JP2000268449A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2000268449A
JP2000268449A JP11071950A JP7195099A JP2000268449A JP 2000268449 A JP2000268449 A JP 2000268449A JP 11071950 A JP11071950 A JP 11071950A JP 7195099 A JP7195099 A JP 7195099A JP 2000268449 A JP2000268449 A JP 2000268449A
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signal
video
head switching
control
magnetic recording
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JP11071950A
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Nagashige Kitamura
長茂 北村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B15/12Masking of heads; circuits for Selecting or switching of heads between operative and inoperative functions or between different operative functions or for selection between operative heads; Masking of beams, e.g. of light beams

Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像ヘッドのスイッチングポイントの自動調
整を行ううとともに、アナログ調整を不要にすることが
でき、迅速に調整することができる磁気記録再生装置を
得る。 【解決手段】 磁気記録再生装置は、VTRのヘッド制
御系の動作を制御するとともに、ヘッド切替え信号と垂
直同期信号の間を6.5Hになるように制御するマイク
ロコンピュータ31と、マイクロコンピュータ31にヘ
ッド切替え信号を生成して出力するとともに、ヘッド切
替え信号のタイミングを制御するサーボシステム32
と、マイクロコンピュータ31で制御を行うための初期
値及び演算のための制御量を記憶する記憶装置33と、
制御装置30に接続され、制御状況等を表示する表示装
置34とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、VTR等の磁気
記録再生装置に関し、特に、記録または、再生する際に
自動的に映像ヘッドを切り替えるタイミングを制御する
磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像ヘッドの切替えは、ヘッド切替え信
号により行われる。ヘッド切替え信号は、画像の視覚に
よる知覚可能な部分にも、また垂直同期の領域にも入っ
てはならない。例えば、再生時の映像信号1フィールド
毎のつなぎ目が垂直同期信号の後にくると、再生時に映
像ヘッドの切替えやスイッチングによって発生するノイ
ズによって受像機の水平同期系の走行タイミングに乱れ
を生じ、インターレースが不完全になったり画面が揺れ
たりする。また、垂直同期信号の前にくると、ヘッド切
替え信号は位相変化として画面上に現れてしまう。
【0003】このため、垂直同期信号とヘッド切替え信
号タイミングとの間を、例えばVHS方式VTRでは
6.5水平走査期間(以下、6.5Hという)に調整す
ることにより、上記の不具合をなくしている。
【0004】図10はビデオトラック上の垂直同期信号
Svと映像ヘッド切替点の位置関係を示す図、図11は
垂直同期信号Svとヘッド切替え信号Ssとの関係を示
すタイミングチャートである。
【0005】図12は従来の磁気記録再生装置(以下、
適宜VTRという)に装備されている映像ヘッド切替え
機能における概略構成図である。
【0006】図において、1は映像信号を入力する外部
入力端子(ビデオ入力端子)、2はアンテナ入力端子、
3は入力切換装置、4は電波をビデオ信号に変換するチ
ューナー回路、5は信号処理回路、6は増幅回路、7は
映像ヘッド切替えタイミングを制御する制御装置、8は
回転ドラム、8aは回転ドラム8を回転するドラムモー
タ、9a,9bは回転ドラム8の180°異なる位置に
装着された映像ヘッド、20は回転ドラム8に装着され
た位置検出用の永久磁石、21はこの永久磁石20と対
向し回転ドラム8に隣接して設置され、永久磁石20の
磁界を検出する位置検出ヘッド(パルス発生器)、10
はビデオカセットテープ、11は記録ボタン、12は再
生ボタン、14は垂直同期信号、15はVTR本体、1
7はビデオ出力端子、18は可変抵抗器、19は映像信
号である。
【0007】また、22は映像ヘッド切替えタイミング
を制御するマイクロコンピュータ、23はドラムモータ
8aの回転及びテープ走行を目標通りに制御するととも
に、可変抵抗器18により電圧調整され、マイクロコン
ピュータ22にヘッド切替え信号を生成して出力するサ
ーボシステムである。
【0008】位置検出ヘッド21は、2つの映像ヘッド
9a,9bが、ヘッド切替え位置にきたとき永久磁石2
0の磁界を受けてパルスを発生する位置に設置されてい
る。位置検出ヘッド21により発生したパルスは、図示
しないパルス整形回路により波形整形されてヘッド切替
えパルスとなりサーボシステム23に入力される。サー
ボシステム23は、このヘッド切替えパルスを基にヘッ
ド切替え信号Ssを生成してマイクロコンピュータ22
に出力する。
【0009】次に動作について説明する。まず、映像信
号及び垂直同期信号が規格通り正規に記録された基準ビ
デオカセットテープ10をVTR本体15に挿入し、再
生ボタン12を押すとドラムモータ8aが回転し、回転
ドラム8に装着された映像ヘッド9a,9bがビデオカ
セットテープ10の信号を読み取り、増幅回路6を通し
て信号処理回路5を経由し、映像信号19となってVT
R本体15の映像出力端子17から出力される。
【0010】生産ラインでの従来の再生映像ヘッド切替
点の調整は以下のように行われる。調整者は、標準記録
された基準ビデオカセットテープ10を再生し、VTR
本体15を調整モードとし、オシロスコープ等で映像信
号とヘッド切替え信号Ssを監視し、6.5Hになるよ
うに可変抵抗器18を調整する。
【0011】例えば、映像ヘッド9a,9bがヘッド切
替え位置にくると、位置検出ヘッド21は、図11
(a)に示すようなヘッド切替えパルスを発生し、サー
ボシステム23は、このヘッド切替えパルスを基にヘッ
ド切替え信号Ssを生成する。なお、ヘッド切替えパル
スは、映像ヘッド9bから映像ヘッド9aへの切替えタ
イミングで発生し、このタイミングでヘッド切替え信号
Ssを立上げる。サーボシステム23は、上記ヘッド切
替えパルスの発生周期を2分周して映像ヘッド9aから
映像ヘッド9bへの切替えタイミングでヘッド切替え信
号Ssの立下げる。
【0012】サーボシステム23が、図11(b)に示
すようなフリップフロップ信号によるヘッド切替え信号
Ssを生成する場合、映像信号19の垂直同期信号部分
を観測し、図11(c)に示すように映像信号19の垂
直同期信号Svの手前6.5H分のところにフリップフ
ロップ信号の切替え点がくるように可変抵抗器18を用
いて調整を行っていた。
【0013】また、記録の場合、VTR本体15に外部
入力端子1または、アンテナ入力端子2に信号を入力す
る。外部入力端子1に入った映像信号と、アンテナ入力
端子2より、チューナー回路4を通り映像信号に変換さ
れた信号が、入力切換装置3で選択され、信号処理回路
5を経由し、制御装置7に入力される。
【0014】この状態で、VTR本体15にビデオカセ
ットテープ10が挿入され、記録ボタン11を押すとド
ラムモータ8aが回転し、ドラムモータ8aは制御装置
7により一定回転に制御される。そこで、映像信号とヘ
ッド切替えタイミングを再生時の調整値をもとに、制御
装置7に入力される垂直同期信号14を基準として、あ
らかじめ制御装置7に設定されている基準値で上記フリ
ップフロップ信号を発生させ、映像ヘッドの切替えを行
い記録する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のVTRは以上のように構成されているので、
再生映像ヘッド切替点を調整するためには、基準ビデオ
カセットテープを再生した上で、フリップフロップ信号
と映像信号を観測し、規格値になるように可変抵抗器等
により調整を行わなければならない。ビデオ信号を測定
しながら、可変抵抗器等によりアナログ調整も必要にな
るため、手間であるとともに調整に時間がかかり、ま
た、調整バラ付きが出やすい、あるいは、温度・経時ド
リフトがある等の問題点があった。
【0016】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、自動調整を行うとともに、ア
ナログ調整を不要にすることができ、迅速に調整するこ
とができる磁気記録再生装置を得ることを目的とするも
のである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の磁気記
録再生装置は、回転ドラムの異なる位置に装着された複
数の映像ヘッドにより磁気テープから再生された垂直同
期信号と映像ヘッドの切替え点で発生するヘッド切替え
信号との間隔を所定水平走査期間に調整する磁気記録再
生装置において、ヘッド切替え信号と垂直同期信号との
間隔を所定水平走査期間に調整するための初期値を設定
