JP2000271658A - コルゲートフィン成形用金型 - Google Patents

コルゲートフィン成形用金型

Info

Publication number
JP2000271658A
JP2000271658A JP11082937A JP8293799A JP2000271658A JP 2000271658 A JP2000271658 A JP 2000271658A JP 11082937 A JP11082937 A JP 11082937A JP 8293799 A JP8293799 A JP 8293799A JP 2000271658 A JP2000271658 A JP 2000271658A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
mold
die
corrugated fin
thin plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11082937A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4553417B2 (ja
Inventor
Toshiki Miyazawa
俊喜 宮沢
Toshiyuki Nanaarashi
利幸 七嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hidaka Seiki KK
Original Assignee
Hidaka Seiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hidaka Seiki KK filed Critical Hidaka Seiki KK
Priority to JP08293799A priority Critical patent/JP4553417B2/ja
Publication of JP2000271658A publication Critical patent/JP2000271658A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4553417B2 publication Critical patent/JP4553417B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンチを異なる寸法のものに交換せずとも、
高さの異なるコルゲートフィンを製造することができる
コルゲートフィン成形用金型を提供する。 【解決手段】 一方の型46に設けられた少なくとも2
個のパンチのうち、薄板の移送方向Aの下流側に位置す
る一のパンチ41が、上流側に位置する他のパンチ42
の先端部よりも型閉じ方向に突出するように付勢部材4
8によって設けられて型閉じ動作の際に薄板の位置決め
を行う第1の可動パンチ41であり、型閉じした際に、
第1の可動パンチ41と、他方の型40に設けられた少
なくとも2個のパンチのうち第1の可動パンチ41と噛
合する位置にある一のパンチ35との噛合する長さを調
整する第1の調整手段80が設けられ、型閉じした際
に、一方の型46の他のパンチ42と、他方の型40の
一のパンチ35および/または他のパンチ36との噛合
する長さを調整する第2の調整手段が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製の薄板に形
成されるリブが所定間隔おきに複数個立設されて成るコ
ルゲートフィンを成形するコルゲートフィン成形用金型
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13にコルゲートフィンの一例を示
す。なお、ここで図示しているコルゲートフィンは、一
例として薄板に対してリブが垂直方向に立設される平板
フィンである。コルゲートフィン10はアルミニウム等
から成る金属製の薄板に、複数の連続したリブが形成さ
れているものであって、主に自動車のラジエータ等の熱
交換器12に用いられている。この熱交換器12は、複
数のコルゲートフィン10の間に熱伝導性の高い銅等か
ら成る熱交換チューブ13が挟みこまれて形成されてお
り、熱交換チューブ13内を通過する水流等の熱を放出
するものである。
【0003】図14および図15に、上述したようなコ
ルゲートフィン10の成形方法を示す。コルゲートフィ
ン10は、コルゲートフィン成形用金型20によって成
形される。コルゲートフィン成形用金型20は、少なく
ともどちらか一方が上下動する上型ダイセット14と下
型ダイセット16とを有し、上型ダイセット14と下型
ダイセット16との間に挿入された薄板19に対してプ
レス加工を施してコルゲートフィン10を成形するもの
である。なお、このコルゲートフィン成形用金型20
は、1回の型閉じ動作で1つのリブ4を成形し、型開き
動作が行われたらリブ4が連続して形成されるように、
図示しない移送装置により下流側にリブ1ピッチ分ずつ
間欠的に移送させるものである。この移送方向を矢印A
で示す。
【0004】上型ダイセット14には下面側に固着され
た上型15が設けられている。かかる上型15には、下
方に向けて突出してリブの1つを形成するパンチ21が
設けられている。下型ダイセット16には、上型15に
対向する位置に下型17が固着されている。また、下型
17は上型15に設けられたパンチ21に嵌合可能なよ
うに形成されている2個のパンチ22、22を有してい
る。また、上型15には薄板19の位置決めを行うパイ
ロットゲージ24が設けられている。パイロットゲージ
24は、スプリング25によって下方に向けて付勢され
ており、上型15に形成された収納穴26内に上下方向
に摺動可能に収納されている。型閉じ動作の前には、パ
イロットゲージ24の先端部はパンチ21の先端部より
も下方側に突出するように設けられている。そして、型
閉じ動作が開始されたらパンチ21よりも先にまずパイ
ロットゲージ24がリブ内に進入していくので薄板の位
置決めを行うことができるのである。
【0005】図15では型下死点の状態を示している。
