JP2000273008A - 微粒子化された3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートのブロッキング性改良を目的としたホワイトカーボンの使用 - Google Patents
微粒子化された3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートのブロッキング性改良を目的としたホワイトカーボンの使用Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 微粒子化された3−ヨード−2−プロピニル
ブチルカルバメートのブロッキング性を改善するため
の、ホワイトカーボンの新規使用を提供すること。 【解決手段】 ホワイトカーボンの、微粒子化された3
−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートのブロッ
キング性を改良するための使用。
ブチルカルバメートのブロッキング性を改善するため
の、ホワイトカーボンの新規使用を提供すること。 【解決手段】 ホワイトカーボンの、微粒子化された3
−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートのブロッ
キング性を改良するための使用。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホワイトカーボン
の新規使用に関し、より詳細には、微粒子化された3−
ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート(IPB
C)のブロッキング性(凝集性)改良による、粉体特性
の改良に関する。
の新規使用に関し、より詳細には、微粒子化された3−
ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート(IPB
C)のブロッキング性(凝集性)改良による、粉体特性
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ホワイトカーボンは、例えば、ケイ酸ソ
ーダを塩酸で分解することにより生成する超微粉の酸化
ケイ素である。その使用形態としては、例えば、園芸用
殺菌組成物の添加剤(特公昭61−7162号公報、特
公平1−27041号公報)、消臭剤の担体(特開平3
−32672号公報)、眼鏡フレームの抗菌加工(特開
平7−80957号公報)、樹脂添加剤(特開平8−2
95768号公報)などが挙げられる。
ーダを塩酸で分解することにより生成する超微粉の酸化
ケイ素である。その使用形態としては、例えば、園芸用
殺菌組成物の添加剤(特公昭61−7162号公報、特
公平1−27041号公報)、消臭剤の担体(特開平3
−32672号公報)、眼鏡フレームの抗菌加工(特開
平7−80957号公報)、樹脂添加剤(特開平8−2
95768号公報)などが挙げられる。
【0003】3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバ
メート(IPBC)は、一般に細菌などに対して強い抗
菌作用を示し、かつ安全性が高いため、木材、塗料、プ
ラスチックなどの各種工業分野において有効な防カビ剤
として使用されている。IPBCの使用形態としては、
例えば、塩化ビニルの防カビ成分(特開平9−1696
08号公報)、木材保存用防カビ成分(特開平5−26
1706号公報)、水系エマルジョン用防カビ成分(特
開昭57−82005号公報)、各種工業原料の抗菌成
分(特開平8−325396号公報、特開平5−163
108号公報、特開平6−40819号公報、特開平1
0−158110号公報)などが挙げられる。通常、I
PBCは、結晶として、または有機溶剤による希釈品と
して流通している。しかし、IPBCの結晶は、ブロッ
キング性(凝集性)を有しているため、長期保管により
全体または一部が固化し、粒子径の増大や流動性の悪化
等、粉体特性を著しく損なう場合があった。そのため、
安全性の高い防黴原体でありながら、適用し得る技術分
野が限定されていた。例えば、水性のりを使用するフィ
ルムや壁紙の接着用途、または建材用のコーキングやシ
ーリング剤用途など、施工後の防カビ性の付与を目的と
して、施工現場で防カビ性を付与しようとする剤へ、粉
体防カビ成分を使用直前に添加して調製する使用形態を
取る技術分野では、粉体特性の悪化は作業性を悪化させ
るだけでなく、仕上がり後の外観を悪くする等の不利益
を与えることがある。
メート(IPBC)は、一般に細菌などに対して強い抗
菌作用を示し、かつ安全性が高いため、木材、塗料、プ
