JP2000271740A - 直流アーク加工方法及び電源装置 - Google Patents
直流アーク加工方法及び電源装置Info
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- JP2000271740A JP2000271740A JP11085963A JP8596399A JP2000271740A JP 2000271740 A JP2000271740 A JP 2000271740A JP 11085963 A JP11085963 A JP 11085963A JP 8596399 A JP8596399 A JP 8596399A JP 2000271740 A JP2000271740 A JP 2000271740A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、三相交流電源を制御整流回路に
より整流して直流電力を得る直流アーク加工方法及び電
源装置の改良に関するものである。 【解決手段】 直流アーク加工方法及び電源装置にお
いて、三相交流電源の一相の相電圧を入力とする制御用
変圧器と、前記制御用変圧器の出力電圧を入力電圧とし
て予め定めた位相で同期パルスを発生する同期パルス発
生回路と、前記同期パルスの発生位置を起点として入力
電圧波形に対応させた1周期を毎回算出し、前記毎回算
出した1周期の1/12、5/12及び9/12の間隔
で第1の位相制御信号を発生すると共に、前記毎回算出
した1周期の3/12、7/12及び11/12の間隔
で第2の位相制御信号を発生し、前記第1及び第2の位
相制御信号によって、各々第1及び第2三相半波整流回
路を位相制御する直流アーク加工方法及び電源装置。
より整流して直流電力を得る直流アーク加工方法及び電
源装置の改良に関するものである。 【解決手段】 直流アーク加工方法及び電源装置にお
いて、三相交流電源の一相の相電圧を入力とする制御用
変圧器と、前記制御用変圧器の出力電圧を入力電圧とし
て予め定めた位相で同期パルスを発生する同期パルス発
生回路と、前記同期パルスの発生位置を起点として入力
電圧波形に対応させた1周期を毎回算出し、前記毎回算
出した1周期の1/12、5/12及び9/12の間隔
で第1の位相制御信号を発生すると共に、前記毎回算出
した1周期の3/12、7/12及び11/12の間隔
で第2の位相制御信号を発生し、前記第1及び第2の位
相制御信号によって、各々第1及び第2三相半波整流回
路を位相制御する直流アーク加工方法及び電源装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三相交流電源を制
御整流素子により出力を調整する方式の直流アーク加工
用電源装置の改良に関するものである。
御整流素子により出力を調整する方式の直流アーク加工
用電源装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アーク溶接及びプラズマアーク切断等に
用いられる直流アーク加工用電源装置は、一般に出力の
リップルを低減する目的、電源装置の負荷バランスを計
る目的等から三相交流を制御整流回路によって出力の調
整を行う方式が多く採用されている。特に出力の低リッ
プル率及び高効率性から三相交流を二次側に2組の星形
結線された巻線を設けた主変圧器、制御整流素子及び相
間リアクトル等によって構成した二重星形相間リアクト
ル付制御整流回路が多用されている。
用いられる直流アーク加工用電源装置は、一般に出力の
リップルを低減する目的、電源装置の負荷バランスを計
る目的等から三相交流を制御整流回路によって出力の調
整を行う方式が多く採用されている。特に出力の低リッ
プル率及び高効率性から三相交流を二次側に2組の星形
結線された巻線を設けた主変圧器、制御整流素子及び相
間リアクトル等によって構成した二重星形相間リアクト
ル付制御整流回路が多用されている。
【0003】(従来例1)図10は、従来の二重星形相
間リアクトル付制御整流回路の代表的な接続図である。
同図において1は二次側に2組の星形結線された巻線1
a及び1bを有する主変圧器である。2a、3a、4
a、2b、3b及び4bはそれぞれの三相回路に接続さ
れた制御整流素子としての半波整流用サイリスタであ
り、5は主変圧器1の出力巻線の中性点間に接続された
相間リアクトルである。又、6は出力端子7及び8間に
接続された加工用トーチ、アーク、被加工物等からなる
アーク加工負荷である。たとえばアーク溶接の溶接トー
チ、溶接アーク、被溶接物等である。
間リアクトル付制御整流回路の代表的な接続図である。
同図において1は二次側に2組の星形結線された巻線1
a及び1bを有する主変圧器である。2a、3a、4
a、2b、3b及び4bはそれぞれの三相回路に接続さ
れた制御整流素子としての半波整流用サイリスタであ
り、5は主変圧器1の出力巻線の中性点間に接続された
相間リアクトルである。又、6は出力端子7及び8間に
接続された加工用トーチ、アーク、被加工物等からなる
アーク加工負荷である。たとえばアーク溶接の溶接トー
チ、溶接アーク、被溶接物等である。
【0004】このような装置では各組のサイリスタ2
a、3a、及び4a並び2b、3b及び4bを2a→4
b→3a→2b→4a→3bの順に繰り返し点弧させる
ことが必要である。一般には回路を簡素化するために、
U,V,WとU’,V’,W’の各三相半波にそれぞれ
一組の点弧パルス発生回路を設け一相の電圧が他の二相
の電圧より高くなる瞬間を検出してこれを同期信号とし
て点弧パルス発生回路をリセットし、同期信号より正確
に120゜の位相間隔で点弧パルスを発生させていた。
しかし従来提案されているこれらの点弧パルス発生回路
は、電源の相回転の方向と点弧パルス発生回路の相回転
の方向とを一致させる必要があったり、相回転の方向を
無関係にしたものでは回路が複雑になったりしてそれぞ
れ一長一短があった。
a、3a、及び4a並び2b、3b及び4bを2a→4
b→3a→2b→4a→3bの順に繰り返し点弧させる
ことが必要である。一般には回路を簡素化するために、
U,V,WとU’,V’,W’の各三相半波にそれぞれ
一組の点弧パルス発生回路を設け一相の電圧が他の二相
の電圧より高くなる瞬間を検出してこれを同期信号とし
て点弧パルス発生回路をリセットし、同期信号より正確
に120゜の位相間隔で点弧パルスを発生させていた。
しかし従来提案されているこれらの点弧パルス発生回路
は、電源の相回転の方向と点弧パルス発生回路の相回転
の方向とを一致させる必要があったり、相回転の方向を
無関係にしたものでは回路が複雑になったりしてそれぞ
れ一長一短があった。
【0005】図11は、従来の直流アーク加工用電源装
置における点弧パルス発生回路の具体例を示す接続図で
ある。同図は、図10の2重星形相関リアクトル付制御
整流回路のサイリスタ2a、3a及び4a並びに2b、
3b及び4bの点弧位相を制御する電源装置の接続図で
ある。図11において9a及び9bは互いに逆相に星形
結線された主変圧器1の補助巻線であり、両者の中性点
は共通接続されている。
置における点弧パルス発生回路の具体例を示す接続図で
ある。同図は、図10の2重星形相関リアクトル付制御
整流回路のサイリスタ2a、3a及び4a並びに2b、
3b及び4bの点弧位相を制御する電源装置の接続図で
ある。図11において9a及び9bは互いに逆相に星形
結線された主変圧器1の補助巻線であり、両者の中性点
は共通接続されている。
【0006】D1a及至D12a及びD1b及至D12
bはダイオード、ZD1a及びZD1bは定電圧ダイオ
ード、R1a及至R9a及びR1b及至R9bは抵抗
器、VR1a及びVR1bは出力電流設定のための相互
に連動する可変抵抗器、C1a及びC1bはコンデン
サ、TR1a及びTR1bはNPN形トランジスタ、P
U1a及至PU3a及びPU1b及至PU3bはNゲー
トサイリスタ、UJT1a及びUJT1bはユニジャン
クショントランジスタ、PT1a及びPT1bはパルス
トランスであり、Eは電源である。
bはダイオード、ZD1a及びZD1bは定電圧ダイオ
ード、R1a及至R9a及びR1b及至R9bは抵抗
器、VR1a及びVR1bは出力電流設定のための相互
に連動する可変抵抗器、C1a及びC1bはコンデン
サ、TR1a及びTR1bはNPN形トランジスタ、P
U1a及至PU3a及びPU1b及至PU3bはNゲー
トサイリスタ、UJT1a及びUJT1bはユニジャン
クショントランジスタ、PT1a及びPT1bはパルス
トランスであり、Eは電源である。
【0007】図11において補助巻線9aに関するユニ
ジャンクショントランジスタUJT1aの回路と補助巻
線9bに関するユニジャンクショントランジスタUJT
1bの回路とは全く同一の接続がなされており両者の動
作は位相が異なるのみであるので、各符号にaを付した
ユニジャンクショントランジスタUJT1aの回路につ
いて説明する。
ジャンクショントランジスタUJT1aの回路と補助巻
線9bに関するユニジャンクショントランジスタUJT
1bの回路とは全く同一の接続がなされており両者の動
作は位相が異なるのみであるので、各符号にaを付した
ユニジャンクショントランジスタUJT1aの回路につ
いて説明する。
【0008】図10及び図11に示したようにNゲート
サイリスタPU1a、ダイオードD5a、D6a及びD
9a並びに抵抗器R5a及びR3aから成る回路、Nゲ
ートサイリスタPU2a、ダイオードD1a、D2a及
びD8a並びに抵抗器R1a及びR6aから成る回路、
NゲートサイリスタPU3a、ダイオードD3a、D4
a及びD7a並びに抵抗器R2a及びR4aから成る回
路は、いずれもある相の電圧と他の二相の半波整流電圧
とを比較する回路を構成しており、主変圧器1の入力巻
線において入力端子R,S,Tなる相回転の三相交流入
力を接続した場合には出力巻線1a及び補助巻線9aの
U相、V相及びW相巻線に誘起される電圧は図12
(a)に示すようにU相,V相及びW相の順の相回転と
なる。
サイリスタPU1a、ダイオードD5a、D6a及びD
9a並びに抵抗器R5a及びR3aから成る回路、Nゲ
ートサイリスタPU2a、ダイオードD1a、D2a及
びD8a並びに抵抗器R1a及びR6aから成る回路、
NゲートサイリスタPU3a、ダイオードD3a、D4
a及びD7a並びに抵抗器R2a及びR4aから成る回
路は、いずれもある相の電圧と他の二相の半波整流電圧
とを比較する回路を構成しており、主変圧器1の入力巻
線において入力端子R,S,Tなる相回転の三相交流入
力を接続した場合には出力巻線1a及び補助巻線9aの
U相、V相及びW相巻線に誘起される電圧は図12
(a)に示すようにU相,V相及びW相の順の相回転と
なる。
【0009】NゲートサイリスタPU1aのゲート回路
が上述のように図11の接続となっているので、U相に
誘起される電圧がV相およびW相に誘起される電圧より
も低い間NゲートサイリスタPU1aは遮断状態であ
り、その両端にはU相の電圧が印加されるが、U相の電
圧が他の二相の電圧よりも高くなるとNゲートサイリス
タPU1aは導通状態となる。他のNゲートサイリスタ
PU2a及びPU3aにおいてもこれと同様の遮断及び
導通の状態を繰り返すことになりNゲートサイリスタP
U1a、PU2a及びPU3aには図12(b)に示す
ような電流が流れることになる。この関係は入力端子へ
の供給電圧の相回転が逆となっても同じである。
が上述のように図11の接続となっているので、U相に
誘起される電圧がV相およびW相に誘起される電圧より
も低い間NゲートサイリスタPU1aは遮断状態であ
り、その両端にはU相の電圧が印加されるが、U相の電
圧が他の二相の電圧よりも高くなるとNゲートサイリス
タPU1aは導通状態となる。他のNゲートサイリスタ
PU2a及びPU3aにおいてもこれと同様の遮断及び
導通の状態を繰り返すことになりNゲートサイリスタP
U1a、PU2a及びPU3aには図12(b)に示す
ような電流が流れることになる。この関係は入力端子へ
の供給電圧の相回転が逆となっても同じである。
【0010】したがってトランジスタTR1aに流れる
ベース電流は図12(c)に示したようになり、このベ
ース電流が流れている期間中コンデンサC1aは短絡さ
れて充電電荷が放出される。NゲートサイリスタPU1
a及至PU3aのいずれもが導通状態にあってトランジ
スタTR1aが遮断状態にあるときはコンデンサC1a
は直流電源Eの電圧、可変抵抗器VR1aの値及びコン