図15によれば、型閉じ動作中においてはパンチ21が
下型側のパンチ22、22との間で薄板19を挟んで1
つのリブ4を形成するのである。薄板上にリブ4が形成
されたら、上型ダイセット14または下型ダイセット1
6のどちらかが上下動して型開きする。型開き後、図示
しない移送装置によって薄板19をリブ1ピッチ分矢印
A方向へ移送させる。すると先の型閉じで形成されたリ
ブ4がパイロットゲージ24の下方に位置するようにな
り、次に行われる型閉じ動作によってパイロットゲージ
24が先の型閉じで形成されたリブ4内に進入するので
薄板19の位置決めを行いながらコルゲートフィンの製
造ができる。
【0006】このような従来のコルゲートフィン成形用
金型20を用いて形成されるコルゲートフィンの製品高
さ、すなわち各リブ4の高さは上型のパンチ21と下型
のパンチ22、22の上下方向の噛み合い寸法によって
決定される。つまり、パンチ21とパンチ22の上下方
向の噛み合い部分が長ければ製品高さが高いコルゲート
フィンが成形され、上下方向の噛み合い部分が短ければ
製品高さが低いコルゲートフィンが成形されるのであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のコルゲートフィ
ン成形用金型は、製造されるコルゲートフィンの高さを
変更しようとする場合には上型側と下型側のパンチを交
換して、パンチ同士の噛み合い部分の長さの変更をする
ようにしていた。このため、1台のコルゲートフィン成
形用金型により種々の高さのコルゲートフィンを成形し
ようとしてもその都度パンチを所定の高さに成形される
ようなものに交換しなくてはならないため手間がかかる
といった課題があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、リブの高さの異
なるコルゲートフィンを1台の金型で製造する際に、パ
ンチ同士の噛み合い部分の長さを変更するためにパンチ
を異なる寸法のものに交換せずとも、高さの異なるコル
ゲートフィンを製造することができるコルゲートフィン
成形用金型を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために次のような構成を備える。すなわち、本発明
にかかるコルゲートフィン成形用金型によれば、少なく
とも一方が上下動可能に設けられた上型ダイセットと下
型ダイセットとの互いに対向する位置に設けられた上型
と下型とが型開きされた際に、移送装置により上型と下
型との間に一方側から他方側に向けて間欠的に移送され
るように挿入された金属製の薄板を、上型と下型とが型
閉じした際に曲折し、薄板の移送方向に向かって所定間
隔おきに複数個のリブを立設してコルゲートフィンを成
形するコルゲートフィン成形用金型において、上型およ
び下型のいずれか一方の型には、薄板の移送方向に所定
間隔を開けて少なくとも2個のパンチが設けられ、他方
の型には、型閉じした際に前記一方の型に設けられた少
なくとも2個のパンチと噛合して薄板を曲折し、リブを
成形するための少なくとも2個のパンチが設けられ、前
記一方の型に設けられた少なくとも2個のパンチのう
ち、薄板の移送方向の下流側に位置する一のパンチが、
上流側に位置する他のパンチの先端部よりも型閉じ方向
に突出するように付勢部材によって設けられ、型閉じ動
作の際に既に成形されているリブ内に挿入されて薄板の
位置決めを行う第1の可動パンチであり、型閉じした際
に、該第1の可動パンチと、前記他方の型の2個のパン
チのうち第1の可動パンチと噛合する位置にある一のパ
ンチとの噛合する長さを調整するための第1の調整手段
が設けられ、型閉じした際に、前記一方の型の他のパン
チと、前記他方の型の一のパンチおよび/または他のパ
ンチとの噛合する長さを調整するための第2の調整手段
が設けられていることを特徴としている。かかる本発明
によれば、第1の調整手段によって可動パンチの噛み合
い長さを調整し、第2の調整手段で可動パンチ以外のパ
ンチ同士の噛み合い長さを調整することができるので、
パンチの交換をせずとも1台の金型で製品高さの異なる
コルゲートフィンの製造ができる。
【0010】また、前記第1の調整手段は、前記第1の
可動パンチと前記他方の型との間に挟まれると共に、異
なる厚さのストップブロックに交換可能に設けられた第
1のストップブロックであるので、可動パンチの噛み合
い長さの調整が容易に行える。さらに、前記第2の調整
手段は、型閉じの際の上型ダイセットの上面と下型ダイ
セットの下面との間の高さであるダイハイトを調整する
ダイハイト調整手段であるので、可動パンチ以外のパン
チの噛み合い長さの調整が容易に行える。なお、前記他
方の型の一のパンチが、前記他方の型の他のパンチの先
端部よりも型閉じ方向に突出するように付勢部材によっ
て設けられ、型閉じ動作の際に既に成形されているリブ
の上流側の外壁面に当接して前記第1の可動パンチと共
に薄板の位置決めを行う第2の可動パンチとすれば、薄
板の位置決め精度をさらに上げることができる。
【0011】また、前記各パンチは断面が方形状に形成
すれば、薄板に対して垂直に壁面が立ち上がる平板フィ
ンが成形される。さらに、前記他方の型の他のパンチの
先端部との間で型閉じ動作の際に薄板を保持するよう
に、前記一方の型に付勢部材によって型閉じ方向に突出
して設けられているリフタを具備すれば、成形するリブ
の上流側の壁面を薄板の未加工の部分に対して垂直に立
設させることができる。型閉じの際に、前記リフタの先
端部が先に行われた型閉じ動作によって既に成形された
リブの上面または下面と同じ水平面上に位置するよう
に、リフタの型閉じ方向への下死点位置または上死点位
置を規制して、前記リフタと前記一方の型との間に挟ま
れる第2のストップブロックが設けられているので、製
品高さの異なるコルゲートフィンを製造する場合であっ
ても、薄板の未加工の部分をすでに成形されたリブの上
面あたは下面に合わせることができる。前記第2のスト
ップブロックを異なる厚さのストップブロックにすれ
ば、様々な高さのリブに合わせて薄板の未加工の部分を