する初期値設定手段と、初期値に基づいて回転ドラムの
回転を制御して再生された垂直同期信号とヘッド切替え
信号を入力し、ヘッド切替え信号と垂直同期信号との間
隔が所定水平走査期間になるように回転ドラムの回転を
制御する制御手段と、制御手段により演算された制御量
を記憶する記憶手段とを備え、調整以後、制御手段は、
記憶手段に記憶された制御量に基づいて回転ドラムの回
転を制御してヘッド切替え信号の発生タイミングを定め
ることを特徴とする。
【0018】請求項2に記載の磁気記録再生装置は、ヘ
ッド切替え信号と垂直同期信号との間隔を表示する表示
手段を備えたことを特徴とする。
【0019】請求項3に記載の磁気記録再生装置は、磁
気記録再生装置が、NTSCモードで調整を行うもので
あってもよい。
【0020】請求項4に記載の磁気記録再生装置は、磁
気記録再生装置が、PALモードで調整を行うものであ
ってもよい。
【0021】請求項5に記載の磁気記録再生装置は、調
整時、磁気記録再生装置が使用する放送方式を指定する
指定手段を備え、指定手段により指定された放送方式モ
ードで調整を行うものであってもよい。
【0022】請求項6に記載の磁気記録再生装置は、調
整時、磁気記録再生装置が使用する放送方式を判別する
判別手段を備え、判別手段により判別された放送方式モ
ードで調整を行うものであってもよい。
【0023】請求項7に記載の磁気記録再生装置は、記
憶手段が、NTSC方式モードとPAL方式モードによ
る制御量の差を記憶し、制御手段が、制御量の差に基づ
いて制御を行うものであってもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
この発明を具体的に説明する。
【0025】実施の形態1.図1はこの発明の実施の形
態1に係る磁気記録再生装置の構成を示すブロック図で
ある。実施の形態1は、NTSC(National Televisio
n System Committee)放送方式VTRに適用した例であ
る。実施の形態1である磁気記録再生装置の説明にあた
り図12に示す磁気記録再生装置と同一構成部分には同
一符号を付している。
【0026】図において、1は映像信号を入力する外部
入力端子(ビデオ入力端子)、2はアンテナ入力端子、
3は入力切換装置、4は電波をビデオ信号に変換するチ
ューナー回路、8は回転ドラム、8aは回転ドラム8を
回転するドラムモータ、9a,9bは回転ドラム8の1
80°異なる位置に装着された映像ヘッド、5は垂直同
期信号分離回路を有し、外部からの映像信号を信号処理
するとともに、信号処理された映像信号と映像ヘッド9
a,9bからの映像信号から垂直同期信号を分離する信
号処理回路、6は映像ヘッド9a,9bからの検出信号
を増幅し映像信号として出力する増幅回路、30はVT
Rのヘッド制御系及び映像ヘッド切替えタイミングを制
御する制御装置(制御手段)、31はVTRのヘッド制
御系の動作を制御するとともに、ヘッド切替え信号と垂
直同期信号の間を6.5H(所定水平走査期間)になる
ように制御するマイクロコンピュータ、32はマイクロ
コンピュータ31にヘッド切替え信号を生成して出力す
るとともに、ヘッド切替え信号のタイミングを制御する
サーボシステム、33はマイクロコンピュータ31で制
御を行うための初期値及び演算のための制御量を記憶す
る記憶装置(初期値設定手段、記憶手段)、34は制御
装置30に接続され、制御状況等を表示する表示装置
(表示手段)、20は回転ドラム8に装着された位置検
出用の永久磁石、21はこの永久磁石20と対向し回転
ドラム8に隣接して設置され、永久磁石20の磁界を検
出する位置検出ヘッド(パルス発生器)、10はビデオ
カセットテープ、11は記録ボタン、12は再生ボタ
ン、14は垂直同期信号、35はVTR本体、17はビ
デオ出力端子、19は映像信号である。
【0027】信号処理回路5は、外部からの映像信号を
信号処理するとともに、信号処理された映像信号と映像
ヘッド9a,9bからの映像信号から図示しない垂直同
期信号分離回路により垂直同期信号14を分離し、分離
した垂直同期信号14をマイクロコンピュータ31に出
力する。
【0028】サーボシステム32は、ドラムモータ8a
の回転及びテープ走行を目標通りに制御するとともに、
位置検出ヘッド21からのヘッド切替えパルスを基にヘ
ッド切替え信号Ssを生成してマイクロコンピュータ3
1に出力する。
【0029】マイクロコンピュータ31は、制御プログ
ラムを実行するマイクロプロセッサであり、制御プログ
ラム、データを格納するメモリ等を備え、制御プログラ
ムに従って処理を実行してVTRのヘッド制御系の動作
を制御するとともに、信号処理回路5からの垂直同期信
号14とサーボシステム32からのヘッド切替え信号に
基づいて、前記図11に示すように、ヘッド切替え信号
Ssの立上がりから垂直同期信号Svの立下がりまでの
期間が6.5H(412.75μsec)となるように
制御する。具体的な制御方法については、後述する。
【0030】記憶装置33は、ヘッド切替え信号Ssと
垂直同期信号14との間隔の初期値を記憶するととも
に、マイクロコンピュータ31により演算された制御量
を一時的に記憶する。記憶装置33は、VTR本体の電
源OFFでも上記初期値を保持するため、記憶領域の一
部が不揮発性メモリ(例えば、EEPROM)により構
成されるか、または該当する記憶領域が電源バックアッ
プされる。
【0031】以下、上述のように構成されたVTRの動
作を説明する。
【0032】〔ヘッド切替え信号の時間的位置を自動調
整する調整モード(以下、調整モードという)の動作〕
調整モード時、まず、NTSC放送方式で正規に記録さ
れた基準ビデオカセットテープ10をVTR本体35に
挿入し、再生ボタン12を押すと、制御装置30は映像
ヘッド9a,9bの制御系を以下のように制御する。制
御装置30は、ドラムモータ8aに制御信号を出力し、
ドラムモータ8aはこの制御信号を受けて回転ドラム8
を回転し、回転ドラム8に装着した映像ヘッド9a,9
bによりビデオカセットテープ10の信号を読み取り、
ビデオカセットテープ10から再生した映像信号は増幅
回路6により増幅される。増幅された映像信号は、信号
処理回路5に入力され、信号処理回路5では、外部から
の映像信号を信号処理するとともに、信号処理された映
像信号と映像ヘッド9a,9bからの映像信号から垂直
同期信号14を分離し、分離した垂直同期信号14をマ
イクロコンピュータ31に出力する。
【0033】一方、回転ドラム8に装着された位置検出
用の永久磁石20と位置検出ヘッド21により映像ヘッ
ド9a,9bのヘッド切替え位置が検出される。すなわ
ち、映像ヘッド9a,9bが、ヘッド切替え位置にきた
とき、位置検出ヘッド21は、永久磁石20の磁界を検
知してパルスを発生し、発生したパルスは、図示しない
パルス整形回路により波形整形されてヘッド切替えパル
スとなりサーボシステム32に入力される。サーボシス
テム32は、このヘッド切替えパルスを基にヘッド切替
え信号Ssを生成してマイクロコンピュータ31に出力
する。
【0034】なお、ヘッド切替えパルスは、映像ヘッド
9bから映像ヘッド9aへの切替えタイミングで発生
し、このタイミングでヘッド切替え信号Ssを立上げ
る。サーボシステム32は、上記ヘッド切替えパルスの
発生周期を2分周して映像ヘッド9aから映像ヘッド9
bへの切替えタイミングでヘッド切替え信号Ssの立上
げるが、180°対称位置にさらに別の永久磁石を追加
して設置するようにすれば、ヘッド切替えパルスがその
ままヘッド切替え信号Ssの立上がりとなる。
【0035】マイクロコンピュータ31には、信号処理
回路5からの垂直同期信号14と、サーボシステム32
からのヘッド切替え信号Ssが入力され、ヘッド切替え
信号Ssの立上がりから垂直同期信号Svの立下がりま
での期間が6.5H(412.75μsec)となるよ
うに制御量を演算し、演算された制御量を記憶装置33
に記憶するとともに、演算結果を表示装置34に表示す
るように制御する。
【0036】マイクロコンピュータ31は、ヘッド切替
え信号と垂直同期信号間を、以下のようにして6.5H
に制御する。
【0037】記憶装置33には、調整モードによる動作
開始時に、ヘッド切替え信号と垂直同期信号との間隔を
概略6.5Hとするための初期値があらかじめ設定され
ている。例えば、初期値として、6.5H(412.7
5μsec)に値が近い400μsecに相当する制御
量が設定されているものとする。
【0038】マイクロコンピュータ31は、この初期値
に相当する制御量を記憶装置33から読み出し、サーボ
制御用の目標値に変えてサーボシステム32に出力す
る。サーボシステム32は、この目標値となるようにド
ラムモータ8aの回転数及びテープ走行をサーボ制御、
すなわちモータの回転数と位相を常に基準と比較し、誤
差がなくなる方向に制御する。これにより、調整モード
による動作開始から短時間でドラムモータ8aの回転数
及びテープ走行が安定し、映像信号から分離された垂直
同期信号14とヘッド切替え信号との間隔が6.5Hに
近い状態となる。
【0039】マイクロコンピュータ31は、このように
6.5Hに近い状態で再生されている映像信号から分離
された垂直同期信号14と設定されたヘッド切替え信号
との時間を計測する。そしてマイクロコンピュータ31
は、この計測結果をもとに垂直同期信号14の手前水平
同期信号の6.5信号分(412.75μsec)とな
る制御量を演算し、演算した制御量をサーボ制御用の目
標値に変えてサーボシステム32に出力する。
【0040】サーボシステム32は、この目標値となる
ようにドラムモータ8aの回転数及びテープ走行をサー
ボ制御する。
【0041】またこの時、マイクロコンピュータ31
は、表示装置34に6.5Hまたは、413μsec等
の確認用表示を表示させると同時に、記憶装置33に演
算した制御量を記憶する。
