JP2012015934A - 光伝送装置、及び、光伝送方法 - Google Patents

光伝送装置、及び、光伝送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが正しい障害発生位置を知ることが可能な光伝送装置を提供すること。
【解決手段】光伝送装置100は、光信号をラマン増幅させるための励起光を発する励起光源101aを有し、第1の伝送路D1を伝送された光信号が入力され、当該光信号を出力するラマン光源ユニット101と、第2の伝送路D2を介してラマン光源ユニット101から光信号が入力され、当該光信号に基づいて第1の伝送路D1及び第2の伝送路D2における障害の発生を検出する検出部102aを有する光増幅ユニット102と、第1の伝送路D1又は第2の伝送路D2における障害の発生を検出する検出部103と、検出部102aにより障害の発生が検出された場合に、検出部103により障害の発生が検出されたか否かに基づいて障害発生位置を特定し、特定した障害発生位置を表す障害発生位置情報を出力する監視制御ユニット104と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、光信号を受信する光伝送装置に関する。
光信号を受信する光伝送装置が知られている。この種の光伝送装置の一つとして特許文献1に記載の光伝送装置は、ラマン光源ユニットと光増幅ユニットとを備える。
ラマン光源ユニットは、光信号を伝送する第1の伝送路と接続される。ラマン光源ユニットは、光信号をラマン増幅させるための励起光を発する光源を有する。ラマン光源ユニットは、第1の伝送路を伝送された光信号が入力され、当該入力された光信号を出力する。
光増幅ユニットは、第2の伝送路を介して、ラマン光源ユニットに接続される。光増幅ユニットは、ラマン光源ユニットから出力された光信号が入力され、当該入力された光信号を増幅する。
更に、光増幅ユニットは、光増幅ユニットに入力された光信号に基づいて、第1の伝送路及び第2の伝送路における障害の発生を検出する第1の障害発生検出部を備える。同様に、ラマン光源ユニットは、ラマン光源ユニットに入力された光信号に基づいて、第1の伝送路における障害の発生を検出する第2の障害発生検出部を備える。
特開2008−288849号公報
ところで、上記光伝送装置によれば、ユーザは、第1の障害発生検出部及び第2の障害発生検出部のそれぞれによる検出結果を取得し、取得した検出結果に基づいて、障害が発生した位置(障害発生位置)を特定する。従って、ユーザが障害発生位置として誤った位置を特定してしまう虞があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「ユーザが障害発生位置として誤った位置を特定してしまう場合が生じること」を解決することが可能な光伝送装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である光伝送装置は、
光信号を伝送する第1の伝送路と接続され、且つ、当該光信号をラマン増幅させるための励起光を発する励起光源を有するとともに、当該第1の伝送路を伝送された光信号が入力され、当該入力された光信号を出力するラマン光源ユニットと、
第2の伝送路を介して、上記ラマン光源ユニットに接続され、且つ、当該ラマン光源ユニットから出力された光信号が入力され、当該入力された光信号を増幅するとともに、当該入力された光信号に基づいて、上記第1の伝送路及び上記第2の伝送路における障害の発生を検出する第1の障害発生検出手段を有する光増幅ユニットと、
上記第1の伝送路、又は、上記第2の伝送路における障害の発生を検出する第2の障害発生検出手段と、
上記第1の障害発生検出手段により障害の発生が検出された場合に、上記第2の障害発生検出手段により障害の発生が検出されたか否かに基づいて、障害が発生した位置である障害発生位置を特定し、当該特定した障害発生位置を表す障害発生位置情報を出力する監視制御ユニットと、
を備える。
また、本発明の他の形態である光伝送方法は、
光信号を伝送する第1の伝送路と接続され、且つ、当該光信号をラマン増幅させるための励起光を発する光源を有するとともに、当該第1の伝送路を伝送された光信号が入力され、当該入力された光信号を出力するラマン光源ユニットと、
第2の伝送路を介して、上記ラマン光源ユニットに接続され、且つ、当該ラマン光源ユニットから出力された光信号が入力され、当該入力された光信号を増幅する光増幅ユニットと、
を備える光伝送装置に適用され、
第1の障害発生検出手段が、当該光増幅ユニットに入力された光信号に基づいて、上記第1の伝送路及び上記第2の伝送路における障害の発生を検出し、
第2の障害発生検出手段が、上記第1の伝送路、又は、上記第2の伝送路における障害の発生を検出し、
上記第1の障害発生検出手段により障害の発生が検出された場合に、上記第2の障害発生検出手段により障害の発生が検出されたか否かに基づいて、障害が発生した位置である障害発生位置を特定し、当該特定した障害発生位置を表す障害発生位置情報を出力する方法である。
本発明は、以上のように構成されることにより、ユーザが正しい障害発生位置を知ることができる。
本発明の第1実施形態に係る光伝送システムの概略構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係る光伝送装置の概略構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係る障害発生位置情報記憶部が記憶しているテーブルである。 本発明の第2実施形態に係る光伝送装置の概略構成を表す図である。 本発明の第2実施形態に係る障害発生位置情報記憶部が記憶しているテーブルである。 本発明の第2実施形態の変形例に係る光伝送装置の概略構成を表す図である。 本発明の第3実施形態に係る光伝送装置の概略構成を表す図である。
