JP2000266185A - シールリング溝の構造 - Google Patents

シールリング溝の構造

Info

Publication number
JP2000266185A
JP2000266185A JP11108354A JP10835499A JP2000266185A JP 2000266185 A JP2000266185 A JP 2000266185A JP 11108354 A JP11108354 A JP 11108354A JP 10835499 A JP10835499 A JP 10835499A JP 2000266185 A JP2000266185 A JP 2000266185A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal ring
members
frictional resistance
contact
groove portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11108354A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniharu Taniguchi
邦春 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11108354A priority Critical patent/JP2000266185A/ja
Publication of JP2000266185A publication Critical patent/JP2000266185A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】第1部材または第2部材にシールリングを用い
て、両部材をシール接合した場合において、両部材の取
り外しを容易にするため、シールリングをシールに必要
なだけ圧縮する浅い溝部分と、シールリングの圧縮を小
さくまたは圧縮を無くす深い溝部分より形成されたシー
ルリング溝の構造を提供する。 【構成】第1部材(1、7)または第2部材(2、8)
の側面に、シールリング(4、10)を嵌めるための、
浅い溝部分(5、11)と、深い溝部分(6、12)か
らなるシールリング溝(3、9)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シールリングを
使用したときの部材と部材の接続と取り外しを容易にす
るため、シールリングを可動するようにして圧縮率を変
化させるシールリング溝の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の第1部材または第2部材に設けた
シールリング溝は、両部材間のシールに必要なだけシー
ルリングが圧縮出来る単一の深さの溝であり、両部材間
でのシールリングの摩擦抵抗力は一定である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ため、次の内容の
課題があった。 (イ)第1部材と第2部材の間をシールリングでシール
すると、シールリングは圧縮されて接触する部材に対し
反発力を起こし、このことから両部材を取り外す時には
シールリングと部材の接触面での摩擦抵抗力となり、そ
の取り外しには大きな力が必要となっている。 (ロ)両部材間をシールするシールリングが熱、液体等
により膨張、膨潤すると、圧縮反発力は増大し、両部材
の取り外し時の摩擦抵抗力は著しく大きくなり、このこ
とから両部材の取り外しは困難となり、部材の破損が起
きた。 (3)両部材間のシールリングの初期圧縮率を低くし摩
擦抵抗力を少なくすると、シール性が低くなる恐れがあ
り本来の用途を満足しない。本発明は、以上の欠点を解
決するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のシールリング溝の構造においては、第1部
材の外側面または第2部材の内側面に設けたシールリン
グ溝に、両部材の間でシールリングをシールに必要なだ
け大きく圧縮する浅い溝部分と、シールリングを小さく
圧縮するまたは圧縮しない深い溝部分を形成したもので
ある。また、浅い溝部分と深い溝部分は接続している
が、両溝の深さの差をテーパー面で繋ぐと効果的であ
る。また、浅い溝部分の幅寸法はシールリングの外径寸
法程度が好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例によって図1、図2を用いて説明する。第1部材
(1)は筒形状であり、筒の外面円周上にシールリング
(4)を嵌めるための、シールリング溝(3)が設けら
れている。このシールリング溝(3)は、シールリング
(4)を筒形状の第2部材(2)の内側面とでシールに
必要なだけ大きく圧縮する浅い溝部分(5)と、シール
リング(4)の圧縮を小さくまたは圧縮を無くす深い溝
部分(6)から形成されている。この第1部材(1)を
筒形状である第2部材(2)に差し込んで繋ぎ、この接
続された両部材の中空部分に気体、液体等を流すとき、
両部材間をシールするには第1部材(1)に設けたシー
ルリング溝(3)に弾性を有するゴム、プラスチック等
のシールリング(4)を嵌める。したがって、図1に示
すようにシールリング(4)を嵌めた第1部材(1)を
第2部材(2)に差し込むと、シールリング(4)は第
2部材(2)の内側面との接触で起きる摩擦抵抗力によ
り、浅い溝部分(5)に移動し両部材間で圧縮され、両
部材の間をシールする。また、図2に示すようにシール
リング(4)を嵌めた第1部材(1)を第2部材(2)
より引き抜く時には、シールリング(4)は第2部材
(2)の内側面との接触で起きる摩擦抵抗力により、浅
い溝部分(5)から深い溝部分(6)に移動する。した
がって、深い溝部分(6)に移動を終えたシールリング
(4)は両部材間での圧縮を小さくまたは圧縮を無く
す。このことから、シールリング(4)と第2部材
(2)の内側面との接触で起きる摩擦抵抗力は小さくま
たは摩擦抵抗力は無くなり、両部材は小さな力で取り外
すことが出来る。
【0006】
【第2実施例】以下、本発明の実施の形態を実施例によ
って図3、図4を用いて説明する。第2部材(8)は筒
形状であり、筒の内面円周上にシールリング(10)を
嵌めるための、シールリング溝(9)が設けられてい
る。このシールリング溝(9)は、シールリング(1
0)を筒形状の第1部材(7)の外側面とでシールに必
要なだけ大きく圧縮する浅い溝部分(11)と、シール
リング(10)の圧縮を小さくまたは圧縮を無くす深い
溝部分(12)から形成されている。第1部材(7)を
筒形状である第2部材(8)に差し込んで繋ぎ、この接
続された両部材の中空部分に気体、液体等を流すとき、
両部材間をシールするには第2部材(8)に設けたシー
ルリング溝(9)に弾性を有するゴム、プラスチック等
のシールリング(10)を嵌める。したがって、図3に
示すようにシールリング(10)を嵌めた第2部材
(8)に第1部材(7)に差し込むと、シールリング
(10)は第1部材(7)の外側面との接触で起きる摩
擦抵抗力により、浅い溝部分(11)に移動し両部材間
で圧縮され、両部材の間をシールする。また、図4に示
すようにシールリング(10)を嵌めた第2部材(8)
より第1部材(7)を引き抜く時には、シールリング
(10)は第1部材(7)の外側面との接触で起きる摩
擦抵抗力により、浅い溝部分(11)から深い溝部分
(12)に移動する。したがって、深い溝部分(12)
に移動を終えたシールリング(10)は両部材間での圧
縮を小さくまたは圧縮を無くす。このことから、シール
リング(10)と第1部材(7)の外側面との接触で起
きる摩擦抵抗力は小さくまたは摩擦抵抗力は無くなり、
両部材は小さな力で取り外すことが出来る。なお、上記
実施例の両部材形状が筒とあるが、それ以外でもシール
リングを使用してシールできる両部材形状であれば、本
発明を実施できるので、例えば容器と蓋に利用すれば密
封性があり、かつ蓋が開け易い。また、本発明は実施す
る両部材の材質を問わない。なお、上記実施例では、両
部材の取り外し時の容易さを説明しているが、浅い溝と
深い溝の位置を交換することで、部材を取り外し難くす
ることもできる。
【0007】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。第
1部材または第2部材に設けたシールリング溝に、シー
ルリングの圧縮率を変化させる機能を形成することによ
り、両部材の取り外し時に発生するシールリングと部材
の接触面での摩擦抵抗力を小さくまたは摩擦抵抗力を無
くすことで、両部材の取り外しが容易となる。さらに、
シールリングが熱、液体等により膨張、膨潤したことに
よる摩擦抵抗力の著しい増大で生じる部材取り外し時の
破損事故を防ぐ。また、設計、加工が簡易であり利用範
囲を限定しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図
【図2】本発明の実施例を示す断面図
【図3】本発明の第2実施例を示す断面図
【図4】本発明の第2実施例を示す断面図
【符号の説明】
1、7 第1部材 2、8 第2部材 3、9 シールリング溝 4、10 シールリング 5、11 浅い溝部分 6、12 深い溝部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1部材(1、7)または第2部材(2、
    8)に設けたシールリング溝(3、9)を、浅い溝部分
    (5、11)と深い溝部分(6、12)とで形成したこ
    とを特徴とするシールリング溝の構造。
JP11108354A 1999-03-12 1999-03-12 シールリング溝の構造 Pending JP2000266185A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11108354A JP2000266185A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 シールリング溝の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11108354A JP2000266185A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 シールリング溝の構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000266185A true JP2000266185A (ja) 2000-09-26

