JP2000266362A - 空調システム - Google Patents

空調システム

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JP2000266362A
JP2000266362A JP11071326A JP7132699A JP2000266362A JP 2000266362 A JP2000266362 A JP 2000266362A JP 11071326 A JP11071326 A JP 11071326A JP 7132699 A JP7132699 A JP 7132699A JP 2000266362 A JP2000266362 A JP 2000266362A
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JP
Japan
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air
air conditioner
space
conditioner
perimeter
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JP11071326A
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English (en)
Inventor
Masaya Hiraoka
雅哉 平岡
Hideo Tanaka
英夫 田中
Toshitaka Futamura
敏隆 二村
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Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省スペース、省エネルギー、多機能化を実現
した空調システムを提供する。 【解決手段】 ペリメータ系統に設置されるとともに、
インテリア系統用の熱交換器10,11とペリメータ系
統用の熱交換器13とを一体に有する空調機7と、空調
機7から送り出された空調空気を床吹出口4を介して室
内空間1に導くとともに、ペリメータ吹出口15を介し
て室内空間1に導く第1の給気経路5,14,16と、
空調機7から送り出された空調空気を天井空間6に導く
第2の給気経路18,19と、空調機7から送り出され
た空調空気の供給先を第1,第2の給気経路の間で切り
換え可能な第1の切り換え手段23a,23bと、空調
機7の設置空間から外気取入口21に通じる通風路を開
閉可能に設けられるとともに、外気取入口21から取り
入れられた外気の導入先を空調機7と室内空間1との間
で切り換え可能な第2の切り換え手段23c,23d,
23eとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調システムに係
り、特に、省エネルギー,省スペース,多機能化を実現
した空調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、室内の空調が不要な夜間などに空
調機からの空調空気(温風,冷風)を利用して建物の躯
体(構造体)に熱を蓄積しておき、この蓄積した熱を実
際の空調時間帯(日中)に利用する方式(躯体蓄熱方
式)が知られている。また、躯体蓄熱方式を採用した従
来の空調システムとしては、建物の天井に設置した空調
機から直接、天井内の床スラブに空調空気を吹き付けて
躯体蓄熱を行うものが知られている。
【0003】ところで、空調方式には、空調機で生成し
た空調空気を天井面の吹出口から吹き出させる天井吹き
出し空調方式と、空調機で生成した空調空気を床面の吹
出口から吹き出させる床吹き出し空調方式がある。特
に、近年においては、暖房時における足元の冷え防止や
浮遊粉塵の抑止などの理由により、床吹き出し空調方式
が増加する傾向にある。また従来では、主に省エネルギ
ーの観点から、自然換気を併用した冷房方式(自然換気
併用冷房)も行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記躯
体蓄熱方式を採用した従来の空調システムでは、建物の
天井に設置した空調機から直接、天井内の床スラブに空
調空気を吹き付けて躯体蓄熱を行うため、床吹き出し空
調方式を採用することができなかった。また、上記従来
の空調システムでは、ペリメータ系統の冷暖房を行う場
合に、それ専用の空調機(ペリメータ系統空調機)を別
個に設置する必要があった。さらに従来の自然換気併用
冷房は、空調システムとは別個に、外壁の開口(窓の開
閉等)をコントロールするものであるため、二重の外気
取り入れを必要としていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空調システ
ムにおいては、ペリメータ系統に設置されるとともに、
インテリア系統用の熱交換器とペリメータ系統用の熱交
換器とを一体に有し、各々の熱交換器を経て生成された
空調空気を送り出す空調機と、この空調機から送り出さ