以下、本発明に係る、光伝送装置、及び、光伝送方法、の各実施形態について図1〜図7を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
(構成)
図1に示したように、第1実施形態に係る光伝送システム1は、波長分割多重方式(WDM;Wavelength Division Multiplexing)に従って、光信号を伝送するシステムである。光伝送システム1が伝送する光信号は、互いに波長が異なる、主信号と監視信号とを含む。本例では、監視信号は、OSC(Optical Supervisory Channel)信号とも呼ばれる信号である。
光伝送システム1は、複数(本例では、2つ)の光伝送装置10,20を備える。光伝送装置10には、4つの光ファイバF11,F12,F22,F23が接続されている。光伝送装置20には、4つの光ファイバF12,F13,F21,F22が接続されている。各光ファイバF11,F12,F13,F21,F22,F23は、光信号を伝送する伝送路を構成する。
このような構成により、光伝送装置10と光伝送装置20とは、光ファイバF12及び光ファイバF22のそれぞれにより接続されている。また、光伝送装置10と図示しない光伝送装置又は光送信装置とは、光ファイバF11により接続されている。更に、光伝送装置10と図示しない光伝送装置又は光受信装置とは、光ファイバF23により接続されている。同様に、光伝送装置20と図示しない光伝送装置又は光受信装置とは、光ファイバF13により接続されている。更に、光伝送装置20と図示しない光伝送装置又は光送信装置とは、光ファイバF21により接続されている。
なお、光ファイバF11及び光ファイバF23は、1つのケーブルに収容されていてもよく、互いに異なるケーブルに収容されていてもよい。同様に、光ファイバF12及び光ファイバF22は、1つのケーブルに収容されていてもよく、互いに異なるケーブルに収容されていてもよい。同様に、光ファイバF13及び光ファイバF21は、1つのケーブルに収容されていてもよく、互いに異なるケーブルに収容されていてもよい。
次に、光伝送装置20の構成について図2を参照しながら説明する。なお、光伝送装置10も、光伝送装置20と同様の構成を有する。
光伝送装置20は、ラマン光源ユニット21と、光増幅ユニット22と、監視信号制御ユニット23と、光増幅ユニット24と、監視制御ユニット25と、3つの光ファイバC1,C2,C3と、を備える。
ラマン光源ユニット21は、第1の伝送路を構成する光ファイバF12と接続されている。また、ラマン光源ユニット21は、第2の伝送路を構成する光ファイバC1を介して光増幅ユニット22と接続されている。ラマン光源ユニット21は、光ファイバF12を伝送された光信号が入力され、当該入力された光信号を光ファイバC1へ出力する。
ラマン光源ユニット21は、励起光源21aと、監視信号検出部(第2の障害発生検出手段)21bと、を備える。
励起光源21aは、光信号をラマン増幅させる(即ち、ラマン散乱に基づく誘導放出によって光信号を増幅させる)ための励起光を発する。本例では、励起光源21aは、半導体の再結合発光を利用して、励起光としてのレーザを発する半導体レーザ(レーザ・ダイオード、ダイオード・レーザ)である。
本例では、ラマン光源ユニット21は、図示しない増幅用光ファイバを備える。増幅用光ファイバは、励起光源21aが発する励起光が入射されている状態において、ラマン光源ユニット21に入力された光信号を、ラマン散乱に基づく誘導放出によって増幅する。なお、光伝送システム1は、光ファイバF12が、伝送中の光信号をラマン散乱に基づく誘導放出によって増幅するように構成されていてもよい。
監視信号検出部21bは、ラマン光源ユニット21に入力された光信号に基づいて、光ファイバF12(第1の伝送路)における障害の発生を検出する。本例では、監視信号検出部21bは、ラマン光源ユニット21に入力された光信号から、監視信号を分岐させる分岐カプラを備える。そして、監視信号検出部21bは、分岐された監視信号の強度(レベル)が予め設定された閾値よりも小さい場合、障害の発生を検出する。
なお、監視信号検出部21bは、監視信号の信号対雑音比(SNR;Signal to Noise Ratio)が予め設定された閾値よりも小さい場合、障害の発生を検出するように構成されていてもよい。また、監視信号検出部21bは、監視信号が予め設定された信号パターンと相違する場合、障害の発生を検出するように構成されていてもよい。
更に、監視信号検出部21bは、障害の発生を検出した場合、予め設定されたアラーム信号(第2のアラーム信号)を監視制御ユニット25へ出力する。
光増幅ユニット22は、第2の伝送路を構成する光ファイバC1を介して、ラマン光源ユニット21と接続されている。更に、光増幅ユニット22は、光ファイバF13に接続されている。加えて、光増幅ユニット22は、第3の伝送路を構成する光ファイバC2を介して、監視信号制御ユニット23と接続されている。
光増幅ユニット22は、ラマン光源ユニット21から出力された光信号が入力され、当該入力された光信号を増幅する。本例では、光増幅ユニット22は、光信号を増幅する、図示しない光増幅光ファイバを備える。例えば、光増幅光ファイバは、エルビウムが添加された光ファイバ(エルビウム添加光ファイバ、Erbium Doped Fiber、EDF)である。
光増幅ユニット22は、増幅された光信号を光ファイバF13へ出力する。
更に、光増幅ユニット22は、光増幅ユニット22に入力された光信号から、監視信号を分岐させる分岐カプラを備える。光増幅ユニット22は、分岐された監視信号を光ファイバC2へ出力する。
加えて、光増幅ユニット22は、主信号検出部(第1の障害発生検出手段)22aを備える。