【0042】以上のようにして、ヘッド切替え信号のタ
イミング(以下、ヘッド切替えタイミングという)が制
御され、ヘッド切替え信号と映像信号の垂直同期信号1
4との間隔が6.5Hに正確に自動調整される。調整モ
ードはここで終了する。なお、このようなヘッド切替タ
イミングの調整は、通常、生産ラインで行われるが、故
障修理時にも行われることがある。
【0043】〔VTRの通常動作〕上記調整モードによ
り、ヘッド切替タイミングが上記6.5Hとなるように
正確に調整できる制御量が、記憶装置33に記憶された
ので、それ以後の通常の再生及び記録時には、この制御
量をマイクロコンピュータ31が読み出してサーボシス
テム32に与え、サーボシステム32がドラムモータ8
aの回転数及びテープ走行を制御する。
【0044】VTR通常動作には再生及び記録がある
が、記録の場合を例にとり説明する。
【0045】記録の場合、VTR本体35に外部入力端
子1または、アンテナ入力端子2に信号を入力する。外
部入力端子1に入力された映像信号と、アンテナ入力端
子2より、チューナー回路4を通り映像信号に変換され
た信号が、入力切換装置3で選択され、信号処理回路5
を経由して制御装置30に入力されるとともに、信号処
理回路5からは垂直同期信号14がマイクロコンピュー
タ31に入力される。
【0046】VTR本体35にビデオカセットテープ1
0が挿入され、記録ボタン11を押すと、上記調整モー
ド再生時と同様にドラムモータ8aが回転ドラム8を回
転し、制御装置30のサーボシステム32によって回転
が一定に制御される。
【0047】このとき、マイクロコンピュータ31は、
上記調整モード再生時に記憶装置33に記憶した制御量
をヘッド切替えタイミング値として読み出し、マイクロ
コンピュータ31は、読み出した制御量と制御装置30
に入力された映像信号の垂直同期信号14をもとに、垂
直同期信号の手前水平同期信号の6.5信号分(41
2.75μsec)となるようにサーボシステム32を
制御し、ヘッド切替えタイミングを6.5Hに保持す
る。
【0048】以上は、記録の場合であるが再生の場合に
ついても同様である。
【0049】上述したVTRの映像ヘッド切替えタイミ
ング制御について、フローチャートを参照して具体的に
動作を説明する。
【0050】図2はVTRの映像ヘッド切替えタイミン
グ制御のプログラムを示すフローチャートであり、本プ
ログラムは、マイクロコンピュータ31により所定時間
毎に割り込み実行される。図中、STはフローの各ステ
ップを示す。
【0051】ビデオカセットテープ10をVTR本体3
5に挿入し、再生ボタン12を押すと、映像ヘッド切替
えタイミング自動調整プログラムがスタートする(ステ
ップST1)。
【0052】まず、ステップST2でトラッキングをプ
リセット状態にし、ヘッド切替えタイミングを初期値で
ある400μsecに設定する。次いで、ステップST
3でビデオカセットテープ10の走行及びドラムモータ
8aの回転数が一定になるまで約3秒間待機する。
【0053】ステップST4では、ヘッド切替え信号と
垂直同期信号との間隔(時間)を計測する。この計測
は、数回測定し平均値をとることにより計算する。
【0054】次いで、ステップST5で上記平均値を基
に、ヘッド切替え信号と垂直同期信号との時間が6.5
Hになるようにヘッド切替えタイミングを計算する。
【0055】次いで、ステップST6で計算したヘッド
切替えタイミング値を記憶装置33に書き込み、さらに
書き込んだデータを記憶装置33から読み出し、読み出
した制御量を用いてビデオカセットテープ10を走行さ
せるようにサーボシステム32を制御する。
【0056】次いで、ステップST7でビデオカセット
テープ10の走行が一定になるのを待ち、ステップST
8でこの時の制御量を表示装置34に表示して本フロー
を終了する。
【0057】以上説明したように、実施の形態1に係る
VTRは、VTRのヘッド制御系の動作を制御するとと
もに、ヘッド切替え信号と垂直同期信号の間を6.5H
になるように制御するマイクロコンピュータ31と、マ
イクロコンピュータ31にヘッド切替え信号を生成して
出力するとともに、ヘッド切替え信号のタイミングを制
御するサーボシステム32と、マイクロコンピュータ3
1で制御を行うための初期値及び演算のための制御量を
記憶する記憶装置33と、制御装置30に接続され、制
御状況等を表示する表示装置34とを備え、マイクロコ
ンピュータ31は、初期値400μsecに基づいて再
生された垂直同期信号14と、サーボシステム32から
のヘッド切替え用信号を入力し、ヘッド切替え信号と垂
直同期信号との間隔を6.5Hに制御するとともに、表
示装置34に6.5H(413μsec等)の確認用表
示を表示させ、記憶装置33に演算した制御量を記憶す
るように制御するので、映像ヘッド9a,9bのスイッ
チングポイントの自動調整を行うことができるととも
に、アナログ調整を不要にして、迅速に調整することが
できる。
【0058】すなわち、従来例では、VTRの映像ヘッ
ドの切替えタイミングを、規格値に設定するために、ビ
デオ信号を測定しながら、可変抵抗器等により調整する
必要があり、手間であるとともに、調整バラ付きが出や
すい、あるいは、温度・経時ドリフトがある等の問題が
あった。これに対して、実施の形態1では、VTRの映
像ヘッドの切替えタイミングを、自動調整することがで
き、また可変抵抗器を使用したアナログ調整が不要にな
るため、迅速に調整することができる。
【0059】特に、実施の形態1では、初期値400μ
secを設け、初期値400μsecを基に再生された
垂直同期信号14を用いているので、ヘッド及びテープ
の制御系を速く安定化させることができるとともに、調
整モードによる動作開始当初から、ヘッド切替えタイミ
ングに近い適切な位置で調整制御を行うことができるの
で、結果的に迅速かつ、正確に処理ができる効果があ
る。
【0060】また、演算値を記憶装置33に記憶し、か
つ表示装置34に逐次表示するようにしているので、表
示装置34の画面により制御状態を知ることができる。
これにより、生産ラインで製品の良/不良をチェックす
る際の判別基準の一つとして用いることができる。ま
た、記憶装置33に記憶されている情報が正しいか否か
のチェックに使用することができる。
【0061】また、マイクロコンピュータ31がプログ
ラムを実行することにより制御を実現するので、どのよ
うな放送方式にも対応することができ、また放送方式の
変更も簡単に実現できる。また、アナログ部品を使用し
ていないので、経年変化による劣化が殆どなく、耐久性
に優れたものになる効果がある。
【0062】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2に係る磁気記録再生装置の構成を示すブロック図で
ある。実施の形態2は、NTSC放送方式VTRに適用
した例である。実施の形態2である磁気記録再生装置の
説明にあたり図1と同一構成部分には同一符号を付して
いる。
【0063】図において、1は映像信号を入力する外部
入力端子、2はアンテナ入力端子、3は入力切換装置、
4は電波をビデオ信号に変換するチューナー回路、5は
垂直同期信号分離回路を有し、外部からの映像信号を信
号処理するとともに、信号処理された映像信号と映像ヘ
ッド9a,9bからの映像信号から垂直同期信号を分離
する信号処理回路、6は映像ヘッド9a,9bからの検
出信号を増幅し映像信号として出力する増幅回路、30
はVTRのヘッド制御系及び映像ヘッド切替えタイミン
グを制御する制御装置、31はVTRのヘッド制御系の
動作を制御するとともに、ヘッド切替え信号と垂直同期
信号の間を6.5Hになるように制御するマイクロコン
ピュータ、32はマイクロコンピュータ31にヘッド切
替え信号を生成して出力するとともに、ヘッド切替信号
タイミングを制御するサーボシステム、33はマイクロ
コンピュータ31で制御を行うための初期値及び演算の
ための制御量を記憶する記憶装置、8は回転ドラム、8
aは回転ドラム8を回転するドラムモータ、9a,9b
は回転ドラム8の180°異なる位置に装着された映像
ヘッド、20は回転ドラム8に装着された位置検出用の
永久磁石、21はこの永久磁石20と対向して設置さ
れ、永久磁石20の磁界を検出する位置検出ヘッド、1
0はビデオカセットテープ、11は記録ボタン、12は
再生ボタン、14は垂直同期信号、36はVTR本体、
17はビデオ出力端子、19は映像信号である。
【0064】実施の形態2は、前記図1の構成から表示
装置34と、表示装置34への出力を省いた構成となっ
ている。
【0065】以下、上述のように構成されたVTRの動
作を説明する。
【0066】〔調整モードの動作〕まず、NTSC放送
方式で正規に記録された基準ビデオカセットテープ10
をVTR本体36に挿入し、再生ボタン12を押すと、
制御装置30は映像ヘッド9a,9bの制御系を以下の
ように制御する。制御装置30は、ドラムモータ8aに
制御信号を出力し、ドラムモータ8aはこの制御信号を
受けて回転ドラム8を回転し、回転ドラム8に装着した
映像ヘッド9a,9bによりビデオカセットテープ10
の信号を読み取り、ビデオカセットテープ10から再生
した映像信号は増幅回路6により増幅される。増幅され
た映像信号は、信号処理回路5に入力され、信号処理回
路5では、外部からの映像信号を信号処理するととも
に、信号処理された映像信号と映像ヘッド9a,9bか
らの映像信号から垂直同期信号14を分離し、分離した
垂直同期信号14をマイクロコンピュータ31に出力す
る。
【0067】マイクロコンピュータ31には、信号処理
回路5からの垂直同期信号14と、サーボシステム32
からのヘッド切替え信号が入力され、ヘッド切替え信号
の立上がりから垂直同期信号の立下がりまでの期間が
6.5H(412.75μsec)となるように制御量
を演算し、演算された制御量を記憶装置33に記憶する