れた空調空気のうち、前記インテリア系統用の熱交換器
を経て生成された空調空気を床吹出口を介して室内空間
に導くとともに、前記ペリメータ系統用の熱交換器を経
て生成された空調空気をペリメータ吹出口を介して室内
空間に導く第1の給気経路と、前記空調機から送り出さ
れた空調空気を天井空間に導く第2の給気経路と、前記
空調機から送り出された空調空気の供給先を前記第1,
第2の給気経路の間で切り換え可能な第1の切り換え手
段と、前記空調機の設置空間から外気取入口に通じる通
風路を開閉可能に設けられるとともに、該外気取入口か
ら取り入れられた外気の導入先を前記空調機と前記室内
空間との間で切り換え可能な第2の切り換え手段とを備
えた構成を採用している。
【0006】上記構成からなる空調システムによれば、
夏期又は冬期の空調時間帯では、空調空気の供給先を第
1の切り換え手段で第1の給気経路に切り換えて空調機
を運転させることにより、空調機から送り出された空調
空気が床吹出口及びペリメータ吹出口を介して室内空間
に導かれる。また、空調機内のインテリア系統及びペリ
メータ系統の各熱交換器で熱交換を行うことにより、系
統毎に空調空気の温湿度が可変される。これにより、一
つの空調機をもって、インテリア系統の空調とペリメー
タ系統の空調を賄うことが可能となる。これに対して、
夏期又は冬期の夜間では、空調空気の供給先を第1の切
り換え手段で第2の給気経路に切り換えて空調機を運転
させることにより、空調機から送り出された空調空気が
第2の給気経路を通して天井空間に導かれる。これによ
り、床吹き出しによる空調と、夜間の躯体蓄熱が両立さ
れる。また、中間期の昼間や夜間では、空調機の運転を
停止させるとともに、第2の切り換え手段により外気の
供給先を室内空間に切り換えることにより、外気取入口
からの外気を室内空間に導入して自然換気併用冷房を行
うことが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明の第
1実施形態に係る空調システムの構成を説明するもの
で、図中(a)はその縦断面図、(b)はその側面概略
図、(c)はその平面図を示している。
【0008】図1において、空調の対象となる室内空間
1は、床面2及び天井面3によって所定の高さに区画形
成されている。このうち、床面2には床吹出口4が形成
され、天井面3にはレタン開口(不図示)が形成されて
いる。床吹出口4は、室内空間1と床下空間5とを連通
する状態で形成され、レタン開口(不図示)は、室内空
間1と天井空間6とを連通する状態で形成されている。
【0009】空調機7は、図示せぬコントローラからの
制御信号に従って空気調和のための処理(清浄、冷却、
減湿、加熱、加湿等)を行うもので、建物のペリメータ
系統に竪設置されている。この空調機7は縦長のボック
ス構造をなすもので、その内部に、空気調和のためのエ
アーフィルタ8、加湿器9、クーリングコイル10、ヒ
ーティングコイル11とともに、送風ファン12及びペ
リメータ系統コイル13を備えている。このうち、クー
リングコイル10及びヒーティングコイル11は、主に
インテリア系統を空調するための熱交換器(インテリア
系統用)として機能し、ペリメータ系統コイル13は、
主にペリメータ系統を空調するための熱交換器(ペリメ
ータ系統用)として機能する。
【0010】空調機7の下部には、床下空間5を介して
床吹出口4に通じる床吹出ダクト14と、ペリメータ吹
出口15に通じるペリメータダクト16とが接続されて
いる。床吹出ダクト14は、クーリングコイル10及び
ヒーティングコイル11を経て生成された空調空気を床
下空間5を介して床吹出口4に導くもので、ペリメータ
ダクト16は、ペリメータ系統コイル13を経て生成さ
れた空調空気をペリメータ吹出口15に導くものであ
る。これらの床下空間5、床吹出ダクト14及びペリメ
ータダクト16により、第1の給気経路が形成されてい
る。
【0011】一方、空調機7の上部にはレタンダクト1
7が接続されている。レタンダクト17の開口は天井空
間6に臨む状態で配置され、このレタンダクト17によ
ってリターン経路(環気経路)の一部が形成されてい
る。また、空調機7の近傍には、これに隣接してサプラ
イバイパス18が設けられている。
【0012】サプライバイパス18は、室内空間1と隔
壁されたかたちで、床面12から天井面3に渡って垂直
に形成されている。さらに、サイプライバイパス18の
上端には、サプライバイパスダクト(以下、バイパスダ
クトと略称)19が接続されている。このバイパスダク
ト19の開口は、天井空間6に臨む状態で配置されてい
る。そして、上記サプライパイパス18及びバイパスダ
クト19により、第2の給気経路が形成されている。
【0013】また、空調機7には冷温水配管20が接続
されている。この冷温水配管20は図示せぬ熱源装置
(ボイラ、冷凍機等)で生成された冷温水を空調機7
(クーリングコイル9,ヒーティングコイル10,ペリ
メータ系統コイル13)に供給する一方、空調機7を経
た冷温水を熱源装置に戻して循環させるものである。
【0014】さらに、空調機7の近傍には、外気を取り
