JP3108570B2 - ヘッド切換位相調整装置 - Google Patents

ヘッド切換位相調整装置

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JP3108570B2 JP05256791A JP25679193A JP3108570B2 JP 3108570 B2 JP3108570 B2 JP 3108570B2 JP 05256791 A JP05256791 A JP 05256791A JP 25679193 A JP25679193 A JP 25679193A JP 3108570 B2 JP3108570 B2 JP 3108570B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種のテレビジョン
方式に対応したVTRやNTSC再生(録画)機能付P
AL方式用VTRのヘッド切換パルスの位相調整装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】世界で採用されているテレビジョン方式
には、大きく分けてNTSC方式と、PAL方式の2つ
があり、それぞれに対応して、VTRが作られている。
【0003】テレビジョン放送の開始当初は、それぞれ
クローズドなシステムとして使用されるため格別の問題
はなかったが、最近のように世界レベルでの情報の交換
が活発になると、双方の方式による情報の交換の必要性
が高まっている。
【0004】そのため、VTRを、2種の方式で記録さ
れたものを1台のVTRで再生できるものが望まれ、そ
れを可能にしたVTRが既に開発されている。
【0005】2つの方式による技術上の差は種々ある
が、2方式に適用可能なVTRを実現する場合に、解決
すべき点の1つとして、ヘッド切換位相を夫々の方式に
合せて調整しなければならないという点がある。
【0006】そのような従来のヘッド切換位相調整装置
を、図3,4,5,6に従って説明する。
【0007】図3に、ドラムに配置されるドラム位相基
準信号発生器(以下PGという)とビデオヘッドの関係
を示す。又、図4にその時間的関係を示す。PGビデオ
ヘッド間にはθなる角度が存在し、このθが機械的寸法
バラツキを有し、その寸法バラツキを電気的に吸収させ
ようというのが、PG位相調整である。(VHS規格に
あるヘッドスイッチングタイミングと垂直同期位相の調
整。)図5及び図6に、PAL方式とNTSC方式を両
立させたVTRにおける従来のPG位相調整の概略フロ
ーを示す。
【0008】図5の(a)〜(f)が、PAL方式PG
位相調整のための作業である。まず、PAL標準テープ
(調整用テープ)をVTRに挿入し、再生する。する
と、このVTRは、PAL方式モードで走行する。PG
調整モードとし、PG位相を調整し、時間TPAL(θの
角度差を時間量へ変換したもの)を求める。時間TPAL
の作り方は、アナログモノマルチ(コンデンサと抵抗を
組み合せた充電時定数利用のもの)と、マイコン利用の
ディジタルモノマルチのいずれでも良い。そして時間T
PALをメモリーする。一方、NTSC時は、VTRをN
TSC方式で走行させ、図6の(g)〜(l)のフロー
にて、(PALと同様の手順で行う。)時間TNTSCを求
め、メモリーする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたとおり、従
来は、NTSC用位相値,PAL用位相値を求めるの
に、それぞれ、同様の作業を繰り返し行なわねばならな
かった。そのため、調整作業に時間を要し、コストアッ
プの要因となっていた。
【0010】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、1つの方式での調整作業のみを行なうこ
とで、他方の調整作業を必要としない、ヘッド切換位相
調整装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明においては、NTSC及びPALの2方式の
テレビジョン信号を録画再生するビデオテープレコーダ
において、一方の方式のドラム位相基準信号(PG)か
らヘッド切換パルス出力までの位相差をディジタル的数
値で測定する測定手段と、予め設定された目標値と前記
測定手段で測定された測定値との差を比較し、誤差を検
出する比較・誤差検出手段と、前記比較・誤差検出手段
にて、前記測定手段で測定された測定値が前記予め設定
された目標値になったことが確認された場合、前記ディ
ジタル的数値をメモリーするメモリー手段と、前記メモ
リー手段にメモリーされた数値を前記2方式のテレビジ
ョン信号間の垂直同期周波数の比に応じて演算し他の方
式の位相調整値を得る演算手段と、を有する。ヘッド切
換位相調整装置を設けている。
【0012】
【作用】本発明によれば、一方の方式のテレビジョン信
号に合せたヘッド切換位相調整を行ない、他方の方式の
テレビジョン信号に対する位相調整量は計算によって求
めるようにしているので、1回の調整作業を行なうだけ
で、2方式のテレビジョン用の調整が完了する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図3に従って
