JP2000272343A - サンバイザー取付構造 - Google Patents

サンバイザー取付構造

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JP2000272343A
JP2000272343A JP11080362A JP8036299A JP2000272343A JP 2000272343 A JP2000272343 A JP 2000272343A JP 11080362 A JP11080362 A JP 11080362A JP 8036299 A JP8036299 A JP 8036299A JP 2000272343 A JP2000272343 A JP 2000272343A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バニティランプ内蔵サンバイザーをねじを用
いることなく自動車の車室天井部に装着すると共に、装
着と同時にコネクタを接続する。 【解決手段】 サンバイザー本体100を水平軸X及び
垂直軸Yの2軸を中心として回転自在に軸支するステー
110の内部に2本のバスバー112をインサート成型
し、ステー110の両端から突出するバスバー112
a,112bをコネクタの雄端子とする。ベース部材1
20にステー110を嵌合させた状態で車室天井部16
0の金属フレーム161に嵌装し、最後にカバー部材1
30をベース部材120に嵌装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のサンバ
イザー取付構造、特にバニティランプ付きサンバイザー
に適する取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用サンバイザーの内側に、
バニティミラー及び照明用のバニティランプが取り付け
られたものが知られている。従来のバニティランプ付き
サンバイザーの取付構造を図6に示す。
【0003】図6からわかるように、サンバイザー本体
10は、L字状のステー11により、ステー11の水平
軸X及び垂直軸Yの2軸を中心としてそれぞれ回転自在
に軸支されている。ステー11は中空であり、その内部
を2本の電線12が貫通している。各電線12の一端
は、サンバイザー本体10に設けられたバニティランプ
(図示せず)に接続されている。また、電線12の他端
は自動車の車室天井部16(図7又は図8参照)に固定
されるベース部材13を貫通し、サンバイザー側の第1
コネクタ14が固着されている。第1コネクタ14は、
車室天井部16に設けられた車体側の第2コネクタ15
に結合される。
【0004】次に、上記従来のバニティランプ付きサン
バイザーの取付手順を図7及び図8に示す。まず、
(a)に示すように、車室天井部16の内側に配線され
ている電線17を引き出す。次に、(b)に示すよう
に、電線17の先端部に固着されている車体側の第2コ
ネクタ15と、サンバイザー側の第1コネクタ14とを
結合する。さらに、(c)に示すように、結合した第1
コネクタ14及び第2コネクタ15、電線12及び17
を適宜折り畳んで車室天井部16の内側に収納する。最
後に、(d)に示すように、ベース部材13を車室天井
部16に装着し、ねじ18により固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のバニティラ
ンプ付きサンバイザーの取付構造によれば、第1コネク
タ14と第2コネクタ15との結合を容易にするため、
電線12及び17をそれぞれベース部材13及び車室天
井部16からはみ出すように、その長さに十分な余裕を
持たせる必要がある。ところが、第1コネクタ14と第
2コネクタ15とを結合した後は、電線12及び17の
余裕部分が邪魔になり、第1コネクタ14及び第2コネ
クタ15と共に、電線12及び17を適宜折り畳んで車
室天井部16の内側に押し込んで収納しなければならな
ず、作業性が非常に悪いという問題点を有していた。
【0006】さらに、第1コネクタ14、第2コネクタ
15、電線12及び17はベース部材13の死角に位置
することになるため、作業者は手探りでこれらの収納作
業を行わなければななず、作業性が非常に悪かった。ま
