JP2000270221A - 画像読取装置及びこれを制御する手順が記録された記憶媒体 - Google Patents

画像読取装置及びこれを制御する手順が記録された記憶媒体

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JP2000270221A
JP2000270221A JP11068597A JP6859799A JP2000270221A JP 2000270221 A JP2000270221 A JP 2000270221A JP 11068597 A JP11068597 A JP 11068597A JP 6859799 A JP6859799 A JP 6859799A JP 2000270221 A JP2000270221 A JP 2000270221A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿に、異物の付着や傷があっても、最適の
画像読取条件での主スキャンによる画像の読み取りが可
能な画像読取装置を提供する。 【解決手段】 フィルムスキャナ100では、プリスキ
ャン時に、光源111から可視光R,G,B、赤外光が
写真フィルム2に照射される。写真フィルム2の画像の
色成分はR,G,B,赤外に分解される。イメージセン
サ114は、これを画素毎に画像データとして読み取
る。MPU137はこの画像データに基づいて画像ヒス
トグラム、赤外ヒストグラムを作成する。又、MPU1
37は、画像/赤外ヒストグラムを比較して、画像ヒス
トグラムの欠陥画素を検出する。MPU137は、欠陥
画素を画像ヒストグラムより除去し、除去後の透過光量
分布に基づいて、主スキャン時の露出量/LUT階調変
換特性を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルム等の
原稿の画像を読み取る画像読取装置及びこれを制御する
手順が記録された記憶媒体に関し、特に、ネガフィルム
等の透過原稿用の画像読取装置及びこれを制御する手順
が記録された記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】写真は自然界の様々な環境下で撮影され
る。従って、写真フィルム等の原稿に記録される画像
は、撮影条件によって、最明点から最暗点までの幅が狭
いものから広いものまで、様々である。このため、写真
フィルム(例えば、ネガフィルム)に実際に記録された
画像をフィルムスキャナで読み取る場合には、主スキャ
ンに先行して、プリスキャンが行われる。
【0003】このプリスキャンにより、画像の最暗部と
最明部とが予め検出される。そして、主スキャン時に、
このプリスキャンで検出された画像の最暗点と最明点と
に基づいて、画像データの読み取り時の露出量(露光時
間)、LUT階調変換特性等の画像読取条件が決定され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィル
ム面にゴミ等の異物が付着していたり、傷がある場合に
は、プリスキャン時に、これを画像と扱ってしまう。こ
のことは、特に、ネガフィルム等の透過原稿の場合に問
題となる。
【0005】即ち、ゴミ等の異物は、通常、可視光を遮
る。このため、異物の像が、フィルムに記録されている
画像(ネガ画像)の最暗点(レンジの最下点)と判断さ
れる。このように、最暗点が誤認されると、主スキャン
時の読み取り時の露出量(露光時間)、LUT階調変換
特性等を最適な値にできない。
【0006】このことは、写真フィルムに傷が付いてい
る場合にも、同様である。本発明は、かかる事情に鑑み
てなされたもので、写真フィルム等の原稿に異物が付着
していたり原稿に傷がある場合でも、最適の画像読取条
件で主スキャンによる画像の読み取りができる画像読取
装置を提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、画像読取装置に、原稿の
画像の色成分を可視成分に分解する可視成分分解手段
と、前記可視成分分解手段により分解された画像を複数
の画素に分割して読み取り、前記画素の輝度に応じた輝
度レベルの可視画像データを出力する可視画像読取手段
と、前記可視画像データの中から前記原稿の画像の欠陥
である欠陥画素を検出する欠陥画素検出手段と、前記欠
陥画素を除く前記可視画像データの最小輝度レベルを検
出する最小輝度レベル検出手段と、前記最小輝度レベル
に基づいて前記可視画像データに対する階調変換特性を
設定する階調変換特性設定手段と、前記階調変換特性に
基づいて前記可視画像データの階調特性を変換する階調
特性変換手段とを備えたものである。
【0008】又、請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の画像読取装置において、前記欠陥画素検出手段
に、前記原稿の画像の色成分を赤外成分に分解する赤外
成分分解手段と、前記赤外成分分解手段により分解され
た画像を複数の画素に分解して読み取り前記画素の輝度
に応じた輝度レベルの赤外画像データを出力する赤外画
像読取手段と、前記赤外画像データから所定値以下の輝
度レベルの画素数を欠陥画素数としてカウントするカウ
ント手段と、前記可視画像データの最小輝度レベルの画
素からカウントして前記欠陥画素数目までの画素を前記
欠陥画素として決定する欠陥画素決定手段とを含ませた
ものである。
【0009】又、請求項3に記載の発明は、請求項1に
記載の画像読取装置において、前記可視成分分解手段が
前記原稿の画像を複数の可視波長成分に分解可能に構成
され、前記可視画像読取手段が前記複数の可視波長成分
毎に前記可視画像データを出力し、前記欠陥画素検出手
段が前記複数の可視波長成分毎に前記可視画像データか
ら前記欠陥画素を検出し、前記最小輝度レベル検出手段
が前記複数の可視波長成分毎に前記可視画像データの前
記最小輝度レベルを検出し、前記階調変換特性設定手段
が前記最小輝度レベルに基づいて前記複数の可視波長成
分毎に前記可視画像データに対する前記階調変換特性を
設定し、前記階調特性変換手段が前記階調変換特性に基
づいて前記複数の可視波長成分毎に前記可視画像データ
の階調特性を変換するようにしたものである。
【0010】又、請求項4に記載の発明は、請求項1に
記載の画像読取装置において、前記階調変換特性設定手
段が、第1画像読取時に前記可視画像読取手段が出力す
る前記可視画像データに基づいて前記階調変換特性を設
定し、前記階調特性変換手段が、第2画像読取時に前記
可視画像読取手段が出力する前記可視画像データを前記
階調変換特性に基づいて階調変換するようにしたもので
ある。