ように制御する。
【0068】記憶装置33には、調整モードによる動作
開始時に、ヘッド切替え信号と垂直同期信号との間隔を
概略6.5Hとするための初期値、例えば6.5H(4
12.75μsec)に値が近い400μsecに相当
する制御量があらかじめ設定されている。
【0069】マイクロコンピュータ31は、この初期値
に相当する制御量を記憶装置33から読み出し、サーボ
制御用の目標値に変えてサーボシステム32に出力す
る。サーボシステム32は、この目標値となるようにド
ラムモータ8aの回転数及びテープ走行をサーボ制御す
る。これにより、調整モードによる動作開始から短時間
でドラムモータ8aの回転数及びテープ走行が安定し、
映像信号から分離された垂直同期信号14とヘッド切替
え信号との間隔が6.5Hに近い状態となる。
【0070】マイクロコンピュータ31は、このように
6.5Hに近い状態で再生されている映像信号から分離
された垂直同期信号14と設定されたヘッド切替え信号
との時間を計測する。そしてマイクロコンピュータ31
は、この計測結果をもとに垂直同期信号14の手前水平
同期信号の6.5信号分(412.75μsec)とな
る制御量を演算し、演算した制御量をサーボ制御用の目
標値に変えてサーボシステム32に出力する。
【0071】サーボシステム32は、この目標値となる
ようにドラムモータ8aの回転数及びテープ走行をサー
ボ制御する。また、マイクロコンピュータ31は、記憶
装置33に演算した制御量を記憶する。
【0072】〔VTRの通常動作〕VTR通常動作につ
いて、記録の場合を例にとり説明する。
【0073】記録の場合、VTR本体36に外部入力端
子1または、アンテナ入力端子2に信号を入力する。外
部入力端子1に入力された映像信号と、アンテナ入力端
子2より、チューナー回路4を通り映像信号に変換され
た信号が、入力切換装置3で選択され、信号処理回路5
を経由して制御装置30に入力されるとともに、信号処
理回路5からは垂直同期信号14がマイクロコンピュー
タ31に入力される。
【0074】VTR本体36にビデオカセットテープ1
0が挿入され、記録ボタン11を押すと、再生時と同様
にドラムモータ8aが回転ドラム8を回転し、制御装置
30のサーボシステム32によって回転が一定に制御さ
れる。
【0075】このとき、マイクロコンピュータ31は、
上記調整モード再生時に記憶装置33に記憶した制御量
をヘッド切替えタイミング値として読み出し、マイクロ
コンピュータ31は、読み出した制御量と制御装置30
に入力された映像信号の垂直同期信号14をもとに、垂
直同期信号の手前水平同期信号の6.5信号分(41
2.75μsec)となるようにサーボシステム32を
制御し、ヘッド切替えタイミングを6.5Hに保持す
る。
【0076】上述したVTRの映像ヘッド切替えタイミ
ング制御について、制御プログラムは、前記図2に示す
フローチャートのステップST7及びステップST8を
削除したものとなる。
【0077】以上説明したように、実施の形態2に係る
VTRは、図1の構成から表示装置34と、表示装置3
4への出力を省いて構成したので、この部分の部品数を
削減することができ、コスト低減を図ることができる。
また、実施の形態1と同様に、初期値を設けることによ
り、迅速かつ、正確に処理ができる効果がある。
【0078】実施の形態3.実施の形態1は、NTSC
放送方式VTRに適用した例であるが、PAL(phase
alternation by line)放送方式VTRに適用すること
もできる。以下、この例を実施の形態3により説明す
る。
【0079】基本構成は実施の形態1である前記図1と
同じであり、6.5Hの時間幅のみが実施の形態1と異
なる。以下、実施の形態1と異なる部分についてのみ説
明する。
【0080】図1において、30はPAL放送方式VT
Rのヘッド制御系及び映像ヘッド切替えタイミングを制
御する制御装置、31はPAL放送方式VTRのヘッド
制御系の動作を制御するとともに、ヘッド切替え信号と
垂直同期信号の間を6.5H(PAL放送方式では、4
16μsec)になるように制御するマイクロコンピュ
ータ、32はマイクロコンピュータ31にヘッド切替え
信号を生成して出力するとともに、ヘッド切替信号タイ
ミングを制御するサーボシステム、33はマイクロコン
ピュータ31で制御を行うための初期値及び演算のため
の制御量を記憶する記憶装置、34は制御装置30に接
続され、制御状況等を表示する表示装置である。
【0081】以下、上述のように構成されたPAL放送
方式VTRの動作を説明する。
【0082】〔調整モードの動作〕まず、PAL放送方
式で正規に記録された基準ビデオカセットテープ10を
VTR本体36に挿入し、再生ボタン12を押すと、制
御装置30は映像ヘッド9a,9bの制御系を以下のよ
うに制御する。制御装置30は、ドラムモータ8aに制
御信号を出力し、ドラムモータ8aはこの制御信号を受
けて回転ドラム8を回転し、回転ドラム8に装着した映
像ヘッド9a,9bによりビデオカセットテープ10の
信号を読み取り、ビデオカセットテープ10から再生し
た映像信号は増幅回路6により増幅される。増幅された
映像信号は、信号処理回路5に入力され、信号処理回路
5では、外部からの映像信号を信号処理するとともに、
信号処理された映像信号と映像ヘッド9a,9bからの
映像信号から垂直同期信号14を分離し、分離した垂直
同期信号14をマイクロコンピュータ31に出力する。
【0083】マイクロコンピュータ31には、信号処理
回路5からの垂直同期信号14と、サーボシステム32
からのヘッド切替え信号が入力され、ヘッド切替え信号
の立上がりから垂直同期信号の立下がりまでの期間が
6.5H(416μsec)となるように制御量を演算
し、演算された制御量を記憶装置33に記憶するととも
に、演算結果を表示装置34に表示するように制御す
る。
【0084】記憶装置33には、調整モードによる動作
開始時に、ヘッド切替え信号と垂直同期信号との間隔を
概略6.5Hとするための初期値、例えば6.5H(4
16μsec)に値が近い400μsecに相当する制
御量があらかじめ設定されている。
【0085】マイクロコンピュータ31は、この初期値
に相当する制御量を記憶装置33から読み出し、サーボ
制御用の目標値に変えてサーボシステム32に出力す
る。サーボシステム32は、この目標値となるようにド
ラムモータ8aの回転数及びテープ走行をサーボ制御す
る。これにより、調整モードによる動作開始から短時間
でドラムモータ8aの回転数及びテープ走行が安定し、
映像信号から分離された垂直同期信号14とヘッド切替
え信号との間隔が6.5Hに近い状態となる。
【0086】マイクロコンピュータ31は、このように
6.5Hに近い状態で再生されている映像信号から分離
された垂直同期信号14と設定されたヘッド切替え信号
との時間を計測する。そしてマイクロコンピュータ31
は、この計測結果をもとに垂直同期信号14の手前水平
同期信号の6.5信号分(416μsec)となる制御
量を演算し、演算した制御量をサーボ制御用の目標値に
変えてサーボシステム32に出力する。
【0087】サーボシステム32は、この目標値となる
ようにドラムモータ8aの回転数及びテープ走行をサー
ボ制御する。また、マイクロコンピュータ31は、表示
装置34に6.5Hまたは、416μsec等の確認用
表示を表示させると同時に、記憶装置33に演算した制
御量を記憶する。
【0088】〔VTRの通常動作〕VTR通常動作につ
いて、記録の場合を例にとり説明する。
【0089】記録の場合、VTR本体36に外部入力端
子1または、アンテナ入力端子2に信号を入力する。外
部入力端子1に入力された映像信号と、アンテナ入力端
子2より、チューナー回路4を通り映像信号に変換され
た信号が、入力切換装置3で選択され、信号処理回路5
を経由して制御装置30に入力されるとともに、信号処
理回路5からは垂直同期信号14がマイクロコンピュー
タ31に入力される。
【0090】VTR本体36にビデオカセットテープ1
0が挿入され、記録ボタン11を押すと、再生時と同様
にドラムモータ8aが回転ドラム8を回転し、制御装置
30のサーボシステム32によって回転が一定に制御さ
れる。
【0091】このとき、マイクロコンピュータ31は、
上記調整モード再生時に記憶装置33に記憶した制御量
をヘッド切替えタイミング値として読み出し、マイクロ
コンピュータ31は、読み出した制御量と制御装置30
に入力された映像信号の垂直同期信号14をもとに、垂
直同期信号の手前水平同期信号の6.5信号分(416
μsec)となるようにサーボシステム32を制御し、
ヘッド切替えタイミングを6.5Hに保持する。
【0092】上述したPAL放送方式VTRの映像ヘッ
ド切替えタイミング制御について、フローチャートを参
照して具体的に動作を説明する。
【0093】図4はVTRの映像ヘッド切替えタイミン
グ制御のプログラムを示すフローチャートであり、本プ
ログラムは、マイクロコンピュータ31により所定時間
毎に割り込み実行される。前記図2と同一処理を行うス
テップには同一符号を付している。
【0094】PAL放送方式で正規に記録されたビデオ
カセットテープ10をVTR本体36に挿入し、再生ボ
タン12を押すと、映像ヘッド切替えタイミング自動調
整プログラムがスタートする(ステップST11)。
【0095】まず、ステップST2でトラッキングをプ
リセット状態にし、ヘッド切替えタイミングを初期値で
ある400μsecに設定する。次いで、ステップST
3でビデオカセットテープ10の走行及びドラムモータ
8aの回転数が一定になるまで約3秒間待機する。
【0096】ステップST4では、ヘッド切替え信号と
垂直同期信号との間隔(時間)を計測する。この計測
は、数回測定し平均値をとることにより計算する。
【0097】次いで、ステップST12で上記平均値を
基に、ヘッド切替え信号と垂直同期信号との時間が6.
