JP2000271391A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

Info

Publication number
JP2000271391A
JP2000271391A JP11079713A JP7971399A JP2000271391A JP 2000271391 A JP2000271391 A JP 2000271391A JP 11079713 A JP11079713 A JP 11079713A JP 7971399 A JP7971399 A JP 7971399A JP 2000271391 A JP2000271391 A JP 2000271391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
washing machine
drum
water tank
outer box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11079713A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3646019B2 (ja
Inventor
Shuji Hashiba
修司 羽柴
Masumi Ito
眞純 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP07971399A priority Critical patent/JP3646019B2/ja
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to KR10-2000-7012522A priority patent/KR100415024B1/ko
Priority to CNB008003203A priority patent/CN1137302C/zh
Priority to PCT/JP2000/000713 priority patent/WO2000053837A1/ja
Priority to DE60025586T priority patent/DE60025586T2/de
Priority to EP00902878A priority patent/EP1118703B1/en
Priority to TW089102342A priority patent/TW504532B/zh
Publication of JP2000271391A publication Critical patent/JP2000271391A/ja
Priority to US09/708,920 priority patent/US6564594B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3646019B2 publication Critical patent/JP3646019B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動の低減や部品数の削減を図りつつ、モー
タに対する保守点検性の向上、外箱の奥行き方向の大型
化の抑制、及び、加熱手段によるモータへの熱影響の軽
減を図る。 【解決手段】 外箱1内には水槽3が設けられ、水槽3
の外底部には内部の水を加熱する加熱装置22が設けら
れている。水槽3内にほぼ水平の軸回りにドラム10が
設けられ、水槽3の後面部にはドラム19をダイレクト
に回転駆動するための洗濯機モータ17が設けられてい
る。外箱1の後板部1aには該洗濯機モータ17の外形
よりも大きな開口部23が形成され、この開口部を塞ぐ
ように蓋24が設けられている。この蓋24には後方へ
膨出する凸部25が形成され、この凸部25の下部には
その内外を連通する孔部26が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温水生成機能を備
えたドラム式洗濯機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、ドラム式洗
濯機においては、図8に示すように、外箱101の内部
に水槽102が複数のサスペンション103により保持
されて設けられている。この水槽102の内部には、ド
ラム104が横軸回転可能に配設されている。このドラ
ム104の回転軸105は、水槽102の後部に取付け
られたハウジング106に軸受107を介して支承され
ており、この回転軸105には従動プーリ108が取付
けられている。
【0003】また、前記水槽102の外下部にはモータ
109が設けられており、この回転軸109aには駆動
プーリ110が取付けられている。この駆動プーリ11
0と前記従動プーリ108との間にはこれらとでベルト