デンサC1aの容量によって定まる速度で充電され、そ
の充電電圧がユニジャンクショントランジスタUJ1a
のピーク点電圧に達したときコンデンサC1aの電荷は
ユニジャンクショントランジスタUJT1aを通じてパ
ルストランスPT1aに放出され、これによってサイリ
スタ2a、3a及び4aを順次点弧することになる。こ
のように図7の回路によれば入力電圧の相回転に変化が
あっても何ら影響を受けることなく予め設定した位相で
点弧信号を発生させることができる。
ベース電流は図12(c)に示したようになり、このベ
ース電流が流れている期間中コンデンサC1aは短絡さ
れて充電電荷が放出される。NゲートサイリスタPU1
a及至PU3aのいずれもが導通状態にあってトランジ
スタTR1aが遮断状態にあるときはコンデンサC1a
は直流電源Eの電圧、可変抵抗器VR1aの値及びコン
デンサC1aの容量によって定まる速度で充電され、そ
の充電電圧がユニジャンクショントランジスタUJ1a
のピーク点電圧に達したときコンデンサC1aの電荷は
ユニジャンクショントランジスタUJT1aを通じてパ
ルストランスPT1aに放出され、これによってサイリ
スタ2a、3a及び4aを順次点弧することになる。こ
のように図7の回路によれば入力電圧の相回転に変化が
あっても何ら影響を受けることなく予め設定した位相で
点弧信号を発生させることができる。
【0011】(従来例2)従来例として2重星形結線さ
れた2つの三相半波整流回路のうち片側のみ制御用変圧
器から同期パルス発生回路のための同期パルスを得、こ
の同期パルスからパルスの中間点に別のパルスを発生さ
せ、第2の三相半波整流回路の同期パルスを作り出すよ
うにした中間パルス発生方式(特公58―50175お
よび特公58―159976)もある。
れた2つの三相半波整流回路のうち片側のみ制御用変圧
器から同期パルス発生回路のための同期パルスを得、こ
の同期パルスからパルスの中間点に別のパルスを発生さ
せ、第2の三相半波整流回路の同期パルスを作り出すよ
うにした中間パルス発生方式(特公58―50175お
よび特公58―159976)もある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図11のような従来装
置においては、点弧信号を得るために電源電圧の位相に
同期させるための回路が2組必要となり、しかもこの2
組の点弧パルス発生回路は完全に部品の特性が一致して
いることが条件となり、装置が複雑で高価なものとなっ
てしまう。さらにもし両者の間にわずかでも部品の特性
上の差があれば同期点が両者の間でずれることになり、
この結果U相,V相,W相とU’相,V’相,W’相と
の間に位相制御角の差が生じることになり、出力に多く
のリップルを含むことになるのみならず、負荷の分担が
点弧位相の進んだ方に偏ることになり出力低下及び主サ
イリスタの過負荷による熱損を招くことになる。
置においては、点弧信号を得るために電源電圧の位相に
同期させるための回路が2組必要となり、しかもこの2
組の点弧パルス発生回路は完全に部品の特性が一致して
いることが条件となり、装置が複雑で高価なものとなっ
てしまう。さらにもし両者の間にわずかでも部品の特性
上の差があれば同期点が両者の間でずれることになり、
この結果U相,V相,W相とU’相,V’相,W’相と
の間に位相制御角の差が生じることになり、出力に多く
のリップルを含むことになるのみならず、負荷の分担が
点弧位相の進んだ方に偏ることになり出力低下及び主サ
イリスタの過負荷による熱損を招くことになる。
【0013】一方、上述に示した中間パルス発生方式
(特公58―50175および特公58―15997
6)においては、同期パルス発生回路は1組でよく、同
期パルス制御用の制御変圧器においても2次側の星形結
線された巻線を有する制御変圧器も1組になり図11の
方式より主変圧器の構造が簡単になる。しかし、中間パ
ルス発生方式においても同期パルス制御用の制御変圧器
は、まだ構造が複雑であり単相補助変圧器を組合わせて
使用し構造を簡単にするにしても単相補助変圧器は3組
必要となりコストがかなり割高になってしまう。
(特公58―50175および特公58―15997
6)においては、同期パルス発生回路は1組でよく、同
期パルス制御用の制御変圧器においても2次側の星形結
線された巻線を有する制御変圧器も1組になり図11の
方式より主変圧器の構造が簡単になる。しかし、中間パ
ルス発生方式においても同期パルス制御用の制御変圧器
は、まだ構造が複雑であり単相補助変圧器を組合わせて
使用し構造を簡単にするにしても単相補助変圧器は3組
必要となりコストがかなり割高になってしまう。
【0014】アーク溶接、アーク切断等のアーク加工で
は、消耗性電極と被加工物との間で短絡が発生すること
があり、短絡した瞬間に過電流が流れる。この過電流に
より相電圧に瞬間的にスパイク状の高周波ノイズが発生
する。一方、アーク加工ではアーク加工用電源装置を加
工位置に従って移動させるために、一般的に一次側入力
ケーブルが長くなる。そのために電源回路の入力インピ
ーダンスが大きくなり、サイリスタの導通時と非導通時
とでは入力電圧の電圧差が大きくなる結果、入力電圧の
波形歪みがさらに大きくなり相電圧で正確に120°の
位相間隔で点弧パルスを発生することは困難である。
は、消耗性電極と被加工物との間で短絡が発生すること
があり、短絡した瞬間に過電流が流れる。この過電流に
より相電圧に瞬間的にスパイク状の高周波ノイズが発生
する。一方、アーク加工ではアーク加工用電源装置を加
工位置に従って移動させるために、一般的に一次側入力
ケーブルが長くなる。そのために電源回路の入力インピ
ーダンスが大きくなり、サイリスタの導通時と非導通時
とでは入力電圧の電圧差が大きくなる結果、入力電圧の
波形歪みがさらに大きくなり相電圧で正確に120°の
位相間隔で点弧パルスを発生することは困難である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、アーク加工中
に点弧パルス発生回路の誤動作を防止し、安定したアー
クによってアーク加工をする方法及びアーク加工電源装
置を提供することにある。
に点弧パルス発生回路の誤動作を防止し、安定したアー
クによってアーク加工をする方法及びアーク加工電源装
置を提供することにある。
【0016】出願時請求項1の発明は、図1の接続図並
びに同接続図の位相演算処理回路13のフローチャート
図5及び図6に示すように、三相交流電源の入力端子
R、S及びTに接続された変圧器18の出力巻線18a
及び18bの出力を制御整流回路16並びに17によっ
て整流して直流電力を得る直流アーク加工方法におい
て、三相交流電源の入力端子R及びSに接続された一相
の相電圧を入力とし、その入力電圧の予め定めた位相で
基準となる同期パルスを発生し、前記基準となる同期パ
ルスの発生位置から予め定めた1周期の1/12、5/
12及び9/12の間隔で第1の位相制御信号を発生す
ると共に、前記同期パルスの発生位置から予め定めた1
周期の3/12、7/12及び11/12の間隔で第2
の位相制御信号を発生し、引き続き前記予め定めた1周
期の1/12、5/12及び9/12の第1の位相制御
信号と、前記予め定めた1周期の3/12、7/12及
び11/12の第2の位相制御信号とを発生し、前記第
1の位相制御信号と第2の位相制御信号とによって各々
第1の三相半波整流回路及び第2の三相半波整流回路を
位相制御する直流アーク加工方法である。
びに同接続図の位相演算処理回路13のフローチャート
図5及び図6に示すように、三相交流電源の入力端子
R、S及びTに接続された変圧器18の出力巻線18a
及び18bの出力を制御整流回路16並びに17によっ
て整流して直流電力を得る直流アーク加工方法におい
て、三相交流電源の入力端子R及びSに接続された一相
の相電圧を入力とし、その入力電圧の予め定めた位相で
基準となる同期パルスを発生し、前記基準となる同期パ
ルスの発生位置から予め定めた1周期の1/12、5/
12及び9/12の間隔で第1の位相制御信号を発生す
ると共に、前記同期パルスの発生位置から予め定めた1
周期の3/12、7/12及び11/12の間隔で第2
の位相制御信号を発生し、引き続き前記予め定めた1周
期の1/12、5/12及び9/12の第1の位相制御
信号と、前記予め定めた1周期の3/12、7/12及
び11/12の第2の位相制御信号とを発生し、前記第
1の位相制御信号と第2の位相制御信号とによって各々
第1の三相半波整流回路及び第2の三相半波整流回路を
位相制御する直流アーク加工方法である。
【0017】出願時請求項2の発明は、図1の接続図並
びに同接続図の位相演算処理回路13のフローチャート
図7に示すように、三相交流電源の入力端子R、S及び
Tに接続された変圧器18の出力巻線18a及び18b
の出力を制御整流回路16並びに17によって整流して
直流電力を得る直流アーク加工方法において、三相交流
電源の入力端子R及びSに接続された一相の相電圧を入
力とし、その入力電圧の予め定めた位相で基準となる同
期パルスを発生し、前記基準となる同期パルスの発生位
置を起点として入力電圧波形に対応させた1周期を算出
し、前記算出した1周期の1/12、5/12及び9/
12の間隔で第1の位相制御信号を発生すると共に、前
記算出した1周期の3/12、7/12及び11/12
の間隔で第2の位相制御信号を発生し、引き続き前記算
出した1周期の1/12、5/12及び9/12の第1
の位相制御信号と、前記算出した1周期の3/12、7
/12及び11/12の第2の位相制御信号とを発生
し、前記第1の位相制御信号と第2の位相制御信号とに
よって各々第1の三相半波整流回路及び第2の三相半波
整流回路を位相制御する直流アーク加工方法である。
びに同接続図の位相演算処理回路13のフローチャート
図7に示すように、三相交流電源の入力端子R、S及び
Tに接続された変圧器18の出力巻線18a及び18b
の出力を制御整流回路16並びに17によって整流して
直流電力を得る直流アーク加工方法において、三相交流
電源の入力端子R及びSに接続された一相の相電圧を入
力とし、その入力電圧の予め定めた位相で基準となる同
期パルスを発生し、前記基準となる同期パルスの発生位
置を起点として入力電圧波形に対応させた1周期を算出
し、前記算出した1周期の1/12、5/12及び9/
12の間隔で第1の位相制御信号を発生すると共に、前
記算出した1周期の3/12、7/12及び11/12
の間隔で第2の位相制御信号を発生し、引き続き前記算
出した1周期の1/12、5/12及び9/12の第1
の位相制御信号と、前記算出した1周期の3/12、7
/12及び11/12の第2の位相制御信号とを発生
し、前記第1の位相制御信号と第2の位相制御信号とに
よって各々第1の三相半波整流回路及び第2の三相半波
整流回路を位相制御する直流アーク加工方法である。
【0018】出願時請求項3の発明は、図1の接続図並
びに同接続図の位相演算処理回路13のフローチャート
図8に示すように、三相交流電源の入力端子R、S及び
Tに接続された変圧器18の出力巻線18a及び18b
の出力を制御整流回路16並びに17によって整流して
直流電力を得る直流アーク加工方法において、三相交流
電源の入力端子R及びSに接続された一相の相電圧を入
力とし、その入力電圧の予め定めた位相ごとに基準とな
る同期パルスを発生し、前記基準となる同期パルスの発
生位置を起点として入力電圧波形に対応させた1周期を
毎回算出し、前記毎回算出した1周期の1/12、5/
12及び9/12の間隔で第1の位相制御信号を発生す
ると共に、前記毎回算出した1周期の3/12、7/1
2及び11/12の間隔で第2の位相制御信号を発生
し、引き続き前記毎回算出した1周期の1/12、5/
12及び9/12の第1の位相制御信号と、前記毎回算
出した1周期の3/12、7/12及び11/12の第
2の位相制御信号とを発生し、前記第1の位相制御信号
と第2の位相制御信号とによって各々第1の三相半波整
流回路及び第2の三相半波整流回路を位相制御する直流
アーク加工方法である。
びに同接続図の位相演算処理回路13のフローチャート
図8に示すように、三相交流電源の入力端子R、S及び
Tに接続された変圧器18の出力巻線18a及び18b
の出力を制御整流回路16並びに17によって整流して
直流電力を得る直流アーク加工方法において、三相交流
電源の入力端子R及びSに接続された一相の相電圧を入
力とし、その入力電圧の予め定めた位相ごとに基準とな