ラスチックなどの各種工業分野において有効な防カビ剤
として使用されている。IPBCの使用形態としては、
例えば、塩化ビニルの防カビ成分(特開平9−1696
08号公報)、木材保存用防カビ成分(特開平5−26
1706号公報)、水系エマルジョン用防カビ成分(特
開昭57−82005号公報)、各種工業原料の抗菌成
分(特開平8−325396号公報、特開平5−163
108号公報、特開平6−40819号公報、特開平1
0−158110号公報)などが挙げられる。通常、I
PBCは、結晶として、または有機溶剤による希釈品と
して流通している。しかし、IPBCの結晶は、ブロッ
キング性(凝集性)を有しているため、長期保管により
全体または一部が固化し、粒子径の増大や流動性の悪化
等、粉体特性を著しく損なう場合があった。そのため、
安全性の高い防黴原体でありながら、適用し得る技術分
野が限定されていた。例えば、水性のりを使用するフィ
ルムや壁紙の接着用途、または建材用のコーキングやシ
ーリング剤用途など、施工後の防カビ性の付与を目的と
して、施工現場で防カビ性を付与しようとする剤へ、粉
体防カビ成分を使用直前に添加して調製する使用形態を
取る技術分野では、粉体特性の悪化は作業性を悪化させ
るだけでなく、仕上がり後の外観を悪くする等の不利益
を与えることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、微粒
子化された3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメ
ートのブロッキング性を改良するための、ホワイトカー
ボンの新規使用を提供することである。
子化された3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメ
ートのブロッキング性を改良するための、ホワイトカー
ボンの新規使用を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、鋭意検討した結果、ホワイトカーボン
を微粒子化した3−ヨード−2−プロピニルブチルカル
バメートに添加し、混合することにより、3−ヨード−
2−プロピニルブチルカルバメートのブロッキング性が
改良され得ることを予期せず見出し、本発明を完成する
に至った。
を解決するため、鋭意検討した結果、ホワイトカーボン
を微粒子化した3−ヨード−2−プロピニルブチルカル
バメートに添加し、混合することにより、3−ヨード−
2−プロピニルブチルカルバメートのブロッキング性が
改良され得ることを予期せず見出し、本発明を完成する
に至った。
【0006】第1の局面において、本発明は、ホワイト
カーボンの、微粒子化された3−ヨード−2−プロピニ
ルブチルカルバメートのブロッキング性を改良するため
の使用に関する。そのことにより上記目的が達成され
る。
カーボンの、微粒子化された3−ヨード−2−プロピニ
ルブチルカルバメートのブロッキング性を改良するため
の使用に関する。そのことにより上記目的が達成され
る。
【0007】好適な実施態様において、上記ホワイトカ
ーボンは、上記3−ヨード−2−プロピニルブチルカル
バメート1重量部に対して0.1重量部〜1重量部添加
される。
ーボンは、上記3−ヨード−2−プロピニルブチルカル
バメート1重量部に対して0.1重量部〜1重量部添加
される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明は、ホワイトカーボンの、微粒子化
された3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート
のブロッキング性を改良するための使用に関する。
された3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート
のブロッキング性を改良するための使用に関する。
【0010】3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバ
メートは、市販されており(例えば、アーチ・ケミカル
ズ・インコーポレーション製、商品名オマサイドIPB
C100)、あるいは特公昭57−36882号公報に
記載の方法により合成され得る。
メートは、市販されており(例えば、アーチ・ケミカル
ズ・インコーポレーション製、商品名オマサイドIPB
C100)、あるいは特公昭57−36882号公報に
記載の方法により合成され得る。
【0011】ホワイトカーボンは、市販されており(例
えば、塩野義製薬工業株式会社製、商品名カープレック
ス)、あるいは特公平1−27041号公報に記載の方