伝達機構111を構成するベルト112が張設されてい
る。さらにまた水槽102の外下部には、加熱手段たる
温水生成用の加熱器113が伝熱的に設けられており、
これは器本体113a内にヒータ113bが設けられて
いる。この加熱器113は、洗い行程やすすぎ行程にお
いて水槽102内の水を加熱して温水とし、洗浄性の向
上を図るものである。この構成において、モータ109
の回転駆動力がベルト伝達機構111を介してドラム1
04に伝達されて、これが回転されるようになってお
り、その回転に基づいて洗い、脱水が行なわれるように
なっている。なお、乾燥も行なう機能を有するドラム式
洗濯機では、乾燥時にもドラム104が回転されるよう
になっている。
【0004】しかしながら、この種のドラム式洗濯機で
は、モータ109の回転駆動力をベルト伝達機構111
を介してドラム104に伝達するため、このベルト伝達
機構111部分で振動が発生しやすく、また、部品数も
多いという問題があった。そこで、本発明者では、モー
タを水槽の後部に設けて、該モータによりドラムをダイ
レクトに回転させる構成とすることにより、振動の低減
や部品数の削減を図ることを考えている。
【0005】ところがこの改善構成の場合、新たな問題
が発生することが判った。すなわち、上述した改善構成
では、モータが水槽の後部に位置することで該モータに
対する保守点検の不便さや、外箱の奥行き方向の大型化
する問題が発生する。そしてさらに、モータが、水槽外
底部の加熱器より上方に位置することになり、加熱器の
熱影響が上方のモータに及ぶ問題が惹起する。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、振動の低減や部品数の削減を図り
つつ、モータに対する保守点検性の向上、外箱の奥行き
方向の大型化の抑制、及び、加熱手段によるモータへの
熱影響の軽減を図り得るドラム式洗濯機を提供するにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、外箱
と、この外箱内に設けられた水槽と、この水槽の外底部
に設けられ該水槽内部の水を加熱する加熱手段と、前記
水槽内にほぼ水平の軸回りに回転可能に設けられ洗濯物
が収容されるとドラムと、前記水槽の後面部に前記ドラ
ムをダイレクトに回転駆動するように設けられたモータ
と、前記外箱の後面部において前記モータと対向する部
位に該モータの外形よりも大きく形成された開口部と、
この開口部を塞ぐように取り外し可能に設けられ前記モ
ータと対向する部分に後方へ膨出する凸部を形成した蓋
と、この蓋の前記凸部の下部もしくは側部にその内外を
連通するように形成された孔部とを含んで構成される。
【0008】この構成においては、水槽の後面部にドラ
ムをダイレクトに回転駆動するモータを設ける構成とし
たから、振動の低減や部品数の削減を図り得るようにな
る。そして、外箱の後面部においてモータと対向する部
位に、開口部を、該モータの外形よりも大きく形成した
から、この開口部を通して、モータの保守点検を行なう
ことができるようになる。しかも、この開口部を塞ぐ蓋
に、モータと対向する部分に後方へ膨出する凸部を形成
したから、この凸部の内面とモータとの離間距離を必要
最小限に設定することで、外箱の後面部を前側に寄せる
ことができるようになり、外箱の奥行き寸法を小さくす
ることができる。すなわち、上記蓋に凸部がない場合に
は、外箱の後面部及び蓋がほぼ面一状態となるから、こ
の蓋内面とモータとの距離を必要最小限としても外箱の
後面部もこの蓋の位置に存することとなり、外箱の奥行
き寸法も大きくなってしまう。しかし、上記構成では、
凸部の後端部に対して外箱の後面部が前側に寄った形態
となるから、外箱の奥行き寸法を小さくできるものであ
る。
【0009】ここで、モータは加熱手段よりも上方位置
に存するものであり、このような構成の場合、加熱手段
から上昇する熱が直接モータや軸受部分に影響を与える
のに加え、上記構成のように蓋に凸部を形成したことで
その凸部内部に熱がいつまでの籠って、モータや軸受部
分に熱影響を与えてしまう虞がある。
【0010】しかし、上記構成においては、蓋の凸部の
下部もしくは側部にその内外を連通するように孔部を形
成しているから、この孔部を通して空気の流通が行なわ
れ、もって、凸部内部に籠り勝ちな熱を放熱できると共
にモータ近傍の熱も放熱することができるようになり、
もって、モータや軸受部分への熱影響を軽減できるよう
になる。しかも、外箱外部上方から凸部に水がふりかか
った場合に上記孔部から水が入ってモータを濡らしてし
まうことが懸念されるが、孔部が凸部の下部もしくは側
部に形成されているから、水がこの孔部から外箱内部に
入ることがなく、もって、モータの水濡れを有効に防止