主信号検出部22aは、光増幅ユニット22に入力された光信号に基づいて、光ファイバF12(第1の伝送路)及び光ファイバC1(第2の伝送路)における障害の発生を検出する。本例では、主信号検出部22aは、光増幅ユニット22に入力された光信号から、主信号を分岐させる分岐カプラを備える。そして、主信号検出部22aは、分岐された主信号の強度(レベル)が予め設定された閾値よりも小さい場合、障害の発生を検出する。
なお、主信号検出部22aは、主信号の信号対雑音比が予め設定された閾値よりも小さい場合、障害の発生を検出するように構成されていてもよい。
更に、主信号検出部22aは、障害の発生を検出した場合、予め設定されたアラーム信号(第1のアラーム信号)を監視制御ユニット25へ出力する。
監視信号制御ユニット23は、第3の伝送路を構成する光ファイバC2を介して、光増幅ユニット22と接続されている。更に、監視信号制御ユニット23は、光ファイバC3を介して、光増幅ユニット24と接続されている。監視信号制御ユニット23は、光増幅ユニット22から出力された監視信号が入力され、当該入力された監視信号を光ファイバC3へ出力する。
加えて、監視信号制御ユニット23は、監視信号検出部(第3の障害発生検出手段)23aを備える。
監視信号検出部23aは、監視信号制御ユニット23に入力された監視信号に基づいて、光ファイバF12(第1の伝送路)、光ファイバC1(第2の伝送路)、及び、光ファイバC3(第3の伝送路)における障害の発生を検出する。本例では、監視信号検出部23aは、監視信号制御ユニット23に入力された監視信号の強度(レベル)が予め設定された閾値よりも小さい場合、障害の発生を検出する。
なお、監視信号検出部23aは、監視信号の信号対雑音比が予め設定された閾値よりも小さい場合、障害の発生を検出するように構成されていてもよい。また、監視信号検出部23aは、監視信号が予め設定された信号パターンと相違する場合、障害の発生を検出するように構成されていてもよい。
更に、監視信号検出部23aは、障害の発生を検出した場合、予め設定されたアラーム信号(第3のアラーム信号)を監視制御ユニット25へ出力する。
光増幅ユニット24は、光ファイバC3を介して、監視信号制御ユニット23と接続されている。更に、光増幅ユニット24は、光ファイバF21に接続されている。加えて、光増幅ユニット24は、光ファイバF22に接続されている。
光増幅ユニット24は、光ファイバF21を伝送された光信号が入力され、当該入力された光信号を増幅する。本例では、光増幅ユニット24は、光信号を増幅する、図示しない光増幅光ファイバを備える。
更に、光増幅ユニット24は、監視信号制御ユニット23から出力された監視信号が入力される。
本例では、光増幅ユニット24は、増幅後の光信号に、光ファイバC3から入力された監視信号を重畳させる合波カプラを備える。そして、光増幅ユニット24は、重畳後の光信号を光ファイバF22へ出力する。なお、光増幅ユニット24は、増幅前の光信号に監視信号を重畳させ、重畳後の光信号を増幅するように構成されていてもよい。
監視制御ユニット25は、主信号検出部22aから出力された第1のアラーム信号が入力される。同様に、監視制御ユニット25は、監視信号検出部21bから出力された第2のアラーム信号が入力される。同様に、監視制御ユニット25は、監視信号検出部23aから出力された第3のアラーム信号が入力される。
監視制御ユニット25は、障害発生位置情報記憶部(障害発生位置情報記憶手段)25aを備える。
障害発生位置情報記憶部25aは、第1の入力有無情報と、第2の入力有無情報と、第3の入力有無情報と、障害発生位置情報と、を対応付けたテーブルを予め記憶する記憶装置により構成される。
第1の入力有無情報は、第1のアラーム信号の入力の有無を表す情報である。同様に、第2の入力有無情報は、第2のアラーム信号の入力の有無を表す情報である。同様に、第3の入力有無情報は、第3のアラーム信号の入力の有無を表す情報である。障害発生位置情報は、障害が発生した位置を表す情報である。
本例では、障害発生位置情報記憶部25aは、図3に示したテーブルを記憶している。
監視制御ユニット25は、第1のアラーム信号の実際の入力の有無と、第2のアラーム信号の実際の入力の有無と、第3のアラーム信号の実際の入力の有無と、障害発生位置情報記憶部25aに記憶されているテーブルと、に基づいて障害発生位置情報を取得する。
従って、監視制御ユニット25は、主信号検出部22a(第1の障害発生検出手段)により障害の発生が検出された(第1のアラーム信号の入力がある)場合において、監視信号検出部21b(第2の障害発生検出手段)により障害の発生が検出された(第2のアラーム信号の入力がある)ときに障害発生位置として第1の伝送路(光ファイバF12)を特定する。
また、監視制御ユニット25は、主信号検出部22a(第1の障害発生検出手段)により障害の発生が検出された(第1のアラーム信号の入力がある)場合において、監視信号検出部21b(第2の障害発生検出手段)により障害の発生が検出されなかった(第2のアラーム信号の入力がない)ときに障害発生位置として第2の伝送路(光ファイバC1)を特定する。
即ち、監視制御ユニット25は、主信号検出部22a(第1の障害発生検出手段)により障害の発生が検出された場合に、監視信号検出部21b(第2の障害発生検出手段)により障害の発生が検出されたか否かに基づいて障害発生位置を特定している、と言うことができる。
また、監視制御ユニット25は、主信号検出部22a(第1の障害発生検出手段)により障害の発生が検出されなかった(第1のアラーム信号の入力がない)場合において、監視信号検出部23a(第3の障害発生検出手段)により障害の発生が検出された(第3のアラーム信号の入力がある)ときに障害発生位置として第3の伝送路(光ファイバC2)を特定する。
そして、監視制御ユニット25は、特定した障害発生位置を表す障害発生位置情報(即ち、テーブルに基づいて取得した障害発生位置情報)を出力する。