入れるための外気取入口21が設けられている。外気取
入口21からは外気導入ダクト22が引き込まれてお
り、この外気導入ダクト22がレタンダクト17の途中
に接続されている。
【0015】これに加えて、空調システム全体の空気の
流れを制御するために、空調機7と床下空間5との隣接
部分(開口部分)にはダンパー23aが設けられ、空調
機7とサプライバイパス18との隣接部分(開口部分)
にもダンパー23bが設けられている。また、レタンダ
クト17には、外気導入ダクト22の接続位置を境にし
て、その上流側と下流側にそれぞれダンパー23c,2
3dが設けられている。さらに、空調機7の上方空間と
サプライバイパス18との隣接部分(開口部分)にもバ
ブル23eが設けられ、空調機7内のペリメータ系統コ
イル13の近傍にもダンパー23fが設けられている。
これらのダンパー23a〜23fは、図示せぬコントロ
ーラからの制御信号に従って開閉動作する。
【0016】このうち、ダンパー23a,23bは、図
示せぬコントローラからの制御信号に従って開閉動作す
ることにより、空調機7から送り出された空調空気の供
給先を床下空間5(第1の給気経路)とサプライバイパ
ス18(第2の空気経路)との間で切り換えるもので、
これらのダンパー23a,23bによって第1の切り換
え手段が構成されている。
【0017】また、ダンパー23c,23d,23e
は、図示せぬコントローラからの制御信号に従って開閉
動作することにより、外気取入口21から取り入れられ
た外気の供給先を空調機7と室内空間1との間で切り換
えるもので、これらのバブル23c,23d,23eに
よって第2の切り換え手段が構成されている。
【0018】続いて、本第1実施形態に係る空調システ
ムにおいて、図示せぬコントローラからの制御信号に基
づく動作機能につき、図面を用いて説明する。
【0019】先ず、夏期の空調時間帯では、ダンパー2
3a,23c,23d,23fを“開”状態、ダンパー
23b,23eを“閉”状態として、空調機7を冷房運
転させる。これにより、図2に示すように、空調機7か
ら送り出された空調空気(冷風)が、床吹出ダクト14
及び床下空間5を通して床吹出口4から室内空間1に吹
き出されるとともに、ペリメータダクト16を通してペ
リメータ吹出口15から室内の窓際に吹き出される。ま
た、こうして吹き出された空調空気は、天井面3のレタ
ン開口(不図示)から天井空間6に回収される。この回
収された空気(レタン空気)はレタンダクト17を通し
て空調機7に戻され、それとともに外気取入口21から
取り入れられた外気も外気導入ダクト22を通して空調
機7に供給される。これにより、一つの空調機7をもっ
て、ペリメータ系統の冷房とインテリア系統の冷房を賄
うことができる。また、空調機7にペリメータ系統コイ
ル13を一体に設けたことにより、系統毎にきめ細かな
空調環境を作り出すことができる。
【0020】一方、夏期の夜間では、ダンパー23b,
23c,23dを“開”状態、ダンパー23a,23
e,23fを“閉”状態として、空調機7を冷房運転さ
せることにより、図3に示すように、空調機7から送り
出された空調空気(冷風)が、サプライバイパス18及
びバイパスダクト19を通して天井空間6に供給され
る。また、こうして供給された空調空気は、レタンダク
ト17を通して空調機7に戻される。これにより、天井
空間6が効率良く冷却されるため、その天井空間6に面
するコンクリートスラブ等に冷たい熱を蓄積(躯体蓄
熱)することができる。
【0021】また、冬期の空調時間帯でインテリア系統
を冷房する場合には、上記夏期の空調時間帯と同様にダ
ンパー23a,23c,23d,23fを“開”状態、
ダンパー23b,23eを“閉”状態として、空調機7
を冷房運転させる。これにより、図4に示すように、空
調機7から送り出された空調空気(冷風)が、床吹出ダ
クト14及び床下空間5を通して床吹出口4から室内空
間1に吹き出される。このとき、ペリメータ系統コイル
13に温水を供給することにより、そこで生成された温
風がペリメータ吹出口15から吹き出される。これによ
り、一つの空調機7をもって、ペリメータ系統の暖房と
インテリア系統の冷房を賄うことができる。
【0022】一方、冬期の夜間では、ダンパー23b,
23c,23dを“開”状態、ダンパー23a,23
e,23fを“閉”状態として、空調機7を暖房運転さ
せることにより、図5に示すように、空調機7から送り
出された空調空気(温風)が、サプライバイパス18及
びバイパスダクト19を通して天井空間6に供給され
る。また、こうして供給された空調空気は、レタンダク
ト17を通して空調機7に戻される。その結果、天井空
間6が効率良く暖められるため、その天井空間6に面す
るコンクリートスラブ等に暖かい熱を蓄積(躯体蓄熱)
することができる。
【0023】これに対して、中間期の夜間では、空調機
7の運転を停止(ファン停止)させるとともに、ダンパ
ー23c,23d,23eを“開”状態、ダンパー23
a,23b,23fを“閉”状態とすることにより、図
6に示すように、外気取入口21から取り入れられた外