できるようになる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
要素に加え、外箱内に、ドラム内の衣類を乾燥させるた
めのファン及び温風生成用ヒータ並びに熱交換器を有す
る乾燥装置を設けた構成である。この構成においては、
熱源として、加熱手段の他に、乾燥装置が備わっている
から、外箱内の温度がさらに高くなり、モータや軸受部
分への熱影響もかなり大きくなる。しかし、上記構成に
おいては、前述したように、凸部の下部もしくは側部に
その内外を連通するように孔部を形成しているから、加
熱手段の他に乾燥装置を備えることでモータへの熱的条
件が悪くなる中で、良好な放熱が図られるようになり、
一層効果的である。
【0012】請求項3の発明は、モータの一部が凸部内
に入り込む形態となっているところに特徴を有する。こ
の構成においては、モータの一部が凸部内に入り込む
分、外箱後面部を前側寄りとすることが可能で、外箱の
奥行き方向への小形化をさらに図ることができるように
なる。ところでこのような構成の場合、モータの一部が
凸部に入り込んでいることから、水が凸部にかかったと
きにモータにもかかりやすくなることが懸念されるが、
上記構成においては、放熱用の孔部が、凸部の下部もし
くは側部に形成されているから、水がこの孔部から内部
に入ることがなく、モータの水濡れを有効に防止でき
る。さらにまた、モータの一部が凸部内に入り込む形態
となることにより、加熱手段からの熱に加えモータ自体
の熱もこの凸部内に籠り勝ちとなるが、上述したように
放熱用の孔部により有効に放熱でき、モータの一部を凸
部内に入り込ませる構成としても放熱上何の支障もな
い。
【0013】請求項4の発明は、蓋は一枚の金属板から
構成され、且つ凸部はその周壁部がテーパー状をなすよ
うにプレス成形され、この凸部の周壁部における下部あ
るいは側部に孔部が形成されているところに特徴を有す
る。この構成においては、蓋に凸部が一体に形成される
から、凸部が別体で蓋に設けられる場合と異なり、蓋に
継ぎ目がなくて外部の水の侵入を防止できるようにな
る。また、凸部をその周壁部がテーパー状をなすように
形成したから、プレスにより深絞りする場合と違って、
凸部の成形が容易であり、しかも、そのテーパー状の周
壁部に沿って熱もしくは外気が流れるようになり、つま
り、凸部内に熱が籠らないようになり、放熱効果がさら
に高くなる。
【0014】請求項5の発明は、孔部にルーバーが形成
されているところに特徴を有する。この構成において
は、外箱外部から水が孔部に入りにくくなり、また、孔
部のすぐそばにモータがあるにもかかわらず該モータの
運転音が孔部から外部へ漏出することを少なくできて静
音化に寄与でき、さらには外部からの異物が孔部から内
部に不用意に入ることもない。
【0015】請求項6の発明は、外箱の前面部からモー
タ後端部までの寸法が540mmを超え、且つ外箱の前
面部から後面部までの奥行き寸法が540mm未満に設
定されているところに特徴を有する。ドラム式洗濯機等
においては、洗濯機を防水パンに配置することが好まし
い。しかして、この防水パンは、通常、縦横540mm
の矩形状をなす。この場合、モータが水槽の後面部に存
在する構成の場合、外箱の前面部からモータ後端部まで
の奥行き寸法は540mmを超えることがある。このと
き、請求項1または請求項2の発明においては、既述し
たように、外箱後面部の蓋に凸部があることによって、
外箱の前面部から後面部までの奥行き寸法を、外箱の前
面からモータ後端部までの寸法より短くできるものであ
る。従って、請求項6の発明では、外箱の前面部からモ
ータ後端部までの寸法は540mmを超えた構成にあり
ながら、外箱の前面部から後面部までの奥行き寸法を5
40mm未満に設定することができたものであり、この
構成により、水槽の後面部にダイレクト駆動方式のモー
タを備えたドラム式洗濯機でありながらも防水パンに何
の支障もなく配置できるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
き図1及び図2を参照しながら説明する。まず図1にお
いて、ドラム式洗濯機の外箱1は、全体として矩形箱状
をなし、その前板部2に円形の洗濯物出入口2aが形成
されている。この外箱1の内部には、軸方向が前後方向
を指向する円筒状をなす水槽3が、サスペンション4に
より、弾性的に下方から支持されて設けられている。
【0017】上記水槽3は、例えばいずれも金属板によ
り形成された胴部5と、後板部6と、前板部7とを有し
て構成されており、その前板部7には円形の開口7aが
形成されている。そして、この開口7aと前記洗濯物出
入口2aとは、全体としては筒状をなす弾性材例えばゴ
ム製のほぼ筒状の接続部材8により連通するように接続
されている。なお、前記洗濯物出入口2aは、扉9によ
