JP2000267452A - 画像形成装置およびこの装置における転写搬送体のクリーニング方法 - Google Patents

画像形成装置およびこの装置における転写搬送体のクリーニング方法

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JP2000267452A
JP2000267452A JP11070473A JP7047399A JP2000267452A JP 2000267452 A JP2000267452 A JP 2000267452A JP 11070473 A JP11070473 A JP 11070473A JP 7047399 A JP7047399 A JP 7047399A JP 2000267452 A JP2000267452 A JP 2000267452A
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Masato Yasui
正人 安井
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の増加が抑えられ、かつ感光ドラム
への不純物の付着による画像劣化の恐れもなく、転写搬
送体上の残留現像剤を除去することが可能な画像形成装
置およびその装置における転写搬送体のクリーニング方
法を提供する。 【解決手段】 被転写材Pを静電吸着手段250を介し
て転写搬送体202に吸着・保持し、転写位置へ搬送す
る。転写位置において、現像剤によって形成された画像
を被転写材に転写する。転写後、電位付与手段251
は、前記転写搬送体202上に残留している現像剤に転
写搬送体から離間する方向の静電力が作用するような電
位を、前記静電吸着手段250に付与する。これによ
り、転写搬送体上の残留トナーは、転写搬送体から離間
する方向の静電力を受けて、転写搬送体から除去され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー複写機、
カラープリンタなどの画像形成装置およびこの画像形成
装置における転写搬送体のクリーニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の画像形成装置において
は、転写搬送体の一例としての転写ドラムに用紙等の被
転写材を吸着手段によって静電吸着保持させるととも
に、該転写搬送体によって前記被転写材を転写位置まで
搬送するようになっている。そして、転写位置におい
て、像担持体である感光ドラムに形成された現像剤(以
下、トナーともいう)の画像(トナー像)を、転写手段
である転写チャージャによって被転写材に転写し、転写
終了後は被転写材を転写搬送体から分離して排出してい
る。また、被転写材の分離後に、除電チャージャで転写
ドラムの表面を除電することも行われている。
【0003】ところが、転写ドラムの表面は、除電後に
おいても装置内で飛散しているトナーを含めて、残留ト
ナーが付着しているので、このままで次の転写処理を行
うと、被転写材に汚れが発生する。
【0004】これを回避するため、従来、例えば特開平
6ー83208号公報に開示されているように、被転写
材が転写搬送体から分離された後の転写ドラムに付着し
ている残留トナーを除去するために、除電チャージャと
は別に、転写ドラムの表面を導電性のファーブラシ等の
クリーナ部材で清掃する一方、転写ドラムの裏面に除電
用の帯電ブラシを当接して、転写搬送体の残留トナーを
静電的に除去するようにしたものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
装置では、転写ドラムの残留トナーを除去するために、
ファーブラシや帯電ブラシなどの専用のクリーナ部材を
用意しなければならないので、部品点数が増してコスト
高になるという欠点があった。
【0006】このため、専用のクリーニング部材を新た
に用意することなく、残留トナーの除去が行えるよう
に、転写チャージャとこれに対向する感光体ドラムを利
用して残留トナーの電荷を除電することも考えられる。
しかし、残留トナーの一様な除電のために転写チャージ
ャを放電させると、転写ドラムに付着している他の不純
物、とくに両面複写を行った後に転写ドラムに付着する
シリコンオイルが感光体ドラムに付着しやすくなり、画
像を著しく劣化させてしまうおそれがある。
【0007】この発明は、このような技術的背景に鑑み
てなされたものであって、部品点数の増加が抑えられ、
