JP3571098B2 - 放電ランプ点灯装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、放電ランプにおける寿命末期などで点灯不良状態が長く続いたときに安全に回路動作を停止する共振型の放電ランプ点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の点灯装置として、例えば特開平6−111973号公報に開示され、放電ランプの寿命末期などで不良点灯状態が長く続いたとき、共振回路の出力電圧を検出して、不良点灯状態でも異常発振を起こさないようにインバータ回路のスイッチ素子を制御するようにしたものが知られている。
【0003】
上記従来の点灯装置の構成について、図3を用いて説明する。直流電源発生部11からなる直流電源1と、直流電源1に並列に接続された第1のトランジスタ21および第2のトランジスタ22からなるインバータ回路2と、インバータ回路2を駆動する駆動回路7と、インバータ回路2の出力端に接続されコンデンサ31およびインダクタンス素子33からなる共振回路3と、共振回路3の出力端に接続された放電ランプ5と、共振回路3の出力を検出する共振電圧検出回路8と、共振電圧検出回路8の出力に基づいて不良点灯を制御する制御回路9とから構成されている。なお、コンデンサ4は、放電ランプ5の始動電圧の発生と点灯回路の安定のために共振回路3の出力端に、放電ランプ5と並列に接続されている。
【0004】
次に、この従来例の動作を説明する。インバータ回路2に直流電圧が印加されると、駆動回路7からトランジスタ21,22に対し駆動信号が出力され、これにより、トランジスタ21,22はオン・オフの繰り返し動作をする。コンデンサ31およびインダクタンス素子33からなる共振回路3には交流電圧が印加され、コンデンサ31またはインダクタンス素子33により制限される電圧,電流が共振回路3の出力端に接続された放電ランプ5に供給され、放電ランプ5は点灯される。
【0005】
ところで、放電ランプ5が寿命末期などで不良点灯となった場合でも、駆動回路7は放電を維持しようとして動作し、共振回路3の出力端には通常の点灯に比べて高い電圧,電流が出力される。このような場合には、共振回路3の出力電圧または電流を検出回路8が検出し、制御回路9により駆動回路7を制御してインバータ回路2を正常に動作させるようにするか、または停止させるため、回路部品の異常発熱や異常発振動作を未然に防ぐことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の放電ランプ点灯装置では、構造が複雑で大型、さらに高価になってしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、簡単な構成で、安全に放電ランプを始動、点灯維持させることができ、さらに放電ランプの寿命末期などの不良点灯状態が長く続いた場合でも、安全に回路動作を停止させることができる放電ランプ点灯装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の放電ランプ点灯装置は、ューズ素子を有する直流電源と、前記直流電源に並列に接続され、イッチ素子を有するとともに前記スイッチ素子をオン・オフ駆動する駆動回路を設けたインバータ回路と、前記インバータ回路の出力端に接続されたコンデンサおよびインダクタンス素子からなる共振回路と、前記共振回路の出力端に接続された放電ランプと、前記放電ランプに並列に接続されたコンデンサとを備えた放電ランプ点灯装置において、前記放電ランプの始動時及び異常点灯時に前記共振回路の共振電流が飽和電流波形となるように前記インダクタンス素子の飽和電流を設定し、前記スイッチ素子は、前記共振回路から飽和電流波形の共振電流が少なくとも前記放電ランプが始動して定常点灯に移行するまでの時間を越えて継続して出力された場合に、発熱して短絡状態で破壊される特性を有するものとし、前記放電ランプの不良点灯状態が長く続いた場合に、前記スイッチ素子を短絡させて前記ヒューズ素子を溶断させる構成を有するものである。
【0009】
【作用】
上記構成によれば、放電ランプの寿命末期などの不良点灯状態が長く続いた場合に、スイッチ素子に大きな電流が流れて短絡状態で破壊され、その結果、更に大きな電流が流れてヒューズ素子が溶断することにより、回路動作が安全に停止される。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施例の放電ランプ点灯装置を示したもので、少なくとも1つのヒューズ素子12と直流電圧発生部11からなる直流電源1と、直流電源1に並列に接続されたトランジスタ21とトランジスタ22からなるインバータ回路2と、インバータ回路2の出力端に接続されたコンデンサ31およびインダクタンス素子32からなる共振回路3と、共振回路3の出力端に接続された放電ランプ5と、放電ランプ5に並列に接続されたコンデンサ4と、トランス61からなりインバータ回路2のトランジスタ21,22をオン・オフ駆動する駆動回路6とから構成される放電ランプ点灯装置において、前記インダクタンス素子32の飽和電流を通常点灯での電流のピーク値の2倍以上3倍以下としている。
【0012】
