JP2000269575A - レーザ電源装置 - Google Patents

レーザ電源装置

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JP2000269575A
JP2000269575A JP11073612A JP7361299A JP2000269575A JP 2000269575 A JP2000269575 A JP 2000269575A JP 11073612 A JP11073612 A JP 11073612A JP 7361299 A JP7361299 A JP 7361299A JP 2000269575 A JP2000269575 A JP 2000269575A
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JP
Japan
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current
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simmer
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excitation lamp
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JP11073612A
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English (en)
Inventor
Fumihiro Horikawa
文宏 堀川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流がオーバシュートしてシマー電流の流れ
が遮断されることがなく、低いシマー電流を設定する。 【解決手段】 電流指令部10から設定されたシマー電
流値が入力されると、励起ランプ5の点灯前の電流検出
値11の値は0であるが、この場合上下限リミット制御
部16の入力は、PI制御部12の積分効果により一定
時間後に上限リミット設定値に達する。上下限リミット
制御部16はその状態を判定し、積分停止部17により
積分部15の入力を停止し、電圧指令18を上限リミッ
ト設定値に抑える。シマートリガにより励起ランプ5が
点灯し、電流が流れ始めると、電流検出値11が電流指
令部10に設定シマー電流値以上になり、PI制御部1
2には負の値が入力され、やがて上下限リミット制御部
16の入力値が上限リミット設定値を下回る。上下限リ
ミット制御部16はその状態を判定し、上限リミットと
積分の停止を解除し、以後上限リミットの処理を行わな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、励起ランプのシマ
ー電流とパルス電流を制御するようにしたレーザ発振器
用電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ電源装置の一例が、特開平
10−223948号公報に開示されている。
【0003】特開平10−223948号公報に開示さ
れたレーザ電源装置について図2及び図3を用いて説明
する。特開平10−223948号公報に開示されたレ
ーザ電源装置の動作は、図2及び図3に従来の電圧指令
B及び従来の電流値Bとして示してある。
【0004】特開平10−223948号公報に開示さ
れたレーザ電源装置は、高圧電源部と低圧電源部とから
構成されており、このような構成を有する従来のレーザ
電源装置は次のように動作する。
【0005】図2に示す従来の電圧指令B、図3に示す
従来の電流値Bにおける電圧指令固定制御区間の励起ラ
ンプ点灯前は、高圧電源部と低圧電源部との双方がON
されている。
【0006】次に励起ランプが点灯し、励起ランプへの
電流値が設定電流値を越えると、高圧電源部がOFFさ
れ、その後は低圧電源部のみで励起ランプが動作するよ
うになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−223948号公報に開示された従来技術には、
次のような問題点がある。
【0008】すなわち、シマー電流を低く設定できない
ということにある。その理由は、図2に示すように高圧
電源部をOFFするときの電圧変化が急峻なため、オー
バシュートが起こり(図3に示す従来の電流値Bのオー
プン制御区間)、シマー電流を低く設定すると、シマー
電流の流れが遮断されてしまうためである。
【0009】本発明の目的は、電流がオーバシュートし
てシマー電流の流れが遮断されることがなく、低いシマ
ー電流を設定することを可能にしたレーザ電源装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るレーザ電源装置は、励起ランプのシマ
ー電流とパルス電流の両方を一組の回路で制御する機能
を有するレーザ電源装置において、励起ランプ点灯前の
オープンループ状態における励起ランプへの出力を上下
限リミット制御でリミットすることにより、装置起動時
のランプ点灯前後の制御切替を行い、シマー電流を低く
設定するようにしたものである。
【0011】また本発明に係るレーザ電源装置は、励起
ランプのシマー電流とパルス電流の両方を一組の回路で
制御する機能を有するレーザ電源装置において、設定さ
れたシマー電流に基づいて励起ランプの点灯前の電流値
を、積分効果により上限リミット設定値まで漸増させ、
前記電流値が上下限リミット設定値に達した時点で励起
ランプへの電流値を上限リミット設定値に抑え、シマー
トリガにより励起ランプが点灯して電流が流れ始めた場
合に上限リミットの処理を行わないようにしたものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施形態に係るレーザ
電源装置を示す構成図である。