かつ感光ドラムへの不純物の付着による画像劣化のおそ
れもなく、転写搬送体上の残留現像剤を除去することが
可能な画像形成装置およびその装置における転写搬送体
のクリーニング方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、現像剤で画
像を形成する作像手段と、被転写材を保持して搬送する
転写搬送体と、前記被転写材を前記転写搬送体に吸着・
保持させる静電吸着手段と、該静電吸着手段に被転写材
吸着用の電位を付与する電位付与手段と、転写位置にお
いて、前記転写搬送体に保持された被転写材に対し、前
記作像手段の画像を転写する転写手段と、を備えた画像
形成装置において、前記電位付与手段は、前記転写後
に、前記転写搬送体上に残留している現像剤に転写搬送
体から離間する方向の静電力が作用するような電位を、
前記静電吸着手段に付与することを特徴とする画像形成
装置によって解決される。
【0009】この画像形成装置では、電位付与手段によ
って静電吸着手段に電位が付与される結果、現像剤は静
電吸着手段から静電力を受け、転写搬送体から離間す
る。このように、被転写材を転写搬送体に吸着・保持さ
せるために一般に設けられている静電吸着手段を利用し
て現像剤を除去するので、別途専用のクリーニング部材
を設ける必要がなく、部品点数の増大化が抑制される。
しかも、転写チャージャを利用する方法に比べ、作像手
段への悪影響もなく、良好な画像形成が保証される。
【0010】上記の画像形成装置において、静電吸着手
段は、転写搬送体の裏面側に配置された吸着チャージャ
と前記転写搬送体の表面側に配置された吸着ローラとを
備え、前記電位付与手段は、現像剤と同じ極性の電位を
前記吸着チャージャに対して付与し、あるいは現像剤と
逆の極性の電位を前記吸着ローラに対して付与する構成
としても良い。
【0011】この画像形成装置によれば、残留現像剤に
は、吸着チャージャ側の電位によって静電力としての反
発力が作用し、あるいは吸着ローラー側の電位によって
吸引力が作用するから、転写搬送体上の残留現像剤を該
転写搬送体から確実に離間させて吸着ローラ側に移行さ
せることが可能となる。なお、現像剤と同じ極性の電位
を前記吸着チャージャに対して付与すると同時に、現像
剤と逆の極性の電位を前記吸着ローラに対して付与して
も良いのは勿論である。上記両方の電位を同時に付与す
ると、残留現像剤の転写搬送体からの離間が一段と促進
される。
【0012】また、この発明に係る画像形成装置におけ
る転写搬送体のクリーニング方法は、被転写材を静電吸
着手段を介して転写搬送体に吸着・保持するとともに、
被転写材を転写搬送体によって転写位置へ搬送し、転写
位置において、現像剤によって形成された画像を被転写
材に転写する画像形成装置において、転写後に、前記転
写搬送体上に残留している現像剤に転写搬送体から離間
する方向の静電力が作用するような電位を、前記静電吸
着手段に付与することを特徴とする。
【0013】この方法によれば、静電吸着手段を利用し
て現像剤を除去するので、専用のクリーニング部材を設
けることなく、転写搬送体上の残留トナーを容易に除去
すことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。
【0015】図1は、この発明の一実施形態にかかるデ
ジタルフルカラー複写機の全体構成を示す。
【0016】このカラー複写機は、イメージスキャナ部
30で原稿を読み取り、デジタル信号処理部10で信号
処理を行う。プリンタ部20は、イメージスキャナ部3
0で読み取られた原稿画像に対応した画像を、被転写材
である用紙Pにフルカラーでプリント出力する。
【0017】イメージスキャナ部30において、原稿台
ガラス31上に置かれた原稿(図示せず)は、押圧板3
9で押さえられるが、自動原稿送り装置(図示せず)を
装着するときは、これが取って代わる。
【0018】原稿台ガラス31上の原稿は、ランプ32
で照射され、ミラー33a,33b,33cに導かれ、
レンズ34によりリニアフルカラーセンサ(以下、CC
Dと記す)36上に像を結び、フルカラー情報レッド
(R)、グリーン(G)、ブルー(B)成分に変換され
てデジタル信号処理部10に送られる。
【0019】なお、スキャナーモータ37を駆動するこ
とにより、第1のスライダ35は速度Vで、第2のスラ
イダ40はV/2で、CCD36の電気的走査方向に対
して垂直方向へ機械的に動き、原稿全面を走査する。ま
た、シェーディング補正用の白色板38は、原稿台ガラ
ス31の端部に設けられている。