る同期パルスを発生し、前記基準となる同期パルスの発
生位置を起点として入力電圧波形に対応させた1周期を
毎回算出し、前記毎回算出した1周期の1/12、5/
12及び9/12の間隔で第1の位相制御信号を発生す
ると共に、前記毎回算出した1周期の3/12、7/1
2及び11/12の間隔で第2の位相制御信号を発生
し、引き続き前記毎回算出した1周期の1/12、5/
12及び9/12の第1の位相制御信号と、前記毎回算
出した1周期の3/12、7/12及び11/12の第
2の位相制御信号とを発生し、前記第1の位相制御信号
と第2の位相制御信号とによって各々第1の三相半波整
流回路及び第2の三相半波整流回路を位相制御する直流
アーク加工方法である。
【0019】出願時請求項4の発明は、出願時請求項1
の発明の方法を実施する電源装置であって三相交流電源
の入力端子R、S及びTに接続された変圧器18の出力
巻線18a及び18bの出力を制御整流回路16並びに
17によって整流して直流電力を得る直流アーク加工電
源装置において、三相交流電源の入力端子R及びSに接
続された一相の相電圧を入力とする制御用変圧器と、前
記制御用変圧器の出力電圧を入力電圧として予め定めた
位相で基準となる同期パルスを発生する同期パルス発生
回路と、前記基準となる同期パルスの発生位置から予め
定めた1周期の1/12、5/12及び9/12の間隔
で第1の位相制御信号を発生すると共に、前記同期パル
スの発生位置から予め定めた1周期の3/12、7/1
2及び11/12の間隔で第2の位相制御信号を発生
し、引き続き前記予め定めた1周期の1/12、5/1
2及び9/12の第1の位相制御信号と、前記予め定め
た1周期の3/12、7/12及び11/12の第2の
位相制御信号とを発生する位相演算処理回路と、前記第
1の位相制御信号によって位相制御する第1の三相半波
制御整流回路と、前記第2の位相制御信号によって位相
制御する第2の三相半波制御整流回路とを具備した直流
アーク加工電源装置である。
の発明の方法を実施する電源装置であって三相交流電源
の入力端子R、S及びTに接続された変圧器18の出力
巻線18a及び18bの出力を制御整流回路16並びに
17によって整流して直流電力を得る直流アーク加工電
源装置において、三相交流電源の入力端子R及びSに接
続された一相の相電圧を入力とする制御用変圧器と、前
記制御用変圧器の出力電圧を入力電圧として予め定めた
位相で基準となる同期パルスを発生する同期パルス発生
回路と、前記基準となる同期パルスの発生位置から予め
定めた1周期の1/12、5/12及び9/12の間隔
で第1の位相制御信号を発生すると共に、前記同期パル
スの発生位置から予め定めた1周期の3/12、7/1
2及び11/12の間隔で第2の位相制御信号を発生
し、引き続き前記予め定めた1周期の1/12、5/1
2及び9/12の第1の位相制御信号と、前記予め定め
た1周期の3/12、7/12及び11/12の第2の
位相制御信号とを発生する位相演算処理回路と、前記第
1の位相制御信号によって位相制御する第1の三相半波
制御整流回路と、前記第2の位相制御信号によって位相
制御する第2の三相半波制御整流回路とを具備した直流
アーク加工電源装置である。
【0020】出願時請求項5の発明は、出願時請求項2
の発明の方法を実施する電源装置であって三相交流電源
の入力端子R、S及びTに接続された変圧器18の出力
巻線18a及び18bの出力を制御整流回路16並びに
17によって整流して直流電力を得る直流アーク加工電
源装置において、三相交流電源の入力端子R及びSに接
続された一相の相電圧を入力とする制御用変圧器と、前
記制御用変圧器の出力電圧を入力電圧として予め定めた
位相で基準となる同期パルスを発生する同期パルス発生
回路と、前記基準となる同期パルスの発生位置を起点と
して入力電圧波形に対応させた1周期を算出し、前記算
出した1周期の1/12、5/12及び9/12の間隔
で第1の位相制御信号を発生すると共に、前記算出した
1周期の3/12、7/12及び11/12の間隔で第
2の位相制御信号を発生し、引き続き前記算出した1周
期の1/12、5/12及び9/12の第1の位相制御
信号と、前記算出した1周期の3/12、7/12及び
11/12の第2の位相制御信号とを発生する位相演算
処理回路と、前記第1の位相制御信号によって位相制御
する第1の三相半波制御整流回路と、前記第2の位相制
御信号によって位相制御する第2の三相半波制御整流回
路とを具備した直流アーク加工電源装置である。
の発明の方法を実施する電源装置であって三相交流電源
の入力端子R、S及びTに接続された変圧器18の出力
巻線18a及び18bの出力を制御整流回路16並びに
17によって整流して直流電力を得る直流アーク加工電
源装置において、三相交流電源の入力端子R及びSに接
続された一相の相電圧を入力とする制御用変圧器と、前
記制御用変圧器の出力電圧を入力電圧として予め定めた
位相で基準となる同期パルスを発生する同期パルス発生
回路と、前記基準となる同期パルスの発生位置を起点と
して入力電圧波形に対応させた1周期を算出し、前記算
出した1周期の1/12、5/12及び9/12の間隔
で第1の位相制御信号を発生すると共に、前記算出した
1周期の3/12、7/12及び11/12の間隔で第
2の位相制御信号を発生し、引き続き前記算出した1周
期の1/12、5/12及び9/12の第1の位相制御
信号と、前記算出した1周期の3/12、7/12及び
11/12の第2の位相制御信号とを発生する位相演算
処理回路と、前記第1の位相制御信号によって位相制御
する第1の三相半波制御整流回路と、前記第2の位相制
御信号によって位相制御する第2の三相半波制御整流回
路とを具備した直流アーク加工電源装置である。
【0021】出願時請求項6の発明は、出願時請求項3
の発明の方法を実施する電源装置であって三相交流電源
の入力端子R、S及びTに接続された変圧器18の出力
巻線18a及び18bの出力を制御整流回路16並びに
17によって整流して直流電力を得る直流アーク加工電
源装置において、三相交流電源の入力端子R及びSに接
続された一相の相電圧を入力とする制御用変圧器と、前
記制御用変圧器の出力電圧を入力電圧として予め定めた
位相で基準となる同期パルスを発生する同期パルス発生
回路と、前記基準となる同期パルスの発生位置を起点と
して入力電圧波形に対応させた1周期を毎回算出し、前
記毎回算出した1周期の1/12、5/12及び9/1
2の間隔で第1の位相制御信号を発生すると共に、前記
毎回算出した1周期の3/12、7/12及び11/1
2の間隔で第2の位相制御信号を発生し、引き続き前記
毎回算出した1周期の1/12、5/12及び9/12
の第1の位相制御信号と、前記毎回算出した1周期の3
/12、7/12及び11/12の第2の位相制御信号
とを発生する位相演算処理回路と、前記第1の位相制御
信号によって位相制御する第1の三相半波制御整流回路
と、前記第2の位相制御信号によって位相制御する第2
の三相半波制御整流回路とを具備した直流アーク加工電
源装置である。
の発明の方法を実施する電源装置であって三相交流電源
の入力端子R、S及びTに接続された変圧器18の出力
巻線18a及び18bの出力を制御整流回路16並びに
17によって整流して直流電力を得る直流アーク加工電
源装置において、三相交流電源の入力端子R及びSに接
続された一相の相電圧を入力とする制御用変圧器と、前
記制御用変圧器の出力電圧を入力電圧として予め定めた
位相で基準となる同期パルスを発生する同期パルス発生
回路と、前記基準となる同期パルスの発生位置を起点と
して入力電圧波形に対応させた1周期を毎回算出し、前
記毎回算出した1周期の1/12、5/12及び9/1
2の間隔で第1の位相制御信号を発生すると共に、前記
毎回算出した1周期の3/12、7/12及び11/1
2の間隔で第2の位相制御信号を発生し、引き続き前記
毎回算出した1周期の1/12、5/12及び9/12
の第1の位相制御信号と、前記毎回算出した1周期の3
/12、7/12及び11/12の第2の位相制御信号
とを発生する位相演算処理回路と、前記第1の位相制御
信号によって位相制御する第1の三相半波制御整流回路
と、前記第2の位相制御信号によって位相制御する第2
の三相半波制御整流回路とを具備した直流アーク加工電
源装置である。
【0022】出願時請求項7の発明は、上述制御用変圧
器と同期パルス発生回路との間に低周波フィルタ回路を
設けた請求項4又は請求項5又は請求項6に記載の直流
アーク加工電源装置である。
器と同期パルス発生回路との間に低周波フィルタ回路を
設けた請求項4又は請求項5又は請求項6に記載の直流
アーク加工電源装置である。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、図1の接
続図及び同接続図の位相演算処理回路13のフローチャ
ート図5及至図8に示すように、三相交流電源の入力端
子R、S及びTに接続された変圧器18の出力巻線18
a及び18bの出力を制御整流回路16並びに17によ
って整流して直流電力を得る直流アーク加工電源装置に
おいて、三相交流電源の入力端子R及びSに接続された
一相の相電圧を入力とする制御用変圧器と、前記制御用
変圧器の出力電圧を入力電圧として予め定めた位相で基
準となる同期パルスを発生する同期パルス発生回路と、
前記基準となる同期パルスの発生位置を起点として入力
電圧波形に対応させた1周期を毎回算出し、前記毎回算
出した1周期の1/12、5/12及び9/12の間隔
で第1の位相制御信号を発生すると共に、前記毎回算出
した1周期の3/12、7/12及び11/12の間隔
で第2の位相制御信号を発生し、引き続き前記毎回算出
した1周期の1/12、5/12及び9/12の第1の
位相制御信号と、前記毎回算出した1周期の3/12、
7/12及び11/12の第2の位相制御信号とを発生
する位相演算処理回路と、前記第1の位相制御信号によ
って位相制御する第1の三相半波制御整流回路と、前記
第2の位相制御信号によって位相制御する第2の三相半
波制御整流回路とを具備した直流アーク加工電源装置で
ある。
続図及び同接続図の位相演算処理回路13のフローチャ
ート図5及至図8に示すように、三相交流電源の入力端
子R、S及びTに接続された変圧器18の出力巻線18
a及び18bの出力を制御整流回路16並びに17によ
って整流して直流電力を得る直流アーク加工電源装置に
おいて、三相交流電源の入力端子R及びSに接続された
一相の相電圧を入力とする制御用変圧器と、前記制御用
変圧器の出力電圧を入力電圧として予め定めた位相で基
準となる同期パルスを発生する同期パルス発生回路と、
前記基準となる同期パルスの発生位置を起点として入力
電圧波形に対応させた1周期を毎回算出し、前記毎回算
出した1周期の1/12、5/12及び9/12の間隔
で第1の位相制御信号を発生すると共に、前記毎回算出
した1周期の3/12、7/12及び11/12の間隔
で第2の位相制御信号を発生し、引き続き前記毎回算出
した1周期の1/12、5/12及び9/12の第1の
位相制御信号と、前記毎回算出した1周期の3/12、
7/12及び11/12の第2の位相制御信号とを発生
する位相演算処理回路と、前記第1の位相制御信号によ
って位相制御する第1の三相半波制御整流回路と、前記
第2の位相制御信号によって位相制御する第2の三相半
波制御整流回路とを具備した直流アーク加工電源装置で
ある。
【0024】
【実施例】図1は、本発明の直流アーク加工方法を実施
する電源装置の実施例を示す電源装置接続図である。図
1において10は制御用変圧器であり、主変圧器18の
一方の出力巻線18aの一相と同相の電圧が発生するよ
うに構成されており、この制御用変圧器10としては主
変圧器18の鉄芯に補助巻線を設けてもよく、また小形
の単相補助変圧器を用いてもよい。11は同期パルス発
生回路であり制御用変圧器10の入力電圧の零クロス点
を検出し、その検出点から同期した同期パルス信号Va
を出力する。13は位相演算処理回路であり、中央演算
処理装置(CPU)を使用している。又、位相演算処理
回路13は入力パルス信号Vaに同期して動作を開始
し、入力パルス信号Vaから予め定めた位相制御角を演
算して位相制御信号G1及びG2を出力する。14は第
1の位相制御回路であり、図11に示したような一般的
なユニジャンクショントランジスタを用いた回路が使用
でき位相演算処理回路13の位相制御信号G1によりリ
セットされて、位相制御信号G1の位相制御角が入力の
三相電圧に正確に同期して点弧パルスを発生する。15