5H(416μsec)になるようにヘッド切替えタイ
ミングを計算する。
【0098】次いで、ステップST12で計算したヘッ
ド切替えタイミング値を記憶装置33に書き込み、さら
に書き込んだデータを記憶装置33から読み出し、読み
出した制御量を用いてビデオカセットテープ10を走行
させるようにサーボシステム32を制御する。
【0099】次いで、ステップST7でビデオカセット
テープ10の走行が一定になるのを待ち、ステップST
13で表示装置34に、6.5Hまたは、416μse
c等の確認用表示を表示させて本フローを終了する。
【0100】以上説明したように、実施の形態3に係る
VTRは、PAL放送方式VTRにおいて、実施の形態
1と同様に、初期値を設けることにより、迅速かつ、正
確に処理ができる効果がある。
【0101】また、演算値を記憶装置33に記憶し、か
つ表示装置34に逐次表示するようにしているので、表
示装置34の画面により制御状態を知ることができ、生
産ラインで製品の良/不良をチェックする際の判別基準
の一つとして用いることができ、また、記憶装置33に
記憶されている情報が正しいか否かのチェックに使用す
ることができる。
【0102】実施の形態4.実施の形態2は、NTSC
放送方式VTRに適用した例であるが、PAL放送方式
VTRに適用することもできる。以下、この例を実施の
形態4により説明する。
【0103】基本構成は実施の形態2である前記図3と
同じであり、6.5Hの時間幅のみが実施の形態2と異
なる。以下、実施の形態2と異なる部分についてのみ説
明する。
【0104】図3において、30はPAL放送方式VT
Rのヘッド制御系及び映像ヘッド切替えタイミングを制
御する制御装置、31はPAL放送方式VTRのヘッド
制御系の動作を制御するとともに、ヘッド切替え信号と
垂直同期信号の間を6.5H(PAL放送方式では、4
16μsec)になるように制御するマイクロコンピュ
ータ、32はマイクロコンピュータ31にヘッド切替え
信号を生成して出力するとともに、ヘッド切替信号タイ
ミングを制御するサーボシステム、33はマイクロコン
ピュータ31で制御を行うための初期値及び演算のため
の制御量を記憶する記憶装置である。
【0105】以下、上述のように構成されたPAL放送
方式VTRの動作を説明する。
【0106】〔調整モードの動作〕まず、PAL放送方
式で正規に記録された基準ビデオカセットテープ10を
VTR本体36に挿入し、再生ボタン12を押すと、制
御装置30は映像ヘッド9a,9bの制御系を以下のよ
うに制御する。制御装置30は、ドラムモータ8aに制
御信号を出力し、ドラムモータ8aはこの制御信号を受
けて回転ドラム8を回転し、回転ドラム8に装着した映
像ヘッド9a,9bによりビデオカセットテープ10の
信号を読み取り、ビデオカセットテープ10から再生し
た映像信号は増幅回路6により増幅される。増幅された
映像信号は、信号処理回路5に入力され、信号処理回路
5では、外部からの映像信号を信号処理するとともに、
信号処理された映像信号と映像ヘッド9a,9bからの
映像信号から垂直同期信号14を分離し、分離した垂直
同期信号14をマイクロコンピュータ31に出力する。
【0107】マイクロコンピュータ31には、信号処理
回路5からの垂直同期信号14と、サーボシステム32
からのヘッド切替え信号が入力され、ヘッド切替え信号
の立上がりから垂直同期信号の立下がりまでの期間が
6.5H(416μsec)となるように制御量を演算
し、演算された制御量を記憶装置33に記憶するように
制御する。
【0108】記憶装置33には、調整モードによる動作
開始時に、ヘッド切替え信号と垂直同期信号との間隔を
概略6.5Hとするための初期値、例えば6.5H(4
16μsec)に値が近い400μsecに相当する制
御量があらかじめ設定されている。
【0109】マイクロコンピュータ31は、この初期値
に相当する制御量を記憶装置33から読み出し、サーボ
制御用の目標値に変えてサーボシステム32に出力す
る。サーボシステム32は、この目標値となるようにド
ラムモータ8aの回転数及びテープ走行をサーボ制御す
る。これにより、調整モードによる動作開始から短時間
でドラムモータ8aの回転数及びテープ走行が安定し、
映像信号から分離された垂直同期信号14とヘッド切替
え信号との間隔が6.5Hに近い状態となる。
【0110】マイクロコンピュータ31は、このように
6.5Hに近い状態で再生されている映像信号から分離
された垂直同期信号14と設定されたヘッド切替え信号
との時間を計測する。そしてマイクロコンピュータ31
は、この計測結果をもとに垂直同期信号14の手前水平
同期信号の6.5信号分(416μsec)となる制御
量を演算し、演算した制御量をサーボ制御用の目標値に
変えてサーボシステム32に出力する。
【0111】サーボシステム32は、この目標値となる
ようにドラムモータ8aの回転数及びテープ走行をサー
ボ制御し、再生映像ヘッド切替点を自動調整する。ま
た、マイクロコンピュータ31は、記憶装置33に演算
した制御量を記憶する。
【0112】〔VTRの通常動作〕VTR通常動作につ
いて、記録の場合を例にとり説明する。
【0113】記録の場合、VTR本体36に外部入力端
子1または、アンテナ入力端子2に信号を入力する。外
部入力端子1に入力された映像信号と、アンテナ入力端
子2より、チューナー回路4を通り映像信号に変換され
た信号が、入力切換装置3で選択され、信号処理回路5
を経由して制御装置30に入力されるとともに、信号処
理回路5からは垂直同期信号14がマイクロコンピュー
タ31に入力される。
【0114】VTR本体36にビデオカセットテープ1
0が挿入され、記録ボタン11を押すと、再生時と同様
にドラムモータ8aが回転ドラム8を回転し、制御装置
30のサーボシステム32によって回転が一定に制御さ
れる。
【0115】このとき、マイクロコンピュータ31は、
上記調整モード再生時に記憶装置33に記憶した制御量
をヘッド切替えタイミング値として読み出し、マイクロ
コンピュータ31は、読み出した制御量と制御装置30
に入力された映像信号の垂直同期信号14をもとに、垂
直同期信号の手前水平同期信号の6.5信号分(416
μsec)となるようにサーボシステム32を制御し、
ヘッド切替えタイミングを6.5Hに保持する。
【0116】上述したPAL放送方式VTRの映像ヘッ
ド切替えタイミング制御について、制御プログラムは、
前記図4に示すフローチャートのステップST7及びス
テップST13を削除したものとなる。
【0117】以上説明したように、実施の形態2に係る
VTRは、PAL放送方式VTRにおいて、実施の形態
2と同様に、初期値を設けることにより、迅速かつ、正
確に処理ができる効果がある。
【0118】実施の形態5.上記各実施の形態は、NT
SC放送方式VTRまたはPAL放送方式VTRに適用
した例であるが、NTSCとPAL両放送方式VTRに
適用することもできる。以下、NTSCとPAL両放送
方式VTRに対して導入した場合の例を実施の形態5に
より説明する。
【0119】図5はこの発明の実施の形態5に係る磁気
記録再生装置の構成を示すブロック図である。実施の形
態5である磁気記録再生装置の説明にあたり図1と同一
構成部分には同一符号を付している。
【0120】図において、1は映像信号を入力する外部
入力端子、2はアンテナ入力端子、3は入力切換装置、
4は電波をビデオ信号に変換するチューナー回路、5は
垂直同期信号分離回路を有し、外部からの映像信号を信
号処理するとともに、信号処理された映像信号と映像ヘ
ッド9a,9bからの映像信号から垂直同期信号を分離
する信号処理回路、6は映像ヘッド9a,9bからの検
出信号を増幅し映像信号として出力する増幅回路、40
はVTRのヘッド制御系及び映像ヘッド切替えタイミン
グを制御する制御装置、41はVTRのヘッド制御系の
動作を制御するとともに、ヘッド切替え信号と垂直同期
信号の間を6.5Hになるように制御するマイクロコン
ピュータ、42はマイクロコンピュータ41にヘッド切
替え信号を生成して出力するとともに、ヘッド切替信号
タイミングを制御するサーボシステム、43はマイクロ
コンピュータ41で制御を行うための初期値及び演算の
ための制御量を記憶する記憶装置、44は制御装置40
に接続され、制御状況等を表示する表示装置、45はN
TSC放送方式とPAL放送方式を選択するNTSC/
PALモード選択スイッチ(指定手段)、8は回転ドラ
ム、8aは回転ドラム8を回転するドラムモータ、9
a,9bは回転ドラム8の180°異なる位置に装着さ
れた映像ヘッド、20は回転ドラム8に装着された位置
検出用の永久磁石、21はこの永久磁石20と対向し回
転ドラム8に隣接して設置され、永久磁石20の磁界を
検出する位置検出ヘッド、10はビデオカセットテー
プ、11は記録ボタン、12は再生ボタン、14は垂直
同期信号、46はVTR本体、17はビデオ出力端子、
19は映像信号である。
【0121】実施の形態5は、前記図1の構成にNTS
C/PALモード選択スイッチ45を追加した構成とな
っている。
【0122】以下、上述のように構成されたNTSC/
PAL両放送方式VTRの動作を説明する。
【0123】該当する方式のビデオカセットテープを挿
入し、NTSC/PALモード選択スイッチ45で放送
方式を選択する以外の基本動作は、実施の形態1及び実
施の形態3の動作と同様である。
【0124】まず、NTSC放送方式で正規に記録され
た基準ビデオカセットテープ10をVTR本体46に挿
入し、NTSC/PALモード選択スイッチ45をNT
SC側(例えば、OFF状態)にし、再生ボタン12を
押すと、制御装置40は映像ヘッド9a,9bの制御系
を以下のように制御する。制御装置40は、ドラムモー