本例では、監視制御ユニット25は、各障害発生位置と対応付けられた警告灯(本例では、LED(Light Emitting Diode))を備える。そして、監視制御ユニット25は、取得した障害発生位置情報が表す障害発生位置と対応付けられた警告灯のみを点灯させることにより、障害発生位置情報を出力する。なお、監視制御ユニット25は、ディスプレイを備え、障害発生位置情報が表す障害発生位置を表す画像及び/又は文字列をディスプレイに表示させることにより障害発生位置情報を出力してもよい。
これによれば、ユーザは、障害発生位置情報が表す障害発生位置を容易に知ることができる。更に、ユーザは、正しい障害発生位置を知ることができる。
更に、監視制御ユニット25は、第1の伝送路(光ファイバF12)を障害発生位置として特定した場合、主信号の送信を停止させるための停止指示信号を監視信号制御ユニット23へ出力する。
また、監視信号制御ユニット23は、監視制御ユニット25から停止指示信号を受信した場合、停止指示信号を、光ファイバC3へ出力する監視信号に含ませる。
更に、監視制御ユニット25は、第1の伝送路(光ファイバF12)を障害発生位置として特定した場合、停止指示信号を光増幅ユニット24へ出力する。
また、光増幅ユニット24は、監視制御ユニット25から停止指示信号を受信した場合、主信号の送信(光ファイバF22への出力)を停止する。即ち、光増幅ユニット24は、監視信号のみを光ファイバF22へ出力する(即ち、光伝送装置10へ送信する)。
これにより、光伝送装置10は、光伝送装置20から光ファイバF22を介して、停止指示信号を含む監視信号を受信する。光伝送装置10は、光伝送装置20から停止指示信号を受信した場合、光ファイバF12を介した主信号の送信(伝送)を停止する。
ところで、第1の伝送路において障害が発生した場合、安全を確保するために第1の伝送路による主信号の伝送を停止させることが好適である。従って、第2の伝送路において障害が発生し且つ第1の伝送路において障害が発生していない場合、第1の伝送路による主信号の伝送を停止させる必要がない。
しかしながら、光伝送装置が、障害が発生した伝送路を特定可能に構成されていない場合、第2の伝送路において障害が発生したときであっても、第1の伝送路による主信号の伝送を無駄に停止させてしまう場合が生じるという問題があった。これに対し、第1実施形態に係る光伝送装置20によれば、第1の伝送路による主信号の伝送を無駄に停止させることを回避することができる。
(作動)
次に、光伝送システム1の作動について説明する。
先ず、第1の伝送路(光ファイバF12)において障害が発生した場合について説明する。この場合、監視信号検出部21b、主信号検出部22a、及び、監視信号検出部23aのすべてが、障害の発生を検出する。
従って、主信号検出部22aは、第1のアラーム信号を監視制御ユニット25へ出力する。同様に、監視信号検出部21bは、第2のアラーム信号を監視制御ユニット25へ出力する。同様に、監視信号検出部23aは、第3のアラーム信号を監視制御ユニット25へ出力する。
これにより、監視制御ユニット25は、第1の伝送路(光ファイバF12)を障害発生位置として特定する。そして、監視制御ユニット25は、第1の伝送路と対応付けられた警告灯のみを点灯させる。この結果、ユーザは、障害発生位置情報が表す障害発生位置を容易に知ることができる。更に、ユーザは、正しい障害発生位置を知ることができる。
更に、監視制御ユニット25は、主信号の送信を停止させるための停止指示信号を監視信号制御ユニット23へ出力する。これにより、監視信号制御ユニット23は、停止指示信号を光ファイバC3へ出力する監視信号に含ませる。
更に、監視制御ユニット25は、停止指示信号を光増幅ユニット24へ出力する。これにより、光増幅ユニット24は、主信号の送信(光ファイバF22への出力)を停止する。即ち、光増幅ユニット24は、監視信号のみを光ファイバF22へ出力する(即ち、光伝送装置10へ送信する)。
これにより、光伝送装置10は、光伝送装置20から光ファイバF22を介して、停止指示信号を含む監視信号を受信する。その結果、光伝送装置10は、光ファイバF12を介した主信号の送信(伝送)を停止する。
このように、第1の伝送路にて障害が発生した場合、第1の伝送路による主信号の伝送を停止させることができる。この結果、安全を確保することができる。
次に、第2の伝送路(光ファイバC1)において障害が発生した場合について説明する。この場合、主信号検出部22a、及び、監視信号検出部23aのそれぞれが、障害の発生を検出する。一方、監視信号検出部21bは、障害の発生を検出しない。
従って、主信号検出部22aは、第1のアラーム信号を監視制御ユニット25へ出力する。同様に、監視信号検出部23aは、第3のアラーム信号を監視制御ユニット25へ出力する。一方、監視信号検出部21bは、第2のアラーム信号を監視制御ユニット25へ出力しない。
これにより、監視制御ユニット25は、第2の伝送路(光ファイバC1)を障害発生位置として特定する。そして、監視制御ユニット25は、第2の伝送路と対応付けられた警告灯のみを点灯させる。この結果、ユーザは、障害発生位置情報が表す障害発生位置を容易に知ることができる。更に、ユーザは、正しい障害発生位置を知ることができる。
更に、この場合、光伝送システム1は、第1の伝送路による主信号の伝送を停止させることがない。即ち、第1の伝送路による主信号の伝送を無駄に停止させることを回避することができる。
次に、第3の伝送路(光ファイバC2)において障害が発生した場合について説明する。この場合、監視信号検出部23aのみが、障害の発生を検出する。一方、監視信号検出部21b、及び、主信号検出部22aのそれぞれは、障害の発生を検出しない。
従って、監視信号検出部23aは、第3のアラーム信号を監視制御ユニット25へ出力する。一方、主信号検出部22aは、第1のアラーム信号を監視制御ユニット25へ出力しない。同様に、監視信号検出部21bは、第2のアラーム信号を監視制御ユニット25へ出力しない。