気が外気導入ダクト22からレタンダクト17を通して
天井空間6に導入され、さらに天井面3のレタン開口
(不図示)から室内空間1に導入される。これにより、
いちいち外壁の開口をコントロールしなくても、室内空
間1にこもった熱気を自然換気によって除去するナイト
パージによって建物を冷却することができる。
【0024】また、中間期の昼間では、空調機7の冷房
運転を適宜停止(ファン停止)させるとともに、ダンパ
ー23b,23c,23eを“開”状態とし、ダンパー
23a,23d,23fを“閉”状態とすることによ
り、図7に示すように、外気取入口21から取り入れら
れた外気が外気導入ダクト22からレタンダクト17を
通してサプライダクト18に導入され、さらにサプライ
ダクト18から床下空間5を通して床吹出口4から室内
空間1に導入される。これにより、いちいち外壁の開口
(窓の開閉等)を調整しなくても、自然換気を併用した
冷房を行うことができる。
【0025】このように本第1実施形態の空調システム
によれば、ペリメータ系統空調機を別個に設置しなくて
も、インテリア系統とペリメータ系統の空調を一つの空
調機7で賄うことができるため、省スペース化が図られ
るとともに、空調機7にペリメータ系統コイル13を内
蔵したことで、系統毎の温度制御性とともに、間仕切り
が出来た場合の温度制御性を向上させることができる。
【0026】また、床吹き出しによる空調方式を実現し
たうえで、空調機7を共用した天井空間6への躯体蓄熱
を実現しているため、空調の熱負荷を夜間に移行させる
ことができる。これにより、空調システムにおける空調
負荷(冷房負荷、暖房負荷)のピーク値(最大負荷)を
大幅に低減することができる。また、空調負荷の低減に
伴い、装置容量(熱源機器、空調機器等の容量)を低減
したり、ダクト、配管のサイズを小さくしてイニシャル
コストを下げることが可能となる。
【0027】図8は躯体蓄熱の効果を説明するもので、
(a)は躯体蓄熱が無い場合の熱負荷シミユレーション
結果を示し、(b)は躯体蓄熱が有る場合の熱負荷シミ
ユレーション結果を示している。図から明らかなよう
に、躯体蓄熱の有り無しによる熱負荷のピーク値(最大
負荷)を見てみると、躯体蓄熱有りの場合が躯体蓄熱無
しの場合よりも装置容量として約30%低減しているこ
とが分かる。
【0028】また、空調機7への外気の取り込み機能に
加えて、システム自在に自然換気機能を持たせているた
め、いちいち外壁の開口をコントロールしなくても、自
然換気併用冷房を行うことができる。これにより、主に
中間期において、外気を導入する自然換気併用冷房を行
うことにより、空調機7の運転を必要最小限に抑えて省
エネルギーを図ることができる。さらに、外気温度が室
内温度よりも低い夜間に外気を導入するナイトパージを
行うことにより、年間の冷房負荷を低減することができ
る。
【0029】図9は自然換気併用冷房の効果を説明する
もので、図中白抜きの棒グラフが自然換気併用冷房有り
の場合、図中黒塗りの棒グラフが自然換気併用冷房無し
の場合を示している。図から明らかなように、自然換気
併用冷房を行った場合には年間を通して各月の積算冷房
負荷が低減し、年間の冷房負荷としては約15%の低減
が図られている。このことからも、自然換気併用冷房が
省エネルギーに大きな効果をもたらすことが理解でき
る。
【0030】また、上記第1実施形態では、上述のよう
に多機能な空調システムを一体化し、その主要部となる
空調機7を柱型の小さなスペースに設置(竪設置)する
ことにより、さらなる省スペース化を実現することがで
きる。また、空調用の配管や配線を一体化することによ
り、プレファブ化を図ることができる。これにより、現
場での設置工事は竪系統をつなぐだけで済むため、大幅
な省力化が実現されることになる。
【0031】図10は本発明の第2実施形態に係る空調
システムの構成を説明するもので、図中(a)はその縦
断面図、(b)はその側面概略図、(c)はその平面図
を示している。
【0032】図10において、空調の対象となる室内空
間31は、床面32及び天井面33によって所定の高さ
に区画形成されている。このうち、床面32には床吹出
口34が形成され、天井面33にはレタン開口(不図
示)が形成されている。床吹出口34は、室内空間31
と床下空間35とを連通する状態で形成され、レタン開
口(不図示)は、室内空間31と天井空間36とを連通
する状態で形成されている。
【0033】空調機37は、図示せぬコントローラから
の制御信号に従って空気調和のための処理(清浄、冷
却、減湿、加熱、加湿等)を行うもので、建物のペリカ
ウンタ部分に横型に設置されている。この空調機37は
横長のボックス構造をなすもので、その内部に、空気調
和のためのエアーフィルタ38、クーリングコイル3
9、ヒーティングコイル40、送風ファン41ととも
に、図示せぬペリメータ系統コイルを備えている。この
うち、クーリングコイル39及びヒーティングコイル4
0は、主にインテリア系統を空調するための熱交換器
(インテリア系統用)として機能し、図示せぬペリメー
