JP2000269840A - コンテンツ再生/コンテンツ受信装置 - Google Patents
コンテンツ再生/コンテンツ受信装置Info
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- JP2000269840A JP2000269840A JP11071361A JP7136199A JP2000269840A JP 2000269840 A JP2000269840 A JP 2000269840A JP 11071361 A JP11071361 A JP 11071361A JP 7136199 A JP7136199 A JP 7136199A JP 2000269840 A JP2000269840 A JP 2000269840A
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Abstract
するコンテンツ再生/受信装置を提供する。 【解決手段】 視聴者ごとに、再生(受信)するコンテ
ンツ自身、及び/又はコンテンツのタイトル名や分類名
等のコンテンツ付加情報より、“陽気さ”、“楽しさ”
等の感性/性格などを表す抽象的項目と“テンポ”、
“再生時間”等の物理的項目のそれぞれの値からなる再
生コンテンツ嗜好値(視聴者嗜好値)を算術・推測し、
求められた視聴者嗜好値をコンテンツを再生(受信)す
る度に過去に求められた視聴者嗜好値とで平均値化する
ことによって新たな視聴者嗜好値を算出する。このよう
に求められた各視聴者毎の視聴者嗜好値は、持ち運び可
能な記録媒体に記録するか、別機器に転送され、異なる
場所、機器においても利用できる。
Description
置、より詳細には、音楽/映画等が記憶されているCD
などの記憶媒体を再生する装置(プレイヤ)や、通信媒
体(放送媒体)を通じて、放送されるコンテンツを受
信、再生する装置(デジタルTV、ラジオ)において、
利用者(視聴者)が再生処理したコンテンツの好み、興
味などを学習記録し、別の情報機器にて、学習記録した
ユーザ嗜好情報を利用することを可能としたコンテンツ
再生装置に関する。
ービスシステムおよび放送受信システム)には、情報サ
ービスもしくは放送システムにおいて、視聴者(利用
者)のアクセス/番組受信した履歴をアクセス情報の分
類単位で管理、記憶し、以後の情報アクセスや番組受信
の際に、管理されたアクセス履歴を基に、利用者の好み
に応じた情報の取得、選択、番組選局等の処理が可能と
なるシステム・受信装置が開示されている。
309号公報に記載の発明では、利用者が所望するであ
ろう情報推測手段(分類ごとのアクセス履歴管理)と、
その管理・記憶された情報を基に、利用者が所望するで
あろう情報を推測利用する手段(例えば、番組選択手
段)とが、同一人物・同一機器内の範囲で処理される分
には、特に問題なく利用可能であるが、アクセス履歴管
理機器と、その管理情報を利用する機器が別機器とする
環境下では、大きな問題もなく利用可能なのは、番組ク
ラス(分類)レベルであり、コンテンツレベルでは完全
な利用ができない、という課題がある。なお、ここでの
“番組クラス(分類)レベル”とは、“野球番組”、
“映画番組”という番組そのものの分類レベルのことで
ある。
公報に記載の発明では、コンテンツレベルでの利用が完
全でないという問題があるが、最初にこの点について説
明する。すなわち、特開平6−124309号公報に
は、“分類項目ごとに情報アクセス履歴管理する”と記
載されているが、ここでの“分類項目”は一体誰が生成
し、一体どのようなものなのかが、例示はあるものの明
確ではない。例えば、CD内に(ヘッダとして)、記憶
されている各音楽の「タイトル」「ジャンル」情報が付
加されている「'98ヒットアルバムCD」と、さまざ
まなジャンルの曲が放送される音楽専用(ナレーション
等は一切放送されないものとする)ラジオチャンネル
が、日単位で時分秒単位で番組化され、そのチャンネル
で放送される「曲のタイトル」「放送時間」「ジャン
ル」情報(EPG:電子番組表)が別チャンネルで放送
されている放送サービスが存在するとする。
号公報で開示されている嗜好処理技術を採用した「居間
用の高級オーディオ」と「若者(スポーツカー)向きの
カーオーディオ」があり、「居間用オーディオ」で、音
楽専用放送チャンネルである“ロック”音楽を1曲聴い
たとする。その時、生成された嗜好情報を「カーオーデ
ィオ」にコピー(コピーできるか否かは不明だが、でき
るものとする)し、「カーオーディオ」で「'98ヒッ
トアルバムCD」の嗜好ランダム再生(嗜好情報に最も
近いジャンルの音楽順に再生する機能)ボタンを押下し
たら、どんな音楽が再生されるだろうか。当然“ロッ
ク”音楽、もしくは、それに近い音楽から再生されるこ
とを希望するが、特開平6−124309号公報で開示
されている嗜好処理技術では、場合によっては、希望ど
おり“ロック”音楽から、順に、“ロック”に近いジャ
ンル順に再生されるが、場合によっては、何も再生され
ない可能性もある。この“場合”は、CD内に格納され
ている“ジャンル”、EPG放送で提供される“ジャン
ル”の内容によって決定される。
ラシック”、“ジャズ”、“ポップス”、“ラテン”の
4つであるといわれている。これらのジャンルのうち、
“クラシック”だけが、メロディーラインを優先さた音
楽ジャンルで、他は、リズムを優先させた音楽ジャンル
といわれており、すなわち、これは、メロディが同じで
もリズムが異なれば、ジャンルも変化することをも意味
しており、アレンジした人(編曲者)や、アーテイスト
(演奏者)が異なるだけで、同じメロディであってもジ
ャンルが異なるのはそのためである。さらに、“ロッ
ク”や“ニューミュジック”なども一般に音楽を分類分
けするジャンル名として使われているが、もともとこれ
らは、“ポップス”より派生されたジャンルであるらし
