JP2000269902A - 監視光信号を伝送するための方法、装置及びシステム - Google Patents
監視光信号を伝送するための方法、装置及びシステムInfo
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Abstract
装置及びシステムに関し、主信号の伝送品質を大きく劣
化させること無しに監視光信号の伝送を可能にすること
を主な課題としている。 【解決手段】 本発明は監視光信号を伝送するための方
法に関連している。雑音特性及び利得効率を決定する第
1の帯域(例えば従来波長帯:Cバンド)のための第1
の光増幅器16(#1)が提供される。雑音特性及び利
得効率を決定する第2の帯域(例えば長波長帯:Lバン
ド)のための第2の光増幅器16(#2)が提供され
る。第1及び第2の光増幅器のうちで雑音特性及び利得
効率の少なくとも一方がより良好な方の光増幅器に関連
して監視光信号が処理される。この方法によると、雑音
特性及び利得効率の不必要な劣化が防止され、主信号の
良好な伝送品質が維持される。
Description
るための方法、装置及びシステムに関する。
に伴い情報需要は飛躍的に増大し、情報容量が集約され
る幹線系光伝送システムにおいては、更なる大容量化及
び柔軟なネットワーク形成が求められている。波長分割
多重(WDM)は、現状ではこのようなシステム需用に
対応する最も有効な手法であり、現在北米を中心に商用
化が活発に進められている。WDMが適用されるシステ
ムを監視する方法は、システムを運用する上で不可欠な
機能である。本発明は、このようにWDMが適用される
システムに適した監視のための方法等を提供するもので
ある。
m)な石英系の光ファイバの製造技術及び使用技術が確
立され、光ファイバを伝送路とする光通信システムが実
用化されている。また、光ファイバにおける損失を補償
して長距離の伝送を可能にするために、光信号又は信号
光を増幅するための光増幅器が実用に供されている。
号光が供給される光増幅媒体と、光増幅媒体が信号光の
波長を含む利得帯域を提供するように光増幅媒体をポン
ピング(励起)するポンピングユニットとから構成され
る光増幅器である。
い波長1.55μm帯の信号光を増幅するために、エル
ビウムドープファイバ増幅器(EDFA)が開発されて
いる。EDFAは、光増幅媒体としてのエルビウムドー
プファイバ(EDF)と、予め定められた波長を有する
ポンプ光をEDFに供給するためのポンプ光源とを備え
ている。0.98μm帯或いは1.48μm帯の波長を
有するポンプ光を用いることによって、波長1.55μ
mを含む利得帯域が得られる。
いる光増幅器も知られている。この場合、半導体チップ
に電流を注入することによってポンピングが行われる。
めの技術として、波長分割多重(WDM)がある。WD
Mが適用されるシステムにおいては、異なる波長を有す
る複数の光キャリアが用いられる。各光キャリアを独立
に変調することによって得られた複数の光信号が光マル
チプレクサにより波長分割多重され、その結果得られた
主信号光(WDM信号光)が光ファイバ伝送路に送出さ
れる。受信端では、受けた主信号光が光デマルチプレク
サによって個々の光信号に分離され、各光信号に基づい
て伝送データ(主信号)が再生される。従って、WDM
を適用することによって、多重数に応じて1本の光ファ
イバによる伝送容量を増大させることができる。
ムを構築する場合、利得偏差或いは利得傾斜で代表され
る光増幅器の利得の波長特性によって伝送距離が制限さ
れる。例えば、典型的なEDFAにおいては、波長1.
55μmの近傍で利得偏差が生じる。カスケード接続さ
れた複数のEDFAについて利得偏差が累積すると、利
得が小さい帯域に含まれるチャネルの光SNR(信号対
雑音比)が悪くなる。従って、高品質な伝送を可能にす
るためには、光増幅器の利得の波長特性は平坦であるこ
とが望ましい。
るためには、光増幅器の利得帯域(利得が生じる帯域)
の広帯域化が有効である。広帯域化を目的として、2つ
の光増幅器を並列に設け、短波長側の帯域については一
方の光増幅器により増幅を行い、長波長側の帯域につい
ては他方の光増幅器により増幅を行うように構成された
装置が提案されている。
接続された2つの光増幅器は光中継器内に設けられ、そ
のように構成された光中継器が光ファイバ伝送路に沿っ
て複数用いられる。
て監視制御を行うために、監視光信号が伝送される。例
えば、WDMにおける運用されているチャネル数に関す
る情報を提供するための監視光信号が送信端から各光中
継器に伝送され、各光中継器においては、1チャネル当
たりの出力レベルを一定に維持するためのALC(自動
出力レベル制御)における参照レベルの設定が、伝送さ
れた監視光信号に従って行われる。監視光信号を伝送す
るための従来の方法のいくつかを図1乃至図3により説
明する。
のシステムのブロック図である。このシステムは、送信
端としての第1の端局装置2と、受信端としての第2の
端局装置4と、端局装置2及び4間に敷設された光ファ
イバ伝送路6と、光ファイバ伝送路6に沿って設けられ
た複数の光中継器8とを備えている。
異なる波長の複数の光信号を波長分割多重して得られた
WDM信号光を主信号光として出力する光送信機(T
X)10と、監視光信号を出力する光監視回路(OS
C)12とを備えている。このシステムにWDMが適用
されることを前提として、光送信機10は、1.53乃
至1.56μmの範囲で定義される従来波長帯(「1.
55μm帯」或いは「Cバンド:Convention
al Band」と称される)において波長分割多重さ
れた主信号光を出力するものとする。光送信機10から
出力された主信号光と光監視回路12から出力された監
視光信号は、波長カプラ14により多重化され、これら
は光ファイバ伝送路6に供給される。
幅器16を含む。光ファイバ伝送路6により送られてき
た主信号光及び監視光信号は波長カプラ18により分け
られ、主信号光は光増幅器16に供給され、監視光信号
は光監視回路20に供給される。光監視回路20は、供
給された監視光信号に基づき電気信号としての監視信号
を再生し、その監視信号に基づく処理を行うと共に監視
信号を更新する。更新された監視信号は監視光信号に変
換され、波長カプラ22において、光増幅器16により
増幅された主信号光と多重化され再び光ファイバ伝送路
6に送出される。光監視回路20における監視信号に基
づく処理は、例えば、監視信号に基づき光増幅器16に
おけるALCの参照レベルを設定すること或いは光増幅
器16の利得のモニタリング値に基づき監視信号を更新
することである。
からの主信号光及び監視光信号を分離する波長カプラ2
4と、波長カプラ24からの主信号光を受ける光受信機
(RX)26と、波長カプラ24からの監視光信号を受
ける監視回路28とを含む。
は、各光中継器8において、光監視回路20が光増幅器
16と並列に設けられているので、監視光信号は順次必
要に応じて更新されて下流側に伝送されていく。
れる従来技術より提案され得るシステムのブロック図で
ある。ここでは、光送信機10は、Cバンドで波長分割
多重された第1の主信号光と、1.57乃至1.60μ
mの範囲で定義される長波長帯(「1.58μm帯」或
いは「Lバンド:Long WavelengthBa
nd」と称される)で波長分割多重された第2の主信号
光とを出力するものとする。光送信機10から出力され
た第1及び第2の主信号光並びに光監視回路12から出
力された監視光信号は、波長カプラ14により多重化さ
れて光ファイバ伝送路6に送出される。
主信号光のための光増幅器16(#1)と第2の主信号
光のための光増幅器16(#2)とを含む。光増幅器1
6(#1及び#2)を並列に接続するために、第1及び
第2の主信号光を分けてそれぞれ光増幅器16(#1及
び#2)に供給するための光デマルチプレクサ30と、
光増幅器16(#1及び#2)によりそれぞれ増幅され
た第1及び第2の主信号光を再び多重化するための光マ
ルチプレクサ32とが用いられている。波長カプラ18
及び22はそれぞれ光デマルチプレクサ30及び光マル
チプレクサ32の外側に設けられており、それにより光
監視回路20における監視光信号の処理が行われるよう
になっている。
れる従来技術より提案され得る他のシステムのブロック