た、第1コネクタ14、第2コネクタ15、電線12及
び17が正しく車室天井部16の内側に収納されたか否
かを目視確認することができないので、誤って電線12
又は17を車室天井部16とベース部材13との間に噛
み込んだまま、ベース部材13を車室天井部16にねじ
止めする可能性があった。その場合、サンバイザーの取
り付け作業をやり直しを行わなければならず、また噛み
込まれた電線12又は17の絶縁被覆が破壊され、ショ
ートの原因となるという問題点を有していた。
【0007】また、サンバイザーにバニティランプが内
蔵されていない場合であっても、手探りでベース部材1
3を車室天井部16にねじ止めしなければならず、作業
性が悪いという問題点を有していた。
【0008】本発明は、上記従来例の問題点を解決する
ためになされたものであり、電線を噛み込むおそれがな
く、またコネクタの接続とサンバイザーの取り付けを同
時に行い得るバニティランプ付きサンバイザー取付構造
を提供することを目的としている。また、本発明は、は
め込み操作だけで取り付けが可能であり、ねじ止め不要
なサンバイザー取付構造を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のサンバイザー取付構造は、サンバイザー本
体と、サンバイザー本体を互いに直交する2つの軸の周
りにそれぞれ回転自在に軸支する略L字状のステーと、
ステーの両端部のうちサンバイザー本体を軸支する第1
端部とは反対側の第2端部近傍を回転自在でかつその回
転軸に直交する方向に摺動可能に軸支するベース部材
と、ベース部材を車室天井部に固定した状態でベース部
材に嵌装され、ステーの摺動を阻止するカバー部材とを
具備する。
【0010】上記構成において、ステーの第2端部から
順に第1の外径を有する第1外径部、第1の外径よりも
小さい第2外径を有する第2外径部、第2外径よりも大
きい第3外径を有する第3外径部を順に形成し、ベース
部材に第1外径部が貫通する第1開口部、第2外径部と
嵌合し、かつ第1外径部及び第3外径部が嵌合できない
第2開口部を形成し、カバー部材に第1開口部に嵌合す
る突起を形成してもよい。
【0011】また、ベース部材の第1開口部と第2開口
部との境界部に、第2開口部の幅よりも狭い隙間を形成
するための係止突起を設けても良い。
【0012】また、本発明のバニティランプ付きサンバ
イザー取付構造は、バニティランプ及びバニティランプ
に接続された第1コネクタを有するサンバイザー本体
と、サンバイザー本体を互いに直交する2つの軸の周り
にそれぞれ回転自在に軸支するとともに、第1コネクタ
の端子に嵌合されたバスバーを有する略L字状のステー
と、ステーの両端部のうちサンバイザー本体を軸支する
第1端部とは反対側の第2端部近傍を回転自在でかつそ
の回転軸に直交する方向に摺動可能に軸支するベース部
材と、車室天井部に設けられ、ステー及びベース部材を
車室天井部に装着した状態でステーのバスバーと嵌合さ
れた第2コネクタと、ステー及びベース部材を車室天井
部に装着した状態でベース部材に嵌装され、ステーの摺
動を阻止するカバー部材とを具備する。
【0013】上記構成において、ステーの第2端部から
順に第1の外径を有する第1外径部、第1の外径よりも
小さい第2外径を有する第2外径部、第2外径よりも大
きい第3外径を有する第3外径部を順に形成し、ベース
部材に第1外径部が貫通する第1開口部、第2外径部と
嵌合し、かつ第1外径部及び第3外径部が嵌合できない
第2開口部を形成し、カバー部材に第1開口部に嵌合す
る突起を形成してもよい。
【0014】また、ベース部材の第1開口部と第2開口
部との境界部に、第2開口部の幅よりも狭い隙間を形成
するための係止突起を設けても良い。
【0015】さらに、バスバーをステーの両端面から突
出させ、第1コネクタ及び第2コネクタの雌端子と嵌合
させるように構成しても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のサンバイザー取付構造の
一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実
施形態におけるバニティランプ付きサンバイザー本体1
00の構成を図1に示す。また、ステー110の構成を