これにより、監視制御ユニット25は、第3の伝送路(光ファイバC2)を障害発生位置として特定する。そして、監視制御ユニット25は、第3の伝送路と対応付けられた警告灯のみを点灯させる。この結果、ユーザは、障害発生位置情報が表す障害発生位置を容易に知ることができる。更に、ユーザは、正しい障害発生位置を知ることができる。
更に、この場合、光伝送システム1は、第1の伝送路による主信号の伝送を停止させることがない。即ち、第1の伝送路による主信号の伝送を無駄に停止させることを回避することができる。
以上、説明したように、本発明の第1実施形態に係る光伝送装置によれば、ユーザは、障害発生位置情報が表す障害発生位置を容易に知ることができる。更に、ユーザは、正しい障害発生位置を知ることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る光伝送システムについて説明する。第2実施形態に係る光伝送システムは、上記第1実施形態に係る光伝送システムに対して、第2の伝送路へ検査用光信号を出力し、当該第2の伝送路により伝送された検査用光信号に基づいて第2の伝送路における障害の発生を検出する点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
第2実施形態に係る光伝送装置20のラマン光源ユニット21は、監視信号検出部21bに代えて、検査用光源21cを備える。検査用光源21cは、第2の伝送路としての光ファイバC1へ出力される検査用光信号を生成する。検査用光信号は、主信号及び監視信号のいずれとも異なる波長を有する信号である。
ラマン光源ユニット21は、入力された光信号に、検査用光源21cにより生成された検査用光信号を重畳させる合波カプラを備える。そして、ラマン光源ユニット21は、重畳後の光信号を、第2の伝送路としての光ファイバC1へ出力する。
更に、第2実施形態に係る光伝送装置20の光増幅ユニット22は、検査用光信号検出部22b(第2の伝送路用障害発生検出手段)を備える。
検査用光信号検出部22bは、光増幅ユニット22に入力された検査用光信号に基づいて、光ファイバC1(第2の伝送路)における障害の発生を検出する。本例では、検査用光信号検出部22bは、光増幅ユニット22に入力された光信号から、検査用光信号を分岐させる分岐カプラを備える。
そして、検査用光信号検出部22bは、分岐された検査用光信号の強度(レベル)が予め設定された閾値よりも小さい場合、障害の発生を検出する。
即ち、検査用光信号検出部22bは、検査用光源21cからの検査用光信号に基づいて第2の伝送路における障害の発生を検出している、と言うことができる。
なお、検査用光信号検出部22bは、検査用光信号の信号対雑音比が予め設定された閾値よりも小さい場合、障害の発生を検出するように構成されていてもよい。また、検査用光信号検出部22bは、検査用光信号が予め設定された信号パターンと相違する場合、障害の発生を検出するように構成されていてもよい。
更に、検査用光信号検出部22bは、障害の発生を検出した場合、予め設定されたアラーム信号(第2のアラーム信号)を監視制御ユニット25へ出力する。
このように、検査用光源21c及び検査用光信号検出部22bは、第2の障害発生検出手段を構成している。
第2実施形態に係る障害発生位置情報記憶部25aは、図5に示したテーブルを記憶している。
従って、監視制御ユニット25は、主信号検出部22a(第1の障害発生検出手段)により障害の発生が検出された(第1のアラーム信号の入力がある)場合において、検査用光信号検出部22b(第2の障害発生検出手段)により障害の発生が検出されなかった(第2のアラーム信号の入力がない)ときに障害発生位置として第1の伝送路(光ファイバF12)を特定する。
また、監視制御ユニット25は、主信号検出部22a(第1の障害発生検出手段)により障害の発生が検出された(第1のアラーム信号の入力がある)場合において、検査用光信号検出部22b(第2の障害発生検出手段)により障害の発生が検出された(第2のアラーム信号の入力がある)ときに障害発生位置として第2の伝送路(光ファイバC1)を特定する。
即ち、監視制御ユニット25は、主信号検出部22a(第1の障害発生検出手段)により障害の発生が検出された場合に、検査用光信号検出部22b(第2の障害発生検出手段)により障害の発生が検出されたか否かに基づいて障害発生位置を特定している、と言うことができる。
また、監視制御ユニット25は、主信号検出部22a(第1の障害発生検出手段)により障害の発生が検出されなかった(第1のアラーム信号の入力がない)場合において、監視信号検出部23a(第3の障害発生検出手段)により障害の発生が検出された(第3のアラーム信号の入力がある)ときに障害発生位置として第3の伝送路(光ファイバC2)を特定する。
以上、説明したように、本発明の第2実施形態に係る光伝送システム1によれば、第1実施形態に係る光伝送システム1と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、第2実施形態に係る光伝送システム1は、光増幅ユニット22が検査用光源を備えるとともに、ラマン光源ユニット21が検査用光信号検出部を備えていてもよい。
この変形例に係るラマン光源ユニット21は、図6に示したように、検査用光源21cに代えて、検査用光信号検出部21dを備える。検査用光信号検出部21dは、検査用光信号検出部22bと同様の機能を有する。また、光増幅ユニット22は、検査用光信号検出部22bに代えて、検査用光源22cを備える。検査用光源22cは、検査用光源21cと同様の機能を有する。
この変形例に係る光伝送システム1によっても、第2実施形態に係る光伝送システム1と同様の作用及び効果を奏することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る光伝送装置について図7を参照しながら説明する。
第3実施形態に係る光伝送装置100は、