タ系統コイルは、主にペリメータ系統を空調するための
熱交換器(ペリメータ系統用)として機能する。
【0034】空調機37の下部には、床下空間35を介
して床吹出口34に通じる床吹出ダクト42が接続さ
れ、同上部には、ペリメータ吹出口43に通じるペリメ
ータダクト44とが接続されている。床吹出ダクト42
は、クーリングコイル39及びヒーティングコイル40
を経て生成された空調空気を床下空間5を介して床吹出
口34に導くもので、ペリメータダクト44は、図示せ
ぬペリメータ系統コイルを経て生成された空調空気をペ
リメータ吹出口43に導くものである。これらの床下空
間35、床吹出ダクト42及びペリメータダクト44に
より、第1の給気経路が形成されている。
【0035】さらに、空調機37の上部には、上記ペリ
メータダクト44とともに、外気導入ダクト45が接続
されている。この外気導入ダクト45の一端(開口)
は、窓下に設けられた外気取入口46に通じるチャンバ
ー47に臨む状態で配置されている。そして、このチャ
ンバー47と外気導入ダクト45との間に、第2の切り
換え手段としてのダンパー48が設けられている。
【0036】一方、空調機37の両側には、サプライバ
イパスダクト(以下、バイパスダクトと略称)49とレ
タンダクト50が接続されている。バイパスダクト49
及びレタンダクト50は、それぞれ空調機37の両側か
ら壁体内を通して天井空間36に導出されている。パイ
パスダクト49は、空調機37から送り出された空調空
気を天井空間36に導くもので、このバイパスダクト4
9により第2の給気経路が形成されている。
【0037】さらに、空調機37とバイパスダクト49
の接続部分にはダンパー51が設けられ、空調機37と
床吹出ダクト42及びペリメータダクト44の各接続部
分にもダンパー52が設けられている。これらのダンパ
ー51,52は、図示せぬコントローラからの制御信号
に従って開閉動作することにより、空調機37から送り
出された空調空気を供給先を上記第1,第2の給気経路
の間で切り換えるもので、これらのダンパー51,52
により第1の切り換え手段が構成されている。
【0038】続いて、本第2実施形態に係る空調システ
ムにおいて、図示せぬコントローラからの制御信号に基
づく動作機能につき、図面を用いて説明する。
【0039】先ず、夏期の空調時間帯では、ダンパー4
8,52を“開”状態、ダンパー51を“閉”状態とす
るとともに、ダンパー48によって外気の導入先を空調
機37(外気導入ダクト45)に切り換えた状態で、空
調機37を冷房運転させる。これにより、図11に示す
ように、空調機37から送り出された空調空気(冷風)
が、床吹出ダクト42及び床下空間35を通して床吹出
口34から室内空間31に吹き出されるとともに、ペリ
メータダクト44を通してペリメータ吹出口43から室
内の窓際に吹き出される。また、こうして吹き出された
空調空気は、天井面33のレタン開口(不図示)から天
井空間36に回収される。この回収された空気(レタン
空気)はレタンダクト50を通して空調機37に戻さ
れ、それとともに外気取入口46から取り入れられた外
気も外気導入ダクト45を通して空調機37に供給され
る。これにより、一つの空調機37をもって、ペリメー
タ系統の冷房とインテリア系統の冷房を賄うことができ
る。また、空調機37内にペリメータ系統コイル(不図
示)を一体に設けることで、系統毎にきめ細かな空調環
境を作り出すことができる。
【0040】一方、夏期の夜間では、ダンパー51を
“開”状態、ダンパー48,52を“閉”状態として、
空調機37を冷房運転させることにより、図12に示す
ように、空調機37から送り出された空調空気(冷風)
が、バイパスダクト49を通して天井空間36に供給さ
れる。また、こうして供給された空調空気は、レタンダ
クト50を通して空調機37に戻される。これにより、
天井空間36が効率良く冷却されるため、その天井空間
36に面するコンクリートスラブ等に冷たい熱を蓄積
(躯体蓄熱)することができる。
【0041】また、冬期の空調時間帯でインテリア系統
を冷房する場合には、ダンパー48,52を“開”状
態、ダンパー51を“閉”状態とするとともに、ダンパ
ー48によって外気の導入先を空調機37に切り換えた
状態で、空調機37を冷房運転させる。これにより、図
13に示すように、空調機37から送り出された空調空
気(冷風)が、床吹出ダクト42及び床下空間35を通
して床吹出口34から室内空間31に吹き出される。ま
た、図示せぬペリメータ系統コイルに温水を供給するこ
とにより、ペリメータダクト44を通してペリメータ吹
出口43から温風が吹き出される。これにより、一つの
空調機37をもって、ペリメータ系統の暖房とインテリ
ア系統の冷房を賄うことができる。
【0042】一方、冬期の夜間では、ダンパー51を
“開”状態、ダンパー48,52を“閉”状態として、
空調機37を暖房運転させることにより、図14に示す
ように、空調機37から送り出された空調空気(温風)
が、バイパスダクト49を通して天井空間36に供給さ
れる。また、こうして供給された空調空気は、レタンダ
