JP2000266608A - 温度センサ - Google Patents

温度センサ

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JP2000266608A
JP2000266608A JP11068348A JP6834899A JP2000266608A JP 2000266608 A JP2000266608 A JP 2000266608A JP 11068348 A JP11068348 A JP 11068348A JP 6834899 A JP6834899 A JP 6834899A JP 2000266608 A JP2000266608 A JP 2000266608A
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JP
Japan
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temperature sensor
heat
electrodes
thermistor element
lead
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Application number
JP11068348A
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English (en)
Inventor
Yuichi Takaoka
祐一 高岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で、温度検知精度が良い温度セン
サを提供する。 【解決手段】 リード電極12、12がパターン形成さ
れた耐熱樹脂シート13に、セラミックサーミスタ素子
14がリード電極12、12の一端に電気的に接続する
よう配設されている。リード電極12、12およびセラ
ミックサーミスタ素子14は、リード電極12、12の
他端を残して外装シート15で絶縁被覆されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感温部にセラミ
ックサーミスタ素子を利用した温度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、特開平3−48127号公報に
開示された、従来の温度センサの一つの例を示す斜視図
である。温度センサ1は、リード線2、2が形成された
耐熱性ポリイミドフィルム3に、チップ基板7を、リー
ド線2、2の一端にチップ基板7の一面に形成された電
極5、5が接続するように半田など(図示せず)で接着
したものである。
【0003】リード線2、2は、銅張りの耐熱性ポリイ
ミドフィルム3の銅箔をエッチング処理することにより
形成される。チップ基板7は、シリコンウエハー4の一
面に酸化膜からなる絶縁膜(図示せず)が形成され、こ
の絶縁膜の上に、フォトリソグラフィとスパッタリング
の技術を用い、良導体からなる電極5、5および薄膜の
酸化物サーミスタ6が形成されたものである。電極5、
5は櫛形状に形成され、酸化物サーミスタ6は、この電
極5、5の櫛の部分の上に堆積して覆うように形成され
ている。この電極5、5は、リード線2、2と電気的接
続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】酸化物サーミスタ6を
シリコンウエハー4の一面の絶縁膜に形成したのは、次
のような理由による。つまり、耐熱性ポリイミドフィル
ム3の上に直接形成することが考えられるが、酸化物サ
ーミスタ6は約1μmと極めて薄く、かつ耐熱性ポリイ
ミドフィルム3が柔軟であるため、耐熱性ポリイミドフ
ィルム3を曲げたときに、酸化物サーミスタ6が剥離し
たり破損したりするからである。
【0005】しかしながら、温度センサ1は、上記した
ような製法で作られるため、生産工程が複雑で、構成要
素も多く、コストがかかるという問題があった。
【0006】また、温度センサ1は、酸化物サーミスタ
6が形成されたシリコンウエハー4は熱容量を持つた
め、熱に対する応答速度が遅いという問題があった。
【0007】さらに、温度センサ1は、シリコンウエハ
ー4を通して熱が逃げるため、正確な温度測定が難しい
という問題もあった。
【0008】この発明の目的は、製造が容易で、温度検
知精度が良い温度センサを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る温度セン
サは、1対のリード電極がパターン形成された耐熱樹脂
シートに、セラミックサーミスタ素子が前記リード電極
の一端に電気的に接続するよう配設され、前記セラミッ
クサーミスタ素子およびリード電極がこのリード電極の
他端を残して絶縁被覆されていることを特徴とする。
【0010】これにより、耐熱樹脂シート上のリード電
極に直接チップ状のセラミックサーミスタ素子を接続す
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明における一つの実施の形
態について、図1(a),図1(b),図1(c)に示
す温度センサ11を参考に説明する。
【0012】温度センサ11は、リード電極12、12
が形成された耐熱樹脂シート13にチップ状のセラミッ
クサーミスタ素子14を配設し、リード電極12、12
およびセラミックサーミスタ素子14を外装シート15
で被覆したものである。
【0013】温度センサ11は、厚さ50μmのポリイ
ミドの耐熱樹脂シート13に、Agを含む電極材料を印
刷して厚さ10μmのリード電極12、12をパターン
形成し、このリード電極12、12の一端に、厚さ0.