【0020】前記デジタル信号処理部10は、読み取ら
れた信号を電気的に処理し、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各成分に
分解してプリンタ部30における1回の原稿走査につ
き、C,M,Y,Bkのうちの一つの成分が順次プリン
タ部20に送られ、計4回の原稿走査により、1回のプ
リントアウトが完成する(面順次転送方式)。
【0021】デジタル信号処理部10より送られてくる
C,M,Y,Bkの画像信号は、レーザダイオードドラ
イブ(PHC部)で画像信号レベルに応じて半導体レー
ザ214を駆動変調する。レーザ光は、ポリゴンミラー
215、fーθレンズ216、折り返しミラー217
a,217bを介して像担持体である感光体ドラム20
6上を走査する。感光体ドラム206は、これに先立っ
て帯電チャージャ207で帯電されており、レーザ光の
照射部分が静電潜像となる。
【0022】現像ユニットは、C,M,Y,Bkにそれ
ぞれ対応する現像器208a,208b,208c,2
08dにより構成されており、これら現像器208a,
208b,208c,208dが感光体ドラム206上
に形成された静電潜像を、プラスに帯電されている現像
剤、つまりトナーによって現像する。これにより、感光
ドラム206上の静電潜像が顕像化されてトナー像(画
像)となる。前記感光ドラム206や現像ユニット等に
より、作像手段200が構成されている。
【0023】一方、給紙ユニット201a,201b,
201cから各給紙ローラ201A,201B,201
Cを介して給紙されてきた用紙Pをタイミングローラ2
03により転写搬送体である転写ドラム202に送り、
静電吸着手段250である吸着チャージャ204および
吸着ローラ212により転写ドラム202に静電的に吸
着させて巻き付け、この転写ドラム202を回転変位さ
せることにより用紙を前記感光ドラム206との間の転
写位置まで搬送したのち、転写チャージャ205により
感光体ドラム206上に現像されたトナー像を用紙Pに
転写する。
【0024】なお、吸着チャージャ204は、転写ドラ
ム202の裏面側に配置され、図7に示す電位付与手段
251により、帯電用の電圧が印加される。また、吸着
ローラ212は、転写ドラム202の表面側に配置され
ており、ソレノイドSL3のオン/オフによって転写ド
ラム202に当接・離間される。この吸着ローラ212
は、転写ドラム202に当接して従動するようになって
いるが、この吸着ローラ212自身が駆動源を持ってい
てもよい。
【0025】このように、C,M,Y,Bkの4色が順
次転写された後、用紙Pは分離チャージャ209、押し
上げ部材223および分離爪225により分離され、搬
送されて上下一対の定着ローラ210a,210bを通
過し、排紙トレイ211に排紙される。
【0026】なお、押し上げ部材223は、ソレノイド
SL1のオン/オフにより押し上げ・解除される。
【0027】用紙Pが分離された転写ドラム202の表
面は、オイル除去ローラ224により、その表面に付着
したオイルが除去され、除電チャージャ230a,23
0bにより電気的に除電される。
【0028】なお、オイル除去ローラ224は、ソレノ
イドSL2のオン/オフによって転写ドラム202に当
接・離間される。
【0029】また、219は転写ドラム202の基準位
置センサであり、この位置を先頭にして用紙Pが吸着さ
れる。
【0030】なお、両面モードの場合には、定着後の用
紙Pは、切り替え爪222により反転搬送路226に搬
送され、ここで、表裏が反転され、再度転写ドラム20
2に供給される。221は用紙の先端を検出するための
センサであり、タイミングローラ203に用紙Pが到達
したことを検出する。
【0031】前記用紙Pが分離された後、転写ドラム2
02の駆動状態のままで、吸着チャージャ204には、
前記電位付与手段251によりトナーと同極性のプラス
帯電用の電位が付与される一方、前記吸着ローラ212
がオンして転接される。上記電位付与によるプラス電荷
により、転写ドラム202上の残留トナーに対して静電
的反発力が生じ、残留トナーを転写ドラム202から離
間させる。
【0032】図2は、上記フルカラー複写機の制御系を
示すブロック図である。
【0033】CPU50の入力部には、用紙先端検出用
センサ221、転写ドラムの基準位置センサ219およ
びその他の入力機器が接続されており、また、出力部に
は、前記ソレノイドSL1,SL2,SL3,吸着チャ
ージャ204、分離チャージャ209、メインモータ2
