JP2000261335A - 受信機能付き目覚し時計および防災行政無線システム - Google Patents

受信機能付き目覚し時計および防災行政無線システム

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JP2000261335A
JP2000261335A JP11059223A JP5922399A JP2000261335A JP 2000261335 A JP2000261335 A JP 2000261335A JP 11059223 A JP11059223 A JP 11059223A JP 5922399 A JP5922399 A JP 5922399A JP 2000261335 A JP2000261335 A JP 2000261335A
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alarm clock
receiving
reception
sound
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Noboru Okago
昇 大籠
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Rhythm Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的低コストで、移動、携帯が容易であり、
電池電源で動作可能な戸別受信機として機能する受信機
能付き目覚し時計およびこの受信機能付き目覚し時計を
用いた防災行政無線システムを提供する。 【解決手段】目覚し時計部と、防災行政無線システムに
おける親局から送出される無線信号を受信する受信アン
テナ21と、受信アンテナ21の受信した無線信号を電
気信号に変換する受信回路22と、目覚し時計部を駆動
する電池電源11の電力の受信回路22への供給、およ
び、遮断を行う受信用スイッチSW5、SW6と、目覚
し時計部の報時音および無線信号の情報を音声出力する
報音手段としてのスピーカ4を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、市町村等の行政機
関で用いる防災行政無線システムおよび防災行政無線を
受信可能な受信機能付き目覚し時計に関する。
【0002】
【従来の技術】市町村等の行政機関では、地震、火災、
水害等の災害時の緊急通報、避難情報や、一般行政事務
に関する情報等を市町村内に居住する住民に報知する防
災行政無線システムを採用している。上記の防災行政無
線システムは、たとえば、市町村の役所等に設置された
親局と、市町村内の各地区に受信装置、スピーカ等を備
えた屋外拡声受信装置と、各居住者の家庭内に設置され
た戸別受信機等を有するシステムからなる。緊急時に
は、親局から各種情報が送信され、屋外拡声受信装置は
受信した情報をスピーカを通じて拡声し、屋外拡声受信
装置の設置された一帯の住民に報知する。また、親局か
ら送信された各種情報は、戸別受信機によっても受信さ
れ、戸別受信機を通じて各世帯の住民に緊急情報を報知
する。上記のように、防災行政無線システムは主として
緊急時の情報を速やかに住民に知らせるためのものであ
るとともに、所定の時間毎に一般行政事務に関する情報
や、正時等を報知するのにも使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した防災行政無線
システムでは、各家庭に設置される戸別受信機は、親局
から送信された無線信号を受信して自動的にスピーカ等
から出力する自動着信機能を有しており、受信部は無線
信号を常時受信可能である。このため、戸別受信機に
は、家庭用の交流電源から電力を常に供給しておく必要
があり、また、交流電源を直流に変換する装置が必要で
あり、移動、携帯に不便であるという不利益が存在し
た。また、戸別受信機は、単独の受信機であるため、自
動着信機能等受信機として機能するための種々の機能を
備えており、比較的高コストである。このため、防災行
政無線システムの導入の際に、全ての家庭への戸別受信
機の負担が大きいという不利益も存在した。
【0004】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであって、防災行政無線システムにおいて、比較的
低コストで、移動、携帯が容易であり、電池電源で動作
可能な戸別受信機として機能する受信機能付き目覚し時
計およびこの受信機能付き目覚し時計を用いた防災行政
無線システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の受信機能付き目
覚し時計は、所定時刻に目覚し音を出力する目覚し時計
において、防災行政無線信号を受信する受信手段と、前
記受信手段に受信動作を行わせ、受信した信号を音声出
力させる外部スイッチとを設けたことを特徴とする。
【0006】本発明の受信機能付き目覚し時計は、目覚
し時計部と、防災行政無線システムにおける親局から送
出される無線信号を受信するアンテナと、前記アンテナ
の受信した無線信号を電気信号に変換する受信回路と、
前記目覚し時計部の電池電源の電力を前記受信回路へ供
給し、および、前記電力を遮断するスイッチと、前記目
覚し時計部の目覚し音および前記無線信号の情報を音声
出力する報音手段とを有する。
【0007】本発明の受信機能付き目覚し時計は、前記
受信回路の受信した無線信号の内容を前記目覚し時計部
の目覚し音として前記報音手段から出力させる制御手段
をさらに有する。
【0008】本発明の受信機能付き目覚し時計は、前記
受信回路の受信した信号に基づいて前記親局からの無線
信号の受信の有無を検出する無線信号受信検出手段と、
前記無線信号受信検出手段から出力される検出信号に基
づいて前記報音手段の出力状態を制御する制御手段とを
さらに有する。
【0009】本発明の防災行政無線システムは、防災行
政無線を送信する親局と、目覚し時計本体部と、前記親
局から送出される無線信号を受信する受信アンテナと、
前記アンテナの受信した無線信号を電気信号に変換する
受信回路と、前記目覚し時計部の電池電源の電力を前記
受信回路へ供給し、および前記電力を遮断する受信用ス
イッチと、前記目覚し時計部の目覚し音および前記無線
信号の情報を音声出力する報音手段とを有する目覚し時
計とからなる。
【0010】本発明では、報音手段は、通常は、目覚し
時計の報時の際に目覚し音を出力する。一方、親局から
送出された無線信号は、受信用スイッチによって受信回
路が受信可能な状態であるとアンテナを通じて受信回路
で受信される。受信回路で受信された情報は、報音手段
によって出力される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る防災
行政無線システムの構成例を示す図である。図1に示す
防災行政無線システムは、親局101と、各家庭301
に設けられた受信機能付き目覚し時計1と、たとえば、
市町村の地域別に設置される屋外拡声受信装置201と
を有する。親局101は、たとえば、市町村の役場に設
置され、災害等の緊急時に緊急放送を無線信号で出力す
る。親局101は、行政事務に関する情報を、所定の時
間毎、たとえば、朝と夕方の決められた時間に無線信号
で出力する。親局101から出力される無線信号は、た
とえば、極く狭い周波数帯域のFM波で送信される。屋
外拡声受信装置201は、親局101から出力された無
線信号を受信し、スピーカを通じて放送を行う。
【0012】図2は、上記の各家庭301に設けられる
受信機能付き目覚し時計1の一実施形態を示す構成図で
ある。図2に示すように、受信機能付き目覚し時計1
は、制御回路2と、アンプ3と、スピーカ4と、報時時
刻設定回路5と、録音・再生回路6と、受信データメモ
リ7と、報時音データメモリ8と、受信時刻設定回路9
と、受信時刻メモリ10と、電池電源11と、時刻表示
部12と、発振器14と、受信アンテナ21と、受信回
路22と、AM/FM受信回路23と、時刻修正回路2
4とを有している。
【0013】制御回路2に接続された発振器14は、所
定周波数のクロックを発生し、これを制御回路2に出力
する。制御回路2は、このクロックに基づいて駆動され
る。電池電源11は、直流電源を制御回路2に供給す
る。電池電源11は、たとえば、乾電池によって構成さ
れる。
【0014】アンプ3は、制御回路2から出力される音
声信号3sを増幅してスピーカ4に出力する。スピーカ
4は、アンプ3で増幅された音声信号を出力する。
【0015】報時時刻設定回路5は、目覚し時計の報時
時刻データを記憶する、たとえば、制御回路2内に内蔵
されたアラームメモリをスイッチ、ダイヤル等の操作手
段によって当該記憶された報時時刻データを設定・修正
するものであり、操作信号および報時時刻データを制御
回路2に出力する。報時音データメモリ8は、目覚し時
計の報時の際の目覚し音の音声データを保持しており、
報時の際に制御回路2に出力する。
【0016】時刻修正回路24は、図示しないスイッ
チ、ダイヤル等の操作手段を有しており、当該操作手段
による操作信号を制御回路2に出力し、制御回路2内の
現在時刻を記憶する現時刻メモリの内容を修正する。時
刻修正回路24による時刻修正は、時刻表示部12を確
認しながら行う。
【0017】時刻表示部12は、液晶表示装置等の表示
手段を有し、制御回路2の時刻メモリ、報時時刻設定回
路55の報時時刻を記憶するアラームメモリ、あるい
は、受信を開始させる時刻を記憶する受信時刻データメ
モリ等に記憶された各時刻データを切替表示する。
【0018】制御回路2に接続された鳴り止めスイッチ
SW1は、スピーカ4からの目覚し音の出力を鳴り止め
スイッチSW1をオンすることで停止させるためのスイ
ッチである。
【0019】本実施形態の受信機能付き目覚し時計1で
は、上記の各構成要素によって通常の目覚し時計の機能
が構成されている。
【0020】受信アンテナ21は、上記の親局101か
らの無線信号を受信したり、また、一般に放送されてい
るAM/FM放送を受信するアンテナである。AM/F
M受信回路23は、受信アンテナ21の受信したAM/
FM放送の無線信号を電気信号23sに変換して制御回
路2に出力する。制御回路2に接続されたAM/FMス
イッチSW3は、オンすることによってAM/FM受信
回路23を受信可能な状態とする。
【0021】受信回路22は、受信アンテナ21の受信
した親局101からの無線信号を電気信号22sに変換
して制御回路2に出力する。また、受信回路22は、た
とえば、親局101からの無線信号の周波数帯域のFM
波のみを受信可能に設定されており、受信アンテナ21
を介して親局101からの無線信号を受信して受信デー
タを抽出し出力する。また、受信回路22は、受信回路
22で受信した信号が親局101からの無線信号か否か
を検出する無線信号受信検出手段を有しており、親局1
01からの無線信号を検出したときには検出信号を出力
する。上記の無線信号受信検出手段は、たとえば、受信
回路22の受信した信号のレベルを検出する受信レベル
検出回路あるいは受信した信号に音声データが含まれる
かを検出する音声データ有無検出回路等から構成するこ
とができる。
【0022】受信回路22の電源は、電源供給ラインP
OW1を通じて制御回路2から供給され、電源の供給お
よび遮断は、後述するスイッチSW5、SW6の操作に
応じて制御される。
【0023】制御回路2に接続された受信用スイッチS
W6は、受信用スイッチSW6を一回オンすると、受信
回路22を所定時間受信可能な状態とするスイッチであ
る。制御回路2は、受信用スイッチSW6がオンされる
と、受信回路22に電源供給ラインPOW1を通じて所
定の時間電力を供給し、所定の時間が経過すると自動的
に電力供給を遮断する。
【0024】制御回路2に接続された緊急時用スイッチ
SW5は、親局101からの緊急放送時にオンすること
によって、受信回路22が親局101からの無線信号を
受信可能な状態とするスイッチである。なお、緊急時用
スイッチSW5および受信用スイッチSW6は別々に設
けたが、両方のスイッチの機能を兼ねる単独のスイッチ
を設けることも可能である。
【0025】録音・再生回路6は、半導体メモリ、磁気
テープ等の記憶媒体からなる受信データメモリ7に受信
回路22の受信した音声データを記録し、記録された音
声データを再生する回路である。
【0026】再生出力スイッチSW4は、再生出力スイ
ッチSW4をオンすることにより、受信データメモリ7
に記録された受信データを制御回路2に出力させるスイ
ッチである。
【0027】受信時刻設定回路9は、スイッチ、ダイヤ
ル等の操作手段により親局101からの定時刻の無線信
号の受信時刻を設定する回路である。親局101からの
無線信号による定時放送は、たとえば、朝、昼、晩の予
め決められた時間に放送されるため、受信時刻設定回路
9によって親局101からの無線信号を受信したい時刻
を一または複数設定する。受信時刻データメモリ10
は、受信時刻設定回路9によって設定された一または複
数の受信時刻を記憶する。
【0028】制御回路2に接続された目覚し音選択スイ
ッチSW2は、後述する目覚し音の選択を行うためのス
イッチである。
【0029】制御回路2は、上記した現時刻メモリを有
し、現時刻メモリの内容を更新する計時動作を行う機能
を有しており、現時刻メモリの内容と制御回路2に内蔵
されたアラームメモリおよび受信時刻データメモリ10
の内容とを比較して、一致する場合には、報時音データ
メモリ8の内容または受信データメモリ7の内容または
受信回路22の受信内容のいずれかをアンプ3、スピー
カ4からなる報音手段を介して音声出力する。また、制
御回路2は、これら報時音データメモリ8の内容または
受信データメモリ7の内容を、アラームメモリと現時刻
メモリの内容が一致したときに目覚し音として音声出力
するものであり、目覚し音選択スイッチSW2の操作状
態に応じて選択出力する。なお、受信データメモリ10
の内容と現時刻メモリの内容とが一致する場合には、定
時受信として、受信回路22の受信内容を音声出力させ
るものであり、同時に、所定時間だけ受信回路22に電
源供給を行って受信回路22を受信可能な状態とし、か
つ、受信データメモリ7に受信内容を録音可能な状態と
する。
【0030】さらに、制御回路2は、鳴り止めスイッチ
SW1の操作状態に応じて目覚し音出力のセット、鳴り
止めを制御し、AM/FMスイッチSW3の操作状態に
応じて、電源供給ラインPOW2を通じたAM/FM受
信回路23への電源の供給、遮断を制御し、再生出力ス
イッチSW4の操作状態に応じて録音再生回路6を起動
し、受信データメモリ7から受信データをアンプ3に出
力する。
【0031】また、制御回路2は、緊急時用スイッチS
W5の操作状態に応じて受信回路22への電源の供給、
遮断を制御するとともに上記の無線信号受信検出手段を
動作可能な状態とし、当該無線信号受信検出手段からの
検出信号に応答してアンプ3の電源供給を制御し、か
つ、録音・再生回路6を動作可能な状態とする。すなわ
ち、制御回路2は、上記無線信号受信検出手段からの検
出信号がない場合には、アンプ3の出力を停止させ、ス
ピーカ4からの雑音出力を防止する。
【0032】また、制御回路2は、受信用スイッチSW
6の操作状態に応じて、所定時間だけ受信回路22に電
源供給を行って受信可能な状態とし、受信データメモリ
7に受信内容を録音可能な状態にし、当該受信データを
アンプ3およびスピーカ4からなる報音手段により音声
出力させる。
【0033】次に、上記構成の受信機能付き目覚し時計
1の動作を説明する。まず、受信機能付き目覚し時計1
の目覚し時計としての動作の一例について説明する。制
御回路2に内蔵されたアラームメモリの内容を目覚し音
を出力させたい時刻に設定する。また、出力させたい目
覚し音を目覚し音選択スイッチSW2によって、録音し
た無線放送の内容および報時音データメモリの内容の中
から設定しておく。
【0034】現在の時刻が、制御回路2に内蔵されたア
ラームメモリに設定した時刻になると、選択した目覚し
音がスピーカ4から出力される。
【0035】また、選択した目覚し音が報時音データメ
モリの内容の場合には、報時音データメモリの内容が目
覚し音として出力される。なお、受信時刻データメモリ
10で設定された時刻が目覚し音を出力させたい時刻と
一致するときには、受信回路22が動作可能な状態とな
り、受信回路22の受信した内容が録音される。
【0036】さらに、選択した目覚し音が録音した無線
放送の内容である場合には、受信データメモリ7の内容
が目覚し音として出力される。なお、受信時刻データメ
モリ10で設定された時刻が目覚し音を出力させたい時
刻と一致するときには、受信データメモリ7の内容を再
生せずに、強制的に受信データメモリ7に受信内容を録
音し、他の選択されていない目覚し音を出力する構成と
してもよい。なお、上記各選択された目覚し音が出力さ
れている状態で、目覚し音選択スイッチSW2を操作す
ることで、目覚し音を変更することができる。
【0037】次に、受信機能付き目覚し時計1の防災行
政無線放送受信時の動作の一例について説明する。手動受信モード たとえば、AM/FMスイッチSW3をオンした状態
で、AM/FM放送を受信している状態で、上記した屋