は第2の位相制御回路であり、第1の位相制御回路14
と同様の回路構成である。
する電源装置の実施例を示す電源装置接続図である。図
1において10は制御用変圧器であり、主変圧器18の
一方の出力巻線18aの一相と同相の電圧が発生するよ
うに構成されており、この制御用変圧器10としては主
変圧器18の鉄芯に補助巻線を設けてもよく、また小形
の単相補助変圧器を用いてもよい。11は同期パルス発
生回路であり制御用変圧器10の入力電圧の零クロス点
を検出し、その検出点から同期した同期パルス信号Va
を出力する。13は位相演算処理回路であり、中央演算
処理装置(CPU)を使用している。又、位相演算処理
回路13は入力パルス信号Vaに同期して動作を開始
し、入力パルス信号Vaから予め定めた位相制御角を演
算して位相制御信号G1及びG2を出力する。14は第
1の位相制御回路であり、図11に示したような一般的
なユニジャンクショントランジスタを用いた回路が使用
でき位相演算処理回路13の位相制御信号G1によりリ
セットされて、位相制御信号G1の位相制御角が入力の
三相電圧に正確に同期して点弧パルスを発生する。15
は第2の位相制御回路であり、第1の位相制御回路14
と同様の回路構成である。
【0025】12は非安定化電源回路であり、ブリッジ
ダイオードD1と電解コンデンサC1及びC2で構成さ
れておりプラス電源Vccとマイナス電源Veeを出力
する。16は第1の三相半波制御整流回路であり、主変
圧器18の第1の出力巻線18aおよび第1の位相制御
回路14の出力信号Vfにより制御されるサイリスタ1
61a及至163aとからなり、17は第2の三相半波
制御整流回路であり、主変圧器18の第2の出力巻線1
8b及び第2の位相制御回路15の出力信号Vgにより
制御されるサイリスタ171a及至173aからなる。
ダイオードD1と電解コンデンサC1及びC2で構成さ
れておりプラス電源Vccとマイナス電源Veeを出力
する。16は第1の三相半波制御整流回路であり、主変
圧器18の第1の出力巻線18aおよび第1の位相制御
回路14の出力信号Vfにより制御されるサイリスタ1
61a及至163aとからなり、17は第2の三相半波
制御整流回路であり、主変圧器18の第2の出力巻線1
8b及び第2の位相制御回路15の出力信号Vgにより
制御されるサイリスタ171a及至173aからなる。
【0026】19は相関リアクトルであり、第1及び第
2の出力巻線18a及び18b中性点の間に接続されて
いる。主変圧器18の2つの18a及び18bは図15
に示した従来装置と同様に相関リアクトル19とともに
二重星形相関リアクトル付制御整流回路を構成してい
る。
2の出力巻線18a及び18b中性点の間に接続されて
いる。主変圧器18の2つの18a及び18bは図15
に示した従来装置と同様に相関リアクトル19とともに
二重星形相関リアクトル付制御整流回路を構成してい
る。
【0027】図3は、図1に示す電源装置接続図の同期
パルス発生回路11の実施例を示す同期パルス発生回路
接続図ある。同期パルス発生回路11は、コンパレータ
COMP1、抵抗器R3、R4、R5及びR6並びにダ
イオードD2からなる。
パルス発生回路11の実施例を示す同期パルス発生回路
接続図ある。同期パルス発生回路11は、コンパレータ
COMP1、抵抗器R3、R4、R5及びR6並びにダ
イオードD2からなる。
【0028】図4は、図1に示す電源装置接続図の第1
の位相制御回路14及び第2の位相制御回路15の形態
例を示す位相制御回路接続図である。第1の位相制御回
路14は、モノマルチバイブレータMM1、トランジス
タTR1、TR2、抵抗器R7、R8、可変抵抗器VR
1、ユニジャンクショントランジスタUJT1及びコン
デンサC3並びにパルストランスPT1からなり、第2
の位相制御回路15は、モノマルチバイブレータMM
2、トランジスタTR3、TR4、抵抗器R9、R1
0、ユニジャンクショントランジスタUJT2及びコン
デンサC4並びにパルストランスPT2からなる。又、
第1の位相制御回路14のパルストランスPT1の出力
信号Vfは、図1のサイリスタ161a、162a及び
163aに、又、第2の位相制御回路15のパルストラ
ンスPT2の出力信号Vgは、図1のサイリスタ171
a、172a及び173a、のゲート回路に供給されて
これらサイリスタを点弧する。
の位相制御回路14及び第2の位相制御回路15の形態
例を示す位相制御回路接続図である。第1の位相制御回
路14は、モノマルチバイブレータMM1、トランジス
タTR1、TR2、抵抗器R7、R8、可変抵抗器VR
1、ユニジャンクショントランジスタUJT1及びコン
デンサC3並びにパルストランスPT1からなり、第2
の位相制御回路15は、モノマルチバイブレータMM
2、トランジスタTR3、TR4、抵抗器R9、R1
0、ユニジャンクショントランジスタUJT2及びコン
デンサC4並びにパルストランスPT2からなる。又、
第1の位相制御回路14のパルストランスPT1の出力
信号Vfは、図1のサイリスタ161a、162a及び
163aに、又、第2の位相制御回路15のパルストラ
ンスPT2の出力信号Vgは、図1のサイリスタ171
a、172a及び173a、のゲート回路に供給されて
これらサイリスタを点弧する。
【0029】図1、図3及び図4に示した実施例の動作
を図2のタイミング図によって説明する。図2(A)は
制御用変圧器10の出力を抵抗器R1及びR2によって
コンパレータCOMP1の入力レベルにレベル変換され
た信号を示す。図2(B)は同期パルス発生回路11の
コンパレータCOMP1の出力信号Vaを示し、図2
(C)は位相演算処理部13の位相制御信号G1を示
し、図2(D)は第1の位相制御回路14のモノマルチ
バイブレータMM1の出力信号Vbを示し、図2(E)
は位相演算処理部13の位相制御信号G2を示す。図2
(F)は第2の位相制御回路15のモノマルチバイブレ
ータMM2の出力信号Vcを示し、図2(G)は第1の
位相制御回路14のコンデンサC3の端子電圧Vdを示
し、図2(H)はパルストランスPT1の出力信号Vf
を示す。図2(I)は第2の位相制御回路15のコンデ
ンサC4の端子電圧Veを示し、図2(J)はパルスト
ランスPT2の出力信号Vgを示す。
を図2のタイミング図によって説明する。図2(A)は
制御用変圧器10の出力を抵抗器R1及びR2によって
コンパレータCOMP1の入力レベルにレベル変換され
た信号を示す。図2(B)は同期パルス発生回路11の
コンパレータCOMP1の出力信号Vaを示し、図2
(C)は位相演算処理部13の位相制御信号G1を示
し、図2(D)は第1の位相制御回路14のモノマルチ
バイブレータMM1の出力信号Vbを示し、図2(E)
は位相演算処理部13の位相制御信号G2を示す。図2
(F)は第2の位相制御回路15のモノマルチバイブレ
ータMM2の出力信号Vcを示し、図2(G)は第1の
位相制御回路14のコンデンサC3の端子電圧Vdを示
し、図2(H)はパルストランスPT1の出力信号Vf
を示す。図2(I)は第2の位相制御回路15のコンデ
ンサC4の端子電圧Veを示し、図2(J)はパルスト
ランスPT2の出力信号Vgを示す。
【0030】図3の同期パルス発生回路11において抵
抗器R3とR4の抵抗値をr3及びr4とし、 Vref=(Vcc―Vee)×r4/(r3+r4)=0V …(1) (1)式の条件を満足するように抵抗器R3とR4の抵
抗値を設定してコンパレータCOMP1の基準値Vre
fを求める。図2(A)に示す制御用変圧器10の出力
を抵抗器R1、R2によってレベル変換された信号が同
期パルス発生回路11のコンパレータCOMP1に入力
されると、コンパレータCOMP1は入力信号と基準値
Vrefの値とを比較して零クロス点のところで図2
(B)に示す同期パルス信号Vaを出力する。コンパレ
ータCOMP1は±15Vにて動作する両電源用コンパ
レータであり、抵抗器R5とダイオードD2によりコン
パレータCOMP1の負出力をクランプする。
抗器R3とR4の抵抗値をr3及びr4とし、 Vref=(Vcc―Vee)×r4/(r3+r4)=0V …(1) (1)式の条件を満足するように抵抗器R3とR4の抵
抗値を設定してコンパレータCOMP1の基準値Vre
fを求める。図2(A)に示す制御用変圧器10の出力
を抵抗器R1、R2によってレベル変換された信号が同
期パルス発生回路11のコンパレータCOMP1に入力
されると、コンパレータCOMP1は入力信号と基準値
Vrefの値とを比較して零クロス点のところで図2
(B)に示す同期パルス信号Vaを出力する。コンパレ
ータCOMP1は±15Vにて動作する両電源用コンパ
レータであり、抵抗器R5とダイオードD2によりコン
パレータCOMP1の負出力をクランプする。
【0031】位相演算処理回路13は、同期パルス信号
Vaを入力として、その入力信号Vaの立上がりでソフ
トウェア処理を開始して位相制御信号G1及び位相制御
信号G2を出力する。ソフトウェアの処理の詳細につい
ては後述する。
Vaを入力として、その入力信号Vaの立上がりでソフ
トウェア処理を開始して位相制御信号G1及び位相制御
信号G2を出力する。ソフトウェアの処理の詳細につい
ては後述する。
【0032】位相演算処理回路13の出力信号G1が図
4に示す第1の位相制御回路14のモノマルチバイブレ
ータMM1に入力されると、モノマルチバイブレータM
M1は入力信号G1の立上がりで動作を開始して、図2
(D)に示す予め定めたパルス幅T1の出力信号Vbを
トランジスタTR1に入力する。トランジスタTR1に
入力信号Vbが入力すると、入力信号VbがHレベルの
期間中導通して、コンデンサC3が短絡され充電電荷を
零にする。つぎに、入力信号VbがLレベルになるとコ
ンデンサC3は抵抗器R7によって一定電流で図2
(G)に示すように充電され、ユニジャンクショントラ
ンジスタUJT1のピーク点電圧に達した位相でUJT
1及びパルストランスPT1を通して放電して、図2
(H)に示すパルス信号Vfを発生し第1の三相半波制
御整流回路16の主サイリスタ161a、162a及び
163aを導通させる。
4に示す第1の位相制御回路14のモノマルチバイブレ
ータMM1に入力されると、モノマルチバイブレータM
M1は入力信号G1の立上がりで動作を開始して、図2
(D)に示す予め定めたパルス幅T1の出力信号Vbを
トランジスタTR1に入力する。トランジスタTR1に
入力信号Vbが入力すると、入力信号VbがHレベルの
期間中導通して、コンデンサC3が短絡され充電電荷を
零にする。つぎに、入力信号VbがLレベルになるとコ
ンデンサC3は抵抗器R7によって一定電流で図2
(G)に示すように充電され、ユニジャンクショントラ
ンジスタUJT1のピーク点電圧に達した位相でUJT
1及びパルストランスPT1を通して放電して、図2
(H)に示すパルス信号Vfを発生し第1の三相半波制
御整流回路16の主サイリスタ161a、162a及び
163aを導通させる。
【0033】第2の位相制御回路15及び第2の三相半
波制御整流回路17の回路構成は、第1の位相制御回路
14及び第1の三相半波制御整流回路16と回路構成が
同様のため動作の詳細な説明は省略する。
波制御整流回路17の回路構成は、第1の位相制御回路
14及び第1の三相半波制御整流回路16と回路構成が
同様のため動作の詳細な説明は省略する。
【0034】図5及び図6は、図1に示す電源装置接続
図の実施例1の位相演算処理回路13のソフトウェア処
理の内容を示すフローチャート1/2及び2/2であ
る。
図の実施例1の位相演算処理回路13のソフトウェア処
理の内容を示すフローチャート1/2及び2/2であ
る。
【0035】ステップ1において、割り込み周期設定信
号ΔTを読込み、前回の同期パルス信号値F0に初期値
1を代入する。
号ΔTを読込み、前回の同期パルス信号値F0に初期値
1を代入する。
【0036】ステップ200において、Hz演算処理の
サブルーチンに入り予め定めた周波数設定値Hzを読み
込む。
サブルーチンに入り予め定めた周波数設定値Hzを読み
込む。
【0037】ステップ2において、上記の読込み値から
Hz・ΔT・360゜を計算して位相定数値Bに代入す
る。
Hz・ΔT・360゜を計算して位相定数値Bに代入す
る。
【0038】ステップ3において、同期パルス信号値F
1を読み込む。ステップ4において、同期パルス信号値
がF0=0 and F1=1で同期パルス信号Vaが
立上がりであることを示し、判定して、YESならばス