【0011】又、請求項5に記載の発明は、原稿の画像
の色成分を可視成分に分解する可視成分分解手段と、前
記可視成分分解手段により分解された画像を複数の画素
に分割して読み取り、前記画素の輝度に応じた輝度レベ
ルの可視画像データを出力する可視画像読取手段とを有
する画像読取装置を制御する手順が記録された記憶媒体
であって、前記可視画像データから前記原稿の画像の欠
陥である欠陥画素を検出する欠陥画素検出手順と、前記
欠陥画素を除く前記可視画像データの最小輝度レベルを
検出する最小輝度レベル検出手順と、前記最小輝度レベ
ルに基づいて前記可視画像データに対する階調変換特性
を設定する階調変換特性設定手順と、前記階調変換特性
に基づいて前記可視画像データの階調特性を変換する階
調特性変換手順とを記憶するものである。
【0012】(作用)上記請求項1に記載の発明によれ
ば、欠陥画素検出手段によって検出された欠陥画素に基
づいて、可視画像データの中の欠陥画素の成分が除去さ
れる。そして、除去された後の可視画像データに基づい
て最小輝度レベル検出手段が、最小輝度レベルを検出す
る。この検出された最小輝度レベルに基づいて、可視画
像データに対する階調変換特性が決定される。従って、
階調変換手段による可視画像データの変換が、欠陥画素
の影響を受けずに行われる。
【0013】又、請求項2に記載の発明によれば、赤外
画像読取手段によって、赤外画像データが得られる。こ
の赤外画像データのうち所定値以下の輝度レベルとなっ
ている画素は欠陥画素を現す。この赤外画像データに現
れた欠陥画素数をカウントし、このカウント数分だけ、
可視画像データの最小輝度レベルからカウントする。こ
のカウント数分の可視画像データは欠陥画素の可視画像
データである。このため色成分が異なる全ての可視画像
データに関して、赤外画像データで得られた欠陥画素の
数を基にして、当該欠陥画素の除去が可能になる。
【0014】又、請求項3に記載の発明によれば、画像
の欠陥画素の除去が、各可視波長成分毎に行われること
になる。そして、各可視波長成分毎に、可視画像データ
の階調特性を、欠陥画素の影響を排除した最適なものと
することができる。又、請求項4に記載の発明によれ
ば、第2画像読取によって詳細で画質の良い可視画像デ
ータを得るに当たり、予め、簡略な手順による第1画像
読取にて、最適な階調変換特性が設定できる。従って、
第1画像読取の条件を、欠陥画素の除去に必要な最低限
の環境に、第2画像読取を精細な可視画像データ取得に
必要な環境に、各々、設定できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図11を参照して説明する。尚、この実施
の形態は、請求項1から請求項4に対応する。先ず、本
発明が適用される画像処理システム1の全体構成につい
て、図1を用いて説明する。尚、この実施の形態では、
画像処理システム1のフィルムスキャナ100が、画像
読取装置を実現している。
【0016】画像処理システム1は、図1に示すよう
に、フィルムスキャナ100、ホストコンピュータ(パ
ーソナルコンピュータ)20、ディスプレイ30、入力
装置40(キーボード40A,マウス40B)等によっ
て構成されている。ここで、ホストコンピュータ20に
は、インターフェイスボード(例えば、SCSIボー
ド)25が内蔵されている。このインターフェイスボー
ド25は、インターフェイスケーブル26によって、フ
ィルムスキャナ100に接続されている。
【0017】この画像処理システム1にあっては、使用
者による入力装置40の操作によって、ホストコンピュ
ータ20が起動する。この起動は、インストールされて
いるソフトウェアに従う。使用者は、ディスプレイ30
を参照しながらキーボード41,マウス42を操作して
画像読取を行う。この操作により、ホストコンピュータ
20からフィルムスキャナ100に指令信号が出力され
る。
【0018】フィルムスキャナ100は、上記指令信号
を受けて、写真フィルム(原稿)2に対するプリスキャ
ン、主スキャンを行う。ここで、プリスキャンは、主ス
キャンに先だって行われる。詳細は後述するように、フ
ィルムスキャナ100では、内部に設けられたMPU1
37(図3)の働きによって、プリスキャン時(第1画
像読取時)に、主スキャン時(第2画像読取時)の画像
読取条件が決定される。画像読取条件は、露光時間の設
定、LUT階調変換特性の設定である。プリスキャン
は、可視光(R、G、Bの3チャネル)と赤外光とを、
選択的に、写真フィルム2に照射することで行われる
(計4チャネル)。3種の可視光を照射するのは原稿の
画像の色成分を複数の可視成分(可視波長成分)に分解
するためである。又、赤外光を照射するのは原稿の画像
の色成分を赤外成分に分解するためである。
【0019】ここで、赤外光を照射してプリスキャンを
行なうのは、写真フィルム2の画像とは無関係に、その
表面に付着したゴミ(異物)や傷のみ検知できるからで
ある。これは、写真フィルム(ここでは、ネガフィル
ム)2の色素が、一般的に、赤外光を略100%透過す
ることによる。即ち、赤外光の照射により得られた画像
は、色素以外の要素(異物等の欠陥)で輝度が低下す
る。この低下分が、欠陥画素に相当する。尚、プリスキ
ャン時の赤外光の波長は、写真フィルム2の色素の波長
特性に応じて決定される。
【0020】主スキャンは、このプリスキャンで決定さ
れた画像読取条件(露出量、LUT階調変換特性等)下
で行われる。この主スキャン時、可視光(R、G、Bの
3チャネル)が、選択的に、写真フィルム2に照射され
る。これにより原稿の画像の色成分を複数の可視成分
(可視波長成分)に分解することができる。主スキャン
によって取得された画像データは、ホストコンピュータ
20に転送される。この画像データは、ホストコンピュ
ータ20内のハードディスク23等に記憶される。
【0021】ここで、ホストコンピュータ20は、図2
に示すように、CPU21、メモリ22、ハードディス
ク23、CD−ROMドライブ24を有する。CPU2
1は、入力装置40から入力された指示内容に従って、
ハードディスク23、CD−ROM(記憶媒体)3等に
記録されている制御プログラムを実行する。
【0022】CPU21は、このプログラムに従って、
フィルムスキャナ100に画像読取の指示、取得された
画像データの加工等を行なう。CPU21は、インター
フェイスボード25を介して、フィルムスキャナ100
との間で、各種データの送受信を行う。次に、フィルム
スキャナ100の構成について、図3を用いて説明す
る。
【0023】フィルムスキャナ100は、撮影光学系を
構成する光源111、結像光学系を構成するレンズ11
3、イメージセンサ114、レンズ駆動部100D、制
