JP2000263223A - ガス噴射式はんだ付け方法 - Google Patents
ガス噴射式はんだ付け方法Info
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- JP2000263223A JP2000263223A JP11073790A JP7379099A JP2000263223A JP 2000263223 A JP2000263223 A JP 2000263223A JP 11073790 A JP11073790 A JP 11073790A JP 7379099 A JP7379099 A JP 7379099A JP 2000263223 A JP2000263223 A JP 2000263223A
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- hydrogen
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Abstract
ができるガス噴射式のはんだ付け方法を得る。 【解決手段】 鏝先11aの回りに内外二重に開口する
ガス噴射口18a,19aのうち、内側のガス噴射口1
8aから水素ガスを噴射しかつ外側のガス噴射口19a
から窒素ガスを噴射することにより、鏝先11a及びは
んだ付けポイントPの回りに水素ガス雰囲気30を形成
すると共に、該水素ガス雰囲気30を窒素ガスによる遮
断層31で取り囲むことにより外気から遮断しながらは
んだ付けを行う。
Description
の電子部品やその他のワークをはんだ付けするための方
法に関するものであり、更に詳しくは、はんだ付けポイ
ントにガスを噴射してはんだ付けする方法に関するもの
である。
て、従来より、はんだ付けポイントに窒素ガスのような
高濃度(99%以上)のガスを噴射しながらはんだ付け
する方法が知られている。この方法によれば、上記窒素
ガスによりはんだの酸化が防止されると同時に、鏝先や
はんだ付けポイントのはんだに対する濡れ性が向上する
ため、品質の良いはんだ付けを行うことができる。
使用することができれば、該水素ガスが強力な還元作用
を有しているため、その還元作用によって鏝先やはんだ
付けポイントに形成された酸化物を還元しながらはんだ
付けを行うことができ、より高品質のはんだ付けを行う
ことが可能となる。
ため危険性を伴い、その取り扱いが難しいため、これま
ではんだ付けに使用されることはなかった。
は、水素を使用して安全にはんだ付けを行うことができ
るガス噴射式のはんだ付け方法を提供することにある。
め、本発明の第1の方法は、鏝先の回りに内外二重に開
口するガス噴射口のうち、内側のガス噴射口から水素ガ
スを噴射しかつ外側のガス噴射口から窒素ガスを噴射す
ることにより、鏝先及びはんだ付けポイントの回りに水
素ガス雰囲気を形成すると共に、該水素ガス雰囲気を窒
素ガスで外気から遮断しながらはんだ付けすることを特
徴とするものである。
先端に内外二重に開口するガス噴射口のうち、内側のガ
ス噴射口から水素ガスを噴射しかつ外側のガス噴射口か
ら窒素ガスを噴射することにより、はんだ付けポイント
の回りに水素ガス雰囲気を形成すると共に、該水素ガス
雰囲気を窒素ガスで外気から遮断しながら、高温の水素
ガス及び/又は窒素ガスの熱ではんだを溶融させてはん
だ付けすることを特徴とするものである。
によれば、内外二重の噴射口から水素ガスと窒素ガスと
を同時に噴射することにより、はんだ付けポイントを水
素ガス雰囲気中に包み込むと共に該水素ガス雰囲気の回
りを窒素ガスで遮蔽しながらはんだ付けするようにした
ので、水素が外気と接触することによって酸素と爆発的
に反応するのを確実に防止し、安全にはんだ付けを行う
ことができる。この結果、水素ガスの還元作用によって
鏝先やはんだ付けポイント等に形成された酸化物を還元
しながらはんだ付けすることができるため、非常に高品
質のはんだ付けを行うことが可能となる。また、窒素ガ
スによりはんだの酸化が防止されると共に、鏝先やはん
だ付けポイントのはんだに対する濡れ性が向上するた
め、より高品質のはんだ付けが可能なる。
態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は
本発明に係る第1のはんだ付け方法を実施するためのは
んだ鏝の要部を示すもので、このはんだ鏝10Aは、先
端に糸はんだを溶融させてはんだ付けを行うための鏝先
11aを備えた銅製の鏝金具11と、該鏝金具11を加
熱するための鏝用ヒーター12とを備えている。
からなるケーシング14の上記内筒15内に、鏝先11
aを外部に突出させた状態で交換可能なるように収容さ
れ、該内筒15の外周には上記鏝用ヒーター12が装着