リブの上面または下面に合わせることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコルゲートフィン
成形用金型(以下、単に金型という)の好適な実施の形
態を添付図面に基づいて詳細に説明する。まず、図1に
本実施形態の金型によって成形するコルゲートフィンを
示す。ここで示すコルゲートフィン10は、いわゆる平
板フィンと呼ばれる形態のものであり、形成される各リ
ブ4が直方体状に形成されているものである。したがっ
って、各リブ4の上面3と下面5は平行となるように形
成され、壁面4aが上面3および下面5に対して垂直に
立設されているものである。また、リブ4と隣り合うリ
ブ4との間の隙間6は、リブ4の幅と同じ幅を有してい
る。したがって、このようなコルゲートフィン10を上
下逆さまにしても隙間6が上方に向かうリブと成るよう
に形成されている。
【0013】次に上述したコルゲートフィンを成形する
ための金型について、図2に金型の型開き時の側面図
を、図3に金型の型閉じ時の側面図を、図4に金型の型
開き時の正面図を示し、これに基づいて動作と共にその
構成を説明する。金型30は、上型ダイセット32と下
型ダイセット34とから構成され、これらの各ダイセッ
トが互いに上下に対向するように配置されて成る。金型
30は、このように配置された上型ダイセット32と下
型ダイセット34との間に図示しない移送装置により一
方側から他方側へ送り込まれた金属製の薄板19(図
5)に、型閉じ動作の際にリブ4を成形してコルゲート
フィン10を成形するものである。また、本明細書の図
面中では薄板の移送方向を矢印A方向で表すようにして
いる。
【0014】なお、本実施形態の金型30は、上型ダイ
セット32が下型ダイセット34に対して上下動可能に
設けられているものである。上型ダイセット32が下型
ダイセット34に向けて下降することで、金型の型閉じ
動作が行われる。また、上型ダイセット32を上下動さ
せる上下動機構については省略して図示している。
【0015】上型ダイセット32の下面側には、可動パ
ンチ35、固定パンチ36およびキラーピン38が取り
付けられている。この可動パンチ35、固定パンチ36
およびキラーピン38が上型40を構成する。また、下
型ダイセット34には、可動パンチ41、固定パンチ4
2およびリフタ44が取り付けられている。この可動パ
ンチ41、固定パンチ42およびリフタ44が下型46
を構成している。また、ここでは可動パンチ41が特許
請求の範囲の第1の可動パンチに相当し、固定パンチ4
2が下型の他のパンチに相当する。可動パンチ35は第
2の可動パンチに相当し、固定パンチ36が上型の他の
パンチに相当する。
【0016】可動パンチ35、固定パンチ42および固
定パンチ36は、互いに薄板19を挟んで噛合し、薄板
19を曲折してリブ4を成形する。また、可動パンチ4
1、可動パンチ35および固定パンチ42は、側面から
みた断面形状が略方形状であってリブ4内に進入可能な
大きさのパンチ部35a、41a、42aと、これらパ
ンチ部よりも大きい方形状に形成されて各パンチ部を各
ダイセット32、34に固着する基台部35b、41
b、42bとから構成される。各パンチ部35a、41
a、42aは、基台部35b、41b、42bよりも型
閉じ方向に突出して形成されている。また、本実施形態
による上型40の固定パンチ36は、上述した各パンチ
35、41、42のようにパンチ部は形成されておら
ず、断面がほぼ長方形状に形成されているが、固定パン
チ36の形状はこのような形状に限られることはない。
【0017】上型ダイセット32と下型ダイセット34
とを型閉じした際(図3)には、上型の可動パンチ35
のパンチ部35aの先端と固定パンチ36の先端とが同
じ高さに位置するように可動パンチ35と固定パンチ3
6とが形成されている。同様に、上型ダイセット32と
下型ダイセット34とが型閉じした際に、下型の可動パ
ンチ41のパンチ部41aの先端と、固定パンチ42の
パンチ部42aの先端とが同じ高さに位置するように、
可動パンチ41と固定パンチ42とが形成されている。
【0018】以下、各パンチの構成と動作についてさら
に詳細に説明していく。可動パンチ41は、下型ダイセ
ットの34の上面側に、付勢部材たるスプリング48に
よって基台部41bとパンチ部41a共に上方に付勢し
て設けられている。このため、型開き状態のときに可動
パンチ41のパンチ部41aは、固定パンチ42のパン
チ部42aの先端部よりも上方に突出している。また、
可動パンチ41は、下型ダイセット34に立設されてい
るガイドピン50を挿入可能なガイド穴52が形成され
ている。これにより可動パンチ41はガイドピン50に
沿ってスプリング48の付勢力に抗して上下方向に摺動
可能である。
【0019】54はショルダーボルトである。ショルダ
ーボルト54には、下方側にフランジ部54aが形成さ
れており、下型ダイセット34に形成されたショルダー
ボルト54を保持するための挿入穴56に挿入されて保
持されている。挿入穴56は、上方側がショルダーボル
ト54が収納可能な程度の小径に、下方側がフランジ部
54aを収納可能な程度の大径に形成されている。ショ
ルダーボルト54が設けられていることにより、フラン
ジ部54aの上面側が挿入穴56の小径な部位と大径な
部位との段部57に当接して、可動パンチ41の上限位
置の設定が可能となるのである。
【0020】このように、可動パンチ41は、固定パン
チ42のパンチ部42aよりも上方に突出しているた
め、型閉じ動作の際に固定パンチ42のパンチ部42a
が薄板19に当接して新たなリブを成形する前に、先に
行われた型閉じ動作で既に形成されたリブ4内に進入す
ることができるので、薄板19が移送されたときの位置
決め用のパイロットとして設けられている。
【0021】上型ダイセット32の可動パンチ41に対
向する位置には、可動パンチ35が下方に向けて付勢さ
れて設けられている。可動パンチ35の付勢力は、上型
ダイセット32と可動パンチ35との間に取り付けられ
たスプリング58によって生じている。このため、型開
き状態のときに可動パンチ35のパンチ部35aは、固
