JP2000269081A - 表面実装用コンデンサ - Google Patents
表面実装用コンデンサInfo
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- JP2000269081A JP2000269081A JP11067385A JP6738599A JP2000269081A JP 2000269081 A JP2000269081 A JP 2000269081A JP 11067385 A JP11067385 A JP 11067385A JP 6738599 A JP6738599 A JP 6738599A JP 2000269081 A JP2000269081 A JP 2000269081A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】はんだリフロー炉を通過させても、接着剤によ
り座板に固着されたコンデンサ本体が座板から離脱しな
い表面実装用コンデンサを提供する。 【解決手段】座板12の陥没部15の周囲の非陥没部1
6a〜16dに設けられた、少なくとも陥没部側が開口
した凹部20a〜20dに注入された接着剤21によ
り、コンデンサ本体11が座板に固着されている。
り座板に固着されたコンデンサ本体が座板から離脱しな
い表面実装用コンデンサを提供する。 【解決手段】座板12の陥没部15の周囲の非陥没部1
6a〜16dに設けられた、少なくとも陥没部側が開口
した凹部20a〜20dに注入された接着剤21によ
り、コンデンサ本体11が座板に固着されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント配線板の表
面に実装される表面実装用コンデンサに関する。
面に実装される表面実装用コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図10〜図12のように、プリン
ト配線板の表面に実装されるようにチップ化されたアル
ミニウム電解コンデンサからなる表面実装用コンデンサ
1は、コンデンサ本体2と座板5とからなり、コンデン
サ本体2は、エッチングされたアルミニウム箔の表面に
電解酸化などによって酸化皮膜を形成したアルミニウム
陽極箔と、アルミニウム陰極箔とをセパレ−タを介して
巻回してなるコンデンサ素子2aに電解液を含浸し、こ
れを上方が閉塞し下方が開口している円筒状の金属ケ−
ス2b内に収納し、下方の開口部をゴム製の封口体2c
により密封し、コンデンサ素子2aから封口体2cを貫
通して下方に引き出された一対の電極端子3、4が、封
口体2cの下方に配置された四角い座板5を貫通した
後、図11および図12のように座板5の底面に沿って
互いに離れる方向に折り曲げられている。
ト配線板の表面に実装されるようにチップ化されたアル
ミニウム電解コンデンサからなる表面実装用コンデンサ
1は、コンデンサ本体2と座板5とからなり、コンデン
サ本体2は、エッチングされたアルミニウム箔の表面に
電解酸化などによって酸化皮膜を形成したアルミニウム
陽極箔と、アルミニウム陰極箔とをセパレ−タを介して
巻回してなるコンデンサ素子2aに電解液を含浸し、こ
れを上方が閉塞し下方が開口している円筒状の金属ケ−
ス2b内に収納し、下方の開口部をゴム製の封口体2c
により密封し、コンデンサ素子2aから封口体2cを貫
通して下方に引き出された一対の電極端子3、4が、封
口体2cの下方に配置された四角い座板5を貫通した
後、図11および図12のように座板5の底面に沿って
互いに離れる方向に折り曲げられている。
【0003】極性表示のため、座板5の四隅のうち、陽
極側電極端子3の両側の隅5aは切り落され、また金属
ケース2bの陰極側電極端子4側の上面には半円状に模
様2dが付されている。
極側電極端子3の両側の隅5aは切り落され、また金属
ケース2bの陰極側電極端子4側の上面には半円状に模
様2dが付されている。
【0004】このような表面実装用コンデンサ1は、は
んだリフロ−により図示省略のプリント配線板の表面に
実装される。はんだリフロ−は、プリント配線板上のは
んだ付けすべき箇所にクリ−ムはんだを塗布し、その上
に座板5を下にして表面実装用コンデンサ1を置いて2