御部100Eからなる。フィルムスキャナ100のスキ
ャナブロック110には、光源111、ホルダ112、
レンズ113、イメージセンサ114、ミラー115,
115が配置されている。
【0024】光源111は、可視波長成分の異なる3種
の可視光(例えば、R,G,B)と、赤外光とを照射す
る。ここで、光源111は、可視光、赤外光を発する複
数の発光ダイオードからなる。光源111は、3種の可
視光(R、G、B)と赤外光とを、選択的に、所定のタ
イミングで写真フィルム2に照射する。この照射は、後
述のコントロール回路136からの制御信号に応じてな
される。これにより写真フィルム2の画像は、その色成
分が可視成分、及び、赤外成分に分解される(可視成分
分解手段の機能、赤外成分分解手段の機能)。
【0025】ホルダ112には、透過原稿が保持され
る。ここでは、透過原稿は、写真フィルム(ネガフィル
ム)2である(図4)。イメージセンサ114は、ホル
ダ112に保持された写真フィルム2の、主走査方向の
1ライン分の画像の読み取りを行う(図4中、L1に沿
った画像の読取)。イメージセンサ114は、3種の可
視光、赤外光の何れかが選択的に照射されたとき、その
輝度を示す電荷信号を、1画素分宛、制御部100E
(アナログ処理回路131)に転送する。1ライン分の
画像データ(画素データ)の転送が終了すると、他の可
視光又は赤外光が照射され、同様に、1ライン分の画像
データが、各々の色成分、赤外成分について得られる。
この結果、イメージセンサ114により、可視成分(こ
こでは可視波長成分)、赤外成分に分解された画像が、
1ライン毎に読み取られる。1ライン分の画像データ
は、複数の画素に分割して出力される。
【0026】イメージセンサ114は、読み取られた画
像に応じた輝度レベルを示す電荷信号を出力する(可視
画像読取手段の機能、赤外画像読取手段の機能)。この
電荷信号に各種の信号処理が施されて、可視画像デー
タ、赤外画像データが、順次、生成される。
【0027】レンズ駆動部100Dは、スキャンブロッ
ク115を駆動するためのリードネジ121、スキャン
モータ122によって構成される。スキャンモータ12
2は、ステッピングモータである。又、スキャンモータ
122の軸はリードネジとなっている。スキャンモータ
122の軸は、スキャンブロック110に接続されてい
る。
【0028】スキャンモータ122は、制御部100E
(MPU137)からの駆動信号のパルス数に応じて、
所定角度宛回転する。このときスキャンブロック110
は、上記パルス数に応じて、写真フィルム2に対して、
相対的に、一定間隔宛(例えば、図5のPp1)ステップ
移動される(図4、図5中、矢印Yで示す副走査方向へ
の移動)。
【0029】制御部100Eは、アナログ処理回路13
1、A/Dコンバータ132、LUT回路133、メモ
リ134、インターフェイス回路135、コントロール
回路136、マイクロプロセッサユニット(MPU)1
37、プログラムメモリ138とによって構成されてい
る。ここでアナログ処理回路131は、サンプルホール
ド回路、クランプ回路、オフセット回路等で構成されて
いる。
【0030】このアナログ処理回路131は、イメージ
センサ114から順次(1画素宛)転送されてくる電荷
信号に対して、信号処理を施す。即ち、サンプルホール
ド回路は、不要信号成分の除去等の信号処理を行う。ク
ランプ回路は、その信号の一部をクランプして安定化を
図る。オフセット回路は、信号レベルを所定レベルに合
わせる。
【0031】A/Dコンバータ132は、アナログ処理
回路131からのアナログ信号をディジタル信号(画像
データ)に変換する。LUT回路133は、A/Dコン
バータ132から出力されたディジタル信号に対して、
LUT階調テーブル(図8)に従って階調変換処理を施
す。
【0032】メモリ134は、イメージセンサ114の
主走査によって検出された1ライン分の画像データを一
時的に記憶する。これらの画像データは、プリスキャン
時の画像ヒストグラム、赤外ヒストグラムの作成に用い
られる。又、これらの画像データは、主スキャン時に
は、インターフェイス回路135、コネクタ139を介
して、ホストコンピュータ20側に送られる。
【0033】コントロール回路136は、光源111の
点灯を制御するための制御信号を出力する。又、コント
ロール回路136は、イメージセンサ114用のクロッ
ク信号/読出ゲート信号等の制御信号を出力する。又、
コントロール回路136は、A/Dコンバータ132へ
の変換開始タイミングを示す制御信号を出力する。更
に、コントロール回路136は、メモリアドレス信号/
メモリ書込信号等の制御信号を出力する。ここで、メモ
リアドレス信号/メモリ書込信号は、LUT回路133
で階調変換してメモリ134に順次書き込むためのの信
号である。これらコントロール回路136からの制御信
号は、MPU137からの指示内容に応じて、適宜、発
生される。
【0034】MPU137は、光源111から照射され
る光の種類(R,G,B,赤外光の何れか)を決定す
る。又、MPU137は、光源111の点灯時間(露光
時間)を決定する。この光源111の点灯時間の制御に
よりイメージセンサ114の蓄積時間(信号電荷の蓄
積)中に蓄積される電荷量(光量に対応)が調整され
る。これにより露出量の制御が行われる。
【0035】又、MPU137は、光源111の点灯時
間に関連付けて、イメージセンサ114による電荷の蓄
積/転送のタイミングを決定する。このように決定され
た指令内容を示す各種指令信号は、コントロール回路1
36により具体的な制御信号に変換される。この制御信
号が、コントロール回路136より光源111,イメー
ジセンサ114等に出力される。
【0036】一方で、MPU137は、イメージセンサ
114からの電荷信号に基づいて、可視光の各色成分
(R、G、B)及び赤外光の、計4チャネルの画像デー
タ(可視画像データ、赤外画像データ)を認識する。そ
して、MPU137は、イメージセンサ114による1
ライン分の画像データが4種の光(R、G、B、赤外
光)について行われたことを認識した後、スキャンモー
タ122に所定数の駆動信号(パルス信号)を出力し
て、スキャナブロック110を1ステップ移動させる。
【0037】詳細は後述するように、MPU137は、
イメージセンサ114、アナログ処理回路131等の働
きによって生成された画像データ(可視画像データ、赤
外画像データ)に基づいて、主スキャン時の露出量(露
光時間)、LUT階調変換特性等を決定する。又、MP
U137は、主スキャン時に得られた可視画像データ
を、ホストコンピュータ20側に転送する等の制御を行
う。