テップ6に進み、NOならばステップ5に進み、同期パ
ルス信号Vaの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態
をF0に代入し、ステップ3に進み、ステップ4がYE
Sになるまで上記を繰り返す。
1を読み込む。ステップ4において、同期パルス信号値
がF0=0 and F1=1で同期パルス信号Vaが
立上がりであることを示し、判定して、YESならばス
テップ6に進み、NOならばステップ5に進み、同期パ
ルス信号Vaの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態
をF0に代入し、ステップ3に進み、ステップ4がYE
Sになるまで上記を繰り返す。
【0039】ステップ6において、ステップ4がYES
になると割り込みが発生しステップ7に進み、NOなら
ばYESになるまで待機する。
になると割り込みが発生しステップ7に進み、NOなら
ばYESになるまで待機する。
【0040】ステップ7において、同期パルス信号値F
1を読み込む。又、位相制御信号G1及びG2をG1=
0、G2=0になるようにリセットして、ステップ8に
進む。ステップ8において、同期パルス信号Vaが立上
がりであるか判定して、NOならば、ステップ10に進
み、YESならば、ステップ9に進む。
1を読み込む。又、位相制御信号G1及びG2をG1=
0、G2=0になるようにリセットして、ステップ8に
進む。ステップ8において、同期パルス信号Vaが立上
がりであるか判定して、NOならば、ステップ10に進
み、YESならば、ステップ9に進む。
【0041】ステップ9において、周期カウント値nを
0にリセットし、ステップ10に進む。ステップ10に
おいて、同期パルス信号Vaの最新の入力状態F1を一
つ前の入力状態F0に代入する。ステップ11におい
て、周期カウント値nに1を加算する。
0にリセットし、ステップ10に進む。ステップ10に
おいて、同期パルス信号Vaの最新の入力状態F1を一
つ前の入力状態F0に代入する。ステップ11におい
て、周期カウント値nに1を加算する。
【0042】ステップ12において、周期カウント値n
と位相定数値Bとを乗算し、乗算した値を位相制御角T
に代入する。ステップ13において、位相制御角Tが位
相制御角設定値30゜と等しいかを判断して、YESな
らばステップ14に進む。ステップ14において、第1
の位相制御信号G1に1を代入して、ステップ25に進
む。ステップ25において、図2(B)に示す同期パル
ス信号Vaの立上がりから正確に30゜位相差を有する
図2(C)に示す第1の位相制御信号G1を出力して、
ステップ26に進む。
と位相定数値Bとを乗算し、乗算した値を位相制御角T
に代入する。ステップ13において、位相制御角Tが位
相制御角設定値30゜と等しいかを判断して、YESな
らばステップ14に進む。ステップ14において、第1
の位相制御信号G1に1を代入して、ステップ25に進
む。ステップ25において、図2(B)に示す同期パル
ス信号Vaの立上がりから正確に30゜位相差を有する
図2(C)に示す第1の位相制御信号G1を出力して、
ステップ26に進む。
【0043】ステップ26において、溶接が継続中なら
ばステップ6の割り込み発生に戻りステップ7に進む。
ステップ7において、同期パルス信号値F1を読み込
む。又、位相制御信号G1及びG2をG1=0、G2=
0にリセットして、ステップ8に進む。ステップ8にお
いて、同期パルス信号Vaの入力信号がF0=0 an
d F1=1と等しいかを判定して、NOならばステッ
プ10に進む
ばステップ6の割り込み発生に戻りステップ7に進む。
ステップ7において、同期パルス信号値F1を読み込
む。又、位相制御信号G1及びG2をG1=0、G2=
0にリセットして、ステップ8に進む。ステップ8にお
いて、同期パルス信号Vaの入力信号がF0=0 an
d F1=1と等しいかを判定して、NOならばステッ
プ10に進む
【0044】ステップ10において、同期パルス信号V
aの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態F0に代入
する。ステップ11において、周期カウント値nに1を
加算する。ステップ12において、周期カウント値nと
位相定数値Bとを乗算し、乗算した値を位相制御角Tに
代入する。ステップ13において、位相制御角Tが位相
制御角設定値30゜と等しいかを判定して、NOならば
ステップ15に進む。ステップ15において、位相制御
角Tが位相制御角設定値90゜と等しいかを判定して、
YESならばステップ16に進む。ステップ16におい
て、第2の位相制御信号G2に1を代入して、ステップ
25に進む。ステップ25において、図2(B)に示す
同期パルス信号Vaの立上がりから正確に90゜位相差
を有する図2(E)に示す第2の位相制御信号G2を出
力して、ステップ26に進む。
aの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態F0に代入
する。ステップ11において、周期カウント値nに1を
加算する。ステップ12において、周期カウント値nと
位相定数値Bとを乗算し、乗算した値を位相制御角Tに
代入する。ステップ13において、位相制御角Tが位相
制御角設定値30゜と等しいかを判定して、NOならば
ステップ15に進む。ステップ15において、位相制御
角Tが位相制御角設定値90゜と等しいかを判定して、
YESならばステップ16に進む。ステップ16におい
て、第2の位相制御信号G2に1を代入して、ステップ
25に進む。ステップ25において、図2(B)に示す
同期パルス信号Vaの立上がりから正確に90゜位相差
を有する図2(E)に示す第2の位相制御信号G2を出
力して、ステップ26に進む。
【0045】ステップ26において、溶接が継続中なら
ば上述と同じくステップ6の割り込み発生に戻りステッ
プ7に進む。ステップ7において、同期パルス信号F1
を読み込む。又、位相制御信号G1及びG2をG1=
0、G2=0にリセットして、ステップ8に進む。ステ
ップ8において、同期パルス信号Vaの入力信号がF0
=0 and F1=1と等しいかを判定して、NOな
らばステップ10に進む。
ば上述と同じくステップ6の割り込み発生に戻りステッ
プ7に進む。ステップ7において、同期パルス信号F1
を読み込む。又、位相制御信号G1及びG2をG1=
0、G2=0にリセットして、ステップ8に進む。ステ
ップ8において、同期パルス信号Vaの入力信号がF0
=0 and F1=1と等しいかを判定して、NOな
らばステップ10に進む。
【0046】ステップ10において、同期パルス信号V
aの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態F0に代入
する。ステップ11において、周期カウント値nに1を
加算する。ステップ12において、周期カウント値nと
位相定数値Bとを乗算し、乗算した値を位相制御角Tに
代入する。ステップ13において、位相制御角Tが位相
制御角設定値30゜と等しいかを判定して、NOならば
ステップ15に進む。ステップ15において、位相制御
角Tが位相制御角設定値90゜と等しいかを判定して、
NOならばステップ17に進む。ステップ17におい
て、位相制御角Tが位相制御角設定値150゜と等しい
かを判定して、YESならばステップ18に進む。ステ
ップ18において、第1の位相制御信号G1に1を代入
して、ステップ25に進む。ステップ25において、図
2(B)に示す同期パルス信号Vaの立上がりから正確
に150゜位相差を有する図2(C)に示す第1の位相
制御信号G1を出力して、ステップ26に進む。
aの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態F0に代入
する。ステップ11において、周期カウント値nに1を
加算する。ステップ12において、周期カウント値nと
位相定数値Bとを乗算し、乗算した値を位相制御角Tに
代入する。ステップ13において、位相制御角Tが位相
制御角設定値30゜と等しいかを判定して、NOならば
ステップ15に進む。ステップ15において、位相制御
角Tが位相制御角設定値90゜と等しいかを判定して、
NOならばステップ17に進む。ステップ17におい
て、位相制御角Tが位相制御角設定値150゜と等しい
かを判定して、YESならばステップ18に進む。ステ
ップ18において、第1の位相制御信号G1に1を代入
して、ステップ25に進む。ステップ25において、図
2(B)に示す同期パルス信号Vaの立上がりから正確
に150゜位相差を有する図2(C)に示す第1の位相
制御信号G1を出力して、ステップ26に進む。
【0047】ステップ26において、溶接が継続中なら
ば上述と同じくステップ6の割り込み発生に戻りステッ
プ7に進む。ステップ7において、同期パルス信号信号
F1を読み込む。又、位相制御信号G1及びG2をG1
=0、G2=0にリセットして、ステップ8に進む。ス
テップ8において、同期パルス信号Vaの入力信号がF
0=0 and F1=1と等しいかを判定して、NO
ならばステップ10に進む。
ば上述と同じくステップ6の割り込み発生に戻りステッ
プ7に進む。ステップ7において、同期パルス信号信号
F1を読み込む。又、位相制御信号G1及びG2をG1
=0、G2=0にリセットして、ステップ8に進む。ス
テップ8において、同期パルス信号Vaの入力信号がF
0=0 and F1=1と等しいかを判定して、NO
ならばステップ10に進む。
【0048】ステップ10において、同期パルス信号V
aの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態F0に代入
する。ステップ11において、周期カウント値nに1を
加算する。ステップ12において、周期カウント値nと
位相定数値Bとを乗算し、乗算した値を位相制御角Tに
代入する。ステップ13において、位相制御角Tが位相
制御角設定値30゜と等しいかを判定して、NOならば
ステップ15に進む。ステップ15において、位相制御
角Tが位相制御角設定値90゜と等しいかを判定して、
NOならばステップ17に進む。ステップ17におい
て、位相制御角Tが位相制御角設定値150゜と等しい
かを判定して、NOならばステップ19に進む。ステッ
プ19において、位相制御角Tが位相制御角設定値21
0゜と等しいかを判定して、YESならばステップ20
に進む。ステップ20において、第2の位相制御信号G
2に1を代入して、ステップ25に進む。ステップ25
において、図2(B)に示す同期パルス信号Vaの立上
がりから正確に210゜位相差を有する図2(E)に示
す第2の位相制御信号G2を出力して、ステップ26に
進む。
aの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態F0に代入
する。ステップ11において、周期カウント値nに1を
加算する。ステップ12において、周期カウント値nと
位相定数値Bとを乗算し、乗算した値を位相制御角Tに
代入する。ステップ13において、位相制御角Tが位相
制御角設定値30゜と等しいかを判定して、NOならば
ステップ15に進む。ステップ15において、位相制御
角Tが位相制御角設定値90゜と等しいかを判定して、
NOならばステップ17に進む。ステップ17におい
て、位相制御角Tが位相制御角設定値150゜と等しい
かを判定して、NOならばステップ19に進む。ステッ
プ19において、位相制御角Tが位相制御角設定値21
0゜と等しいかを判定して、YESならばステップ20
に進む。ステップ20において、第2の位相制御信号G
2に1を代入して、ステップ25に進む。ステップ25
において、図2(B)に示す同期パルス信号Vaの立上
がりから正確に210゜位相差を有する図2(E)に示
す第2の位相制御信号G2を出力して、ステップ26に
進む。
【0049】ステップ26において、溶接が継続中なら
ば上述と同じくステップ6の割り込み発生に戻りステッ
プ7に進む。ステップ7において、同期パルス信号値F
1を読込む。又、位相制御信号G1及びG2をG1=
0、G2=0にリセットして、ステップ8に進む。ステ
ップ8において、同期パルス信号Vaの入力信号がF0
=0 and F1=1と等しいかを判定して、NOな
らばステップ10に進む。
ば上述と同じくステップ6の割り込み発生に戻りステッ
プ7に進む。ステップ7において、同期パルス信号値F
1を読込む。又、位相制御信号G1及びG2をG1=