り開閉されるようになっている。
【0018】上記水槽3の内部には、洗濯物が収容され
るドラム10が回転自在に設けられている。このドラム
10は、胴部11と、後面部材12と、前板部13と接
合して構成されている。前記胴部11の周壁部には多数
の孔部11aが形成されており、さらにまた、前記前板
部13には円形の開口13aが形成されている。また前
記後面部材12は、複数の通気口を有するフレーム部材
12aに多孔状の板部材12bを取着して構成されてい
る。
【0019】また、ドラム10の後面部材12の中心部
分には、ドラム軸14が後方に突出するように取付けら
れており、これは、前記水槽13の後板部6を貫通して
取付けられた鋳造成形品からなる軸受ハウジング15に
軸受16を介して回転自在に支承されており、もって、
ドラム10が回転自在に設けられている。
【0020】さらにドラム10はアウタロータ形でブラ
シレスモータである洗濯機モータ(請求項1のモータに
相当)17によりダイレクトに駆動されるようになって
いる。すなわち、この洗濯機モータ17の回転軸を構成
する前記ドラム軸14の後端部には永久磁石を備えたロ
ータ18が一体回転し得るように取付けられ、また前記
軸受ハウジング15にはこのロータ18の内方に位置す
るようにステータコア及びコイルを備えたステータ19
が設けられている。従って、ロータ18が回転される
と、ドラム軸14を介してドラム10がダイレクトに回
転駆動されるものである。
【0021】さらに水槽3の底部には図示しない排水弁
モータによって開・閉される排水弁20及びフレキシブ
ルな排水ホース21が設けられており、この排水弁20
の開放により水槽3内の水が排水ホース21を通して外
部に排水されるようになっている。また、上記外箱1内
の上部には、図示しないが水槽3内に給水する給水弁が
設けられており、これは図示しないフレキシブルホース
により水槽3と接続されている。さらにまた、水槽3の
外底部には、加熱手段たる加熱器22が伝熱的に配設さ
れている。この加熱器22は、器本体22aにヒータ2
2bを収容配設した構成であり、洗い時やすすぎ時に水
槽3の水を加熱して温水を生成するようになっている。
【0022】さて、前記外箱1の後面部たる後板部1a
には、前記洗濯機モータ17と対向する部位に、開口部
23が形成されている。この開口部23は、洗濯機モー
タ17の外形(この場合外形を外径寸法Dで示してい
る)よりも大きい形状の矩形状に形成されている。
【0023】また、この後板部1aには、この開口部2
3を塞ぐように、一枚の金属板から構成された蓋24が
例えばねじにより取付けられており、この蓋24は、そ
のねじを外すことにより取り外しできるようになってい
る。この蓋24において前記洗濯機モータ17と対向す
る部分には、後方へ膨出する凸部25が形成されてい
る。この場合、この凸部25はプレス成形により打ち出
し形成されていて、その周壁部25aはテーパー状をな
す。そして、この蓋24の前記凸部25の下部、この場
合上記周壁部25aのうちの下部に、その内外を連通す
るように多数の例えば円形をなす孔部26が形成されて
いる。
【0024】ここで、前記洗濯機モータ17においてそ
の一部が前記凸部25内に入り込む形態となっており、
そして、外箱1の前面部たる前板部2から洗濯機モータ
17の後端部であるドラム軸14後端部までの寸法La
が540mmを超える構成となっている。そして、この
実施例では、外箱1の前板部2から後板部までの奥行き
寸法Lbが540mm未満に設定されている。なお、外
箱1の横幅寸法は、本来的に水槽3の横幅寸法のみに依
存するのでさほど大きくはなく、通常540mmを超え
ることはない。この540mmの意義は、防水パンの大
きさが540mmであるところにあり、これにより、こ
の実施例のドラム式洗濯機は、上記防水パンの大きさを
超える奥行き寸法でありながらも防水パンに配置できる
ようになる。
【0025】上記構成の本実施例において、洗い運転時
には、加熱器22のヒータ22bが通電されて、水槽3
内の水が加熱されて温水とされると共に、洗濯機モータ
17が比較的低い回転速度正逆方向へ間欠駆動されるこ
とにより、ドラム10が正逆間欠回転される。また脱水
運転時には洗濯機モータ17が高速回転されてドラム1
0が高速回転されるようになっている。
【0026】上述した洗い運転時においては、加熱器2
2の熱が水槽3内部の水に伝達される他に、外箱1内を
上昇する。その熱は洗濯機モータ17や軸受16部分に
至ったり、凸部25内部に籠ったりすることが懸念され
るが、蓋24の凸部25の下部にその内外を連通するよ
うに孔部26が存在するから、この孔部26を通して凸
部25内に籠り勝ちな熱を放出することが可能となり、
つまり、良好な放熱が図られるようになる。