【0014】図1において本発明の一実施形態に係るレ
ーザ電源装置は、コンバータ部2と、インバータ部3
と、励起ランプ5と、電流センサ4と、シマートリガ発
生回路8と、A/D変換部7と、インバータ電流制御部
9と、PWM発生回路6とを有している。
【0015】コンバータ部2は、3相交流電源1の交流
電圧を整流して直流電圧に変換するようになっている。
【0016】インバータ部3は、コンバータ部で変換さ
れた直流電圧をPWM(パルス幅変調)制御によって変
調して出力電圧を制御するようになっている。
【0017】励起ランプ5は、インバータ部3から出力
される出力電圧によりパルス発光するようになってい
る。
【0018】電流センサ4は、励起ランプ5に通電され
る電流値を検出するようになっている。
【0019】シマートリガ発生回路8は、励起ランプ点
灯時に高電圧パルスを励起ランプ5に出力するようにな
っている。
【0020】A/D変換部7は、電流センサ4の検出し
た電流値をA/D変換し、ディジタルの電流検出値11
をインバータ電流制御部9に出力するようになってい
る。
【0021】PWM発生回路6は、インバータ電流制御
部9から出力される電圧指令18を入力として、インバ
ータ部3を駆動するためのPWM(パルス幅変調)指令
を出力するようになっている。
【0022】インバータ電流制御部9は、A/D変換部
7から出力される電流検出値11を入力として、電圧指
令18を出力するようになっており、電流指令部10
と、PI制御部12と、上下限リミット制御部16と、
積分停止部17とを含んでいる。またPI制御部12
は、比例ゲイン13と、積分ゲイン14と、積分部15
とを含んでいる。
【0023】電流指令部10は、励起ランプ5に流す電
流値を指令するようになっており、通常は励起ランプ5
の点灯状態を保持するために設定されたシマー電流値、
レーザ発振時はレーザ発振に応じた電流値を指令するよ
うになっている。
【0024】PI制御部12は、電流指令部10から出
力された電流値と電流センサが検出した電流検出値11
との差分を入力とし、比例・積分制御を行うようになっ
ている。
【0025】上下限リミット制御部16は、レーザ電源
装置起動時の励起ランプ5が点灯する前後のみ上限リミ
ット動作を行い、PI制御部12からの出力値が上限リ
ミット設定値より大きい場合、上限リミット中であるこ
とを判定して、電圧指令18として上限リミット設定値
を出力するようになっている。一方、下限リミット設定
値より小さい場合、電圧指令18として下限リミット設
定値を出力するようになっている。また、上下限リミッ
ト範囲内の場合、PI制御部12からの出力値をそのま
ま電圧指令18として出力するようになっている。
【0026】積分停止部17は、上下限リミット制御部
16が上限リミット中であることを判定しているとき、
PI制御部12の積分処理を停止するようになってい
る。
【0027】次に、本発明の一実施形態についての動作
を図2及び図3に基づいて詳細に説明する。図2及び図
3には、本発明の実施形態に係る電圧指令及び電流値
は、適用後電圧指令A及び電流値Aと記載して、従来の
電圧指令B及び従来の電流値Bと比較して示してある。
【0028】まず、レーザ電源装置起動時の励起ランプ
5点灯前の場合、励起ランプ5には、設定された電流値
以下のシマー電流が通電され、励起ランプ5の内部は放
電状態となっているが、レーザ光は出力されていない。
【0029】この場合、図3に示す適用後電流値Aの励
起ランプ点灯前の期間に示すように、励起ランプ5に
は、シマー電流設定値以上の電流が通電されないため、
電流検出値11としては0であり、PI制御部12に
は、電流指令部10からのシマー電流設定値が入力され
続ける。
【0030】PI制御部12の積分部13は、設定シマ
ー電流値を積分処理するため、その電流値は単調増加
し、PI制御部12からの電流は、その電流値が単調増
加して上下限リミット制御部に出力する。
【0031】次に図2に示す適用後電圧指令Aのリミッ
ト制御区間において、上下限リミット制御部16への入
力が上限リミット設定値以上になった場合、上下限リミ
ット制御部16は、上限リミット中であるとして判定し
て、電圧指令18を上限リミット設定値に切替える。
【0032】一方、積分停止部17は、上下限リミット
制御部16が上限リミット中であることを判定した場合
に積分部15への入力を停止する。
【0033】次に図3に示す適用後電流値Aのリミット
制御区間の励起ランプ点灯後の期間においては、シマー
トリガ発生回路8からシマートリガが出力され励起ラン
プ5が点灯することとなり、インバータ部3でPWM
(パルス幅変調)制御されて、励起ランプ5に電流が漸
増して流れ、電流センサ4が検出する電流検出値11
は、上限リミット設定値に応じた電流値に達する。
【0034】ここで、上限リミット設定値には、この時
流れる電流がシマー電流設定値以上になるように設定し
ておき、PI制御部12の入力には負の値が入力され出
力は減少する(図2の上下限リミット制御部16への入
力)。
【0035】次に図2に示すリミット範囲内になった時
点で上限リミットを解除する期間においては、PI制御
部12の出力が上限リミット設定値以下になった時、上
下限リミット制御部16の上限リミットと積分停止部1
7の動作を解除し、積分部15への入力を開始する。
【0036】以後、図2に示す適用後電圧指令Aの上限
リミット解除後の期間においては、上下限リミット制御
部16への入力がそのまま電圧指令18となる。
【0037】以上のように本発明の実施形態によれば、
電流指令部10から設定されたシマー電流値が入力され
ると、励起ランプ5の点灯前の電流検出値11の値は0
であるが、この場合上下限リミット制御部16の入力
は、PI制御部12の積分効果により一定時間後に上限
リミット設定値に達する。
【0038】上下限リミット制御部16はその状態を判
定し、積分停止部17により積分部15の入力を停止