00℃以上に加熱されたリフロ−炉中を数十秒かけて通
過させることによりプリント配線板の表面に表面実装用
コンデンサ1をはんだ付けするもので、省力化および低
コスト化のために最近広く行われている。
んだリフロ−により図示省略のプリント配線板の表面に
実装される。はんだリフロ−は、プリント配線板上のは
んだ付けすべき箇所にクリ−ムはんだを塗布し、その上
に座板5を下にして表面実装用コンデンサ1を置いて2
00℃以上に加熱されたリフロ−炉中を数十秒かけて通
過させることによりプリント配線板の表面に表面実装用
コンデンサ1をはんだ付けするもので、省力化および低
コスト化のために最近広く行われている。
【0005】しかしながら、表面実装用コンデンサ1に
は、コンデンサ本体2と座板5の間に、がたつきが発生
しやすいなどの問題があった。
は、コンデンサ本体2と座板5の間に、がたつきが発生
しやすいなどの問題があった。
【0006】そこでこのがたつきの発生を防止するため
に、図11のように、はんだリフロ−を行なう前に予め
金属ケ−ス2bを接着剤6で座板5に固着することが提
案されている。
に、図11のように、はんだリフロ−を行なう前に予め
金属ケ−ス2bを接着剤6で座板5に固着することが提
案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、座板と
して一般に使用されているPPS(ポリフェニレンスル
フィド)は接着剤による接着が難しい材料で接着強度に
問題があり、はんだリフロ−時の熱で接着剤が座板から
剥離してしまう可能性があった。
して一般に使用されているPPS(ポリフェニレンスル
フィド)は接着剤による接着が難しい材料で接着強度に
問題があり、はんだリフロ−時の熱で接着剤が座板から
剥離してしまう可能性があった。
【0008】本発明は、座板と接着剤とがはんだリフロ
ー時の熱で剥離しないように、座板とコンデンサ本体と
を確実に固着できるようにした表面実装用コンデンサを
提供することを目的とする。
ー時の熱で剥離しないように、座板とコンデンサ本体と
を確実に固着できるようにした表面実装用コンデンサを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の表面実装用コン
デンサは、コンデンサ本体の下方部分を受容するよう陥
没した陥没部を中央に有した座板と、上方が閉塞されて
いる筒状の金属ケース内に、電解液が含浸されたコンデ
ンサ素子が収納され、金属ケースの下方の開口部が封口
体により密封され、コンデンサ素子から下方に引き出さ
れた一対の電極端子が封口体を貫通して下方に延び、さ
らに上記座板を貫通し座板の底面に沿って互いに離れる
方向に折り曲げられているコンデンサ本体とを具備し、
コンデンサ本体が、座板の陥没部の周囲の非陥没部に設
けられた、少なくとも陥没部側が開口した凹部に注入さ
れた接着剤により座板に固着されている。
デンサは、コンデンサ本体の下方部分を受容するよう陥
没した陥没部を中央に有した座板と、上方が閉塞されて
いる筒状の金属ケース内に、電解液が含浸されたコンデ
ンサ素子が収納され、金属ケースの下方の開口部が封口
体により密封され、コンデンサ素子から下方に引き出さ
れた一対の電極端子が封口体を貫通して下方に延び、さ
らに上記座板を貫通し座板の底面に沿って互いに離れる
方向に折り曲げられているコンデンサ本体とを具備し、
コンデンサ本体が、座板の陥没部の周囲の非陥没部に設
けられた、少なくとも陥没部側が開口した凹部に注入さ
れた接着剤により座板に固着されている。
【0010】上記凹部は座板を平面から見て、ほぼ円形
や、半円状や、四角形状や、陥没部の半径方向の外側に
行くに従って広がっている三角形状である空間を例示す
ることができる。これらの凹部は座板の縦断面におい
て、上方または下方に行くに従って広がっているような
空間であってもよい。
や、半円状や、四角形状や、陥没部の半径方向の外側に
行くに従って広がっている三角形状である空間を例示す
ることができる。これらの凹部は座板の縦断面におい
て、上方または下方に行くに従って広がっているような
空間であってもよい。
【0011】また、凹部は、座板を平面から見ると凹ん
でいないが、座板の縦断面において、陥没部の全周或い