定パンチ36の先端部よりも下方に突出している。ま
た、可動パンチ35は、上型ダイセット32に下方に向
けて立設されているガイドピン60を挿入可能なガイド
穴62が形成されている。これにより可動パンチ35は
ガイドピン60に沿ってスプリング48の付勢力に抗し
て上方に摺動可能である。
【0022】61はショルダーボルトである。ショルダ
ーボルト61には、上方側にフランジ部61aが形成さ
れており、上型ダイセット32に形成されたショルダー
ボルト61を保持するための挿入穴64に挿入されて保
持されている。挿入穴64は、下方側がショルダーボル
ト61が収納可能な程度の小径に、上方側がフランジ部
54aを収納可能な程度の大径に形成されている。ショ
ルダーボルト61が設けられていることにより、フラン
ジ部61aの上面側が挿入穴64の小径な部位と大径な
部位との段部65に当接して、可動パンチ35の上型ダ
イセット32からの抜け止めを図ることができると共
に、可動パンチ35の下限位置の設定が可能となるので
ある。
【0023】このように、可動パンチ35は、固定パン
チ36よりも下方に突出しているため、型閉じ動作の際
に固定パンチ36の先端部が薄板19に当接して下型の
固定パンチ42のパンチ部42aと共に薄板19に新た
なリブを成形する前に、先に行われた型閉じ動作で既に
形成されたリブ4の上流側の壁面4aに当接するので、
上述した可動パンチ41と共に薄板が移送されたときの
位置決め用のパイロットとして設けられている。
【0024】下型ダイセット34の上面側には、可動パ
ンチ41のパンチ部41aよりも薄板19の移送方向A
の上流側へ成形すべきリブの1ピッチ分の間隔をおいて
パンチ部42aが位置するように固定パンチ42が固定
されて取り付けられている。固定パンチ42のパンチ部
42aは固定パンチ42本体から上方に向けて突出する
ようにして設けられている。型閉じの際には、固定パン
チ42のパンチ部42aは、その下流側の壁面で上型ダ
イセット32の可動パンチ35との間で薄板19を挟む
とともに、その上流側壁面で上型ダイセット32の固定
パンチ36との間で薄板19を挟む。すなわち、パンチ
部42aは、可動パンチ35と固定パンチ36との間に
挿入されて薄板19を引き込み、曲折することによりリ
ブ4を成形するのである。
【0025】上型ダイセット32の下面側には、可動パ
ンチ35のパンチ部35aよりも移送方向Aの上流側へ
成形すべきリブの1ピッチ分の間隔をおいて固定パンチ
36が固定されて取り付けられている。44は、上型ダ
イセット32の固定パンチ36と対向する位置におい
て、上方に向けて付勢されて取り付けられているリフタ
である。リフタ44は、型閉じの際に固定パンチ36の
先端部との間で薄板19を挟み、パンチ部42aと固定
パンチ36との間で成形されるリブの上流側の壁面4a
を、未加工の薄板19に対して垂直に立設するようにし
ている。
【0026】リフタ44の上方への付勢力はスプリング
66によるものである。スプリング66はリフタ44の
下面側と下型ダイセット34との間にわたって取り付け
られている。また、下型ダイセット34には上方に向け
て突出するガイドピン68が立設されている。リフタ4
4はガイドピン68を挿入可能なガイド穴70が設けら
れており、ガイドピン68をガイド穴70内で摺動させ
ることによりガイドピン68に沿って上下動する。
【0027】また、リフタ44は他の可動パンチと同様
にフランジ部71aを有するショルダーボルト71が設
けられている。下型ダイセット34にはショルダーボル
ト71を挿入可能な挿入穴72が設けられている。挿入
穴72は、ショルダーボルト71のフランジ部71aが
摺動可能な径の大径な部位と、ショルダーボルト71が
摺動可能な径の小径な部位とから成る。このため、大径
な部位と小径な部位との境界部に形成される段部74に
フランジ部71aの上面が当接するので、リフタ44の
上限位置を設定している。
【0028】リフタ44と下型ダイセット34との間に
は、リフタ44の下限位置を設定するためにリフタ44
と下型ダイセット34の間に挟みこまれるストップブロ
ック82が設けられている。ストップブロック82は、
様々な厚さのものと交換することができるように、容易
に取り外しが可能である。このようにストップブロック
82を異なる厚さのものと交換することによって、型閉
じの際のリフタ44の上面位置、すなわち下死点位置を
変更することができる。このため、後述するように成形
するリブの高さを変更するようにした場合であっても、
型閉じの際のリフタ44の上面位置を成形したリブ4の
下面5に合わせて、薄板19の未加工部分を、成形した
リブ4の下面と同一平面状に位置させることができる。
【0029】上型ダイセット32において固定パンチ3
6よりも上流側には、型閉じの際にリフタ44を下方へ
押動するためのキラーピン38が設けられている。キラ
ーピン38は、スプリング76により下方に付勢されて
設けられており、型開きの際には、その先端部38aが
可動パンチ35のパンチ部35aの先端部と同じ高さ
か、またはそれ以上の高さに位置するように設けられて
いる。このキラーピン38は、上型ダイセット32の下
面側に設けられたキラーピンホルダ78によって保持さ
れている。キラーピンホルダ78には、キラーピン38
の上方側に設けられたフランジ部38aが抜け止めとし
て用いられるような段部79が形成されている。
【0030】80は可動パンチ41、35の噛み合い長
さを調整するためのストップブロックである。ストップ
ブロック80は、ほぼ直方体状に形成されており、可動
パンチ41の基台部41bの上面に載置されて設けられ
ている。また、本実施形態でのストップブロック80
は、幅方向両端の2か所に設けられている(図4)。こ
のように設けられたストップブロック80は、型閉じの
際に可動パンチ35と可動パンチ41との間で挟み込ま
れるので、可動パンチ35のパンチ部35aと可動パン
チ41のパンチ部41aとの間の噛み合い長さを規制す
ることができる。つまり、可動パンチ35のパンチ部3
5aと可動パンチ41のパンチ部41aとの間の噛み合