外拡声受信装置201から親局101からの放送が流れ
ると、これを聞いた各家庭301の住人は、放送を聴取
したい場合には、受信用スイッチSW6をオンする。
【0038】受信用スイッチSW6がオンされると、制
御回路2はAM/FM受信回路23への電力供給ライン
POW2を通じた電力供給を強制的に遮断する。これと
同時に、制御回路2は、受信回路22へ電力供給ライン
POW1を通じた電力供給を行う。これによって、受信
回路22は親局101からの放送を受信可能となり、親
局101からの放送をスピーカ4を通じて聴取すること
ができる。
【0039】所定時間経過すると、制御回路2は、受信
回路22への電力供給を遮断し、同時に、AM/FM受
信回路23へ再度電力を供給する。これによって、再度
AM/FM放送をスピーカ4を通じて聴取することがで
き、親局101からの放送の聴取前の状態に戻る。
【0040】自動受信モード 本実施形態に係る受信機能付き目覚し時計1では、受信
時刻設定回路9によって、親局101からの定時放送を
受信する時刻を予め設定することができる。たとえば、
朝の6時および、夕方の5時(17時)にそれぞれ定時
放送が行われる場合には、受信時刻設定回路9によって
受信時刻を6時、17時に設定する。これによって、受
信時刻データメモリ10には、各受信時刻データが記憶
される。
【0041】現在の時刻が上記の受信時刻になると、制
御回路2は、たとえば、AM/FMスイッチSW3がオ
ンされAM/FM放送を受信している状態であっても、
AM/FM受信回路23への電力供給ラインPOW2を
通じた電力供給を強制的に遮断する。これと同時に、制
御回路2は、受信回路22へ電力供給ラインPOW1を
通じた電力供給を行う。これによって、受信回路22は
親局101からの定時放送を受信可能となり、親局10
1からの定時放送をスピーカ4を通じて聴取することが
できる。
【0042】所定時間経過すると、制御回路2は、受信
回路22への電力供給を遮断し、同時に、AM/FM受
信回路23へ再度電力を供給する。これによって、再度
AM/FM放送をスピーカ4を通じて聴取することがで
き、親局101からの定時放送の聴取前の状態に戻る。
【0043】次に、受信機能付き目覚し時計1の受信デ
ータの再生時の動作の一例について説明する。本実施形
態に係る受信機能付き目覚し時計1では、受信回路22
の受信した親局101からの放送を録音可能となってい
る。すなわち、受信回路22が受信して電気信号22s
に変換された無線信号は、録音・再生回路6によって受
信データメモリ7に記憶される。受信データメモリ7の
記憶容量が一杯になると、録音・再生回路6は、受信デ
ータメモリ7に上書きする。
【0044】受信データメモリ7に記録された親局10
1からの無線放送は、再生出力スイッチSW4をオンす
ることにより再生され、スピーカ4を通じて出力され
る。たとえば、受信データの再生中に、予め設定された
受信時刻になったり、受信用スイッチSW6がオンされ
たり、後述する緊急時用スイッチSW5がオンされた場
合には、強制的に受信データの再生動作を停止して、受
信回路22が親局101からの無線放送を受信可能な状
態とする構成とすることが好ましい。また、録音・再生
回路6には、再生動作を停止させると同時に、受信デー
タの録音動作を開始させる。また、受信データの再生中
に、AM/FMスイッチSW3がオンされた場合には、
再生動作を停止させて優先的にAM/FM放送を受信可
能な状態としてもよいし、一旦再生出力スイッチSW4
をオフしないとAM/FM放送を受信できない構成とし
てもよい。
【0045】次に、受信機能付き目覚し時計1の緊急時
の防災行政無線放送の受信動作の一例について説明す
る。たとえば、台風、水害、火災等の災害の発生時に、
親局101から緊急放送が無線信号によって送出される
と、屋外拡声受信装置201はこの緊急放送を受信して
拡声して近隣の家庭に放送する。各家庭の住民は、この
緊急放送を聞いて受信機能付き目覚し時計1の緊急時用
スイッチSW5をオンする。緊急時用スイッチSW5が
オンされると、制御回路2は、最優先で受信回路22を
受信可能な状態とし、他の機能を停止させる。受信回路
22の受信した緊急放送は、スピーカ4を通じて聴取す
ることができ、緊急時用スイッチSW5がオフされるま
で出力される。
