JPS6123879Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6123879Y2
JPS6123879Y2 JP1980038949U JP3894980U JPS6123879Y2 JP S6123879 Y2 JPS6123879 Y2 JP S6123879Y2 JP 1980038949 U JP1980038949 U JP 1980038949U JP 3894980 U JP3894980 U JP 3894980U JP S6123879 Y2 JPS6123879 Y2 JP S6123879Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control signal
speaker
broadcast
emergency warning
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980038949U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56142156U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980038949U priority Critical patent/JPS6123879Y2/ja
Publication of JPS56142156U publication Critical patent/JPS56142156U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6123879Y2 publication Critical patent/JPS6123879Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば地震や津波等の緊急災害時に発
せられる緊急警報放送を受信するのに用いて好適
な緊急警報放送受信機に関し、特にはイヤホーン
で通常放送を聴いていた場合であつても緊急警報
放送が受信されたきにはスピーカをも駆動させる
と共にその音量を増大させて警報音を発するよう
にしたものである。
地震や津波等緊急異常事態を予め察知して緊急
警報放送を行い斯る緊急異常事態による災害を未
然に或いは僅少に食い止めることが出来れば、人
命や財産を守るうえからも極めて朗報であり且つ
有意義である。
そこで例えば我国において最近ここれを国家的
に統制して実施しようとする動きがあり、現在日
本放送協会(NHK)で行われているNHK緊急警
報システムの野外実験もその一つである。
この緊急警報システムによれば緊急警報放送に
先立つて放送局から警報開始の制御信号が所定時
間例えば5〜20秒間送出される。制御信号は聴感
上最も敏感な例えば1kHz付近の2つの周波数を
組合わせて符号化されており、受信機ではその
まゝ警放音となる。そして警報用受信機でこの放
送開始制御信号を受けるとそれまで“断”の状態
だつた音声増幅部のスイツチが入り、スピーカか
なら独特な音色の警報音が大きな音で流れ、受信
者の注意を喚起する。放送局では放送開始制御信
号に引き続いて警報内容を放送し、警報放送のア
ナウンスが終ると所定時間例えば1秒間放送終了
制御信号が送出される。警報用受信機はこの放送
終了制御信号により音声増幅部のスイツチを
“断”と成し、再び放送開始制御信号待機の状態
にもどる。
ところで、このような緊急警報システムにおい
て警報用受信機の配置される環境や状況を考える
と種々の態様が考えられる。例えば受信機を騒音
や雑音の大きい所で聞く場合や、受信機の音量を
小さく絞つて聞く場合或いは緊急警報放送が深夜
行われた場合等が考えられる。このような場合に
警報音が発せられてもその音量が小さいと緊急警
報放送を確実に捕えることができず極めて危険な
状態に晒される恐れがある。また誤つて受信機の
音量ツマミの位置を最小としておいた場合やイヤ
ホーンプラグを差込むとスピーカが切れないよう
に成つている受信機の場合完全に緊急警報放送を
聞くことができないか或いいはそのチヤンスを逸
し危険な状態に陥ることは必至である。
本考案は斯る点に鑑み、受信機が如何なる環境
や状況に配されていても確実に緊急警報放送を伝
達すことができる信頼性の高い緊急警報放送受信
機を提供するものであある。
以下本考案の一実施例を、AM放送電波専用の
受信機に適用した場合を例にとり、図面に基づい
て詳しく説明する。
図において受信用アンテナ1に捕えられたAM
放送電波は周波数変換回路を含む高周波回路2に
供給され、こゝで高周波信号より中間周波信号に
変換されて中間周波増幅回路3に供給され、こゝ
で増幅された中間周波信号は検波回路4で検波さ
れ、もつてその出力側には可聴周波信号が取り出
される。これらの高周波回路2、中間周波増幅回
路3及び検波回路4は常に正電源端子+Bより電