い長さは、ストップブロック80の高さによって設定す
ることができるのである。このため、ストップブロック
80を他の高さを有するストップブロックと交換可能に
設ければ、様々な高さのリブを成形する場合であっても
可動パンチ35と可動パンチ41の噛み合い長さを変え
て位置決めを確実に行うようにすることができる。
【0031】次に、図5〜図8に基づいて、上述してき
た金型30を用いたコルゲートフィンの製造について順
を追って説明する。図5では、先の型閉じ動作によって
薄板19に1個のリブ4Bが形成され、このリブ4B
が、図示しない移送装置によってリブ1個分の間隔で間
欠的に下流方向に移送されたところを示している。図6
では、上型ダイセット32が下降し始めて型閉じが開始
された状態を示している。上型ダイセット32が下降し
てくると、キラーピン38の先端部がリフタ44に当接
し、リフタ44をスプリング66の付勢力に抗して下降
させる。また、上型ダイセット32の可動パンチ35の
パンチ部35aが先に成形されたリブ4Bの上流側の壁
面4aと、薄板19の上面に当接する。このようなリフ
タ44の下降と可動パンチ35の下降により、リフタ4
4上の薄板19もそれに伴って下降する。このため、先
に成形されたリブ4B内に可動パンチ41のパンチ部4
1aが挿入される。このように、可動パンチ41のパン
チ部41aが先に形成されたリブ4B内に挿入されるこ
とで、薄板19の型閉じの際の位置決めが行われる。な
お、この時点でストップブロック80の上面側に上型の
可動パンチ35の基台部35bが当接しているので、可
動パンチ35、41のパンチ部35a、41a同士の噛
み合い長さは、現時点よりも長くならないように規制さ
れている。
【0032】図7では、上型ダイセット32の可動パン
チ35がストップブロック80を介して下型側の可動パ
ンチ41をスプリング48の付勢力に抗して押圧し、可
動パンチ41を下型ダイセット34に当接させている。
また、キラーピン38もリフタ44を押圧してストップ
ブロック82へ当接させている。つまり、各可動パンチ
35、41を付勢しているスプリングの強度を比較する
と、下型ダイセット34側のスプリング48が上型ダイ
セット32側のスプリング58よりも弱いものを用いて
いるのである。このように、上型側と下型側とでスプリ
ングの強度を変えることで、まずパイロットたる可動パ
ンチ41を先に成形されたリブ4内に挿入することがで
きるのである。このため、薄板19の位置決めを確実に
行うことができる。また、可動パンチ35のパンチ部3
5aは、図6に示した位置から図7に示した位置へ下降
する際に、薄板19を下型側の固定パンチ42のパンチ
部42aとの間で引き込ませて変形させており、今回の
型閉じによって成形すべきリブ4Aの下流側の壁面4a
を立ち上げている。
【0033】図8では、上型ダイセット32の固定パン
チ36が、下型の固定パンチ42のパンチ部42aとの
間で薄板を引き込ませて変形させている。ここでは、固
定パンチ36が、リブ4Aの上流側の壁面4aを立ち上
がるように形成している。可動パンチ35が上型ダイセ
ット32に当接し、またキラーピン38の先端部38a
がキラーピンホルダ78の下面と同一平面まで付勢力に
抗して圧縮させられたら型閉じ動作が終了する。この時
点で、下型ダイセット34の固定パンチ42のパンチ部
42aが、上型ダイセット32の可動パンチ35と固定
パンチ36との間に挿入され、リブ4Aの成形が完了す
る。
【0034】次に、上述してきた実施例よりもリブの高
さが低い製品を、図2〜図8に示した金型と同じ金型を
用いて製造する第2の実施例について、図9〜図11に
基づいて説明する。図9に、第2の実施例、図10に、
上述してきた実施例を示す。なお、ここまで説明してき
た構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付
し、説明を省略する。金型自身の変更をせずに、異なる
リブの高さを有するコルゲートフィンを成形するには、
型閉じの際の上型ダイセット32の上面と下型ダイセッ
ト34の下面との間の高さであるダイハイトの変更を行
う。ダイハイトの変更によって、固定パンチ36と固定
パンチ42との間での噛み合い長さの調整ができ、成形
するリブの高さの変更が可能である。具体的には、まず
上述してきた実施例によるダイハイトをD1とする。一
方、製品高さが低い第2の実施例のダイハイトをDと
し、ダイハイトをD1からDへ変更するのである。この
ダイハイトDは、製品高さが高い方(リブの高さが高い
方)のリブの高さH1から変更する低い高さのリブの高
さHを差し引いた数値hを、ダイハイトD1に加えたも
のである。
【0035】ダイハイトの調整は、上型ダイセット32
の上方に配置されているプレススライド92によって行
われる(図11)。すなわち、本実施例でダイハイトを
調整する調整手段としては、プレススライド92をい
う。また、上述してきた金型においては、下型ダイセッ
ト34は、下型ダイセット34の下側に配置されたプレ
スボルスタ94によって上下動しないように固定されて
設けられている。このため、プレススライド92に設け
られた調整手段により、上型ダイセットの下死点位置の
変更を行うことでダイハイトの変更が行われる。なお、
ダイハイトを変更する調整手段としては、上下動機構を
調整する場合に限られることはなく、型閉じした際に上
型ダイセット32と下型ダイセット34との間に挟みこ
まれて、固定パンチ36、42の高さを変更せずに固定
パンチ36、42の噛み合い長さが変更できるものであ
ればよい。
【0036】なお、上記したようにダイハイトを変更す
るだけでは、実質的に製品高さの異なるコルゲートフィ
ンの成形はできない。すなわち、薄板の位置決めを行う
パイロット用の可動パンチの噛み合い長さの調整を行わ
ないと、既に成形されたリブ内に可動パンチが挿入され
た際に、可動パンチがリブを突き破ったり変形させたり
といったことが生じるためである。一方、固定パンチの
噛み合い長さを調整するためのダイハイトの調整をせず
に、薄板の位置決めを行うパイロット用の可動パンチの
噛み合い長さの調整だけを行ったとしても、当然に製品