説明する。
【0014】まず、図1に従ってブロック図を説明す
る。1は複合同期信号から垂直同期信号を抜き取る積分
・波形整形回路であり、2は目標位相値がメモリーされ
たROMであり、3は位相比較及び誤差検出を行う位相
比較・誤差検出回路である。また、41はPG信号の増
幅及び波形整形を行う増幅・波形整形回路であり、5は
遅延パルス作成遅延値出力回路であり、6はPALモー
ド時の遅延値がメモリーされたPAL遅延値メモリーで
あり、7はPALとNTSCとの回転比率25/30に
応じた演算を行なうPAL遅延値×5÷6計算回路であ
り、8は計算回路7の出力値をメモリーするNTSC遅
延値メモリーである。
【0015】次に動作を説明する。まず、PAL調整用
テープを使用し、PG調整モードにて、複合同期信号か
ら、積分波形整形回路1において、垂直同期信号を抜き
取り波形整形し、位相比較・誤差検出回路3に送る。R
OM2にメモリーされた目標位相値(垂直同期とヘッド
スイッチングパルスの位相差)と、測定値の比較を行
い、目標位相値になるように、遅延パルス作成ブロック
を制御する。
【0016】5の遅延パルス作成回路には、ドラムの回
転位相を検出するため、PG信号が、増幅・波形整形回
路4により波形整形されて入力され、PGから、遅延パ
ルス(ヘッド・スイッチング・パルスとなるパルス)ま
での遅延値が管理される。
【0017】位相比較・誤差検出回路3にて、目標位相
になった事が確認されると、そのときの、PGと遅延パ
ルスの位相すなわち、遅延値が、PAL遅延値として、
PAL遅延値メモリー6にメモリーされる。
【0018】次に、そのPAL遅延値を基に、PALと
NTSCとの回転数比率25/30に応じた(PAL遅
延値)×5÷6計算回路7にて、約83%の値を算出す
る。その値が、すなわち、NTSC遅延値として、NT
SC遅延値メモリー8にメモリーされる。
【0019】2種の回転数(この場合PAL 25H
z,NTSC 30Hz)のちがいのある場合でも、機
械的な誤差(図3に示すθ±α)を1回の調整のみで、
2種の調整値を得る事ができる。
【0020】図2に実施例のフローチャートを示す。
【0021】まず、PAL標準テープ(調整値テープ)
をVTRに挿入し、PLAYモードとする。VTR本体
は、PALで走行させる。PAL PG位相調整モード
として、ディジタルモノマルチを利用し、メカ取付誤差
θ±αを吸収すべく、ディジタルモノマルチを調整す
る。その数値TPALをPAL PG位相調整値としてメ
モリーする。
【0022】次に、TPALを元に、回転数の比率分25
/30≒83%の演算を実施する。
【0023】TPAL×83%=TNTSCとし、NTSC
PG位相調整値として、メモリーする。
【0024】
【発明の効果】従来、NTSC方式,PAL方式それぞ
れ調整していたものを、本発明によれば1回の調整で、
済む事となり、精度、手数の面で、大幅な改善が図れ
る。また、位相比較・誤差検出回路にて、目標位相にな
ったことが確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図である。
【図2】本発明のフローチャートである。
【図3】本発明に係る、ドラム上のヘッド配置図であ
る。
【図4】本発明に係る、PGに対するヘッド切換パルス
のタイミング図である。
【図5】従来技術のPAL方式調整時のフローチャート
である。
【図6】従来技術のNTSC方式調整時のフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 積分波形整形回路 2 ROM 3 位相比較誤差検出回路 4 増幅・波形整形回路 5 遅延パルス作成回路 6 PAL遅延値メモリー 7 PAL遅延値計算回路 8 NTSC遅延値メモリー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NTSC及びPALの2方式のテレビジ
    ョン信号を録画再生するビデオテープレコーダにおい
    て、 一方の方式のドラム位相基準信号(PG)からヘッド切
    換パルス出力までの位相差をディジタル的数値で測定す
    る測定手段と、予め設定された目標値と前記測定手段で測定された測定
    値との差を比較し、誤差を検出する比較・誤差検出手段
    と、 前記比較・誤差検出手段にて、前記測定手段で測定され
    た測定値が前記予め設定された目標値になったことが確
    認された場合、 前記ディジタル的数値をメモリーするメ
    モリー手段と、 前記メモリー手段にメモリーされた数値を前記2方式の
    テレビジョン信号間の垂直同期周波数の比に応じて演算
    し他の方式の位相調整値を得る演算手段と、 を有するヘッド切換位相調整装置。
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KR0185910B1 (ko) * 1994-09-29 1999-04-15 김광호 다중방식 vtr의 헤드스위칭 자동조정방법 및 그 장치

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