0、G2=0にリセットして、ステップ8に進む。ステ
ップ8において、同期パルス信号Vaの入力信号がF0
=0 and F1=1と等しいかを判定して、NOな
らばステップ10に進む。
【0050】ステップ10において、同期パルス信号V
aの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態F0に代入
する。ステップ11において、周期カウント値nに1を
加算する。ステップ12において、周期カウント値nと
位相定数値Bとを乗算し、乗算した値を位相制御角Tに
代入する。ステップ13において、位相制御角Tが位相
制御角設定値30゜と等しいかを判定して、NOならば
ステップ15に進む。ステップ15において、位相制御
角Tが位相制御角設定値90゜と等しいかを判定して、
NOならばステップ17に進む。ステップ17におい
て、位相制御角Tが位相制御角設定値150゜と等しい
かを判定して、NOならばステップ19に進む。ステッ
プ19において、位相制御角Tが位相制御角設定値21
0゜と等しいかを判定して、NOならばステップ21に
進む。ステップ21において、位相制御角Tが位相制御
角設定値270゜と等しいかを判定して、YESならば
ステップ22に進む。ステップ22において、第1の位
相制御信号G1に1を代入して、ステップ25に進む。
ステップ25において、図2(B)に示す同期パルス信
号Vaの立上がりから正確に270゜位相差を有する図
2(C)に示す第1の位相制御信号G1を出力して、ス
テップ26に進む。
aの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態F0に代入
する。ステップ11において、周期カウント値nに1を
加算する。ステップ12において、周期カウント値nと
位相定数値Bとを乗算し、乗算した値を位相制御角Tに
代入する。ステップ13において、位相制御角Tが位相
制御角設定値30゜と等しいかを判定して、NOならば
ステップ15に進む。ステップ15において、位相制御
角Tが位相制御角設定値90゜と等しいかを判定して、
NOならばステップ17に進む。ステップ17におい
て、位相制御角Tが位相制御角設定値150゜と等しい
かを判定して、NOならばステップ19に進む。ステッ
プ19において、位相制御角Tが位相制御角設定値21
0゜と等しいかを判定して、NOならばステップ21に
進む。ステップ21において、位相制御角Tが位相制御
角設定値270゜と等しいかを判定して、YESならば
ステップ22に進む。ステップ22において、第1の位
相制御信号G1に1を代入して、ステップ25に進む。
ステップ25において、図2(B)に示す同期パルス信
号Vaの立上がりから正確に270゜位相差を有する図
2(C)に示す第1の位相制御信号G1を出力して、ス
テップ26に進む。
【0051】ステップ26において、溶接が継続中なら
ば上述と同じくステップ6の割り込み処理に戻りステッ
プ7に進む。ステップ7において、同期パルス信号値F
1を読込む。又、位相制御信号G1及びG2をG1=
0、G2=0にリセットして、ステップ8に進む。ステ
ップ8において、同期パルス信号Vaの入力信号がF0
=0 and F1=1と等しいかを判定して、NOな
らばステップ10に進む。
ば上述と同じくステップ6の割り込み処理に戻りステッ
プ7に進む。ステップ7において、同期パルス信号値F
1を読込む。又、位相制御信号G1及びG2をG1=
0、G2=0にリセットして、ステップ8に進む。ステ
ップ8において、同期パルス信号Vaの入力信号がF0
=0 and F1=1と等しいかを判定して、NOな
らばステップ10に進む。
【0052】ステップ10において、同期パルス信号V
aの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態F0に代入
する。ステップ11において、周期カウント値nに1を
加算する。ステップ12において、周期カウント値nと
位相定数値Bとを乗算し、乗算した値を位相制御角Tに
代入する。ステップ13において、位相制御角Tが位相
制御角設定値30゜と等しいかを判定して、NOならば
ステップ15に進む。ステップ15において、位相制御
角Tが位相制御角設定値90゜と等しいかを判定して、
NOならばステップ17に進む。ステップ17におい
て、位相制御角Tが位相制御角設定値150゜と等しい
かを判定して、NOならばステップ19に進む。ステッ
プ19において、位相制御角Tが位相制御角設定値21
0゜と等しいかを判定して、NOならばステップ21に
進む。ステップ21において、位相制御角Tが位相制御
角設定値270゜と等しいかを判定して、NOならばス
テップ23に進む。ステップ23において、位相制御角
Tが位相制御角設定値330゜と等しいかを判定して、
YESならばステップ24に進む。ステップ24におい
て、第1の位相制御信号G2に1を代入して、ステップ
25に進む。ステップ25において、図2(B)に示す
同期パルス信号Vaの立上がりから正確に330゜位相
差を有する図2(E)に示す第2の位相制御信号G2を
出力して、ステップ26に進む。
aの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態F0に代入
する。ステップ11において、周期カウント値nに1を
加算する。ステップ12において、周期カウント値nと
位相定数値Bとを乗算し、乗算した値を位相制御角Tに
代入する。ステップ13において、位相制御角Tが位相
制御角設定値30゜と等しいかを判定して、NOならば
ステップ15に進む。ステップ15において、位相制御
角Tが位相制御角設定値90゜と等しいかを判定して、
NOならばステップ17に進む。ステップ17におい
て、位相制御角Tが位相制御角設定値150゜と等しい
かを判定して、NOならばステップ19に進む。ステッ
プ19において、位相制御角Tが位相制御角設定値21
0゜と等しいかを判定して、NOならばステップ21に
進む。ステップ21において、位相制御角Tが位相制御
角設定値270゜と等しいかを判定して、NOならばス
テップ23に進む。ステップ23において、位相制御角
Tが位相制御角設定値330゜と等しいかを判定して、
YESならばステップ24に進む。ステップ24におい
て、第1の位相制御信号G2に1を代入して、ステップ
25に進む。ステップ25において、図2(B)に示す
同期パルス信号Vaの立上がりから正確に330゜位相
差を有する図2(E)に示す第2の位相制御信号G2を
出力して、ステップ26に進む。
【0053】ステップ26において、溶接終了かを判定
して、YESならば終了し、NOならばステップ6の割
り込み処理に戻りステップ7に進む。ステップ7におい
て、同期パルス信号値F1を読み込む。又、位相制御信
号G1及びG2をG1=0、G2=0にリセットして、
ステップ8に進む。ステップ8において、同期パルス信
号Vaの入力信号がF0=0 and F1=1と等し
いかを判定して、YESならばステップ9に進む。ステ
ップ9において、周期カウント値nを0にリセットし、
ステップ10に進む。ステップ10において、同期パル
ス信号Vaの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態F
0に代入する。ステップ11において、周期カウント値
nに1を加算する。
して、YESならば終了し、NOならばステップ6の割
り込み処理に戻りステップ7に進む。ステップ7におい
て、同期パルス信号値F1を読み込む。又、位相制御信
号G1及びG2をG1=0、G2=0にリセットして、
ステップ8に進む。ステップ8において、同期パルス信
号Vaの入力信号がF0=0 and F1=1と等し
いかを判定して、YESならばステップ9に進む。ステ
ップ9において、周期カウント値nを0にリセットし、
ステップ10に進む。ステップ10において、同期パル
ス信号Vaの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態F
0に代入する。ステップ11において、周期カウント値
nに1を加算する。
【0054】ステップ12以後は上述に説明した動作と
同じ事を繰り返すので詳細な説明は省略する。
同じ事を繰り返すので詳細な説明は省略する。
【0055】(実施例2)図7は、本発明の直流アーク
加工方法を実施する電源装置の位相演算処理回路13の
実施例2のソフトウェア処理の内容を示すフローチャー
トである。又、図5及至図6に示したフローチャートと
同じソフトウェア処理を実施しているものに同符号を付
して、前述のフローチャートと異なるソフトウェア処理
の動作のみを説明する。
加工方法を実施する電源装置の位相演算処理回路13の
実施例2のソフトウェア処理の内容を示すフローチャー
トである。又、図5及至図6に示したフローチャートと
同じソフトウェア処理を実施しているものに同符号を付
して、前述のフローチャートと異なるソフトウェア処理
の動作のみを説明する。
【0056】ステップ1において、割り込み周期設定信
号ΔTを読込み、前回の同期パルス信号値F0に初期値
1を代入する。
号ΔTを読込み、前回の同期パルス信号値F0に初期値
1を代入する。
【0057】ステップ200において、Hz演算処理の
サブルーチンに入り、処理を開始する。ステップ201
において、0を周期カウンタCに代入し、0を周期カウ
ンタPに代入する。
サブルーチンに入り、処理を開始する。ステップ201
において、0を周期カウンタCに代入し、0を周期カウ
ンタPに代入する。
【0058】ステップ202において、上記、ステップ
201で、0を周期カウンタCに代入し、0を周期カウ
ンタPに代入されると、割り込み処理を開始しステップ
203に進み、NOならば上記値が読込まれるまで待機
する。
201で、0を周期カウンタCに代入し、0を周期カウ
ンタPに代入されると、割り込み処理を開始しステップ
203に進み、NOならば上記値が読込まれるまで待機
する。
【0059】ステップ203において、同期パルス信号
値F1を読込む。ステップ204において、同期パルス
信号値がF0=0 and F1=1で同期パルス信号
Vaが立上がりであることを示し、判定し、YESなら
ば205に進み、NOならばステップ206に進む。
値F1を読込む。ステップ204において、同期パルス
信号値がF0=0 and F1=1で同期パルス信号
Vaが立上がりであることを示し、判定し、YESなら
ば205に進み、NOならばステップ206に進む。
【0060】ステップ206において、周期カウント値
Pの値を判定し、P=0ならばステップ208に進み、
同期パルス信号Vaの最新の入力状態F1を一つ前の入
力状態F0に代入して、ステップ202の割り込み発生
にもどり、上述と同一処理を繰り返し、ステップ204
に進む。
Pの値を判定し、P=0ならばステップ208に進み、
同期パルス信号Vaの最新の入力状態F1を一つ前の入
力状態F0に代入して、ステップ202の割り込み発生
にもどり、上述と同一処理を繰り返し、ステップ204
に進む。
【0061】ステップ204において、同期パルス信号
Vaの入力信号が立上がり状態で入力されたかどうかを
判定し、YESならばステップ205に進み、ステップ
205において、周期カウンタPに1を加算して、ステ
ップ206に進む。ステップ206において、周期カウ
ンタPの値を判定し、P=1ならばステップ207に進
む。ステップ207において、周期カウンタCに1を加
算して、ステップ208に進む。
Vaの入力信号が立上がり状態で入力されたかどうかを
判定し、YESならばステップ205に進み、ステップ
205において、周期カウンタPに1を加算して、ステ
ップ206に進む。ステップ206において、周期カウ
ンタPの値を判定し、P=1ならばステップ207に進
む。ステップ207において、周期カウンタCに1を加
算して、ステップ208に進む。
【0062】ステップ208において、同期パルス信号
Vaの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態F0に代
入して、ステップ202の割り込み発生にもどり、上述
と同一処理を繰り返し、ステップ206に進む。ステッ
プ206において、周期カウンタPの値を判定し、P=
2ならばステップ209に進む。ステップ209におい
て、周期カウンタCの値を1/(C・ΔT)の式に代入
し、求めた値を周波数設定値Hzに代入する。