源を供給されて常時微弱な電力で待機状態にあ
る。
検波回路4の出力側に取り出された可聴周波信
号は、音声調整用の音量制御回路としての可変抵
抗器5を介して可聴周波増幅回路6に供給され、
こゝで増幅されてスピカ7またはイヤホーンジヤ
ツク8に差込まれたイヤホーンより放音される。
可聴周波増幅回路6は通常その電源を遮断され
ており、緊急警報放送の受信時或いは受信機の動
作確認時のみ動作すように成されている。すなわ
ち検波回路4の出力側に上述の制御信号を検出す
るための例えばデコーダの如き制御信号検出回路
9が設けられる。この制御信号検出回路9の出力
側は抵抗器10を介してトランジスタ11のベー
スに接続され、トランジスタ11のコレクタは抵
抗器12及び13を介して正電源端子+Bに接続
され、トランジスタ11のエミツタは可聴周波増
幅回路6のプリアンプ段を構成するトランジスタ
6a及び6bのそれぞれコレクタおよびベース抵
抗器を介して接続される。
そして制御信号検出回路9は高周波回路2等と
同様常に微弱な電力で待機状態にあり、検波回路
4の出力側に緊急警報放送開始制御信号が現われ
るとこれを検出して例えば低レベルより高レベル
に変化して警報放送の時間中そのレベルを持続す
る所謂パルス状の付勢信号を発生する。そしてこ
の付勢信号は警報放送の内容のアナウンスの終り
に続いて発せられる緊急警報放送終了制御信号が
検出されると高レベルより低レベルに変化して終
了する。この付勢信号が制御信号検出回路9より
出力されている間トランジスタ11はオンして可
聴周波増幅回路6に抵抗器12及び13を介して
電源端子+Bより電源を供給し、付勢信号が出力
されなくなるとオフして可聴周波増幅回路6の電
源路を遮断する。
一方トランジスタ11と並列にトランジスタ1
4が接続され、このトランジスタ14のベースは
抵抗器15及びスイツチ16を介して電源端子+
Bに接続される。そして受信機の動作確認時はス
イツチ16を閉成することによりトランジスタ1
4がオンして可聴周波増幅回路6に抵抗器12及
び13を介して電源端子+Bより電源が供給さ
れ、受信機が正常に動作するか否かの確認が可能
となる。そしてこのスイツチ16の閉成を持続す
ることにより通常の放送を任意に選局して受信す
ることも可能である。もつとも本受信機が緊急警
報放送受信用であるを考えれば、スイツチ16は
常時開放されて緊急警報放送受信待機状態にあ
り、動作確認が必要な時だけ閉成するような構造
とすることが好ましい。
また制御信号検出回路9の出力側は抵抗器17
を介して音量増大手段としてのトランジスタ18
のベースに接続され、トランジスタ18のコレク
タは検波回路4の出力側に接続され、トランジス
タ18のエミツタは可変抵抗器19及び抵抗器2
0を介して可変抵抗器5の摺動出力端子に接続さ
れ、更に可変抵抗器19の摺動出力端子が可聴周
波増幅回路6の入力側に接続される。そして通常
の放送受信時は可変抵抗器5の摺動出力端子と接
地間に発生する電位に略々比例した可聴周波信号
が抵抗器20及び可変抵抗器19の摺動出力端子
を介して可聴周波増幅回路6に供給されるも、緊
急警報放送受信時は制御信号検出回路9の出力側
に得られる付勢信号によりトランジスタ18がオ
ンするので、可変抵抗器5及び低抗器20、可変
抵抗器19の合成抵抗値で決まる電位に略々比例
した制御信号が可聴周波増幅回路6に供給され
る。したがつて可変抵抗器19および抵抗器20
の定数を選択することで緊急警報放送受信時は通
常の放送を受信する場合より常に大きい音量で出
力を取り出すことができる。また通常の音量調整
用である可変抵抗器5の音量ツマミの位置が最小
にあつたとしても緊急警報放送受信時には抵抗器
5,19及び20の合成抵抗値で決まる電位によ
り警報音の発生が可能である。
また制御信号検出回路9の出力側はダイオード
21及び抵抗器22を介してスイツチ手段として
のトランジスタ23のベースに接続され、トラン
ジスタ23のコレクタはスピーカ7のコイルの一
端に接続され、トランジスタ23のエミツタは接
地されると共に可聴周波増幅回路6の出力トラン
ス6cの2次巻線を介してスピーカ7のコイルの
他端に接続される。そして緊急警報放送受信時は
制御信号検出回路9の出力側に得られる付勢信号
によりトランジスタ23をオンしてスピーカ7の
信号系路を形成してたとえイヤホーンジヤツク8
にイヤホーンのプラグ(図示せず)が差込まれて
スピーカ7が切れていてもこれを付勢して警報音
を発生するように成す。すなわち通常の放送受信
状態ではイヤホーンジヤツク8にイヤホーンのプ
ラグを差込むとスピーカ7は回路的に遮断されて
イヤホーンのみで聞く状態となるので、斯る状態
で若し緊急警報放送があるとその放送を聞き逃す
恐れがある。そこで緊急警報受信時はイヤホーン
ジヤツク8にイヤホーンのプラグが差込まれてい
ても上述の如くトランジスタ23をオンしてスピ
ーカ7の信号系路を形成し、スピーカ7からも警
