JP2000272191A - 物品識別方法 - Google Patents

物品識別方法

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JP2000272191A
JP2000272191A JP11078134A JP7813499A JP2000272191A JP 2000272191 A JP2000272191 A JP 2000272191A JP 11078134 A JP11078134 A JP 11078134A JP 7813499 A JP7813499 A JP 7813499A JP 2000272191 A JP2000272191 A JP 2000272191A
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JP11078134A
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Kenji Takeuchi
健司 竹内
Masatoshi Iriono
正俊 入尾野
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体の内容を読み取った後に、対応させる
べき物体が発生した場合、1つの被写体に対して対応す
る物品が複数存在する場合等でも容易に対処することが
でき、識別用コードの比較のみでは、被写体と物品の対
応付けを目視で行うのが困難な場合でも、容易に識別コ
ードと物品を対応付けることが可能な物品識別方法を提
供する。 【解決手段】 少なくとも1つのイメージ、マーク、ま
たは文字データを伴う被写体16と、物品17とを対応
付けるため、被写体16に識別コード19を付し、識別
コード19及び少なくとも1つのイメージ、マーク、ま
たは文字データを光学読取手段7によって読み取って、
電気信号に変換し、電気信号に変換された画像情報を印
刷手段13によって印刷し、印刷された識別コード19
及び少なくとも1つのイメージ、マーク、または文字デ
ータを物品17に付す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品識別方法に関
し、特に、医療機関において血液検査等をする場合にお
ける検査依頼シートと検体容器とを対応付ける場合等に
おいて有効な物品識別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医院、病院等において血液検査等
をする場合には、被検査者の血液等を採取し、これを分
析するための専門機関に送付して血液検査等を行い、こ
の専門機関から医院、病院等に検査結果が報告されてい
た。
【0003】この際、被検査者の氏名、検査項目等が記
載された検査依頼シートと、被検査者から採血した血液
等の検体を収容する容器(以後「検体容器」という)と
を対応付けるため、例えば、図7に示すように、同一の
バーコードが印刷された2枚のラベル18A、18Bを
用意し、各々のラベル18A、18Bを検査依頼シート
16及び検体容器17に貼着して、検査依頼シート16
と検体容器17を対応付けていた。
【0004】すなわち、例えば、検査依頼シート16に
はラベル18Aが貼着され、検体容器17にはラベル1
8Bが貼着され、ラベル18Aとラベル18Bには同一
のバーコードが印刷されているため、検査依頼シート1
6と検体容器17を一致させて被検査者の検査データが
得られるようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の物
品識別方法においては、第1の問題点として、予め同一
コードのバーコードが記載された2枚のラベル18A、
18Bを、被検査者の氏名等が記載された検査依頼シー
ト16と検体容器17に貼着して両者の対応付けを行っ
ているため、検査依頼シート16と検体容器17とは、
検査依頼シート16に各データを記入する際に同時に存
在しなければならず、検査依頼シート16の内容を読み
取った後に、対応させるべき検体容器17が発生しても
両者の対応付けが困難であるという問題がある。
【0006】また、第2の問題点として、検査依頼シー
ト16と検体容器17とは1対1に対応させるのを前提
としているため、1枚の検査依頼シート16に対して複
数の検体容器17が存在する場合や、一度対応付けされ
た検査依頼シート16を破損した場合や、既に検査依頼
シート16または検体容器17に貼着されたバーコード
を破損した場合は対処することができないという問題が
あった。