され、該鏝用ヒーター12の回りは保護筒17で覆われ
ており、これらの鏝金具11と内筒15、鏝用ヒーター
12、及び保護筒17が上記外筒16内に収容されてい
る。
9が内外二重に形成され、これらのガス流路18,19
が、鏝先11aの回りに内外二重に開口する噴射口18
a,19aにそれぞれ連通している。そして、内側のガ
ス流路18は第1導管21を介して水素ガスの供給源に
接続され、外側のガス流路19は第2導管22を介して
窒素ガスの供給源に接続されている。また、これらのガ
ス流路18,19内にはそれぞれガス用ヒーター23,
24が設けられ、これらのヒーター23,24で上記ガ
スを、噴射した際に鏝先11aやはんだ付けポイントP
の温度を低下させないような温度にまで加熱できるよう
になっている。
サーであって、第1温度センサー26は鏝先11aの温
度を検出し、第2,第3温度センサー27,28はそれ
ぞれ各ガス用ヒーター23,24の温度を検出するもの
である。
8に第1導管21から水素ガスを供給し、外側のガス流
路19に第2導管22から窒素ガスを供給して、鏝先1
1aの回りに開口する内側のガス噴射口18aから水素
ガスを噴射すると共に、外側のガス噴射口19aから窒
素ガスを噴射することにより、鏝先11a及びはんだ付
けポイントPの回りに水素ガス雰囲気30を形成すると
共に、該水素ガス雰囲気30の回りに窒素ガスによる遮
断層31を形成して水素ガスが外気と接触するのを防止
しながら、はんだ付けを行うものである。
ることによって爆発的に反応するのを確実に防止し、安
全にはんだ付けを行うことができる。この結果、水素ガ
スの還元作用によって鏝先11aやはんだ付けポイント
P等に形成された酸化物を還元しながらはんだ付けする
ことができるため、非常に高品質のはんだ付けを行うこ
とが可能となる。それと同時に、窒素ガスによりはんだ
の酸化が防止されると共に、鏝先11aやはんだ付けポ
イントPのはんだに対する濡れ性が向上するため、より
高品質のはんだ付けが可能なる。
のガス流路19の両方にヒーター23,24を設けてい
るが、鏝先11aやはんだ付けポイントPに直接接触す
る水素ガスが少なくとも加熱されていれば良いことか
ら、内側のガス流路18だけにヒーター23を設けるよ
うにしても良い。あるいは、ガス供給源から必要温度に
加熱されたガスを供給することもでき、この場合には、
ガス流路18,19に上述したようなヒーター23,2
4を設ける必要はない。
を示すもので、このはんだ付けに使用するはんだ鏝10
Bは、ガス流路41,42とそれらに通じる噴射口41
a,42aとを内外二重に備えた二重構造のノズル管4
0と、上記各ガス流路41,42内にそれぞれ設けたガ
ス加熱用のヒーター43,44とを備え、内側のガス流
路41が水素ガスの供給源に接続され、外側のガス流路
42が窒素ガスの供給源に接続されている。
ター43で加熱された高温の水素ガスを噴射し、外側の
ガス噴射口42aからヒーター44で加熱された高温の
窒素ガスを噴射することにより、はんだ付けポイントP
を水素ガス雰囲気46中に包み込むと共に、該水素ガス
雰囲気46の回りを窒素ガスによる遮断層47で外気か
ら遮蔽しながら、高温ガスの熱ではんだを溶融させては
んだ付けするものである。
法と同様に、窒素ガスによる遮断層の形成によって水素
ガスが大気と接触するのを防止しながらはんだ付けする
ようにしているため、水素が酸素と接触して爆発的に反
応するのを確実に防止することができると共に、水素ガ
スの還元作用によって鏝先11aやはんだ付けポイント
P等に形成された酸化物を還元しながらはんだ付けする
ことにより、非常に高品質のはんだ付けを行うことがで
きる。
42にヒーター43,44を設けているが、はんだ付け
ポイントPに直接接触する水素ガスが少なくとも加熱さ
れていれば良いことから、内側のガス流路41だけにヒ
ーターを設けても良い。あるいは、ガス供給源から必要
温度に加熱されたガスを供給することもでき、この場合
には、ガス流路41,42に上述したようなヒーター4
3,44を設ける必要はない。
口から水素ガスを噴射しかつ外側の噴射口から窒素ガス
を噴射することにより、はんだ付けポイントを水素ガス
雰囲気中に包み込むと共に、該水素ガス雰囲気を窒素ガ
スによる遮断層で取り囲むことにより外気から遮断しな
がらはんだ付けするようにしたので、水素が外気と接触
することによって酸素と爆発的に反応するのを確実に防
止し、安全にはんだ付けを行うことができる。しかも、
水素ガスの還元作用によって鏝先やはんだ付けポイント
等に形成された酸化物を還元しながらはんだ付けするこ
とができるため、非常に高品質のはんだ付けを行うこと
が可能となるばかりでなく、窒素ガスによりはんだの酸
化防止と鏝先やはんだ付けポイントの濡れ性の向上とが
図られるため、より高品質のはんだ付けが可能なる。