法により製造され得る。
えば、塩野義製薬工業株式会社製、商品名カープレック
ス)、あるいは特公平1−27041号公報に記載の方
法により製造され得る。
【0012】3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバ
メートは、通常、粉砕機等の機器による、せん断、すり
つぶし、物理的な衝撃や破砕により微粒子化される。粒
子径は、適用される技術分野に応じて選択され得るが、
好ましくは1μm〜1,000μm、より好ましくは2
0μm〜60μmの平均粒径に微粒子化される。3−ヨ
ード−2−プロピニルブチルカルバメートの微粒子化方
法としては、好ましくは乾式粉砕であり、上記粉砕に使
用され得る粉砕装置としては、ボールミル、ビーズミ
ル、ジェットミル、ハンマーミル、カッターミル、回転
式ミル、振動式ミルがあり、さらに粉砕した後に篩によ
る分級を組合わせる方法でもよい。より好ましくは、回
転式ミルによる粉砕および回転式ミルにより粉砕した後
にさらに篩により分級する方法がある。
メートは、通常、粉砕機等の機器による、せん断、すり
つぶし、物理的な衝撃や破砕により微粒子化される。粒
子径は、適用される技術分野に応じて選択され得るが、
好ましくは1μm〜1,000μm、より好ましくは2
0μm〜60μmの平均粒径に微粒子化される。3−ヨ
ード−2−プロピニルブチルカルバメートの微粒子化方
法としては、好ましくは乾式粉砕であり、上記粉砕に使
用され得る粉砕装置としては、ボールミル、ビーズミ
ル、ジェットミル、ハンマーミル、カッターミル、回転
式ミル、振動式ミルがあり、さらに粉砕した後に篩によ
る分級を組合わせる方法でもよい。より好ましくは、回
転式ミルによる粉砕および回転式ミルにより粉砕した後
にさらに篩により分級する方法がある。
【0013】本発明においては、通常、微粒子化された
3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートにホワ
イトカーボンを添加し、混合する。また、その逆でも良
い。
3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートにホワ
イトカーボンを添加し、混合する。また、その逆でも良
い。
【0014】本発明において使用されるホワイトカーボ
ンの粒径は、好ましくは1μm〜100μm、より好ま
しくは10μm〜60μmの平均粒子径であり、市販品
として入手可能なもので十分である。ホワイトカーボン
の比表面積は、好ましくは80m2/g〜450m2/
g、より好ましくは150m2/g〜200m2/gであ
る。
ンの粒径は、好ましくは1μm〜100μm、より好ま
しくは10μm〜60μmの平均粒子径であり、市販品
として入手可能なもので十分である。ホワイトカーボン
の比表面積は、好ましくは80m2/g〜450m2/
g、より好ましくは150m2/g〜200m2/gであ
る。
【0015】ホワイトカーボンの添加量は、3−ヨード
−2−プロピニルブチルカルバメートの用途などに応じ
て適切に選択され、通常、3−ヨード−2−プロピニル
ブチルカルバメート1重量部に対して0.1重量部〜1
00重量部、好ましくは0.1重量部〜1重量部であ
る。ホワイトカーボンの添加量が上記範囲外であると、
3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートのブロ
ッキング性が改良されない場合がある。
−2−プロピニルブチルカルバメートの用途などに応じ
て適切に選択され、通常、3−ヨード−2−プロピニル
ブチルカルバメート1重量部に対して0.1重量部〜1
00重量部、好ましくは0.1重量部〜1重量部であ
る。ホワイトカーボンの添加量が上記範囲外であると、
3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートのブロ
ッキング性が改良されない場合がある。
【0016】ホワイトカーボンと3−ヨード−2−プロ
ピニルブチルカルバメートとの混合方法としては、好ま
しくは3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート
にホワイトカーボンを添加しても、その逆でも良いが、
遠心力による方法、振動による方法、機械的に強制混合
する方法があり、より好ましくは機械的に強制混合する
方法がある。上記混合に使用され得る混合装置として
は、ニーダー、リボンミキサー、ナウターミキサー、ド
ラムミキサー、V字形混合機が挙げられ、ニーダー、リ
ボンミキサーがより好ましい。
ピニルブチルカルバメートとの混合方法としては、好ま