【0007】さらに、第3の問題点として、検査依頼シ
ート16と検体容器17の識別用コードとしてバーコー
ドを使用した場合には、読取装置での読取精度は向上す
るが、人間が検査依頼シート16と検体容器17に貼着
された各々のラベルに印刷されたバーコードを目視で対
応付けるのは困難であるという問題がある。
【0008】そこで、本発明は上記従来の物品識別方法
における問題点に鑑みてなされたものであって、検査依
頼シートの内容の読取後に検体容器が発生しても両者の
対応付けを容易に行うことができ、1枚の検査依頼シー
トに対して複数の検体容器が存在する場合や、一度対応
付けされた検査依頼シートを破損した場合や、既に検査
依頼シートまたは検体容器17に貼着されたバーコード
を破損した場合でも容易に対処することができ、容易に
識別コードと物品とを対応付けることができる物品識別
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため、
請求項1記載の発明は、物品識別方法であって、少なく
とも1つのイメージ、マーク、または文字データを伴う
被写体と、物品とを対応付けるため、前記被写体に識別
コードを付し、該識別コード及び前記少なくとも1つの
イメージ、マーク、または文字データを光学読取手段に
よって読み取って、電気信号に変換し、該電気信号に変
換された画像情報を印刷手段によって印刷し、印刷され
た前記識別コード及び前記少なくとも1つのイメージ、
マーク、または文字データを前記物品に付すことを特徴
とする。
【0010】そして、請求項1記載の発明によれば、被
写体に付された識別コードと同一のコードを物品に付す
ことによって被写体と物品とを対応付けることができる
ため、被写体にイメージ、マーク、文字データ等を記載
または印刷する前に、被写体と物品とが同時に存在しな
くとも良く、被写体の内容を読み取った後に、対応させ
るべき物体が発生しても両者の対応付けを容易に行うこ
とができる。
【0011】また、被写体と物品とを1対1に対応させ
るだけでなく、1つの被写体に対して複数の同一の識別
コードを用意することができるため、1つの被写体に対
して対応する物品が複数存在する場合や、一度対応付け
された被写体を破損した場合や、既に被写体または物品
に付された識別コードを破損した場合にも容易に対処す
ることができる。
【0012】さらに、物品には、識別コードの他にさら
に少なくとも1つのイメージ、マーク、または文字デー
タが付されているため、識別用コードの比較のみでは、
被写体と物品の対応付けを目視で行うのが困難な場合で
も、容易に識別コードと物品を対応付けることができ
る。
【0013】請求項2記載の発明は、前記識別コードが
バーコードであることを特徴とする。
【0014】これによって、読取装置での読取精度を向
上させることができる。この際、バーコードが同一のも
のであるか否かを目視で判断することは困難であるが、
上述のように、本発明では、物品には、バーコードの他
にさらに少なくとも1つのイメージ、マーク、または文
字データが付されているため、容易に識別コードと物品
を対応付けることができる。
【0015】請求項3記載の発明は、前記被写体が、被
検査者の氏名、検査項目等が記載された検査依頼シート
であって、前記物品が、前記検査依頼シートに記載され
た被検査者の血液等の検体を収容する容器であることを
特徴とする。
【0016】これによって、検査依頼シートと検体容器
とは、検査依頼シートに各データを記入する際に同時に
存在しなくとも良く、検査依頼シートの内容を読み取っ
た後に、対応させるべき検体容器が発生しても両者の対
応付けを容易に行うことができる。
【0017】また、1枚の検査依頼シートに対して複数
の検体容器が存在する場合や、一度対応付けされた検査
依頼シートを破損した場合や、既に検査依頼シートまた
は検体容器17に貼着されたバーコードを破損した場合
でも容易に対処することができる。
【0018】さらに、検査依頼シートと検体容器の識別
用コードとしてバーコードを使用すると、読取装置での
読取精度は向上させることができ、検体容器には、バー
コードの他にさらに少なくとも1つのイメージ、マー
ク、または文字データが付されているため、容易に識別
コードと物品を対応付けることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる物品識別方
法の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明す
る。
【0020】図1は、本発明にかかる物品識別方法の一