【0038】次に、フィルムスキャナ100による、プ
リスキャン時(第1画像読取時)の制御手順について説
明する。尚、このプリスキャンは、主スキャンに先だっ
て行われる。プリスキャンは、フィルムスキャナ100
からの出力画像(最終出力画像)のダイナミックレンジ
を広くするためのものである。このプリスキャンによ
り、主スキャン時の露出量(露光時間)や、LUT階調
変換特性を最適化できる。この結果、読み取られた画像
の画質が向上する。
【0039】このプリスキャンでは、写真フィルム(原
稿)2の透過光量分布が検出される。この結果は、ヒス
トグラムとして表される(図6(a)(b)(c))。
プリスキャンは、例えば、主スキャンを指示する指令信
号がホストコンピュータ20からフィルムスキャナ10
0に入力されたときに、主スキャンに先だって行われ
る。
【0040】フィルムスキャナ100内部では、この指
令信号が、インターフェイス回路135、コントロール
回路136を介して、MPU137に送られる。この指
令信号を受けたMPU137は、主スキャン用プログラ
ム(図示省略)に先だって、プリスキャン用プログラム
(図9,図10,図11)を実行する。これらのプログ
ラムはプログラムメモリ138に記憶されている。
【0041】MPU137は、先ず、スキャンモータ1
22に制御信号(駆動信号)を出力する。これによりス
キャンモータ122が所定角度、回転される。このと
き、スキャンブロック110が、読取開始位置に移動さ
れる。イメージセンサ114の読取ラインL1は、図5
のYp1の位置(プリスキャン開始位置)となる。プリス
キャン時に画像読取が行われる範囲は、主スキャン時と
同じ範囲(図5の斜線部分)である。ここで、イメージ
センサ114の主走査は図5のXp1からXp2までであ
る。又、副走査はYp1からYp2までである。又、読取の
ピッチはPp1である。このピッチはPp1はプリスキャン
時のスキャンモータ122のステップ移動量に相当す
る。
【0042】スキャンブロック110がプリスキャン開
始位置に移動されると、プリスキャン開始位置での1ラ
イン(L1)について、可視光(R、G、B)、赤外光
の照射が、選択的に行われる。このとき写真フィルム2
を透過した画像が、イメージセンサ114によって読み
取られる(主走査)。イメージセンサ114は、画素毎
の輝度を示す電荷信号を、1ライン分出力する。画素毎
の電荷信号は、その後、各種信号処理が施される。処理
後の画像データ信号(ディジタル信号)は、メモリ13
4に記憶される。
【0043】記憶された1ライン分の画像データは、M
PU137による、画像ヒストグラム(R,G,Bにつ
いての3種の画像ヒストグラム)、赤外ヒストグラムの
作成に用いられる。ヒストグラム作成後、画像データは
消去される。このプリスキャンによる画像データは、ホ
ストコンピュータ20側(メモリ22、ハードディスク
23)に転送されない。
【0044】1ライン分の画像データの取得が終了する
と、イメージスキャナ114がPp1だけ、副走査方向に
ステップ移動される。ステップ移動後、新たな1ライン
分の画像データが取得される。その後、副走査方向(Y
p1〜Yp2)全てについての、1ライン毎の画像データの
取得が繰り返し行なわれる。このように得られた画像ヒ
ストグラム、赤外ヒストグラムは、MPU137による
「セットアップ処理」に用いられる。この「セットアッ
プ処理」で主スキャン時の露出量(露光時間)と、LU
T階調変換特性の最適値が決定される。
【0045】ここで、「セットアップ処理」について説
明する。尚、ここでは、説明を簡単にするために、R成
分についての「セットアップ処理」について説明する
が、G成分、B成分についても、同様の「セットアップ
処理」が行われる。「セットアップ処理」は、所定の可
視光(R)の照射時に得られた写真フィルム2の最明点
(最高輝度レベル)MXRと最暗点(最小輝度レベル)
MNRに基づいて行われる。
【0046】先ず、画像ヒストグラム(図6(a))、
赤外ヒストグラム(図6(c))を用いて、写真フィル
ム2上の欠陥画素の検知が行われる。図示例では、MN
dR0〜MXdR1、MNd0〜MXd1の輝度範囲で現れる画像
が欠陥画素である。欠陥画素の透過光量分布は、可視光
(R)と赤外光とで異なる。ついでながら、図6(a)
(b)に示すように可視光同士(RとG)でも異なる。
しかし、欠陥画素の数は、色成分、赤外成分の別に拘わ
らず、同数である。
【0047】従って、ここでは、先ず、赤外ヒストグラ
ム(図6(c))に現れた欠陥画像(MNd0〜MXd1)
の画素数をカウントすることで欠陥画素の数が検出され
る。ここでは、赤外ヒストグラムの所定値TH以下の輝
度レベルの画素数のみカウントされる。欠陥画素は、こ
の所定値TH以下の輝度で現れるからである。
【0048】このように得られた欠陥画素の数を、画像
ヒストグラムの最暗点(最小輝度レベル)MNdRからカ
ウントして、欠陥画素の数分の画素(MNdR0〜MXdR
1)を欠陥画素として決定する。そして、画像ヒストグ
ラム(図6(a))からこの欠陥部分(MNdR0〜MXd
R1)を除去した画像ヒストグラム(図6(d))を得
る。最明点は、図6(d)に示すように、画像ヒストグ
ラムで最も輝度の高い画素が現れている輝度MXR(グ
ラフの最も右側に現れている輝度)とする。尚、最明点
MXRを、所定のパーセンテージ(例えば、1%)だけ
輝度を低い側にシフトさせて、設定してもよい。最明点
MXRの設定は、フィルムスキャナ(画像読取装置)1
00の特性、セットアップのコンセプトによって、適
宜、決定することができる。
【0049】又、最暗点は、ゴミ(異物)や傷による欠
陥画素が除去された画像ヒストグラム(図6(d))の
最暗点MNRが用いられる。このように得られた最明点
MXR、最暗点MNRは、露出量(露光時間)と、LUT
階調変換特性の最適値の決定に用いられる。ここで、露
出量(E1)は、上記最明点(MXR)に着目して、こ
れがフルスケール(FS)となるように、次式(1)に
基づいて決定される。
【0050】 E1=Ep×FS/MXR …(1) ここで、Epは、プリスキャン時の露出量である。この
E1に基づいて、露光時間(ここでは光源111の可視
光用露光時間)が決定される。この結果、プリスキャン
時に図7(a)のような透過光量分布であった場合で
も、主スキャン時には、図7(b)に示すような透過光
量分布が得られる。即ち、原稿の最明点MXRがフルス
ケールFSと一致する。
【0051】一方、LUT階調変換特性は、E1による
照射時の、入力側の最暗点(MNR)レベルが、変換後
の最高出力(LUT階調変換特性の端点)となるように
設定される。
【0052】ここでは、最暗点(MNR)レベルも、変