は周壁の1乃至複数箇所で下方に行くに従って広がって
いるような空間であってもよい。
でいないが、座板の縦断面において、陥没部の全周或い
は周壁の1乃至複数箇所で下方に行くに従って広がって
いるような空間であってもよい。
【0012】さらに座板の底面には、一対の電極端子を
結ぶ線と直交する方向に、互いに離れるように伸延する
一対の補助端子が配置されていてもよく、底面の1箇所
または複数箇所に敷板部材が配置されていてもよい。
結ぶ線と直交する方向に、互いに離れるように伸延する
一対の補助端子が配置されていてもよく、底面の1箇所
または複数箇所に敷板部材が配置されていてもよい。
【0013】また、接着剤は紫外線硬化型樹脂および/
または熱硬化型樹脂からなり、接着剤は凹部の他に、コ
ンデンサ本体の底面(封口体側)と座板の陥没部の上面
との間に配置されていてもよい。
または熱硬化型樹脂からなり、接着剤は凹部の他に、コ
ンデンサ本体の底面(封口体側)と座板の陥没部の上面
との間に配置されていてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図5のように本発明の表面
実装用コンデンサ10であるチップ化された表面実装用
コンデンサは、コンデンサ本体11と座板12とを具備
し、コンデンサ本体11は上方が閉塞された円筒状の金
属ケース11a内にコンデンサ素子(図示省略)を収納
してなる。コンデンサ素子はエッチングされたアルミニ
ウム箔の表面に電解酸化などによって酸化皮膜を形成し
たアルミニウム陽極箔と、アルミニウム陰極箔とをセパ
レ−タを介して巻回してなり、電解液が含浸せしめられ
ている。金属ケース11aの上面には極性表示の為の半
円形状の模様11bが付されている。
実装用コンデンサ10であるチップ化された表面実装用
コンデンサは、コンデンサ本体11と座板12とを具備
し、コンデンサ本体11は上方が閉塞された円筒状の金
属ケース11a内にコンデンサ素子(図示省略)を収納
してなる。コンデンサ素子はエッチングされたアルミニ
ウム箔の表面に電解酸化などによって酸化皮膜を形成し
たアルミニウム陽極箔と、アルミニウム陰極箔とをセパ
レ−タを介して巻回してなり、電解液が含浸せしめられ
ている。金属ケース11aの上面には極性表示の為の半
円形状の模様11bが付されている。
【0015】金属ケース11aの下方の開口部はゴム製
などの封口体(図示省略)により密封され、コンデンサ
素子から封口体を貫通し、さらに座板12に設けられた
孔12a、12b(図3)を貫通して外に引き出された
一対の電極端子13a、13bが、座板12の底面に設
けられた溝14a、14b内をそれに沿って互いに離れ
る方向に折り曲げられている。
などの封口体(図示省略)により密封され、コンデンサ
素子から封口体を貫通し、さらに座板12に設けられた
孔12a、12b(図3)を貫通して外に引き出された
一対の電極端子13a、13bが、座板12の底面に設
けられた溝14a、14b内をそれに沿って互いに離れ
る方向に折り曲げられている。
【0016】座板12はPPS(ポリフェニレンスルフ
ィド)など耐熱性の合成樹脂からなり、正方形をしてお
り各辺の中央に切欠部12cを有している(この切欠部
は設けなくてもよい)。座板12は平面から見て中央に
コンデンサ本体11を受容するようにコンデンサ本体1
1の下方部分に相応する形状に陥没した陥没部15を有
している。陥没していない四隅の非陥没部16(16a
〜16d)のうち、16c、16dは16a、16bよ
り低くなされている。17は極性表示のための切り落し
部である。
ィド)など耐熱性の合成樹脂からなり、正方形をしてお
り各辺の中央に切欠部12cを有している(この切欠部
は設けなくてもよい)。座板12は平面から見て中央に
コンデンサ本体11を受容するようにコンデンサ本体1
1の下方部分に相応する形状に陥没した陥没部15を有
している。陥没していない四隅の非陥没部16(16a
〜16d)のうち、16c、16dは16a、16bよ
り低くなされている。17は極性表示のための切り落し
部である。
【0017】表面実装用コンデンサ10をプリント配線
板上に置くときの座板12の安定化を図るために、図3
のように座板12の底部には電極端子13a、13bを