い。
一番力があるのは、アーチスト(演奏者)であることら
しいが、すべてがすべてそうなのかといえば、答えは必
ずしもそうではない。すなわち、上記例でいえば、“ロ
ックを1曲聴いた”の“ロック”というジャンルを決め
たのは、“聴いたその人”であり、EPG放送で放送す
る曲のジャンルを決めたのは、“放送局”であり、CD
内に記憶されている曲のジャンルを決めたのは、“アル
バムの編集社”であり、どれもが同じであるとはとても
考えにくい。
“ソフトロック”、“ハードロック”といったように
“ロック”をさらに細かく分類しているが、放送局での
ジャンルは、単に、“ロック”としてしか分類しておら
ず、さらに、テキストベースで、かつ、完全一致の分類
名でないと履歴管理できない嗜好処理技術(特開平6−
124309号公報の発明ではこの部分が不明確)であ
ったら、上記例では、“嗜好ランダム再生”にならず、
おそらく、記憶順に再生されることになる。
報(嗜好情報)を、如何なる方法・手段で実施したとし
ても、異なった目的を持つ機器同士での有効な嗜好情報
の交換を実施するには、何らかの基準(ものさし)が必
要となる。音楽や映像(映画)などのコンテンツ再生・
受信装置に、特開平6−124309号公報(情報サー
ビスシステムおよび放送受信システム)を適用した場合
は、放送局から提供されるEPG内の分類項目を基準
(ものさし)とし、各放送局間で分類方法の規格が決め
られたとしても、番組選局程度の嗜好処理が限界になる
であろうと推測される。なお、特開平6−124309
号公報の発明では、上記問題を補助する目的も含めて
「関心度入力手段」、「ひな形アクセス情報記憶手段」
が具備されていると考えられる。
611号公報(自然言語に基づくデータ検索装置)が開
示されている。この従来技術は、嗜好処理方法そのもの
は本発明と同一の概念に基づくが、検索のための質問文
を入力し、入力された質問文と、検索対象情報(テキス
トデータ以外の場合は付加されたテキストデータ)とを
比較(あいまい検索)し、例えば、一致度の高い順にリ
ストアップするものであり、個人個人の嗜好値を生成す
るものではない。
ソフト紹介システムおよび映像ソフトに記載の発明)
は、コンテンツ提供側から、作品評価DBを送信し、こ
のDBを評価(あいまい検索)することで利用者嗜好を
生成するシステム、受信装置に関するものであるが、作
品評価DBそのものが放送局側で一方的に生成されたも
ののため、異なった会社の提供サービスを利用した場合
には、作品評価DBも異なることが予測され、また、こ
のシステム形態となっていない提供サービスを利用した
場合、その間の利用は何ら嗜好処理はなされず、利用で
きないことから、生成された嗜好情報の別機器での利用
は想定されていないものである。
(“テキストデータでないコンテンツ”というよりむし
ろ芸術要素が存在するコンテンツを意味し、例えば、
“和歌”“短歌”、“詩”などもイメージ系コンテンツ
に属する)でのコンテンツ分類そのものに曖昧性がある
(曖昧性が非常に高い)ということを考慮して、別機器
でも利用が可能なイメージ系コンテンツ再生処理におけ
る視聴/利用嗜好値を生成・記憶する再生装置を提供し
ようとするものである。
報を他機器で利用な手段を持つ)は、音楽や映像(映
画)コンテンツを放送受信、もしくは、記憶媒体より再
生する再生装置において、(1)再生(受信)するコン
テンツそのもの、もしくは、コンテンツの付加情報(コ
ンテンツのタイトル名や分類名など)により、感性/性
格などを表す抽象的項目(“陽気さ”、“楽しさ”等)
や再生コンテンツ物理的数値項目(“テンポ”、“再生
時間”等)それぞれの値から成る再生コンテンツ嗜好値
(一般に、項目は多次元化する方が良いので“再生コン
テンツ嗜好ベクトル値”と呼ぶ方がふさわしい)に算術
・推測する算出手段と、(2)前記(1)の算出手段に
より求められた嗜好値をコンテンツ再生の度ごとに過去
に求められた嗜好値とを平均値化(多次元の場合を考え
ると“加算ベクトル値”と呼ぶ方がふさわしい)する手
段と、(3)前記(2)の手段により求められた再生コ
ンテンツの嗜好平均値(以後、“視聴者嗜好値”と呼
ぶ)を、持ち運び可能な記憶装置へ記録する手段、もし
くは、別機器へ転送(通信)処理する手段のいずれか、
もしくは、両手段とを具備することを特徴としたもので
ある。
記の請求項1のコンテンツ再生/コンテンツ受信装置に
おいて、(1)視聴者(利用者)を識別(変更・指定)
する手段と、(2)前記(1)の手段により識別された
視聴者ごとに、視聴者嗜好値を算術する手段と、(3)
同じく、前記(1)の手段により識別された視聴者ごと
に、前記(2)の手段により算術された視聴者嗜好値
を、持ち運び可能な記憶装置へ記録する手段、もしく
は、他装置へ転送(通信)処理する手段、又は両手段と
を具備することを特徴としたものである。
的原因(再生日など)で数値化テーブルを変更)は、前
記の請求項1又は2に記載のコンテンツ再生/コンテン
ツ受信装置において、前記の請求項1の(1)の再生コ
ンテンツ嗜好値を算術・推測する算出手段は、(1)外
的要因(月日や時刻など)に応じて複数の異なる嗜好値
テーブルを具備し、コンテンツを再生した時点での外的
要因(月日や時刻)に応じて前記(1)の嗜好値テーブ
ルを切り替えることにより、季節等の再生した時点に適
した視聴者嗜好値生成が可能となることを特徴としたも
のである。
ンツ嗜好数値化とは異なったCPUで処理)は、前記請
求項1乃至3のいずれかに記載のコンテンツ再生/コン
テンツ受信装置において、コンテンツ再生手段は、
(1)独立にコンテンツ再生をする演算部(CPU)、
処理コード格納部(ROM)と、(2)少なくとも再生
コンテンツを記憶する再生用記憶部(RAM)とを具備
し、また、前記コンテンツ再生手段に対してのコマンド
(コンテンツ再生、コンテンツ再生中断)を、少なくと