高さの異なるコルゲートフィンの成形はできない。この
ため、固定パンチの噛み合い長さの調整をする調整手段
と、可動パンチの噛み合い長さの調整をする調整手段と
を組み合わせて始めて製品高さの異なるコルゲートフィ
ンの成形ができるのである。
【0037】そこで、可動パンチ41と可動パンチ35
との間の噛み合い長さの調整を行う調整手段の具体的な
態様を説明する。すなわち、上述してきた実施例による
ストップブロック80の高さをE1とする。このストッ
プブロック80を、高さE1に上記リブの高さの差hを
加えた高さEを有するストップブロック84に取り替え
ることで、可動パンチ41と可動パンチ35との間の噛
み合い長さの調整が可能となる。
【0038】さらに、製品高さを変更する際には、上述
した固定パンチの噛み合い長さと可動パンチの噛み合い
長さの変更以外にも、リフタ44の下死点位置の変更も
必要となる。すなわち、製品高さを低いものにする場合
に、リフタ44の下死点位置を変更しないと、型閉じの
際に成形されたリブ4A(図7、図8)の下面と薄板の
未加工の部分とが同一の水平面上に位置せず、薄板の未
加工の部分が変形するおそれがあるためである。具体的
なリフタの下死点位置の変更は、上述してきた実施例に
よるストップブロック82の高さをC1とし、このスト
ップブロック82を、高さC1に上記リブの高さの差h
を加えた高さCを有するストップブロック86に取り替
えることで行われる。
【0039】このように、成形すべきコルゲートフィン
のリブの高さ、すなわち製品高さを変更する場合であっ
ても、パンチを異なる高さを有するパンチに交換しなく
とも、ダイハイトの変更と可動パンチへのストップブロ
ックの設置により各パンチの噛み合い長さを変えること
ができるので、成形すべきコルゲートフィンのリブの高
さを1台の同じ金型を用いて容易に変更できる。
【0040】なお、コルゲートフィンの形状としては、
上述してきたいわゆる平板フィンの形状に限られること
はない。例えば、図12(a)に示すように、リブ4に
凹凸95が形成されたいわゆる中断フィン88といった
ものであってもよいし、あるいはリブ4が波形の曲線9
0で形成されるよろい板形フィン89(図12の
(b))であってもよい。
【0041】以上本発明につき好適な実施例を挙げて種
々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0042】
【発明の効果】本発明に係るコルゲートフィン成形用金
型によれば、型閉じした際に、第1の可動パンチと、他
方の型の2個のパンチのうち第1の可動パンチと噛合す
る位置にある一のパンチとの噛合する長さを調整するた
めの第1の調整手段を設け、型閉じした際に、一方の型
の他のパンチと、他方の型の一のパンチおよび/または
他のパンチとの噛合する長さを調整するための第2の調
整手段を設けたので、1台の金型で異なる製品高さのコ
ルゲートフィンを成形するような場合であっても、パン
チの噛み合い長さを変更することができるので、パンチ
等の交換を行わずに容易にコルゲートフィンの製品高さ
の変更ができる。また、第1の調整手段は、第1の可動
パンチと前記他方の型との間に挟まれると共に、異なる
厚さのストップブロックに交換可能に設けられた第1の
ストップブロックであるので、可動パンチの噛み合い長
さの調整が容易に行える。さらに、第2の調整手段をダ
イハイトを調整するダイハイト調整手段とすれば、可動
パンチ以外のパンチの噛み合い長さの調整が容易に行え
る。なお、他方の型の一のパンチが、他方の型の他のパ
ンチの先端部よりも型閉じ方向に突出するように付勢部
材によって設けられ、型閉じ動作の際に既に成形されて
いるリブの上流側の外壁面に当接して第1の可動パンチ
と共に薄板の位置決めを行う第2の可動パンチとすれ
ば、2個のパンチをパイロットとして用いることがで
き、薄板の位置決め精度をさらに上げることができる。
【0043】各パンチは断面が方形状に形成すれば、薄
板に対して垂直に壁面が立ち上がる平板フィンが成形さ
れる。この場合に、他方の型の他のパンチの先端部との
間で型閉じ動作の際に薄板を保持するように、一方の型
に付勢部材によって型閉じ方向に突出して設けられてい
るリフタを具備すれば、成形するリブの上流側の壁面を
薄板の未加工の部分に対して垂直に立設させることがで
きる。型閉じの際に、リフタの先端部が先に行われた型
閉じ動作によって既に成形されたリブの上面または下面
と同じ水平面上に位置するように、リフタの型閉じ方向
への下死点位置または上死点位置を規制して、リフタと
一方の型との間に挟まれる第2のストップブロックが設
ければ、製品高さの異なるコルゲートフィンを製造する
場合であっても、薄板の未加工の部分をすでに成形され
たリブの上面あたは下面と同一の平面上にあわせること
ができる。この第2のストップブロックを異なる厚さの
ストップブロックにすれば、様々な高さのリブに合わせ
て薄板の未加工の部分をリブの上面または下面に合わせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コルゲートフィンを説明するためのコルゲート
フィンの斜視図である。
【図2】本発明にかかるコルゲートフィン成形用金型の
型開き時の側面図である。
【図3】図2に示したコルゲートフィン成形用金型の型
閉じ時の側面図である。
【図4】図2に示したコルゲートフィン成形用金型の型
開き時の正面図である。
【図5】コルゲートフィン成形用金型が型開き状態であ
るところを示す説明図である。
【図6】図5に示したコルゲートフィン成形用金型の型
閉じが開始されて位置決めを行っているところを示す説
明図である。
【図7】図6に示したコルゲートフィン成形用金型でリ
ブが成形され始めたところを示す説明図である。
【図8】図7に示したコルゲートフィン成形用金型が型
閉じされてリブの成形が終了したところを示す説明図で
ある。
【図9】図2〜図8に示したコルゲートフィン成形用金
型よりも、リブの高さが低いコルゲートフィンを成形す
るコルゲートフィン成形用金型の側面図である。
【図10】図9に示したコルゲートフィン成形用金型と