クト50を通して空調機37に戻される。これにより、
天井空間36が効率良く暖められるため、その天井空間
36に面するコンクリートスラブ等に暖かい熱を蓄積
(躯体蓄熱)することができる。
【0043】これに対して、中間期の夜間では、空調機
37の運転を停止(ファン停止)させるとともに、ダン
パー48を“開”状態として外気の導入先を室内空間3
1に切り換えることにより、図15に示すように、外気
取入口46から取り入れられた外気が窓下の部分から室
内空間31に導入される。これにより、いちいち外壁の
開口をコントロールしなくても、室内空間31にこもっ
た熱気を自然換気によって除去するナイトパージによっ
て建物を冷却することができる。
【0044】また、中間期の昼間では、空調機37の冷
房運転を適宜停止(ファン停止)させるとともに、ダン
パー48を“開”状態として外気の導入先を室内空間3
1に切り換えることにより、上記図15と同様に外気取
入口46から取り入れられた外気が窓下の部分から室内
空間31に導入されるため、いちいち外壁の開口をコン
トロールしなくても、自然換気を併用した冷房を行うこ
とができる。
【0045】このように本第2実施形態の空調システム
においても、上記第1実施形態と同様に次のような効果
を得ることができる。すなわち、ペリメータ系統空調機
を別個に設置することなく、インテリア系統とペリメー
タ系統の空調を一つの空調機37で賄うことができるた
め、システム全体の省スペース化を図ることができる。
また、床吹き出し空調方式と躯体蓄熱の両立により、空
調の熱負荷を夜間に移行させることができる(装置容量
を約30%低減)。さらに、システム自体の自然換気機
能により、自然換気併用冷房を行うことができる(年間
の冷房負荷を約15%低減)。その結果、床吹き出し空
調方式を採用した一つの空調システムでもって、躯体蓄
熱と自然換気併用冷房を実現することができる。
【0046】また、上記第2実施形態では、上述のよう
に多機能な空調システムを一体化し、その主要部となる
空調機37をペリカウンタに設置することにより、さら
なる省スペース化を実現することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の空調システ
ムによれば、ペリメータ系統空調機を別個に設置しなく
ても、ペリメータ系統とインテリア系統の空調を一つの
空調機で賄うことができ、これによって省スペース化を
図ることができる。また、一つの空調機を共用して床吹
き出し空調と躯体蓄熱を行えるとともに、躯体蓄熱によ
って熱負荷を夜間に移行することにより、装置容量とイ
ニシャルコストを低減することができる。さらに、空調
機への外気の取り込み機能に加えて、システム自体に自
然換気機能を持たせているため、いちいち外壁の開口を
コントロールしなくても、自然換気併用冷房を行って省
エネルギー効果を得ることができる。その結果、省スペ
ース、省エネルギー、多機能化を実現した空調システム
を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る空調システムの構
成を説明する図である。
【図2】第1実施形態の空調システムの動作機能を説明
する図(その1)である。
【図3】第1実施形態の空調システムの動作機能を説明
する図(その2)である。
【図4】第1実施形態の空調システムの動作機能を説明
する図(その3)である。
【図5】第1実施形態の空調システムの動作機能を説明
する図(その4)である。
【図6】第1実施形態の空調システムの動作機能を説明
する図(その5)である。
【図7】第1実施形態の空調システムの動作機能を説明
する図(その6)である。
【図8】躯体蓄熱の効果を説明する図である。
【図9】自然換気併用冷房の効果を説明する図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係る空調システムの
構成を説明する図である。
【図11】第1実施形態の空調システムの動作機能を説
明する図(その1)である。
【図12】第1実施形態の空調システムの動作機能を説
明する図(その2)である。
【図13】第1実施形態の空調システムの動作機能を説
明する図(その3)である。
【図14】第1実施形態の空調システムの動作機能を説
明する図(その4)である。
【図15】第1実施形態の空調システムの動作機能を説
明する図(その5)である。
【符号の説明】
1,31…室内空間、4,34…床吹出口、5,35…
床下空間、6,36…天井空間、7,37…空調機、1
0,39…クーリングコイル、11,40…ヒーティン
グコイル、13…ペリメータ系統コイル、14,42…
床吹出ダクト、15,43…ペリメータ吹出口、16…
ペリメータダクト、18…サプライバイパス、19,4
9…サプライバイパスダクト、21,46…外気取入
口、22,45…外気導入ダクト、23a〜23f,4
8,51,52…ダンパー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月24日(1999.12.