【0046】以上のように、本実施形態の受信機能付き
目覚し時計1によれば、受信回路22は、親局101か
らの無線放送を自動的に着信する機能を有しておらず、
また、目覚し時計の有するスピーカ4等の機能を供給す
ることで、低コストな受信機として機能する。また、親
局101からの定時放送を目覚し時計の計時機能を利用
して自動的に受信できるため、受信機能付き目覚し時計
1の利用性が高くなる。また、受信時刻データを予め親
局101からの定時放送の時刻に設定しておけば、親局
101からの定時放送を目覚し時計の目覚し音に利用す
ることができる。さらに、本実施形態の受信機能付き目
覚し時計1によれば、たとえば、災害時等に、停電によ
って家庭内のAV機器が使用できない場合にも、親局1
01からの緊急放送およびAM/FM放送が受信でき
る。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、受信機能付き目覚し時
計を低コスト化でき、防災行政無線システムの導入コス
トを抑制することができる。また、本発明の受信機能付
き目覚し時計は、電池駆動であり、移動、携帯が非常に
容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防災行政無線システムの構成例を
示す図である。
【図2】本発明に係る受信機能付き目覚し時計の一実施
形態の構成図である。
【符号の説明】
1…受信機能付き目覚し時計 2…制御回路 3…アンプ 4…スピーカ 5…アラーム時刻設定回路 6…録音・再生回路 7…メモリ 8…アラーム音メモリ 9…受信時刻設定回路 10…受信時刻メモリ 11…電池電源 12…時刻表示部 14…発振器 21…受信アンテナ 22…受信回路 23…AM/FM受信回路 24…時刻修正回路 SW1…鳴り止めスイッチ SW2…スヌーズスイッチ SW3…AM/FMスイッチ SW4…再生出力スイッチ SW5…緊急時用スイッチ SW6…受信用スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定時刻に目覚し音を出力する目覚し時計
    において、 防災行政無線信号を受信する受信手段と、前記受信手段
    に受信動作を行わせ、受信した信号を音声出力させる外
    部スイッチとを設けたことを特徴とする受信機能付き目
    覚し時計。
  2. 【請求項2】目覚し時計部と、 防災行政無線システムにおける親局から送出される無線
    信号を受信する受信アンテナと、 前記アンテナの受信した無線信号を電気信号に変換する
    受信回路と、 前記目覚し時計部を駆動する電池電源の電力の前記受信
    回路への供給、および、遮断を行う受信用スイッチと、 前記目覚し時計部の目覚し音および前記無線信号の情報
    を音声出力する報音手段と、 を有する受信機能付き目覚し時計。
  3. 【請求項3】前記受信回路の受信した無線信号の内容を
    前記目覚し時計部の目覚し音として前記報音手段から出
    力させる制御手段をさらに有する請求項2に記載の受信
    機能付き目覚し時計。
  4. 【請求項4】前記受信回路の受信した信号に基づいて前
    記親局からの無線信号の受信の有無を検出する無線信号
    受信検出手段と、 前記無線信号受信検出手段から出力される検出信号に基
    づいて前記報音手段の出力状態を制御する制御手段とを
    さらに有する請求項2または3に記載の受信機能付き目
    覚し時計。
  5. 【請求項5】防災行政無線を送信する親局と、 目覚し時計本体部と、前記親局から送出される無線信号
    を受信するアンテナと、前記アンテナの受信した無線信
    号を電気信号に変換する受信回路と、前記目覚し時計部
    を駆動する電池電源の電力の前記受信回路への供給、お
    よび、遮断を行う受信用スイッチと、前記目覚し時計部
    の目覚し音および前記無線信号の情報を音声出力する報
    音手段とを有する目覚し時計とからなる防災行政無線シ
    ステム。
JP11059223A 1999-03-05 1999-03-05 受信機能付き目覚し時計および防災行政無線システム Pending JP2000261335A (ja)

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