し、電圧指令18を上限リミット設定値に抑える。ここ
で、上限リミット設定値は予めシマー電流設定値以上の
電流が流れる電圧指令値に設定する。
【0039】シマートリガにより励起ランプ5が点灯
し、電流が流れ始めると、電流検出値11が電流指令部
10に設定シマー電流値以上になり、PI制御部12に
は負の値が入力され、やがて上下限リミット制御部16
の入力値が上限リミット設定値を下回る。上下限リミッ
ト制御部16はその状態を判定し、上限リミットと積分
の停止を解除し、以後上限リミットの処理を行わない。
【0040】このようにして、励起ランプ点灯前のオー
プンループ状態を上下限リミット制御で出力をリミット
することにより、励起ランプ点灯前後で制御をオープン
ループ制御からクローズドループ制御に切り替えること
なく、インバータ電流制御部の上限リミット制御によ
り、クローズドループ制御を生かしたまま電圧指令を制
御帯域内で切り替えることができるため、励起ランプ点
灯時の制御切替を連続的に高速に行うことができ、電流
がオーバシュートしてシマー電流が切れることもなく、
低いシマー電流を設定することができる。
【0041】また図1における上下限リミット制御部1
6と積分停止部17を備えていない構成の従来装置が存
在するが、このような構成を有する従来のレーザ電源装
置では、点灯前の電流検出値11の値が0のとき電圧指
令14が最大値まで達してしまい、過大な電流が流れて
しまうため、点灯時にレーザが発振してしまうという問
題があるが、本発明の実施形態によれば、この問題は生
じることがない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、励
起ランプ点灯前のオープンループ状態では、電圧指令値
をリミットし、点灯後の安定状態に達すると電圧指令値
が自動的にリミット内に戻り、電圧指令値を連続的に制
御するため、励起ランプ点灯前後の不連続な状態を連続
的に制御することができる。
【0043】さらに、シマー電流が切れるのを防ぐため
の切替時間の余裕が不要であるため、励起ランプ点灯後
の電圧指令の切替を早く行うことができ、また電流がオ
ーバシュートしてシマー電流が切れることもなく、低い
シマー電流を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るレーザ電源装置を示
す構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るレーザ電源装置の動
作を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るレーザ電源装置の動
作を示す図である。
【符号の説明】
1 3相交流電源 2 コンバータ部 3 インバータ部 4 電流センサ 5 励起ランプ 6 PWM発生回路 7 A/D変換部 8 シマートリガ発生回路 9 インバータ電流制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励起ランプのシマー電流とパルス電流の
    両方を一組の回路で制御する機能を有するレーザ電源装
    置において、 励起ランプ点灯前のオープンループ状態における励起ラ
    ンプへの出力を上下限リミット制御でリミットすること
    により、装置起動時のランプ点灯前後の制御切替を行
    い、シマー電流を低く設定するようにしたことを特徴と
    するレーザ電源装置。
  2. 【請求項2】 励起ランプのシマー電流とパルス電流の
    両方を一組の回路で制御する機能を有するレーザ電源装
    置において、 設定されたシマー電流に基づいて励起ランプの点灯前の
    電流値を、積分効果により上限リミット設定値まで漸増
    させ、 前記電流値が上下限リミット設定値に達した時点で励起
    ランプへの電流値を上限リミット設定値に抑え、 シマートリガにより励起ランプが点灯して電流が流れ始
    めた場合に上限リミットの処理を行わないようにしたこ
    とを特徴とするレーザ電源装置。
JP11073612A 1999-03-18 1999-03-18 レーザ電源装置 Pending JP2000269575A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10008854B2 (en) 2015-02-19 2018-06-26 Enphase Energy, Inc. Method and apparatus for time-domain droop control with integrated phasor current control

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10008854B2 (en) 2015-02-19 2018-06-26 Enphase Energy, Inc. Method and apparatus for time-domain droop control with integrated phasor current control
US10951037B2 (en) 2015-02-19 2021-03-16 Enphase Energy, Inc. Method and apparatus for time-domain droop control with integrated phasor current control
US11355936B2 (en) 2015-02-19 2022-06-07 Enphase Energy, Inc. Method and apparatus for time-domain droop control with integrated phasor current control

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