図2(a)に示し、ステー110のバスバー112とサ
ンバイザー側コネクタ104の接続状態を図2(b)に
示す。なお、以下の説明において嵌合又は嵌装という場
合、JIS等で定められている所定の寸法公差を介して
精度良く挿入又ははめ合わされていることを意味する。
【0017】図1に示すように、サンバイザー本体10
0は、バニティミラー101、バニティランプ102、
バニティランプ102に接続された電線103、電線1
03に接続された第1コネクタ104、ステー110の
外周部が嵌合される軸受け部105等で構成されてい
る。サンバイザー本体100は、ステー110により、
水平軸X及び垂直軸Yの2軸を中心として回転自在に軸
支される。
【0018】図2(a)及び(b)に示すように、ステ
ー110は、例えばインサート成型等により絶縁性樹脂
部111の内部に2本のバスバー112が一体的に内挿
されたものであり、上記第1コネクタ104と後述する
車体側の第2コネクタ170とを接続するためのコネク
タ及び導体を兼ねる。
【0019】ステー110のサンバイザー側の第1端部
には、コネクタ104の外周部に形成された凹部104
aと係合するための凸部110aが形成されている。ま
た、バスバー112のサンバイザー側の第1端部112
aはコネクタの雄端子として機能し、コネクタ104の
雌端子104bに嵌合されるべく、ステー110の第1
端部から突出している。
【0020】また、ステー110の車室天井部側の第2
端部近傍には、後述するベース部材120に嵌装され、
垂直軸Y方向の抜け止めとなるための大径部(第1外径
部)110b、小径部(第2外径部)110c及び中径
部(第3外径部)110dが順に形成されている。大径
部110bは筒状であり、その内部には、バスバー11
2の車室天井部側の第2端部112bがコネクタの雄端
子として機能するように、ステー110の第2端部から
突出している。
【0021】次に、本実施形態のサンバイザー取付構造
を図3及び図4に示す。図3はサンバイザー取付構造の
分解斜視図であり、図4は断面図である。
【0022】各図に示すように、車室天井部160の金
属フレーム161の所定の位置には、あらかじめ車体側
コネクタ170が絶縁スペーサ171を介して回転可能
に保持されている。また、金属フレーム161のうち車
体側コネクタ170に対向する位置には、ベース部材1
20が嵌装される(はめ込まれる)ための開口162が
設けられている。同様に、車室天井部160にも、ベー
ス部材120及びカバー部材130が嵌装されるための
開口163が設けられている。
【0023】金属フレーム161の開口162は、ベー
ス部材120の最外周部よりも内側に形成された例えば
3つの爪121と係合する。一方、車室天井部160の
開口163は、ベース部材120の最外周部の外側に係
合されるカバー部材130の最外周部とほぼ隙間なく嵌
合する。従って、車室天井部160の開口163は、金
属フレーム161の開口162よりも大きく、金属フレ
ーム161は開口163から露出している。
【0024】ステー110はあらかじめベース部材12
0に嵌合されている。ベース部材120を金属フレーム
161の開口162に嵌装するとほぼ同時に、ステー1
10の筒状の大径部110bが車体側コネクタ170の
外周部に嵌合される。また、バズバー112の第2端部
112bが車体側コネクタ170の雌端子173に嵌合
される。
【0025】また、車体側コネクタ170の外周部には
溝174が形成され、ステー110の筒状の大径部11
0bの内周部には溝174と係合するための突起113
が形成されている。車体側コネクタ170とステー11
0の筒状の大径部110bとの結合作業は、ベース部材
120の死角となるため、手探り状態で行わなければな
らない。その際、溝174と突起113がガイドとして
機能するため、バスバー112の第2端部112bに無
理な力が加わることはなく、バスバー112の第2端部
112bの変形が防止される。
【0026】なお、車体側コネクタ170とステー11
0の筒状の大径部110bとを結合した後は、車体側コ
ネクタ170はステー110と一体となって垂直軸Yを
中心として回転する。従って、車体側コネクタ170に