も再生コンテンツ嗜好値を算術する手段の演算部(メイ
ンCPU)より制御する回路と、少なくとも、前記コン
テンツ再生手段での再生処理が完了した時点で、“再生
完了”を、メイン演算部に送出する回路とを具備するこ
とを特徴としたものである。
施しない)は、前記の請求項1乃至4のいずれかに記載
のコンテンツ再生/コンテンツ受信装置において、
(1)再生の中断もしくは再生対象コンテンツの切替手
段を具備し、途中の中断処理なしにコンテンツ再生が完
了した場合にのみ、視聴者嗜好値を算術、記憶すること
を特徴としたものである。
は、前記の請求項1乃至5のいずれかに記載のコンテン
ツ再生/コンテンツ受信装置において、出力対象のデジ
タル情報もしくはその付加情報を、感性/性格など表す
抽象的項目(“陽気さ”、“楽しさ”等)や情報物理的
数値項目(情報サイズ等)それぞれの値から成る情報値
(一般に、項目は多次元化する方が良いので“情報ベク
トル値”と呼ぶ方がふさわしい)への展開を、デジタル
情報を出力(静止画/動画/テキスト表示、音声/動画
再生等)時に処理することを特徴としたものである。
明は、コンテンツを受信、もしくは、記憶媒体より再生
する再生装置において、再生(受信)するコンテンツそ
のもの、もしくは、コンテンツのタイトル名や分類名な
どのコンテンツ付加情報より、該コンテンツの抽象的項
目(“陽気さ”、“楽しさ”等)や物理的数値項目
(“テンポ”、“再生時間”等)のそれぞれの値から成
る再生コンテンツ嗜好値(一般に、項目は多次元化する
方が良いので“再生コンテンツ嗜好ベクトル値”と呼ぶ
方がふさわしい)を算術・推測するコンテンツ嗜好値算
出手段と、該コンテンツ嗜好値算出手段により求められ
た視聴者嗜好値をコンテンツ再生の度ごとに過去に求め
られた視聴者嗜好値とで平均値化する平均値化手段と、
該平均値化手段により求められた視聴者嗜好値を、持ち
運び可能な記憶装置へ記録する手段、及び/又は、別機
器へ転送処理する手段と、を具備し、これによって、利
用される機器の想定(機器そのものの性格)をも踏まえ
て視聴者嗜好値が利用できるものとしており、すなわ
ち、再生・放送受信装置に限定されない、再生対象のコ
ンテンツに限定されない、利用者(視聴者)の性格に非
常に近い視聴者嗜好値を生成することを可能とし、嗜好
情報を他の機器で利用することを可能としたものであ
る。
ーディオ」が存在し、「居間用オーディオ」で、音楽専
用放送チャンネルで、とある“ロック”音楽を1曲聴い
たとする。なお、放送局で提供される、もしくは、CD
内に存在するコンテンツ付加情報は、単純に各曲のジャ
ンルだけとし、CD内のジャンル情報は“ソフトロッ
ク”と“ハードロック”で“ロック”を更に細かく分類
分けされているが、放送局のジャンル情報は、“ロッ
ク”としか分類分けされていないものとする。
ディオ」用、「カーオーディオ」用の分類項目(付加情
報)を嗜好値(陽気さ値)に変換するテーブルである。
なお、実際は、複数の抽象的項目/物理的数値項目を用
い、嗜好を多次元化する方が好ましいが、説明を簡易と
するため、“陽気さ”項目のみとする。また、付加情報
もコンテンツ提供側からのあいまいな分類名である“ジ
ャンル”以外に様々な情報、例えば“アーチスト”等が
存在し、これら付加情報すべてを利用して嗜好値を決定
するが、説明を簡易とするため、提供された“ジャン
ル”のみを利用することとする。
ャンルとしての“ロック”音楽を聴いた時の嗜好値(陽
気さ値)は“4”である。この嗜好値“4”をもって、
CD内に、記憶されている各音楽のタイトルやジャンル
情報がヘッダとして付加されている「'98ヒットアル
バムCD」を「カーオーディオ」で嗜好値に伴う再生を
行うと、この嗜好値“4”に近いジャンル、すなわち、
“ジャズ”か“ソフトロック”から順に再生されること
になる。これは、“居間で聴いたロック(ソフトロック
かハードロックか不明)は、おそらく、利用状況から想
定した時、ソフトロックであろう”といった具合に機器
が利用想定にマッチした結果を得ながら、嗜好処理を行
うことになる。
のもの、もしくは、コンテンツのタイトル名や分類名等
のコンテンツ付加情報により、“陽気さ”、“楽しさ”
等の感性/性格などを表す抽象的項目や“テンポ”、
“再生時間”等の再生コンテンツの物理的数値項目に基
づいて再生(受信)コンテンツ嗜好値を求める嗜好処理
は、利用される機器の利用形態(機器そのものの性格)
をも踏まえて利用者嗜好値(視聴者嗜好値)を利用可能
にする。
のさし)に対するあいまい性問題を商品側(再生側)に
移行したともいえる。例えば、「居間用オーディオ」と
「カーオーディオ」とが別メーカの場合、当然、表1及
び表2のごときテーブル値そのものを表す嗜好生成・利
用エンジンも異なってくることが想定される。というよ
り、やはり、各メーカ間で分類方法に対する規格化が必
要になるであろう。しかし、“嗜好生成・利用エンジ
ン”というソフトウエア商品として、各メーカ間での自
由な競争できる(コンテンツサービス会社が、コンテン
ツの内容ではなく、コンテンツの分類分けで競争すると
は思えない)ことから考えると、従来と比べ現実性があ
る。
について補充説明する。本発明は、“あいまいな情報”
をより多くの“あいまい項目”に展開(嗜好値算術)す
ることで、より“具体的なものさし”が生成できるであ
ろうという理論/性質を利用しており、コンテンツ付加
情報を抽象的項目に展開する場合は、少なくとも2以上
とすべきである。もし、付加情報を唯一の抽象的項目に
展開し、その値を別機器で利用した場合と、付加情報そ
のものを単に別機器に転送、利用した場合とを比較する
と、おそらく、後者の方がより良い嗜好処理ができるで
あろう。というより、前述した例は、非常に都合の良い
例を示したのであって、実際には、機器のさまざまな利
用条件・要因を検討、シュミレーションし、現状、もし
くは、将来のコンテンツシステムを予測して、できるだ