図である。ここでは、光送信機10は、図2に示される
システムにおけるのと同様に、Cバンドの第1の主信号
光とLバンドの第2の主信号光とを出力する。また、光
監視回路12は、Cバンド及びLバンドにそれぞれ関連
する第1及び第2の監視光信号を出力するものとする。
2)、光デマルチプレクサ30及び光マルチプレクサ3
2を含む点は図2に示されるシステムにおけるのと同様
である。ここでは、第1の監視光信号のための光監視回
路20(#1)が光増幅器16(#1)に並列に接続さ
れ、第2の監視光信号のための光監視回路20(#2)
が光増幅器16(#2)に並列に接続される。そのため
に、光増幅器16(#1)及び光監視回路20(#1)
のための波長カプラ18(#1)及び22(#1)が光
増幅器16(#1)を挟むように設けられており、光増
幅器16(#2)及び光監視回路20(#2)のための
波長カプラ18(#2)及び22(#2)が光増幅器1
6(#2)を挟むように設けられている。
固有の雑音特性及び利得効率(利得変換効率:ポンピン
グエネルギーに対する出力光パワーの比率)を有してい
る。光増幅器の雑音特性及び利得効率は、その光増幅器
が適用される帯域によって実質的に決定される。例え
ば、CバンドのためのEDFAはLバンドのためのED
FAよりも良好な雑音特性及び利得効率を有している。
中継器8で監視光信号を分岐するための波長カプラ18
の損失が光増幅器16(#1及び#2)に一律に与えら
れるので、光増幅器16(#1又は#2)の雑音特性及
び利得効率が不必要に劣化する可能性がある。同じく図
3に示されるシステムにおいても、波長カプラ18(#
1及び#2)による実質的に同じ損失が光増幅器16
(#1及び#2)にそれぞれ与えられるので、光増幅器
16(#1又は#2)の雑音特性及び利得効率が不必要
に劣化する可能性がある。一般的に、光増幅器の雑音特
性及び利得効率が劣化すると、主信号の伝送品質が劣化
する。
質を大きく劣化させること無しに監視光信号を伝送する
ための方法、装置及びシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は以下の説明から明らかになる。
ると、監視光信号を伝送するための方法が提供される。
雑音特性及び利得効率を決定する第1の帯域(例えばC
バンド)のための第1の光増幅器が提供される。雑音特
性及び利得効率を決定する第2の帯域(例えばLバン
ド)のための第2の光増幅器が提供される。第1及び第
2の光増幅器の中で雑音特性及び利得効率の少なくとも
一方がより良好な方の光増幅器に関連して監視光信号が
処理される。
の少なくとも一方がより良好な方の光増幅器に関連して
監視光信号が処理されるので、第1及び第2の光増幅器
の雑音特性及び利得効率が不必要に劣化することが防止
され、本発明の目的の1つが達成される。
ば、希土類元素がドープされたドープファイバと、ポン
プ光をドープファイバに供給するポンプ光源とを含む。
ドープファイバとしてEr(エルビーム)がドープされ
たEDFが用いられている場合、第2の光増幅器のED
Fの長さを第1の光増幅器のEDFの長さよりも長くす
ることができる。この場合、後で詳しく説明するよう
に、第1の光増幅器の雑音特性及び利得効率は第2の光
増幅器の雑音特性及び利得効率よりも良好になるので、
監視光信号は第1の光増幅器に関連して処理され得る。
を伝送するための装置が提供される。この装置は、光デ
マルチプレクサと、光マルチプレクサと、第1及び第2
の光増幅器と、第1及び第2の波長カプラと、監視回路
とを備えている。光デマルチプレクサは、入力ポート並
びに第1及び第2の出力ポートを有する。入力ポート及
び第1の出力ポート間は第1の帯域により結合される。
入力ポート及び第2の出力ポート間は第2の帯域により
結合される。光マルチプレクサは第1及び第2の入力ポ
ート並びに出力ポートを有している。第1の入力ポート
及び出力ポート間は第1の帯域により結合され、第2の
入力ポート及び出力ポート間は第2の帯域により結合さ
れる。第1の光増幅器は第1の帯域のためのものであ
り、光デマルチプレクサの第1の出力ポート及び光マル
チプレクサの第1の入力ポート間に設けられる。第2の
光増幅器は第2の帯域のものであり、光デマルチプレク
サの第2の出力ポート及び光マルチプレクサの第2の入
力ポートの間に設けられる。第1の波長カプラは、光デ
マルチプレクサの第1の出力ポートと第1の光増幅器と
の間に設けられ、第1の出力ポートから出力された監視
光信号を分岐する。監視回路は第1の波長カプラにより
分岐された監視光信号を受ける。第2の波長カプラは、
第1の光増幅器及び光マルチプレクサの第1の入力ポー
トの間に設けられ、監視回路から出力された監視光信号
を第1の入力ポートに供給する。第1の光増幅器の雑音
特性及び利得効率の少なくとも一方は第2の光増幅器の
それよりも良好である。このように、本発明の第2の側
面によると、本発明の第1の側面による方法を実施する
のに好適な装置が提供される。
を伝送するためのシステムが提供される。このシステム
は、光ファイバ伝送路と、光ファイバ伝送路に沿って設
けられた少なくとも1つの光中継器とを備えている。光
ファイバ伝送路は、第1の帯域に含まれる波長を有する
光信号と第2の帯域に含まれる波長を有する光信号とを
波長分割多重して得られた主信号光と監視光信号とを伝
送する。各光中継器は、第1の帯域のための第1の光増
幅器と、第2の帯域のための第2の光増幅器と、監視光
信号を処理する監視回路とを備えている。監視回路は第
1の光増幅器と並列に設けられ、第1の光増幅器の雑音
特性及び利得効率の少なくとも一方は第2の光増幅器の
それよりも良好である。このように、本発明の第3の側
面によると、本発明の第1の側面による方法を実施する
のに好適なシステムが提供される。
と、監視光信号を伝送するためのシステムが提供され
る。このシステムは、光ファイバ伝送路と、光ファイバ
伝送路に沿って設けられた少なくとも1つの光中継器と
を備えている。光ファイバ伝送路は、第1の帯域に含ま
れる波長を有する第1の主信号光と第1の監視光信号と
を第1の方向に伝送し、第2の帯域に含まれる波長を有
する第2の主信号光と第2の監視光信号とを第1の方向
と逆向きの第2の方向に伝送する。
は、第1の主信号光を増幅する第1の光増幅器と、第2
の主信号光を増幅する第2の光増幅器と、それぞれ第1
及び第2の監視光信号を処理する第1及び第2の監視回
路とを備えている。第1及び第2の監視回路は第1の光
増幅器と並列に設けられる。第1の光増幅器の雑音特性
及び利得効率の少なくとも一方は第2の光増幅器のそれ
よりも良好である。
は、第1の主信号光を増幅する第1の光増幅器と、第2
の主信号光を増幅する第2の光増幅器と、それぞれ第1
及び第2の監視光信号を処理する第1及び第2の監視回
路と、第1の光増幅器及び第2の監視回路を並列に接続
するための第1及び第2の光サーキュレータと、第2の
光増幅器及び第1の監視回路を並列に接続するための第
3及び第4の光サーキュレータとを備えている。
を伝送するための装置が提供される。この装置は、第1
及び第2の光サーキュレータと、光増幅器と、監視回路
とを備えている。第1及び第2の光サーキュレータの各
々は、第1、第2及び第3のポートを有しており、第1
のポートに供給された光を第2のポートから出力し、第
2のポートに供給された光を第3のポートから出力す
る。光増幅器は第1の光サーキュレータの第3のポート
と第2の光サーキュレータの第1のポートとの間に接続
される。監視回路は第1の光サーキュレータの第1のポ
ートと第2の光サーキュレータの第3のポートとの間に
接続される。
を詳細に説明する。尚、全図を通して実質的に同一の部
分には同一の符号を付し、重複した説明は省略されるこ
とがある。
によるシステムの第1実施形態を示すブロック図であ
る。図4を参照して、監視光信号を伝送するための本発
明による方法、装置及びシステムの1つの実施形態を説
明する。
局装置2と、受信端としての第2の端局装置4と、端局
装置2及び4間に敷設される光ファイバ伝送路6と、光
ファイバ伝送路6に沿って設けられる複数の光中継器8
とを備えている。光ファイバ伝送路6に沿って1つだけ
の光中継器8が設けられていても良い。
回路12及び波長カプラ14を含む。光送信機10は、