Family

ID=14482602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11108354A Pending JP2000266185A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 シールリング溝の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000266185A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017181469A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 シチズンファインデバイス株式会社 機能部品及び機能部品の取り外し方法
JP2018168881A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 株式会社オートネットワーク技術研究所 シール構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017181469A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 シチズンファインデバイス株式会社 機能部品及び機能部品の取り外し方法
JP2018168881A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 株式会社オートネットワーク技術研究所 シール構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960700791A (ko) 필터요소를 위한 압축성 차압에너지를 갖는 밀봉부(Compressible differential pressure energized seals for filter elements and the like)
JPH0749834B2 (ja) ピストンパッキン又はロッドパッキン
JPH1068467A (ja) シール装置
JP4463692B2 (ja) ピストン・スクレーパ組立体
JP2000266185A (ja) シールリング溝の構造
EP1366318A1 (en) Coupling for connection of a tube or hose by pushing-in
JPS59194175A (ja) ボ−ルバルブのシ−ル機構
JP2004278576A (ja) 高圧ガス密封構造
JP2001355740A (ja) オイルシール
FR2598769A1 (fr) Garniture d'etancheite hydraulique ou pneumatique
JP3952742B2 (ja) 密封構造およびこれに用いるシールリング
JP2005083546A (ja) ガスケット
JP3338189B2 (ja) 往復動用密封装置
JP2523646Y2 (ja) 密封装置
US2785026A (en) Seal ring construction
JP2005331060A (ja) Oリング
JPS5952274U (ja) パツキング
JPH063220Y2 (ja) シール機構
ATE106501T1 (de) Axialdichtung.
JP2602232Y2 (ja) Oリング溝の構造
JPH0710628U (ja) パッキン
JPS6014055Y2 (ja) 軸封装置
JPH0225066B2 (ja)
JP2003222249A (ja) メカニカルシール
JPH0234518Y2 (ja)