しくは3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート
にホワイトカーボンを添加しても、その逆でも良いが、
遠心力による方法、振動による方法、機械的に強制混合
する方法があり、より好ましくは機械的に強制混合する
方法がある。上記混合に使用され得る混合装置として
は、ニーダー、リボンミキサー、ナウターミキサー、ド
ラムミキサー、V字形混合機が挙げられ、ニーダー、リ
ボンミキサーがより好ましい。
【0017】本発明のホワイトカーボンの使用によりブ
ロッキング性を改良された微粒子化された3−ヨード−
2−プロピニルブチルカルバメートは、好ましくは、施
工後の防カビ性の付与を目的として、施工時に剤の調製
を行う様な技術分野、例えば、水性のりを用いるフィル
ムや壁紙接着あるいは建材用のコーキングやシーリング
等の技術分野といった、粉剤としての形態が好まれる技
術分野で使用され得る。しかしながら、適用され得る技
術分野は、これに限られるものではない。このような粉
剤は、単に微粒子化された3−ヨード−2−プロピニル
ブチルカルバメートとホワイトカーボンとの混合物であ
ってもよく、また必要に応じて固体担体などが添加され
得る。
ロッキング性を改良された微粒子化された3−ヨード−
2−プロピニルブチルカルバメートは、好ましくは、施
工後の防カビ性の付与を目的として、施工時に剤の調製
を行う様な技術分野、例えば、水性のりを用いるフィル
ムや壁紙接着あるいは建材用のコーキングやシーリング
等の技術分野といった、粉剤としての形態が好まれる技
術分野で使用され得る。しかしながら、適用され得る技
術分野は、これに限られるものではない。このような粉
剤は、単に微粒子化された3−ヨード−2−プロピニル
ブチルカルバメートとホワイトカーボンとの混合物であ
ってもよく、また必要に応じて固体担体などが添加され
得る。
【0018】上記固体担体としては、3−ヨード−2−
プロピニルブチルカルバメートのブロッキングに影響を
与えない任意の担体、例えば、クレー類(例えば、カオ
リン、ベントナイト、酸性白土など)、タルク類(例え
ば、滑石粉、ロウ石粉など)、シリカ類(例えば、珪藻
土、無水ケイ酸、雲母粉など)、アルミナ、硫黄粉末、
活性炭などが挙げられる。これらの担体は、単独である
いは2種類以上を組合わせて用いられ得る。
プロピニルブチルカルバメートのブロッキングに影響を
与えない任意の担体、例えば、クレー類(例えば、カオ
リン、ベントナイト、酸性白土など)、タルク類(例え
ば、滑石粉、ロウ石粉など)、シリカ類(例えば、珪藻
土、無水ケイ酸、雲母粉など)、アルミナ、硫黄粉末、
活性炭などが挙げられる。これらの担体は、単独である
いは2種類以上を組合わせて用いられ得る。
【0019】
【実施例】以下の実施例により、本発明をさらに詳細に
説明する。
説明する。
【0020】(実施例1)3−ヨード−2−プロピニル
ブチルカルバメートは予め乳鉢で粉砕し、次いでメッシ
ュ(目開き0.85mm)をパスさせた。この微粉末化
された3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート
90gとホワイトカーボン10gを、ガラスビーカー中
でプレ混合し、さらにニーダー(ベンチ・ニーダー:入
江商会製、型式:PNV−1)を使用し、室温で30分
間混合した。得られたサンプルを以下に示す凝集性試験
に供し、次いで、以下に示すようにメッシュパス率およ
びIPBC残存率を決定した。得られた結果を表1に示
す。
ブチルカルバメートは予め乳鉢で粉砕し、次いでメッシ
ュ(目開き0.85mm)をパスさせた。この微粉末化
された3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート
90gとホワイトカーボン10gを、ガラスビーカー中
でプレ混合し、さらにニーダー(ベンチ・ニーダー:入
江商会製、型式:PNV−1)を使用し、室温で30分
間混合した。得られたサンプルを以下に示す凝集性試験
に供し、次いで、以下に示すようにメッシュパス率およ
びIPBC残存率を決定した。得られた結果を表1に示
す。
【0021】(実施例2〜4)表1に示す量の3−ヨー
ド−2−プロピニルブチルカルバメートおよびホワイト
カーボンを使用したこと以外は、実施例1と同様にして
サンプルを作製し、メッシュパス率およびIPBC残存
率を決定した。得られた結果を表1に示す。
ド−2−プロピニルブチルカルバメートおよびホワイト
カーボンを使用したこと以外は、実施例1と同様にして
サンプルを作製し、メッシュパス率およびIPBC残存
率を決定した。得られた結果を表1に示す。