実施例を実現するための装置1を示し、この装置1は、
光学読取装置7と、コンピュータ8と、印刷手段13と
で構成され、光学読取装置7とコンピュータ8とは通信
回線14によって接続される。
【0021】光学読取装置7は、検査依頼シート16に
貼着された識別コードとしてのバーコードを読み取るバ
ーコードリーダ2と、検査依頼シート16全体を光電変
換によってイメージデータに変換するスキャナ部3と、
イメージデータを格納する画像RAM4と、イメージデ
ータから必要なイメージ位置を算出するとともに、読み
取るマークの切り出し情報を検出するCPU6と、バー
コードデータ及び算出したイメージ位置及びマークデー
タを格納するデータRAM5とで構成される。
【0022】また、コンピュータ8は、光学読取装置7
から出力されるイメージデータと、読取データと、バー
コードデータ等を表示する表示部9と、制御部10と、
読取不良等によってデータを修正、変更する場合等に使
用するキーボード11等を備える。
【0023】次に、上記構成を有する装置1の動作を、
図2を参照しながら説明する。
【0024】まず、ステップS1において、コンピュー
タ8が取得すべきイメージ位置とバーコードの種類、マ
ークを読み取る位置を設定し、光学読取装置7に送信す
る。
【0025】ここで、取得すべきイメージとは、光学読
取装置7の利用者にとって必要なイメージ領域を意味す
る。例えば、図3の検査依頼シート16を読み取る場合
には、氏名を含むイメージ領域15を示す。尚、イメー
ジ領域の指定は、検査依頼シート16の左上角を原点と
して、イメージの左上座標x1、y1及びイメージ幅w
1、イメージ高さh1をmm単位で指定する。
【0026】次に、検査依頼シート16が光学読取装置
7に導入されると、ステップS2において、検査依頼シ
ート16に印刷されたバーコードの種類に従って、バー
コードリーダ2は水平方向にレーザを照射し、細バー、
太バー及びスペースの組み合わせによってコードデータ
に変換し、CPU6に通知し、CPU6は受信したバー
コードデータをデータRAM5に格納する。
【0027】そして、光学読取装置7は、指定されたイ
メージ位置情報を受信し、データRAM5に格納し、ス
テップS3において、検査依頼シート16に記載された
氏名等をスキャナ部でイメージデータに変換し、画像R
AM4に格納する。
【0028】次に、ステップS4において、格納された
イメージデータと指定イメージ位置情報から、画像RA
M4内のイメージ位置及びマークの切り出し位置を検出
する。ここで、画像RAM4内のイメージ位置は、図4
におけるx1‘、y1’、w1‘、h1’であり、検査
依頼シート16の左上角座標Ox、Oyを検出した後、
x1‘=Ox+x1、y1’=Oy+y1、w1‘=w
1、h1’=h1で算出する。
【0029】ステップS5において、マーク読取位置も
同様に算出し、各マークについての切り出し情報を作成
する。そして、図4のマーク切り出し情報Mxi、My
i、Mwi、Mhi(i=1〜読取マーク個数)で囲ま
れた枠内の濃度情報を検出し、予め指定されたしきい値
と比較した後マーク有無の判定を行い、読み取った結果
をデータRAM5に格納する。
【0030】ステップS6において、画像RAM4内の
イメージ位置(図4のx1‘、y1’、w1‘、h
1’)で囲まれたイメージデータと、バーコードデータ
と、マークデータをコンピュータ8へ送信する。
【0031】そして、コンピュータ8は、ステップS7
において、イメージデータと、バーコードデータと、マ
ークデータとを受信し、コンピュータ内の記憶手段12
に格納する。次に、ステップS8において、格納したイ
メージデータと、バーコードデータと、マークデータと
を表示部9上に表示し、利用者が必要な様式に編集を行
う。
【0032】そして、図5に示すように、ステップS8
において、氏名部分のイメージデータと、読み取ったバ
ーコードデータからバーコードを復元し、ステップS9
において、編集結果を印刷手段によってイメージ付きバ
ーコードシール20の形式で出力する。
【0033】次に、図6を参照しながら、上記のように
して得られたイメージ付きバーコードシール20の使用
例について説明する。
【0034】上述のように、シートに予め識別コードと
してのバーコードシール19が印刷され、このバーコー
ドシール19が検査依頼シート16に貼着される。この
検査依頼シート16を光学読取装置7で読み取り、その
後コンピュータ8及び印刷手段13によってイメージ付
きバーコードシール20(20A、20B、20C)が
得られる。