結ぶ線と直交する方向に2つの金属製の補助端子18
a、18bが設けられ、多端子形になされている。補助
端子18a、18bは座板12に埋め込まれて一体的に
形成されているのが好ましい。
板上に置くときの座板12の安定化を図るために、図3
のように座板12の底部には電極端子13a、13bを
結ぶ線と直交する方向に2つの金属製の補助端子18
a、18bが設けられ、多端子形になされている。補助
端子18a、18bは座板12に埋め込まれて一体的に
形成されているのが好ましい。
【0018】また、座板12の底面には、4箇所に敷板
部材19が貼り付けられたり、座板12と同材で一体に
形成されるなどして形成されている。敷板部材19の厚
さは、補助端子18a、18bの厚さとほぼ同じになさ
れている。敷板部材19は、表面実装用コンデンサ10
をプリント配線板上に置くときの座板12の安定化を図
るために設けられている。
部材19が貼り付けられたり、座板12と同材で一体に
形成されるなどして形成されている。敷板部材19の厚
さは、補助端子18a、18bの厚さとほぼ同じになさ
れている。敷板部材19は、表面実装用コンデンサ10
をプリント配線板上に置くときの座板12の安定化を図
るために設けられている。
【0019】座板12の陥没部15の周囲の非陥没部1
6a〜16dには、それぞれ凹部20(20a〜20
d)が設けられている。凹部20は平面から見てほぼ円
形状(開口している側が欠けている円形形状)をしてお
り、上方と陥没部側とが開口している。凹部20の深さ
は陥没部15の上面まで達しているが、それより浅くて
もよい。また凹部20は縦断面において上方または下方
に行くに従って広がっているようになされていてもよ
い。
6a〜16dには、それぞれ凹部20(20a〜20
d)が設けられている。凹部20は平面から見てほぼ円
形状(開口している側が欠けている円形形状)をしてお
り、上方と陥没部側とが開口している。凹部20の深さ
は陥没部15の上面まで達しているが、それより浅くて
もよい。また凹部20は縦断面において上方または下方
に行くに従って広がっているようになされていてもよ
い。
【0020】各凹部20には接着剤21が例えばポッテ
ィングにより注入される(図1および図2において、凹
部20aは凹部の形状がわかるように接着剤を注入する
前の状態で図示されている)。接着剤としては紫外線硬
化型の樹脂や熱硬化型の樹脂を単独で使用したりまたは
併用する。
ィングにより注入される(図1および図2において、凹
部20aは凹部の形状がわかるように接着剤を注入する
前の状態で図示されている)。接着剤としては紫外線硬
化型の樹脂や熱硬化型の樹脂を単独で使用したりまたは
併用する。
【0021】また、コンデンサ本体11の底部(封口体
側)と座板12の陥没部15の上面との間に熱硬化型樹
脂などからなる接着剤を配置して座板12にコンデンサ
本体11をより強固に固着するようにしてもよい。
側)と座板12の陥没部15の上面との間に熱硬化型樹
脂などからなる接着剤を配置して座板12にコンデンサ
本体11をより強固に固着するようにしてもよい。
【0022】なお凹部20の形状は図6のように四角形
であったり、図7のように陥没部15の半径方向の外側
に行くに従って広がっている三角形状をしたり、また図
8のように半円形であってもよく、あるいはこれ以外の
形状であってもよい。
であったり、図7のように陥没部15の半径方向の外側
に行くに従って広がっている三角形状をしたり、また図
8のように半円形であってもよく、あるいはこれ以外の
形状であってもよい。
【0023】なお、図1〜図7では、座板12は補助端
子18a、18bを有する座板として図示されている
が、図8のように補助端子を持たない座板12としても
よい。
子18a、18bを有する座板として図示されている
が、図8のように補助端子を持たない座板12としても
よい。
【0024】さらに平面から見て凹部は見えないが陥没
部15の周壁15aの全周に亘って或いは一部におい
て、下方に向かって傾斜しながらまたは湾曲しながら広
がっているような凹部(空間)22を設け、その凹部
(空間)22に接着剤21を注入してもよい(図9参
照)。
部15の周壁15aの全周に亘って或いは一部におい