第1の帯域に含まれる単一の又は異なる波長を有する単
一又は複数の光信号と第2の帯域に含まれる単一の又は
異なる波長を有する単一又は複数の光信号とを波長分割
多重して得られたWDM信号光を主信号光として出力す
る。波長カプラ14は、光送信機10から出力された主
信号光と光監視回路12から出力された監視回路光信号
とを多重化して光ファイバ伝送路6に供給する。
れぞれCバンド及びLバンドを含む。以下の説明では、
発明の把握を容易にするために、第1及び第2の帯域は
それぞれCバンド及びLバンドに一致しているものとす
る。監視光信号は、主信号光の各光信号の波長とは異な
る波長を有している。特にこの実施形態では、監視光信
号は、Cバンドに含まれる波長よりも短い波長を有して
いる。より特定的には、監視光信号の波長は、1.51
乃至1.52μmの範囲で定義される1.51μm帯に
含まれる波長を有している。
光増幅器16(#1)と、Lバンドのための第2の光増
幅器16(#2)と、監視光信号を処理する光監視回路
20とを備えている。第1の光増幅器16(#1)の雑
音特性及び利得効率は第2の光増幅器16(#2)の雑
音特性及び利得効率よりも良好であり、従って、光監視
回路20は第1の光増幅器16(#1)と並列に設けら
れる。
1及び#2)を並列に接続するために光デマルチプレク
サ30及び光マルチプレクサ32が用いられており、光
増幅器16(#1)及び光監視回路20を並列に接続す
るために波長カプラ18及び22が用いられている。
送路6に接続される入力ポート30Aと、波長カプラ1
8に接続される出力ポート30Bと、光増幅器16(#
2)に接続される出力ポート30Cとを有している。入
力ポート30A及び出力ポート30B間はCバンド及び
それよりも短い波長により結合され、入力ポート30A
及び出力ポート30C間はLバンド及びそれよりも長い
波長により結合される。
に接続される入力ポート32Aと、光増幅器16(#
2)に接続される入力ポート32Bと、光ファイバ伝送
路6に接続される出力ポート32Cとを有している。入
力ポート32A及び出力ポート32C間はCバンド及び
それよりも短い波長により結合され、入力ポート32B
及び出力ポート32C間はLバンド及びそれよりも長い
波長により結合される。
からの主信号光及び監視光信号を分離する波長カプラ2
4と、波長カプラ24からの主信号光を受ける光受信機
26と、波長カプラ24からの監視光信号を受ける光監
視回路28とを備えている。
及び監視光信号は、光ファイバ伝送路6により第1ステ
ージの光中継器8の光デマルチプレクサ30の入力ポー
ト30Aに供給される。監視光信号及びCバンドの主信
号光は光デマルチプレクサ30の出力ポート30Bから
波長カプラ18に供給され、Cバンドの主信号光は波長
カプラ18を通過して第1の光増幅器16(#1)に供
給される。監視光信号は波長カプラ18により分岐さ
れ、分岐された監視光信号は光監視回路20に供給され
る。Cバンドの主信号光は光増幅器16(#1)により
増幅される。Lバンドの主信号光は、光デマルチプレク
サ30の出力ポート30Cから第2の光増幅器16(#
2)に供給され、光増幅器16(#2)により増幅され
る。光監視回路20は、供給された監視光信号に基づき
例えば光増幅器(#1)及び/又は光増幅器16(#
2)の監視制御を行う。監視制御の具体例は前述した通
りである。光監視回路20は監視制御に基づき監視光信
号を更新し、更新された監視光信号は波長カプラ22に
より光増幅器16(#1)で増幅された主信号光と多重
化され、光マルチプレクサ32の入力ポート32Aに供
給される。光増幅器16(#2)により増幅されたLバ
ンドの主信号光は光マルチプレクサ32の入力ポート3
2Bに入力される。光マルチプレクサ32は、これら監
視光信号並びにCバンド及びLバンドの主信号光を波長
分割多重して、光ファイバ伝送路6を介して次のステー
ジの光中継器8に伝送する。
中継器8における監視制御が行われ、主信号光及び最新
の監視光信号が第2の端局装置4に供給される。
性及び利得効率に関して相対的に優位な第1の光増幅器
16(#1)に関連して光監視回路20が監視光信号を
処理するようにしているので、各光中継器8における雑
音特性及び利得効率の不必要な劣化が防止され、主信号
の良好な伝送特性が確保される。より特定的には、挿入
損失を生じさせる波長カプラ18及び22はそれぞれ第
1の光増幅器16(#1)の前後に設けられており、第
2の光増幅器16(#2)は光デマルチプレクサ30及
び光マルチプレクサ32間に直結されている。一般に、
光増幅器の入力側において損失が与えられると雑音特性
が劣化し、光増幅器の出力側において損失が与えられる
と利得効率に対して不利である。この実施形態では、雑
音特性及び利得効率において相対的に劣る第2の光増幅
器16(#2)の前後には、監視光信号を処理するため
に必要な波長カプラが設けられていないので、各光中継
器8全体としての雑音特性及び利得効率の劣化を最小限
に抑えることができる。
の波長λOSCをCバンドに含まれる波長よりも短く設定
しておくことによって、光デマルチプレクサ30におけ
るCバンドの主信号光及び監視光信号とLバンドの主信
号光との波長分離を容易に行うことができる。
図である。より特定的には、図5に示されるEDFAは
例えば図4に示される光増幅器16(#1及び#2)の
各々として用いることができる。このEDFAは、入力
ポート34に供給された主信号光(又は1チャネルの光
信号)を増幅して出力ポート36から出力するために、
増幅されるべき主信号光が供給されるEDF38と、E
DF38にポンプ光を供給するポンプ光源40とを含
む。ポンプ光源40としては、例えば、0.96乃至
1.00μmの範囲で定義される0.98μm帯或いは
1.46乃至1.50μmの範囲で定義される1.48
μm帯で発振するレーザダイオードを用いることができ
る。主信号光及びポンプ光がEDF38内を同じ向きに
伝搬するようにしてフォワードポンピングを行っても良
いし、主信号光及びポンプ光がEDF38内で逆向きに
伝搬するようにしてバックワードポンピングを行っても
良いし、フォワードポンピング及びバックワードポンピ
ングを組み合わせて双方向ポンピングを行っても良い。
はCバンドに適合するEDFAのEDF38の長さより
も長い長さを有している。その結果、Cバンドに適合す
るEDFAの雑音特性及び利得効率はLバンドに適合す
るEDFAの雑音特性及び利得効率よりも良好になる。
これを詳しく説明する。
の変化を反転分布率をパラメータとして示すグラフであ
る。図6において、縦軸は単位利得(dB)、横軸は波
長(nm)を表す。Cバンドの利得平坦域は、反転分布
率0.7付近で現れ、利得ピークを与える1.53μm
を含む約30nmの帯域を有する。一方、Lバンドの利
得平坦域は、反転分布率0.38付近で現れ、30nm
を超える帯域を有する。Lバンドの単位利得はCバンド
の単位利得のほぼ8分の1である。従って、Lバンドの
ためのEDFAにおいてはEDFの長尺化が必要であ
る。
FAの代表的な特性を示し、図7にLバンドの光スペク
トルの一例を示す。表1において、増幅帯域は利得が生
じる帯域であり、1dB利得平坦域は利得偏差が1dB
である帯域であり、雑音指数は1.48μm帯のポンプ
光を用いた場合における雑音指数であり、EDF長は3
0dBの利得を得るためのEDFの長さである。図7に
おいて、縦軸はEDFAの出力(dBm)、横軸は波長
(nm)を表している。
向の分布をCバンドとLバンドとで比較するためのグラ
フである。反転分布率の長手方向の分布が付加的に示さ
れている。図8において、縦軸は単位利得(dB)及び
反転分布率(単位無し)、横軸はEDF長或いはEDF
における長手方向の位置を表している。Cバンドは、E
DFの入力端付近の前半で大きな利得を得る反面、後半
で吸収特性を有する。一方、LバンドはEDFの全長を
通して微少な利得を持ち、その累積利得によってCバン
ドと同等の利得が実現される。反転分布率は、EDFの
入力端付近の前半で高く、後半でLバンドの平坦利得を
得る反転分布率の値に下がっている。従って、Cバンド
のためのEDFの最適長は、Cバンドが利得を持ってい
る間の短い長さであるのに対し、LバンドのためのED