【0022】(実施例5、6)実施例1でメッシュパス
した3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートの
粉砕品を更に、メッシュ(目開き0.2mm)でパスさ
せたものを使用する以外は、表1に示す混合比で実施例
1と同様の方法によりサンプルを調製し、メッシュパス
率、およびIPBC残存率を決定した。
した3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートの
粉砕品を更に、メッシュ(目開き0.2mm)でパスさ
せたものを使用する以外は、表1に示す混合比で実施例
1と同様の方法によりサンプルを調製し、メッシュパス
率、およびIPBC残存率を決定した。
【0023】(比較例1)3−ヨード−2−プロピニル
ブチルカルバメート(メッシュパス品)100gのみを
以下に示す凝集性試験に供し、メッシュパス率およびI
PBC残存率を決定した。得られた結果を表1に示す。
ブチルカルバメート(メッシュパス品)100gのみを
以下に示す凝集性試験に供し、メッシュパス率およびI
PBC残存率を決定した。得られた結果を表1に示す。
【0024】(比較例2)3−ヨード−2−プロピニル
ブチルカルバメート95gおよびホワイトカーボン5g
を使用したこと以外は、実施例1と同様にしてサンプル
を作製し、メッシュパス率およびIPBC残存率を決定
した。得られた結果を表1に示す。
ブチルカルバメート95gおよびホワイトカーボン5g
を使用したこと以外は、実施例1と同様にしてサンプル
を作製し、メッシュパス率およびIPBC残存率を決定
した。得られた結果を表1に示す。
【0025】(比較例3)3−ヨード−2−プロピニル
ブチルカルバメート(メッシュパス品)100gのみ
を、以下に示す凝集性試験(ただし、放置温度を室温と
した)に供し、メッシュパス率およびIPBC残存率を
決定した。得られた結果を表1に示す。
ブチルカルバメート(メッシュパス品)100gのみ
を、以下に示す凝集性試験(ただし、放置温度を室温と
した)に供し、メッシュパス率およびIPBC残存率を
決定した。得られた結果を表1に示す。
【0026】(比較例4)ホワイトカーボン100gの
みを以下に示す凝集性試験に供し、メッシュパス率を決
定した。得られた結果を表1に示す。
みを以下に示す凝集性試験に供し、メッシュパス率を決
定した。得られた結果を表1に示す。
【0027】(IPBC平均粒子径)粉砕し、メッシュ
をパスしたIPBCは、堀場製作所製LA−910を使
用し、イオン交換水を分散媒として、平均粒子径を測定
した。
をパスしたIPBCは、堀場製作所製LA−910を使
用し、イオン交換水を分散媒として、平均粒子径を測定
した。
【0028】(凝集性試験)上記サンプル各95gを5
00mlガラス製ビーカー(直径10.5cm)に移
し、ガラス製シャーレ(直径10.0cm、66g)を
上向きにして置き、さらに分銅50gを置いた。この状
態で50℃で4週間放置した。
00mlガラス製ビーカー(直径10.5cm)に移
し、ガラス製シャーレ(直径10.0cm、66g)を
上向きにして置き、さらに分銅50gを置いた。この状
態で50℃で4週間放置した。
【0029】(メッシュパス率の決定)凝集性試験終了
後のサンプルを取り出し、刷毛を用いてメッシュ(目開
き0.85mm)をパスさせた。メッシュをパスしたサ
ンプルの重量を測定してサンプル全量に対する割合を計
算し、この割合をメッシュパス率とした。
後のサンプルを取り出し、刷毛を用いてメッシュ(目開
き0.85mm)をパスさせた。メッシュをパスしたサ
ンプルの重量を測定してサンプル全量に対する割合を計
算し、この割合をメッシュパス率とした。
【0030】(IPBC残存率の決定)高速液体クロマ
トグラフにより、凝集性試験の開始時のIPBC含有率
を100%として、IPBC残存率を決定した。
トグラフにより、凝集性試験の開始時のIPBC含有率
を100%として、IPBC残存率を決定した。
【0031】
【表1】
【0032】表1から、実施例1〜4で得られらサンプ
ルは、高いメッシュパス率を有していた(すなわち、I
PBCの凝集が抑制されていた)ことが分かる。
ルは、高いメッシュパス率を有していた(すなわち、I
PBCの凝集が抑制されていた)ことが分かる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ホワイトカーボンが、
微粒子化された3−ヨード−2−プロピニルブチルカル
バメートのブロッキング性を改良するために使用され
る。微粒子化された3−ヨード−2−プロピニルブチル