13、タイミングローラ203およびその他の出力機器
が接続されている。さらに、CPU50は、タイマT
1,T2との間で信号の授受が可能になっている。
【0034】図3は、上記フルカラー複写機の全体動作
を示すメインのフローチャートであり、以下の説明およ
び図面では、ステップをSで示す。
【0035】まず、S101で装置の初期設定を行い、
S102で内部タイマをスタートさせる。その後、S1
03で前処理を実行させてから、S104でコピー動作
を開始させる。コピー動作の終了に伴い、S105で後
処理を実行させ、この後、S106で内部タイマがタイ
ムアップしたか否かを判別する。タイムアップした場合
には(S106にてYES)、S102に戻る。内部タ
イマがカウント中であれば(S106にてNO)、タイ
ムアップするまで待つ。
【0036】次に、図3のフローチャートにおけるコピ
ー動作制御のサブルーチンを図4〜図6のフローチャー
トで説明する。
【0037】コピー動作のサブルーチンS104におい
て、まず、コピーのスタートキーがオンされると、S3
01では、メインモータ213をオンして転写ドラム2
02の駆動を開始する。次に、S302では、ソレノイ
ドSL3をオンすることにより、吸着ローラ212を転
写ドラム202に当接させる。S303では、給紙ロー
ラ201A〜201Cをオンして給紙動作を開始する。
【0038】この後、S304では、給紙された用紙P
がタイミングローラ203の上流の用紙先端検出用セン
サ221により検出されたか否かを判別し、用紙Pが検
出されると(S304にてYES)、S305で給紙動
作を停止させる。用紙Pが検出されなければ(S304
にてNO)、検出されるまで待つ。
【0039】次に、S306では、前記基準位置センサ
219がオンしたか否かが判別される。つまり、前記転
写ドラム202の用紙吸着位置が近づいたか否かが判別
される。用紙Pが転写ドラム202に近づいた場合には
(306にてYES)、S307でタイミングローラ2
03をオンし、S308で吸着チャージャ204をオン
し、S309で用紙Pを転写ドラム202上に吸着させ
る。前記基準位置センサ219がオンしていなければ
(S306にてNO)、オンするまで待つ。
【0040】その後、S310で吸着チャージャ204
をオフし、S311でソレノイドSL3をオフして吸着
ローラ212を転写ドラム202から離間させ、S31
2でタイミングローラ203をオフする。
【0041】次に、S313、S314、S315でそ
れぞれ1色目、2色目、3色目の画像形成を行い用紙P
上にそれぞれ転写する。S315での3色目の転写終了
後、S316で前記基準位置センサ219がオンしたか
否かを判別する。つまり、前記転写ドラム202に吸着
されている用紙Pの先端が基準位置で検出されたか否か
を判別する。用紙Pの先端が基準位置で検出されると
(S316にてYES)、S317でタイマT1をスタ
ートさせる。用紙Pの先端が基準位置で検出されない場
合は(S316にてNO)、検出されるまで待つ。
【0042】ここで、T1とは、基準位置から用紙分離
位置までの距離をシステムスピードで除した値であり、
用紙Pが基準位置から用紙分離位置まで到達する時間で
ある。
【0043】T1=L1/V L1:基準位置から用紙分離位置までの距離 V :システムスピード 次に、S318では、4色目の転写を行い、S319で
タイマT1がタイムアップしたか否かを判別する。タイ
マT1がタイムアップすると(S319にてYES)、
S320でソレノイドSL1をオンして押し上げ部材2
23を押し上げるとともに、分離チャージャ209がオ
ンして用紙Pの分離動作を行う。タイマT1がカウント
中である場合は(S319にてNO)、タイムアップす
るまで待つ。その後、S321で定着処理を行い、S3
22で排紙処理を行う。そして、S323では、ソレノ
イドSL1をオフするとともに、分離チャージャ209
をオフする。またS324では、ソレノイドSL3をオ
ンして吸着ローラ212を転写ドラム202に当接させ
る。
【0044】S325では、次の給紙がないか否かを判
別し、給紙がなければ(S325にてYES)、S32
6で基準位置センサ219がオンしたか否かを判別す
る。給紙があれば、S303に戻って給紙を開始する。
【0045】S326において、基準位置センサ219
がオンした場合には(S326にてYES)、S327
でタイマT2をスタートさせる。基準位置センサ219
がオンしていなければ(S326にてNO)、オンする