接続された電線172は、車体側コネクタ170の回転
によっても切断しないように、その長さに若干の余裕を
持たせておくことが好ましい。
【0027】また、ステー110をベース部材120を
介して車体天井部160の金属フレーム161に取り付
ける前に、サンバイザー本体100をステー110に嵌
装させておいてもよいし、ステー110をベース部材1
20を介して車体天井部160の金属フレーム161に
取り付けた後に、サンバイザー本体100をステー11
0に嵌装させておいてもよい。
【0028】次に、ステー110をベース部材120に
嵌合させる手順を図5に示す。図5中、(a)はステー
110をベース部材120に嵌合させる前の状態、
(b)はステー110の大径部110bをベース部材1
20に嵌合させた状態、(c)はステー110の小径部
110dをベース部材120に嵌合させた状態を示す。
【0029】図5に示すように、ベース部材120は、
ステー110の大径部110bの第1の外径よりも若干
大きな幅を有する第1開口部122と、小径部110c
の第2の外径に対して所定の公差分だけ大きく、かつ中
径部110dの第3の外径よりも小さい直径又は幅を有
する第2開口部123と、第2開口部123に嵌合され
たステー110の抜けを防止するために第1開口部12
2と第2開口部123との間に設けられた2つの係止突
起124を有する。第2開口部123は、ステー110
がベース部材120に嵌装された状態で、垂直方向の抜
け止めとして機能する。
【0030】係止突起124は、第1開口部122側か
ら第2開口部123側へ向かって傾斜するように形成さ
れている。すなわち、ステー110を第1開口部122
から第2開口部123側へ略水平方向に押すと、比較的
小さい力で2つの係止突起124の間隔が広くなるよう
に係止突起124が変形し、ステー110の小径部11
0cが2つの係止突起124間をすり抜けて、第1開口
部122から第2開口部123側へ摺動する。逆に、ス
テー110を第2開口部123側から第1開口部122
側へ略水平方向に押すと、2つの係止突起124の間隔
が狭くなるように係止突起124が変形し、ステー11
0の小径部110cが2つの係止突起124の間をすり
抜けることができず、第2開口部123から第1開口部
122側へ摺動することができない。すなわち、2つの
係止突起124は、ステー110がベース部材120に
嵌装された状態で、水平方向の抜け止めとして機能す
る。
【0031】図4及び図5に示すように、カバー部材1
30は、ベース部材120の第1開口部122に対して
所定公差で嵌合する略矩形断面を有する突起131と、
ステー110の中径部分110dに対して所定の公差で
嵌合する溝部132を有し、全体的にベース部材120
の最外周部に嵌合する。従って、ベース部材120を車
室天井部160の金属フレーム161に係合し、ベース
部材120にカバー部材130が嵌合されると、ベース
部材120の爪121が変形できず、ベース部材120
が金属フレーム161から脱落することはない。すなわ
ち、本実施形態のサンバイザー取付構造によれば、ねじ
を用いることなく、はめ込み作業だけでサンバイザーを
車室天井部に装着することができる。また、サンバイザ
ーがバニティランプを有する場合、同時にコネクタの電
気的な接続も可能となる。
【0032】なお、上記実施形態では、ステー110の
内部に2本のバスバー112を内挿し、ステー110の
両端から突出するバスバー112の両端部112a及び
112bをそれぞれコネクタの雄端子とするように構成
したが、これに限定されるものではない。例えば、ステ
ー110の第2端部に雄端子を有するコネクタを設け、
ステー110の内部を中空とし、雄端子とサンバイザー
本体100のバニティランプ102とを接続する電線を
当該中空部に配線しても良い。
【0033】また、上記実施形態では、バニティランプ
付きサンバイザーの取付構造について説明したが、これ
に限定されるものではなく、バニティランプを有しない
サンバイザーの取付に応用することが可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のサンバイ
ザー取付構造によれば、サンバイザー本体と、サンバイ
ザー本体を互いに直交する2つの軸の周りにそれぞれ回