Fの最適長は所定の利得を得るまでの長い長さとなる。
優位であることを説明する。Cバンドの増幅では、ED
F単位長さ当りの利得が大きいので、EDFの構造損失
の影響は比較的小さいが、Lバンドのように単位利得が
低く長いEDFが必要となる場合、構造損失の影響が大
きくなる。構造損失の影響が支配的になると、EDFの
入力端付近での反転分布率が低くなり、EDF全体での
雑音指数が大きく見えてくる。これは次のように説明さ
れる。
の入力端付近での反転分布率が高いので単位利得が高
く、信号光の総利得は全体の積分値によって算出され得
る。一方、EDF内においてはASE(増幅された自然
放出)が発生し、ASEは例えばEDF全長の8分の1
程度のポイントから徐々に誘導増幅される。ここで、構
造損失が大きい場合、前半の単位利得が下がる分後半の
利得の総利得に対する比率が増加する。信号光に対する
総利得はEDF全長に渡る単位利得の積分値で算出され
るのに対して、ASEに対しては前半の単位利得が余り
寄与しないため、相対的にASEが信号光に対して増加
する。即ち、雑音指数が悪くなるような傾向が現れるの
である。従って、Lバンドのためには長尺のEDFが必
要であることから、この構造損失が影響し、雑音特性の
劣化或いは利得効率の劣化が生じるものである。
によるシステムの第2実施形態を示すブロック図であ
る。この実施形態では、監視信号により送ることができ
る情報量を増大するために、2チャネルの監視光信号が
用いられている。そのために、第1の端局装置2におい
ては波長λOSC1を有する第1の監視光信号を出力する光
監視回路12(#1)と、波長λOSC2(≠λOSC1)を有
する監視光信号を出力する光監視回路12(#2)とが
用いられている。第1及び第2の監視光信号は光マルチ
プレクサ42により波長分割多重され、これら第1及び
第2の監視光信号は更に波長カプラ14において光送信
機10から出力された主信号光と多重化される。波長λ
OSC1及びλOSC2の各々は、図4に示される実施形態にお
けるのと同様の理由により、Cバンドに含まれる波長よ
りも短く設定され、望ましくは1.51μm帯に含まれ
る。
めに、各光中継器8は2つの光監視回路20(#1及び
#2)を有している。波長カプラ18によりCバンドの
主信号光から分岐された第1及び第2の監視光信号は、
光デマルチプレクサ44に供給され、第1及び第2の監
視光信号に分けられる。光デマルチプレクサ44からの
第1及び第2の監視光信号はそれぞれ光監視回路20
(#1及び#2)に供給される。そして、光監視回路2
0(#1及び#2)により例えば光増幅器16(#1)
及び/又は光増幅器16(#2)の監視制御が行われた
後、各監視光信号は更新される。光監視回路20(#1
及び#2)からそれぞれ出力された第1及び第2の監視
光信号は光マルチプレクサ46により波長分割多重さ
れ、更に波長カプラ22により、光増幅器16(#1)
で増幅されたCバンドの主信号光と波長分割多重され
る。
せるために、第2の端局装置4は2つの光監視回路28
(#1及び#2)を有している。波長カプラ24により
主信号光から分岐された第1及び第2の監視光信号は光
デマルチプレクサ48に供給され、第1及び第2の監視
光信号に分けられる。光デマルチプレクサ48からの第
1の監視光信号は光監視回路28(#1)に供給され、
光デマルチプレクサ48からの第2の監視光信号は光監
視回路28(#2)に供給される。
れる実施形態においては、広帯域化のために2つの光増
幅器16(#1及び#2)が各光中継器8に設けられて
いるので、図1に示される従来技術と対比して、各光中
継器8で必要とされる監視信号の情報量は増大するであ
ろう。この情報量の増大に対処するためには、例えば図
4に示される実施形態では、光監視回路12,20及び
28のビットレートを高める必要があるので、帯域数の
増加に伴い監視光信号のフォーマットを変更する必要性
が生じる。これに対して、図9に示される本実施形態に
よると、情報量の増大に対処するために、端局装置2及
び4並びに光中継器8における光監視回路を増設してい
るので、各光監視回路における監視光信号のフォーマッ
トを維持することができ、帯域数の増加に容易に対応す
ることができる。
明によるシステムの第3実施形態を示すブロック図であ
る。本実施形態は、図4に示される第1実施形態と対比
して、各光中継器8がプリアンプとしての光増幅器50
とポストアンプとしての光増幅器52とを更に含んでい
る点で特徴づけられる。図10においては、1つの光中
継器8だけが図示されている。
少なくともCバンドの主信号光を増幅するために、光デ
マルチプレクサ30の入力ポート30Aに接続されてお
り、光増幅器52は、光中継器8から出力される少なく
ともCバンドの主信号光を増幅するために、光マルチプ
レクサ32の出力ポート32Cに接続されている。例え
ば、光増幅器50及び52の各々は、Cバンドの主信号
光を主に増幅し、Lバンドの主信号光を微増幅し、監視
光信号を低ロスで通過させ或いは微増幅する特性を有し
ている。
レクサ30の挿入損失に起因する雑音指数の低下を防止
することができ、また、光増幅器52の採用により、光
マルチプレクサ32の挿入損失に起因する出力レベルの
低下を補償することができる。
明によるシステムの第4実施形態を示すブロック図であ
る。この実施形態は、各々送信及び受信に適合する端局
装置54及び56間で双方向伝送が行われる点で特徴づ
けられる。端局装置54及び56間には光ファイバ伝送
路58が敷設され、光ファイバ伝送路58に沿って少な
くとも1つの光中継器60が設けられている。ここで
は、1つの光中継器60だけが図示されているが、複数
の光中継器60が設けられていても良い。
を有する単一の光信号又は異なる波長を有する複数の光
信号を波長分割多重して得られたWDM信号光を第1の
主信号光として出力する光送信機62と、Lバンドに含
まれる波長を有する単一の光信号又は異なる波長を有す
る複数の光信号を波長分割多重して得られたWDM信号
光を第2の主信号として受ける光受信機64と、第1の
監視光信号を出力する光監視回路66と、第2の監視光
信号を受ける光監視回路68とを含む。端局装置54
は、更に、光マルチ/デマルチプレクサ70と、波長カ
プラ72と、光サーキュレータ74とを含む。
ト70A,70B及び70Cを有している。ポート70
A及び70C間はCバンドにより結合され、ポート70
B及び70C間はLバンドにより結合される。ポート7
0Aは光送信機62に接続され、ポート70Bは光受信
機64に接続される。
及び72Cを有している。ポート72A及び72B間は
Cバンド及びLバンドにより結合され、ポート72B及
び72C間は第1及び第2の監視光信号の波長によって
結合される。ポート72Aは光マルチ/デマルチプレク
サ70のポート70Cに接続される。
74B及び74Cを有しており、ポート74Aに供給さ
れた光をポート74Bから出力し、ポート74Bに供給
された光をポート74Cから出力するように機能する。
ポート74Aは光監視回路66に接続され、ポート74
Bは波長カプラ72のポート72Cに接続され、ポート
74Cは光監視回路68に接続される。波長カプラ72
のポート72Bは光ファイバ伝送路58に接続される。
光を受ける光受信機76と、Lバンドの第2の主信号光
を出力する光送信機78と、第1の監視光信号を受ける
光監視回路80と、第2の監視光信号を出力する光監視
回路82とを含む。端局装置56は、更に、光マルチ/
デマルチプレクサ84と、波長カプラ86と、光サーキ
ュレータ88とを含む。
ト84A,84B及び84Cを有している。ポート84
A及び84B間はCバンドにより結合され、ポート84
A及び84C間はLバンドにより結合される。
及び86Cを有している。ポート86A及び86B間は
Cバンド及びLバンドにより結合され、ポート86A及
び86C間は第1及び第2の監視光信号の波長によって
結合される。ポート86Aは光ファイバ伝送路58に接
続され、ポート86Bは光マルチ/デマルチプレクサ8
4のポート84Aに接続される。光マルチ/デマルチプ
レクサ84のポート84B及び84Cはそれぞれ光受信
機76及び光送信機78に接続される。
88B及び88Cを有しており、ポート88Aに供給さ
れた光をポート88Bから出力し、ポート88Bに供給