更されて最暗点(MNR’)となる。これは、露出量
(露光時間)が上記のように変更された場合に、同じ比
率で変化するからである。変更後の最暗点(MNR’)
は、次式(2)で求められる。 MNR'=MNR×FS/MXR …(2) 実際には、この最暗点(MNR')に基づいて、LUT階
調変換特性が決定される(図8の実線)。ここでは、
“0”を基準としたLUT階調変換特性(図中、破線)
全体の比率が、そのフルスケール側(右側)を原点とし
て修正される(図中の点線→実線)。図8は、ネガフィ
ルムを用いた場合のLUT階調テーブルである。LUT
階調変換特性は、その他、フィルムの種類(例えば、メ
ーカの別、ISO値等)、透過光量分布等によって異な
る。
【0053】尚、欠陥画素による最暗点(=MNdR0)
に基づいてLUT階調変換特性を決定すると、図8の二
点鎖線で示す曲線となる。画像の実際の最暗点はMNR'
であるから、この曲線ではフルスケールの出力が得られ
ない。欠陥画素を除去しないと、その分、ダイナミック
レンジが狭くなる。このように、赤外ヒストグラム(図
6(c))と画像ヒストグラム(図6(a))を対比さ
せることで、画像データから欠陥画素を抽出/除去する
ことができる。この欠陥画素が除去された画像ヒストグ
ラム(図6(d))の最暗点MNR、最明点MXRを用い
ることで、主スキャン時の露出量(露光時間)、LUT
階調変換特性の最適化が図られる。
【0054】次に、MPU137において実行される
「セットアップ処理」の制御プログラム(画像読取条件
決定プログラム)を、図9のフローチャートに従って説
明する。ここでも説明を簡単にするために、可視光
(R)を照射する場合のみについて説明する。尚、MP
U137は、このプログラムのステップS1〜S5を実
行することにより、可視光、赤外光による写真フィルム
2の画像読取(可視画像読取手段の機能)、画像ヒスト
グラム、赤外ヒストグラムの作成を行なう。
【0055】又、MPU137は、ステップS7〜S1
1を実行することにより、欠陥画素の検出(欠陥画素検
出手段の機能)、欠陥画素の除去、最明点(MXR)、
最暗点(MNR)の決定(最小輝度レベル検出手段の機
能)、露光時間の決定、LUT階調変換特性の決定(階
調変換特性設定手段の機能)を行なう。尚、MPU13
7は、光源111、イメージセンサ114と協働して、
上記欠陥画素検出手段の機能を実現する。
【0056】先ず、ステップS1では、プリスキャン時
の点灯時間が一定の値に設定される。ステップS2で
は、スキャンモータ122が所定角度回転され、スキャ
ンブロック110がプリスキャン開始位置(図5のYp
1)に移動される(ステップS2)。ステップS3で
は、今回の可視光の照射により得られた1ライン分の画
像データを、画像ヒストグラムに反映させる画像ヒスト
グラム作成処理が実行される。この画像ヒストグラム作
成処理は、後述する画像ヒストグラム作成サブルーチン
(図10)の実行により達成される。
【0057】ステップS4では、今回の赤外光の照射に
より得られた1ライン分の画像データを、画像ヒストグ
ラムに反映させる赤外ヒストグラム作成処理が実行され
る。この赤外ヒストグラム作成処理は、後述する赤外ヒ
ストグラム作成サブルーチン(図11)の実行により達
成される。ステップS5では、副走査方向について、全
てのラインの、ヒストグラム作成が終了したかが判別さ
れる。
【0058】ステップS5の判別が“No”のときは、
ステップS6に進んで、Yの値がY+Pp1に設定され
る。このようにYの値にPp1が加算されると、この値に
基づいて、スキャンモータ122が回転し、イメージセ
ンサ114が写真フィルム2に対してPp1だけステップ
移動する(図5)。ステップS6の後、ステップS3に
戻り、その後も、ステップS3〜S6を繰り返し実行す
る。
【0059】この間に、1画面分(1枚の写真フィルム
2)の画像データについての、画像ヒストグラム(図6
(a))、赤外ヒストグラム(図6(c))が作成され
る。ステップS6の判別が“Yes”に転じると、ステ
ップS7に進む。ステップS7では、作成された赤外ヒ
ストグラム(図6(c))から欠陥画素(MNd0〜M
Nd1)が認識され、この欠陥画素が抽出される。この
ステップS7で、前述した欠陥画素数のカウント(カウ
ント数V1)が行われる。このステップでMPU137
のカウント手段としての機能が実現される。
【0060】ステップS8では、画像ヒストグラム(図
6(a))から、上記抽出された欠陥画素(MNd0〜
MNd1)が除去される。このステップS8で、前述し
た欠陥画素の除去が行われる。このステップでMPU1
37の欠陥画素決定手段としての機能が実現される。こ
のように赤外ヒストグラム(図6(c))で現れた欠陥
画素の画素数(V1)を基に、画像ヒストグラムの輝度
分布から、輝度の小さい側からこの画素数(V1)分を
除去することで、色成分に拘わらず、欠陥画素を除去で
きる。
【0061】次のステップS9では、欠陥画素が除去さ
れた画像ヒストグラム(図6(d))から最明点(MX
R)と最暗点(MNR)が算出される。このステップでM
PU137の最小輝度レベル検出手段としての機能が実
現される。ステップS10では、上記最明点(MXR)
がフルスケールとなるように、主スキャン時の露光時間
が算出される。この算出された露光時間が、主スキャン
時の露光時間として設定される。
【0062】ステップS11では、上記決定された露光
時間による最暗点(MNR)が階調テーブルの端点と一
致するようにLUT階調変換特性が決定される(図
8)。このステップでMPU137の階調変換特性設定
手段としての機能が実現される。次に、上記ステップS
3で実行される1ライン分の画像ヒストグラム作成(更
新)サブルーチンについて、図10のフローチャートに
従って、説明する。尚、この画像ヒストグラム作成サブ
ルーチンを行なうに当っては、メモリ134に、画像用
メモリ領域、画像ヒストグラム用メモリ領域、赤外ヒス
トグラム用メモリ領域の3つの領域が確保される。又、
アドレスポインタ1、アドレスポインタ2の2つの変数
がメモリ134に設けられる。
【0063】ここで、アドレスポインタ1は、画像用メ
モリ領域のデータ位置を示す変数である。アドレスポイ
ンタ1が示す値X(データ位置)は、1ラインの画像の
順番を示す。又、このデータ位置に記憶されている値
は、当該画素の輝度を示す。又、アドレスポインタ2は
画像ヒストグラム用メモリ領域(又は赤外ヒストグラム
用メモリ領域)のデータ位置を示す変数である。アドレ
スポインタ2が示す値(データ位置)は、ヒストグラム
の横軸に相当する。そして、データ位置に記憶されてい