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空調システ
ムにおいては、空調空気を送り出す空調機と、前記空調
機から送り出された空調空気を床吹出口を介して室内空
間に導く第1の給気経路と、前記空調機から送り出され
た空調空気を天井空間に導く第2の給気経路と、前記空
調機から送り出された空調空気の供給先を前記第1,第
2の給気経路の間で切り換え可能な第1の切り換え手段
と、外気取入口から取り入れられた外気の導入先を前記
空調機と前記室内空間との間で切り換え可能な第2の切
り換え手段と、前記空調機と前記第1,第2の切り換え
手段とを制御するコントローラとを備えるとともに、前
記コントローラからの制御信号に基づく前記第1,第2
の切り換え手段の動作により、前記空調機から送り出さ
れた空調空気を前記天井空間に導いて該天井空間に面す
る構造体に熱を蓄積する躯体蓄熱機能と、前記外気取入
口から取り入れられた外気を前記室内空間に導いて換気
する自然換気機能とを具備した構成を採用している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】上記構成からなる空調システムによれば、
コントローラからの制御信号により、例えば夏期又は冬
期の空調時間帯では、空調空気の供給先を第1の切り換
え手段で第1の給気経路に切り換えて空調機を運転させ
ることにより、空調機から送り出された空調空気が床吹
出口を介して室内空間に導かれる。これに対して、夏期
又は冬期の夜間では、空調空気の供給先を第1の切り換
え手段で第2の給気経路に切り換えて空調機を運転させ
ることにより、空調機から送り出された空調空気が第2
の給気経路を通して天井空間に導かれる。これにより、
床吹き出しによる空調と、夜間の躯体蓄熱が両立され
る。また、中間期の昼間や夜間では、空調機の運転を停
止させるとともに、第2の切り換え手段により外気の供
給先を室内空間に切り換えることにより、外気取入口か
らの外気を室内空間に導入して自然換気併用冷房を行う
ことが可能となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】これに加えて、空調システム全体の空気の
流れを制御するために、空調機7と床下空間5との隣接
部分(開口部分)にはダンパー23aが設けられ、空調
機7とサプライバイパス18との隣接部分(開口部分)
にもダンパー23bが設けられている。また、レタンダ
クト17には、外気導入ダクト22の接続位置を境にし
て、その上流側と下流側にそれぞれダンパー23c,2
3dが設けられている。さらに、空調機7の上方空間と
サプライバイパス18との隣接部分(開口部分)にも
ンパー23eが設けられ、空調機7内のペリメータ系統
コイル13の近傍にもダンパー23fが設けられてい
る。これらのダンパー23a〜23fは、図示せぬコン
トローラからの制御信号に従って開閉動作する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また、ダンパー23c,23d,23e
は、図示せぬコントローラからの制御信号に従って開閉
動作することにより、外気取入口21から取り入れられ
た外気の供給先を空調機7と室内空間1との間で切り換
えるもので、これらのダンパー23c,23d,23e
によって第2の切り換え手段が構成されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の空調システ
ムによれば、一つの空調機を共用して床吹き出し空調と
躯体蓄熱を行えるとともに、躯体蓄熱によって熱負荷を
夜間に移行することにより、装置容量とイニシャルコス
トを低減することができる。さらに、空調機への外気の
取り込み機能に加えて、システム自体に自然換気機能を
持たせているため、いちいち外壁の開口をコントロール
しなくても、自然換気併用冷房を行って省エネルギー効
果を得ることができる。その結果、省スペース、省エネ
ルギー、多機能化を実現した空調システムを提供するこ
とが可能となる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月7日(2000.4.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
請求項2】 前記コントローラからの制御信号に基づ
く動作機能として、前記空調機から送り出された空調空
気を前記第1の切り換え手段により前記天井空間に導い
て該天井空間に面する構造体に熱を蓄積する躯体蓄熱機
能を具備することを特徴とする請求項1記載の空調シス
テム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空調システ
ムにおいては、空調空気を送り出す空調機と、前記空調
機から送り出された空調空気を床吹出口を介して室内空
間に導く第1の給気経路と、前記空調機から送り出され
た空調空気を天井空間に導く第2の給気経路と、前記空
調機から送り出された空調空気の供給先を前記第1,第
2の給気経路の間で切り換え可能な第1の切り換え手段
と、外気取入口から取り入れられた外気の導入先を前記
空調機と前記室内空間との間で切り換え可能な第2の切