された光をポート88Cから出力するように機能する。
ポート88Bは波長カプラ86のポート86Cに接続さ
れ、ポート88Cは光監視回路80に接続され、ポート
88Aは光監視回路82に接続される。
信号は端局装置54から端局装置56に向けて伝送さ
れ、第2の主信号光及び第2の監視光信号は端局装置5
6から端局装置54に向けて伝送される。
する第1の光増幅器90と、第2の主信号光を増幅する
第2の光増幅器92と、第1及び第2の監視光信号をそ
れぞれ処理する光監視回路94及び96とを含む。光増
幅器90及び92を並列に接続するために、光マルチ/
デマルチプレクサ98及び100が用いられ、光増幅器
90と光監視回路94及び96とを並列に接続するため
に波長カプラ102及び104並びに光サーキュレータ
106及び108が用いられている。
ト98A,98B及び98Cを有している。ポート98
A及び98B間はCバンド並びに第1及び第2の監視光
信号の波長により結合され、ポート98A及び98C間
はLバンドにより結合される。ポート98Aは光ファイ
バ伝送路58に接続される。ポート98Cは光増幅器9
2の出力ポートに接続される。
ート100A,100B及び100Cを有している。ポ
ート100A及び100C間はCバンド並びに第1及び
第2の監視光信号の波長により結合され、ポート100
B及び100C間はLバンドにより結合される。ポート
100Bは光増幅器92の入力ポートに接続され、ポー
ト100Cは光ファイバ伝送路58に接続される。
02B及び102Cを有している。ポート102A及び
102B間は第1及び第2の監視光信号の波長により結
合され、ポート102A及び102C間はCバンドによ
り結合される。ポート102Aは光マルチ/デマルチプ
レクサ98のポート98Bに接続され、ポート102C
は光増幅器90の入力ポートに接続される。波長カプラ
104は、ポート104A,104B及び104Cを有
している。ポート104A及び104C間はCバンドに
より結合され、ポート104B及び104C間は第1及
び第2の監視光信号の波長により結合される。ポート1
04Aは光増幅器90の出力ポートに接続され、ポート
104Cは光マルチ/デマルチプレクサ100のポート
100Aに接続される。
A,106B及び106Cを有しており、ポート106
Aに供給された光をポート106Bから出力し、ポート
106Bに供給された光をポート106Cから出力する
ように機能する。ポート106Aは光監視回路96の出
力ポートに接続され、ポート106Bは波長カプラ10
2のポート102Bに接続され、ポート106Cは光監
視回路94の入力ポートに接続される。
A,108B及び108Cを有し、ポート108Aに供
給された光をポート108Bから出力し、ポート108
Bに供給された光をポート108Cから出力するように
機能する。ポート108Aは光監視回路94の出力ポー
トに接続され、ポート108Bは波長カプラ104のポ
ート104Bに接続され、ポート108Cは光監視回路
96の入力ポートに接続される。
装置56に向かう第1の主信号光を光増幅器90により
増幅することができ、端局装置56から端局装置54に
向かう第2の主信号光を光増幅器92により増幅するこ
とができ、端局装置54から端局装置56に向かう第1
の監視光信号を光監視回路94により処理することがで
き、端局装置56から端局装置54に向かう第2の監視
光信号を光監視回路96により処理することができる。
び96をCバンドのための光増幅器90と並列に設けて
いるのは、これまでの実施形態におけるのと同じよう
に、Cバンドのための光増幅器90の雑音特性及び利得
効率がLバンドのための光増幅器92の雑音特性及び利
得効率よりも良好であるからである。即ち、本実施形態
によると、主信号の伝送品質を大きく低下させること無
しに第1及び第2の監視光信号の伝送が可能になる。
号の波長の同一性によっては限定されない。即ち、第1
及び第2の監視光信号の波長は同じであっても良いし、
異なっていても良い。第1及び第2の監視光信号の波長
は、Cバンド波長よりも短く設定され、望ましくは1.
51μm帯に含まれる。
明によるシステムの第5実施形態を示すブロック図であ
る。この実施形態は、図11に示される実施形態と対比
して、第1及び第2の監視光信号の波長が異なることに
よって限定的に本発明を実施している点で特徴づけられ
る。それにより比較的高価な光サーキュレータが不要に
なっている。
は、光サーキュレータ74に代えて光マルチ/デマルチ
プレクサ110が用いられ、端局装置56においては、
光サーキュレータ88に代えて光マルチ/デマルチプレ
クサ112が用いられ、各光中継器60においては、光
サーキュレータ106及び108にそれぞれ代えて光マ
ルチ/デマルチプレクサ114及び116が用いられて
いる。
2の監視光信号の伝搬経路は図11に示される第4実施
形態に準じて容易に理解されるであろう。
示される第4実施形態により得られる効果に加えて、光
サーキュレータが不要になる分システムの低コスト化が
可能になるという効果が生じる。
明によるシステムの第6実施形態を示すブロック図であ
る。この実施形態においても、各々送信及び受信用の端
局装置118及び120間で双方向伝送が行われる。端
局装置118及び120間には光ファイバ伝送路122
が敷設され、光ファイバ伝送路122に沿って少なくと
も1つの光中継器124が設けられている。図では1つ
の光中継器124だけが図示されているが、複数の光中
継器124が用いられても良い。
長を有する単一の光信号又は異なる波長を有する複数の
光信号を波長分割多重して得られたWDM信号光を第1
の主信号光として出力する光送信機126と、Lバンド
に含まれる波長を有する単一の光信号又は異なる波長を
有する複数の光信号を波長分割多重して得られたWDM
信号光を第2の主信号光として受ける光受信機128
と、波長λOSC1を有する第1の監視光信号を出力する光
監視回路130と、波長λOSC2(≠λOSC1)を有する第
2の監視光信号を受ける光監視回路132とを含む。端
局装置118は、更に、光サーキュレータ134及び1
36と光マルチ/デマルチプレクサ138とを含む。
A,134B及び134Cを有し、ポート134Aに供
給された光をポート134Bから出力し、ポート134
Bに供給された光をポート134Cから出力するように
機能する。ポート134Aは光送信機126に接続さ
れ、ポート134Cは光監視回路132に接続される。
A,136B及び136Cを有し、ポート136Aに供
給された光をポート136Bから出力し、ポート136
Bに供給された光をポート136Cから出力するように
機能する。ポート136Aは光監視回路130に接続さ
れ、ポート136Cは光受信機128に接続される。
ート138A,138B及び138Cを有している。ポ
ート138A及び138C間はCバンド及びλOSC2によ
り結合され、ポート138B及び138C間はLバンド
及びλOSC1により結合される。ポート138Aは光サー
キュレータ134のポート134Bに接続され、ポート
138Bは光サーキュレータ136のポート136Bに
接続され、ポート138Cは光ファイバ伝送路122に
接続される。
号光を受ける光受信機140と、Lバンドの第2の主信
号光を出力する光送信機142と、第1の監視光信号を
受ける光監視回路144と、第2の監視光信号を出力す
る光監視回路146とを含む。端局装置120は、更
に、光サーキュレータ148及び150と光マルチ/デ
マルチプレクサ152とを含む。
A,148B及び148Cを有し、ポート148Aに供
給された光をポート148Bから出力し、ポート148
Bに供給された光をポート148Cから出力するように
機能する。ポート148Aは光監視回路146に接続さ
れ、ポート148Cは光受信機140に接続される。
A,150B及び150Cを有し、ポート150Aに供
給された光をポート150Bから出力し、ポート150
Bに供給された光をポート150Cから出力するように
機能する。ポート150Aは光送信機142に接続さ
れ、ポート150Cは光監視回路144に接続される。
ート152A,152B及び152Cを有している。ポ
ート152A及び152C間はCバンド及びλOSC2によ
り結合され、ポート152B及び152C間はLバンド