光信号を伝送する第1の伝送路D1と接続され、且つ、当該光信号をラマン増幅させるための励起光を発する励起光源101aを有するとともに、第1の伝送路D1を伝送された光信号が入力され、当該入力された光信号を出力するラマン光源ユニット101と、
第2の伝送路D2を介して、ラマン光源ユニット101に接続され、且つ、ラマン光源ユニット101から出力された光信号が入力され、当該入力された光信号を増幅するとともに、当該入力された光信号に基づいて、第1の伝送路D1及び第2の伝送路D2における障害の発生を検出する第1の障害発生検出部(第1の障害発生検出手段)102aを有する光増幅ユニット102と、
第1の伝送路D1、又は、第2の伝送路D2における障害の発生を検出する第2の障害発生検出部(第2の障害発生検出手段)103と、
第1の障害発生検出部102aにより障害の発生が検出された場合に、第2の障害発生検出部103により障害の発生が検出されたか否かに基づいて、障害が発生した位置である障害発生位置を特定し、当該特定した障害発生位置を表す障害発生位置情報を出力する監視制御ユニット104と、
を備える。
これによれば、ユーザは、障害発生位置情報が表す障害発生位置を容易に知ることができる。更に、ユーザは、正しい障害発生位置を知ることができる。
以上、上記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細に、本願発明の範囲内において当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、光伝送装置20は、光ファイバにより伝送される光信号を中継(転送)する光中継装置であったが、光ファイバにより伝送される光信号を受信する光受信装置であってもよい。また、光伝送システム1においては、光伝送装置10から光伝送装置20へ伝送される光信号に基づいて障害の発生を検出するように構成されていたが、光伝送装置20から光伝送装置10へ伝送される光信号に基づいて障害の発生を検出するように構成されていてもよい。また、光伝送システム1は、一方向だけでなく、双方向において障害の発生を検出するように構成されていてもよい。
なお、上記各実施形態において光伝送装置の監視制御ユニットの機能は、回路等のハードウェアにより実現されていた。ところで、監視制御ユニットは、処理装置と、プログラム(ソフトウェア)を記憶する記憶装置と、を備えるとともに、処理装置がそのプログラムを実行することにより、機能を実現するように構成されていてもよい。この場合、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
また、上記実施形態の他の変形例として、上述した実施形態及び変形例の任意の組み合わせが採用されてもよい。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
光信号を伝送する第1の伝送路と接続され、且つ、当該光信号をラマン増幅させるための励起光を発する励起光源を有するとともに、当該第1の伝送路を伝送された光信号が入力され、当該入力された光信号を出力するラマン光源ユニットと、
第2の伝送路を介して、前記ラマン光源ユニットに接続され、且つ、当該ラマン光源ユニットから出力された光信号が入力され、当該入力された光信号を増幅するとともに、当該入力された光信号に基づいて、前記第1の伝送路及び前記第2の伝送路における障害の発生を検出する第1の障害発生検出手段を有する光増幅ユニットと、
前記第1の伝送路、又は、前記第2の伝送路における障害の発生を検出する第2の障害発生検出手段と、
前記第1の障害発生検出手段により障害の発生が検出された場合に、前記第2の障害発生検出手段により障害の発生が検出されたか否かに基づいて、障害が発生した位置である障害発生位置を特定し、当該特定した障害発生位置を表す障害発生位置情報を出力する監視制御ユニットと、
を備える光伝送装置。
これによれば、ユーザは、障害発生位置情報が表す障害発生位置を容易に知ることができる。更に、ユーザは、正しい障害発生位置を知ることができる。
(付記2)
付記1に記載の光伝送装置であって、
前記第2の障害発生検出手段は、前記ラマン光源ユニットに配設され、且つ、当該ラマン光源ユニットに入力された前記光信号に基づいて前記第1の伝送路における障害の発生を検出するように構成された光伝送装置。
(付記3)
付記2に記載の光伝送装置であって、
前記監視制御ユニットは、
前記第1の障害発生検出手段により障害の発生が検出された場合において、前記第2の障害発生検出手段により障害の発生が検出されたときに前記障害発生位置として前記第1の伝送路を特定し、一方、前記第2の障害発生検出手段により障害の発生が検出されなかったときに前記障害発生位置として前記第2の伝送路を特定するように構成された光伝送装置。
(付記4)
付記2又は付記3に記載の光伝送装置であって、
前記光信号は、主信号と監視信号とを含み、
前記第1の障害発生検出手段は、前記主信号に基づいて前記障害の発生を検出するように構成され、
前記第2の障害発生検出手段は、前記監視信号に基づいて前記障害の発生を検出するように構成された光伝送装置。
(付記5)
付記1に記載の光伝送装置であって、
前記第2の障害発生検出手段は、前記ラマン光源ユニット及び前記光増幅ユニットの一方に配設され、且つ、前記第2の伝送路へ出力される検査用光信号を生成する検査用光源と、前記ラマン光源ユニット及び前記光増幅ユニットの他方に配設され、且つ、前記検査用光源からの前記検査用光信号に基づいて前記第2の伝送路における障害の発生を検出する第2の伝送路用障害発生検出手段と、を含む光伝送装置。
(付記6)
付記5に記載の光伝送装置であって、
前記監視制御ユニットは、