【0027】上述した本実施例によれば、水槽3の後面
部たる後板部6にドラム10をダイレクトに回転駆動す
る洗濯機モータ17を設ける構成としたから、振動の低
減や部品数の削減を図り得る。そして、外箱1の後板部
1aにおいて洗濯機モータ17と対向する部位に、開口
部23を、該洗濯機モータ17の外形よりも大きく形成
したから、この開口部23を通して、洗濯機モータ17
及びその他の保守点検を行なうことができる。しかも、
この開口部23を塞ぐ蓋24に、該洗濯機モータ17と
対向する部分に後方へ膨出する凸部25を形成したか
ら、この凸部25の内面と洗濯機モータ17との離間距
離Gを必要最小限に設定することで、外箱1の後板部1
aを前側に寄せることができるようになり、もって、外
箱1の奥行き寸法Lbを小さくすることができる。すな
わち、仮に、上記蓋24に凸部25がない場合には、外
箱1の後板部1a及び蓋24がほぼ面一状態となるか
ら、この蓋24内面と洗濯機モータ17との距離を必要
最小限の距離Gとしても外箱1の後板部1aも図1に二
点鎖線1a′で示すように上記距離Gを保った位置に存
することとなり、奥行き寸法が大きくなる。しかし本実
施例では上述したようにそのようなことはない。
【0028】ここで、加熱装置22が下部にあるのに対
して、洗濯機モータ17がその加熱装置22よりも上方
位置に存する本実施例構成の場合、加熱装置22から上
昇する熱が直接洗濯機モータ17や軸受16部分に影響
を与えるのに加え、蓋24に凸部25を形成したことで
その凸部25内部に熱がいつまでも籠り、洗濯機モータ
17や軸受16部分に熱影響を与えることが懸念され
る。しかし、本実施例によれば、蓋24の凸部25の下
部にその内外を連通するように孔部26を形成している
から、この孔部26を通して空気の流通(外気の流入や
内部熱の放出)が行なわれ、もって、凸部25内に籠り
勝ちな熱を放熱できると共に洗濯機モータ17近傍の熱
も放熱でき、よって、洗濯機モータ17や軸受16部分
への熱影響を軽減できる。
【0029】しかも、外箱1外部上方から凸部25に水
がふりかかった場合に上記孔部26から水が入って洗濯
機モータ17を濡らしてしまうことが懸念されるが、孔
部26が凸部25の下部に形成されているから、水が上
方からふりかかったとしても、この孔部26から外箱内
部に入ることがなく、もって、洗濯機モータ17の水濡
れを有効に防止できる。なお、孔部26を凸部25の下
部でなく側部に形成しても良い。
【0030】また本実施例によれば、洗濯機モータ17
の一部が凸部25内に入り込む形態となっているから、
該洗濯機モータ17の一部が凸部25内に入り込む分、
外箱1の後板部1aを前側寄りとすることができ、外箱
1の奥行き方向への小形化をさらに図ることができる。
また、このような構成の場合、洗濯機モータ17の一部
が凸部25に入り込んでいることから、水が凸部25に
かかったときに該洗濯機モータ17にもかかりやすくな
ることが懸念されるが、本実施例によれば、放熱用の孔
部26が、凸部25の下部に形成されているから、水が
この孔部26から内部に入ることがなく、洗濯機モータ
17の水濡れを有効に防止できる。
【0031】さらにまた、このように洗濯機モータ17
の一部が凸部25内に入り込む形態であると、洗濯機モ
ータ17自体の熱もこの凸部25内に籠り勝ちとなる
が、上述したように放熱用の孔部26により有効に放熱
でき、洗濯機モータ17の一部を凸部25内に入り込ま
せる構成としても放熱上何の支障もない。
【0032】また、本実施例によれば、蓋24に凸部2
5をプレス成形により一体に形成したから、凸部25が
別体で蓋24に設けられる場合と異なり、蓋24に継ぎ
目がなくて外部の水の侵入を確実に防止できる。また、
凸部25をその周壁部25aをテーパー状をなすように
形成したから、プレスにより深絞りする場合と違って、
凸部25の成形が容易であり、しかも、そのテーパー状
の周壁部25aに沿って熱もしくは外気が流れるように
なり、つまり、凸部25内に熱が籠らないようにするこ
とができ、放熱効果をさらに高めることができる。
【0033】また、上記実施例では、外箱1の後板部1
aの蓋24に凸部25を設けたことによって、外箱1の
前板部2面から洗濯機モータ17の後端部までの寸法L
aは540mmを超えた構成にありながら、外箱1の前
板部2前面から後面部までの奥行き寸法Lbを540m
m未満に設定することができた。この結果、本実施例の
ドラム式洗濯機を、防水パンの奥行き寸法より大きいも
のでありながら、支障なく該防水パンに配置することが
できる。
【0034】次に、図3には本発明の第2の実施例を示
している。この実施例におけるドラム式洗濯機は、乾燥
機能を備えている。すなわち、水槽3の後部から上方及
び前方にかけて、乾燥装置31が設けられており、これ