け多くの抽象的項目を見出すべきである。この標準もの
さしを上手く作り出すことによって、再生・放送受信装
置に限定されない、再生対象のコンテンツに限定されな
い、利用者(視聴者)の性格に非常に近い視聴者嗜好値
を生成することが可能になる。
特定するが、その反面、“再生時間”等の例外を除い
て、再生対象コンテンツに限定されるのが一般的であ
る。そのため、物理的数値項目だけでは、少なくともコ
ンテンツ限定の嗜好値としか生成されないことになるの
で、少なくとも1つ以上の物理的数値項目以外(抽象的
項目)を設けるべきである。なお、物理的数値項目に
は、数値ではないが、コンテンツ付加情報(ジャンルや
タイトル名や再生日)そのものを含めると考えても差し
支えない。
求項1の発明において、視聴者を識別(変更・指定)す
る視聴者識別手段を備え、該視聴者識別手段により指定
された視聴者ごとに、視聴者嗜好値を算出する視聴者嗜
好値算出手段と、前記視聴者識別手段により識別された
視聴者ごとに、視聴者嗜好値算出手段により算出された
視聴者嗜好値を、持ち運び可能な記憶装置へ記録する手
段、及び/又は、別機器へ転送処理する手段、を具備
し、これによって、一人だけが利用できるものではな
く、家族等の複数のメンバーで利用できるように、複数
の記憶処理を可能としたものである。
なくとも“利用者名を入力して…”などとはせず、単純
に“3つボタンが準備されている”などの様に、非常に
簡易なものの方が好ましい。例えば、「カーオーディ
オ」で視聴する場合、一人の時はボタンAを、友人Fと
一緒の時はボタンBを、それ以外の時はボタンCをそれ
ぞれ押すようにする。これだけで、ボタンAで生成され
た嗜好値は自分だけの嗜好値で、ボタンBは、自分と友
人Fの嗜好値になる(友人Fの嗜好値ではない)。すな
わち、単純な手段で、個人の嗜好だけでなく、グルー
プ、家族の嗜好も生成可能となる。
求項1又は2の発明において、コンテンツ嗜好値算出手
段は、月日や時刻などの外的要因に応じて複数の異なる
嗜好値テーブルを具備し、コンテンツを再生した時点で
の外的要因(月日や時刻)に応じて前記嗜好値テーブル
(嗜好テーブル)を切り替えることにより、季節等の再
生した時点に適した視聴者嗜好値を生成できるようにし
たものである。
えた場合、もし、季節を無視した音楽嗜好・利用生成エ
ンジンであるならば、12月末ごろに「カーオーディ
オ」で、クリスマスソングばかり聴いていると、大変偏
った嗜好値が生成される。夏場にこの嗜好値を用いた再
生を行った時にクリスマスソングが多く流れることのな
いよう、嗜好を数値化する際に、再生日等の外的原因に
よって嗜好値テーブル(数値化テーブル)を変更するよ
うにしている。
求項1乃至3のいずれかの発明において、コンテンツ再
生をする演算部(CPU)、処理コード格納部(RO
M)と、少なくとも再生コンテンツを記憶する再生用記
憶部(RAM)とを具備し、前記コンテンツ再生をする
演算部に対してのコマンド(コンテンツ再生、コンテン
ツ再生中断)を、コンテンツ嗜好値算出手段の演算部
(メインCPU)より制御する回路と、前記コンテンツ
再生をする演算部での再生処理が完了した時点で、“再
生完了”を、前記コンテンツ嗜好値算出手段の演算部に
送出する回路と、を具備し、これによって、コンテンツ
再生(受信)とコンテンツ嗜好値の算出は異なったCP
Uで処理を行い、メインCPUの無駄が少なく効率よい
処理を行えるようにしている。
測するコンテンツ嗜好値算出手段は、大きく分けて2種
想定できる。1つは、コンテンツ付加情報より推測(テ
ーブル処理)し、予測値を求める方法で、もう1つは、
コンテンツそのものを解析する方法である。請求項4の
発明では、主に後者の場合を想定しており、例えば、音
楽コンテンツの場合、“曲の長さ”を数値化するのは、
比較的容易に機器内で処理できるであろう。しかしなが
ら、“曲のテンポ”となると、特開平5−100660
号公報に記載された自動採譜装置などの採譜技術を利用
する必要性がある。すなわち、コンテンツを解析するた
めにCPUを長い間、専用にする必要が発生する。その
上、特にコンテンツ放送受信装置の場合、再生はリアル
タイムに実施する必要がある。それに対して、上述のコ
ンテンツ解析処理は、コンテンツ再生が終わるまでに実
施すればよい。すなわち、個々に演算装置(CPU)を
持つことにより、メイン側のCPUの無駄が少なく、非
常に大きな利点となる。
求項1乃至4のいずれかの発明において、再生の中断も
しくは再生対象コンテンツの切替手段を具備し、途中の
中断処理なしにコンテンツ再生が完了した場合にのみ、
前記視聴者嗜好値を算術、記憶するようにし、これによ
って、より確かな嗜好値を生成することができるように
したものである。
ンテンツ再生/コンテンツ受信装置は、視聴者嗜好値
を、コンテンツ再生(受信)の度ごとに新たな値に更新
しなければならない。しかしながら、このコンテンツ更
新時期は、再生コンテンツの種類によって異なる。音楽
コンテンツを、特に放送受信装置で視聴する場合、途中
まで聴いた曲は、視聴者の嗜好に依らない曲として嗜好
値をアップすべきでない。逆に、映画などの場合は、観
た時間分だけ嗜好値アップすべきである。請求項5の発
明は、音楽コンテンツを視聴する場合に、嗜好値を更新
するタイミングを決めたもので、中断することなく視聴
された場合にのみ視聴者嗜好値を更新するようにしてい
る。なお、観た時間分だけ嗜好値をアップ(更新)する
算術方法は、視聴率算術などで従来より開示・利用され
ている。
求項1乃至5のいずれかの発明において、出力対象のデ
ジタル情報もしくはその付加情報を、“陽気さ”、“楽
しさ”等の感性/性格など表す抽象的項目や情報サイズ
等の情報物理的数値項目のそれぞれの値から成る情報値
(一般に、項目は多次元化する方がよく、“情報ベクト
ル値”の方が好ましい)へ展開する処理を、デジタル情