る数値が、発生頻度に対応する。
【0064】尚、プリスキャンが開始された直後の最初
の画像ヒストグラム作成サブルーチンでは、処理はステ
ップS101から実行される。そして、ステップS10
1〜ステップS6を繰り返すことで、画像ヒストグラム
の初期化が行われる。一旦プリスキャンが開始される
と、その後の画像ヒストグラム作成サブルーチンでは、
処理はステップS107から実行される(画像ヒストグ
ラムの更新)。
【0065】先ず、ステップS101では、カウント値
Nがリセットされる(N=0)。カウントNは、今回ル
ープが、ライン上の何番目の画素に対する処理かを示
す。ステップS102では、アドレスポインタ2が、画
像ヒストグラム開始アドレス(例えば、ヒストグラムの
輝度が“0”の発生頻度(データ)が格納される位置)
に設定される。
【0066】ステップS103では、アドレスポインタ
2が示す位置のデータが“0”に設定される。ステップ
S104では、上記したカウンタNの値が所定値NS
(例えば、輝度“0”から最高輝度“FS”まで輝度
数)に達したかが判別される。ステップS104の判別
が“No”のときは、ステップS105に進む。
【0067】ステップS105では、新たにカウンタN
の値に“1”が加算される。ステップS106では、ア
ドレスポインタ2の値に“1”が加算され、その後、ス
テップS103に戻る。アドレスポインタ2に“1”加
算することで、画像ヒストグラムの横軸(輝度)が1ス
テップ高い側にシフトされる。ステップS104の判別
が“Yes”に転じるまで、ステップS103〜S10
6による、データ(頻度データ)のリセットが繰り返し
実行される。このリセット処理により、アドレスポイン
タ2が示す位置(“0”〜“FS”)に記憶されている
発生頻度を示す頻度データが全て“0”に設定される
(リセット処理)。
【0068】ステップS104の判別が“Yes”に転
じると、ステップS107で点灯時間を計数する点灯期
間を示す点灯カウンタがリセット(=0)される。ステ
ップS108では、光源111のうち画像用(R,G,
B)の発光ダイオード(光源)の点灯が開始される。ス
テップS109では、イメージセンサ114のCCDの
電荷蓄積が開始される。
【0069】ステップS110では、所定の待ち時間
(ΔT)の待機が行われる。ステップS111では、点
灯カウンタの値に、上記ΔTが加算される(点灯時間カ
ウンタの更新)。ステップS112では、加算された点
灯カウンタの値が、可視光用露光時間(露出量Epに相
当)に達したかが判別される。
【0070】このステップS112の判別が“No”で
あるうちは、ステップS110に戻って、ステップS1
10,S111の処理が継続される。一方、ステップS
112の判別が“Yes”に転じると、ステップS11
3に進み、可視光の光源が消灯される。ステップS11
4では、イメージセンサ114(CCD)による電荷の
蓄積が停止される。
【0071】ステップS115では、書込開始アドレス
が、メモリ134上の画像用メモリ領域の先頭位置を示
す値に設定される。ステップS116では、イメージセ
ンサ114のCCDによる信号出力開始を指示する信号
が、コントロール回路136に出力される(出力開始指
令)。ステップS117では、コントロール回路136
に対して、1ライン分のデータ読取が指令される。
【0072】ステップS118では、可視画像データの
読取が、1ライン分、終了したかが判別される。ステッ
プS118の判別が“Yes”に転じるのを待って、そ
の後、ステップS119が実行される。ステップS11
9では、アドレスポインタ1の値が、画像メモリ開始ア
ドレスに設定される。ここで画像メモリ開始アドレス
は、例えば、イメージセンサ114から最初に出力され
たデータ(画素データ)が格納される位置を示す。
【0073】ステップS120では、1ラインの画素数
を示すカウント値Nが“0”にリセットされる。ステッ
プS121では、アドレスポインタ1が示す位置(サブ
ルーチン開始当初は、画像メモリ開始アドレス)に記憶
されている輝度データが、変数「X」の値に設定され
る。この値「X」は、画像ヒストグラムの横軸の原点
(“0”)からの距離に対応する。
【0074】ステップS122では、アドレスポインタ
2が、上記した画像ヒストグラム開始アドレス(輝度
“0”=原点)に、「X」を加算した値「X'」に設定
される。従って「X'」は、画像ヒストグラムの横軸の
目盛りを示す。ステップS123では、この「X’」に
記憶されている値(頻度データ)に“1”が加算され
る。この結果、アドレスポインタ2に記憶されている輝
度「X'」の画素の発生頻度(画素数)が、更新される
(発生頻度が1増える)。
【0075】ステップS124では、カウンタNの値が
1ライン分の画素数(画素データの個数)に達したかが
判別される。ステップS124の判別が“No”のとき
は、ステップS125に進む。ステップS125では、
カウンタNの値に“1”が加算される。ステップS12
6では、アドレスポインタ1の値に“1”が加算され、
その後、ステップS121に戻る。このステップS12
6により、1ライン上の次の画素の輝度を画像ヒストグ
ラムに反映するための処理が行われる。
【0076】ステップS124の判別が“Yes”に転
じるまで、ステップS121〜S126が繰り返し実行
され、1ライン分の画素データが、画像ヒストグラムに
反映される。ステップS124の判別が“Yes”に転
じると、1ライン分の処理が終了したとの判断がなさ
れ、本サブルーチンは終了する。
【0077】この画像ヒストグラム作成サブルーチンに
引き続き行われる赤外ヒストグラム作成処理サブルーチ
ンを図11に示す。この赤外ヒストグラム作成サブルー
チンは、光源111から赤外光が照射されること、読み
込まれた画素データ(赤外画像データ)が、赤外ヒスト
グラムに反映されること以外は、画像ヒストグラム作成
処理サブルーチンと同じであり、その詳細な説明は省略
する。
【0078】画像ヒストグラム作成サブルーチン(図1
0)及び赤外ヒストグラム作成サブルーチン(図11)
により得られた画像ヒストグラム(図6(a))、赤外
ヒストグラム(図6(c))により、前記したように、
ゴミ(異物)、傷等の欠陥画素が除去された修正後の画
像ヒストグラム(図6(d))が得られる。次に、上記
プリスキャンで決定された露出量/LUT階調変換特性
を用いて実行される主スキャン(第2画像読取)につい
て、簡潔に説明する。
【0079】主スキャンは、使用者が、入力装置40に
より主スキャンを開始させる旨の信号がホストコンピュ
ータ20に入力されたときに、上記したプリスキャンに
引き続いて実行されるものである。この指令信号を受け