Vaの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態F0に代
入して、ステップ202の割り込み発生にもどり、上述
と同一処理を繰り返し、ステップ206に進む。ステッ
プ206において、周期カウンタPの値を判定し、P=
2ならばステップ209に進む。ステップ209におい
て、周期カウンタCの値を1/(C・ΔT)の式に代入
し、求めた値を周波数設定値Hzに代入する。
【0063】ステップ210において、上記より求めた
周波数設定値HzをHz・ΔT・360の式に代入して
位相定数値Bを求める。ステップ211おいて、周期カ
ウンタCを0にリセットし、又、周期カウンタPを0に
リセットして、ステップ212にに進み、Hz演算処理
を終了し、ステップ3に進む。
周波数設定値HzをHz・ΔT・360の式に代入して
位相定数値Bを求める。ステップ211おいて、周期カ
ウンタCを0にリセットし、又、周期カウンタPを0に
リセットして、ステップ212にに進み、Hz演算処理
を終了し、ステップ3に進む。
【0064】ステップ3以後において、図5及至図6に
示したフローチャートと同一ソフトウェア処理を実施し
ているので、同符号を付して詳細な説明は省略する。
示したフローチャートと同一ソフトウェア処理を実施し
ているので、同符号を付して詳細な説明は省略する。
【0065】(実施例3)図8は、本発明の直流アーク
加工方法を実施する電源装置の位相演算処理回路13の
実施例3のソフトウェア処理の内容を示すフローチャー
トである。図5及至図6並びに図7に示したフローチャ
ートと同一ソフトウェア処理を実施しているものに同符
号を付して、前述のフローチャートと異なるソフトウェ
ア処理の動作のみを説明する。
加工方法を実施する電源装置の位相演算処理回路13の
実施例3のソフトウェア処理の内容を示すフローチャー
トである。図5及至図6並びに図7に示したフローチャ
ートと同一ソフトウェア処理を実施しているものに同符
号を付して、前述のフローチャートと異なるソフトウェ
ア処理の動作のみを説明する。
【0066】ステップ301において、同期パルス信号
値F1を読込む。ステップ302において、同期パルス
信号値がF0=0 and F1=1で同期パルス信号
Vaが立上がりであることを示し、判定し、YESなら
ば303進み、NOならばステップ304に進む。
値F1を読込む。ステップ302において、同期パルス
信号値がF0=0 and F1=1で同期パルス信号
Vaが立上がりであることを示し、判定し、YESなら
ば303進み、NOならばステップ304に進む。
【0067】ステップ304において、周期カウント値
Pの値を判定し、P=0ならばステップ309に進み、
同期パルス信号Vaの最新の入力状態F1を一つ前の入
力状態F0に代入して、図5のステップ6の割り込み発
生にもどり、上述と同一処理を繰り返しながら、ステッ
プ301に進む。ステップ301において、同期パルス
信号値F1読込む。
Pの値を判定し、P=0ならばステップ309に進み、
同期パルス信号Vaの最新の入力状態F1を一つ前の入
力状態F0に代入して、図5のステップ6の割り込み発
生にもどり、上述と同一処理を繰り返しながら、ステッ
プ301に進む。ステップ301において、同期パルス
信号値F1読込む。
【0068】ステップ302において、同期パルス信号
Vaの入力信号が立上がり状態で入力されたかどうかを
判定し、YESならばステップ303に進み、ステップ
303において、周期カウンタPに1を加算して、ステ
ップ304進む。ステップ304において、周期カウン
タPの値を判定し、P=1ならばステップ305に進
む。ステップ305において、周期カウンタCに1を加
算して、ステップ26に進む。ステップ26において、
溶接終了かを判定して、NOならばステップ309に進
む。
Vaの入力信号が立上がり状態で入力されたかどうかを
判定し、YESならばステップ303に進み、ステップ
303において、周期カウンタPに1を加算して、ステ
ップ304進む。ステップ304において、周期カウン
タPの値を判定し、P=1ならばステップ305に進
む。ステップ305において、周期カウンタCに1を加
算して、ステップ26に進む。ステップ26において、
溶接終了かを判定して、NOならばステップ309に進
む。
【0069】ステップ309において、同期パルス信号
Vaの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態F0に代
入して、図11のステップ6の割り込み発生にもどり、
上述と同一処理を繰り返しながら、ステップ301に進
む。ステップ301において、同期パルス信号値F1を
読込む。ステップ302に進む。ステップ302におい
て、同期パルス信号Vaの入力信号が立上がり状態で入
力されたかどうかを判定し、YESならばステップ30
3に進み、ステップ303において、周期カウンタPに
1を加算して、ステップ304進む。ステップ304に
おいて、周期カウンタPの値を判定し、P=2ならば、
ステップ306に進む。ステップ306において、周期
カウンタCの値を1/(C・ΔT)の式に代入して求
め、求めた値を周波数設定値Hzに代入する。
Vaの最新の入力状態F1を一つ前の入力状態F0に代
入して、図11のステップ6の割り込み発生にもどり、
上述と同一処理を繰り返しながら、ステップ301に進
む。ステップ301において、同期パルス信号値F1を
読込む。ステップ302に進む。ステップ302におい
て、同期パルス信号Vaの入力信号が立上がり状態で入
力されたかどうかを判定し、YESならばステップ30
3に進み、ステップ303において、周期カウンタPに
1を加算して、ステップ304進む。ステップ304に
おいて、周期カウンタPの値を判定し、P=2ならば、
ステップ306に進む。ステップ306において、周期
カウンタCの値を1/(C・ΔT)の式に代入して求
め、求めた値を周波数設定値Hzに代入する。
【0070】ステップ307において、上記より求めた
周波数設定値HzをHz・ΔT・360の式に代入して
位相定数値Bを求める。ステップ308おいて、周期カ
ウンタCを0にリセットし、又、周期カウンタPを0に
リセットして、ステップ26に進む。ステップ26にお
いて、溶接終了かを判定して、YESならば終了し、N
Oならばステップ309に進む。
周波数設定値HzをHz・ΔT・360の式に代入して
位相定数値Bを求める。ステップ308おいて、周期カ
ウンタCを0にリセットし、又、周期カウンタPを0に
リセットして、ステップ26に進む。ステップ26にお
いて、溶接終了かを判定して、YESならば終了し、N
Oならばステップ309に進む。
【0071】ステップ309以後においては、上述に説
明した動作と同じ処理を繰り返す。
明した動作と同じ処理を繰り返す。
【0072】ここで、図1の装置において、第1の三相
半波整流回路16と第2の三相半波制御整流回路17の
点弧位相は、位相演算処理部13の演算によって定まる
ものであるから、部品バラッキを考慮する必要がなく、
従来必要とされていた位相の調整が不要となる。
半波整流回路16と第2の三相半波制御整流回路17の
点弧位相は、位相演算処理部13の演算によって定まる
ものであるから、部品バラッキを考慮する必要がなく、
従来必要とされていた位相の調整が不要となる。
【0073】(実施例4)図9は、図1に示す直流アー
ク加工方法を実施する電源装置の別の実施例を示す電源
装置接続図である。同図の実施例において、低周波フィ
ルタ回路22は商用周波数50Hz〜60Hzの入力信
号に対して減衰させずにそのまま通過し、入力信号にス
パイク状の高周波ノイズが発生したとき、ノイズの高周
波成分のみ減衰するように設計したものである。同図に
おいては、このために制御用変圧器10の2次側と同期
パルス発生回路11の入力との間に、同図のように接続
して挿入してある。同図のその他の構成部品は図1に示
した実施例と同機能のものに同符号を付して詳細な動作
説明は省略する。
ク加工方法を実施する電源装置の別の実施例を示す電源
装置接続図である。同図の実施例において、低周波フィ
ルタ回路22は商用周波数50Hz〜60Hzの入力信
号に対して減衰させずにそのまま通過し、入力信号にス
パイク状の高周波ノイズが発生したとき、ノイズの高周
波成分のみ減衰するように設計したものである。同図に
おいては、このために制御用変圧器10の2次側と同期
パルス発生回路11の入力との間に、同図のように接続
して挿入してある。同図のその他の構成部品は図1に示
した実施例と同機能のものに同符号を付して詳細な動作
説明は省略する。
【0074】図9において、低周波フィルタ回路22は
オペアンプ0P1、抵抗器R11とR12、コンデンサ
C5とC6で構成されており、回路構成が非常に簡単な
ため部品バラッキによって発生する位相遅れの問題はな
くなる。
オペアンプ0P1、抵抗器R11とR12、コンデンサ
C5とC6で構成されており、回路構成が非常に簡単な
ため部品バラッキによって発生する位相遅れの問題はな
くなる。
【0075】アーク加工においてそのスタート時などに
過電流が流れた場合、図9の制御用変圧器10の2次側
の出力信号にスパイク状の高周波ノイズが発生する。前
記に示すスパイク状の高周波ノイズが低周波フィルタ回
路22に入力されると、低周波フィルタ回路22は入力
信号のスパイク状の高周波ノイズ成分のみ減衰させて同
期パルス発生回路11に供給する。同期パルス発生回路
11は入力信号の高周波ノイズが削除されているため
に、高周波ノイズによる誤動作がなくなり、相電圧に対
して正確な位相間隔で点弧位相が制御されることにな
る。
過電流が流れた場合、図9の制御用変圧器10の2次側
の出力信号にスパイク状の高周波ノイズが発生する。前
記に示すスパイク状の高周波ノイズが低周波フィルタ回
路22に入力されると、低周波フィルタ回路22は入力
信号のスパイク状の高周波ノイズ成分のみ減衰させて同
期パルス発生回路11に供給する。同期パルス発生回路
11は入力信号の高周波ノイズが削除されているため
に、高周波ノイズによる誤動作がなくなり、相電圧に対
して正確な位相間隔で点弧位相が制御されることにな
る。
【0076】なお、前述した図1の実施例では二重星形
相関リアクトル付制御整流回路を使用しているが、この
回路に限らず三相半波整流回路、三相純ブリッジ整流回
路、及び六層半波整流回路等に対しても、本発明は適用
可能である。
相関リアクトル付制御整流回路を使用しているが、この
回路に限らず三相半波整流回路、三相純ブリッジ整流回
路、及び六層半波整流回路等に対しても、本発明は適用
可能である。
【0077】
【発明の効果】本発明の直流アーク加工電源装置では、
位相制御に中央演算処理装置(CPU)を使用して位相
制御角を演算して出力するので、従来と比較して回路構
成が非常に簡単になると共に部品バラッキによるU相,
V相,W相とU’相,V’相,W’相との間の位相制御
角の差が非常に小さくなる。この結果、出力に含まれる
リップルが小さくなり、又、負荷の分担による点弧位相
の差が小さくなり出力低下や主サイリスタの過負荷によ
る熱損等を防止することができる。(実施例2)及び
(実施例3)の発明では、三相交流電源の1周期を演算
して算出し、この1周期の値を基準値として位相制御信
号を発生しているため、50Hz及び60Hzの切り替
えが不要になり、又、エンジン発電機のように出力電源
の周波数が常に変動する電源に対しても、正確な位相制
御信号を発生することができる。(実施例4)の発明で
は、制御用変圧器の2次側と制御回路の入力側との間に
低周波フィルタ回路を挿入することによって、アーク加
工時の過電流によって相電圧にスパイク状の高周波ノイ
ズが発生したとき、この低周波フィルタ回路により高周
波ノイズが削除され制御回路の誤動作がなくなり安定し
たアークが得られる。
位相制御に中央演算処理装置(CPU)を使用して位相
制御角を演算して出力するので、従来と比較して回路構
成が非常に簡単になると共に部品バラッキによるU相,
V相,W相とU’相,V’相,W’相との間の位相制御
角の差が非常に小さくなる。この結果、出力に含まれる
リップルが小さくなり、又、負荷の分担による点弧位相
の差が小さくなり出力低下や主サイリスタの過負荷によ
る熱損等を防止することができる。(実施例2)及び
(実施例3)の発明では、三相交流電源の1周期を演算
して算出し、この1周期の値を基準値として位相制御信
号を発生しているため、50Hz及び60Hzの切り替
えが不要になり、又、エンジン発電機のように出力電源