【0035】そこで、これらのイメージ付きバーコード
シール20を検体容器17A〜17Cに貼着すると、検
査依頼シート16との対応付けを行うことができる。
【0036】尚、上記実施例において、光学読取装置7
としてマークシート読取装置を利用した場合について説
明したが、光学読取装置7としてはマークシート読取装
置に限らず文字読取装置(OCR)であっても良い。ま
た、識別コードは必ずしもバーコードである必要はな
く、その他のコード形式を利用することもできる。
【0037】さらに、上記実施例においては、少なくと
も1つのイメージ、マーク、または文字データを伴う被
写体の例として検査依頼シート16を、この被写体に対
応付ける物品の例として検体容器17を選択した場合に
ついて説明したが、本発明は、検査依頼シート16と検
体容器17との場合に限定されず、他の種類の被写体と
物品についても同様に適用することが可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、被写体の内容を読み取った後に、対応させ
るべき物体が発生しても両者の対応付けを容易に行うこ
とができ、1つの被写体に対して対応する物品が複数存
在する場合や、一度対応付けされた被写体を破損した場
合や、既に被写体または物品に付された識別コードを破
損した場合にも容易に対処することができ、識別用コー
ドの比較のみでは、被写体と物品の対応付けを目視で行
うのが困難な場合でも、容易に識別コードと物品を対応
付けることが可能な物品識別方法を提供することができ
る。
【0039】また、請求項2記載の発明によれば、上記
効果に加え、読取装置での読取精度を向上させることが
可能な物品識別方法を提供することができる。
【0040】さらに、請求項2記載の発明によれば、検
査依頼シートの内容の読取後に検体容器が発生しても両
者の対応付けを容易に行うことができ、1枚の検査依頼
シートに対して複数の検体容器が存在する場合や、一度
対応付けされた検査依頼シートを破損した場合や、既に
検査依頼シートまたは検体容器17に貼着されたバーコ
ードを破損した場合でも容易に対処することができ、容
易に識別コードと物品とを対応付けることが可能な物品
識別方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる物品識別方法の一実施例を実施
するための装置の一例を示す構成図である。
【図2】図1の装置の動作説明図である。
【図3】被写体としての検査依頼シートの一例を示す概
略図である。
【図4】図3の検査依頼シートの画像RAM内における
イメージ位置及びマークの切り出し位置を説明するため
の概略図である。
【図5】本発明にかかる物品識別方法において使用する
イメージ付きバーコードシールの一例を示す概略図であ
る。
【図6】図5のイメージ付きバーコードシールの使用例
の説明図である。
【図7】従来の物品識別方法の一例の説明図である。
【符号の説明】
1 (物品識別)装置 2 バーコードリーダ 3 スキャナ部 4 画像RAM 5 データRAM 6 CPU 7 光学読取装置 8 コンピュータ 9 表示部 10 制御部 11 キーボード 12 記憶手段 13 印刷手段 14 通信回線 15 イメージ領域 16 検査依頼シート 17 検体容器 19 バーコードシール 20 イメージ付きバーコードシール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのイメージ、マーク、ま
    たは文字データを伴う被写体と、物品とを対応付けるた
    め、 前記被写体に識別コードを付し、 該識別コード及び前記少なくとも1つのイメージ、マー
    ク、または文字データを光学読取手段によって読み取っ
    て、電気信号に変換し、 該電気信号に変換された画像情報を印刷手段によって印
    刷し、 印刷された前記識別コード及び前記少なくとも1つのイ
    メージ、マーク、または文字データを前記物品に付すこ
    とを特徴とする物品識別方法。
  2. 【請求項2】 前記識別コードがバーコードであること
    を特徴とする請求項1記載の物品識別方法。
  3. 【請求項3】 前記被写体が、被検査者の氏名、検査項
    目等が記載された検査依頼シートであって、前記物品
    が、前記検査依頼シートに記載された被検査者の血液等
    の検体を収容する容器であることを特徴とする請求項1
    または2記載の物品識別方法。
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