次に、本実施例の動作を説明する。正常始動時および正常点灯時は従来例と同様である。即ち、インバータ回路2に直流電圧が印加されると、駆動回路6のトランス61からインバータ回路2のトランジスタ21,22に対し駆動信号が送られ、これにより、トランジスタ21,22はオン・オフの繰り返し動作をする。インバータ回路2の出力端に接続されたコンデンサ31およびインダクタンス素子32からなる共振回路3には交流電圧が印加され、コンデンサ31またはインダクタンス素子32により制限される電圧,電流が共振回路3の出力端に接続された放電ランプ5に供給され、放電ランプ5は点灯される。コンデンサ4は、放電ランプ5の始動電圧の発生と点灯回路の安定のために共振回路3の出力端に、放電ランプ5と並列に接続されている。
【0013】
次に、本実施例において、放電ランプ5の寿命末期などで不良点灯状態が長く続いた場合の動作について説明する。放電ランプ5が寿命末期などで不良点灯状態となった場合でも、放電を維持しようとして駆動回路6が動作し、共振回路3の出力端には通常点灯に比べて高い電圧が印加されると共に、その状態が長時間継続する。その際、共振回路3には高電圧を得るための高電流が流れる。
【0014】
従来の放電ランプ点灯装置では、制御回路9を付加しているために共振回路3のインダクタンス素子33の飽和電流を通常点灯時の電流のピーク値の3倍以上に設計している。このため、放電ランプ5の始動時と異常点灯時の高電圧を出力している期間においても共振電流は飽和波形とならない。
【0015】
これに対し、本実施例の場合、図2に示したように、共振回路3を構成するインダクタンス素子32の飽和電流を最適化したことによって、これらの期間においては共振電流は飽和波形となり、この共振電流のピーク値を制御することができる。そこで、正常な放電ランプ5が共振回路3の出力端に接続されている場合に、始動時等でも、点灯回路が流し得る最大電流に達するより以前に放電ランプ5が定常点灯へ移行するようにインダクタンス素子32の飽和電流を設定する。ここで、低すぎる場合には飽和電流が増大しすぎ、定常点灯に移行する前にスイッチ素子を破壊するおそれがあるために、インダクタンス素子32の飽和電流を定常点灯時の電流のピーク値の2倍以上とした。また、3倍以下としたのは異常点灯時に飽和波形を得るためである。
【0016】
このようにして得られた飽和波形でスイッチング電流がトランジスタ21とトランジスタ22に流れ、この状態が長く続いた場合には、図2に示すように、トランジスタ21および22は、非常に発熱する状態となる。トランジスタは、許容を越えて発熱すると、短絡状態で破壊されるため、その結果、さらに大きな電流が流れてヒューズ素子12が溶断することにより、点灯回路を直流電源1から切り離し、安全にかつ永久に停止させることができる。
【0017】
なお、ここでは、直流電圧を直流電源発生部11から得ているために、ヒューズ素子12は直流電源発生部11とインバータ回路2に直列に接続されているが、直流電圧を交流電源から変換して用いる場合には、交流電源に直列に接続されていても同様であり、即ち、電源とインバータ回路2を遮断できる位置ならどこに接続してもよい。
【0018】
また、上記実施例では、駆動回路6としてトランス61を使用したが、通常点灯時と異常点灯時でトランジスタの駆動方法を変える必要がないので、駆動回路6は自励でも他励でもよい。さらに、2つのトランジスタを直列に接続したシリーズインバータ方式としたが、不良点灯状態が長く続いた場合に同様の動作をするものであれば、プッシュプルインバータなど他の方式でもよく、1石式インバータでもよいことは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の放電ランプ点灯装置によれば、簡単な手段で、寿命末期等の点灯不良状態が長く続いた場合に安全に回路動作を停止させることができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の放電ランプ点灯装置の回路図である。
【図2】放電ランプの状態とスイッチ素子に流れる電流との関係を示す図である。
【図3】従来例の放電ランプ点灯装置の回路図である。
【符号の説明】
1 … 直流電源、 2 … インバータ回路、 3 … 共振回路、 4,31 … コンデンサ、 5 … 放電ランプ、 6 … 駆動回路、 12 … ヒューズ素子、 21,22 … トランジスタ、 32 … インダクタンス素子。

Claims (1)

  1. ューズ素子を有する直流電源と、前記直流電源に並列に接続され、イッチ素子を有するとともに前記スイッチ素子をオン・オフ駆動する駆動回路を設けたインバータ回路と、前記インバータ回路の出力端に接続されたコンデンサおよびインダクタンス素子からなる共振回路と、前記共振回路の出力端に接続された放電ランプと、前記放電ランプに並列に接続されたコンデンサとを備えた放電ランプ点灯装置において、
    前記放電ランプの始動時及び異常点灯時に前記共振回路の共振電流が飽和電流波形となるように前記インダクタンス素子の飽和電流を設定し、前記スイッチ素子は、前記共振回路から飽和電流波形の共振電流が少なくとも前記放電ランプが始動して定常点灯に移行するまでの時間を越えて継続して出力された場合に、発熱して短絡状態で破壊される特性を有するものとし、前記放電ランプの不良点灯状態が長く続いた場合に、前記スイッチ素子を短絡させて前記ヒューズ素子を溶断させることを特徴とする放電ランプ点灯装置。
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