報を出力する(静止画表示、動画表示、テキスト表示、
音声再生、動画再生等)際に行うようにしたものであ
る。
成することによる情報のあいまい処理としては、従来、
特開平8−16611号公報に記載の自然言語に基づく
データ検索装置のように、検索方法にしか利用されてい
なかったが、デジタル情報を出力する装置において、出
力時点で、出力する情報を感性ベクトル化することで、
再生者(利用者)の好み/嗜好を導き出せるようにして
いる。
る音楽嗜好生成機能付きカーオーディオの概観図、図2
は、図1におけるカーオーディオのハードウエア構成を
示すブロック図で、カーオーディオ1には、音楽再生媒
体として、CDドライブ(CDプレイヤ)23と、デジ
タルラジオチューナ24とを備えている。すなわち、音
楽コンテンツをCDを介して再生する機能と、デジタル
ラジオ放送を介して再生する機能とを備えている。
ードとするかCDプレイヤによる再生モードとするか
は、操作ボタンのモード切替ボタン212を押下するこ
とで選択できる。カーオーディオ1には、その他の操作
ボタンとして、ラジオのチャンネル選局を行なうラジオ
選局ボタンと、CDプレイヤの再生や停止を行なうプレ
イヤ操作ボタンと、嗜好ユーザ指定処理するユーザ指定
ボタンとを兼ね備えるチャンネルボタン211と、電源
ON/OFFボタン210と、嗜好値記録開始ボタン2
13とを備えている。嗜好値記録開始ボタン(嗜好ボタ
ン)213は、2回押下することで嗜好処理する/しな
いの選択切替を可能としている。嗜好ボタン213を1
回押下後、チャンネルボタン211(CH1乃至CH4
として図示してあるボタン1乃至4)を押下することで
嗜好値を求めるユーザを指定することが可能となってお
り、本実施例では、4ユーザ分の処理を可能としてい
る。
生モードの時にはCDプレイヤの操作ボタンとして使用
可能で、ラジオ受信モードの時にはチャンネル指定が可
能なボタンである。カーオーディオ1には、算術された
嗜好データを持ち運び可能な記憶媒体に記憶できる嗜好
データ記憶用ドライブ22(一例としてMDドライブを
図示)、現在のモードや選択チャンネルや嗜好処理を実
施するか否かなどの状況の再生状態/モード確認用の表
示装置201、現在の日付時刻を表示する表示装置20
2を備えている。
ハードウエア構成であるが、カーオーディオ1の内部に
は、さらに、装置間の演算制御を司る中央処理装置(メ
インCPU)10、受信・読み込みした音楽コンテンツ
のデジタルデータを格納する主記憶装置(ワーク/バッ
ファ)12、各制御プログラムが記憶されている処理コ
ード記憶装置(ROM)11を備え、これらの構成要素
によって、電源ON処理、各種ボタン処理、再生処理、
嗜好処理が行われる。音声再生装置25は、D/A変換
処理等の実際の音声再生処理制御を実施する部分(チッ
プ)で、演算部(CPU)、音声再生処理コード記憶装
置(ROM)252、再生のための音楽コンテンツ格納
記憶装置(RAM)251から構成され、メイン側の処
理コード記憶装置11内の再生処理部112と音声再生
処理コード記憶装置252内のI/O処理部とが論理的
に接続されており、互いの処理部でコマンド・データ等
をINPUT/OUTPUTすることで、再生の開始、
再生の中断、再生完了の通知、再生コンテンツデータの
転送などの制御が行われる。なお、再生処理部112も
I/O処理部も共に実体はプログラムコードであり、物
理的には、互いのCPUが各バス/コントローラ、すな
わち、電子回路で接続されている。
種処理を以下にフロー図を用いて説明する。 (起動初期化制御)図3は、図2における電源ON処理
部110の処理を説明するためのフロー図で、電源ON
処理部110の実体は、処理コード記憶装置11に格納
されているプログラムコードである。実際には、例え
ば、主記憶装置12のCPUアドレス空間へのマッピン
グ処理等の各ハードウエアの初期化等も行われることと
なるが、本発明と直接関係しないので詳細は割愛する。
電源ON処理部110においては、起動時に初期化処理
が必要な主記憶装置12内の各変数、ワークエリアを初
期化する(S0)。つまり、電源OFFの状態から電源
ONボタンが押下された時には、表3に示す各変数の
内、再生中か否かの判断用変数(Playf)、CD再生モ
ードか、或いはラジオ放送受信モードかを示す変数(Pl
ayfMD)、CD再生中のコンテンツ番号(記録されて
いる順番)を示す変数(PlayNo)、ラジオ放送受信中の
コンテンツ番号を示す変数(ChNo)、CD内に付加的に
記憶されている格納された音楽コンテンツのヘッダ情報
の読み込み状態を示す変数(HeadRf)、嗜好処理実施中
か否かを示す変数(Sikouf)、嗜好登録番号を示す変数
(SikouNo)を初期設定する。
各種ボタン処理部111の処理を説明するためのフロー
図で、各種ボタン処理部111は電源ON処理部110
により起動(移行)する(R0)。各種ボタン処理部1
11においては、まず、各種ボタン211,212,2
13が押下されたどうかをチェックし(S1)、ボタン
押下がなければ、さらに、現在再生中か否か(変数Play
f)をチェックする(S2)。なお、再生中か否かの判
断用変数(Playf)は、電源ON処理部110にて、再
生でない状態(Playf=0)にセット(初期化処理)され
ているので、電源ON直後でのステップS2の結果はN
Oとなる。ステップS2において再生状態でないと判断
した時は、再度各種ボタン211,212,213の押
下チェック処理(S1)に移行する。なお、電源ON/
OFFボタン210は、電源供給回路に直結しているも
のとして説明を割愛している。
2,213のいずれかのボタンが押下されたと判断した
時、まず、モード切替ボタン212の押下かをチェック
し(S10)、NOなら、次に、嗜好ボタン213の押
下かをチェックする(S11)。どちらのボタンでもな
