JP2000262945A - 蛍光体塗布ノズルおよびその加工方法 - Google Patents

蛍光体塗布ノズルおよびその加工方法

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JP2000262945A
JP2000262945A JP7520699A JP7520699A JP2000262945A JP 2000262945 A JP2000262945 A JP 2000262945A JP 7520699 A JP7520699 A JP 7520699A JP 7520699 A JP7520699 A JP 7520699A JP 2000262945 A JP2000262945 A JP 2000262945A
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phosphor
discharge hole
electrode
ink
nozzle
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JP7520699A
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English (en)
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Hiroyuki Kawamura
浩幸 河村
Keisuke Sumita
圭介 住田
Masaki Aoki
正樹 青木
Shigeo Suzuki
茂夫 鈴木
Nobuyuki Kirihara
信幸 桐原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精細なプラズマディスプレイパネルの蛍光
体層を高精度で安価に形成すること。 【解決手段】 インク吐出孔22の位置を示すアライメ
ント用マーカー24をノズル筐体部のインク吐出孔加工
面21とそれ以外の面の少なくとも一面に設けるととも
に、インク吐出孔22に対し、蛍光体インクの入口側形
状を徐々に狭くなる勾配形状(勾配部25)とすること
で、蛍光体膜を隔壁に対して位置ずれすることなく安定
に、高精度で安価なプラズマディスプレイパネルが得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示デバイスに用
いるプラズマディスプレイパネルに関し、特にプラズマ
ディスプレイパネルの蛍光体層を形成する場合に使用さ
れる蛍光体塗布ノズルおよびその加工方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の交流(AC)型プラズマ
ディスプレイパネルの概略断面図である。図5におい
て、50はフロントカバープレート(前面ガラス基板)
であり、この基板上に表示電極51があり、この上を誘
電体ガラス層52とMgOの結晶配向が(111)面に
配向した酸化マグネシウム(MgO)誘電体保護層53
が覆っている。このMgO誘電体保護層53は、主にM
gOを原料に用いた電子ビーム加熱による真空蒸着法が
用いられてきた。
【0003】また、54は背面ガラス基板(バックプレ
ート)であり、この基板上にアドレス電極55よび隔壁
56、蛍光体層57が設けられており、58が放電ガス
を封入する放電空間である。この電極層(表示電極およ
びアドレス電極)を形成するには主にスクリーン印刷法
が、また蛍光体層を形成するにはスクリーン印刷法、イ
ンクジェット法、フォトレジストフィルム法が用いられ
てきた。
【0004】また、従来プラズマディスプレイパネルと
して開発されてきたパネル輝度は、40インチのNTS
Cパネル(セル数が640×480個でセルピッチが
0.43mm×1.29mm、1セル面積約0.55m
2 )で約250cd/m2 であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年ハイビジョンをは
じめとする高品位、大画面テレビへの期待が高まってい
る。CRTは解像度・画質の点でプラズマディスプレイ
や液晶に対して優れているが、奥行きと重量の点で40
インチ以上の大画面には向いていない。液晶は、消費電
力が少なく、駆動電圧も低いといった優れた特徴を有し
ているが、画面の大きさや視野角に限界がある。これに
対してプラズマディスプレイは、大画面の実現が可能で
あり、すでに40インチクラスの製品が開発されてい
る。
【0006】現在製品化されているプラズマディスプレ
イの輝度は、放電空間に封入されたガス(He−Xe系
やネオン−Xe系のガス)の放電によって発せられる紫
外線の強度により輝度レベルが左右されている。特にH
e−Xe系ガスによる放電では、Xeの共鳴線による波
長が147nm(ナノメートル)の真空紫外線が放出さ