転自在に軸支する略L字状のステーと、ステーの両端部
のうちサンバイザー本体を軸支する第1端部とは反対側
の第2端部近傍を回転自在でかつその回転軸に直交する
方向に摺動可能に軸支するベース部材と、ベース部材を
車室天井部に固定した状態でベース部材に嵌装され、ス
テーの摺動を阻止するカバー部材とを具備するので、ね
じを用いることなく、全てはめ込み作業だけでサンバイ
ザーを自動車の車室天井部に装着することができる。
【0035】また、本発明のバニティランプ付きサンバ
イザー取付構造によれば、バニティランプ及びバニティ
ランプに接続された第1コネクタを有するサンバイザー
本体と、サンバイザー本体を互いに直交する2つの軸の
周りにそれぞれ回転自在に軸支するとともに、第1コネ
クタの端子に嵌合されたバスバーを有する略L字状のス
テーと、ステーの両端部のうちサンバイザー本体を軸支
する第1端部とは反対側の第2端部近傍を回転自在でか
つその回転軸に直交する方向に摺動可能に軸支するベー
ス部材と、車室天井部に設けられ、ステー及びベース部
材を車室天井部に装着した状態でステーのバスバーと嵌
合された第2コネクタと、ステー及びベース部材を車室
天井部に装着した状態でベース部材に嵌装され、ステー
の摺動を阻止するカバー部材とを具備するので、ねじを
用いることなく、全てはめ込み作業だけでサンバイザー
を自動車の車室天井部に装着することができるととも
に、同時にバニティランプ用のコネクタを接続すること
ができる。
【0036】上記各構成において、ステーの第2端部か
ら順に第1の外径を有する第1外径部、第1の外径より
も小さい第2外径を有する第2外径部、第2外径よりも
大きい第3外径を有する第3外径部を順に形成し、ベー
ス部材に第1外径部が貫通する第1開口部、第2外径部
と嵌合し、かつ第1外径部及び第3外径部が嵌合できな
い第2開口部を形成し、カバー部材に第1開口部に嵌合
する突起を形成することにより、カバー部材の突起がス
テーの水平方向の抜け止めとして、またベース部材の第
2開口部が垂直方向の抜け止めとしてそれぞれ機能し、
ステーが水平方向及び垂直方向のいずれにも抜けなくな
り、車室天井部に強固に装着される。
【0037】また、ベース部材の第1開口部と第2開口
部との境界部に、第2開口部の幅よりも狭い隙間を形成
するための係止突起を設けることにより、最終的にカバ
ー部材を嵌装する前であっても、ステーが不用意にベー
ス部材から脱落することを防止することができる。
【0038】さらに、バスバーをステーの両端面から突
出させ、第1コネクタ及び第2コネクタの雌端子と嵌合
させることにより、ステー自体がコネクタとして機能
し、ステーをサンバイザー本体及び車室天井部に取り付
けると同時に、コネクタの接続が行われる。また、従来
例のようなコネクタ接続の際の電線の引き出しが不要と
なり、電線をベース部材と車室天井部との間に噛み込む
おそれもなくなる。その結果、電線の絶縁被覆破壊によ
るショート等も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のサンバイザー取付構造の一実施形態
におけるバニティランプ付きサンバイザー本体100の
構成を示す図である。
【図2】 (a)は上記一実施形態におけるステー11
0の構成を示す図であり、(b)はステー110のバス
バー112とサンバイザー側コネクタ104の接続状態
を示す図である。
【図3】 上記一実施形態におけるサンバイザー取付構
造を示す分解斜視図である。
【図4】 上記一実施形態におけるサンバイザー取付構
造を示す断面図である。
【図5】 上記一実施形態におけるステー110をベー
ス部材120に嵌合させる手順を示す図である。
【図6】 従来のバニティランプ付きサンバイザーの取
付構造を示す図である。
【図7】 従来のバニティランプ付きサンバイザーの取
付手順を示す図である。
【図8】 図7に示す従来のバニティランプ付きサンバ
イザーの取付手順の続きを示す図である。
【符号の説明】