報音が放音されるようにする。なおダイオード2
1は大振巾動作の場合にトランジスタ23のエミ
ツタとコレクタの電位が逆転してオンとなるのを
防止するためのものである。
次に本実施例の動作を説明する。先ず受信機は
緊急警報放送を受けようとする放送局の周波数に
予め設定されているものとする。そして緊急警報
放送が開始されると、その放送電波がアンテナ1
で捕えられ、高周波回路2、中間周波増幅回路3
を経て検波回路4の出力側に検波出力信号として
導出される。そしてこの出力信号は緊急警報放送
のときは上述の如き制御信号を含んでいるので、
制御信号検出回路9により放送開始制御信号が検
出され、この信号に基づく付勢信号によりトラン
ジスタ11,8及び23が同時にオン状態とな
る。トランジスタ11のオンにより可聴周波増幅
回路6に電源が供給されてこの回路が動作状態に
入り、トランジスタ18のオンにより抵抗器19
及び20が可変抵抗器5と略々並列関係に配さ
れ、そしてトランジスタ23のオンによりスピー
カ7とイヤホーンが両鳴りの状態となる。
可聴周波増幅回路6の付勢により、抵抗器5,
19及び20を介して供給される放送開始制御信
号が可聴周波増幅回路6で増幅されてスピーカ7
より、或いはイヤホーンジヤツク8にイヤホーン
プラグがが差込まれているときはそのイヤホーン
からも警報音として放音され受信者の注意を喚起
する。そしてスピーカ7等からは警報音に引き続
いて警報内容が放音され、警報放送のアナウンス
が終ると放送終了制御信号が制御信号検出回路9
で検出される。この放送終了制御信号が検出され
ると制御信号検出回路9からは付勢信号が出力さ
れなくなるのでトランジスタ11がオフして可聴
周波増幅回路6の電源を遮断し、受信機は緊急警
報放送の受信待機状態に戻る。また放送終了制御
信号が検出された時点でトランジスタ18及び2
3もオフとなり、通常の放送受信のフアンクシヨ
ンモードとなる。
一方受信機が緊急警報放送時確実に動作するか
否かを確認したり、或いは通常の放送を聞く場合
にはスイツチ16を閉成する。このスツチ16の
閉成によりトランジスタ14がオンして可聴周波
増幅回路6に電源が供給され、検出回路4の出力
側に得られる可聴周波信号が可変抵抗器5で調整
されて可聴周波増幅回路6に供給され、こゝで増
幅されてスピーカ7より放音される。もつともイ
ヤホーンで聞いているときはスピーカ8は切れて
イヤホーンのみより放音される。そしてこのスピ
ーカ7等より放音される音量は可変抵抗器5の可
変により通常の音量操作として調整され、設定さ
れる。斯る動作より、少くとも制御信号検出回路
9やトランジスタ11等に異常がなければ通常の
受信系路は正しく動作していることが確認され
る。
また通常の放送を聞きたい場合はスイツチ16
の閉成をそのまゝ持続し、選局動作を行なえばよ
い。
上述の如く本考案によれば、受信機の動作確認
時や通常の放送受信時の音量よりは緊急警報放送
受信時は更に大きい音量で放音できると共にたと
え音量ツマミの位置が最小になつていても放音で
き、しかもイヤホーンを使用中でもスピーカより
放音できるので、受信機が如何なる環境や状況に
配されていても確実に緊急警報放送を伝達するこ
とができる。
また緊急警報放送待機状態ではアイドリング電
流の大きな可聴周波増幅回路の電源を完全に遮断
するような構成としたので、消費電力の面からも
有益であり、特に電源としてその電力容量に限度
があるバツテリ等を用いる場合には極めて有用で
ある。
なお上述の実施例では本考案をAM放送電波専
用の受信機に適用た場合を例にとに説明したが、
これに限定されることなく、AM放送電波とFM
放送電波の両方を受信できる受信機の場合も適用
でき、また緊急警報放送がその他の放送電波例え
ばFM放送電波を介して行われるような場合は周
波数弁別回路の後段に制御信号検出回路を配して
同様の作用効果を得ることもできる。また可変抵
抗器19は固定抵抗器としてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す回路構成図であ
る。 4は検波回路、5,19は可変抵抗器、6は可
聴周波増幅回路、7はスピーカ、8はイヤホーン
ジヤツク、9は制御信号検出回路、11,14,
18,23はトランジスタ、16はスイツチであ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 受信された放送信号から復調信号を得るための
    検波回路と、 該検波回路の出力が音量制御回路を介して供給
    される可聴周波増幅回路と、 該可聴周波増幅回路の出力が供給されるスピー
    カと、 緊急警報放送が受信された際には警報のための
    制御信号が出力される制御信号検出手段とを備え
    た緊急警報放送受信機において、 該制御信号検出手段から出力される制御信号に
    対応して上記音量制御回路の出力信号を増大させ
