。
【0082】耐熱性は目視で評価し、試験前とほとんど
変化がないものを○、わずかに変化したものを△、明ら
かに変化したことがわかるものを×とした。結果を表1
に示す。
【0083】
【表1】
【0084】
【化19】
【0085】以上の結果から明らかなように、本発明の
消色性インキは消色性及び保存性に優れていることがわ
かる。
【0086】実施例4 〈光消色性樹脂組成物の調製〉下記の原料を混合して、
本発明の光消色性樹脂組成物を調整した。
【0087】 色素7 0.3mmol ポリビニルブチラール樹脂(エスレックスBX−1) 100mg メチルエチルケトン 3.0ml 同様に色素の量を変更し、試料を作製し、各々の各試料
の溶解性を評価した。結果を表2に示す。
【0088】評価方法:順次色素の添加量を増やしたバ
インダー樹脂組成物を調整後、遮光下、15℃で1日保
存し、わずかに析出が認められる点を色素の溶解性とし
て評価した。
【0089】色素の添加量が0.3mmol未満のもの
を×、0.3以上0.6mmol未満を△、0.6以上
0.9mmol未満を○、0.9mmol以上を◎で表
した。
【0090】
【表2】
【0091】また、バインダーをポリエステル樹脂(バ
イロン200)、スチレン樹脂(ABS−900)、ア
クリル樹脂(ダイアナールBR−64)、エポキシ樹脂
(エポトートYD−020N)、ポリカーボネート樹脂
(ユーピロンPCZ200)に変えて評価したがいづれ
も本発明の色素の溶解性は良好であった。
【0092】次に得られた樹脂組成物(試料No.1
0)をワイヤーバーを用いて合成紙(YUPO FPG
−150 王子油化合成紙製)に濃度が1.5になるよ
うに塗布して試料19を作製した。
【0093】〈光消色性樹脂の評価〉試料19を蛍光灯
の照度が500Luxになるように調整し、120時間
照射したところ濃度は初期濃度の65%となった。目視
で明らかに消色していることが確認できた。
【0094】また、試料19を50度で100時間保存
したところ初期濃度の94%となった。目視では消色し
ていることが確認できなかった。以上より光消色性及び
保存性に優れていることがわかる。同様に試料20〜2
7を作製し、各々の試料を評価した。
【0095】尚、耐光性は目視で評価し、試験前とほと
んど変化がないものを×、わずかに変化したものを△、
明らかに変化したことがわかるものを○とした。
【0096】耐熱性は目視で評価し、試験前とほとんど
変化がないものを○、わずかに変化したものを△、明ら
かに変化したことがわかるものを×とした。結果を表3
に示す。
【0097】
【化20】
【0098】
【表3】
【0099】以上の結果より明らかなように、本発明の
光消色性樹脂は消色性及び保存性に優れていることがわ
かる。
【0100】実施例5 〈光記録材料の作製〉試料19の光消色性バインダー樹
脂組成物を、厚さ100μmのPETフィルム上にワイ
ヤーバーを用いて乾燥後の塗布量が2.5g/m2にな
るように塗布乾燥し、PETフィルム上に光消色性層を
有する光記録材料試料28を作製した。なお、上記PE
Tフィルムの裏面には、スティッキング防止層としてシ
リコン変性ウレタン樹脂(SP−2105,大日精化
(株)製)を含むニトロセルロース層が設けられてい
る。同様に色素を変更して試料を作製し、各々の試料の
光消色性、保存性を評価した。
【0101】結果を表4に示す。
【0102】比較色素C、D、E:アゾメチン色素、比
較色素F:特開平9−279081号に記載の消色染料 評価方法(光消色性):作製した光記録材料にUGRA
プレート・コントロール・ウェッジPCW 82(ミカ
電子社製)を用い、試料19に紫外線を照射し、消色し
た段数が8段目となるよう紫外線の照射量を調整した。
次に同じ量の紫外線を照射し、消色したウェッジの段数
で評価した。段数の高い方が消色性に優れる。
【0103】評価方法(保存性):黒紙で包んで遮光し
た試料を50℃の恒温槽で150時間保存した。保存性
を保存後の(濃度/初期濃度)×100(%)で表示し
た。
【0104】
【化21】
【0105】
【表4】
【0106】上記の結果から明らかなように、本発明の
色素を用いた本発明の光記録材料は光消色性及び保存性
に優れていることがわかる。
【0107】実施例6 〈露光量表示ラベルの作製〉色素7を0.5gを市販の
メジウム(東京インキ製PSY−T)10gに溶かし、
MEK30ml、トルエン40mlを加えてインキを調
製し、グラビア印刷機にて、38μmペットフィルム上
に、濃度0.1〜1.5までの0.1刻みのウエッジの
ストライプを印刷した。得られた印刷物の印刷面に粘着
剤(中央理化工業製リカボンドAP−202)を塗布
し、乾燥後、離型紙を貼合し、印刷したストライプを型
抜きして露光量表示ラベル試料32を作製した。概略図
を図1に示す。尚、図1(a)は露光量表示ラベル試料
32の平面図、図1(b)は露光量表示材料ラベル試料
32の断面図である。
【0108】〈露光量表示ラベル試料の評価〉作製した
試料32を離型紙をはがしてガラス板に貼り付け、ペッ
トフィルム側から蛍光灯をあてて、温度が10℃、照度
が600Luxになるように調整し、8時間照射後、1
6時間未照射の繰り返しを行い、全照射時間が120時
間になるまで行ったところ濃度は初期濃度の70%とな
った。目視で明らかに消色していることが確認できた。
【0109】また、試料32を黒紙で遮光し、20度で
720時間保存したところ初期濃度の91%となった。
目視では消色していることが確認できなかった。
【0110】同様に試料33〜27を作製し、各々の試