たフィルムスキャナ100側では、MPU137が、上
記したようにプリスキャンを実行し、その後、主スキャ
ンを開始する。
【0080】MPU137は、主スキャン用プログラム
(図示省略)に従って、先ず、スキャンモータ122に
制御信号(駆動信号)を出力する。これによりスキャン
ブロック110が、読取開始位置(主スキャン開始位
置)に移動される。この主スキャン開始位置は、前記し
たプリスキャン開始位置と同じである(読取ラインL1
が図5のYp1)。
【0081】又、イメージセンサ114の主走査、副走
査は、プリスキャン時と同様に、図5のXp1からXp2ま
で、Yp1からYp2までである。又、読取のピッチは、主
スキャンの読取条件に応じて、その都度、所望のピッチ
に設定される。スキャンブロック110が主スキャン開
始位置に移動されると、光源111からこの1ライン
(L1)について、特定の光(R、G、B)が順次照射
されて、1ライン分の画像がイメージセンサ114によ
って読み取られる(主走査)。
【0082】読み取られた画像は、画素毎の複数の電荷
信号として、アナログ処理回路131で処理される。そ
の後、複数の電荷信号は、A/Dコンバータ132で順
次A/D変換されて、ディジタル信号(画素データ)と
なる。この画素データは、MPU137からの指令に基
づいて、LUT回路133が、順次、LUT階調変換す
る(MPU137の階調特性変換手段としての機能)。
LUT階調変換は、LUT変換テーブル(図8)に従っ
てなされる。変換された1ライン分の画像データは、一
旦、メモリ134に記憶される。メモリ134に記憶さ
れた1ライン分の画像データは、その後、ホストコンピ
ュータ20側(メモリ22、ハードディスク23)に転
送される。
【0083】1ライン分の画像を示す電荷信号がCCD
から出力された時点で、スキャンモータ122が回転す
る。この回転に伴い、イメージスキャナ114が、再
び、所定ピッチ、副走査方向にステップ移動される。こ
のとき、光源111から可視光(R,G,B)が照射さ
れて、次のラインの画像が読み取られる。この処理は、
副走査方向について行われる(Yp1〜Yp2)。
【0084】ところで、主スキャンを行なう際の、光源
111の照射時間(露光時間)とLUT回路133によ
るLUT階調変換特性は、上記したように、ゴミ(異
物)や傷による欠陥画素が除外された修正後の画像ヒス
トグラム(図6(d))の最明点(MXR、又は、MX
R')、最暗点(MNR、又は、MNR')に基づいて決定
されている。
【0085】この結果、主スキャン時の露出量(露光時
間)、LUT階調変換特性が、ゴミ(異物)、傷等の欠
陥画素の影響を受けることがなく、その最適化が図られ
る。尚、上記した実施の形態では、透過原稿としてネガ
フィルムを用いた例をあげて説明したが、これに限るこ
となく、本発明は、ポジフィルムを透過原稿とした場合
にも、適用可能である。このときには、図8に示したL
UT変換テーブル(ネガフィルム用)に代えて、図12
に示すLUT変換テーブル(ポジフィルム用)を用いて
LUT変換を実行すればよい。この場合、ポジフィルム
用LUT変換テーブルにおいても、上記手順で得られた
最暗点MNR’(=MNR×FS/MXR)に基づいて、
主スキャン時のLUT階調変換特性が決定される(図1
2の実線)。
【0086】又、上記した実施の形態では、フィルムス
キャナ側のMPU136がプリスキャン用の画像制御を
行うようにしたが、ホストコンピュータ20のCPU2
1がプリスキャン用の画像制御を行うようにしてもよ
い。この場合、プリスキャン用プログラムをハードディ
スク23に記憶させてもよい。又、プリスキャン用プロ
グラムをCDーROM(記憶媒体)3に記録して、これ
らのプログラムをCPU21又はMPU136に実行さ
せるようにしてもよい(請求項5に対応)。
【0087】又、上記した実施の形態では、3種類の可
視波長成分に応じて、3つの画像ヒストグラムを作成し
て、各々の画像ヒストグラム毎に、LUT階調変換特性
を決定することとしているが、1つの可視波長成分にの
み着目して、LUT階調変換特性を決定してもよい。こ
のとき得られたLUT階調変換特性は、他の可視波長成
分に対しても用いられる。
【0088】又、上記した実施の形態では、可視波長成
分としてR,G,Bの3種を用いているが、他の可視波
長成分を用いてもよいのは、勿論である。又、階調変換
特性も、実施の形態で例示したものに限られないのは勿
論である。又、上記した実施の形態では、A/Dコンバ
ータでディジタル変換された画像信号に対してLUT変
換を施す例をあげて説明したが、A/D変換前のアナロ
グ信号に対してアナログ回路でLUT変換を行なうよう
にしてもよい。
【0089】又、上記した実施の形態では、R,G,B
の3種の可視光と赤外光とを照射可能の光源111を用
いた場合について説明したが、イメージセンサ側にフィ
ルタを設けてR,G,B,赤外の各々の色成分の画像デ
ータを得るようにしてもよい。又、上記した実施の形態
では、1枚の画像を読み取る毎に、プリスキャン時に得
られた画像ヒストグラムと赤外ヒストグラムとを用い
て、主スキャン時の露光量/LUT変換特性を決定する
例をあげて説明したが、予めプリスキャンを一度だけ行
って可視ヒストグラムと赤外ヒストグラムを求めてお
き、その後、複数の画像の読取に、これらヒストグラム
を用いた主スキャン時の露光量/LUT変換特性の決定
を行ってもよい。
【0090】
【発明の効果】以上説明した請求項1に記載の発明によ
れば、原稿に、異物が付着していたり、傷が生じていて
も、可視画像データに対する階調変換特性が、これら異
物等を除く画像に応じてのみ決定される。このため、階
調変換特性を、画像に最適なものに設定することがで
き、画質を向上させることができる。
【0091】又、請求項2に記載の発明によれば、原稿
に付着した異物や、生じている傷を、赤外光を用いて、
簡易に検出することができる。又、赤外光の照射によっ
て検出された欠陥画素の数に基づいて、色成分が異なる
全ての可視画像データに関して欠陥画素を検出/除去で
きる。欠陥画素が除去された後の可視画像データに基づ
いて、階調変換特性を、画像に最適なものとして、画像
読取装置により取得される画質を向上させることができ
る。
【0092】又、請求項3に記載の発明によれば、色成
分が異なる全ての可視画像データに関して、各々、欠陥
画素を検出/除去することで、各色成分毎に、細かな階
調変換特性の設定がされる。この結果、欠陥画素の影響
を受けず、適切な色の画像が得られる。又、請求項4に
記載の発明によれば、予め第1画像読取において得られ
た可視画像データに基づき欠陥画素の影響を受けない階