ければ、4個のチャンネルボタン211のいずれかとし
て以後のステップへ移行する(R3)。なお、モード切
替ボタン212、もしくは、嗜好ボタン213の押下で
あった場合については後述する。
11の押下時の処理を説明するためのフロー図で、チャ
ンネルボタン211の押下であった場合には、最初に、
CD再生モードか、或いはラジオ放送受信モードかを変
数PlayfMD(本実施例では、変数PlayfMDは電源ON
処理部110内でCD再生モードとして初期化)にてチ
ェックし(S12)、さらに、CD再生モードの場合に
は、再生ボタン(チャンネルボタン211のCH1とし
て図示)かどうかをチェック(S13)し、もし、再生
ボタン以外であれば、ステップS1、すなわち、再度各
種ボタンチェックに移行する(R0)。なお、実際に
は、再生ボタン以外にも、停止ボタン、スキップボタン
等がCDプレイヤとしては必要ではあるが、本発明に直
接関係しないので説明を割愛している。
にCD内に付加的に記憶されている格納された音楽コン
テンツのヘッダ情報(付加情報)の読み込み処理が実施
される(S14,S15)。ここで、ステップS14で
のチェックは、既にヘッダ情報が読み込まれている場合
の2重処理を防止するもので、その状態を示す変数(He
adRf)も当然、電源ON処理部110で未処理(HeadRf
=0)として初期化されており、ステップS15の読み込
みが完了した時点で、変数HeadRfを1にセットすること
になる。また、当然、CDそのものが交換された場合な
どにおいても変数HeadRfを初期化する必要がある。さら
に、CD再生中のコンテンツ番号を示す変数(PlayNo)
を初期化し、ステップS4へ移行する(R4)。
であると判断した時は、CD再生モード時と同様に、放
送される音楽コンテンツのヘッダ情報の読み込み処理を
実施し(S17,S18)、ボタン番号のチャンネルに
選局(図1で図示したチャンネルボタン211のCH1
乃至CH4のいずれか)後(S19)、ステップS6へ
移行する(R5)。
る。図6は、音楽CDの情報記憶領域を示す図で、本実
施例の前提として、音楽CDはコンテンツヘッダ領域
(ヘッダ記憶領域)とコンテンツ領域(コンテンツ記憶
領域)とにセパレートしているものとする。なお、ヘッ
ダ記憶領域が、CDの内周側であろうが外周側であろう
が関係なく、要するに、ある取り決めされた形態で付加
情報が記憶されている音楽CDであればよい。
ダのフォーマットの一例を示す図で、音楽CDの場合に
は、提供されるヘッダの中身は、コンテンツ格納位置と
コンテンツタイトル名や分類名等の各付加情報が、コン
テンツ記憶順にヘッダ部分に記憶されている。なお、コ
ンテンツ格納位置の情報により、付加情報とコンテンツ
とを対応付ける。また、図7においては、変数型をポイ
ンタ型としているが、実際はトラックナンバー等、CD
の物理位置が分かる形式で記憶されている。
とするために、ラジオ放送の各局とも音楽以外の情報は
放送されない音楽コンテンツ専用のEPG(電子番組
表、或いはコンテンツヘッダ)用放送チャンネルが存在
し、そのEPGチャンネルでは、一日の放送内容を逐次
放送し、あらかじめ編成された番組表に従って、ある一
定時間(再生時間分と同じと仮定する)は、一曲ごとに
コンテンツをデジタル放送し続ける、といった放送シス
テムに限定するものとする。すなわち、何らかの形態
で、1曲1曲ごとに放送される時刻とその曲の付加情報
が受信できる環境になっていればよい。
ッダのフォーマットの一例を示す図で、ラジオ放送の場
合には、提供されるヘッダの中身は、放送時間、放送チ
ャンネルと付加情報がEPG(電子番組表)として、E
PG専用チャンネルで逐次放送される。なお、音楽専用
のラジオ放送のコンテンツごとのEPGが、1日分の時
間とチャンネルごとにテーブル化された構造で放送され
るものとする。
つまり何もボタン操作がなかった状況下で既に再生もし
くは受信モードである時には、CD再生モードか否かを
チェックし(S3)、コンテンツそのものを主記憶装置
内のコンテンツ読み取り用ワーク(CONTENT_D)へ読み
込み/受信するなどのそれぞれの再生前処理(S4,S
5,S6,S7)を行い、再生処理部112を呼び出
し、再生処理部112での途中中断の有無を示すリター
ン値が0(途中中断なし)の場合には、ボタンチェック
のステップS1へと移行する。なお、本実施例では、ボ
タン押下以外の途中中断は発生しないので、その押下状
態を保持したまま、直接、各ボタン処理ステップS10
以降へ移行している。なお、再生前処理(S4,S5,
S6,S7)へは、再生ボタン押下時やチャンネル変更
発生時にもそれぞれの前処理を行った後(S16,S1
9)にも移行し得る。
12の押下時の処理を説明するためのフロー図で、モー
ド切替ボタン212が押下された場合には、現在のモー
ドを示す変数(PlayfMD)の値の設定内容を切替え
(S20)、モードが切替わることで影響を受ける各変
数を初期化し(S21)、処理を終了しステップS1へ
移行する(R0)。
の押下時の処理を説明するためのフロー図で、嗜好ボタ
ン213の押下された場合には、嗜好ボタン213の2
回押しか、それとも、嗜好ボタン213の後のチャンネ
ルボタン211であるかをチェックし(S30,S3
1)、前者の場合なら、嗜好処理実施中か否かを示す変
数(Sikouf)を切替(S34)、処理を終了し、ステッ
プS1へ移行する(R0)。後者の場合なら、押下チャ
ンネルボタンのボタンNoを、嗜好登録番号を示す変数
(SikouNo)に設定し(S32)、さらに、嗜好値記憶
用ドライブ22より対応する現行の嗜好値を読み込み
(S33)、処理を終了し、ステップS1へ移行する
(R0)。なお、本実施例では、説明を簡易とするた
め、嗜好値は、抽象的項目である“陽気さ”のみとし
て、単純に平均値が計算できるように、嗜好値そのもの