について述べる。水槽3の後板部6には、温風戻し口3
2が形成されている。この温風戻し口32には、外気と
温風とを熱交換する熱交換器33の一端部が接続され、
この熱交換器33の他端部は蛇腹状の連結ダクト34を
介して、ファン装置35の送風ケーシング35aの吸入
側に接続されている。このファン装置35の吐出側に
は、ダクト36、加熱装置37、ダクト38の一端部に
順に接続されている。そして、このダクト38の他端部
は、接続部材8に形成した温風吐出口8aに接続され
て、水槽3内に連通している。
【0035】前記送風ケーシング35aの内部には送風
羽根(図示せず)が設けられていて、この送風羽根は乾
燥ファンモータ(図示せず)により駆動されるようにな
っており、また、加熱装置37内には乾燥ヒータ(図示
せず)が設けられている。さらに上記熱交換器33内に
は湿気凝縮用の水が供給されて排水されるようになって
おり、その水は乾燥用の電磁形の給水弁(図示せず)に
より供給されるようになっている。
【0036】このような乾燥装置31においては、乾燥
運転時に、ドラム10が回転されると共に、乾燥ファン
モータが回転駆動され、乾燥ヒータが通電発熱される。
乾燥ファンモータによりファンが回転され、ドラム10
内の空気が、矢印Aで示すように、温風戻し口32から
吸引され、熱交換器33、連結ダクト34、送風ケーシ
ング35、ダクト36、加熱装置37、ダクト38を通
り、そして温風吐出口8aから水槽3内に戻される。こ
の循環により上記空気が温風化されると共に熱交換(除
湿)され、もって洗濯物が乾燥される。
【0037】この第2の実施例においては、熱源とし
て、加熱装置22の他に、乾燥装置31が備わっている
から、外箱1内の温度がさらに高くなり、洗濯機モータ
17や軸受16部分への熱影響もかなり大きくなる。し
かし、この場合も、蓋24の凸部25の下部にその内外
を連通するように孔部26を形成しているから、洗濯機
モータ17への熱的条件が悪くなる中で、良好な放熱が
図られるようになり、一層効果的である。
【0038】図4及び図5は本発明の第3の実施例を示
しており、この実施例においては、孔部41の形状が第
1の実施例と異なる。すなわち、この孔部41は横長な
形状に形成されており、その下縁部には、外箱1の内部
側で上方へ延出するルーバー42が形成されている。
【0039】この第3の実施例においては、孔部41に
ルーバー42を形成したことにより、外箱1外部から水
が孔部41に入りにくくなり、また、孔部41のすぐそ
ばに洗濯機モータ17があるにもかかわらず該モータ1
7の運転音が孔部41から外部へ漏出することを少なく
できて静音化に寄与でき、さらには外部からの異物が孔
部41から内部に不用意に入ることもない。
【0040】図6及び図7は本発明の第4の実施例を示
しており、この実施例においては、蓋24の凸部25の
テーパー状をなす側部25aにも孔部43及びルーバー
44を形成した点が上記第3の実施例と異なる。この実
施例においては、放熱効果をさらに高めることができ、
しかも、水の侵入防止及び静音化並びに異物混入防止も
図ることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、水槽の後面部にドラムをダイレクトに回転駆動す
るモータを設ける構成としたから、振動の低減や部品数
の削減を図り得、この場合モータが水槽の後面部に位置
する構成となるが、外箱の後面部においてモータと対向
する部位に、開口部を、該モータの外形よりも大きく形
成したから、モータの保守点検も容易に行なうことがで
きる。しかも、この開口部を塞ぐ蓋に、モータと対向す
る部分に後方へ膨出する凸部を形成したから、外箱の奥
行き寸法を小さくすることができる。さらに、蓋の凸部
の下部もしくは側部にその内外を連通するように孔部を
形成したから、モータ下方に加熱手段が存在するにもか
かわらず、モータ及び軸受部分を良好に放熱でき、熱に
よる劣化を少なくでき、さらには、上方から水がふりか
かっても、モータが水に濡れることをなくし得る。
【0042】請求項2の発明によれば、熱源として、加
熱手段の他に乾燥装置を備えることでモータへの熱的条
件が悪くなる中で、良好な放熱が図られるようになり、
一層効果的である。請求項3の発明によれば、モータの
一部が凸部内に入り込む形態となっているから、外箱後
面部をさらに前側寄りとすることが可能で、外箱の奥行
き方向への小形化をさらに図ることができる。さらにま
た、モータの一部が凸部内に入り込む形態となることに
よりモータに対する水濡れが懸念されるも、孔部が下部
もしくは側部に存することによりその懸念もなくまた、
凸部内に加熱手段からの熱に加えてモータの熱も籠り勝
ちになるものの、これも孔部の放熱作用により解消でき
るものである。