まで待つ。
【0046】ここで、T2とは、基準位置からオイル除
去ローラ224までの距離(L2)をシステムスピード
(V)で除した値であり、基準位置での用紙Pの先端が
オイル除去ローラ224に到達するまでの所要時間を表
す。
【0047】T2=L2/V L2:基準位置からオイル除去ローラまでの距離 V :システムスピード 次に、S328で、前記電位付与手段251により、転
写ドラム202の残留トナー(転写工程にてプラスに帯
電)と同極の電位を吸着チャージャ204に付与して該
チャージャをオンし、S329でタイマT2がタイムア
ップしたか否かを判別する。タイマT2がタイムアップ
していると(S329にてYES)、S330でソレノ
イドSL2をオンしてオイル除去ローラ224を転写ド
ラム202に当接させる。タイマT2がカウント中であ
る場合は(S329にてNO)、タイムアップするまで
待つ。
【0048】ついで、S331では、基準位置センサ2
19がオンするまで待ち(S331にてNO)、基準位
置センサ219がオンした場合には(S331にてYE
S)、転写ドラム202の1回転分、吸着チャージャ2
04がオンしていたことになるので、その時点で吸着チ
ャージャ204の出力をオフさせる(S332)。そし
て、S333でソレノイドSL3をオフして、吸着ロー
ラ212を転写ドラム202より離間させる。
【0049】次に、S334で前述のタイマT2を再度
スタートさせ、S335でこのタイマT2がタイムアッ
プしたか否かを判別する。上記タイマT2がタイムアッ
プしていると(S335にてYES)、S336でソレ
ノイドSL2をオフさせる。タイマT2がカウント中で
ある場合は(S335にてNO)、タイムアップするま
で待つ。そして、S337でメインモータをオフして転
写ドラム202の駆動を停止させ、メインフローにリタ
ーンする。
【0050】上記S326〜S336に示したように、
用紙Pが転写ドラム202から分離された際、図7に示
すように転写ドラム202を駆動させたままで吸着ロー
ラ212を当接させ、吸着チャージャ204に前記転写
ドラム202の残留トナーと同極性の電位を付与する
と、前記残留トナーは静電反発力を受けて、接地された
吸着ローラ212側に引き付けられる。
【0051】すなわち、専用のクリーニング部材を新た
に設けなくても、前記転写後における転写ドラム202
に付着しているトナーをこの転写ドラム202から簡単
に除去することができ、部品点数の増大によるコストの
上昇等を招くことがなくなるばかりか、転写チャージャ
205と感光ドラム206を利用する場合に比較して、
感光ドラム206に不純物が付着するおそれもない。
【0052】尚、前記吸着ローラ212に移行して付着
した残留トナーは、図7に示すように、この吸着ローラ
212に当接しているスクレーパ212aにより除去
し、残留受けカバー(図示せず)に回収される。勿論、
上記スクレーパ212aに限らず、ブラシやファンを使
用して残留トナーを回収してもよい。一方、転写ドラム
202上に付着したオイルは、オイル除去ローラ224
によって除去される。
【0053】ところで、上記実施形態では、転写動作後
の転写ドラム202の裏面側において、吸着チャージャ
204に残留トナーと同極性の電位を付与した場合を示
したが、転写ベルト202の表面側の吸着ローラ212
に、残留トナーと逆極性の電位を付与しても良い。この
場合には、吸着ローラ212に付与されたマイナスの電
位により前記残留トナーには静電吸引力が作用するの
で、前記したのと同様に、転写ドラム202上の残留ト
ナーを吸着ローラ212に移行させることができる。
【0054】勿論、転写ドラム202の裏側から残留ト
ナーと同極性の電荷を付与し、表面側から残留トナーと
逆極性の電荷を付与すれば、残留トナーの除去作用が強
められる。
【0055】なお、上記実施形態では、転写ドラム20
2に用紙を1枚吸着・分離させる場合について説明した
が、複数枚の用紙を転写ドラム202上に吸着・分離さ
せる場合にも適用できることはいうまでもない。
【0056】また、この実施形態では、転写搬送体とし
て転写ドラムを用いたが、転写ベルトで構成したもので
あってもよい。
【0057】さらにまた、画像形成装置は、上記実施形
態によるものに限らず、4回転写方式、タンデム方式の
いずれであってもよい。
【0058】また、上記実施形態では、電子写真方式に
よる画像形成装置で説明したが、直接記録方式等であっ
てもよい。