タ8aに制御信号を出力し、ドラムモータ8aはこの制
御信号を受けて回転ドラム8を回転し、回転ドラム8に
装着した映像ヘッド9a,9bによりビデオカセットテ
ープ10の信号を読み取り、ビデオカセットテープ10
から再生した映像信号は増幅回路6により増幅される。
増幅された映像信号は、信号処理回路5に入力され、信
号処理回路5では、外部からの映像信号を信号処理する
とともに、信号処理された映像信号と映像ヘッド9a,
9bからの映像信号から垂直同期信号14を分離し、分
離した垂直同期信号14をマイクロコンピュータ41に
出力する。
【0125】マイクロコンピュータ41は、ヘッド切替
え信号の立上がりから垂直同期信号の立下がりまでの期
間が6.5H(NTSC放送方式では、412.75μ
sec)となるように制御量を演算し、演算された制御
量を記憶装置43に記憶するとともに、表示装置44に
6.5Hまたは、413μsec等の確認用表示を表示
させる。
【0126】続いて、PAL放送方式で正規に記録され
た基準ビデオカセットテープ10をVTR本体46に挿
入し、NTSC/PALモード選択スイッチ45をPA
L側(例えば、ON状態)にし、再生ボタン12を押す
と、制御装置40は映像ヘッド9a,9bの制御系を上
記と同様に制御する。
【0127】マイクロコンピュータ41は、ヘッド切替
え信号の立上がりから垂直同期信号の立下がりまでの期
間が6.5H(PAL放送方式では、416μsec)
となるように制御量を演算し、演算された制御量を記憶
装置43に記憶するとともに、表示装置44に6.5H
または、416μsec等の確認用表示を表示させる。
【0128】〔VTRの通常動作〕VTR通常動作につ
いて、記録の場合を例にとり説明する。
【0129】記録の場合、VTR本体46に外部入力端
子1または、アンテナ入力端子2に信号を入力する。外
部入力端子1に入力された映像信号と、アンテナ入力端
子2より、チューナー回路4を通り映像信号に変換され
た信号が、入力切換装置3で選択され、信号処理回路5
を経由して制御装置40に入力されるとともに、信号処
理回路5からは垂直同期信号14がマイクロコンピュー
タ41に入力される。
【0130】VTR本体46にビデオカセットテープ1
0が挿入され、記録ボタン11を押すと、垂直同期信号
14により、NTSC/PALモードの判別をマイクロ
コンピュータ41が行い、その判別結果よりドラムモー
タ8aが該当する放送方式に合致した回転で回転し、制
御装置40のサーボシステム42によって回転が一定に
制御される。
【0131】このとき、マイクロコンピュータ41は、
上記調整モード再生時に記憶装置43に記憶した制御量
をヘッド切替えタイミング値として読み出し、マイクロ
コンピュータ41は、読み出した制御量と制御装置40
に入力された映像信号の垂直同期信号14をもとに、垂
直同期信号の手前水平同期信号の6.5信号分(NTS
C:412.75μsec/PAL:416μsec)
となるようにサーボシステム42を制御し、ヘッド切替
えタイミングを6.5Hに保持する。
【0132】上述したVTRの映像ヘッド切替えタイミ
ング制御について、フローチャートを参照して具体的に
動作を説明する。
【0133】図6はNTSC/PAL両放送方式VTR
の映像ヘッド切替えタイミング制御のプログラムを示す
フローチャートであり、本プログラムは、マイクロコン
ピュータ41により所定時間毎に割り込み実行される。
【0134】NTSC又はPAL放送方式で正規に記録
された基準ビデオカセットテープ10をVTR本体46
に挿入し、再生ボタン12を押すと、映像ヘッド切替え
タイミング自動調整プログラムがスタートする(ステッ
プST21)。
【0135】まず、ステップST22でNTSC/PA
Lモード選択スイッチ45の状態を検出してNTSCモ
ードかPALモードかを判別し、ステップST23でト
ラッキングをプリセット状態にし、ヘッド切替えタイミ
ングを初期値である400μsecに設定する。次い
で、ステップST24でビデオカセットテープ10の走
行及びドラムモータ8aの回転数を該当する放送方式に
合致した回転数で回転させ、回転数が一定になるまで約
3秒間待機する。
【0136】ステップST25では、ヘッド切替え信号
と垂直同期信号との間隔(時間)を計測する。この計測
は、数回測定し平均値をとることにより計算する。
【0137】次いで、ステップST26で上記平均値を
基に、ヘッド切替え信号と垂直同期信号との時間が6.
5Hになるようにヘッド切替えタイミングを計算する。
ここで、この6.5HはNTSCモードのときは41
2.75μsec、PALモードのときは416μse
cである。
【0138】次いで、ステップST27で計算したヘッ
ド切替えタイミング値を記憶装置43に書き込み、さら
に書き込んだデータを記憶装置43から読み出し、読み
出した制御量を用いてビデオカセットテープ10を走行
させるようにサーボシステム42を制御する。
【0139】次いで、ステップST28でビデオカセッ
トテープ10の走行が一定になるのを待ち、ステップS
T29でこの時の制御量を、放送方式に合わせて表示装
置44に表示(NTSC:413/PAL:416を表
示)して本フローを終了する。
【0140】以上説明したように、実施の形態5に係る
VTRは、NTSC放送方式とPAL放送方式を選択す
るNTSC/PALモード選択スイッチ45を備え、マ
イクロコンピュータ41は、NTSC/PALモード選
択スイッチ45の状態を検出してNTSCモードかPA
Lモードかを判別し、該当する放送方式による調整を行
うように構成したので、NTSCとPAL両放送方式の
何れの放送方式であっても、自動調整を行うことがで
き、実施の形態1と実施の形態3の両方の機能を合せた
効果を得ることができる。
【0141】実施の形態6.実施の形態5は、NTSC
/PALモード選択スイッチによりNTSC放送方式V
TRとPAL放送方式を判別するようにしている。実施
の形態6では、NTSC放送方式とPAL放送方式を自
動判別するものである。
【0142】図7はこの発明の実施の形態6に係る磁気
記録再生装置の構成を示すブロック図である。実施の形
態6である磁気記録再生装置の説明にあたり図1と同一
構成部分には同一符号を付している。
【0143】図において、1は映像信号を入力する外部
入力端子、2はアンテナ入力端子、3は入力切換装置、
4は電波をビデオ信号に変換するチューナー回路、5は
垂直同期信号分離回路を有し、外部からの映像信号を信
号処理するとともに、信号処理された映像信号と映像ヘ
ッド9a,9bからの映像信号から垂直同期信号を分離
する信号処理回路、6は映像ヘッド9a,9bからの検
出信号を増幅し映像信号として出力する増幅回路、50
はVTRのヘッド制御系及び映像ヘッド切替えタイミン
グを制御する制御装置、51はVTRのヘッド制御系の
動作を制御するとともに、ヘッド切替え信号と垂直同期
信号の間を6.5Hになるように制御するマイクロコン
ピュータ、52はマイクロコンピュータ51にヘッド切
替え信号を生成して出力するとともに、ヘッド切替信号
タイミングを制御するサーボシステム、53はマイクロ
コンピュータ51で制御を行うための初期値及び演算の
ための制御量を記憶する記憶装置、54は制御装置50
に接続され、制御状況等を表示する表示装置、8は回転
ドラム、8aは回転ドラム8を回転するドラムモータ、
9a,9bは回転ドラム8の180°異なる位置に装着
された映像ヘッド、20は回転ドラム8に装着された位
置検出用の永久磁石、21はこの永久磁石20と対向し
回転ドラム8に隣接して設置され、永久磁石20の磁界
を検出する位置検出ヘッド、10はビデオカセットテー
プ、11は記録ボタン、12は再生ボタン、14は垂直
同期信号、55はVTR本体、17はビデオ出力端子、
19は映像信号である。
【0144】マイクロコンピュータ51は、ヘッド切替
え信号と垂直同期信号の間を6.5Hになるように制御
する制御に加え、テープ上に記録されているコントロー
ル信号とキャプスタンモータの回転数により放送方式を
判別する機能(判別手段)を有する。
【0145】以下、上述のように構成されたNTSC/
PAL両放送方式VTRの動作を説明する。
【0146】実施の形態6では、マイクロコンピュータ
51が自動的に放送方式を判別するので、何れの放送方
式のビデオカセットテープを挿入してもよい。ここで
は、NTSC放送方式のビデオカセットテープを挿入し
た場合について説明する。
【0147】〔調整モードの動作〕まず、NTSC放送
方式で正規に記録された基準ビデオカセットテープ10
をVTR本体55に挿入し、再生ボタン12を押すと、
マイクロコンピュータ51は、テープ上に記録されてい
るコントロール信号とキャプスタンモータの回転数によ
り放送方式を判別する。サーボシステム52は、判別さ
れた放送方式(ここでは、NTSC放送方式)で、ドラ
ムモータ8aに制御信号を出力し、ドラムモータ8aは
NTSC放送方式の回転数で回転し、回転ドラム8に装
着した映像ヘッド9a,9bによりビデオカセットテー
プ10の信号を読み取り、ビデオカセットテープ10か
ら再生した映像信号は増幅回路6により増幅される。増
幅された映像信号は、信号処理回路5に入力され、信号
処理回路5では、外部からの映像信号を信号処理すると
ともに、信号処理された映像信号と映像ヘッド9a,9
bからの映像信号から垂直同期信号14を分離し、分離
した垂直同期信号14をマイクロコンピュータ51に出
力する。
【0148】マイクロコンピュータ51は、ヘッド切替
え信号の立上がりから垂直同期信号の立下がりまでの期
間が6.5H(NTSC放送方式の412.75μse
c)となるように制御量を演算し、演算された制御量を
記憶装置53に記憶するとともに、表示装置54に6.