の比較のために示す図2〜図8に示したコルゲートフィ
ン成形用金型の説明図である。
【図11】上型ダイセットと下型ダイセットの型閉じの
際のダイハイトを調整するための調整手段を説明するた
めの説明図である。
【図12】(a)中断フィンの説明図である。 (b)よろい板形フィンの説明図である。
【図13】コルゲートフィンの使用態様について説明す
る説明図である。
【図14】従来のコルゲートフィン成形用金型を示す説
明図である。
【図15】図14に示したコルゲートフィン成形用金型
の型閉じ状態のところを示す説明図である。
【符号の説明】
4 リブ 10 コルゲートフィン 19 薄板 30 金型 32 上型ダイセット 34 下型ダイセット 35 可動パンチ 36 固定パンチ 38 キラーピン 40 上型 41 可動パンチ 42 固定パンチ 44 リフタ 46 下型 48、58、66、76 スプリング 50、60、68 ガイドピン 54、61、71 ショルダーボルト 80、82、84、86 ストップブロック 88 中断フィン 89 よろい板形フィン 92 プレススライド 94 プレスボルスタ 95 凹凸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が上下動可能に設けられ
    た上型ダイセットと下型ダイセットとの互いに対向する
    位置に設けられた上型と下型とが型開きされた際に、移
    送装置により上型と下型との間に一方側から他方側に向
    けて間欠的に移送されるように挿入された金属製の薄板
    を、上型と下型とが型閉じした際に曲折し、薄板の移送
    方向に向かって所定間隔おきに複数個のリブを立設して
    コルゲートフィンを成形するコルゲートフィン成形用金
    型において、 上型および下型のいずれか一方の型には、薄板の移送方
    向に所定間隔を開けて少なくとも2個のパンチが設けら
    れ、 他方の型には、型閉じした際に前記一方の型に設けられ
    た少なくとも2個のパンチと噛合して薄板を曲折し、リ
    ブを成形するための少なくとも2個のパンチが設けら
    れ、 前記一方の型に設けられた少なくとも2個のパンチのう
    ち、薄板の移送方向の下流側に位置する一のパンチが、
    上流側に位置する他のパンチの先端部よりも型閉じ方向
    に突出するように付勢部材によって設けられ、型閉じ動
    作の際に既に成形されているリブ内に挿入されて薄板の
    位置決めを行う第1の可動パンチであり、 型閉じした際に、該第1の可動パンチと、前記他方の型
    の2個のパンチのうち第1の可動パンチと噛合する位置
    にある一のパンチとの噛合する長さを調整するための第
    1の調整手段が設けられ、 型閉じした際に、前記一方の型の他のパンチと、前記他
    方の型の一のパンチおよび/または他のパンチとの噛合
    する長さを調整するための第2の調整手段が設けられて
    いることを特徴とするコルゲートフィン成形用金型。
  2. 【請求項2】 前記第1の調整手段は、前記第1の可動
    パンチと前記他方の型との間に挟まれると共に、異なる
    厚さのストップブロックに交換可能に設けられた第1の
    ストップブロックである請求項1記載のコルゲートフィ
    ン成形用金型。
  3. 【請求項3】 前記第2の調整手段は、型閉じの際の上
    型ダイセットの上面と下型ダイセットの下面との間の高
    さであるダイハイトを調整するダイハイト調整手段であ
    る請求項1または2記載のコルゲートフィン成形用金
    型。
  4. 【請求項4】 前記他方の型の一のパンチが、前記他方
    の型の他のパンチの先端部よりも型閉じ方向に突出する
    ように付勢部材によって設けられ、型閉じ動作の際に既
    に成形されているリブの上流側の外壁面に当接して前記
    第1の可動パンチと共に薄板の位置決めを行う第2の可
    動パンチである請求項1、2または3記載のコルゲート
    フィン成形用金型。
  5. 【請求項5】 前記各パンチは断面が方形状に形成され
    ている請求項1、2または3記載のコルゲートフィン成
    形用金型。
  6. 【請求項6】 前記他方の型の他のパンチの先端部との
    間で型閉じ動作の際に薄板を保持するように、前記一方
    の型に付勢部材によって型閉じ方向に突出して設けられ
    ているリフタを具備する請求項5記載のコルゲートフィ
    ン成形用金型。
  7. 【請求項7】 型閉じの際に、前記リフタの先端部が先
    に行われた型閉じ動作によって既に成形されたリブの上
    面または下面と同じ水平面上に位置するように、リフタ
    の型閉じ方向への下死点位置または上死点位置を規制し
    て、前記リフタと前記一方の型との間に挟まれる第2の
    ストップブロックが設けられている請求項6記載のコル
    ゲートフィン成形用金型。
  8. 【請求項8】 前記第2のストップブロックを異なる厚
    さのストップブロックとする請求項7記載のコルゲート
    フィン成形用金型。
JP08293799A 1999-03-26 1999-03-26 コルゲートフィン成形用金型 Expired - Lifetime JP4553417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08293799A JP4553417B2 (ja) 1999-03-26 1999-03-26 コルゲートフィン成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08293799A JP4553417B2 (ja) 1999-03-26 1999-03-26 コルゲートフィン成形用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000271658A true JP2000271658A (ja) 2000-10-03
JP4553417B2 JP4553417B2 (ja) 2010-09-29