5mmのセラミックサーミスタ素子14を載置してバン
プ電極16、16を介してバンプ接続したものである。
さらに、このリード電極12、12およびセラミックサ
ーミスタ素子14をポリイミドからなる厚さ50μmの
外装シート15で被覆して、耐熱樹脂シート13と外装
シート15を耐熱接着剤で密着固定したものである。な
お、リード電極12、12の他端は、外装シート15で
被覆せず、外部接続用に露出させておく。この温度セン
サ11の厚みは、610μmであった。
【0014】リード電極12は、電極材料のAgに代え
て、Au,Ni,Cu,Cr,Alまたはそれらを含む
合金を用いてもよい。また、リード電極12の形成に
は、印刷の他、上記金属または合金からなる箔を圧着し
て形成してもよい。
【0015】耐熱樹脂シート13および外装シート15
は、ポリイミド系樹脂の他、テトラフルオロエチレン
系、ポリアミド系、ポリフェニレンサルファイド、液晶
樹脂などを用いてもよい。また、厚みは、材料により5
0〜300μm程度が適当であるが、絶縁性を保てる範
囲でできるだけ薄いことが望ましい。
【0016】セラミックサーミスタ素子14は、酸化物
系のセラミックサーミスタであり、負の抵抗温度特性を
有する場合は、Mn,Co,Cu,Niなどの酸化物を
主成分とするサーミスタ材料やLa,Coなどの酸化物
を主成分とするサーミスタ材料、また、正の抵抗温度特
性を有する場合は、BaTiO3を主成分とするサーミ
スタ材料を用いたものがある。このサーミスタ素体14
aには、表面電極14b、14bが形成されている。表
面電極14b、14bは、サーミスタ素体14aの表面
上に、Auなどをメッキすることにより形成し、セラミ
ックサーミスタ素子14の抵抗値を決定するものであ
る。
【0017】Auや半田材からなる球状のバンプ電極1
6、16は、表面電極14b、14bをリード電極1
2、12に電気的、機械的に接続している。
【0018】なお、セラミックサーミスタ素子14の表
面電極14b、14bと耐熱樹脂シート13のリード電
極12、12との接続方法は、バンプ接続の他、導電性
接着剤、半田などを用いてもよい。
【0019】また、外装シート15で被覆されずに露出
しているリード電極12、12の他端は、コネクターな
どに挿入できるよう、電極表面をメッキなどで加工して
おくとよい。あるいは、リード線12、12に延長電線
をさらに接続してもよい。
【0020】この実施例では、外装シート15で耐熱樹
脂シート13のほぼ全体を被覆したが、図2のように、
あらかじめ、セラミックサーミスタ素子14が接続され
る一端を除いてリード電極12、12を外装シート25
で被覆しておき、セラミックサーミスタ素子14を接続
した後、セラミックサーミスタ素子14を外装樹脂26
で被覆してもよい。
【0021】さらに、この実施例では、耐熱樹脂シート
13に一ヶ所貫通孔18を設けているが、耐熱樹脂シー
ト13および外装シート15の適宜の位置に貫通孔や切
り欠きを設け、ボルトなどで温度センサ11を被温度測
定物に確実に固定できるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、この発明である温度
センサは、チップ状のセラミックサーミスタ素子を、リ
ード電極をパターン印刷した耐熱樹脂シートに接続する
ので、従来例の薄膜サーミスタを用いた温度センサと比
較して、工程および部品点数を減らし、コストダウンを
はかることができる。
【0023】また、耐熱樹脂シートおよび外装シート
は、熱伝導性が低く、かつ熱容量が小さいため、被測定
部からの熱がセラミックサーミスタ素子に有効に伝導
し、正確な温度検知が可能である。
【0024】さらに、セラミックサーミスタ素子を小型
にすることで、温度センサ全体の熱容量を小さくするこ
とができ、熱応答性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る一つの実施の形態の温度センサ
を示しており、(a)は分解斜視図、(b)は断面図、
(c)はセラミックサーミスタ素子とリード電極との接
続状態を示す拡大側面図である。
【図2】この発明に係る他の実施の形態の温度センサを
示す断面図である。
【図3】従来例の温度センサを示しており、(a)は斜
視図、(b)はチップ基板の拡大側面図である。
【符号の説明】
11 温度センサ 12 リード電極 13 耐熱樹脂シート 14 セラミックサーミスタ素子 15、25 外装シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対のリード電極がパターン形成された
    耐熱樹脂シートに、セラミックサーミスタ素子が前記リ
    ード電極の一端に電気的に接続するよう配設され、前記
    セラミックサーミスタ素子およびリード電極がこのリー
    ド電極の他端を残して絶縁被覆されていることを特徴と
    する温度センサ。
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