の値を示す変数(SikouValue)と嗜好処理回数を示す変
数(SikouCnt)を用いて処理しているが、実際は、多次
元ベクトル値(嗜好ベクトル値)となる。
あるが、本発明に大きくは関係せず、要するに、とある
ボタン等のユーザ操作に応じて、嗜好生成処理を実施す
るかしないか、嗜好登録番号を決定するかなどの以下の
再生処理部に引き渡す準備処理制御がなされるだけであ
る。
のフロー図で、音声再生装置25でコンテンツ読み取り
用ワーク(CONTENT_D)内のコンテンツデータが再生で
きるように初期設定、例えば、CONTENT_D内のデータを
音声再生装置内の再生用メモリ(RAM)251へ転送
するなどし(S41)、PLAYコマンド(PLAYID)を
出力する(S42)ことで、音声再生装置25に音声再
生処理を実施させ、再生完了通知(再生完了ID)がINP
UT(S45)されるまで、CONTENT_Dの嗜好値をコン
テンツヘッダ読み取り用ワーク(CONTENT_H)の情報を
解析することで算術し、嗜好値を現在の嗜好値に合算処
理し、結果を一旦バッファへ格納し(S44)、中断ボ
タンが押下されないかを監視制御する(S46)。再生
完了通知が音声再生装置25よりINPUTされた後、
合算された嗜好値を現在の嗜好登録番号SikouNoとして
嗜好記憶用ドライブ22に記憶の処理ために出力し(S
47,S48)、処理を終了(0リターン)する。な
お、再生完了通知がINPUTされるまでに、中断ボタ
ンが押下された場合(実際には、中断ボタンそのものは
存在せず、何かボタンが押下された場合)には、音声再
生装置25にSTOP(中断)コマンド(STOPID)をO
UTPUT(S49)後、処理を終了(1リターン)す
る。
ロー図、図13は、嗜好値生成の概念を説明するための
ブロック図、図14は、嗜好値生成のための嗜好テーブ
ルの一例を示す図で、嗜好値生成の一例としては、ま
ず、図2におけるクロック203よりの現行(再生時)
の日付・時刻と、季節→嗜好対応テーブル(Data-Sikou
Table)31を利用して、季節処理部32において、利
用する嗜好テーブルNoを求める(S51,S52)。
次に、嗜好値数値化処理部33において、再生コンテン
ツの付加情報(CONTENT_H)を求められた嗜好テーブル
Noと各嗜好テーブル(嗜好数値化テーブル)34に基
づいて数値化し嗜好値を求め、その嗜好値と前回までの
現行嗜好値(ここでは平均値)35から新たな現行嗜好
値35を求める。本実施例では、付加情報として図7、
図8に示す分類名(Bunrui)のみ利用し、再生コンテン
ツの分類項目(分類名)に対応する嗜好値を、求められ
た嗜好テーブル(Table 0或いはTable 1)よりローカル
変数(value)に取得する(S53)。その後、ローカ
ル変数(value)と、前回までの現行嗜好値(SikouValu
e)35及び嗜好処理数(SikouCnt)から平均値を求め
る方法で、CONTENT_D内のコンテンツを再生した結果と
しての新たな現行嗜好値(SikouValue)35を求め、新
たな現行嗜好値(SikouValue)及び嗜好処理数(SikouC
nt)を更新設定する(S54,S55)。なお、実際は
仮に算術するので変数ValueBack,CntBackへ格納するこ
とになる。
では、陽気な季節とし、陽気な季節用に陽気さ嗜好テー
ブルTable 0がリンクされており、また、9月〜2月ま
では、センチな季節とし、センチな季節用に陽気さ嗜好
テーブルTable 1がリンクされている。さらに、陽気さ
嗜好テーブルには各コンテンツ分類名とそれに対応した
陽気さ値が設定されており、陽気な季節の陽気さ嗜好テ
ーブルの各値は、センチな季節の陽気さ嗜好テーブルの
各値より、1ポイントだけ低い値が設定されている。こ
れは、“センチな季節でも陽気なジャンルの音楽を聴く
人は、かなり陽気な人である”という意味を与えてい
る。
ータのフォーマット(例では、MDの記録フォーマッ
ト)を簡単に説明する。図15は、嗜好データフォーマ
ットの一例を示す図で、ユーザ数(MAXUSER)分(本実
施例では、図1に図示したCH1乃至CH4のボタン数
4と等しくなる)だけ、嗜好ユーザ名、現在の嗜好値、
嗜好処理したコンテンツ数、嗜好データ更新日時等のフ
ィールドが存在している。すなわち、主記憶装置内の変
数SikouValue,SikouCntが嗜好処理する登録番号(Siko
uNo)の示す領域に格納されることを意味している。こ
れらのデータ内容が嗜好データ記憶用ドライブ22に記
録或いは通信されるが、本実施例では現在選択中の1ユ
ーザ分のみが記録或いは通信処理される。なお、ユーザ
数(MAXUSER)分の領域が確保されているのは、記録媒
体上のみで、処理上(メモリ上)は嗜好データ(SikouD
ata)の1ユーザ分のみとしている。また、ユーザ名
は、前述したとおり、わざわざユーザに入力させるより
は、あらかじめボタンに、例えば、ボタン1を“運転
者”、ボタン2を“家族”、ボタン3を“その他1”、
ボタン4を“その他2”などと刻印し、その刻印の文字
列そのものが記憶させるだけの方が好ましい。
図16は、図2における音声再生装置25のプログラム
コードを示したフロー図で、ROM11の再生処理部1
12とのINPUT/OUTPUTに関するROM25
2内のプログラムコードによって、メインCPU10よ
り音声再生装置25にコマンドが送出された時、音声再
生装置25では、そのコマンドをINPUTとし、それ
が、データ転送(コンテンツ転送)コマンドか、それと
も、再生コマンドかをチェックする(S61)。データ
転送コマンドの場合には、以後、さらに、メインCPU
から送出されるデータを順次、INPUTし、音声再生
装置25内のRAM251に記憶し(S62)、再度、
メインからのコマンド待ち状態になる。また、再生コマ
ンドの場合、メインCPUより中断コマンドが送出され