り換え手段と、前記空調機と前記第1,第2の切り換え
手段とを制御するコントローラとを備えるとともに、
ントローラからの制御信号に基づく動作機能として、空
調機の運転を停止させた状態で、外気取入口から取り入
れられた外気を第2の切り換え手段により室内空間に導
いて換気する自然換気併用冷房機能を具備するものであ
る。さらに、コントローラからの制御信号に基づく動作
機能として、空調機から送り出された空調空気を第1の
切り換え手段により天井空間に導いて該天井空間に面す
る構造体に熱を蓄積する躯体蓄熱機能を具備するもので
ある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】上記構成からなる空調システムによれば、
コントローラからの制御信号に基づく動作機能により、
例えば中間期の昼間や夜間では、空調機の運転を停止さ
せるとともに、外気取入口から取り入れられた外気の導
入先を第2の切り換え手段で室内空間に切り換えること
により、外気取入口からの外気を室内空間に導入して自
然換気を併用した冷房を行うことが可能となる。また、
夏期又は冬期の空調時間帯では、空調空気の供給先を第
1の切り換え手段で第1の給気経路に切り換えて空調機を
運転させることにより、空調機から送り出された空調空
気が床吹出口を介して室内空間に導かれる。これに対し
て、夏期又は冬期の夜間では、空調空気の供給先を第1
の切り換え手段で第2の給気経路に切り換えて空調機を
運転させることにより、空調機から送り出された空調空
気が第2の給気経路を通して天井空間に導かれる。これ
により、床吹き出しによる空調と、夜間の躯体蓄熱が両
立される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】サプライバイパス18は、室内空間1と隔
壁されたかたちで、床面から天井面3に渡って垂直に
形成されている。さらに、サプライバイパス18の上端
には、サプライバイパスダクト(以下、バイパスダクト
と略称)19が接続されている。このバイパスダクト1
9の開口は、天井空間6に臨む状態で配置されている。
そして、上記サプライバイパス18及びバイパスダクト
19により、第2の給気経路が形成されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】このうち、ダンパー23a,23bは、図
示せぬコントローラからの制御信号に従って開閉動作す
ることにより、空調機7から送り出された空調空気の供
給先を床下空間5(第1の給気経路)とサプライバイパ
ス18(第2の給気経路)との間で切り換えるもので、
これらのダンパー23a,23bによって第1の切り換
え手段が構成されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】また、中間期の昼間では、空調機7の冷房
運転を適宜停止(ファン停止)させるとともに、ダンパ
ー23b,23c,23eを“開”状態とし、ダンパー
23a,23d,23fを“閉”状態とすることによ
り、図7に示すように、外気取入口21から取り入れら
れた外気が外気導入ダクト22からレタンダクト17を
通してサプライバイパス18に導入され、さらにサプラ
イバイパス18から床下空間5を通して床吹出口4から
室内空間1に導入される。これにより、いちいち外壁の
開口(窓の開閉等)を調整しなくても、自然換気を併用
した冷房を行うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二村 敏隆 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 Fターム(参考) 3L053 BB01 BB03 BB05

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペリメータ系統に設置されるとともに、
    インテリア系統用の熱交換器とペリメータ系統用の熱交
    換器とを一体に有し、各々の熱交換器を経て生成された
    空調空気を送り出す空調機と、 前記空調機から送り出された空調空気のうち、前記イン
    テリア系統用の熱交換器を経て生成された空調空気を床
    吹出口を介して室内空間に導くとともに、前記ペリメー
    タ系統用の熱交換器を経て生成された空調空気をペリメ
    ータ吹出口を介して室内空間に導く第1の給気経路と、 前記空調機から送り出された空調空気を天井空間に導く
    第2の給気経路と、 前記空調機から送り出された空調空気の供給先を前記第
    1,第2の給気経路の間で切り換え可能な第1の切り換
    え手段と、 前記空調機の設置空間から外気取入口に通じる通風路を
    開閉可能に設けられるとともに、該外気取入口から取り
    入れられた外気の導入先を前記空調機と前記室内空間と
    の間で切り換え可能な第2の切り換え手段とを備えるこ
    とを特徴とする空調システム。
JP11071326A 1999-03-17 1999-03-17 空調システム Pending JP2000266362A (ja)

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