【0043】請求項4の発明によれば、凸部を備えた蓋
の成形が容易であり、しかも、水の侵入も有効に防止で
き、さらには、凸部内に熱が籠らないようになって放熱
効果がさらに高くなる。請求項5の発明によれば、外箱
外部から水が孔部に入りにくくなり、また、モータの運
転音が孔部から外部へ漏出することを少なくできて静音
化に寄与でき、さらには外部からの異物が孔部から内部
に不用意に入ることもなくし得る。請求項6の発明によ
れば、水槽後面部にダイレクト駆動方式のモータを備え
たドラム式洗濯機でありながらも防水パンに何の支障も
なく配置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すドラム式洗濯機の
縦断側面図
【図2】背面図
【図3】本発明の第2の実施例を示すドラム式洗濯機の
縦断側面図
【図4】本発明の第3の実施例を示すドラム式洗濯機の
背面図
【図5】図4のB−B線断面図
【図6】本発明の第4の実施例を示すドラム式洗濯機の
背面図
【図7】図6のC−C線断面図
【図8】従来例を示すドラム式洗濯機の縦断側面図
【符号の説明】
1は外箱、3は水槽、10はドラム、17は洗濯機モー
タ(モータ)、23は開口部、24は蓋、25は凸部、
25aは周壁部、26は孔部、31は乾燥装置、41は
孔部、42はルーバー、43は孔部、44はルーバーを
示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱と、 この外箱内に設けられた水槽と、 この水槽の外底部に設けられ該水槽内部の水を加熱する
    加熱手段と、 前記水槽内にほぼ水平の軸回りに回転可能に設けられ洗
    濯物が収容されるとドラムと、 前記水槽の後面部に前記ドラムをダイレクトに回転駆動
    するように設けられたモータと、 前記外箱の後面部において前記モータと対向する部位に
    該モータの外形よりも大きく形成された開口部と、 この開口部を塞ぐように取り外し可能に設けられ前記モ
    ータと対向する部分に後方へ膨出する凸部を形成した蓋
    と、 この蓋の前記凸部の下部もしくは側部にその内外を連通
    するように形成された孔部とを備えてなるドラム式洗濯
    機。
  2. 【請求項2】 外箱と、 この外箱内に設けられた水槽と、 この水槽の外底部に設けられ該水槽内部の水を加熱する
    加熱手段と、 前記水槽内にほぼ水平の軸回りに回転可能に設けられ洗
    濯物が収容されるとドラムと、 前記水槽の後面部に前記ドラムをダイレクトに回転駆動
    するように設けられたモータと、 前記外箱内に設けられ、前記ドラム内の衣類を乾燥させ
    るためのファン及び温風生成用ヒータ並びに熱交換器を
    有する乾燥装置と、 前記外箱の後面部において前記モータと対向する部位に
    該モータの外形よりも大きく形成された開口部と、 この開口部を塞ぐように取り外し可能に設けられ前記モ
    ータと対向する部分に後方へ膨出する凸部を形成した蓋
    と、 この蓋の前記凸部の下部もしくは側部にその内外を連通
    するように形成された孔部とを備えてなるドラム式洗濯
    機。
  3. 【請求項3】 モータの一部が凸部内に入り込む形態と
    なっていることを特徴とする請求項1または2記載のド
    ラム式洗濯機。
  4. 【請求項4】 蓋は一枚の金属板から構成され、且つ凸
    部はその周壁部がテーパー状をなすようにプレス成形さ
    れ、この凸部の周壁部における下部あるいは側部に孔部
    が形成されていることを特徴とする請求項1または2記
    載のドラム式洗濯機。
  5. 【請求項5】 孔部にはルーバーが形成されていること
    を特徴とする請求項1または2記載のドラム式洗濯機。
  6. 【請求項6】 外箱の前面部からモータ後端部までの寸
    法は540mmを超え、且つ外箱の前面部から後面部ま
    での奥行き寸法は540mm未満に設定されていること
    を特徴とする請求項3記載のドラム式洗濯機。
JP07971399A 1999-03-10 1999-03-24 ドラム式洗濯機 Expired - Fee Related JP3646019B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07971399A JP3646019B2 (ja) 1999-03-24 1999-03-24 ドラム式洗濯機
CNB008003203A CN1137302C (zh) 1999-03-10 2000-02-09 滚筒式洗衣机
PCT/JP2000/000713 WO2000053837A1 (fr) 1999-03-10 2000-02-09 Machine a laver a tambour