れ、主にこの波長による紫外線によって放電セル内に塗
布された赤、緑、青の紫外線励起蛍光体を励起発光させ
ている。
【0007】また、現行40〜42インチクラスのプラ
ズマディスプレイの画素レベルは、画素数640×48
0個、セルピッチ0.43mm×1.29mm、1セル
の面積0.55mm2 である。さらに、近年期待されて
いるフルスペックのハイビジョンテレビの画素レベル
は、画素数が1920×1125となり、セルピッチも
42インチクラスで0.15mm×0.48mmで1セ
ルの面積は0.072mm2 の細かさになる。したがっ
て、プラズマディスプレイの高精細化が進むにしたがっ
てセルピッチや1セル当たりの面積が従来のNTSCと
比較して小さくなるため、輝度の向上を目指した蛍光体
膜の高精度形成技術が望まれている。
【0008】しかしながら、スクリーン印刷法による蛍
光体塗布では、隔壁に蛍光体インクを充填する際にスク
リーン版が変形し、隣接する隔壁内に蛍光体インクが入
ることにより混色するといった課題がある。また、微細
セルを考えると、スクリーン印刷法による蛍光体塗布で
は、隔壁のピッチが0.1mmから0.15mmになる
と、隔壁には幅があるため、蛍光体の充填される空間は
0.1mmから0.08mm程度の非常に狭い幅とな
り、印刷法によって精度良くしかも高速に粘度の高い
(数万センチポアズ)蛍光体インクを流し込むことは困
難になってくる。
【0009】また、蛍光体と紫外線感光樹脂を用いた蛍
光体フォトフィルム法や、蛍光体フォトペースト法で
は、ある程度精度良く隔壁内に蛍光体を埋め込むことが
可能であるが、露光現像工程を3色繰り返し行う必要が
あることや、現像残りによる混色や、高価な蛍光体材料
の回収が困難であること等の課題がある。
【0010】このような課題を解決できる蛍光体塗布方
法として、特開昭53−79371号公報や、特開平8
−162019号公報のような、蛍光体インクを加圧さ
れたノズルより噴射させて所望のパターンを基板上に描
画させるインクジェット法が提案されている。インクジ
ェット法では、蛍光体インクをノズルから連続的に吐出
させておき、基板またはノズルを移動させることで、蛍
光体パターンを隔壁内に充填する。
【0011】しかし、インクジェット法により蛍光体イ
ンクを安定かつ正確に隔壁内に充填するには、蛍光体イ
ンクを吐出させる吐出孔と隔壁の位置合わせ精度を確保
すること、吐出孔の出口近傍の蛍光体インクとのぬれ性
を安定化させて蛍光体インク吐出の直進性を確保するこ
と、蛍光体インクのノズル内滞留による蛍光体沈降起因
の目詰まりを防止しなければならないといった課題があ
る。
【0012】本発明はかかる点に鑑み、プラズマディス
プレイパネルにおいて安価に精度良く蛍光体層が形成で
きるプラズマディスプレイパネルの製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、蛍光体塗布ノズルに吐出孔の位置を示す
アライメント手段をノズル筐体部の吐出孔加工面とそれ
以外の面の少なくとも一面に設け、アライメント手段に
より吐出孔と隔壁との位置合わせを行うものである。
【0014】または、吐出孔に対して蛍光体インクの入
口側形状を徐々に狭くなる勾配形状とし、蛍光体インク
の滞留を防ぐ構造としたものである。または、前記した
蛍光体塗布ノズルを用い、蛍光体インクを隔壁内に塗布
することによって蛍光体層を形成する方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0016】(PDPの全体的な構成及び製法)図2
は、本発明の一実施形態による対向交流放電型PDPの
概略断面図である。図2ではセルが1つだけ示されてい
るが、赤、緑、青の各色を発光するセルが多数配列され
てPDPが構成されている。
【0017】このPDPは、前面ガラス基板11上に放
電電極(表示電極)12と誘電体ガラス層13およびM
gO保護層14が配された前面パネルと、背面ガラス基
板15上にアドレス電極16、隔壁17、蛍光体層18
が配された背面パネルの間に形成される放電空間19内
に放電ガスが封入された構成となっており、以下に示す
ように作製される。
【0018】前面パネルの作製:前面パネルは、前面ガ
ラス基板11上に放電電極(表示電極)12を形成し、
その上を鉛系の誘電体ガラス層13で覆い、更に誘電体
ガラス層13の表面上にMgO保護層14を形成するこ
とによって作製する。
【0019】本実施の形態では、放電電極(表示電極)
12は銀電極であって、紫外線感光性樹脂を含んだ銀電
極用インクをスクリーン印刷法により前面ガラス基板1
1上に均一塗布して乾燥した後、露光現像によるパター
ニングと焼成によって形成する。
【0020】また、誘電体ガラス層13の組成は、酸化
鉛[PbO]70重量%、酸化硼素[B23]15重量
%、酸化珪素[SiO2 ]15重量%であって。スクリ