前記第1の障害発生検出手段により障害の発生が検出された場合において、前記第2の障害発生検出手段により障害の発生が検出されなかったときに前記障害発生位置として前記第1の伝送路を特定し、一方、前記第2の障害発生検出手段により障害の発生が検出されたときに前記障害発生位置として前記第2の伝送路を特定するように構成された光伝送装置。
(付記7)
付記5又は付記6に記載の光伝送装置であって、
前記光信号は、主信号と監視信号とを含み、
前記第1の障害発生検出手段は、前記主信号に基づいて前記障害の発生を検出するように構成された光伝送装置。
(付記8)
付記1乃至付記7のいずれか一項に記載の光伝送装置であって、
前記第1の障害発生検出手段は、前記障害の発生を検出した場合、第1のアラーム信号を出力するように構成され、
前記第2の障害発生検出手段は、前記障害の発生を検出した場合、第2のアラーム信号を出力するように構成され、
前記監視制御ユニットは、
前記第1のアラーム信号及び前記第2のアラーム信号が入力されるように構成され、
前記第1のアラーム信号の入力の有無を表す第1の入力有無情報と、前記第2のアラーム信号の入力の有無を表す第2の入力有無情報と、前記障害発生位置情報と、を対応付けたテーブルを記憶する障害発生位置情報記憶手段を含み、
前記第1のアラーム信号の実際の入力の有無と、前記第2のアラーム信号の実際の入力の有無と、前記記憶されているテーブルと、に基づいて前記障害発生位置を特定するように構成された光伝送装置。
(付記9)
付記1乃至付記8のいずれか一項に記載の光伝送装置であって、
前記光信号は、主信号と監視信号とを含み、
前記監視制御ユニットが前記第1の伝送路を前記障害発生位置として特定した場合、前記第1の伝送路を介した前記主信号の送信を停止させるための停止指示信号を、前記光信号の送信元へ送信するように構成された光伝送装置。
ところで、第1の伝送路において障害が発生した場合、安全を確保するために第1の伝送路による主信号の伝送を停止させることが好適である。従って、第2の伝送路において障害が発生し且つ第1の伝送路において障害が発生していない場合、第1の伝送路による主信号の伝送を停止させる必要がない。
しかしながら、光伝送装置が、障害が発生した伝送路を特定可能に構成されていない場合、第2の伝送路において障害が発生したときであっても、第1の伝送路による主信号の伝送を無駄に停止させてしまう場合が生じるという問題があった。これに対し、上記構成によれば、第1の伝送路による主信号の伝送を無駄に停止させることを回避することができる。
(付記10)
付記1乃至付記9のいずれか一項に記載の光伝送装置であって、
前記光信号は、主信号と監視信号とを含み、
第3の伝送路を介して、前記光増幅ユニットに接続され、且つ、当該光増幅ユニットから出力された前記監視信号が入力され、当該入力された監視信号に基づいて、前記第3の伝送路における障害の発生を検出する第3の障害発生検出手段を有する監視信号制御ユニットを備え、
前記監視制御ユニットは、
前記第1の障害発生検出手段により障害の発生が検出されなかった場合において、前記第3の障害発生検出手段により障害の発生が検出されたときに前記障害発生位置として前記第3の伝送路を特定するように構成された光伝送装置。
(付記11)
光信号を伝送する第1の伝送路と接続され、且つ、当該光信号をラマン増幅させるための励起光を発する光源を有するとともに、当該第1の伝送路を伝送された光信号が入力され、当該入力された光信号を出力するラマン光源ユニットと、
第2の伝送路を介して、前記ラマン光源ユニットに接続され、且つ、当該ラマン光源ユニットから出力された光信号が入力され、当該入力された光信号を増幅する光増幅ユニットと、
を備える光伝送装置に適用され、
第1の障害発生検出手段が、当該光増幅ユニットに入力された光信号に基づいて、前記第1の伝送路及び前記第2の伝送路における障害の発生を検出し、
第2の障害発生検出手段が、前記第1の伝送路、又は、前記第2の伝送路における障害の発生を検出し、
前記第1の障害発生検出手段により障害の発生が検出された場合に、前記第2の障害発生検出手段により障害の発生が検出されたか否かに基づいて、障害が発生した位置である障害発生位置を特定し、当該特定した障害発生位置を表す障害発生位置情報を出力する、光伝送方法。
(付記12)
付記11に記載の光伝送方法であって、
前記第2の障害発生検出手段が、前記ラマン光源ユニットに入力された前記光信号に基づいて前記第1の伝送路における障害の発生を検出する、光伝送方法。
(付記13)
付記11に記載の光伝送方法であって、
前記第2の障害発生検出手段が、前記ラマン光源ユニット及び前記光増幅ユニットの一方から前記第2の伝送路へ検査用光信号を出力し、前記ラマン光源ユニット及び前記光増幅ユニットの他方に入力された前記検査用光信号に基づいて前記第2の伝送路における障害の発生を検出する、光伝送方法。
本発明は、光信号を伝送する光伝送装置、光信号を中継する光中継装置、及び、光信号を受信する光受信装置等に適用可能である。
1 光伝送システム
10,20 光伝送装置
F11〜F23 光ファイバ
21 ラマン光源ユニット
21a 励起光源
21b 監視信号検出部
21c 検査用光源
21d 検査用光信号検出部
22 光増幅ユニット
22a 主信号検出部
22b 検査用光信号検出部
22c 検査用光源
23 監視信号制御ユニット
23a 監視信号検出部
24 光増幅ユニット
25 監視制御ユニット
25a 障害発生位置情報記憶部
100 光伝送装置
101 ラマン光源ユニット
101a 励起光源
102 光増幅ユニット
102a 第1の障害発生検出部
103 第2の障害発生検出部
104 監視制御ユニット
C1〜C3 光ファイバ
D1,D2 第1の伝送路

Claims (10)

  1. 光信号を伝送する第1の伝送路と接続され、且つ、当該光信号をラマン増幅させるための励起光を発する励起光源を有するとともに、当該第1の伝送路を伝送された光信号が入力され、当該入力された光信号を出力するラマン光源ユニットと、
    第2の伝送路を介して、前記ラマン光源ユニットに接続され、且つ、当該ラマン光源ユニットから出力された光信号が入力され、当該入力された光信号を増幅するとともに、当該入力された光信号に基づいて、前記第1の伝送路及び前記第2の伝送路における障害の発生を検出する第1の障害発生検出手段を有する光増幅ユニットと、
    前記第1の伝送路、又は、前記第2の伝送路における障害の発生を検出する第2の障害発生検出手段と、
    前記第1の障害発生検出手段により障害の発生が検出された場合に、前記第2の障害発生検出手段により障害の発生が検出されたか否かに基づいて、障害が発生した位置である障害発生位置を特定し、当該特定した障害発生位置を表す障害発生位置情報を出力する監視制御ユニットと、
    を備える光伝送装置。
  2. 請求項1に記載の光伝送装置であって、
    前記第2の障害発生検出手段は、前記ラマン光源ユニットに配設され、且つ、当該ラマン光源ユニットに入力された前記光信号に基づいて前記第1の伝送路における障害の発生を検出するように構成された光伝送装置。
  3. 請求項2に記載の光伝送装置であって、
    前記監視制御ユニットは、
    前記第1の障害発生検出手段により障害の発生が検出された場合において、前記第2の障害発生検出手段により障害の発生が検出されたときに前記障害発生位置として前記第1の伝送路を特定し、一方、前記第2の障害発生検出手段により障害の発生が検出されなかったときに前記障害発生位置として前記第2の伝送路を特定するように構成された光伝送装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の光伝送装置であって、
    前記光信号は、主信号と監視信号とを含み、
    前記第1の障害発生検出手段は、前記主信号に基づいて前記障害の発生を検出するように構成され、
    前記第2の障害発生検出手段は、前記監視信号に基づいて前記障害の発生を検出するように構成された光伝送装置。
  5. 請求項1に記載の光伝送装置であって、
    前記第2の障害発生検出手段は、前記ラマン光源ユニット及び前記光増幅ユニットの一方に配設され、且つ、前記第2の伝送路へ出力される検査用光信号を生成する検査用光源と、前記ラマン光源ユニット及び前記光増幅ユニットの他方に配設され、且つ、前記検査用光源からの前記検査用光信号に基づいて前記第2の伝送路における障害の発生を検出する第2の伝送路用障害発生検出手段と、を含む光伝送装置。
  6. 請求項5に記載の光伝送装置であって、
    前記監視制御ユニットは、
    前記第1の障害発生検出手段により障害の発生が検出された場合において、前記第2の障害発生検出手段により障害の発生が検出されなかったときに前記障害発生位置として前記第1の伝送路を特定し、一方、前記第2の障害発生検出手段により障害の発生が検出されたときに前記障害発生位置として前記第2の伝送路を特定するように構成された光伝送装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の光伝送装置であって、
    前記光信号は、主信号と監視信号とを含み、
    前記第1の障害発生検出手段は、前記主信号に基づいて前記障害の発生を検出するように構成された光伝送装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の光伝送装置であって、
    前記第1の障害発生検出手段は、前記障害の発生を検出した場合、第1のアラーム信号を出力するように構成され、
    前記第2の障害発生検出手段は、前記障害の発生を検出した場合、第2のアラーム信号を出力するように構成され、
    前記監視制御ユニットは、
    前記第1のアラーム信号及び前記第2のアラーム信号が入力されるように構成され、
    前記第1のアラーム信号の入力の有無を表す第1の入力有無情報と、前記第2のアラーム信号の入力の有無を表す第2の入力有無情報と、前記障害発生位置情報と、を対応付けたテーブルを記憶する障害発生位置情報記憶手段を含み、
    前記第1のアラーム信号の実際の入力の有無と、前記第2のアラーム信号の実際の入力の有無と、前記記憶されているテーブルと、に基づいて前記障害発生位置を特定するように構成された光伝送装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の光伝送装置であって、
    前記光信号は、主信号と監視信号とを含み、
    前記監視制御ユニットが前記第1の伝送路を前記障害発生位置として特定した場合、前記第1の伝送路を介した前記主信号の送信を停止させるための停止指示信号を、前記光信号の送信元へ送信するように構成された光伝送装置。
  10. 光信号を伝送する第1の伝送路と接続され、且つ、当該光信号をラマン増幅させるための励起光を発する光源を有するとともに、当該第1の伝送路を伝送された光信号が入力され、当該入力された光信号を出力するラマン光源ユニットと、
    第2の伝送路を介して、前記ラマン光源ユニットに接続され、且つ、当該ラマン光源ユニットから出力された光信号が入力され、当該入力された光信号を増幅する光増幅ユニットと、
    を備える光伝送装置に適用され、
    第1の障害発生検出手段が、当該光増幅ユニットに入力された光信号に基づいて、前記第1の伝送路及び前記第2の伝送路における障害の発生を検出し、
    第2の障害発生検出手段が、前記第1の伝送路、又は、前記第2の伝送路における障害の発生を検出し、
    前記第1の障害発生検出手段により障害の発生が検出された場合に、前記第2の障害発生検出手段により障害の発生が検出されたか否かに基づいて、障害が発生した位置である障害発生位置を特定し、当該特定した障害発生位置を表す障害発生位置情報を出力する、光伝送方法。
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