【0059】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、被転写
材を転写搬送体に吸着・保持させるために一般に設けら
れている静電吸着手段を利用して現像剤を除去するの
で、別途専用のクリーニング部材を設ける必要がなく、
部品点数の増大化を抑制しつつ、現像剤の除去を図るこ
とができる。しかも、転写チャージャを利用する場合の
ような作像手段への悪影響による画質不良等を生じるこ
ともない。
【0060】請求項2に記載の発明によれば、残留現像
剤には、吸着チャージャ側の電位によって静電力として
の反発力が作用し、あるいは吸着ローラー側の電位によ
って吸引力が作用するから、転写搬送体上の残留現像剤
を該転写搬送体から確実に離間させて吸着ローラ側に移
行させることが可能となる。
【0061】請求項3に記載の発明によれば、静電吸着
手段を利用して現像剤を除去するので、専用のクリーニ
ング部材を設けることなく、転写搬送体上の残留トナー
を容易に除去すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるカラー複写機の
概略断面図である。
【図2】同じくカラー複写機の制御系のブロック図であ
る。
【図3】同じくカラー複写機の動作を示すメインのフロ
ーチャートである。
【図4】図3のフローチャートのコピー動作のサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図5】同じくコピー動作のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
【図6】同じくコピー動作のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
【図7】転写ドラムのクリーニングの動作説明図であ
る。
【符号の説明】
200・・・・・・・・・・・・・・・作像手段 202・・・・・・・・・・・・・・・転写ドラム(転
写搬送体) 204・・・・・・・・・・・・・・・吸着チャージャ 205・・・・・・・・・・・・・・・転写手段 212・・・・・・・・・・・・・・・吸着ローラ 250・・・・・・・・・・・・・・・静電吸着手段 251・・・・・・・・・・・・・・・電位付与手段 P・・・・・・・・・・・・・・・・・用紙(被転写
材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤で画像を形成する作像手段と、 被転写材を保持して搬送する転写搬送体と、 前記被転写材を前記転写搬送体に吸着・保持させる静電
    吸着手段と、 該静電吸着手段に被転写材吸着用の電位を付与する電位
    付与手段と、 転写位置において、前記転写搬送体に保持された被転写
    材に対し、前記作像手段の画像を転写する転写手段と、
    を備えた画像形成装置において、 前記電位付与手段は、前記転写後に、前記転写搬送体上
    に残留している現像剤に転写搬送体から離間する方向の
    静電力が作用するような電位を、前記静電吸着手段に付
    与することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記静電吸着手段は、転写搬送体の裏面
    側に配置された吸着チャージャと前記転写搬送体の表面
    側に配置された吸着ローラとを備え、 前記電位付与手段は、現像剤と同じ極性の電位を前記吸
    着チャージャに対して付与し、あるいは現像剤と逆の極
    性の電位を前記吸着ローラに対して付与する請求項1に
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 被転写材を静電吸着手段を介して転写搬
    送体に吸着・保持するとともに、被転写材を転写搬送体
    によって転写位置へ搬送し、転写位置において、現像剤
    によって形成された画像を被転写材に転写する画像形成
    装置において、 転写後に、前記転写搬送体上に残留している現像剤に転
    写搬送体から離間する方向の静電力が作用するような電
    位を、前記静電吸着手段に付与することを特徴とする画
    像形成装置における転写搬送体のクリーニング方法。
JP11070473A 1999-03-16 1999-03-16 画像形成装置およびこの装置における転写搬送体のクリーニング方法 Pending JP2000267452A (ja)

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