カルバメートは、ホワイトカーボンの添加によりブロッ
キング性を改善された結果、粉体特性が著しく向上す
る。従って、施工後の防カビ性の付与を目的として、施
工現場で使用直前に殺菌成分の添加を行う壁紙の接着や
コーキング、シーリング等の技術分野等の粉剤としての
使用形態が好まれる新たな分野への3−ヨード−2−プ
ロピニルブチルカルバメートの用途展開が可能となる。
微粒子化された3−ヨード−2−プロピニルブチルカル
バメートのブロッキング性を改良するために使用され
る。微粒子化された3−ヨード−2−プロピニルブチル
カルバメートは、ホワイトカーボンの添加によりブロッ
キング性を改善された結果、粉体特性が著しく向上す
る。従って、施工後の防カビ性の付与を目的として、施
工現場で使用直前に殺菌成分の添加を行う壁紙の接着や
コーキング、シーリング等の技術分野等の粉剤としての
使用形態が好まれる新たな分野への3−ヨード−2−プ
ロピニルブチルカルバメートの用途展開が可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 史敏 兵庫県龍野市龍野町中井236番地 ナガセ 化成工業株式会社内 Fターム(参考) 4H011 AA03 BA01 BA04 BB13 BC18 DA02 DC03 DC05
Claims (2)
- 【請求項1】 ホワイトカーボンの、微粒子化された3
−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートのブロッ
キング性を改良するための使用。 - 【請求項2】 前記ホワイトカーボンが、前記3−ヨー
ド−2−プロピニルブチルカルバメート1重量部に対し
て0.1重量部〜1重量部添加される、請求項1に記載
の使用。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7689199A JP2000273008A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 微粒子化された3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートのブロッキング性改良を目的としたホワイトカーボンの使用 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7689199A JP2000273008A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 微粒子化された3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートのブロッキング性改良を目的としたホワイトカーボンの使用 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000273008A true JP2000273008A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13618278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7689199A Withdrawn JP2000273008A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 微粒子化された3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートのブロッキング性改良を目的としたホワイトカーボンの使用 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000273008A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003089611A (ja) * | 2001-07-11 | 2003-03-28 | Dainippon Jochugiku Co Ltd | 燻煙殺虫剤及びその凝集防止方法 |
-
1999
- 1999-03-19 JP JP7689199A patent/JP2000273008A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003089611A (ja) * | 2001-07-11 | 2003-03-28 | Dainippon Jochugiku Co Ltd | 燻煙殺虫剤及びその凝集防止方法 |
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