の周波数が常に変動する電源に対しても、正確な位相制
御信号を発生することができる。(実施例4)の発明で
は、制御用変圧器の2次側と制御回路の入力側との間に
低周波フィルタ回路を挿入することによって、アーク加
工時の過電流によって相電圧にスパイク状の高周波ノイ
ズが発生したとき、この低周波フィルタ回路により高周
波ノイズが削除され制御回路の誤動作がなくなり安定し
たアークが得られる。
【図1】本発明の直流アーク加工方法を実施する電源装
置の実施例を示す電源装置接続図である。
置の実施例を示す電源装置接続図である。
【図2】図1に示す電源装置の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
イミングチャートである。
【図3】図1に示す電源装置接続図の同期パルス発生回
路11の実施例を示す同期パルス発生回路接続図であ
る。
路11の実施例を示す同期パルス発生回路接続図であ
る。
【図4】図1に示す電源装置接続図の第1の位相制御回
路14及び第2の位相制御回路15の実施例を示す位相
制御回路接続図である。
路14及び第2の位相制御回路15の実施例を示す位相
制御回路接続図である。
【図5】図5は、図1に示す電源装置接続図の実施例1
の位相演算処理回路13のソフトウエア処理の内容を示
す位相演算処理フローチャート1/2である。
の位相演算処理回路13のソフトウエア処理の内容を示
す位相演算処理フローチャート1/2である。
【図6】図6は、図5に示す位相演算処理フローチャー
ト1/2の続きの位相演算処理フローチャート2/2で
ある。
ト1/2の続きの位相演算処理フローチャート2/2で
ある。
【図7】図7は、本発明の直流アーク加工方法を実施す
る電源装置の位相演算処理回路13の実施例2のソフト
ウエア処理の内容を示すフローチャートである。
る電源装置の位相演算処理回路13の実施例2のソフト
ウエア処理の内容を示すフローチャートである。
【図8】図8は、本発明の直流アーク加工方法を実施す
る電源装置の位相演算処理回路13の実施例3のソフト
ウエア処理の内容を示すフローチャートである。
る電源装置の位相演算処理回路13の実施例3のソフト
ウエア処理の内容を示すフローチャートである。
【図9】図9は、図1に示す直流アーク加工方法を実施
する電源装置の別の実施例を示す電源装置接続図であ
る。
する電源装置の別の実施例を示す電源装置接続図であ
る。
【図10】従来の二重星形相関リアクトル付制御整流回
路の接続図である。
路の接続図である。
【図11】従来の直流アーク加工用電源装置の接続図で
ある。
ある。
【図12】図10の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【符号の説明】 1 主変圧器 2a,3a,4a サイリスタ 2b,3b,4b サイリスタ 5 相関リアクトル 6 溶接負荷 7,8 出力端子 9a,9b 補助巻線 10 制御用変圧器 11 同期パルス発生回路 12 非安定化電源回路 13 位相演算処理回路 14 第1の位相制御回路 15 第2の位相制御回路 16 第1の三相半波制御整流回路 17 第2の三相半波制御整流回路 18 主変圧器 18a,18b 出力巻線 19 相関リアクトル 20,21 出力端子 22 低周波フィルタ回路 161a サイリスタ 162a サイリスタ 163a サイリスタ 171a サイリスタ 172a サイリスタ 173a サイリスタ Va 同期パルス信号 Vb モノマルチバイブレータMM1の出
力信号 Vc モノマルチバイブレータMM2の出
力信号 Vf 第1の点弧パルス信号 Vg 第2の点弧パルス信号 G1 第1の位相制御信号 G2 第1の位相制御信号 ΔT 割り込み周期設定信号 Hz 周期設定値
力信号 Vc モノマルチバイブレータMM2の出
力信号 Vf 第1の点弧パルス信号 Vg 第2の点弧パルス信号 G1 第1の位相制御信号 G2 第1の位相制御信号 ΔT 割り込み周期設定信号 Hz 周期設定値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草野 潔 大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会 社ダイヘン内 Fターム(参考) 4E082 BA01 CA01 DA03
Claims (7)
- 【請求項1】 三相交流電源を入力として変圧器の出力
を制御整流回路により整流及び位相制御して直流電力を
得る直流アーク加工方法において、前記三相交流電源の
一相の相電圧を入力し、その入力電圧の予め定めた位相
で基準となる同期パルスを発生し、前記基準となる同期
パルスの発生位置から予め定めた1周期の1/12、5
/12及び9/12の間隔で第1の位相制御信号を発生
すると共に、前記同期パルスの発生位置から予め定めた
1周期の3/12、7/12及び11/12の間隔で第
2の位相制御信号を発生し、引き続き前記予め定めた1
周期の1/12、5/12及び9/12の第1の位相制
御信号と、前記予め定めた1周期の3/12、7/12
及び11/12の第2の位相制御信号とを発生し、前記
第1の位相制御信号と第2の位相制御信号とによって各
々第1の三相半波整流回路及び第2の三相半波整流回路
を位相制御する直流アーク加工方法。 - 【請求項2】 三相交流電源を入力として変圧器の出力
を制御整流回路により整流及び位相制御して直流電力を
得る直流アーク加工方法において、前記三相交流電源の
一相の相電圧を入力し、その入力電圧の予め定めた位相
で基準となる同期パルスを発生し、前記基準となる同期
パルスの発生位置を起点として入力電圧波形に対応させ
た1周期を算出し、前記算出した1周期の1/12、5
/12及び9/12の間隔で第1の位相制御信号を発生
すると共に、前記算出した1周期の3/12、7/12
及び11/12の間隔で第2の位相制御信号を発生し、
引き続き前記算出した1周期の1/12、5/12及び
9/12の第1の位相制御信号と、前記算出した1周期
の3/12、7/12及び11/12の第2の位相制御
信号とを発生し、前記第1の位相制御信号と第2の位相
制御信号とによって各々第1の三相半波整流回路及び第
2の三相半波整流回路を位相制御する直流アーク加工方
法。 - 【請求項3】 三相交流電源を入力として変圧器の出力
を制御整流回路により整流及び位相制御して直流電力を
得る直流アーク加工方法において、前記三相交流電源の
一相の相電圧を入力し、その入力電圧の予め定めた位相
ごとに基準となる同期パルスを発生し、前記基準となる
同期パルスの発生位置を起点として入力電圧波形に対応
させた1周期を毎回算出し、前記毎回算出した1周期の
1/12、5/12及び9/12の間隔で第1の位相制
御信号を発生すると共に、前記毎回算出した1周期の3
/12、7/12及び11/12の間隔で第2の位相制
御信号を発生し、引き続き前記毎回算出した1周期の1
/12、5/12及び9/12の第1の位相制御信号
と、前記毎回算出した1周期の3/12、7/12及び
11/12の第2の位相制御信号とを発生し、前記第1
の位相制御信号と第2の位相制御信号とによって各々第
1の三相半波整流回路及び第2の三相半波整流回路を位
相制御する直流アーク加工方法。 - 【請求項4】 三相交流電源を入力として変圧器の出力
を制御整流回路により整流及び位相制御して直流電力を
得る直流アーク加工電源装置において、前記三相交流電
源の一相の相電圧を入力とする制御用変圧器と、前記制
御用変圧器の出力電圧を入力電圧として予め定めた位相
で基準となる同期パルスを発生する同期パルス発生回路
と、前記基準となる同期パルスの発生位置から予め定め
た1周期の1/12、5/12及び9/12の間隔で第
1の位相制御信号を発生すると共に、前記同期パルスの
発生位置から予め定めた1周期の3/12、7/12及
び11/12の間隔で第2の位相制御信号を発生し、引
き続き前記予め定めた1周期の1/12、5/12及び
9/12の第1の位相制御信号と、前記予め定めた1周
期の3/12、7/12及び11/12の第2の位相制
御信号とを発生する位相演算処理回路と、前記第1の位
相制御信号によって位相制御する第1の三相半波制御整
流回路と、前記第2の位相制御信号によって位相制御す
る第2の三相半波制御整流回路とを具備した直流アーク
加工電源装置。 - 【請求項5】 三相交流電源を入力として変圧器の出力
を制御整流回路により整流及び位相制御して直流電力を
得る直流アーク加工電源装置において、前記三相交流電
源の一相の相電圧を入力とする制御用変圧器と、前記制
御用変圧器の出力電圧を入力電圧として予め定めた位相
で基準となる同期パルスを発生する同期パルス発生回路
と、前記基準となる同期パルスの発生位置を起点として
入力電圧波形に対応させた1周期を算出し、前記算出し
た1周期の1/12、5/12及び9/12の間隔で第
1の位相制御信号を発生すると共に、前記算出した1周
期の3/12、7/12及び11/12の間隔で第2の
位相制御信号を発生し、引き続き前記算出した1周期の
1/12、5/12及び9/12の第1の位相制御信号
と、前記算出した1周期の3/12、7/12及び11
/12の第2の位相制御信号とを発生する位相演算処理
回路と、前記第1の位相制御信号によって位相制御する
第1の三相半波制御整流回路と、前記第2の位相制御信
号によって位相制御する第2の三相半波制御整流回路と
を具備した直流アーク加工電源装置。 - 【請求項6】 三相交流電源を入力として変圧器の出力
を制御整流回路により整流及び位相制御して直流電力を
得る直流アーク加工電源装置において、前記三相交流電
源の一相の相電圧を入力とする制御用変圧器と、前記制
御用変圧器の出力電圧を入力電圧として予め定めた位相
で基準となる同期パルスを発生する同期パルス発生回路
と、前記基準となる同期パルスの発生位置を起点として
入力電圧波形に対応させた1周期を毎回算出し、前記毎
回算出した1周期の1/12、5/12及び9/12の
間隔で第1の位相制御信号を発生すると共に、前記毎回
算出した1周期の3/12、7/12及び11/12の
間隔で第2の位相制御信号を発生し、引き続き前記毎回
算出した1周期の1/12、5/12及び9/12の第
1の位相制御信号と、前記毎回算出した1周期の3/1
2、7/12及び11/12の第2の位相制御信号とを
発生する位相演算処理回路と、前記第1の位相制御信号
によって位相制御する第1の三相半波制御整流回路と、
前記第2の位相制御信号によって位相制御する第2の三
相半波制御整流回路とを具備した直流アーク加工電源装
置。 - 【請求項7】 前記制御用変圧器と同期パルス発生回路
との間に低周波フィルタ回路を設けた請求項4又は請求
項5又は請求項6に記載の直流アーク加工電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11085963A JP2000271740A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 直流アーク加工方法及び電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11085963A JP2000271740A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 直流アーク加工方法及び電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000271740A true JP2000271740A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13873404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11085963A Pending JP2000271740A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 直流アーク加工方法及び電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000271740A (ja) |
-
1999
- 1999-03-29 JP JP11085963A patent/JP2000271740A/ja active Pending
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