Family

ID=13788145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08293799A Expired - Lifetime JP4553417B2 (ja) 1999-03-26 1999-03-26 コルゲートフィン成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4553417B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006015388A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Japan Atom Energy Res Inst 超細密フィン折り加工法
JP2011177751A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Hidaka Seiki Kk コルゲートフィン製造装置
JP2016016446A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 株式会社三五 熱交換器用フィンの製造方法及びそれに用いるパンチ
CN108311589A (zh) * 2018-01-23 2018-07-24 中山市天键电声有限公司 一种折弯固定钢网的冲压模具
CN110586718A (zh) * 2018-06-13 2019-12-20 河南森源重工有限公司 一种散热片折弯成型工装
CN117564171A (zh) * 2024-01-15 2024-02-20 广州坤江汽车配件工业制造有限公司 异形散热器主板镶块式加工装置及其加工方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006015388A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Japan Atom Energy Res Inst 超細密フィン折り加工法
JP2011177751A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Hidaka Seiki Kk コルゲートフィン製造装置
JP2016016446A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 株式会社三五 熱交換器用フィンの製造方法及びそれに用いるパンチ
CN108311589A (zh) * 2018-01-23 2018-07-24 中山市天键电声有限公司 一种折弯固定钢网的冲压模具
CN110586718A (zh) * 2018-06-13 2019-12-20 河南森源重工有限公司 一种散热片折弯成型工装
CN117564171A (zh) * 2024-01-15 2024-02-20 广州坤江汽车配件工业制造有限公司 异形散热器主板镶块式加工装置及其加工方法
CN117564171B (zh) * 2024-01-15 2024-04-05 广州坤江汽车配件工业制造有限公司 异形散热器主板镶块式加工装置及其加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4553417B2 (ja) 2010-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101727271B1 (ko) 코루게이트핀의 제조 장치
KR100697599B1 (ko) 코루게이트 핀 제조장치
ITMI950223A1 (it) Gruppo stampi
KR102297779B1 (ko) 열교환기용 핀으로의 편평 튜브 삽입 장치
KR101637964B1 (ko) 코루게이트 핀 제조장치
CN2841182Y (zh) 一种侧冲模具
JP2000271658A (ja) コルゲートフィン成形用金型
WO2006090502A1 (ja) コルゲートフィン製造装置
CN219004250U (zh) 一种钣金件冲裁模具
CN116713398A (zh) 散热器中鳍片组的加工工艺
CN210023477U (zh) 一种热成型及热冲孔模具结构
US7363797B2 (en) Process for producing corrugated plate and device for producing corrugated plate
KR100517370B1 (ko) 스프링백 방지를 위한 벤딩 금형 장치
JPH06154924A (ja) プレス加工方法
KR20120125755A (ko) 열교환기용 헤더파이프 배플 압입장치
KR100858728B1 (ko) 프로그레시브 금형의 스크랩 절단장치
JP3445950B2 (ja) 変圧器容箱の側板とそのプレス成形金型装置
CN220144417U (zh) 对称负角成型模具
CN113351760B (zh) 产品结构阻挡折弯冲运动空间90度一站成型模具及工艺
CN217290047U (zh) 手表主板限高片冲压模具
CN214382892U (zh) 一种用于冲压连接板料带上方折弯的结构
CN218693325U (zh) 一种用于防火门生产的冲压装置
KR102179668B1 (ko) 오프셋 핀 플레이트 성형 장치 및 이를 이용한 오프셋 핀 성형 방법
KR0139156Y1 (ko) 슬릿팅 프레스성형장치
CN116550894A (zh) 散热器中鳍片组的加工设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080909

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090714

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100713

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term