料を評価した。
【0111】尚、光残存率は光照射後の(濃度/初期濃
度)×100(%)で示した。()内は8時間に換算し
た場合の濃度の変化率を示した。
【0112】濃度の変化率 =(100−光残存率)/
(120/8) 熱残存率は保存後の(濃度/初期濃度)×100(%)
で示した。結果を表5に示す。
【0113】
【表5】
【0114】以上の結果から明らかなように、本発明の
色素を用いた紫外線露光量表示ラベルは、消色性及び保
存性に優れていることがわかる。
【0115】
【発明の効果】実施例で実証した如く、本発明による新
規な色素、光消色性インキ、光消色性樹脂組成物、該光
消色性樹脂組成物を用いた光記録材料及び支持体上に光
消色材料用色素層を有する消色型露光量表示ラベルは消
色性及び保存性に優れ、かつ、光消色性樹脂組成物を高
濃度で溶解でき、色素の析出がなく、優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例である露光量表示ラベル試料32
の概略図を示す。
【符号の説明】
1 ウエッジのストライプ 2 ペットフィルム 3 インク層 4 粘着剤層 5 離型紙

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される色素である
    ことを特徴とする光消色材料用色素。 【化1】 (式中、Zは5員の芳香族複素環を構成するのに必要な
    原子群を表す。Rは芳香族複素環に置換可能な基を表
    す。mは0〜3の整数を表し、mが2以上の時、Rは同
    じでも異なっていても良い。CPはメチレン基を介して
    芳香族複素環と結合し、全体として発色団を形成する基
    を表す。)
  2. 【請求項2】 前記一般式(1)で表される色素が下記
    一般式(2)で表される色素であることを特徴とする請
    求項1に記載の光消色材料用色素。 【化2】 (式中、ZおよびZ′は5員の芳香族複素環を構成する
    のに必要な原子群を表す。RおよびR′はそれぞれ芳香
    族複素環に置換可能な基を表す。mおよびnは0〜3の
    整数を表し、mおよびnがそれぞれ2以上の時、Rおよ
    びR′はそれぞれ同じでも異なっていても良い。R1
    水素原子、ハロゲン原子または置換基を表す。)
  3. 【請求項3】 前記一般式(1)で表される色素が下記
    一般式(3)で表される色素であることを特徴とする請
    求項1に記載の光消色材料用色素。 【化3】 (式中、Xは酸素原子または硫黄原子を表す。Rは芳香
    族複素環に置換可能な基を表す。mは0〜3の整数を表
    し、mが2以上の時、Rは同じでも異なっていても良
    い。R1およびR2はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子ま
    たは置換基を表す。)
  4. 【請求項4】 前記一般式(1)で表される色素が下記
    一般式(4)で表される色素であることを特徴とする請
    求項1に記載の光消色材料用色素。 【化4】 (式中、Rは芳香族複素環に置換可能な基を表す。mは
    0〜3の整数を表し、mが2以上の時、Rは同じでも異
    なっていても良い。R1およびR2はそれぞれ水素原子、
    ハロゲン原子または置換基を表す。)
  5. 【請求項5】 前記一般式(1)〜前記一般式(4)で
    表される色素から選ばれる少なくとも1種の色素の分子
    量が340〜1200であることを特徴とする請求項1
    〜4の何れか1項に記載の光消色材料用色素。
  6. 【請求項6】 前記一般式(1)〜前記一般式(4)で
    表される色素から選ばれる少なくとも1種の色素の分子
    量が560〜900であることを特徴とする請求項1〜
    4の何れか1項に記載の光消色材料用色素。
  7. 【請求項7】 前記一般式(1)〜前記一般式(4)で
    表される色素から選ばれる少なくとも1種の色素を含有
    することを特徴とする光消色性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 前記一般式(1)〜前記一般式(4)で
    表される色素から選ばれる少なくとも1種の色素を含有
    することを特徴とする光消色性インキ。
  9. 【請求項9】 色素の退色により紫外線露光量を表示す
    ることを特徴とする紫外線露光量表示ラベル。
  10. 【請求項10】 10℃、白色蛍光灯600Luxでの
    濃度の変化率が3%/8hour〜15%/8hour
    である表示材料を有することを特徴とする請求項9に記
    載の紫外線露光量表示ラベル。
  11. 【請求項11】 10℃、白色蛍光灯600Luxでの
    濃度の変化率が4%/8hour〜8%/8hourで
    ある表示材料を有することを特徴とする請求項9に記載
    の紫外線露光量表示ラベル。
  12. 【請求項12】 前記一般式(1)〜前記一般式(4)
    で表される色素から選ばれる少なくとも1種の色素の退
    色により紫外線露光量を表示することを特徴とする請求
    項9〜11の何れか1項に記載の紫外線露光量表示ラベ
    ル。
  13. 【請求項13】 請求項7に記載の光消色性樹脂組成物
    を調製し、該樹脂組成物を支持体上に塗布し、乾燥して
    得られることを特徴とする光記録材料。
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