ーン印刷法と焼成によって形成する。
【0021】また、MgO保護層14は、酸化マグネシ
ウム[MgO]からなり、スパッタリング法で形成す
る。
【0022】背面パネルの作製:背面パネルは、背面ガ
ラス基板15上にアドレス電極16を形成し、その上に
ガラス製の隔壁17を所定のピッチで形成し、更に隔壁
17によって挟まれた各空間に赤色蛍光体、緑色蛍光
体、青色蛍光体による蛍光体層18を形成することによ
り作製する。
【0023】本実施の形態では、アドレス電極16は銀
電極であって、背面ガラス基板15上に、紫外線感光性
樹脂を含んだ銀電極用インクをスクリーン印刷法により
背面ガラス基板15上に均一塗布して乾燥した後、露光
現像によるパターニングと焼成によって形成する。
【0024】また、隔壁17であり、スクリーン印刷法
により数回繰り返し印刷することにより形成する。
【0025】また、隔壁17によって挟まれた各空間
に、赤色蛍光体、緑色蛍光体、青色蛍光体をそれぞれイ
ンク吐出法によって塗布することにより蛍光体層18を
形成する。各色の蛍光体としては、一般的にプラズマデ
ィスプレイパネルに用いられる蛍光体を用いることがで
きるが、ここでは次の蛍光体を用いる。 ・赤色蛍光体:(YXGd1-X)BO3:Eu3+ または
YBO3:Eu3+ ・緑色蛍光体:BaAl1219:Mn または Zn2
SiO4:Mn ・青色蛍光体:BaMgAl1017:Eu2+ パネル張り合わせによるPDPの作製:次に、このよう
にして作製した前面パネルと背面パネルとを封着用ガラ
スを用いて張り合わせると共に、隔壁17で仕切られた
放電空間19内を高真空(8×10-7Torr)に排気
した後、所定の組成の放電ガスを、所定の圧力で封入す
ることによってプラズマディスプレイパネルを作製す
る。
【0026】封入する放電ガスの組成は、従来から用い
られているNe−Xe系であるが、Xeの含有量を5体
積%以上に設定し、封入圧力は500から800Tor
rの範囲に設定する。
【0027】(実施例1)次に、本発明の実施例1につ
いて、図1、図3を用いて蛍光体塗布ノズルの構成と製
作方法を説明する。図1は蛍光体塗布ノズルの構造を示
す断面図である。
【0028】図1において、1はインク吐出部材、2は
インク供給部材で、インク吐出部材1とインク供給部材
2は図示しないネジによって嵌合する。21はインク吐
出孔加工面であり、研磨することで表面粗さを0.2s
以下に仕上げる。22はインク吐出孔で、インク吐出孔
が形成されたインク吐出孔加工面21に対して垂直に形
成される。
【0029】23はアライメントマーク加工面であり、
インク吐出孔加工面21と直交する面のいずれか一面で
ある。24はアライメント用マーカーで、アライメント
マーク加工面23に対して直交する平面がインク吐出孔
22の中心線を含む位置に形成される。25はインク吐
出部材1の内部の勾配部で、インク吐出孔22に対して
徐々に狭くなる勾配形状となるようにフライス加工もし
くは放電加工により加工してある。26はインク溜まり
部でありインク吐出部材1とインク供給部材2により形
成される。27はインク供給路で、ここからインク溜ま
り部26にインクを供給する。
【0030】次に、インク吐出部材の加工方法について
図3を用いて説明する。図3は放電加工(例えば、「機
械工作法」、加藤、藤井、丸井著、森北出版株式会社)
の構成原理を示す概略図である。
【0031】図中28は加工槽、29は加工槽28に配
設された加工テーブルである。加工テーブル29上に
は、インク吐出部材1がインク吐出孔加工面21を上に
した状態で配設される。30は絶縁油、31は電極であ
り、絶縁油30はインク吐出部材1と電極31を浸漬し
ている。
【0032】なお、絶縁油としては絶縁耐力が高く、粘
度が低く、引火点が高く、装置を腐食しないという制約
から、石油、シリコン油、灯油などを用いることができ
る。また、電極31はインク吐出孔加工面21に対して
垂直に配設してある。また、電極31は加工するインク
吐出孔の形状に合わせて加工してある。32は加工テー
ブル送り機構で、インク吐出部材1を電極31に対して
相対的に移動する。また、33は電極送り機構で、電極
31とインク吐出部材の相対距離を調節する。34は放
電電源で、加工テーブル29と電極31の間に電圧をか
ける。
【0033】電極31を陰極、被加工物であるインク吐
出部材1を陽極としてこの間に約100Vの電圧をか
け、電極送り機構33を用いてゆっくりと接近させる。
両者の間隙が小さくなると、スパーク放電が発生する。
スパークの温度は5000℃程度で、スパークが発生し
た放電点では被加工物であるインク吐出部材1が溶解し
たり、蒸発したりする。スパークによって絶縁油も同時
に局所加熱され、油は気化し、体積を膨張させようとす
るが、周りの油による閉じこめ作用により非常に高圧と