5Hまたは、413μsec等の確認用表示を表示させ
る。
【0149】続いて、PAL放送方式で正規に記録され
た基準ビデオカセットテープ10をVTR本体55に挿
入し、再生ボタン12を押すと、マイクロコンピュータ
51は、上記と同様にコントロール信号とキャプスタン
モータの回転数により放送方式を判別し、制御装置50
は映像ヘッド9a,9bの制御系を上記と同様に制御す
る。
【0150】マイクロコンピュータ51は、ヘッド切替
え信号の立上がりから垂直同期信号の立下がりまでの期
間が6.5H(PAL放送方式の416μsec)とな
るように制御量を演算し、演算された制御量を記憶装置
53に記憶するとともに、表示装置54に6.5Hまた
は、416μsec等の確認用表示を表示させる。
【0151】〔VTRの通常動作〕VTR通常動作につ
いて、記録の場合を例にとり説明する。
【0152】記録の場合、VTR本体55に外部入力端
子1または、アンテナ入力端子2に信号を入力する。外
部入力端子1に入力された映像信号と、アンテナ入力端
子2より、チューナー回路4を通り映像信号に変換され
た信号が、入力切換装置3で選択され、信号処理回路5
を経由して制御装置50に入力されるとともに、信号処
理回路5からは垂直同期信号14がマイクロコンピュー
タ51に入力される。
【0153】VTR本体55にビデオカセットテープ1
0が挿入され、記録ボタン11を押すと、垂直同期信号
14により、NTSC/PALモードの判別をマイクロ
コンピュータ51が行い、その判別結果よりドラムモー
タ8aが該当する放送方式に合致した回転で回転し、制
御装置50のサーボシステム52によって回転が一定に
制御される。
【0154】このとき、マイクロコンピュータ51は、
上記調整モード再生時に記憶装置53に記憶した制御量
をヘッド切替えタイミング値として読み出し、マイクロ
コンピュータ51は、読み出した制御量と制御装置50
に入力された映像信号の垂直同期信号14をもとに、垂
直同期信号の手前水平同期信号の6.5信号分(NTS
C:412.75μsec/PAL:416μsec)
となるようにサーボシステム52を制御し、ヘッド切替
えタイミングを6.5Hに保持する。
【0155】上述したVTRの映像ヘッド切替えタイミ
ング制御について、フローチャートを参照して具体的に
動作を説明する。
【0156】図8はNTSC/PAL両放送方式VTR
の映像ヘッド切替えタイミング制御のプログラムを示す
フローチャートであり、前記図6と同一処理を行うステ
ップには同一符号を付している。
【0157】NTSC又はPAL放送方式で正規に記録
された基準ビデオカセットテープ10をVTR本体55
に挿入し、再生ボタン12を押すと、映像ヘッド切替え
タイミング自動調整プログラムがスタートする(ステッ
プST21)。
【0158】ステップST31でテープ上に記録されて
いるコントロール信号とキャプスタンモータの回転数に
より放送方式を判別し、ステップST23でトラッキン
グをプリセット状態にし、ヘッド切替えタイミングを初
期値である400μsecに設定する。
【0159】次いで、ステップST24でビデオカセッ
トテープ10の走行及びドラムモータ8aの回転数を該
当する放送方式に合致した回転数で回転させ、回転数が
一定になるまで約3秒間待機する。
【0160】ステップST25以降の処理については、
前記図6と同様の処理を行う。
【0161】以上説明したように、実施の形態6に係る
VTRは、マイクロコンピュータ51が、テープ上に記
録されているコントロール信号とキャプスタンモータの
回転数により放送方式を判別する機能を備え、該当する
放送方式による調整を行うように構成したので、NTS
CとPAL両放送方式の何れの放送方式であっても、自
動的に放送方式が選択されることになり、使い勝手をさ
らに向上させることができる。
【0162】実施の形態7.実施の形態5は、NTSC
/PALモード選択スイッチによりNTSC放送方式V
TRとPAL放送方式を判別するようにしている。実施
の形態7では、実施の形態6と同様にNTSC放送方式
とPAL放送方式を自動判別するものである。
【0163】基本構成は実施の形態6である前記図7と
同じであり、制御量の設定方法のみが実施の形態6と異
なる。以下、実施の形態6と異なる部分についてのみ説
明する。
【0164】図7において、マイクロコンピュータ51
は、ヘッド切替え信号と垂直同期信号の間を6.5Hに
なるように制御する制御に加え、テープ上に記録されて
いるコントロール信号とキャプスタンモータの回転数に
より放送方式を判別する機能を有する。
【0165】また、演算した制御量を記憶装置53に記
憶する場合、NTSC方式とPAL方式による制御量の
差(3μsec)を記憶するように制御する。
【0166】以下、上述のように構成されたNTSC/
PAL両放送方式VTRの動作を説明する。
【0167】実施の形態7では、マイクロコンピュータ
51が自動的に放送方式を判別するので、何れの放送方
式のビデオカセットテープを挿入してもよい。ここで
は、NTSC放送方式のビデオカセットテープを挿入し
た場合について説明する。
【0168】〔調整モードの動作〕まず、NTSC放送
方式で正規に記録された基準ビデオカセットテープ10
をVTR本体55に挿入し、再生ボタン12を押すと、
マイクロコンピュータ51は、テープ上に記録されてい
るコントロール信号とキャプスタンモータの回転数によ
り放送方式を判別する。サーボシステム52は、判別さ
れた放送方式(ここでは、NTSC放送方式)で、ドラ
ムモータ8aに制御信号を出力し、ドラムモータ8aは
NTSC放送方式の回転数で回転し、回転ドラム8に装
着した映像ヘッド9a,9bによりビデオカセットテー
プ10の信号を読み取り、ビデオカセットテープ10か
ら再生した映像信号は増幅回路6により増幅される。増
幅された映像信号は、信号処理回路5に入力され、信号
処理回路5では、外部からの映像信号を信号処理すると
ともに、信号処理された映像信号と映像ヘッド9a,9
bからの映像信号から垂直同期信号14を分離し、分離
した垂直同期信号14をマイクロコンピュータ51に出
力する。
【0169】マイクロコンピュータ51は、ヘッド切替
え信号の立上がりから垂直同期信号の立下がりまでの期
間が6.5H(NTSC放送方式の412.75μse
c)となるように制御量を演算し、演算された制御量を
記憶装置53に記憶するとともに、表示装置54に6.
5Hまたは、413μsec等の確認用表示を表示させ
る。この時、記憶装置53にはNTSC方式とPAL方
式による制御量の差(3μsec)を設定するように制
御する。これにより、PAL放送方式での調整は不要と
なる。
【0170】続いて、PAL放送方式で正規に記録され
た基準ビデオカセットテープ10をVTR本体55に挿
入し、再生ボタン12を押すと、マイクロコンピュータ
51は、上記と同様にコントロール信号とキャプスタン
モータの回転数により放送方式を判別し、制御装置50
は映像ヘッド9a,9bの制御系を上記と同様に制御す
る。
【0171】マイクロコンピュータ51は、ヘッド切替
え信号の立上がりから垂直同期信号の立下がりまでの期
間が6.5H(PAL放送方式の416μsec)とな
るように制御量を演算し、演算された制御量を記憶装置
53に記憶するとともに、表示装置54に6.5Hまた
は、416μsec等の確認用表示を表示させる。
【0172】この場合、既にNTSCモードで測定され
ているので、記憶装置53にはNTSC方式とPAL方
式による制御量の差(3μsec)が自動的に設定され
ているため、PAL放送方式での調整は不要となる。
【0173】〔VTRの通常動作〕VTR通常動作につ
いて、記録の場合を例にとり説明する。
【0174】記録の場合、VTR本体55に外部入力端
子1または、アンテナ入力端子2に信号を入力する。外
部入力端子1に入力された映像信号と、アンテナ入力端
子2より、チューナー回路4を通り映像信号に変換され
た信号が、入力切換装置3で選択され、信号処理回路5
を経由して制御装置50に入力されるとともに、信号処
理回路5からは垂直同期信号14がマイクロコンピュー
タ51に入力される。
【0175】VTR本体55にビデオカセットテープ1
0が挿入され、記録ボタン11を押すと、垂直同期信号
14により、NTSC/PALモードの判別をマイクロ
コンピュータ51が行い、その判別結果よりドラムモー
タ8aが該当する放送方式に合致した回転で回転し、制
御装置50のサーボシステム52によって回転が一定に
制御される。
【0176】このとき、マイクロコンピュータ51は、
上記調整モード再生時に記憶装置53に記憶した制御量
をヘッド切替えタイミング値として読み出し、マイクロ
コンピュータ51は、読み出した制御量と制御装置50
に入力された映像信号の垂直同期信号14をもとに、垂
直同期信号の手前水平同期信号の6.5信号分(NTS
C:412.75μsec/PAL:416μsec)
となるようにサーボシステム52を制御し、ヘッド切替
えタイミングを6.5Hに保持する。
【0177】上述したVTRの映像ヘッド切替えタイミ
ング制御について、フローチャートを参照して具体的に
動作を説明する。
【0178】図9はNTSC/PAL両放送方式VTR
の映像ヘッド切替えタイミング制御のプログラムを示す
フローチャートであり、前記図8と同一処理を行うステ
ップには同一符号を付している。
【0179】NTSC又はPAL放送方式で正規に記録
された基準ビデオカセットテープ10をVTR本体55
に挿入し、再生ボタン12を押すと、映像ヘッド切替え
タイミング自動調整プログラムがスタートする(ステッ
プST21)。
【0180】ステップST31でテープ上に記録されて
いるコントロール信号とキャプスタンモータの回転数に
より放送方式を判別し、ステップST23でトラッキン
グをプリセット状態にし、ヘッド切替えタイミングを初
期値である400μsecに設定する。
【0181】次いで、ステップST24でビデオカセッ
トテープ10の走行及びドラムモータ8aの回転数を該
当する放送方式に合致した回転数で回転させ、回転数が
一定になるまで約3秒間待機する。
【0182】ステップST25では、ヘッド切替え信号
と垂直同期信号との間隔(時間)を計測する。この計測
は、数回測定し平均値をとることにより計算する。
【0183】次いで、ステップST26で上記平均値を
基に、ヘッド切替え信号と垂直同期信号との時間が6.