    るための音量増大手段と、 上記スピーカに直列接続され上記制御信号検出
    手段から出力される制御信号に対応して導通状態
    が設定されるスイツチ手段と、 上記直列接続されたスピーカ及びスイツチ手段
    の両端及び共通接続点に接続されイヤホーンプラ
    グが挿入されたときにはこのイヤホーンが上記ス
    ピーカと並列的に挿入されイヤホーンプラグが挿
    入されないときには上記スイツチ手段の両端が結
    線されるイヤホーンジヤツクとを備え、 通常放送受信時においてはイヤホーンあるいは
    スピーカが選択的に使用され、緊急警報放送が受
    信されたときにはイヤホーンを使用している場合
    であつてもスピーカからも警報音が発せられしか
    もこの警報音は通常放送受信時の音量が小さく設
    定されている場合であつても所定の音量が確保さ
    れるようにしたことを特徴とする緊急警報放送受
    信機。
JP1980038949U 1980-03-25 1980-03-25 Expired JPS6123879Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980038949U JPS6123879Y2 (ja) 1980-03-25 1980-03-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980038949U JPS6123879Y2 (ja) 1980-03-25 1980-03-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56142156U JPS56142156U (ja) 1981-10-27
JPS6123879Y2 true JPS6123879Y2 (ja) 1986-07-17

Family

ID=29634434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980038949U Expired JPS6123879Y2 (ja) 1980-03-25 1980-03-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6123879Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4580821B2 (ja) * 2005-06-03 2010-11-17 シャープ株式会社 緊急警報放送受信装置、及び緊急警報放送受信方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4878812A (ja) * 1972-01-22 1973-10-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4878812A (ja) * 1972-01-22 1973-10-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56142156U (ja) 1981-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6123879Y2 (ja)
JP5439471B2 (ja) 緊急放送受信機
JPS6114207Y2 (ja)
US3122705A (en) Conelrad warning device
JPS6320194Y2 (ja)
US6181916B1 (en) Communication system and mode-changing method for same
JPS6123880Y2 (ja)
US9270307B2 (en) Method and apparatus for improving audio reception in a paging device
JP4479411B2 (ja) ラジオ受信機
JPS6123881Y2 (ja)
JPS58123236A (ja) 緊急警報信号受信機
KR850001791Y1 (ko) 메 가 폰
JP2531263B2 (ja) 無線選択呼出受信機
JPH0741210Y2 (ja) 音響装置
JP2982217B2 (ja) 可聴音再生機能付無線選択呼出受信機
JPH0614620B2 (ja) 緊急警報受信機
JPH01141498A (ja) 遠隔制御装置
KR880000209Y1 (ko) 경보방송 수신장치
JPS6318730A (ja) 受信機
JPH0628839Y2 (ja) 受信装置の電源制御回路
JPS6286925A (ja) 緊急警報放送受信機
JPS6318729A (ja) 緊急警報受信機
JP2532990B2 (ja) スピ―カ―回路
JP2776975B2 (ja) テレビジョン装置
JPS6134700B2 (ja)