調変換特性が設定できる。そのため、第2画像読取にお
いて、適切な階調の可視画像データを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像処理システム1の全体
構成図である。
【図2】ホストコンピュータ20の構成の概略を示すブ
ロック図である。
【図3】フィルムスキャナ100の構成を示すブロック
図である。
【図4】写真フィルム2のスキャン時の主走査方向と副
走査方向を示し説明図である。
【図5】写真フィルム2の読取領域を示す図である。
【図6】画像ヒストグラム、赤外ヒストグラムを示すグ
ラフである。
【図7】プリスキャン時、主スキャン時で、各々得られ
る画像ヒストグラムを示すグラフである。
【図8】LUT階調テーブルを示すグラフである。
【図9】画像読取条件決定プログラムを示すフローチャ
ートである。
【図10】画像ヒストグラム作成サブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図11】赤外ヒストグラム作成サブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図12】ポジフィルムの読取時に用いられるLUT階
調テーブルを示すグラフである。
【符号の説明】
1 画像処理システム 2 写真フィルム(原稿) 3 CDーROM(記憶媒体) 20 ホストコンピュータ 21 CPU 23 ハードディスク 100 フィルムスキャナ 111 光源 112 ホルダ 114 イメージセンサ 133 LUT回路 137 MPU 138 プログラムメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/48 H04N 1/46 A Fターム(参考) 5B047 AA05 AB04 BA01 BB02 BC05 BC09 BC11 DA03 DC02 DC04 5B057 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE11 CE16 CH07 DC23 5C072 AA01 BA07 CA07 DA02 DA04 FB18 UA01 VA03 5C077 LL02 PP15 PP32 PP51 PP53 PQ19 PQ20 PQ23 SS03 TT09 5C079 HB01 JA04 JA12 LA12 MA04 NA05 PA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像の色成分を可視成分に分解す
    る可視成分分解手段と、 前記可視成分分解手段により分解された画像を複数の画
    素に分割して読み取り、前記画素の輝度に応じた輝度レ
    ベルの可視画像データを出力する可視画像読取手段と、 前記可視画像データの中から、前記原稿の画像の欠陥で
    ある欠陥画素を検出する欠陥画素検出手段と、 前記欠陥画素を除く前記可視画像データの最小輝度レベ
    ルを検出する最小輝度レベル検出手段と、 前記最小輝度レベルに基づいて、前記可視画像データに
    対する階調変換特性を設定する階調変換特性設定手段
    と、 前記階調変換特性に基づいて前記可視画像データの階調
    特性を変換する階調特性変換手段とを有することを特徴
    とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像読取装置におい
    て、 前記欠陥画素検出手段は、 前記原稿の画像の色成分を赤外成分に分解する赤外成分
    分解手段と、 前記赤外成分分解手段により分解された画像を複数の画
    素に分解して読み取り、前記画素の輝度に応じた輝度レ
    ベルの赤外画像データを出力する赤外画像読取手段と、 前記赤外画像データから、所定値以下の輝度レベルの画
    素数を欠陥画素数としてカウントするカウント手段と、 前記可視画像データの最小輝度レベルの画素からカウン
    トして前記欠陥画素数目までの画素を前記欠陥画素とし
    て決定する欠陥画素決定手段とを含むことを特徴とする
    画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像読取装置におい
    て、 前記可視成分分解手段は、前記原稿の画像を複数の可視
    波長成分に分解可能に構成され、 前記可視画像読取手段は、前記複数の可視波長成分毎に
    前記可視画像データを出力し、 前記欠陥画素検出手段は、前記複数の可視波長成分毎に
    前記可視画像データから前記欠陥画素を検出し、 前記最小輝度レベル検出手段は、前記複数の可視波長成
    分毎に前記可視画像データの前記最小輝度レベルを検出
    し、 前記階調変換特性設定手段は、前記最小輝度レベルに基
    づいて、前記複数の可視波長成分毎に前記可視画像デー
    タに対する前記階調変換特性を設定し、 前記階調特性変換手段は、前記階調変換特性に基づいて
    前記複数の可視波長成分毎に前記可視画像データの階調
    特性を変換することを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像読取装置におい
    て、 前記階調変換特性設定手段は、第1画像読取時に前記可
    視画像読取手段が出力する前記可視画像データに基づい
    て前記階調変換特性を設定し、 前記階調特性変換手段は、第2画像読取時に前記可視画
    像読取手段が出力する前記可視画像データを、前記階調
    変換特性に基づいて階調変換することを特徴とする画像
    読取装置。
  5. 【請求項5】 原稿の画像の色成分を可視成分に分解す
    る可視成分分解手段と前記可視成分分解手段により分解
    された画像を複数の画素に分割して読み取り、前記画素
    の輝度に応じた輝度レベルの可視画像データを出力する
    可視画像読取手段とを有する画像読取装置を制御する手
    順が記録された記憶媒体であって、 前記可視画像データから、前記原稿の画像の欠陥である
    欠陥画素を検出する欠陥画素検出手順と、 前記欠陥画素を除く前記可視画像データの最小輝度レベ
    ルを検出する最小輝度レベル検出手順と、 前記最小輝度レベルに基づいて、前記可視画像データに
    対する階調変換特性を設定する階調変換特性設定手順
    と、 前記階調変換特性に基づいて、前記可視画像データの階
    調特性を変換する階調特性変換手順とを記憶することを
    特徴とする画像読取装置を制御する手順が記録された記
    憶媒体。
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