なるため大きな衝撃力を発生させる。この衝撃力により
溶融、蒸発した材料はインク吐出部材1の表面から急速
に除去される。このようにして、インク吐出部材1には
インク吐出孔22が形成される。
【0034】なお、電極31をインク吐出部材1に電極
送り機構33を用いて近づけると同時に加工テーブル送
り機構32を用いてインク吐出部材1を電極31に対し
て相対的に移動させながらスパーク放電を発生させると
インク吐出孔(図示せず)を長穴にすることができる。
【0035】次に、アライメントマークの形成方法を図
3を用いて説明する。前記した方法でインク吐出孔(図
示せず)を形成した後、電極31をインク吐出部材1か
ら離す。この状態で、加工テーブル送り機構32を用
い、電極をアライメントマーク加工面24まで移動す
る。再び、電極31をインク吐出部材1に近づけてスパ
ーク放電を起こさせることでアライメントマーク(図示
せず)を形成することができる。尚、筐体部の一面に設
ける吐出孔を長穴としたが楕円としても良い。
【0036】(実施例2)次に、本発明の実施例2につ
いて図4を用いて蛍光体層の形成方法について説明す
る。図4は、プラズマディスプレイパネルの蛍光体層を
形成する際に用いるインク吐出装置の概略図である。
【0037】図4において、35は蛍光体インク、36
は蛍光体インク35を吐出するノズル、37はインク吐
出孔、38は蛍光体インク35をノズル36に供給する
ためのサーバー、39はノズル36に圧力を加えるため
の加圧器である。なお、ノズル36には(実施例1)で
説明した方法で、インク吐出孔37の位置を示すアライ
メントマーク(図示せず)がノズル36の側面に形成さ
れている。
【0038】まず、サーバー38に平均粒径2.0μm
の青色蛍光体であるBaMgAl1017:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重
量%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、
平均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器39の圧力でノズル36(インク吐出孔37
の直径をφ100μmとした)から青色蛍光体を背面ガ
ラス基板15上にストライプ形状に形成された隔壁17
内に吐出させると同時に、背面ガラス基板15を隔壁1
7の方向に合わせて直線状に移動させて、青色蛍光体ラ
インを形成する。
【0039】続いて、赤色蛍光体(YXGd1-X)B
3:Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル3
6から吐出させると同時に背面ガラス基板15を隔壁1
7の方向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラ
インを形成する。
【0040】ここで、背面ガラス基板15上に形成され
た隔壁17とノズル36のインク吐出孔37の位置を合
わせる際、ノズル32に予めアライメントマークを形成
してあるので、前記したアライメントマーク(図示せ
ず)と隔壁17を相対的に位置合わせすることで位置ず
れすることなく、混色は発生しない。
【0041】同様にして、緑色蛍光体Zn2SiO4:M
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成し、
蛍光体層を形成する。
【0042】次に、蛍光体層が設けられた背面ガラス基
板15を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と貼
り合わせ、放電ガス封入前に放電空間部19を8×10
-7Torrの真空度に排気する。放電空間部19を排気
した後、放電空間部内に10%キセノン(Xe)ガスを
含むヘリウム(He)ガスを放電ガスとして500To
rr封入し、交流面放電プラズマディスプレイとした。
【0043】次に、このパネルを放電維持電圧150
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
【0044】なお、本実施例では端部を閉じた部分の高
さを隔壁と同じ高さとしたが、隔壁より低い高さでもよ
い。
【0045】また、蛍光体塗布ノズルには複数個の吐出
孔を設けて蛍光体インクを吐出させることが好ましい。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明による蛍光体塗布ノ
ズルを用いたプラズマディスプレイパネルは、高精度で
安定、安価に蛍光体層が形成可能な、従来にない優れた
特性であり、テレビ仕様の広幅ピッチからハイビジョン
をはじめとする微細ピッチのプラズマディスプレイパネ
ルまでに適応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の蛍光体塗布ノズルの概略を
示す断面図
【図2】本発明の実施形態によるプラズマディスプレイ
パネルの断面図
【図3】本発明の実施例1の蛍光体塗布ノズル加工装置
の概略図
【図4】本発明の実施例2のインクライン形成法の概略
を示す図
【図5】従来のプラズマディスプレイパネルの断面図
【符号の説明】
1 インク吐出部材 2 インク供給部材 21 インク吐出孔加工面 22 インク吐出孔 23 アライメントマーク加工面 24 アライメント用マーカー 25 勾配部
フロントページの続き (72)発明者 青木 正樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 鈴木 茂夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 桐原 信幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AA01 AC09 CA47 DA06 DB13 DC21 EA02 EB07 EB56 EC11 EC30 EC52 EC53 4F041 AA05 AB01 BA05 BA12 BA17 BA22 BA56 5C028 FF16 HH14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吐出孔と、前記吐出孔の位置を示すアライ
    メント手段をノズル筐体部の前記吐出孔加工面とそれ以
    外の面の少なくとも一面に設けたことを特徴とする蛍光
    体塗布ノズル。
  2. 【請求項2】吐出孔を長穴もしくは楕円とし、筐体部の
    一面に前記吐出孔を設けたことを特徴とする蛍光体塗布
    ノズル。
  3. 【請求項3】筐体部の一面に設けた吐出孔に対し、蛍光
    体インクの入口側形状を徐々に狭くなる勾配形状とした
    ことを特徴とする蛍光体塗布ノズル。
  4. 【請求項4】吐出孔を放電加工を用いて形成した後、前
    記吐出孔を加工した放電加工用電極を用いてノズル筐体
    部の前記吐出孔加工面とそれ以外の面の少なくとも一面
    にアライメント用マークを加工することを特徴とする蛍
    光体塗布ノズルの加工方法。
  5. 【請求項5】筐体部の一面に設ける吐出孔を長穴もしく
    は楕円とし、前記吐出孔を放電加工により形成すること
    を特徴とする蛍光体塗布ノズルの加工方法。
  6. 【請求項6】筐体部の一面に設ける吐出孔に対し、蛍光
    体インクの入口側形状を、前記吐出孔に近づくにしたが
    って狭くなるように加工した後、前記吐出孔を放電加工
    を用いて形成することを特徴とする蛍光体塗布ノズルの
    加工方法。
  7. 【請求項7】第1の電極及び誘電体ガラス層が形成され
    たフロントカバープレートと、第2の電極及び蛍光体層
    が設けられたバックプレートとを有し、前記第1の電極
    と前記第2の電極とが所定の距離離間して対向するよう
    前記フロントカバープレートと前記バックプレートの間
    に隔壁を設置し、前記フロントカバープレート、前記バ
    ックプレート及び前記隔壁により形成された空間に放電
    可能なガスを封入して成るプラズマディスプレイパネル
    の製造方法であって、 平均粒径0.5μmから7μmの蛍光体粉末と0.1重
    量%以上、10重量%以下のエチルセルロースからなる
    樹脂成分と、ターピネオール、ブチルカルビトールアセ
    テートまたはペンタンジオールからなる溶剤成分を含む
    混合液を混合分散してインク粘度10センチポイズ〜3
    00センチポイズに調整した蛍光体インクを、請求項1
    から3のいずれかに記載の蛍光体塗布ノズルから前記隔
    壁内に噴射して前記蛍光体層を形成することを特徴とす
    るプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  8. 【請求項8】第1の電極及び誘電体ガラス層が形成され
    たフロントカバープレートと、第2の電極及び蛍光体層
    が設けられたバックプレートとを有し、前記第1の電極
    と前記第2の電極とが所定の距離離間して対向するよう
    前記フロントカバープレートと前記バックプレートの間
    に隔壁を設置し、前記フロントカバープレート、前記バ
    ックプレート及び前記隔壁により形成された空間に放電
    可能なガスを封入して成るプラズマディスプレイパネル
    であって、 蛍光体インクを、請求項1から3のいずれかに記載の蛍
    光体塗布ノズルから前記隔壁内に噴射して前記蛍光体層
    が形成されたことを特徴とするプラズマディスプレイパ
    ネル。
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