5Hになるようにヘッド切替えタイミングを計算する。
ここで、この6.5HはNTSCモードのときは41
2.75μsec、PALモードのときは416μse
cである。
【0184】次いで、ステップST32でNTSCモー
ドにより測定した場合には、PALモードとの制御量の
差(3μsec)を記憶装置53に記憶する。
【0185】ステップST33では、NTSCモードに
より測定した場合には、上記制御量の差(3μsec)
を、またPALモードにより測定した場合には、上記制
御量の差を基に計算したヘッド切替えタイミング値を記
憶装置53に書き込み、さらに書き込んだデータを記憶
装置53から読み出し、読み出した制御量を用いてビデ
オカセットテープ10を走行させるようにサーボシステ
ム52を制御する。
【0186】次いで、ステップST28でビデオカセッ
トテープ10の走行が一定になるのを待ち、ステップS
T29でこの時の制御量を、放送方式に合わせて表示装
置54に表示(NTSC:413/PAL:416を表
示)して本フローを終了する。
【0187】以上説明したように、実施の形態7に係る
VTRは、マイクロコンピュータ51が、NTSCモー
ドで測定した場合、NTSC方式とPAL方式による制
御量の差(3μsec)を記憶装置53に記憶するよう
に制御するので、PAL放送方式での調整は不要とな
り、より迅速にヘッド切替えタイミングを自動設定でき
る。
【0188】なお、上記各実施の形態に係る磁気記録再
生装置を、上述したようにNTSC/PAL放送方式V
TRに適用しているが、ヘッド切替えタイミング制御を
行う装置であればどのような放送方式(例えば、SEC
AM放送方式)あるいは記録媒体の装置であってもよ
い。
【0189】また、上記各実施の形態に係るVTRを構
成する回路、スイッチ、端子の数、その種類、接続の構
成などは前述した上述の実施の形態に限られないことは
言うまでもく、回路等の一部又は全部をワンチップ化し
たものであってもよい。
【0190】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ヘッド切替え
信号と垂直同期信号との間隔を所定水平走査期間に調整
するための初期値を設定する初期値設定手段と、初期値
に基づいて回転ドラムの回転を制御して再生された垂直
同期信号とヘッド切替え信号を入力し、ヘッド切替え信
号と垂直同期信号との間隔が所定水平走査期間になるよ
うに回転ドラムの回転を制御する制御手段と、制御手段
により演算された制御量を記憶する記憶手段とを備え、
調整以後、制御手段は、記憶手段に記憶された制御量に
基づいて回転ドラムの回転を制御してヘッド切替え信号
の発生タイミングを定めるように構成したので、自動調
整を行うとともに、アナログ調整を不要にすることがで
き、迅速に調整することができる効果を奏する。
【0191】請求項2の発明によれば、ヘッド切替え信
号と垂直同期信号との間隔を表示する表示手段を備えて
構成したので、画面により制御状態を知ることができ、
生産ラインで製品の良/不良をチェックする際の判別基
準の一つとして用いたり、記憶手段に記憶されている情
報が正しいか否かのチェックに使用することができる効
果を奏する。
【0192】請求項3の発明によれば、磁気記録再生装
置が、NTSCモードで調整を行うように構成したの
で、NTSCモードにおいて、自動調整を行うととも
に、迅速に調整することができる効果を奏する。
【0193】請求項4の発明によれば、磁気記録再生装
置が、PALモードで調整を行うように構成したので、
PALモードにおいて、自動調整を行うとともに、迅速
に調整することができる効果を奏する。
【0194】請求項5の発明によれば、調整時、磁気記
録再生装置が使用する放送方式を指定する指定手段を備
え、指定手段により指定された放送方式モードで調整を
行うように構成したので、NTSCとPAL両放送方式
の何れの放送方式であっても、自動調整を行うことがで
きる効果を奏する。
【0195】請求項6の発明によれば、調整時、磁気記
録再生装置が使用する放送方式を判別する判別手段を備
え、判別手段により判別された放送方式モードで調整を
行うように構成したので、NTSCとPAL両放送方式
の何れの放送方式であっても、自動的に放送方式を選択
して、自動調整を行うことができ、より使い勝手を向上
できる効果を奏する。
【0196】請求項7の発明によれば、記憶手段が、N
TSC方式モードとPAL方式モードによる制御量の差
を記憶し、制御手段が、制御量の差に基づいて制御を行
うように構成したので、PAL放送方式での調整は不要
となり、より迅速にヘッド切替えタイミングを自動設定
できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である磁気記録再生
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1である磁気記録再生
装置の映像ヘッド切替えタイミング制御のプログラムを
示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2である磁気記録再生
装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態3である磁気記録再生
装置の映像ヘッド切替えタイミング制御のプログラムを
示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態5である磁気記録再生
装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態5である磁気記録再生
装置の映像ヘッド切替えタイミング制御のプログラムを
示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態6である磁気記録再生
装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態6である磁気記録再生
装置の映像ヘッド切替えタイミング制御のプログラムを
示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態7である磁気記録再生
装置の映像ヘッド切替えタイミング制御のプログラムを
示すフローチャートである。
【図10】 ビデオトラック上の垂直同期信号と映像ヘ
ッド切替点の位置関係を示す図である。
【図11】 垂直同期信号Svとヘッド切替え信号Ss
との関係を示すタイミングチャートである。
【図12】 従来のVTRに装備されている映像ヘッド
切替え機能における概略構成図である。
【符号の説明】
1 外部入力端子、 2 アンテナ入力端子、 3 入
力切換装置、 4 チューナー回路、 5 信号処理回
路、 6 増幅回路、 8 回転ドラム、 8a ドラ
ムモータ、9a,9b 映像ヘッド、10 ビデオカセ
ットテープ、11 記録ボタン、 12 再生ボタン、
14 垂直同期信号、 17 ビデオ出力端子、 1
8 可変抵抗器、 19 映像信号、 20 位置検出
用の永久磁石、 21 位置検出ヘッド、 22,3
1,41,51 マイクロコンピュータ(判別手段)、
23,32,42,52 サーボシステム、 30,
40,50 制御装置(制御手段)、 33,43,5
3 記憶装置(初期値設定手段、記憶手段)、 34,
44,54 表示装置(表示手段)、 15,35,3
6,46,55 VTR本体、 45 NTSC/PA
Lモード切替えスイッチ(指定手段)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムの異なる位置に装着された複
    数の映像ヘッドにより磁気テープから再生された垂直同
    期信号と前記映像ヘッドの切替え点で発生するヘッド切
    替え信号との間隔を所定水平走査期間に調整する磁気記
    録再生装置において、 前記ヘッド切替え信号と前記垂直同期信号との間隔を所
    定水平走査期間に調整するための初期値を設定する初期
    値設定手段と、 前記初期値に基づいて前記回転ドラムの回転を制御して
    再生された垂直同期信号と前記ヘッド切替え信号を入力
    し、前記ヘッド切替え信号と前記垂直同期信号との間隔
    が所定水平走査期間になるように前記回転ドラムの回転
    を制御する制御手段と、 前記制御手段により演算された制御量を記憶する記憶手
    段とを備え、 前記調整以後、前記制御手段は、 前記記憶手段に記憶された制御量に基づいて前記回転ド
    ラムの回転を制御して前記ヘッド切替え信号の発生タイ
    ミングを定めることを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記ヘッド切替え信号と前記垂直同期信
    号との間隔を表示する表示手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 磁気記録再生装置は、放送方式がNTS
    Cモードで前記調整を行うことを特徴とする請求項1記
    載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 磁気記録再生装置は、放送方式がPAL
    モードで前記調整を行うことを特徴とする請求項1記載
    の磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記調整時、磁気記録再生装置が使用す
    る放送方式を指定する指定手段を備え、 前記指定手段により指定された放送方式モードで前記調
    整を行うことを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生
    装置。
  6. 【請求項6】 前記調整時、磁気記録再生装置が使用す
    る放送方式を判別する判別手段を備え、 前記判別手段により判別された放送方式モードで前記調
    整を行うことを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生
    装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段は、NTSC方式モードと
    PAL方式モードによる制御量の差を記憶し、 前記制御手段は、前記制御量の差に基づいて制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
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