及びλOSC1により結合される。
増幅器154と、Lバンドのための光増幅器156と、
第1の監視光信号に基づく処理を行う監視回路158
と、第2の監視光信号に基づく処理を行う光監視回路1
60とを有している。光増幅器154及び156を並列
に接続するために、光マルチ/デマルチプレクサ162
及び164が用いられ、光増幅器154及び光監視回路
160を並列に接続するために光サーキュレータ166
及び168が用いられ、光増幅器156及び光監視回路
158を並列に接続するために光サーキュレータ170
及び172が用いられている。
ート162A,162B及び162Cを有している。ポ
ート162A及び162B間はCバンド及びλOSC2によ
り結合され、ポート162A及び162C間はLバンド
及びλOSC1により結合される。ポート162Aは光ファ
イバ伝送路122に接続される。
ート164A,164B及び164Cを有している。ポ
ート164A及び164B間はCバンド及びλOSC2によ
り結合され、ポート164A及び164C間はLバンド
及びλOSC1により結合される。ポート164Aは光ファ
イバ伝送路122に接続される。
A,166B及び166Cを有し、ポート166Aに供
給された光をポート166Bから出力し、ポート166
Bに供給された光をポート166Cから出力するように
機能する。ポート166Aは光監視回路160の出力ポ
ートに接続され、ポート166Bは光マルチ/デマルチ
プレクサ162のポート162Bに接続され、ポート1
66Cは光増幅器154の入力ポートに接続される。
A,168B及び168Cを有し、ポート168Aに供
給された光をポート168Bから出力し、ポート168
Bに供給された光をポート168Cから出力するように
機能する。ポート168Aは光増幅器154の出力ポー
トに接続され、ポート168Bは光マルチ/デマルチプ
レクサ164のポート164Bに接続され、ポート16
8Cは光監視回路160の入力ポートに接続される。
A,172B及び172Cを有し、ポート172Aに供
給された光をポート172Bから出力し、ポート172
Bに供給された光をポート172Cから出力するように
機能する。ポート172Aは光監視回路158の出力ポ
ートに接続され、ポート172Bは光マルチ/デマルチ
プレクサ164のポート164Cに接続され、ポート1
72Cは増幅器156の入力ポートに接続される。
A,170B及び170Cを有し、ポート170Aに供
給された光をポート170Bから出力し、ポート170
Bに供給された光をポート170Cから出力するように
機能する。ポート170Aは光増幅器156の出力ポー
トに接続され、ポート170Bは光マルチ/デマルチプ
レクサ162のポート162Cに接続され、ポート17
0Cは光監視回路158の入力ポートに接続される。
局装置120に向かう第1の主信号光を光増幅器154
により増幅することができ、端局装置120から端局装
置118に向かう第2の主信号光を光増幅器156によ
り増幅することができ、端局装置118から端局装置1
20に向かう第1の監視光信号を光監視回路158によ
り処理することができ、端局装置120から端局装置1
18に向かう第2の監視光信号を光監視回路160によ
り処理することができる。
とができるようにするためには、第1の監視光信号の波
長λOSC1はLバンド或いはそれよりも長い波長に設定さ
れ、第2の監視光信号の波長λOSC2はCバンド或いはそ
れよりも短い波長に設定されるのが望ましい。
ーキュレータ166及び168により挟まれるように設
けられ、光増幅器156は光サーキュレータ170及び
172により挟まれるように設けられているので、光増
幅器154及び156の各々における不所望な発振を防
止するための光アイソレータの使用が不要になり、低コ
スト化が可能になる。また、これまでに説明した実施形
態と対比して、監視光信号を分岐するための波長カプラ
が不要になるので、波長カプラの比較的大きい挿入損失
に起因する雑音特性及び利得効率の劣化を防止すること
ができる。
な実施形態を示すブロック図である。より特定的には、
図4に示されるシステムにおける光増幅器16(#1)
が示されている。
及び22間に、光カプラ202、波長カプラ204、光
アイソレータ206、EDF(エルビウムドープファイ
バ)208、波長カプラ210、光カプラ212、光ア
イソレータ214、可変減衰器(VATT)216、D
CF(分散補償ファイバ)218、光カプラ220、波
長カプラ222、光アイソレータ224、EDF22
6、波長カプラ228、光カプラ230及び光アイソレ
ータ232を有している。
ためにレーザダイオード(LD)234が用いられ、E
DF208をバックワードポンピングするためにLD2
36が用いられている。また、EDF226をフォワー
ドポンピングするためにLD238が用いられ、EDF
226をバックワードポンピングするためにLD240
が用いられている。LD234,236,238及び2
40の各々の発振波長は、例えば、0.98μm帯或い
は1.48μm帯に設定される。
長カプラ204及び光アイソレータ206を通ってED
F208にその前端から供給され、LD236から出力
されたポンプ光は、波長カプラ210を通ってEDF2
08にその後端から供給される。
長カプラ18、光カプラ202、波長カプラ204及び
光アイソレータ206を通ってEDF208にその前端
から供給される。LD234及び236によりポンピン
グされているEDF208に主信号光が供給されると、
主信号光がEDF208内を伝搬するに従って増幅さ
れ、増幅された主信号光は波長カプラ210、光カプラ
212及び光アイソレータ214を通って可変減衰器2
16に供給される。
ワーを検出するためのモニタ光が分岐され、分岐された
モニタ光はフォトディテクタ(PD)242によりその
パワーに応じた電気信号に変換される。PD242の出
力信号はAGC(自動利得制御)回路246に供給され
る。光カプラ212ではEDF208の出力パワーを検
出するためのモニタ光が分岐され、分岐されたモニタ光
はPD244によりそのパワーに応じた電気信号に変換
される。PD244の出力信号はAGC回路246に供
給される。AGC回路246は、PD242及び244
の出力信号に基づき、EDF208で生じる利得が一定
になるように、LD234及び236の駆動電流(バイ
アス電流)を制御する。
制御された減衰を受け、可変減衰器216から出力され
た主信号光はDCF218に供給される。DCF218
は光ファイバ伝送路6(例えば図4参照)で生じる波長
分散を補償するために用いられている。
プラ220、波長カプラ222及び光アイソレータ22
4を通ってEDF226にその前端から供給される。L
D238から出力されたポンプ光は、波長カプラ22
2、光アイソレータ224を通ってEDF226にその
前端から供給され、LD240から出力されたポンプ光
は波長カプラ228を通ってEDF226にその後端か
ら供給される。
れているEDF226に主信号光が供給されると、主信
号光がEDF226内を伝搬するに従って増幅され、増
幅された主信号光は波長カプラ228、光カプラ230
及び光アイソレータ232を通ってこの光増幅器16
(#1)から出力される。
ワーを検出するためのモニタ光が分岐され、分岐された
モニタ光はPD248により電気信号に変換される。P
D248の出力信号はAGC回路252に供給される。
光カプラ230ではEDF226の出力パワーを検出す
るためのモニタ光が分岐され、分岐されたモニタ光はP
D250により電気信号に変換される。PD250の出
力信号はAGC回路252及びALC(自動出力レベル
制御)回路254に供給される。
0の出力信号に基づき、EDF226で生じる利得が一
定になるように、レーザダイオード238及び240の
駆動電流(バイアス電流)を制御する。
力される、即ちこの光増幅器16(#1)から出力され
る主信号光のパワーが一定になるように可変減衰器21
6の減衰を制御する。
れるべき主信号光がWDM信号光である場合には、AL
C回路254は、光増幅器16(#1)から出力される
増幅されたWDM信号光の1チャネル当りのパワーが一
定になるように可変減衰器216の減衰を制御する。こ
の場合、PD250の出力信号には、増幅されたWDM