て、下方に向かって傾斜しながらまたは湾曲しながら広
がっているような凹部(空間)22を設け、その凹部
(空間)22に接着剤21を注入してもよい(図9参
照)。
【0025】
【0026】[実施例1]図1のような円筒状のアルミニ
ウム電解コンデンサ本体(10V330μF、直径10
mm、高さ10mm)を、4箇所の非陥没部に凹部(直
径0.3mmのほぼ円形状)を設けた図2の座板(縦横
10.3mm、最大高さ1.9mm)の中央の陥没部
(直径10.1mm、陥没部における座板の厚さ0.7
mm)に載置し、電極端子を座板の底面に沿って互いに
反対方向に折り曲げた後、4箇所の凹部に紫外線硬化型
の接着剤をポッティングし、硬化させることにより固着
した表面実装用アルミニウム電解コンデンサを100個
作成した。
ウム電解コンデンサ本体(10V330μF、直径10
mm、高さ10mm)を、4箇所の非陥没部に凹部(直
径0.3mmのほぼ円形状)を設けた図2の座板(縦横
10.3mm、最大高さ1.9mm)の中央の陥没部
(直径10.1mm、陥没部における座板の厚さ0.7
mm)に載置し、電極端子を座板の底面に沿って互いに
反対方向に折り曲げた後、4箇所の凹部に紫外線硬化型
の接着剤をポッティングし、硬化させることにより固着
した表面実装用アルミニウム電解コンデンサを100個
作成した。
【0027】[実施例2]実施例1と同様に、円筒状のア
ルミニウム電解コンデンサ本体(25V100μF、直
径8mm、高さ10mm)を、4箇所の非陥没部に凹部
(直径0.3mmのほぼ円形状)を設けた図2の座板
(縦横8.3mm、最大高さ1.9mm)の中央の陥没
部(直径8.1mm、陥没部における座板の厚さ0.7
mm)に載置し、電極端子を座板の底面に沿って互いに
反対方向に折り曲げた後、4箇所の凹部に紫外線硬化型
の接着剤をポッティングし、硬化させることにより固着
した表面実装用アルミニウム電解コンデンサを100個
作成した。
ルミニウム電解コンデンサ本体(25V100μF、直
径8mm、高さ10mm)を、4箇所の非陥没部に凹部
(直径0.3mmのほぼ円形状)を設けた図2の座板
(縦横8.3mm、最大高さ1.9mm)の中央の陥没
部(直径8.1mm、陥没部における座板の厚さ0.7
mm)に載置し、電極端子を座板の底面に沿って互いに
反対方向に折り曲げた後、4箇所の凹部に紫外線硬化型
の接着剤をポッティングし、硬化させることにより固着
した表面実装用アルミニウム電解コンデンサを100個
作成した。
【0028】[比較例1]円筒状のアルミニウム電解コン
デンサ本体(10V330μF、直径10mm、高さ1
0mm)を、非陥没部に凹部を有さない座板(縦横1
0.3mm、最大高さ1.9mm)の中央の陥没部(直
径10.1mm、陥没部における座板の厚さ0.7m
m)に載置し、電極端子を座板の底面に沿って互いに反
対方向に折り曲げた後、4箇所の非陥没部に紫外線硬化
型の接着剤をポッティングし、硬化させることにより固
着した表面実装用アルミニウム電解コンデンサを100
個作成した。
デンサ本体(10V330μF、直径10mm、高さ1
0mm)を、非陥没部に凹部を有さない座板(縦横1
0.3mm、最大高さ1.9mm)の中央の陥没部(直
径10.1mm、陥没部における座板の厚さ0.7m
m)に載置し、電極端子を座板の底面に沿って互いに反
対方向に折り曲げた後、4箇所の非陥没部に紫外線硬化
型の接着剤をポッティングし、硬化させることにより固
着した表面実装用アルミニウム電解コンデンサを100
個作成した。
【0029】[比較例2]円筒状のアルミニウム電解コン
デンサ本体(25V100μF、直径8mm、高さ10
mm)を、非陥没部に凹部を有さない座板(縦横8.3
mm、最大高さ1.9mm)の中央の陥没部(直径8.
1mm、陥没部における座板の厚さ0.7mm)に載置
し、電極端子を座板の底面に沿って互いに反対方向に折
り曲げた後、4箇所の非陥没部に紫外線硬化型の接着剤
をポッティングし、硬化させることにより固着した表面
実装用アルミニウム電解コンデンサを100個作成し
た。
デンサ本体(25V100μF、直径8mm、高さ10
mm)を、非陥没部に凹部を有さない座板(縦横8.3
mm、最大高さ1.9mm)の中央の陥没部(直径8.
1mm、陥没部における座板の厚さ0.7mm)に載置
し、電極端子を座板の底面に沿って互いに反対方向に折
り曲げた後、4箇所の非陥没部に紫外線硬化型の接着剤
をポッティングし、硬化させることにより固着した表面
実装用アルミニウム電解コンデンサを100個作成し
た。
【0030】これらの表面実装用アルミニウム電解コン
デンサをピーク温度220℃のリフロー炉にて、はんだ
付けした後、放冷した。その後コンデンサ本体と座板と
のそれぞれに牽引部材を固着し、それぞれ反対方向に牽
引(1kgで)する試験を行なった。その結果を表1に
示す(表中数字は、100箇中、コンデンサ本体が座板
から離脱した数を表す)。
デンサをピーク温度220℃のリフロー炉にて、はんだ
付けした後、放冷した。その後コンデンサ本体と座板と
のそれぞれに牽引部材を固着し、それぞれ反対方向に牽
引(1kgで)する試験を行なった。その結果を表1に
示す(表中数字は、100箇中、コンデンサ本体が座板
から離脱した数を表す)。
【0031】
【表1】
【0032】表1から、座板の凹部に接着剤が注入さ
れ、固着された実施例1および2では、接着が強固であ
ることがわかる。
れ、固着された実施例1および2では、接着が強固であ
ることがわかる。
【0033】
【発明の効果】本発明の表面実装用コンデンサは、コン
デンサ本体が載置されている座板の陥没部の周囲の非陥
没部に凹部が設けられ、この凹部に接着剤が注入される
ので接着が強固であり、コンデンサ本体と座板とは確実
に固着され、リフロー炉を通過させても接着が剥離する
ことはない。本発明によれば、表面実装用コンデンサが
大型化しても(例えば直径20mmぐらいになっても)
コンデンサ本体は座板にしっかり固着される。
デンサ本体が載置されている座板の陥没部の周囲の非陥
没部に凹部が設けられ、この凹部に接着剤が注入される
ので接着が強固であり、コンデンサ本体と座板とは確実
に固着され、リフロー炉を通過させても接着が剥離する
ことはない。本発明によれば、表面実装用コンデンサが
大型化しても(例えば直径20mmぐらいになっても)
コンデンサ本体は座板にしっかり固着される。
【図1】本発明の表面実装用コンデンサを示す図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の底面図。
【図4】図1のB方向から見た図。
【図5】図1のA方向から見た図。
【図6】別の座板を示す平面図。
【図7】別の座板を示す平面図。
【図8】別の座板を示す平面図。
【図9】別の凹部を示す断面図
【図10】従来の表面実装用コンデンサを示す分解図
【図11】図10の組立図。
【図12】図10の底面図。
10 表面実装用コンデンサ 11 コンデンサ本体 11a 金属ケ−ス 12 座板 13a、13b 電極端子 14a、14b 溝 15 陥没部 16(16a〜16d) 非陥没部 17 切り落し部 18a、18b 補助端子 19 敷板部材 20(20a〜20b) 凹部 21 接着剤 22 凹部
Claims (9)
- 【請求項1】コンデンサ本体の下方部分を受容するよう
陥没した陥没部を中央に有した座板と、上方が閉塞され
ている筒状の金属ケース内に、電解液が含浸されたコン
デンサ素子が収納され金属ケースの下方の開口部が封口
体により密封され、コンデンサ素子から下方に引き出さ
れた一対の電極端子が封口体を貫通して下方に延び、さ
らに上記座板を貫通し座板の底面に沿って互いに離れる
方向に折り曲げられているコンデンサ本体とを具備し、
コンデンサ本体が、座板の陥没部の周囲の非陥没部に設
けられた、少なくとも陥没部側が開口した凹部に注入さ
れた接着剤により座板に固着されている表面実装用コン
デンサ。 - 【請求項2】座板を平面から見て、凹部がほぼ円形であ
る請求項1に記載の表面実装用コンデンサ。 - 【請求項3】座板を平面から見て、凹部が半円状である
請求項1に記載の表面実装用コンデンサ。 - 【請求項4】座板を平面から見て、凹部が四角形状であ
る請求項1に記載の表面実装用コンデンサ。 - 【請求項5】座板を平面から見て、凹部が陥没部の半径
方向の外側に行くに従って広がっている三角形状をして
いる請求項1に記載の表面実装用コンデンサ。 - 【請求項6】座板の縦断面において、凹部が上方または
下方に行くに従って広がっている形状をしている請求項
1〜5のいずれか一つに記載の表面実装用コンデンサ。 - 【請求項7】凹部が、座板の縦断面において、陥没部の
全周または1乃至複数箇所で上方または下方に行くに従
って広がっている形状をしている請求項1〜6のいずれ
か一つに記載の表面実装用コンデンサ。 - 【請求項8】座板の底面に、一対の電極端子を結ぶ線と
直交する方向に、互いに離れるように伸延する一対の補
助端子が配置されている請求項1〜7のいずれか一つに
記載の表面実装用コンデンサ。 - 【請求項9】接着剤が紫外線硬化型樹脂および/または
熱硬化型樹脂からなる請求項1〜8のいずれか一つに記
載の表面実装用コンデンサ。
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---|---|---|---|
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JP11067385A JP2000269081A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 表面実装用コンデンサ |
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- 1999-03-12 JP JP11067385A patent/JP2000269081A/ja active Pending
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