100 :サンバイザー本体 101 :バニティミラー 102 :バニティランプ 103 :電線 104 :第1コネクタ 105 :軸受け部 110 :ステー 110a:凸部 110b:大径部(第1外径部) 110b:小径部(第2外径部) 110c:中径部(第3外径部) 111 :絶縁性樹脂部 112 :バスバー 112a:バスバーの第1端部 112b:バスバーの第2端部 113 :突起 120 :ベース部材 121 :爪 122 :第1開口部 123 :第2開口部 124 :係止突起 130 :カバー部材 131 :突起 132 :溝部 160 :車室天井部 161 :金属フレーム 170 :第2コネクタ 171 :絶縁スペーサ 172 :電線 173 :雌端子 174 :溝

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンバイザー本体と、サンバイザー本体
    を互いに直交する2つの軸の周りにそれぞれ回転自在に
    軸支する略L字状のステーと、ステーの両端部のうちサ
    ンバイザー本体を軸支する第1端部とは反対側の第2端
    部近傍を回転自在でかつその回転軸に直交する方向に摺
    動可能に軸支するベース部材と、ベース部材を車室天井
    部に固定した状態でベース部材に嵌装され、ステーの摺
    動を阻止するカバー部材とを具備するサンバイザー取付
    構造。
  2. 【請求項2】 ステーの第2端部から順に第1の外径を
    有する第1外径部、第1の外径よりも小さい第2外径を
    有する第2外径部、第2外径よりも大きい第3外径を有
    する第3外径部を順に形成し、ベース部材に第1外径部
    が貫通する第1開口部、第2外径部と嵌合し、かつ第1
    外径部及び第3外径部が嵌合できない第2開口部を形成
    し、カバー部材に第1開口部に嵌合する突起を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のサンバイザー取付構
    造。
  3. 【請求項3】 ベース部材の第1開口部と第2開口部と
    の境界部に、第2開口部の幅よりも狭い隙間を形成する
    ための係止突起を設けたことを特徴とする請求項2記載
    のサンバイザー取付構造。
  4. 【請求項4】 バニティランプ及びバニティランプに接
    続された第1コネクタを有するサンバイザー本体と、サ
    ンバイザー本体を互いに直交する2つの軸の周りにそれ
    ぞれ回転自在に軸支するとともに、第1コネクタの端子
    に嵌合されたバスバーを有する略L字状のステーと、ス
    テーの両端部のうちサンバイザー本体を軸支する第1端
    部とは反対側の第2端部近傍を回転自在でかつその回転
    軸に直交する方向に摺動可能に軸支するベース部材と、
    車室天井部に設けられ、ステー及びベース部材を車室天
    井部に装着した状態でステーのバスバーと嵌合された第
    2コネクタと、ステー及びベース部材を車室天井部に装
    着した状態でベース部材に嵌装され、ステーの摺動を阻
    止するカバー部材とを具備するバニティランプ付きサン
    バイザー取付構造。
  5. 【請求項5】 ステーの第2端部から順に第1の外径を
    有する第1外径部、第1の外径よりも小さい第2外径を
    有する第2外径部、第2外径よりも大きい第3外径を有
    する第3外径部を順に形成し、ベース部材に第1外径部
    が貫通する第1開口部、第2外径部と嵌合し、かつ第1
    外径部及び第3外径部が嵌合できない第2開口部を形成
    し、カバー部材に第1開口部に嵌合する突起を形成した
    ことを特徴とする請求項4記載のバニティランプ付きサ
    ンバイザー取付構造。
  6. 【請求項6】 ベース部材の第1開口部と第2開口部と
    の境界部に、第2開口部の幅よりも狭い隙間を形成する
    ための係止突起を設けたことを特徴とする請求項5記載
    のバニティランプ付きサンバイザー取付構造。
  7. 【請求項7】 バスバーをステーの両端面から突出さ
    せ、第1コネクタ及び第2コネクタの雌端子と嵌合させ
    るように構成したことを特徴とする請求項4から6のい
    ずれかに記載のバニティランプ付きサンバイザー取付構
    造。
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