信号光の全チャネルのトータルパワーが反映される。従
って、ALC回路254のこのような機能を達成するた
めには、ALC回路254における制御のための参照レ
ベルはWDM信号光のチャネル数に応じて変更させられ
るべきである。ALC回路254は、例えば、PD25
0の出力信号の電圧レベルを設定された参照レベルと比
較して誤差信号を得、その誤差信号が0になるように可
変減衰器216の減衰を制御する。それにより、増幅さ
れたWDM信号光の1チャネル当りのパワーが一定に維
持される。
関する情報は光監視回路20からALC回路254に供
給される。また、その設定に関する確認信号がALC回
路254から光監視回路20に供給され、光監視回路2
0においてはその確認信号を含むように監視光信号が更
新される。
ついても光増幅器16(#1)と同じように構成するこ
とができる。
び226の各々で生じる利得が一定に維持される。従っ
て、EDF208及び226の各々において、各ポンピ
ング条件を適切に設定することで、利得の波長特性を平
坦に維持することができる。利得の波長特性が平坦に維
持されない場合であっても、利得の波長特性は一定に維
持され得るので、固定された損失の波長特性を有する図
示しない利得等化器を適用することによって、利得の波
長特性を平坦に維持することができる。利得等化器は例
えばファイバグレーティングにより提供され得る。
DM信号光の1チャネル当りのパワーが一定に維持され
るようにALC回路254及び可変減衰器216が機能
する。従って、入力ダイナミックレンジが拡大される。
即ち、増幅されるべきWDM信号光の1チャネル当りの
入力パワーが許容範囲内で変動したとしても、各チャネ
ルの出力パワーは一定に維持される。
数の変更の例について説明する。先ず、運用チャネル数
を変更する前に、チャネル数を変更するということと変
更後のチャネル数とを監視光信号により各光中継器8の
光監視回路20に通知する。通知を受けた光監視回路2
0の動作に従って、可変減衰器216の減衰は一時的に
固定される。その結果、例えば光増幅器16(#1)全
体としては、ALCモードからAGCモードへ切り換え
られることになる。その後、ALC回路254で使用さ
れるべき参照レベルの値が変更後のチャネル数に対応す
る値に書き換えられる。そして、待機状態であることが
監視光信号により各光中継器8から端局装置2又は4に
通知される。
継器8が待機状態であることを確認した後に、チャネル
数を切り換える。その後、監視光信号により待機を解除
する旨の通知を各光中継器8に通知する。
器8においては、AGCモードからALCモードに復帰
する。即ち、可変減衰器216の減衰が固定値から制御
された値に戻る。そして、各光中継器8はALCモード
に復帰したことを端局装置2又は4に監視光信号により
通知する。
AGCモードの切換に際して光増幅器の見掛け上の動作
には僅かな変化しか表れないので、存続するチャネルに
障害を与えるような不所望な動作が生じない。
成及びそれに関連する動作を以上説明したが、図14に
示される光増幅器の構成及びそれに関連する動作は本発
明による他のシステムにも適用可能である。
ものであり限定的なものではない。例えば、本発明は、
雑音特性及び利得効率の両方が良好な光増幅器に関連し
て監視光信号を処理することに限定されず、雑音特性及
び利得効率の何れか一方が良好な光増幅器に関連して監
視光信号が処理されても良い。また、広帯域化を目的と
して、Cバンド及びLバンドの2つの帯域を多重化する
場合について説明したが、2つよりも多くの帯域が多重
化されても良い。この場合、雑音特性及び利得効率の少
なくとも一方が最良の帯域に適用される光増幅器に関連
して監視光信号が処理される。或いはまた、雑音特性及
び利得効率の少なくとも一方が最良の帯域が複数有る場
合には、それらの帯域に適用される複数の光増幅器に関
連して監視光信号の処理を分配するようにしても良い。
主信号の伝送品質を大きく劣化させること無しに監視光
信号を伝送することができる方法、装置及びシステムの
提供が可能になるという効果が生じる。本発明の特定の
実施形態により得られる効果は以上説明した通りである
のでその説明を省略する。
テムのブロック図である。
るシステムのブロック図である。
る他のシステムのブロック図である。
示すブロック図である。
ムドープファイバ増幅器)の説明図である。
分布率をパラメータとして示すグラフである。
ラフである。
Lバンドとで比較するためのグラフである。
示すブロック図である。
態を示すブロック図である。
態を示すブロック図である。
態を示すブロック図である。
態を示すブロック図である。
実施形態を示すブロック図である。
Claims (34)
- 【請求項1】 監視光信号を伝送するための方法であっ
て、 (a)雑音特性及び利得効率を決定する第1の帯域のた
めの第1の光増幅器を提供するステップと、 (b)雑音特性及び利得効率を決定する第2の帯域のた
めの第2の光増幅器を提供するステップと、 (c)上記第1及び第2の光増幅器のうちで上記雑音特
性及び上記利得効率の少なくとも一方がより良好な方の
光増幅器に関連して監視光信号を処理するステップとを
備えた方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の方法であって、 上記第1及び第2の光増幅器の各々は、希土類元素がド
ープされたドープファイバと、ポンプ光を上記ドープフ
ァイバに供給するポンプ光源とを含む方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の方法であって、 上記第1及び第2の光増幅器の各々は、 Er(エルビウム)がドープされたドープファイバと、
ポンプ光を上記ドープファイバに供給するポンプ光源と
を含む方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の方法であって、 上記第2の光増幅器のドープファイバは上記第1の光増
幅器のドープファイバの長さよりも長い長さを有してお
り、 上記監視光信号は上記第1の光増幅器に関連して処理さ
れる方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の方法であって、 上記第1の帯域は1.53乃至1.56μmの範囲で定
義されるCバンドを含み、 上記第2の帯域は1.57乃至1.60μmの範囲で定
義されるLバンドを含み、 上記監視光信号は上記第1の光増幅器に関連して処理さ
れる方法。 - 【請求項6】 請求項5記載の方法であって、 上記監視光信号は上記Cバンドに含まれる波長よりも短
い波長を有している方法。 - 【請求項7】 請求項1記載の方法であって、 上記第1の帯域に含まれる波長を有する主信号光を上記
第1の光増幅器に入力するステップと、 上記第2の帯域に含まれる波長を有する主信号光を上記
第2の光増幅器に入力するステップとを更に備えた方
法。 - 【請求項8】 請求項7記載の方法であって、 上記ステップ(c)は上記第1及び第2の光増幅器のい
ずれかに入力される上記主信号光と上記監視光信号とを
波長分離するステップを含む方法。 - 【請求項9】 請求項1記載の方法であって、 上記ステップ(c)は上記監視光信号に基づき上記第1
及び第2の光増幅器の少なくとも一方を監視制御するス
テップを含む方法。 - 【請求項10】 監視光信号を伝送するための装置であ
って、 入力ポート並びに第1及び第2の出力ポートを有し、上
記入力ポート及び上記第1の出力ポート間は第1の帯域
により結合され、上記入力ポート及び上記第2の出力ポ
ート間は第2の帯域により結合される光デマルチプレク
サと、 第1及び第2の入力ポート並びに出力ポートを有し、上
記第1の入力ポート及び上記出力ポート間は上記第1の
帯域により結合され、上記第2の入力ポート及び上記出
力ポート間は上記第2の帯域により結合される光マルチ
プレクサと、 上記第1の出力ポート及び上記第1の入力ポート間に設
けられる上記第1の帯域のための第1の光増幅器と、 上記第2の出力ポート及び上記第2の入力ポート間に設
けられる上記第2の帯域のための第2の光増幅器と、 上記第1の出力ポート及び上記第1の光増幅器間に設け
られ、上記第1の出力ポートから出力された監視光信号