DE60025586T DE60025586T2 (de) 1999-03-10 2000-02-09 Trommelwaschmaschine
KR10-2000-7012522A KR100415024B1 (ko) 1999-03-10 2000-02-09 드럼식 세탁기
EP00902878A EP1118703B1 (en) 1999-03-10 2000-02-09 Drum type washing machine
TW089102342A TW504532B (en) 1999-03-10 2000-02-11 Drum type washing machine
US09/708,920 US6564594B1 (en) 1999-03-10 2000-11-09 Drum type washing machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07971399A JP3646019B2 (ja) 1999-03-24 1999-03-24 ドラム式洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000271391A true JP2000271391A (ja) 2000-10-03
JP3646019B2 JP3646019B2 (ja) 2005-05-11

Family

ID=29766177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07971399A Expired - Fee Related JP3646019B2 (ja) 1999-03-10 1999-03-24 ドラム式洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3646019B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109825987A (zh) * 2019-03-14 2019-05-31 合肥合兴涂镀钢板有限公司 一种洗衣机外壳用的耐腐蚀面板及其制备工艺

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109825987A (zh) * 2019-03-14 2019-05-31 合肥合兴涂镀钢板有限公司 一种洗衣机外壳用的耐腐蚀面板及其制备工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP3646019B2 (ja) 2005-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100415024B1 (ko) 드럼식 세탁기
EP1079014A1 (en) Drum type washing machine
JP4083662B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2006021028A (ja) ドラム洗濯機及び乾燥装置
JP3544876B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP3920128B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2015043866A (ja) 洗濯乾燥機
JP4386106B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2000271391A (ja) ドラム式洗濯機
JP6071250B2 (ja) 洗濯機
JP2006110065A (ja) ドラム式洗濯機
JP3564319B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2004008683A (ja) 洗濯乾燥機
JP2006204716A (ja) 洗濯機
KR100951464B1 (ko) 브러시리스 직류 모터의 로터 프레임
JP7190414B2 (ja) 縦型洗濯機
JP2000254384A (ja) ドラム式洗濯機
JP2005348863A (ja) 乾燥機能付き洗濯機
US20220251772A1 (en) Laundry treatment apparatus
JP6904921B2 (ja) 洗濯機
JP2023047664A (ja) 洗濯機
JP2007061548A (ja) 洗濯乾燥機
JP2004215941A (ja) 洗濯機
JP2007105233A (ja) 脱水洗濯機
JP2006192315A (ja) ドラム式洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees