JPH1137680A - ヒートパイプ製造装置 - Google Patents

ヒートパイプ製造装置

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JPH1137680A
JPH1137680A JP18698397A JP18698397A JPH1137680A JP H1137680 A JPH1137680 A JP H1137680A JP 18698397 A JP18698397 A JP 18698397A JP 18698397 A JP18698397 A JP 18698397A JP H1137680 A JPH1137680 A JP H1137680A
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JP
Japan
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booth
vacuum
pipe
welding
heat
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JP18698397A
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English (en)
Inventor
Junko Harashima
純子 原嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、ヒートパイプ製造装置に関す
る。 【解決手段】 この発明は、一端に真空溶接ブースを、
他端に真空冷却ブースを配設し、その間を傾斜状の連結
パイプにて連通連結し、各ブースは真空状態とすると共
に、真空冷却ブース中は冷却可能に構成し、しかも、真
空溶接ブース中では、ヒートパイプの熱媒用流体注入口
を溶接封止可能に構成してなるヒートパイプ製造装置を
提供せんとするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヒートパイプ製
造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒートパイプは、真空のパイプ中に熱媒
用流体を封入し、一端より加熱することにより、熱媒用
流体の蒸気化現象を介して伝熱し、同流体は、ドレン化
してもとに戻るようにしたサイクルを繰返すことにより
伝熱効率を向上したものである。
【0003】従って、ヒートパイプの製造に際しては、
熱媒用流体を封入し、パイプ真空状態として、その状態
を封止する工程が必要とされる。
【0004】具体的に述べれば、パイプ周壁に熱媒用
流体の液注入口を設ける。熱媒用流体をパイプ中に注
入する。注入口より真空引きをする。注入口を密封
溶接する等の各工程を必要としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の工程は煩雑であり、しかもパイプを真空状態にしたま
ま熱媒用流体の気化を防止しつつ、注入口の密封溶接作
業を行う工程が正確に行えず、熱媒用流体の気化流失を
生起するおそれもあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、一端に真空
溶接ブースを、他端に真空冷却ブースを配設し、その間
を傾斜状の連結パイプにて連通連結し、各ブースは真空
状態とすると共に、真空冷却ブース中は冷却可能に構成
し、しかも、真空溶接ブース中では、ヒートパイプの熱
媒用流体注入口を溶接封止可能に構成してなるヒートパ
イプ製造装置を提供せんとするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明では、別途用意したヒー
トパイプ用のパイプ本体を連結パイプ中に収納すると共
にパイプ本体の両端部分を各ブース中に収納する。
【0008】次いで、真空冷却ブース中を冷却しながら
パイプ本体中の熱媒用流体の気化を防止する。
【0009】他方、真空溶接ブース中には、ブース外よ
りリモコン溶接が行えるように溶接ノズルを収納してお
く。
【0010】かかる状態において、パイプ本体の一端、
すなわち、真空溶接ブース中に収納されたパイプ本体の
一端周壁に形成された熱媒用流体の注入口より、熱媒用
流体を注入した後に、真空溶接ブースを密封して真空に
すべくバキューム等で抜気する。
【0011】各ブースが真空になったところで、液注入
口を溶接により封止する。
【0012】なお、熱媒用流体は、予めパイプ本体中に
注入しておき、注入したパイプ本体を、連結パイプ中に
収納して両端が各ブース中に位置するようにすることも
できる。
【0013】
【実施例】この発明の実施例を図面にもとづき詳説す
る。
【0014】図1に示すのは、本発明のヒートパイプ製
造装置Aを示すものである。
【0015】同装置Aは、一端に真空溶接ブース1と真
空冷却ブース2と、その間を傾斜状に連通連接した連結
パイプ3とより構成されている。
【0016】真空溶接ブース1は、ブース中で溶接作業
が行えるように、溶接ノズル(図示せず)が、ブース外
からリモコン操作が行なえるようになっている。しか
も、同ブース1には、真空発生機(図示せず)が連通さ
れており、ブース1内の空気を抜気することにより、真
空溶接ブース1、連結パイプ3、真空冷却ブース2の各
内部を全体的に真空にすることができるように構成して
いる。
【0017】また、真空冷却ブース2には、ブース内を
冷却するための冷却装置(図示せず)が付設されてお
り、これはヒートパイプに用いる熱媒用流体を気化しな
いように冷却するためのものである。
【0018】連結パイプ3は、傾斜状に配設されてお
り、ヒートパイプに用いるパイプ本体Mを収納できるよ
うにしており、パイプ本体Mは、真空溶接ブース1を開
放してこれより連結パイプ3に収納する。
【0019】この発明の実施例は上記のように構成され
ており、その使用方法を説明すると、まずヒートパイプ
とすべきパイプ本体Mを用意する。
【0020】パイプ本体Mは、熱伝導率の高い銅製とし
両端を閉塞し、パイプ本体M中には、小径の熱源パイプ
mが貫挿されている。
【0021】かかるパイプ本体M中に熱媒用流体m′を
収納して封止するために次の作業がなされる。
【0022】なお、熱媒用流体m′は、アルコール系の
流体、例えば、エタノール、メタノール等を用い、必要
に応じてシリカゲルを混入する。
【0023】熱媒流体m′は、予めパイプ本体Mの一端
周壁に形成した注入口4より注入されるものであり、予
めパイプ本体M中に流体を注入したものを連結パイプ3
中に収納する場合と、内部を空にしたパイプ本体Mを連
結パイプ3中に収納した後に注入口4より流体を注入す
る場合とがある。
【0024】いずれの方法にしても、パイプ本体Mは、
連結パイプ3中に収納されると共にパイプ本体Mの両端
は各ブース1,2中に収納される。
【0025】連結パイプ3は傾斜状であるため、パイプ
本体M中の熱媒用液体m′は下方に流下し、真空冷却ブ
ース2中で冷却されて気化を防止する。
【0026】他方、真空溶接ブース1中に収納されたパ
イプ本体Mの一端周壁には、注入口4が穿設されてお
り、この注入口4は、溶接ノズルにより溶接されて封止
される。
【0027】かかる注入口4の溶接封止作業前に各ブー
ス1,2及び連結パイプ3中を真空にする真空作業が行
われる。
【0028】これは、脱気装置等を用いて密閉状とした
各ブースより脱気して真空にする。
【0029】このように、真空にした各ブースにおい
て、パイプ本体Mも注入口4より脱気されてパイプ本体
M中が真空になる。
【0030】パイプ本体M中には、熱媒用流体m′が収
納された状態で真空となっており、かかる状態で、注入
口4を溶接により封止する。
【0031】封止は、真空溶接ブース1中において、リ
モコンにより溶接ノズルを作動させて行う。
【0032】この際、熱媒用流体m′は真空冷却ブース
2中で冷却されているので気化防止がなされる。
【0033】
【効果】この発明によれば、各ブースと連結パイプを真
空にすることにより、連結パイプ中に収納されたパイプ
本体中も注入孔を介して真空とすることができ、更には
真空冷却ブース中で、パイプ本体中の熱媒用流体を冷却
して気化を防止しつつ、真空溶接ブース中で注入孔を溶
接により封止することができるため、簡便にかつ確実に
ヒートパイプの製造作業が行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の斜視説明図。
【図2】本発明装置により製造したヒートパイプの説明
図。
【符号の説明】
A ヒートパイプ製造装置 M パイプ本体 m 熱源パイプ m′熱媒用流体 1 真空溶接ブース 2 真空冷却ブース 3 連結パイプ 4 注入孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に真空溶接ブースを、他端に真空冷
    却ブースを配設し、その間を傾斜状の連結パイプにて連
    通連結し、各ブースは真空状態とすると共に、真空冷却
    ブース中は冷却可能に構成し、しかも、真空溶接ブース
    中では、ヒートパイプの熱媒用流体注入口を溶接封止可
    能に構成してなるヒートパイプ製造装置。
JP18698397A 1997-07-11 1997-07-11 ヒートパイプ製造装置 Pending JPH1137680A (ja)

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