を分岐する第1の波長カプラと、 上記第1の波長カプラにより分岐された上記監視光信号
を受ける監視回路と、 上記第1の光増幅器及び上記第1の入力ポート間に設け
られ、上記監視回路から出力された監視光信号を上記第
1の入力ポートに供給する第2の波長カプラとを備え、 上記第1の光増幅器の雑音特性及び利得効率の少なくと
も一方は上記第2の光増幅器のそれよりも良好である装
置。 - 【請求項11】 請求項10記載の装置であって、 上記監視回路は複数ある装置。
- 【請求項12】 請求項10記載の装置であって、 上記光デマルチプレクサの入力ポートに接続された第3
の光増幅器を更に備えた装置。 - 【請求項13】 請求項10記載の装置であって、 上記光マルチプレクサの出力ポートに接続された第3の
光増幅器を更に備えた装置。 - 【請求項14】 請求項10記載の装置であって、 上記第1及び第2の光増幅器の各々は、希土類元素がド
ープされたドープファイバと、ポンプ光を上記ドープフ
ァイバに供給するポンプ光源とを含む装置。 - 【請求項15】 請求項10記載の装置であって、 上記第1及び第2の光増幅器の各々は、 Er(エルビウム)がドープされたドープファイバと、
ポンプ光を上記ドープファイバに供給するポンプ光源と
を含む装置。 - 【請求項16】 請求項15記載の装置であって、 上記第2の光増幅器のドープファイバは上記第1の光増
幅器のドープファイバよりも長い長さを有している装
置。 - 【請求項17】 請求項10記載の装置であって、 上記第1の帯域は1.53乃至1.56μmの範囲で定
義されるCバンドを含み、 上記第2の帯域は1.57乃至1.60μmの範囲で定
義されるLバンドを含む装置。 - 【請求項18】 請求項17記載の装置であって、 上記監視光信号は上記Cバンドに含まれる波長よりも短
い波長を有している装置。 - 【請求項19】 監視光信号を伝送するためのシステム
であって、 第1の帯域に含まれる波長を有する光信号と第2の帯域
に含まれる波長を有する光信号とを波長分割多重して得
られた主信号光と監視光信号とを伝送する光ファイバ伝
送路と、 上記光ファイバ伝送路に沿って設けられた少なくとも1
つの光中継器とを備え、 上記各光中継器は、 上記第1の帯域のための第1の光増幅器と、 上記第2の帯域のための第2の光増幅器と、 上記第1の光増幅器と並列に設けられ、上記監視光信号
を処理する監視回路とを備えており、 上記第1の光増幅器の雑音特性及び利得効率の少なくと
も一方は上記第2の光増幅器のそれよりも良好であるシ
ステム。 - 【請求項20】 請求項19記載のシステムであって、 上記各光中継器は、 上記第1及び第2の光増幅器を並列に接続するための光
デマルチプレクサ及び光マルチプレクサと、 上記第1の光増幅器及び上記監視回路を並列に接続する
ための第1及び第2の波長カプラとを更に備えているシ
ステム。 - 【請求項21】 請求項19記載のシステムであって、 上記光ファイバ伝送路に接続された端局装置を更に備
え、 上記端局装置は、 上記主信号光を出力する光送信機と、 上記監視光信号を出力する監視回路と、 上記主信号光及び上記監視光信号を多重化して上記光フ
ァイバ伝送路に供給する波長カプラとを備えているシス
テム。 - 【請求項22】 請求項19記載のシステムであって、 上記光ファイバ伝送路に接続された端局装置を更に備
え、 上記端局装置は、 上記光ファイバ伝送路からの上記主信号光及び上記監視
光信号を分離する波長カプラと、 上記主信号光を受ける光受信機と、 上記監視光信号を受ける監視回路とを備えているシステ
ム。 - 【請求項23】 請求項19記載のシステムであって、 上記第1及び第2の光増幅器の各々は、希土類元素がド
ープされたドープファイバと、ポンプ光を上記ドープフ
ァイバに供給するポンプ光源とを含むシステム。 - 【請求項24】 請求項19記載のシステムであって、 上記第1及び第2の光増幅器の各々は、 Er(エルビウム)がドープされたドープファイバと、
ポンプ光を上記ドープファイバに供給するポンプ光源と
を含むシステム。 - 【請求項25】 請求項24記載のシステムであって、 上記第2の光増幅器のドープファイバは上記第1の光増
幅器のドープファイバよりも長い長さを有しているシス
テム。 - 【請求項26】 請求項19記載のシステムであって、 上記第1の帯域は1.53乃至1.56μmの範囲で定
義されるCバンドを含み、 上記第2の帯域は1.57乃至1.60μmの範囲で定
義されるLバンドを含むシステム。 - 【請求項27】 請求項26記載のシステムであって、 上記監視光信号は上記Cバンドに含まれる波長よりも短
い波長を有しているシステム。 - 【請求項28】 監視光信号を伝送するためのシステム
であって、 第1の帯域に含まれる波長を有する第1の主信号光と第
1の監視光信号とを第1の方向に伝送し、第2の帯域に
含まれる波長を有する第2の主信号光と第2の監視光信
号とを上記第1の方向と逆向きの第2の方向に伝送する
光ファイバ伝送路と、 上記光ファイバ伝送路に沿って設けられた少なくとも1
つの光中継器とを備え、 上記各光中継器は、 上記第1の主信号光を増幅する第1の光増幅器と、 上記第2の主信号光を増幅する第2の光増幅器と、 上記第1の光増幅器と並列に設けられ、それぞれ上記第
1及び第2の監視光信号を処理する第1及び第2の監視
回路とを備えており、 上記第1の光増幅器の雑音特性及び利得効率の少なくと
も一方は上記第2の光増幅器のそれよりも良好であるシ
ステム。 - 【請求項29】 請求項28記載のシステムであって、 上記各光中継器は、 上記第1及び第2の光増幅器を並列に接続するための第
1及び第2の光マルチ/デマルチプレクサと、 上記第1の光増幅器並びに上記第1及び第2の監視回路
を並列に接続するための第1及び第2の波長カプラとを
更に備えているシステム。 - 【請求項30】 請求項29記載のシステムであって、 上記第1及び第2の波長カプラにそれぞれ接続される第
1及び第2の光サーキュレータを更に備え、 上記第1及び第2の監視回路は上記第1及び第2の光サ
ーキュレータの間に接続されるシステム。 - 【請求項31】 請求項29記載のシステムであって、 上記第1及び第2の監視光信号は互いに異なる波長を有
しており、 上記第1及び第2の波長カプラにそれぞれ接続される第
3及び第4の光マルチ/デマルチプレクサを更に備え、 上記第1及び第2の監視回路は上記第3及び第4の光マ
ルチ/デマルチプレクサの間に接続されるシステム。 - 【請求項32】 監視光信号を伝送するためのシステム
であって、 第1の帯域に含まれる波長を有する第1の主信号光と第
1の監視光信号とを第1の方向に伝送し、第2の帯域に
含まれる波長を有する第2の主信号光と第2の監視光信
号とを上記第1の方向と逆向きの第2の方向に伝送する
光ファイバ伝送路と、 上記光ファイバ伝送路に沿って設けられた少なくとも1
つの光中継器とを備え、 上記各光中継器は、 上記第1の主信号光を増幅する第1の光増幅器と、 上記第2の主信号光を増幅する第2の光増幅器と、 それぞれ上記第1及び第2の監視光信号を処理する第1
及び第2の監視回路と、 上記第1の光増幅器及び上記第2の監視回路を並列に接
続するための第1及び第2のサーキュレータと、 上記第2の光増幅器及び上記第1の監視回路を並列に接
続するための第3及び第4の光サーキュレータとを備え
ている装置。 - 【請求項33】 監視光信号を伝送するための装置であ
って、 各々第1、第2及び第3のポートを有し、上記第1のポ
ートに供給された光を上記第2のポートから出力し、上
記第2のポートに供給された光を上記第3のポートから
出力する第1及び第2の光サーキュレータと、 上記第1の光サーキュレータの第3のポートと上記第2
の光サーキュレータの第1のポートとの間に接続された
光増幅器と、 上記第1の光サーキュレータの第1のポートと上記第2
の光サーキュレータの第3のポートとの間に接続された
監視回路とを備えた装置。 - 【請求項34】 請求項33記載の装置であって、 上記第1の光サーキュレータの第2のポートには主信号
光が供給され、 上記第2の光サーキュレータの第2のポートには監視光
信号が供給される装置。
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