ないかを逐次チェックしながら、音声波形にD/A変換
し、そのデータをスピーカ26に出力することで音声を
再生する(S63〜S66)。すべてのデータが出力さ
れたら、メインCPUに再生が完了したことを通知し
(S67)、再度、メインからのコマンド待ち状態に移
行する。
供者側のジャンル(標準ものさし)に対するあいまい性
問題を商品側(再生側)に移行することが可能となり、
この標準ものさしを上手く作り出すことによって、再生
・放送受信装置に限定されない、再生対象のコンテンツ
に限定されない、視聴者の性格に非常に近い視聴者嗜好
値の生成が可能となる。これにより、より視聴者がその
時、その場所で視聴したいと思われるコンテンツを再生
・受信することが可能となる。
の発明に対応する効果に加えて、複数の嗜好値の記憶処
理を可能とし、個人の嗜好だけでなく、グループ、家族
の嗜好値の生成も可能となる。
及び2の発明に対応する効果に加えて、例えば、外的要
因として季節を考える場合、再生季節を考慮した嗜好生
成エンジンを使用することにより、再生した時点の季節
に適した嗜好値の生成が可能となる。
乃至3の発明に対応する効果に加えて、コンテンツ情報
の嗜好値化をコンテンツ再生に使用するCPUとは異な
ったCPUで処理が可能となり、メイン側のCPUの無
駄が少なく、効率よい処理が可能となる。
乃至4の発明に対応する効果に加えて、嗜好値を更新す
るタイミングをはかることにより、より確かな嗜好値の
生成が可能となる。
乃至5の発明に対応する効果に加えて、デジタル情報を
出力する装置において、出力時点で、出力する情報を感
性ベクトル化することで、出力時点で利用者の嗜好を知
ることが可能となる。
カーオーディオの概観図である。
成を示すブロック図である。
ためのフロー図である。
るためのフロー図である。
を説明するためのフロー図である。
ットの一例を示す図である。
マットの一例を示す図である。
を説明するためのフロー図である。
明するためのフロー図である。
る。
図である。
す図である。
る。
ドを示したフロー図である。
コード記憶装置、12…主記憶装置、22…嗜好データ
記憶用ドライブ、23…CDドライブ、24…デジタル
ラジオチューナ、25…音声再生装置、26…スピー
カ、31…季節→嗜好対応テーブル、32…季節処理
部、33…嗜好値数値化処理部、34…嗜好テーブル、
35…現行嗜好値、110…電源ON処理部、111…
各種ボタン処理部、112…再生処理部、113…嗜好
処理部、201,202…表示装置、203…クロッ
ク、210…電源ON/OFFボタン、211…チャン
ネルボタン、212…モード切替ボタン、213…嗜好
値記録開始ボタン、251…音楽コンテンツ格納記憶装
置、252…音声再生処理コード記憶装置。
Claims (6)
- 【請求項1】 コンテンツを受信、もしくは、記憶媒体
より再生する再生装置において、 再生(受信)するコンテンツそのもの、もしくは、コン
テンツの付加情報より、該コンテンツの抽象的項目や物
理的項目のそれぞれの値から成る再生コンテンツ嗜好値
を算術・推測するコンテンツ嗜好値算出手段と、 該コンテンツ嗜好値算出手段により求められた視聴者嗜
好値をコンテンツ再生の度ごとに過去に求められた視聴
者嗜好値とで平均値化する平均値化手段と、 該平均値化手段により求められた再生コンテンツの嗜好
平均値を、持ち運び可能な記憶装置へ記録する手段、も
しくは、別機器へ転送処理する手段のいずれか、もしく
は、両手段と、を具備することを特徴とするコンテンツ
再生装置。 - 【請求項2】 視聴者を識別する視聴者識別手段と、 該視聴者識別手段により識別された視聴者ごとに、視聴
者嗜好値を算出する視聴者嗜好値算出手段と、 前記視聴者識別手段により識別された視聴者ごとに、前
記視聴者嗜好値算出手段により算出された視聴者嗜好値
を、持ち運び可能な記憶装置へ記録する手段、もしく
は、別機器へ転送処理する手段、もしくは、両手段と、
を具備することを特徴とする請求項1に記載のコンテン
ツ再生装置。 - 【請求項3】 前記コンテンツ嗜好値算出手段は、外的
要因に応じて複数の異なる嗜好値テーブルを具備し、コ
ンテンツを再生した時点での外的要因に応じて前記嗜好
値テーブルを切り替えることにより、再生した時点に適
した視聴者嗜好値を生成するようにしたことを特徴とす
る請求項1又は2に記載のコンテンツ再生装置。 - 【請求項4】 コンテンツ再生をする演算部、処理コー
ド格納部(ROM)と、 少なくとも再生コンテンツを記憶する再生用記憶部(R
AM)とを具備し、 前記コンテンツ再生をする演算部に対してのコマンド
(コンテンツ再生、コンテンツ再生中断)を、前記コン
テンツ嗜好値算出手段の演算部より制御する回路と、 前記コンテンツ再生をする演算部での再生処理が完了し
た時点で、“再生完了”を、前記コンテンツ嗜好値算出
手段の演算部に送出する回路と、を具備することを特徴
とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンテンツ再
生装置。 - 【請求項5】 再生の中断もしくは再生対象コンテンツ
の切替手段を具備し、途中の中断処理なしにコンテンツ
再生が完了した場合にのみ、前記視聴者嗜好値を算術、
記憶することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
記載のコンテンツ再生装置。 - 【請求項6】 出力対象のデジタル情報もしくはその付
加情報を、感性/性格など表す抽象的項目や情報物理的
項目のそれぞれの値から成る情報値へ展開する処理を、
デジタル情報出力時に行うことを特徴とする請求項1乃
至5のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
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