断面図である。
断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】鏝先の回りに内外二重に開口するガス噴射
口のうち、内側のガス噴射口から水素ガスを噴射しかつ
外側のガス噴射口から窒素ガスを噴射することにより、
鏝先及びはんだ付けポイントの回りに水素ガス雰囲気を
形成すると共に、該水素ガス雰囲気を窒素ガスで取り囲
むことにより外気から遮断しながらはんだ付けすること
を特徴とするガス噴射式はんだ付け方法。 - 【請求項2】ノズル管の先端に内外二重に開口するガス
噴射口のうち、内側のガス噴射口から水素ガスを噴射し
かつ外側のガス噴射口から窒素ガスを噴射することによ
り、はんだ付けポイントの回りに水素ガス雰囲気を形成
すると共に、該水素ガス雰囲気を窒素ガスで取り囲むこ
とにより外気から遮断しながら、高温の水素ガス及び/
又は窒素ガスの熱ではんだを溶融させてはんだ付けする
ことを特徴とするガス噴射式はんだ付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11073790A JP2000263223A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | ガス噴射式はんだ付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11073790A JP2000263223A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | ガス噴射式はんだ付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000263223A true JP2000263223A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13528351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11073790A Pending JP2000263223A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | ガス噴射式はんだ付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000263223A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030074146A (ko) * | 2002-03-08 | 2003-09-19 | 에섹 트레이딩 에스에이 | 기판 상에 땜납을 분배하기 위한 방법 및 장치 |
KR100475752B1 (ko) * | 2002-03-06 | 2005-03-10 | 점보실업 주식회사 | 리드 어셈블리용 용접장치의 질소분사관 |
Citations (5)
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---|---|---|---|---|
JPS61262470A (ja) * | 1985-05-16 | 1986-11-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ガスシ−ルド溶接法 |
JPS62183960A (ja) * | 1986-02-10 | 1987-08-12 | R I Denshi Kogyo:Kk | ハンダ付け用還元性雰囲気炉 |
JPH03222341A (ja) * | 1990-01-26 | 1991-10-01 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体製造装置 |
JPH06315766A (ja) * | 1993-04-30 | 1994-11-15 | Kuroda Denki Kk | 酸化防止用はんだ付方法及び装置 |
WO1998030352A1 (fr) * | 1997-01-07 | 1998-07-16 | Kabushikigaisha Taiseikaken | Fer a souder du type sans contact et pouvant effectuer une soudure discontinue |
-
1999
- 1999-03-18 JP JP11073790A patent/JP2000263223A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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